人々の安心や安全を守るという役割を担う警備業界。
社会情勢の変化が激しくなるとともに人々の安全への意識も強くなりつつある現代では、警備業界への注目も高まっています。
本記事ではそんな警備業界の特徴や志望動機の作り方について解説していきます。
警備業界の特徴
ここでは警備業界の動向・業種・職種について解説していきます。
警備業界の動向
ここ10年ほどの間、警備業界全体の売上高は増加傾向にあります。その要因の1つとして挙げられるのが、「家庭向け警備」の需要増加です。
家庭向け警備とは、セコムやアルソックなど一般的に想像されるような家庭内セキュリティシステム、子どもの見守りシステムなどのことを指します。
これに対してオフィスなどの施設や事業所などに関する警備を法人警備と呼びます。
従来は法人警備への需要が高かった日本社会ですが、近年の詐欺事件や個人情報の漏洩問題などの増加に伴って個人の安心・安全に関する意識が高まり、家庭向け警備の需要が増加しています。
また、日本の国内人口が減少しているのに対し、警備需要は東京オリンピック等の影響でさらに増加していくと予測されています。
そのため、警備員を配置する常駐警備に加えてセンサーやウェアラブル端末、ドローンなどのIT技術を活用した機械警備も注目を集めています。
これらのことからも分かるように、警備業界の動向は社会課題と連動しています。
今後少子化と高齢化が進む日本においては、子どもの安全と高齢者の介護という2つの課題と向き合っていく必要があり、警備業界はその点において大きな役割を担っているといえるでしょう。
警備業界についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
警備業界の4大業務
一般的な警備業務は、主に以下の4つの業務に分けられます。
❏施設巡回警備
事務所や遊園地、興業施設、住宅、駐車場などにおける盗難等の事故の発生防止を目的とした警備業務です。
日本における警備業務の需要の約50%を占めるのがこの施設巡回警備になります。
❏交通・雑踏警備
道路などの人や車両が行き来する場所における負傷等の事故の発生防止を目的とした警備業務です。
❏貴重品警備
運搬中の現金や美術品などの盗難等の事故防止を目的とした警備業務です。特殊車両に乗車して行うため、「貴重品運搬警備業務検定」という資格も存在します。
❏身辺警備
人の身体に対する危害の発生を身辺で防止する警備業務です。いわゆるボディガードのことを指します。
警備業界の主な職種
❏警備職
警備職には常駐警備と機械警備の2つがあります。
常駐警備とはいわゆる世間一般的な警備員のことを指し、機械警備とは機器のメンテナンスや障害対応などを行う仕事のことを指します。
❏企画職
警備に関する新商品や新サービス、他社との業務提携などの企画を行う職種です。
❏営業職
個人や法人のお客様に対して自社製品の営業を行うという職種です。
個人営業の場合、ハウスメーカーを経由して家庭向けのセキュリティシステムの営業を行うような場合もあります。
❏技術職
警備機械やシステムの導入工事、設計などを行う職種です。
警備業界に求められる人物像
警備業は人々を事件や事故のリスクから守り、安心・安全な暮らしを提供するという仕事です。
そのため、「人々の安心を守りたい」「安全な社会を創りたい」といった想いは少なからず必要になるでしょう。
そのうえで、社会に対するアンテナの高さや臨機応変な対応力も求められます。
「警備業界の動向」でも述べたように、警備業界は社会情勢の変化や社会課題によって大きく影響される業界です。
特に、これからの時代はグローバル化や価値観の多様化が進む中で社会全体の変化速度がさらに速くなると予想されます。
社会の変化をいち早く察知し、その時代の消費者のニーズに合わせて行動していけるような人材が求められるのではないでしょうか。
警備業界内定に必要な3つの「なぜ」
本記事でも述べているように警備業界には様々な業種、職種が存在するため、自らの志望企業や志望職種に対してより説得力のある志望動機を伝える必要があります。
なぜ志望するのか、なぜ自分なのかをシンプルかつロジカルに伝えましょう。
なぜ警備業界なのか
「警備業界に求められる人物像」でも述べたように、人々の安心安全を守りたいという想いは必要になるでしょう。
そのうえで自分がどんな経験や価値観から警備業界に関心を持ったのかを具体的に伝えていきましょう。
なぜその企業なのか
同じ警備業界の中でも社風や製品領域は様々です。
特に警備業界は売上高1位のセコムが圧倒的な地位を築いているため、他社との差別化は重要になります。
自分がその会社のどこに共感したのかを分かりやすく伝えましょう。
なぜ自分が向いているのか
志望動機においては、単に志望理由を伝えるだけでなく「なぜ自分が向いているのか」という活躍理由も伝えていく必要があります。
「警備業界に求められる人物像」で述べた社会に対するアンテナの高さや臨機応変な対応力をはじめ、各職種への業務理解を深めながら必要な強みを推測してアピールしていきましょう。
志望動機の書き方
情報収集や自己分析を基に、伝えることが決まれば、あとは書くだけです。必ずしもオリジナルの構成にする必要はありません。
シンプルでわかりやすい文章構成が、相手を意識した書き方であり、読んでもらうコツです。
文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうことで、「て・に・を・は」、接続語、「です・ます」調など細部まで整えましょう。
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
志望動機の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
警備業界の志望動機の例文
実際に選考を通過したESの志望動機の例文から、クオリティと書き方を学び、自身の書類に活かしてください。
セコムの志望動機の例文
私は学生時代にバックパッカーとして20カ国以上の国々を訪れ、日本のセキュリティレベルの高さを実感しました。
海外では窃盗などの犯罪行為からテロの危険まで、様々な危険が存在しています。
特にこれからの時代はグローバル化やビッグデータの活用などが進み、個人の安全が脅かされる可能性はさらに増大していくと考えます。
そこで日本の警備業界を牽引し、海外展開にも積極的に取り組んでいる貴社の一員として日本の「安心・安全」を世界中に広げていきたいと強く思いました。
実際の業務においては時代の流れに合わせたセキュリティを追求していく必要があると思いますが、そこで私の強みである「行動力」を活かすことができると考えています。
3年間続けている居酒屋のアルバイトではホールリーダーとしてスタッフに指示を送り、店舗の状況に合わせて臨機応変な対応をすることで円滑に業務を進めてきました。
貴社においても社会変化に合わせて臨機応変に行動を起こし、「まだ見ぬ安心」を追い求めていくことができると考えています。
→上記の志望動機の構成例とほぼ同じような構成で書けており、分かりやすい文章です。
「世界中の人々に安心・安全を届けたい」という志望動機は業界トップで海外展開を進めているセコムだからこそ可能な夢であるため、他社との差別化もできていると言えるでしょう。
綜合警備保障の志望動機の例文
私は大学時代に2年半、サッカースタジアムでアルバイトを続けてきました。
主な業務内容は席案内や試合中の警備ですが、人々が非日常的な空間で貴重な時間を楽しむ瞬間をサポートすることにやりがいを感じてきました。
そこで、今後は現場での業務に限らず警備サービスや商品の立ち上げから携わることで人々の日常や非日常の瞬間を守りたいと考えたため、警備業界を志望しています。
中でも貴社を志望するのは、社員の方々とお会いする中で常に「ありがとうの心」を持って業務に取り組む姿勢や自らの仕事に誇りを持って働かれている姿に魅力を感じたためであり、貴社の一員としてお客様と社会の安全・安心のために最善を尽くしていきたいという想いから貴社を強く志望しています。
→こちらの志望動機も基本的な構成はよくできています。
特にアルバイトという経験からどんなことを感じ、そこからどのような夢ややりたいことが生まれたのかという流れがスムーズに書けています。
セントラル警備保障の志望動機の例文
現代の日本社会は人口減少や少子高齢化といった社会課題を抱えているとともに、AIやIoTといった技術革新も急速に進んでいる。
そのため人による警備だけでなく、人と技術力の融合による質の高い警備サービスを目指していく貴社であれば、今後さらに変化が進んでいく日本社会においても革新的なサービスの提供を継続していくことができると感じた。
そして、私は主体的に行動できることが強みであり、貴社の求める自律型人材として活躍することができると考えている。
体育会野球部の活動ではチーム全体の課題と練習内容との齟齬を感じ、自ら練習メニューを提案し採用してもらったという経験がある。
貴社においても自ら考え、行動し続けることで常に会社に変革をもたらせるような人材として活躍していきたいと考えている。
→基本的な構成は◎です。
ただ、「人と技術力の融合による質の高いサービスを目指していく貴社であれば」という部分からも分かるように、やや抽象的な表現が目立ちます。
なぜその会社なのかを事業面や社風、社員の方々の特徴などから具体化していくことが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事をもとに警備業界の動向や求められる人物像をしっかりと理解し、ロジカルで具体的な志望動機を作成して志望企業の内定を勝ち取りましょう。
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