●臨床検査技師の志望動機は結論から書く。最初に結論を共有すると、読み手は情報を整理しながら読み進められることで、より納得感を得やすく、印象に残りやすくなることが期待できる。
●臨床検査技師の特徴を理解し、自己PRを深掘りすると、説得力のある志望動機を書くことができる。
臨床検査技師は、主に医療機関で臨床検査とよばれる患者の身体の状態を調べることで、意思による審査や診断のサポートをおこなう仕事です。
臨床検査技師が検査をしなかったら、医師は病気を判断することも治療することもできません。
裏方でありながら医療現場に欠かすことのできない存在として、患者の命を守る仕事と言えます。
臨床検査技師の志望動機を書く際のポイント
臨床検査技師は病院やクリニック、健診センター、保健所、検査センター、製薬会社など、様々な場所で活躍できます。
また、国家資格に合格する必要があることから、社会的な信用度が高く、年齢を問わずに働き続けやすい職種であることも魅力の1つでしょう。
ここでは、このように魅力的な職種である臨床検査技師の志望動機を書く時のポイントについて紹介します。実際に志望動機を書く際の参考にしてみてください。
なぜ臨床検査技師を目指しているのか
まずは、なぜ数多くある医療系の仕事の中で臨床検査技師を志望しているのかを端的に伝えましょう。
例えば、「検査によって患者さんの命を守る臨床検査技師の仕事に惹かれ、志望いたしました」など、臨床検査技師を志した動機がはっきりと分かるものが良いです。
ただ書くのではなく、「なぜ目指しているのか」を深掘りすることで志望動機に説得力が増すでしょう。
なぜ志望施設で働きたいのか
前章でもお伝えしましたが、臨床心理士は、病院やクリニック、健診センター、保健所、検査センター、製薬会社など、様々な場所で活躍することができます。
そのため、志望動機を作成する際には、なぜその職場を選んだのか、
なぜその施設で働きたいのか、そこでどのように活躍したいと考えているのかという点を自分の価値観を交えて明確にしましょう。
自分の価値観を交えることで、施設の良さを挙げるだけではなく、その施設だからこその理由を採用担当者に伝えることができます。施設側はあなた自身がなぜこの施設を選び、何を成し遂げて貢献していきたいのかを知りたいため、あなたの価値観と施設の特徴を見比べ合致している点を探し、合致した内容を志望動機に盛り込んでいくと良いでしょう。
臨床検査技師でアピールすべき強み
志望動機を通し面接官は、臨床検査技師になりたい・自施設に入職したいという熱意の他に臨床検査技師としての素養があるか、入職後活躍できる人材かどうかという点も見極めようとしています。
そのため、自身が臨床検査技師に向いていることを、アピールできるポイントを見つけましょう。
臨床検査では正確さと集中力が求められることが一般的であるため、このような素養を持っている人であれば、それをアピールすると良いでしょう。その他にも、臨床検査技師は医師の指示のもとに検査をおこなう業務のため、医師はもちろん、他の医療従事者や患者との関わりにおいて、柔軟で的確なコミュニケーションをとることが求められます。学生時代にアルバイトなどで、コミュニケーション力を磨いていればアピールポイントになります。自己分析をおこない、自分自身の性格を深堀しておくと、より説得力のあるアピールができます。自己分析のやり方についてより詳しく知りたい人は下記を参考にしてみてください。
しかし、その重要性や目的をしっかりと理解しないままおこなってしまうと、浅い自己分析となり、就活で失敗する原因になります。
就活を始めたばかりの人、自己分析について悩んでいる人、自己分析を見直したいと考えている人は是非参考にしてください。
臨床検査技師の志望動機の書き方
志望動機を実際に書く際は以下のフレームワークに沿って書いてみましょう。
(1)志望動機を一言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
志望動機は結論から端的に書きましょう。数多くある選考書類の中で自身の書類に目を通してもらうためです。どんなに忙しくても、志望動機の最初の一文は目を通すはずなので、簡潔に自身の考えを伝え、採用担当者の興味を引くことができれば、その先も読んでもらえるでしょう。
最初に結論を共有すると、読み手は情報を整理しながら読み進められるので、スムーズに理解することができます。これにより、納得感を得やすく、印象に残りやすくなることが期待できます。
志望動機を書くポイントを押さえることができたら、あとは書くだけです。シンプルでわかりやすい文章構成が相手を意識した書き方であり、読んでもらうコツです。
文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうことで、「て・に・を・は」、接続語、「です・ます」調など細部まで整えましょう。
◎なぜその業界・企業・職種なのか
◎そのきっかけや経験はなんなのか
◎将来どうしたいのか
◎入社後どんなことに自分は貢献していけるか
実際に書き始める時は、この4点が明確になっている状態で書き始めましょう。
臨床検査技師の志望動機例文
こちらは、良い志望動機の例文です。良いところを分析して、参考にしてみてください。
この経験から、私は予防医療の力の偉大さを感じ、自分自身が患者さんの身体の不調を早期発見できる臨床検査技師になりたいと思いました。貴院は、人間ドックとして、病気の予防に力を入れておられます。私の父がそうだったように、検査によって患者さんの身体の異常を早期発見し、健康を守るお手伝いができたらと思い応募しました。
また、私は、中学生から大学4年間ずっとテニス部に所属して、身体を鍛えてきました。このことから体力には自信があります。旅館でアルバイトをしていた経験もあり、様々な人と接する中で、コミュニケーション力を磨いてきました。これらのことを活かして、貴院にて良いお仕事ができたらと思います。
→臨床検査技師を志したきっかけとして、明確な動機を感じられます。
また、なぜその職場で働きたいのか、仕事を通してどのように貢献したいのかがよく分かります。
自分自身のアピールポイントが入っているのも、応募者の人物像がわかるため印象も良いでしょう。
レベルの高い例文集を見たい人は下記記事をご覧ください。
ただ、頭では分かっていても、実際に書くとなると難しく、うまく想いを伝えられないという方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、志望動機の例文を構成や伝え方のパターン別で紹介します。本記事を参考にして、書き方のコツを掴み、自分が得意な志望動機のパターンをみつけ、効率的に志望動機を書いてみてください。
臨床検査技師の志望動機のNG例
ここでは、臨床検査技師の志望動機としてNGな例文を1つ紹介します。NGな点をしっかり理解して、参考にしてください。
臨床検査技師でなくても、一人で黙々とできる仕事はありますが、臨床検査技師は、世間でも信用度が高い専門職なので、食いっぱぐれることもなく、将来安泰だなと思いました。また、体力仕事でもないので、自分の望む働き方で長く仕事をしていけると思います。
→このような動機はそもそも、臨床検査技師の仕事自体に対する責任感を感じません。
臨床検査技師の仕事を通して、どのように社会に貢献をしたいのかという自分の気持ちをまずは確かにしましょう。
また、検査がメインの職場であっても人とのコミュニケーションは必要とされます。自分にとって都合が良いという考えは志望動機には書かない方が良いでしょう。
まとめ
臨床検査技師は、検査によって命を救う大切な仕事です。集中力や落ち着いた対応が必要とされますが、長く続けやすい専門職でもあります。
臨床検査技師を必要としている職場には場所があるため、自分が望む働き方や企業研究をして、志望動機を作成するようにしましょう。
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