「当社の強みは何だと思いますか?」という質問は、自分のことではないため即興で回答することが難しいです。
的を得ない回答をしてしまうと、面接官に与える印象も悪くなってしまうでしょう。
そこで本記事では「当社の強みは何ですか?と聞かれた際の回答例」「やってはいけないNG例」などを紹介してきます。
本記事を参考にし、正しい回答を準備しておきましょう。
企業が面接で「当社の強みは何ですか?」と質問する意図
企業が面接で当社の強みについて質問する意図は下記の通りです。
■論理的に説明できるかどうかを見ている
以下では、それぞれの意図について詳しく解説していきます。
企業を正しく理解できているかどうかを判断するため
面接官は、企業を正しく理解できているかどうかを判断するために質問している可能性があります。
企業を正しく理解していないと志望度が低いと認識されるため、面接官に与える印象が悪くなってしまうのです。
企業の強みを理解するためには、事業の内容や業界内でのポジションなどを理解する必要があります。
また、志望度の高さをアピールする上で企業の理解は必須になるため、企業の強みをまだ理解できていないという人はしっかりと企業研究をおこないましょう。
論理的に説明できるかどうかを見ている
「論理的に説明できる能力があるかどうか」という点を見ている可能性もあります。
普段されることのない質問をあえて投げかけることで、就活生に論理的思考能力があるかどうかを試しているのです。
次章では論理的に説明するためのフレームワークを用意しておりますので「ちゃんと回答できるか不安だ…」という人は、是非参考にしてみてください。
面接で「当社の強みは何ですか?」と質問されたときの答え方
面接で当社の強みについて質問をされた際は上記のフレームワークに沿って回答してください。
まずは結論部分で企業の強みを簡潔に述べます。
次の理由部分で「どうしてそう思うのか」や「具体例」を述べて回答に具体性を持たせます。
最後はあなたが述べた企業の強みに対して自分がどう貢献していきたいかを述べます。
企業の強みを詳細に述べるためには、事前に企業研究を行っておく必要があるため、企業のパンフレットやホームページなどに目を通しておきましょう。
「面接の質問」への答え方の詳細、注意点、面接官のタイプ別対策方法を知りたい方は下記の記事をご覧ください。
面接で「当社の強みは何ですか?」と質問されたときの回答例
以下では、面接で当社の強みについて質問をされた際の回答例を紹介していきます。
想定される追加質問も同時に紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ブランド力
■例文1
【想定追加質問】
⇨「あなたは当社の商品をどのようにして知りましたか?」
■例文2
入社後は御社の商品を顧客に末永く利用してもらえるよう、営業活動に励みたいと思っています。
【想定追加質問】
⇨「当社ではどのような人材になっていきたいと考えていますか?」
独創力
■例文1
【想定追加質問】
⇨「あなたはどのようなサービスや製品を展開していきたいと思っていますか?」
■例文2
【想定追加質問】
⇨「どのような商品を開発していきたいと思いますか?」
商品・サービス
■例文1
【想定追加質問】
⇨「商品開発に興味を持った理由は何ですか?」
■例文2
入社後は、今御社が提供しているサービスを参考にし、さらに良いサービスを作っていきたいです。
【想定追加質問】
⇨「他社サービスとの一番の違いは何だと思いますか?」
■例文3
【想定追加質問】
⇨「製品を売るために大切なことは何だと思いますか?」
海外にも市場がある
■例文1
【想定追加質問】
⇨「海外出展に向けて大切なことは何だと思いますか?」
■例文2
【想定追加質問】
⇨「当社の製品の中で今海外に通用しそうなものはありますか?」
技術力
■例文1
【想定追加質問】
⇨「今後どのような製品を開発していきたいと考えていますか?」
■例文2
【想定追加質問】
⇨「大企業ではなく当社を選んだ理由は何ですか?」
面接でよく聞かれる質問集と回答例は下記の記事を参考にしてください。
面接で「当社の強みは何ですか?」と質問されたときのNG例
面接で当社の強みについて聞かれた際のNG例は下記の通りです。
■エピソードや具体例がない回答
■ただ製品を褒めるだけの回答
以下では、それぞれのNG例について解説していきます。
企業研究していないことが分かる回答
企業研究をしていないことがバレてしまうような回答はNGです。
たとえば、
■製品やサービスのことを理解していない
■他社製品についての知識が全くない
などといったことが面接官に伝わってしまうとマイナス評価につながりやすいです。
他社製品について事細かく理解する必要はありませんが、「どのような製品を販売しているか」ということだけは知っておきましょう。
また企業研究をする際も、わざわざ企業の製品やサービスを購入する必要はありません。
ただしホームページやパンフレットなどはチェックしておくことが重要ですので、事前に行っておきましょう。
エピソードや具体例がない回答
エピソードや具体例がない回答もNGです。
エピソードや具体例がないと強みであるという根拠が薄れるため、面接官を納得させることが難しくなります。
具体例が浮かばないという人は、他社の製品やサービスを引き合いに出すとよいです。
ただし、他社製品の悪口などネガティブに捉えられる発言は控えましょう。
ただ製品を褒めるだけの回答
ただ製品を褒めるだけの回答も避けましょう。
製品を褒めることは問題ありませんが、ただ褒めるだけで終わってしまうと「企業研究をしていないのではないか」「本当にそう思っているのだろうか」というように思われる可能性があります。
そのため、どのように優れているのかを具体的に述べることが大切です。
まとめ
本記事では、当社の強みについて聞かれた際の回答例やNG例を紹介してきました。
企業の強みを答えるためには、企業研究が必要不可欠です。
企業研究は、ホームページを見たり、企業のパンフレットを見たりすることで対応可能なため、事前に行っておきましょう。
同時に、応募する企業の競合他社となる企業の製品やサービスについて調べておけば、より良い回答ができるようになります。
また、冒頭でも触れた通り「当社の強みは何ですか?」という質問は「論理的に回答できているかどうか」を見られている可能性があります。
論理的な回答に自信がない人は本記事で紹介したフレームワークをもとに、あらかじめ回答を準備しておくとよいです。
事前に回答を準備しておけば、面接の当日も自信を持って挑むことができるでしょう。
下記ページに面接突破のためのノウハウ記事をまとめているので、面接に少しでも不安がある方は参考にしてください。
以下の記事にて、面接でよく聞かれる質問と計500本以上の回答例や社会人マナーや逆質問例など面接時のノウハウなども紹介していますので、合わせて参考にしてください。
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