●履歴書の写真は、3ヶ月以内に撮影したものを活用する
●履歴書の写真の撮り方には[自撮り][スピード写真][写真館]がある
- 「履歴書の写真で落とされることもあるの?」
- 「履歴書の写真ってそんなに大事?」
- 「履歴書の写真って自撮りとかプリクラでもいいの?」
履歴書の作成をする際に上記のような不安や疑問を持っている就活生もいるのではないでしょうか?
本記事では履歴書で活用できる証明写真のサイズや背景色などの基本的マナーから好印象を与える写真にするためのポイントや撮影方法を紹介しているので、証明写真を撮る前に読んで参考にしてみてください。
また3種類の写真撮影方法とそれぞれのメリット・デメリットも紹介しているので、自分に合った撮影方法を選びましょう。
履歴書写真で選考が不利になることはある?
「写真で合否って決まるの?」と不安に思っている方もいると思いますが、結論『履歴書の写真だけで合否が決まることはない』です。
なぜなら基本的に履歴書の写真は面接の際の本人確認のために使用されるものだからです。
しかし髪型や髪色が奇抜、服装がだらしないなど身だしなみが乱れていたり、表情が暗かったりするとマイナスな印象を持たれてしまう可能性は大いにあります。
マイナスな印象を与えないためにも、履歴書用の写真マナーを身に着けていきましょう。
履歴書の正しい書き方を知りたいという人は以下記事も参考にしてみてください。
履歴書写真を撮る際の5つの基本ルール
履歴書に貼る写真のルールについて知らない人に向けて、以下では5つの基本ルールを紹介します。証明写真を用意する際は、以下の5点を確認した上で準備をするようにしましょう。
サイズは縦4cm×横3cm
履歴書に貼る写真の一般的なサイズは『縦4cm×横3cm』です。
Webでエントリーする場合は、[560×420ピクセル(リクナビ推奨)]と[600×450ピクセル]の2種類が多く、タテとヨコの比率が4:3であることがほとんどです。
履歴書の写真を貼る欄や履歴書提出フォームにサイズに指定が記載されているかと思いますので事前に確認した上で、サイズに合った写真を用意しましょう。
証明写真のサイズが合わなかった際は、紙、Webどちらで提出する場合でも写真館でデータを加工してもらうことをオススメします。
背景色は白、青、グレーにする
背景色を白にすると、明るい印象の写真になります。また、青にすると表情がくっきりした爽やかな印象になり、グレーにすると落ち着いた印象の写真になります。
ただし、白の背景色を選択する際には注意が必要です。白は明るい色であるため、背景が明るく映りすぎてしまい写真のバランスがくずれてしまったり、着用しているシャツが白だった場合は同化してしまいます。
そのためどの背景色を選ぶか悩んだ際には、青かグレーを選択するようにしましょう。
写真は3ヶ月以内に撮影したもの
履歴書に貼る証明写真は撮影日から『3ヶ月以内』のものにしましょう。
撮影してから期間が空きすぎて、髪型や体形などに変化があり履歴書の写真と面接時の姿が異なってしまうと、採用担当者に不信感を与えてしまう可能性があるからです。
また3か月以内だったとしても上記のように面接の姿と大きく異なってしまうようであれば、撮りなおすようにしたほうが良いです。
写真の裏には必ず名前を書く
履歴書から写真が剥がれてしまう可能性があるため、写真の裏面には自分の名前と学校名を書くようにしてください。
なぜなら履歴書の写真が剥がれてしまった場合、証明写真を見ただけでは誰の写真かがわからないからです。
また履歴書の写真の裏側は文字が滲みやすいため、黒の油性ボールペンもしくはマジックを使用すると良いでしょう。
プリクラや過度に加工した画像はNG
プリクラやアプリで過度に加工した証明写真を履歴書に使用することは絶対にやめましょう。証明写真は自分を証明する大事なものです。
そのため、加工をしすぎてしまうと実際のイメージとかけ離れてしまう可能性があるため、加工のしすぎには気をつけるようにしてください。
ただしニキビや顔のクマ、後れ毛や前髪を整える程度の加工修正であれば、問題ありません。
履歴書写真の撮影で意識すべき3つのポイント
履歴書の写真には、良い印象を与えるために注意すべき3つのポイントがあります。
以下では3つの注意点を解説していきます。
姿勢を意識する
証明写真を撮る際は綺麗な姿勢で撮るようにしてください。
例えば、首が前に出ていたり、背中が丸まってしまっていたりするとだらしない印象を持たれてしまうことがあります。
横から見た時に耳と肩の位置が一直線になるように背筋を伸ばして胸を張り、顎を引くときれいな姿勢で撮影することができるため、試してみてください。
また、姿勢をまっすぐ伸ばすだけでは軸がずれてしまうことがあるので鏡でまっすぐになっているか確認すると良いでしょう。
中には姿勢を伸ばすとカメラの枠内に入らないという人もいると思います。
そういった場合は椅子の高さやカメラの位置を調整し、視線がカメラと並行になるようにしましょう。
口角を上げた自然な笑顔を意識する
証明写真を撮影する際の表情は、思いっきり歯を見せて笑うことは避け、歯が見えない程度に微笑むようにしましょう。
また、口角がまっすぐだったり、下がってしまっていたりすると不愛想なイメージを与えてしまうことがあるため、口角を少し上げた笑顔を心がけてみてください。
証明写真が自然な笑顔で撮影されていると、面接官への印象を良くすることができます。
直接会っていないからこそ、良いイメージを持ってもらえるように口角を上げた自然な笑顔で撮影しましょう。
足元にも気を使う
証明写真は、上半身しか写らないため足元まで意識していない人も少なくないと思います。
たしかに写真には写りませんが、スピード写真機には足元にストロボ(写真撮影の時に用いる、光度の高い放電管)が設置されています。
そのため足を開いて撮ってしまうと、ストロボを遮ってしまうため写真に不自然な影ができてしまったり、顔が暗く写ってしまったりすることがあります。
そのため写真を撮る際は、両足を閉じて座るようにしてください。
また荷物がある場合も同じです。荷物は光を遮らないよう椅子と足の間に置くようにしましょう。
履歴書写真を撮る際に印象が良くなる服装
証明写真を撮影する際は普段着ではなく、男性も女性もリクルートスーツで撮影するようにしましょう。
どのようなスーツがオススメなのかについては以下で男女別に紹介していきますので、参考にしてみてください。
男性
スーツの色は黒や紺の落ち着いた色のスーツが好ましいです。
必ずしも無地でなければいけないわけではなく、ストライプの柄が入っているものでもOKです。
しかし派手なストライプはNGです。薄いものを選ぶようにしてください。
シャツは白い無地のものを選び、写真を撮る前にアイロンがけをしておくか、クリーニングに出しシワがない状態にしておくようにしましょう。
ネクタイは、色や柄が派手すぎない落ち着いたものを選ぶようにしてください。
また履歴書の写真を撮る時期が夏であったとしても、シャツのボタンは上まできっちりと締め、ジャケットを着用し、ネクタイも忘れずに着用するようにしましょう。
女性
女性も男性同様、黒か紺のスーツを選びます。
インナーは白いブラウスかシンプルなデザインのカットソーがオススメです。
また胸元が空きすぎているもの、フリルなどの装飾が多いものは避けましょう。
履歴書写真を撮る際にオススメの髪型
証明写真を撮る際は男性も女性も清潔感のある髪型を心がけてください。
以下では印象アップする男性の髪の長さや女性の髪型について、紹介していきます。
男性
清潔感を伝えるために髪は短くカットし、ワックスなどで適度にまとめましょう。
どれくらい切れば良いかわからない人は以下のポイントを参考にしてみてください。
(2)サイドはボリュームを抑える
(3)もみあげの長さは耳までの長さにし、耳が見えるようにする
(4)襟足は襟にかからない長さにする
また髪色は黒が好ましいとされています。
女性
女性の場合は必ずしも黒でなければいけないというわけではありませんが、明るすぎる髪色は避け、暗めの茶色に染めましょう。
また、髪の長さが肩より長い人は後ろで1つに束ねるか、ハーフアップにすると清潔感が出ます。
前髪は目にかかってしまうと暗い印象を持たれてしまうことがあるため、長い人はピンでとめるか、横に流して目と眉毛が見えるようにするとスッキリして見えるためオススメです。
履歴書写真を撮る際に注意すべき身だしなみ
身だしなみは証明写真に限らず就活の場では非常に重要となります。
証明写真は企業があなたの印象を決める1番最初のツールです。
少しでも第一印象を良くするために身だしなみや表情、女性の場合はメイクにも注意し好印象を獲得できるようにしましょう。
表情
証明写真を撮る際は歯が見えない程度に微笑みます。思いっきり歯を見せて笑うには避けたほうが良いでしょう。
口角がまっすぐだったり、下がってしまっていると無愛想なイメージを与えてしまうことがあるため、口角を少し上げた笑顔を心がけてみてください。
男性
男性はひげに注意してください。ひげが伸びていると清潔感がないように見えてしまうため、証明写真を撮る前にしっかりと剃りましょう。
また髪やスーツにフケなどのゴミがついていないかも確認してください。
女性
女性は身だしなみを整えるだけでなくメイクもポイントとなります。
就活でのメイクはナチュラルメイクが基本ですが、証明写真を撮る際はフラッシュなどの光で色が飛んでしまう場合があるため、面接などに行く際のメイクよりはしっかりと色味をつけてあげるようにしましょう。
証明写真ではチークは必須アイテムです。チークを頬に入れることで血色がアップし顔が華やかになるため、普段使わない人も証明写真を撮る際は是非使ってみてください。
リップは赤などの派手な色は避け、コーラルピンクやベージュ系のオレンジなどがオススメです。
好印象を残す履歴書写真の撮影方法とは?
証明写真を撮る方法は主に[自撮り][スピード写真][写真館]の3つがあります。
ここで撮らないと絶対に落ちるということはありませんが、「とにかく安く撮りたい」「撮影データがほしい」など、求めているものによって選ぶべき撮影方法は異なります。
それぞれ3つの撮影方法のメリット、デメリットを紹介しているので自分にあったものを選んでみてください。
自撮りで撮影する
最近ではスマートフォンの普及により、携帯電話でも画質の良い写真を撮影することができます。
証明写真を自撮りで撮影するメリット、デメリットは以下になります。
・無料
・いつでも何回でも撮影できる
■デメリット
・背景に影が写ってしまうことがある
・暗くなってしまうことがある
・印刷する時の色の調整が難しい
このようにデメリットが多くあまりオススメできませんが、どうしても自撮りが良いという人はリクルートが提供している「履歴書カメラ」というものもあります。
履歴書カメラを活用する場合、アプリをダウンロードし、写真を撮影する、その後コンビニで印刷をするだけで証明写真が完成します。
かかる費用も印刷代だけなので、お金をかけたくない人は試してみても良いでしょう。
スピード写真で撮影する
スピード写真は駅の周辺やデパートなどに設置されていることが多いため、いつでも気楽に撮影することができます。
スピード写真で撮影する際のメリット、デメリットは以下になります。
・費用が安い(600円~1000円)
・いつでも気楽に撮れる
■デメリット
・レンズが汚れている場合がある
・取り直しできる回数が決まっている
色々なところに設置されているためいつでも気楽に撮影することができますが、レンズが汚れているといったこともあるため、撮影する前にレンズを掃除するなど、注意が必要です。
費用が安いというメリットはありますが、 撮りなおし回数が決まっているため、 うまく撮れなかった場合は費用がかさんでしまいます。
最近では機種によって撮影データをもらえるものもありますが、できない機種も多いため予め調べてから撮影するようにしましょう。
写真館で撮影する
写真館ではプロが撮影してくれるため、自撮り、スピード写真と比較すると圧倒的に完成度が高いです。
そんな写真館で撮影する際のメリット、デメリットは以下になります。
・クオリティが圧倒的に高い
・表情や身だしなみについてアドバイスをもらえる
・写真の修正や加工も可能
・撮影のデータをもらえる(写真が足りなくなった場合ダウンロードできる)
■デメリット
・費用が高い
写真館は写真自体のクオリティが高いだけでなく、身だしなみや表情についてアドバイスをもらうこともできるため、最も良い状態で撮影することが可能です。
また撮影した後の写真の修正や加工も行ってくれるため、証明写真にこだわり、企業に良い印象を与えたいと思っている人にはオススメとなっています。
さらに就活を続けていくうちに「写真がなくなった!」という場合でも安心です。撮影データをもらえるため、後日でも同じ写真を焼きましすることができます。
どの写真館で撮影すれば良いかわからないという就活生は以下にて写真館をいくつか紹介しているので是非参考にしてみてください。
また、撮影した証明写真をデータ化する方法を知りたい人は以下の記事を読むと良いでしょう。
まとめ
本記事では履歴書に貼る写真の基本的なマナー、撮影する際のポイント、注意点について細かく紹介してきました。
履歴書の写真は企業があなたの印象を決める1番最初のツールです。
好印象を持ってもらうためにも本記事で紹介した写真を撮る際のポイントを意識してみてください。
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