●「業界を選んだ理由」「企業を選んだ理由」「自身のスキル・経験のアピール」「具体的なエピソード」を盛り込むことで評価の高い志望動機を作成することができる。
●志望動機を書く際には「結論」「具体的な理由」「入社後の働き方」の順に書くと、伝わりやすい構成になる。
コンサルティング業界は、事業規模が大きく海外に展開している企業が多いことから、グローバルに働くことができる点や年収が高いという印象が強く、特に高学歴層の就活生から人気が毎年高い業界です。
ライバルが多いからこそ、志望動機の質を上げなければ内定を勝ち取ることはできません。
本記事では、激戦であるコンサルティング業界の中で選考を勝ち抜くためのポイントや志望動機を書く際に抑えておくべきポイント、書き方のフォーマットなどについても紹介します。
また、実際に選考通過したES例文も掲載しているので、是非参考にしてみてください。
コンサルティング業界で評価される志望動機を書くために
志望動機を書くのであれば企業に評価をされる志望動機を書きたいと考えている人が大半でしょう。
評価をされる志望動機を書くためには重要なことは下記の2つのポイントを盛り込むことです。
・企業を選んだ理由「なぜこの企業を志望しているのか」
これを明確にし、志望動機を作成するために重要なことは[業界理解][職種理解][企業理解]です。
そこで本記事では、これらのポイントを把握できるよう次の章から詳しく説明していますので、是非参考にしてみてください。
コンサルティング業界の動向
ここでは、コンサルティング業界の動向についてお伝えしていきます。
コンサルティング業界の所属する企業は、下記のように専門とする分野によって分類分けされています。
・企業戦略の策定・アドバイスを実施する[戦略系]
・経済や政治・醸成に関する分析・研究をおこなう[シンクタンク系]
・ITを用いて企業の課題を解決する[IT系]
・人事・採用戦略を考える[人事系] など
コンサルティング業界全体の業績は顧客ニーズの増加に伴い好調な企業が多いです。
これらの分野の中で、特に需要が高まっているコンサルティングファームが[IT系]です。
DXの推進やリモートワークの導入・推進などの影響もあり、IT化に関する需要が伸びています。総合系のコンサルティングファームの中でもIT分野に力を入れる企業も多く、今後もニーズは高止まりすると予測されます。
その他にも市場競争が激化していることから[戦略系]ファームや、有効友人倍率も高止まりを見せている昨今において企業成長に「人」は欠かせないこともあり、人事戦略・人事開発を提供する[人事系]ファーム(業界・業務特化型ファーム)も重要度を増しています。
コンサルティング業界の動向について詳しく知りたい就活生は、以下の記事を参考にしてください。
本記事ではM&Aやコロナウイルスの影響といったコンサルティング業界の最新の動向だけでなく、志望動機・自己PRの書き方についても紹介していますので、ぜひあなたの選考対策に役立ててください。
コンサルティング業界の分類
前述の動向でもお伝えしている通り、コンサルティング業界は分野に応じて分類分けされています。
そのため、ここではそれぞれの分類について詳しく解説していきますので、それぞれの分野の特徴や差別化ポイントを勉強していきましょう。
戦略系コンサルティングファーム
戦略系コンサルティングファームは、企業の経営課題を発見し、その解決のためのプランを立てて、実行までを担っています。
特に企業戦略・事業戦略を得意とし、大手や外資系の顧客を中心としています。企業全体に関わる課題を依頼されることが多いため、経営層との接点が多いことが特徴です。
戦略系コンサルティングファームには、外資系の企業も多くグローバルに展開している企業が多数あります。
また企業によって介入できる範囲は異なりますが、戦略を示すだけでなく、実際に企業に入り込んで戦略立案から実行までおこなうこともあるようです。
総合系コンサルティングファーム
総合系コンサルティングファームは、戦略系コンサルティングファームと同様、企業が抱える課題に対する戦略立案をおこなうと同時に、戦略の実行や業務の改善、ITのシステムの導入、業務の代行など幅広く顧客の課題解決をサポートします。
IT系コンサルティングファーム
IT系コンサルティングファームは、その名の通りITの活用を主軸に企業の経営課題を解決していくコンサルティングをおこないます。
ITの活用というのは主にEPR(Enterprise Resource Planning)と呼ばれる基幹システムの導入のことを指します。これはマーケティングのためのツールとして利用されたり、店舗ごとの売上、原価計算といった経理・会計など様々な場面で使われるシステムです。
業務効率化や人手不足の解消が叫ばれる今、こういったシステムを導入する企業は増えているため需要は日々増しています。
シンクタンク系コンサルティングファーム
シンクタンク系コンサルティングファームは、企業や官公庁などに対して、経済情勢や社会情勢、政策などのリサーチをおこない、顧客の課題解決や、将来の予測をするファームです。
最近では、リサーチだけに留まらず、そのノウハウを活かした経営コンサルティングやマネジメントをおこなう企業も増えています。
業界・業務特化型コンサルティングファーム
これまで紹介してきた分類以外の、人事や財務・建築など特定の業務分野に特化したコンサルティングファームです。
医療や金融といった業界に特化したファームや赤字企業に対する事業再生事業に特化しているファームなど多種多様なコンサルティングファームが存在しています。
コンサルティング業界の職種
ここでは、コンサルティング業界の具体的な職種内容について解説していきます。
職種によって業務内容も異なってくるため、「自分がやりたいことは何なのか」を意識しながら見てみてください。
パートナー
パートナーは一般企業で言う営業職のように自社で請け負う案件を獲得したり、獲得した案件を企業内の社員に振り分けたりする役割があります。
またコンサルティングファーム自体の経営をする役職を指す場合もあり、「ディレクター」「ヴァイスプレジデント」「プリンシパル」などの名前で呼ぶ企業もあります。
コンサルタント(シニアアソシエイト、アソシエイトなど)
コンサルタントの主な業務は、顧客が抱えている悩みをヒアリングし、解決方法を提案する、実行のサポートなどです。
企業や分野によって異なりますが、提案した解決策を実行するために、顧客の企業の内部に入って実務をサポートする場合もあります。
アナリスト
アナリストの仕事は主に情報収集・分析・資料作成です。
具体的には、会議の議事録の作成、先輩に同行してクライアントにインタビューをするなど、コンサルタントのサポート業務が多く、新卒は入社後アナリストとして働くことが一般的です。
コンサルティング業界で働く魅力
ここではコンサルティング業界で働く魅力についてお伝えしていきますので、業界を志望した理由を考える際の参考にしてみてください。
成長できる環境が整っている
コンサルティングの業務は企業の根幹を担う業務が殆どであるため、一般企業と比較すると業務範囲が幅広いです。
取引先の担当者は、社長や経営者層といった重役であることが多く、経営者視点で物事を考える必要があるのと同時に重役と折衝していくため、業界の最新情報やトレンド情報のインプットを続けることが求められます。
また、クライアントから無理なオーダーを受けた場合であっても、毅然とした態度で対応できる能力も必要です。
このように他業界と比べると1つ上の視点で物事を考え行動することが求められる業界であるため、社会人としての成長スピードは早いと言えるでしょう。
社会貢献度が高い仕事ができる
コンサルティング業界の主な役割は、企業成長・業績改善のサポートです。
自身が携わったプロジェクトによって企業の業績が上がる、もしくは倒産を免れるなど企業の命運が分かれるといった大きな仕事を担うこととなります。
企業の業績を上げることは、日本社会・経済の好循環にも直結するため、コンサルティング業界の仕事のスケールの大きさと社会貢献度の高さは魅力の1つと言えるでしょう。
様々な企業に携わることができる
コンサルティング業界では、幅広い業種・業界の企業が顧客となります。
他業界であれば、自社が所属する業界に関する知見知識を身に着けていくことが一般的であるのに対し、コンサルティング業界の場合には、クライアント先の業界のコンサルティング業務をすることにより、他業界に関する知見・知識を吸収することができます。
また複数のクライアントと携わることで、業界・業種によってビジネスモデルや収益構造が異なるなど、様々な気付きを得ることができることも魅力の1つです。
グローバルに活躍することもできる
コンサルティング業界で知名度の高い企業は外資系であることが多く、コンサルティング業界を目指す学生の中には外資系企業で働きたいと考えている人もいるかと思います。
外資系企業の場合、拠点が海外に多数あるため世界各地で活躍することができるなどグローバルな働き方ができます。
日系企業の中にもM&Aなどにより海外拠点を持つ企業もありますが、よりグローバルな活躍を目指す場合には、外資系企業を選ぶと良いかもしれません。
給料が高い
企業の根幹を担う業務を行っていることもあり、コンサルティング業界は他業種に比べても給与の高い業界の1つです。
比較的業務はハードな点が多いですが、その分の見返りが充分に期待できるという点も業界で働く上での魅力の1つと言えるでしょう。
企業を選ぶ際の指標の1つとして給料や福利厚生を見るのはもちろん良いですが、志望動機で「労働条件が良いから志望した」と伝えてしまうのは避けましょう。
企業は採用活動を通して、自社に貢献してくれる人材を探しているため、より熱意を持って働いてくれる就活生を採用したいと思っています。
そのため給料が高いという魅力は就活生の心の中だけに留めておき、志望動機では、企業で成し遂げたいことを具体的に伝えるようにしましょう。
外資・日系コンサルティングファーム別ランキングや役職別ランキングも掲載しているので是非確認してみてください。
コンサルティング業界で求められる人物像
ここではコンサルティング業界で求められる人物像についてお伝えしていきます。
志望動機を伝える際には、自分自身の強みと求められる人物像をリンクさせて伝えることで、高評価を得る可能性が高いため、しっかりチェックをしておきましょう。
情報収集力のある人
コンサルティング業務には答えがありません。答えがない中で現状分析をおこない、課題を見つけ、戦略を立案するという役割を担っています。
そのため、課題を見つけるために情報収集する力は必要不可欠です。また、ただ闇雲に情報を収集するのではなく、課題の根幹となっていそうな点に的を絞り、効率的に情報を収集していくことも大切なスキルと言えるでしょう。
分析力のある人
情報収集して集めたデータをもとに、課題を追求していくためには分析力が必要です。
分析は基本的に数字分析が主となりますので、ある程度数字に強い方が好ましいでしょう。
また、EXCELなどを用いて計算をすることとなるため、基本的なPCスキル以外にもEXCELで関数が組めた方が効率的に作業を進めることができます。
論理的思考力のある人
分析の結果をもとに、課題解決の糸口を導き出していきますが、その際には論理的思考力が問われます。
解決策を提示するためには、数字の結果をもとに筋が通る答えを導き出すことが求められるため、理にかなった提案ができなければコンサルタントは務まりません。
コンサルティング業界の選考では地頭力を問われる試験が多い傾向にあるのは、そのためです。
コミュニケーション力のある人
最後にコミュニケーション力もコンサルティング業界には欠かせないスキルです。
クライアントの要望を正しく聞き取るため、自分の意見や提案したい戦略をわかりやすく説明するためなどに役立ちます。
また、コンサルティングの仕事は1人では遂行できる業務は少なく、基本的にはチームやプロジェクトを組んで遂行していきます。そのため社内でミスコミュニケーションを起こさないためにもこの能力は必須と言えるでしょう。
評価される志望動機を書く3つのポイント
ここまで、コンサルティング業界の動向や魅力、求める人物像についてお伝えしてきました。
以下では求める人物像を踏まえた上で、評価される志望動機を書くために抑えておくべきポイントについてお伝えしていきますので、是非参考にしてください。
志望理由を明確にする
まず1つ目に「コンサルティング業界を選んだ理由・企業を選んだ理由について」を明確に記載することです。
冒頭からお伝えしている通り、数ある業界の中から、なぜコンサルティング業界を選んだのか、その理由は他の業界では成し遂げることのできないのかを深堀りして納得感のある志望理由を導き出してください。
企業を選んだ理由についても同様です。コンサルティング業界とひとくくりにしても扱う分野によっても業務内容は異なりますし、仮に戦略系コンサルファームを選んだとしても同様の業態の企業は複数あります。
複数のコンサルティング企業を見比べて、志望企業でなければならない明確な理由を考えてみましょう。
スキルや経験をアピールする
2つ目にコンサルティング業界で活躍できることを証明する経験やスキルについてもアピールしましょう。
採用担当者は、企業で活躍してくれる可能性の高い人材を採用したいと考えているため、前述の通り企業が求めている人物像に合致している人の方が評価は高くなります。
そのため、志望動機に「私は企業の求めている人物像ですよ」ということを伝えられるようにスキルや経験を通して記載しておくことが重要です。
具体的なエピソードを交える
3つ目にスキルや経験をアピールした根拠を示すために具体的なエピソードを伝えましょう。
採用担当者からすると、「いくらスキルや経験があると言っても本当にそうなのか、選考に受かるために嘘をついているのでは・・・」と疑心悪鬼となってしまう可能性も考えられます。
そのため、具体的なエピソードを書くことによって、確証を示すことで評価を得ることができるでしょう。
評価される志望動機の書き方フォーマット
志望動機で書くべきポイントが定まったら、志望動機の書き方フォーマットに沿って書いていきましょう。
志望動機の書き方にもコツがあるため、オリジナルの構成を考えるよりもシンプルでわかりやすい文章構成(フォーマット)で書く方が採用担当者にも伝わりやすいですので、是非下記を参考に作成してみてください。
結論から書く
まずは、志望動機を一言で記載します。長々と書いてしまうと何が最も伝えたいことなのかが伝わらないため、要点を絞り一文で簡潔に結論のみを書くことが大切です。
具体的に理由を説明する
志望理由を一言で記載したら、次に具体的にその理由を書き出します。
業界を志望した背景や企業を選ぶまでの過程などについて説明しましょう。過去の自分の体験やエピソードなどがあればそれを交えて記載していきます。
志望動機では企業に対する熱意も見られているため、より具体的に記載した方があなたの思いが伝わるでしょう。
例②参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(KPMGコンサルティング24卒)
入社後の働き方について述べる
最後に入社後にどのように活躍したいのか、どのような働き方をしたいのかなど入社後の決意を伝えて文章を終えます。
この際に自分自身が持っているスキルや能力についても触れることで、自己PRにもなると同時に具体性が増し、面接官にあなたが入社後に働いているイメージを想像してもらいやすく、印象に残すことができるでしょう。
志望動機の考え方、書き方を詳しく知りたい就活生は下記をご覧ください。
本記事では、志望動機に必ず含んでおいた方が良い4つのポイントを紹介しています。
「志望動機の書き方について知りたい」「評価される志望動機を作成したい」と考えている就活生は是非参考にしてみてください。
コンサルティング業界の志望動機例文
ここでは、どのように書けば良いのかをより具体的に知りたいという就活生のために、実際に選考を通過したESの志望動機の例文をご紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
戦略系コンサルティングファームの志望動機の例文
→字数が200字と限られている中で、「志望理由・その理由・○○社を選んだ理由」を明確に述べられています。また自分のキャリア観など人間性もアピールできる内容となっている点も評価されるポイントです。
参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(マッキンゼー・アンド・カンパニー23卒)
総合系コンサルティングファームの志望動機の例文
私はスターバックスのアルバイトで、マイタンブラー持参や紙ストロー使用推進による脱プラスチックの貢献に努めた。自らの働きかけによって人々の意識に変化を与え、SDGsの推進に寄与することに強くやりがいを感じた。多様なサステナビリティ戦略事例を持つ貴社であれば、社会に大きな影響を与えることができると考える。
また、貴社の企業理念の1つである「多様な個人の尊重」において、自身の強みである適応力を活かすことができると感じている。私は高校3年間を生徒の3分の1が帰国生という国際的な環境で過ごしたことで個々が持つ違いの素晴らしさに気がつき、異文化受容力を身につけた。自分の価値観と合致した理念を持つ貴社で、多様な意見を活かすことで高みを目指すことに貢献したい。
→業界・企業について、よく調べられており、熱意が伝わる文章です。
また自分自身の経験についても丁寧に説明されているため、志望理由が伝わりやすいのと同時に個人の価値観が伝わる内容となっている点も評価できます。
参照元:unistyle/内定者本選考ES(アビームコンサルティング25卒)
1点目は、社会に与える影響力が大きいことです。私は大学で健康政策について学んでおり、人々の健康寿命を伸ばすことに貢献したいと考えています。
一度はヘルスケア産業の大手メーカーへの就職も検討しました。しかし、1つのメーカーで働くよりも、コンサルタントとして多数の企業と関わる方が、より大きく社会の健康に貢献できると考えるようになりました。また、御社の座談会では、若手社員のうちから裁量権を与えてもらえると伺いました。早期から社会の健康づくりに貢献できる環境に魅力を感じています。
2点目は、ワンプール制が大変魅力的であることです。急速に変化する社会に対応するためには、幅広い分野の知見を持つことが必要だと考えます。専門分野に縛られない御社の制度の中で、私自身の人材としての希少性を高めながら、どんなプロジェクトに取り組むときもお客様に最善の提案ができるコンサルタントになりたいと考えています。
→ベイカレント・コンサルティングの志望動機は、動画で撮影する仕様となっています。その中でも、志望理由を2つにまとめ端的に伝えられています。また、自身が大学で学んでいることと志望動機に一貫性があり好印象を受けます。
2つ目の志望理由の中で、職業観について触れており、その内容から成長意欲が感じられ、企業貢献をしてくれるのではないかという印象を与えており評価できます。
参照元:unistyle/内定者本選考ES(ベイカレント・コンサルティング25卒)
シンクタンク系コンサルティングファームの志望動機の例文
1つ目は『日本が抱える社会課題の解決に挑戦したい』からです。私は資源の乏しい日本において、エネルギーの安定供給を実現したいという想いから、電力の一選択肢である原子力の研究を行っています。しかし原子力には建設・運用・廃炉だけでなく、インフラ整備、発電所周辺の自然環境の保存、地域住民の理解の獲得など様々な課題があり、課題解決には産学官それぞれが連携する事が必要です。官公庁から民間企業まで多くの関係者を繋ぎまとめ、研究提言から社会実装まで一貫して行える貴社で、課題解決に挑戦したいと思います。
2つ目は『複数の専門性を掛け合わせ、チームで社会課題に挑戦出来る環境』に魅力を感じたからです。私はインターンシップで「原子力に関する情報発信戦略」に取り組みました。その中では原子力だけでなく、再生可能エネルギーなど異なる専門知識を持った研究員の方々にヒアリングを行い、多角的な視点からテーマを深く検討出来ました。貴社には様々な専門性を持つ研究員の方々が在籍しています。1人の専門性だけでは解決出来ないような社会課題にも、チームで協働し挑戦出来る環境に大きな魅力を感じ、そんな環境に身を置いて自分の専門性を活かし、成長していきたいです。
→自分自身のビジョンや将来的に成し遂げたいと感じていることと志望動機をうまくリンクさせて書けています。
また、2つ目の志望動機の中で、個人ではなくチームで働くことに魅力を感じている点や実際にそのように活動してきたといった内容が盛り込まれているため、入社後に働く姿想像しやすいという点も評価できます。
参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(三菱総合研究所(MRI)23卒)
私は他人の成功の縁の下の力持ちになることをやりがいとしている。部活動で仲間が試合でミスを繰り返し、悩んでいた。そこで、私はその仲間が何をやるべきかを共に考え、練習まですることで、その仲間が試合で活躍することを、自分の成功よりも嬉しく思った。
また、私の強みである「人の成功のために寄り添う姿勢」により、人の成功を支えることが私のやりがいであると感じた。貴社のグループが長年築き上げた我々の生活に不可欠な金融システムにより、人々の生活の縁の下の力持ちになりたい。特に、貴社のグループは日本への大きな影響力があるので、日本の多くの人の生活の利便性を向上させられると考えている。その貴社で私の強みを貫く所存である。それにより、日本を支える貴社の成長に貢献でき、日本の人々の生活を支えていく確信がある。
→企業に貢献したいという思いが伝わる志望動機となっています。自身の経験からそれが実現可能であることが伝わり、入社後に活躍する姿が想像できる点で評価できます。
参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(日本総合研究所24卒)
上記例文の他にも就活支援サイトunistyleでは選考通過者のESを7万件以上掲載しています。 下記画像からサイトに移動できるので、是非ES作成の参考にしてください。
まとめ
本記事ではコンサルティング業界の志望動機の書き方についてお伝えしてきました。
コンサルティング業界は人気が高い業界の1つであるため、志望動機のレベルも高くなります。志望理由をなぜ?なぜ?と掘り下げて、自身の経験と結びつけつつ、ロジカルな構成で制作しましょう。
まずは、業界研究・企業研究をおこない、自分の強みと企業が求める人物像とのマッチングを確認し、具体的かつ説得力のある志望動機を作成してみてください。
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このように就活に関する悩みは人それぞれでしょう。
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