●就活で失敗する人には、共通する特徴があるため、その特徴に自分に当てはまる部分があるかどうかを振り返り、その特徴にあった対策をすると良い。
●就活で失敗しないためには「自分」、次に「相手(業界・企業)」そして「面接でのコミュニケーションの取り方」の3つを対策すると良い。
- 1 就活における失敗とは?
- 2 就活に失敗しやすい人の特徴
- 3 就活がうまくいく人の特徴
- 4 就活に失敗しないための対策3選
- 5 まとめ
就活を始めるにあたり、以下のような悩みや不安を抱えている人は少なくないでしょう。
- 「どんな人が就活に失敗するのだろう…?」
- 「もしかしたら自分は就活に失敗しやすい人間?」
- 「就活に失敗しないためには何をしたらいいのだろう?」
本記事では就活で失敗しやすい人の特徴や就活に失敗しないための対策を紹介しています。事前にこれらを抑えておくことができると、就活で失敗するリスクを未然に防ぐことができるでしょう。
就活に失敗したくないと考えている方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
就活における失敗とは?
そもそも、就活の「失敗」とはどのような状況のことを指しているのでしょうか。
「書類選考がなかなか通過できない…」
「面接で思うように話せなかった…」
「たくさん選考を受けているのにどこからも内定がもらえない…」
「周りが内定を貰っている段階になっても、自分だけが内定がゼロ…」
就活に失敗した例として上記のような状況が当てはまるでしょう。
しかし内定の時期が遅れても最終的に内定獲得ができ、入社後に「この会社に入社できてよかった」と感じることができれば、就活は失敗ではありません。
とはいえ今「うわ…今の状況、就活失敗してるかも…」と不安に感じている方もいるでしょう。
そのような就活生は本記事を通して、就活で失敗する人に共通する特徴を学び、どのような特徴を持つ人が就活に失敗するのかを知り、自分に当てはまる部分はないか考えて対策をしていきましょう。
就活に失敗しやすい人の特徴
就活がうまくいかないと悩んでいる人は「自分はなぜ就活がうまくいかないのか?」について考えてみたことはありますか?
就活に失敗してしまう人の特徴は、大きく分けると上記の7つに分けることができます。
以下にてそれぞれの特徴について簡単に説明していきます。
就活に失敗しやすい人の特徴(1):自己分析不足
自己分析不足の人は、以下のような原因で就活がうまくいかないことが多いです。
✓ 過去の経験の深堀りができていない
✓ ESの内容が抽象的で伝わらない
✓ ESの深堀りに答えられない
■自分の長所・短所がわかってない
これはしっかりと自己分析ができていないため、自分の長所や短所がわからなくなってしまっています。
長所を把握していないと、自己PRの際に自分のどのような強みで企業に貢献できるのか伝えることができず「企業にとって自分は必要な人材である」というアピールができなくなってしまいます。
そのため、自己分析は早い段階からしっかりと時間をかけて行うようにしましょう。
また、弱みの分析を行うことも大切です。弱みについての分析を行っておくことで、弱みを聞かれたときに分析力や対応力・解決力をアピールすることができます。
■過去の経験の深堀りができていない
志望動機や自己PR、ガクチカなどは必ず過去の経験を踏まえた上で書きます。
例えば、志望動機であれば「~~という経験を通して、〇〇という仕事に魅力を感じるようになりました」というように過去の経験を踏まえて書くことで、そのエピソードにはじめて説得力がつきます。
そのため、企業に評価される志望動機や自己PRを書く際は、過去の経験の深堀りは必須です。
■ESの内容が抽象的で伝わらない
「自分の長所であるリーダーシップを活かして、~~~という問題を解決しサークル全体をまとめた経験があります。」
このような自己PRの内容は抽象的であり、いまいちその就活生が何をしたのかが伝わってきません。
また、本当にリーダーシップがあるのかどうかもわからず、強みのイメージが沸かなくなってしまいます。
そのため、文字数制限などもあると思いますが、限られた文字数の中でもできるだけ、具体的に書くように心がけましょう。
その他にも企業が自己PRを聞く意図や例文なども紹介していますので、参考にしながら自分の自己PRの作成にお役立てください。
■ESの深堀りに答えられない
面接では必ずESの深堀りをされます。
例えば何か発言したことに対して「なぜそう思ったのですか?」「なぜその行動・判断をしたのですか?」などといったような深掘りした質問をされます。
多くの就活生は様々なケースの質問回答を用意していないため、質問された際につまってしまうことも多いです。
そうならないためにも、自分が書いたESを見直して、深堀りされても大丈夫なように再度、自己分析を行っておきましょう。
その際は自分で深堀りされそうな質問内容を予想してみて、それに回答できるように練習しておくと良いと思います。
就活に失敗しやすい人の特徴(2):業界研究・企業研究不足
業界研究・企業研究不足の人は、以下のような原因で就活がうまくいかないことが多いです。
✓ 企業が求めている人物像を把握できていなかった
■業界・企業に対する知識が薄い(強みや特徴がわかってない)
面接では、志望動機や業界・企業について必ず質問されます。その際に業界や企業についてある程度の知識がないと、面接官の質問に答えることができません。
業界や企業に対する知識が薄いということが企業側にバレてしまうと、「この人は志望度低そうだな」という印象を持たれてしまう可能性もあるため、業界・企業研究は必ず行いましょう。
また業界・企業への理解が不足していると、選考でアピールできないだけでなく、そもそも自分とマッチしない企業にエントリーしてしまうリスクも考えられるため、注意が必要です。
■企業が求めている人物像を把握できていなかった
自己PRなどで強みをアピールする際は、企業が求めている人物像に自分の強みが当てはまっていることをアピールするようにしましょう。
いくら強みをアピールしても、その強みを企業が求めていなければ意味がありません。自己PRを考える際は、まずその企業はどのような人材を求めているのか調べてみましょう。
就活に失敗しやすい人の特徴(3):面接の受け答えがうまくできない
面接でのコミュニケーションの仕方がわかっていない人は、面接官との会話が成り立っていないという原因で失敗してしまうことが多いです。
面接で大切なことは、面接官と会話をするということです。
「たくさんアピールしたい」という気持ちが強く出てしまい、面接官の質問に対する回答と少しずれていたり、会話というよりもプレゼンテーションのようになってしまっている人も少なくないと思います。
緊張する気持ちやアピールしたいという気持ちもわかりますが、面接では一方的に話す(アピールする)というよりも、面接官とお話をするというように考えてみましょう。
就活に失敗しやすい人の特徴(4):自分に自信がない
自分に自信がない人も就活に失敗する可能性が高いです。
前提として、就活は自分と他者との違いをアピールする場です。
「自分に強みなんてないな」「自分は大した経験していない」など自分に自信をもてない人は、面接官に自分を存分にアピールできない可能性が高いと言えます。
また、他の就活生が優秀に見えるなど精神面でのダメージも大きい可能性があります。
自分に自信が持てていないまま就活を続けてしまうのはとても勿体ないので、自信がなくて不安という人は以下の記事を読み、自信の付け方を学んでみてください。
他にも今すぐすべき選考対策についても紹介しているので、本記事を読み自信をつけてから就活に臨むようにしましょう。
就活に失敗しやすい人の特徴(5):反省→改善のサイクルを回せない
選考を受けるだけで振り返りや反省を行っていないのも就活に失敗する人の特徴と言えます。
確かに選考後は「もう選考のことについて考えたくない…」と思ってしまう気持ちもわかります。
しかしその日の振り返りや反省をすることで、事前の準備や対策だけでは気付かなかった課題に本番で気付くこともあります。これは同じ失敗を繰り返さないためにとても重要です。
また「反省→改善」のサイクルを回すことは社会人になっても求められるため、早めに反省と改善のセットを行なう癖をつけておきましょう。
就活に失敗しやすい人の特徴(6):1人で抱え込んでしまう
就活が上手くいかない人の特徴として「相談相手がいない」ことが挙げられます。
同じ立場の就活生だけではなく、キャリアセンターやOBOG訪問の活用や就活エージェントなど就活生向けのサービスを利用するなどして、仕事や就活に関する情報を多く持つ人間に相談することも大切です。
それ以外にも、相談することによって就活のストレスを吐き出すことができるというのも相談相手を作るメリットとして挙げられます。
孤独な状態で就活を進めると、モチベーションが下がり、自信を失ってしまう可能性もあるため、大学のキャリアセンターや就活エージェントを活用して自発的に相談相手を見つけていきましょう。
本サイトを運用している無料無修正エロ動画もエージェントサービスを展開しているので、少しでも興味がある方は気軽に利用してみてください。
就活に失敗しやすい人の特徴(7):気持ちの切り替えがうまくできない
選考で不合格になり、落ち込んでしまうのは当然です。しかしその後の切り替えがうまくできず、不合格を引きずってしまう人は就活に失敗しやすいと言えるでしょう。
気持ちの切り替えができないと「また落ちたらどうしよう…」と必要以上に選考を受けることに恐怖を感じたり、次の選考対策が手つかずになってしまったりと、精神的に追いつめられてしまいます。
その状態で選考に臨んでも本来の力やあなたの魅力を十分に伝えることができず、選考に落ちてしまい、さらに就活に対して恐怖を感じるという悪循環に陥ってしまう可能性があります。
気持ちを切り替えるということは簡単なことではありませんが、たとえ落ちてもあなた自身がダメなわけではなく、ただその企業との相性が良くなかっただけと受け止め、次の選考に目を向けるようにしましょう。
就活がうまくいく人の特徴
ここまで就活がうまくいかない人の原因や特徴を紹介してきましたが、ここでは就活がうまくいく人の特徴を紹介していきます。
うまくいっている人はどのような就活準備をしているのかチェックし、自分と比較してみましょう。
就活がうまくいく人の特徴として、早い段階から就活準備を進めて、時間をかけて自己分析や業界研究、企業研究を深く行っていることが挙げられます。
そのため自己PRでは企業が求めている人材像に沿った強みをアピールすることができ、志望動機では過去の経験を交えながら説得力の強い志望動機を作成することができます。
例えば、とある就活生はyahooの面接前に、企業の特徴だけでなく、業界、競合、関連する時事ニュースなどを調べ上げ、A4ノート10ページに整理してまとめていたそうです。
このように就活がうまくいく人は、徹底的に準備を行い、余裕を持って行動しているからこそ、企業に評価される志望動機や自己PR、面接での深堀りに対応できるということがわかります。
就活に失敗しないための対策3選
下記では就活に失敗しないための対策について3つ紹介をしていきます。
就活で失敗しないための対策(1):自分を知る
・志望動機や自己PRに説得力がない
・ESの内容が抽象的で伝わらない
・ESの深堀りに答えられない
上記に当てはまる人は再度、自己分析を行ってみてください。
自己分析のやり方については以下で説明していきます。
step1:モチベーショングラフを作成する
まずは自分の中で印象に残っている出来事を洗い出します。ある程度洗い出し終えたら、モチベーショングラフを作成してみましょう。
モチベーショングラフとは、過去の出来事の中で、自分はどんな時にモチベーションが上がり、どんな時に下がるかをグラフに表したものです。
モチベーショングラフを作成することで、価値観やモチベーションの源泉を知ることができます。自分の価値観などがわかれば、仕事を選ぶ際の軸も次第と定まるため、モチベーショングラフはやっておくと便利な自己分析方法です。
■モチベーショングラフのイメージ
モチベーショングラフを作成し終えたら、トピックスとして洗い出した中からいくつかエピソードをピックアップします。
step2:エピソードを深堀りする
先程ピックアップしたエピソードを深堀りしていきます。深堀りをする際は以下で挙げているような質問に対して「なぜ?→なぜ?→なぜ?」と自分に何度も問いかけてみましょう。
・一番嬉しかったことは?
・一番誇れる経験は?
・一番感動した経験は?
・一番影響を受けたことは?
・一番影響を受けた人は?
・一番悲しかった経験は?
・一番の挫折経験は?
・家族の中でどのような役割だったか
・家族との間での一番の思い出は?
・どんなアルバイトをしていた?
例えば、「一番悲しかった経験は?」という質問を深堀りをしていく場合は、以下の画像のような流れで深堀りを進めていくとスムーズに自己分析を行うことができます。
step3:エピソードに対するアプローチ方法を考える
先程の一番悲しかった経験の「選抜メンバーに選ばれなかった」を例にして考えてみると、選抜メンバーに選ばれなかった際にどのような行動をとったのかを振り返るということになります。
深堀りした出来事に対して、自分がとった行動を考えることで、「挫折した時はどのように乗り越えましたか?」という質問に論理的に答えることができるだけでなく、新たな自分の強みを見つけることもできます。
step4:過去のエピソードに共通点を探す
モチベーショングラフを見て、モチベーションが高くなる時に何か共通点がないか探してみてください。同様に低くなる時も探してみましょう。
客観的な視点で見ることで、「自分ってもしかしたら~~かもしれない!」などといったような今まで気づかなかった新たな自分に気づくことができるかもしれません。
step5:企業選びの軸を考える
ここまでは自分のモチベーションの源泉や過去の出来事について振り返ってきたと思います。
振り返りが終わったら、次は自分に合う仕事内容、企業の特徴などを分類し、企業選びの軸を考えていきます。
その際は以下の手順を参考に考えてみてください。
まずは楽しかったことと苦しかったことのエピソードをいくつか書き出し、そのエピソードの中で共通点を探します。
「楽しかったこと・つらかったこと」のエピソードで共通点を探す
~楽しかったこと・嬉しかったこと~
・部活チームのみんなで毎日必死で練習したこと
・アルバイトででバイトリーダーに選ばれたこと
・サークルで自分がした企画が盛り上がった
⬇
(共通点)
・チームで動くことが好き
・人を引っ張ることが好き
・誰かのために動くことができる
~つらかったこと・苦しかったこと~
・受験の時に毎日コツコツ勉強すること
・アルバイトで先輩と仲良くなれなかったこと
⬇
(共通点)※継続すること、とかじゃない?
・個人で継続することが苦手
・年上の人との関係構築が苦手
共通点を出したら次は、それらの共通点を「働く際に求めること」に置き換えてみてください。
先程の例を用いて具体的に説明します。
共通点を働く際に求めることに置き換える
~楽しかったこと・嬉しかったこと~
・部活チームのみんなで毎日必死で練習したこと
・アルバイトででバイトリーダーに選ばれたこと
・サークルで自分がした企画が盛り上がった
⬇
(共通点)
・チームで動くことが好き
・人を引っ張ることが好き
・誰かのために動くことができる
⬇
(働く際に求めるもの)
・仲間と協力しながら働く環境
・実力主義
~つらかったこと・苦しかったこと~
・受験勉強
・アルバイトで先輩と仲良くなれなかったこと
⬇
(共通点)
・個人で何かすることが苦手
・年上の人との関係構築が苦手
⬇
(働く際に求めないもの)
・個人で仕事を進めていく仕事環境
・年功序列の組織風土
step6:優先順位を決める
このように共通点を見つけて考えていくと、あなたが働く環境には何が必要で何が不必要かがはっきりとしてくると思います。
最後に働く際に求めるものと求めないものの中で、優先順位をつけていきます。つまり妥協できるものかできないものかを考えていくということです。
ここで最終的に妥協できないと思ったものが企業を選ぶ際の軸となります。
自分で自己分析をしてみたものの、これでいいのかわからないからプロに相談したいという方は、ぜひ就活エージェントをご利用ください。
本記事では、就活エージェントのサービス内容の紹介やエージェントを選ぶ際のポイント、エージェントの効果的な活用方法について解説をしていきます。
就活で失敗しないための対策(2):相手の理解を深める
相手の理解を深めるということで、ここでは業界研究と企業研究のやり方について紹介します。
業界研究は以下の流れに沿って行ってみてください。
step1:網羅的に調べた上で気になる業界を選ぶ
世の中にはたくさんの業界が存在します。
今回は業界を「ものをつくる」「ものを売る・届ける」「サービス・情報」「社会基盤を整備」「資金を動かす」の5つに分類したので、以下の画像を参考に自分の気になる業界を選んでみてください。
また、業界について調べる際は、各業界の市場規模についても調べてみるようにしましょう。
step2:選んだ業界のビジネスモデルを理解する
ビジネスモデルを理解するということは、「商材とお金の流れを理解する」ということになります。
そのためビジネスモデルを理解する際は、以下の点について調べるようにしましょう。
✓ どんな商品・サービスを(what)
✓ 誰に対して(who)
✓ どのように(how)
※5w1Hの考え方をしましょう。
step3:職種ごとに求められる素養を考える
志望動機や自己PRを語る際には自分の強みを面接官にアピールします。しかしその際にアピールした強みが企業が求めているものでなければ、意味がありません。
そうならないためにも、事前にその企業はどのような強みを求めているのか把握しておくことは必須です。
企業が求めている強みを知るためには、SWOT分析を行ってみると良いでしょう。
✓ Strength:強み
✓ Wakness:弱み
✓ Opportunity:機会
✓ Threat:脅威
そうすることで、自分が何をアピールすべきなのかがわかってくると思います。
また、企業ごとに強みを把握するだけでなく、職種ごとに求められる素養を考えるようにしましょう。
step4:類似している業界と比較する
業界は異なっていても類似している仕事は少なくありません。
例えば、食品原料メーカーと総合商社は業界としては他業界となりますが、食に関わるビジネスという面でみると類似している仕事と言うことができます。
業界比較がしにくい場合は4Pのフレームワークを使ってみても良いでしょう。
✓ Product(製品・サービス・品質)
✓ Price(価格・割引)
✓ Place(立地・流通・販路)
✓ Promotion(広告宣伝)
このような業界比較を行っておくことで、面接などで「なんでうちの業界なの?」と聞かれた際に答えることができるようになります。
step5:企業ごとの対策を行う
ここまでのstepを行うことで、業界や企業についての理解を深められると思います。続いては各企業ごとの対策を行いましょう。
上述しましたが、企業によって求める人材などは異なるため、企業ごとに志望動機や自己PRを考えてください。
企業研究をする際は以下の項目をチェックするようにしてください。
✓ 企業の基本情報(理念や成り立ち)
✓ 事業内容
✓ 業界内の立ち位置(同業他社との違い)
✓ 企業の動向(最新ニュース・将来の展望)
✓ どんな人材を求めているか
✓ 働き方・CSR(社会課題に対する取り組み)
ここまでは業界研究のやり方について解説してきましたが、業界やより詳細な職種についてまとめて知りたいという方は、ぜひ以下のページをご利用ください。
就活で失敗しないための対策(3):面接でのコミュニケーションのとり方を知る
以下では面接の基本についてステップバイステップで解説をしていきます。
step1:面接官の思考性を知る
STEP1は「面接官の思考性を知る」ことです。
面接官の思考を理解しておくだけでも他の就活生よりも一歩リードをすることができるので、しっかりと頭に入れておきましょう。
面接官に関わらず、人間は「感情(直感)で動き、論理(内容)で納得する」と言われています。
これは面接を攻略するうえで非常に大事な考え方です。
この原則を面接に当てはめると、面接官は以下のような思考の流れをします。
面接官が「この人材は非常に優秀そうだ」と直感的に感じる
↓
なぜ優秀そうに感じるのかを様々な質問を通して論理で「やはり優秀である」と納得する
(アルバイトの経験を通してリーダーシップがあると分かるなど)
↓
面接通過
逆に、
面接官が「この人材はあまり活躍してくれなさそう」と直感で感じる
↓
なぜ活躍しないと思うかの根拠を集める
↓
不合格
このようにいかに直感的に「優秀そう!」と思わせるのかがカギになってきます。
もちろん直感的に活躍してくれそうな人材だと思わせることが出来たとしても、内容が伴っていないと意味はないので、内容の部分もしっかりと対策をするようにしましょう。
ちなみに、内容というのはガクチカ、自己PRや志望動機などのことを指します。
どのように直感的に「優秀である」と感じてもらえるのか、どのように論理的に「優秀である」と思ってもらえるのかについては以下の記事を参考にしてみてください。
step2:自己紹介を極める
STEP2は「自己紹介の型を作ること」です。
大前提として、面接は就活生が面接官に与えた情報をもとに進んでいきます。
つまり自己紹介の型を作ることで[面接の内容をある程度誘導できる]ということになります。
もちろん面接の内容を全て想定内に収めることは難しいかもしれませんが、これまですべて予想外であった面接の流れをある程度だけでも予想できるのは非常に大きな進歩であるはずです。
以上のメリットにより、自己紹介の型を作ることをオススメします。
とは言え、「自己紹介の型を作るといっても、何を言えばいいのか分からないから困っている」と思う方もいると思います。
そこで以下では、面接で有効な自己紹介のテンプレートについて紹介をしていきます。
○○(名前)と申します!
○○大学△△学部より参りました!
私はこれまで人生において「~~~」という考え方を大切に過ごしてきました。
この価値観をもとに学生時代は○○と○○(ガクチカ)に取り組んできました。
これらの取組では、私の強みである「△△」が発揮されました。
面接を通して、私という人間を存分にお伝えしたいと思いますので、何卒宜しくお願い致します!
まずは、元気よく自分の名前と大学名を伝え、次に、これまでの自分の活動の根底にある大切にしている価値観や考え方を伝えましょう。
内容は基本的にはなんでも問題ありません。
例えば、学生時代に色んなバイトを経験をしている人であれば、「好奇心を抱いたことにはどんどん挑戦をしていくことを大切にしてきました」などが挙げられます。
自分の価値観を述べたあとは、学生時代に取り組んできた内容、いわゆるガクチカを簡潔に伝えましょう。
そして、ガクチカを述べた後は自分の強みを一つ伝え、最後は面接への意気込みを話し自己紹介を締めましょう。
以上のような自己紹介をすることで、自分の価値観・ガクチカ・自己PRの3つの質問のいずれかに誘導できる可能性が高まります。
step3:回答の型を知る
面接では短い時間でどれだけ自分のことを理解してもらえるかが重要になってきます。
自分のことを理解してもらうと言っても、ただたくさんアピールするのでなく、相手がいかに理解しやすいように話せるかが大切です。
確かに「たくさんアピールしたい」という気持ちが強く出てしまうことにより、面接官の質問に対する回答とずれていたり、会話というよりもプレゼンテーションのようになってしまっている人も少なくないと思います。
ですが、面接では一方的に話す(アピールする)のではなく、面接官と会話をすることを意識しましょう。
その際は以下のフレームワークに沿って話すように意識してみてください。
就活で失敗しないための対策(4):ESは添削してもらう
添削をしてもらうことで、ESの精度を上げることができます。
自分ではわかりやすく書いたつもりでも、内容を知らない人が読むと意外と何を伝えたいのかわからなかったというケースもよくあります。
このように第三者をはさむことで、改善すべき点を見つけることができるため、ES作成に自信がない、書類選考の通過率が悪いという人は添削してもらうと良いでしょう。
就活で失敗しないための対策(5):模擬面接を受ける
面接に苦手意識がある人は、模擬面接を受けると良いでしょう。
模擬面接は、実際の面接の流れに沿って行われるため、面接の一連の中で自分はどこが苦手なのか、何の知識が足りていないのかを把握することができます。
また、面接経験が少ないという人は、本番の流れを掴むためにも参加することをオススメします。
実際の流れを理解できている方が、落ち着いて本番に臨むことができるため、積極的に受けてみましょう。
就活で失敗しないための対策(6):選考後は振り返りを行う
選考後は必ず振り返りをするようにしましょう。
多くの学生は選考を受けたら終わり!と何もせずに次の選考に進んでしまいます。
たとえ落ちてしまったとしても、どこが悪かったのか、どうしたら良かったのかを考えることで、自分の改善すべき点に気付くことができるはずです。
不合格を意味のあるものにするためにも必ず選考後は振り返りを行うようにしてください。
まとめ
本記事では、就活で失敗しやすい人の特徴や、失敗しないためにすべき対策について紹介してきました。
「就活に失敗したかも…」と思うことがあっても、その失敗を次に活かすことができれば挽回するチャンスはたくさんあります。
そのため現時点で就活がうまくいっていないと感じている人は、まずは過去の選考を振り返りうまくいかない原因を考えてみると良いでしょう。そして原因がわかったら自分に必要な対策を見極めましょう。
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- 「こんなに選考通過できないなんて就活失敗してるかも…」
- 「まだ内定がないこと恥ずかしくて誰にも相談できない…」
このような状況の就活生もいるかもしれません。
周りに相談せず1人で就活を頑張ろうとすると、自分のことを客観的に見ることができず同じミスを繰り返してしまっていたり、内定が取れる未来が見えず気持ちがスッキリしない日が続いてしまったりすることがあります。
こういう時こそ、1人で就活を進めるのではなく、就職エージェントneoのような無料のエージェントサービスや大学のキャリアセンターをご活用ください。
キャリアアドバイザーなど第三者に今の状況を相談することで、客観的な意見をもらうことができ、次にすべきことが明確になることもあると思います。
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