✔ 本記事のまとめ
●企業が求めている素直さは[他者の意見を受容できる]ことである。
●素直さを自己PRで伝える際は[他人の意見を受け入れることができる]と具体的な言葉で言い換えると良い。
●素直さは伝え方によっては受動的な印象を与える可能性があるため、主体的に行動したエピソードを伝えるようにしよう。
「自己PRで素直さをアピールするにはどうしたらいい?」「素直さって企業から評価されるのかな?」このような不安を感じている就活生もいるのではないでしょうか?
自己PRで素直さをアピールしようと思っている人に向けて、本記事では企業が求めている素直さとは何なのかといった正しいアピール方法を紹介していきます。
その他にも実際に選考を通過した自己PR例文も紹介していますので、これから自己PRを考えるという人は参考にしてみてください。
「素直さ」は自己PRで使える?企業が求める「素直さ」とは?
「強みは素直さだけど、素直なんて自己PRで使えるのかな…?」このような悩みを抱えている就活生もいるでしょう。
結論、素直さを持っている人材を評価する企業は多いため、素直さという強みは十分に自己PRとして使うことができます。
企業が求めている素直さとは『他者の意見を受容できること』です。細かい表現の違いはあれど就活生がアピールしたい素直さと企業側が求める素直さに乖離はほとんどないでしょう。
ではなぜ、企業は素直さという強みを評価するのでしょうか?
その理由は『入社後の成長スピードが速く、活躍する可能性が高い』ためです。
実際のビジネスシーンにおいては、自分とは年齢・経歴・立場・考え方の異なる様々な人たちと協力し、共通の目標の達成に向けて行動することが求められます。
時には自分とは異なる考え方の人と意見をぶつけ合うことも必要であり、自分の思い通りに物事が進まないこともあるでしょう。しかし、自分の意見が常に正しいとは限りません。
また、他者の意見に耳を傾けることで、これまで思いもつかなかった観点から物事を考えることが可能になり、より良い成果につながる可能性もあります。
このような観点から、他者の意見を受容できる力、つまりは素直さは評価されると考えられるでしょう。
さらに新卒採用といういわゆるポテンシャル採用においては、特に目上の人のやり方などを愚直に実践できる素直さは大切と言えます。
「素直さ」を自己PRでアピールする方法
自己PRを書く際は上記のフレームワークに沿って書くようにしましょう。
結論では自分の長所が素直であることを端的に述べ、その後に自分の長所が素直であることを証明できるエピソードを伝えます。
そして自分のとった行動によってどんな結果になったか、その経験を通してどのようなことを学んだのかを伝え、入社後に自分の長所である素直さを活かし、どうやって志望企業に貢献するかを述べましょう。
(1)結論
自己PRを書く際は最初に「私の長所は素直なところです」といったように自分の長所を端的に述べます。
理由としては、最初に結論を述べ面接官に今から何についての話をするのかを伝えることで、聞き手側は話の趣旨が理解できる内容が入りやすくなるためです。
ここでのポイントは、ただ「私の長所は素直なところです」と伝えるのではなく「私の長所は他人の意見を受け入れることができるところです」など、どのような素直さがあるのか具体的に伝えられると良いでしょう。
(2)エピソード
長所を伝えたら、実際にその長所があることを証明できるエピソードを交えます。
理由としては、企業は、課題・目標やそれに対する行動を通して就活生の人柄や価値観を判断しているためです。
(3)結果・学んだこと
エピソードの次は、自分がとった行動によってどのような結果になったか、この経験を通して何を学んだのかについても書きます。
(4)入社後どう活躍できるか
企業は採用活動を通して、自社に貢献してくれる人材を求めています。つまり、面接官にこの学生は「自社で活躍する素養がある」と思わせることが大事です。
より詳しい自己PRの書き方について知りたいという人は以下の記事を参考にしてください。
本記事では選考を通過するために、自己PRの作り方や書き方のポイント、合わせて注意点についても紹介しています。
その他にも企業が自己PRを聞く意図や例文なども紹介していますので、参考にしながら自分の自己PRの作成にお役立てください。
「素直さ」を自己PRでアピールする際のポイント
ここでは、素直という長所を自己PRでアピールする際のポイントを2つ紹介します。
素直さをアピールしようと考えている就活生は以下のポイントを意識した上で自己PRを考えてみましょう。
受け身だと思われないよう主体性をアピールする
素直という長所は[他人の意見を受け入れることができる][柔軟な対応力がある]といった印象をもつ反面、[受け身で主体性がない人]と判断される可能性があります。
そのため、素直さという長所を自己PRで伝える際は主体性があることも併せてアピールするようにしましょう。
主体性のアピールの仕方がわからないという就活生は以下の例を参考にしてみてください。
素直さという強みを他の言葉に言い換える
[素直さ]という言葉は抽象的であるため、自己PRで「私には素直さがあります」とだけ伝えてしまうと、企業の採用担当者は「どういう素直さがあるんだろう…?」とあなたの人柄や長所を十分に理解できない可能性があります。
あなたの良さを最大限アピールするためには、素直という言葉を「他者の意見を受け入れることができる」など、具体的な言葉に言い換えてみてください。
そうすることで企業の採用担当者はあなたについてより深く知ることができるでしょう。
素直さという長所の言い換え例が思いつかないという就活生は、以下の言い換え例を参考にしてみてください。
以下に言い換えの例を挙げます。
- 他者の意見を受け入れることができる
- 自分の失敗・弱さを認めることができる
- 一つの意見にとらわれず柔軟に対応できる
- 約束や規律を守り、指示、命令に従い、確実に応えていける
- 人の意見やアドバイスから謙虚に学び、自分の成長に役立てようとする
- 吸収力がある
- 裏表がない
以上の言い換えを参考に自分だけのキャッチコピーを作りましょう。
素直さを自己PRでアピールした例文
ここでは素直という長所を自己PRでアピールしている例文を紹介します。これから自己PRを作成する就活生は、以下の例文を参考に完成イメージを掴んでいきましょう。
【例文内のハイライトカラーの凡例】
●結論⇨ 緑
●エピソード⇨ 青
●結果・学んだこと⇨ ピンク
●入社後⇨ オレンジ
サークル
私は、人をサポートし、意見を聞きながら行動することができます。 サークルのイベントで発表するために、映像を制作しました。制作を始めた当初は、全体にまとまりがなかったため、人の話に耳を傾け、異なる意見を認めることを提案しました。また、リーダーが行き詰まっていたら、積極的に相談に乗り、他の同期からもリーダーに求めることを聞き、リーダーにフィードバックしました。というのも他人の意見に耳を傾けることで、これまで思いつかなかった観点の考えを着想できると考えた為です。 結果、メンバー間で積極的な意見交換がなされ、斬新なアイデアが生まれ、イベント参加者の満足度を高める映像作品を作ることができました。このことから、チームワークが大切であると実感でき、人を支える力や、状況を見て意見する力を伸ばすことができました。 この経験を活かして、チームプレイを心がけ、責任感を持って仕事に取り組みたいです。
⇒素直という長所を「人をサポートし、意見を聞きながら行動することができる」と具体的な表現で表しており、あなたの人柄や長所が理解しやすいです。また、エピソードの中であなた自身の考えを交えて書けている点もGoodです。
部活動
■例文1
私の強みは「周囲の意見等を素直に受け入れられること」です。 私がこの柔軟性を発揮したエピソードが大学時代の部活動です。 大学入学後サッカー部に入り、日々サッカーに打ち込みました。しかし課題である持久力のなさから試合に出ることができませんでした。そこで私はサッカー部の仲間以外にも、陸上部の長距離選手や水泳部に持久力を向上するためのトレーニング方法などを聞いて回り、そこで得たトレーニング内容を全て実践しました。 その結果、持久力が格段に向上し、レギュラーの座を掴むことができました。 貴社に入社した際には、意見やアドバイスを聞いて終わるのではなく、必ず実践することで成果を上げていきます。
⇒綺麗な構成で書けています。自分の課題に対し、どのように考え、何を実践したのかまで書けており、読み手が理解しやすい自己PRと言えます。
■例文2
私の強みは「自分の弱さをきちんと認識したうえで努力を積み重ねられる」ことです。 私は大学4年間体育会のサッカーに所属しており、2年の春にポジションを変更したことを機に、自身のポジションで日本一のプレーヤーになる事を目標に掲げました。具体的には、1年単位で自分がなるべき姿を設定し、その為に自分に必要な技術やスキルを逆算することで、日々の練習に対し常に課題意識を持って取り組みました。また技術を習得し伸ばすために、毎練習後に必ずビデオ反省を行い、更には他大学の選手に対し積極的に合同練習を提案することで、常に新しい考えを取り入れながら愚直に実践を重ねました。 ポジション変更当初は技術差や体格差で勝る相手選手に勝つ事が出来ませんでしたが、自身の努力のみならず周囲から必要な技術やスキルを学ぶことで実力を伸ばし、4年生の公式戦では毎試合得点を記録し、チーム内ではユニットのリーダーとしての役割も果たしました。 貴社に入社した暁には、愚直に努力し続けることをお約束します。
⇒「素直」という長所を「自分の弱さをきちんと認識したうえで努力を積み重ねられる」と具体的な言葉で言い換えられていて、あなたの長所がより伝わりやすい自己PRと言えます。全体的な構成も綺麗です。
学業
■例文1
私の強みは、反省を通じて素直に改善する力です。 この強みで、学業成績を向上させました。私は1年次に満足のいく成績を取ることが出来ず、2年次以降は必ず挽回すると考えました。1年次は完璧主義で全てを1人で抱え込んでいたことが多かった点を反省し、勉強方法を2点変更しました。1点目に、不明点や不安な点はすぐ他者に相談するよう心がけました。2点目に、課題は出された当日に着手し、細分化して取り組むよう意識しました。 結果として、2、3年次は7割の科目で高評価と最高評価を得ています。この経験から、自他両方に素直になり認めることの大切さを学びました。 入社後も、課題や反省点を素直に受け止め、改善に努めていきます。
⇒とても綺麗な構成で書けています。「素直」という強みを具体的な言葉に言い換えて伝えられている点もGoodです。
引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(日立システムズ24卒)
■例文2
私の強みは「素直さ」と「聞き上手」だ。 「素直さ」は研究活動を通して磨かれた。教授や先輩の話を素直に吸収することを大切にしている。自分の考えに固執するのではなく、話を吸収して実践してみることを続けてきた。 その結果として修士1年の秋という早い段階で学会発表をすることが出来た。「聞き上手」は塾講師の経験を通じて磨かれた。会話をする際に聞くことを重視し、さらにそこから課題を見つけることも意識している。そして学習に活かすことによって生徒の成績向上を達成することが出来た。 貴社で働く際には「素直さ」でIT技術の吸収を行い、「聞き上手」でお客様の潜在課題を見つけられるようなSEになり、貢献する。
⇒このように2つの長所を組み合わせて伝えるのも良いです。また、自己PRの最後に入社後どのように貢献したいのかまで書けており、熱意の伝わる自己PRと言えるでしょう。
引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(日立システムズ24卒)
ボランティア
■例文1
私の強みは「他者を巻き込む力」「タフな精神」「素直さ」です。 それを象徴するエピソードとして8ヶ国からなる多国籍なメンバー間での争議を収束させ、価値創造に繋げた経験があります。ブルガリアのホステルで2カ月間ボランティアをしていた際、当時近所に新しいホステルができ客数が減少していました。客数回復の施策の話し合いの場で、当初は各自の自己主張が強く周囲への理解不足から話が収束しませんでした。私は信頼関係構築のため、メンバー1人ずつと話す機会を設ける、各国料理パーティーを開催する等で積極的に関わりました。その際に大切にしたことは「自分をさらけだす事」「相手の価値観を尊重する事」です。以上より相手の考えを聞き入れる柔軟性、協調性が高まりました。 この経験から信頼関係構築により個性の損失なく個々の力を発揮できることを学びました。
⇒「他者を巻き込む力」「タフな精神」「素直さ」の長所があることを、具体的なエピソードを用いてしっかりと伝えられています。構成も綺麗ですが、さらに良い自己PRにするには、学んだことを入社後どのように活かすかについても書けると良いでしょう。
引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(国際協力機構(JICA)21卒)
■例文2
私は2つの強みを活かして貴社に貢献します。1つ目はリスク管理能力です。 私は大学でサイクリング部に所属していました。活動の中でも長期休みを利用し2週間かけて行われる合宿は、毎日100km累積標高2000mの道のりを目的地まで走破するというものです。その過酷さから、毎年落車や熱中症といったトラブルが絶えませんでした。そこで私はこの問題を改善するため、コースリーダーに立候補しました。まず交通量から過去に発生した事故に至るまで、行程に関わる内容を詳しく調べ上げました。また、路面状況など調べても出てこない情報に関しては、経験豊富なOBの方々に直接話を伺いに行きました。合宿中も事前に立てた計画にただ従うのではなく、班員の体調や天候などを考え臨機応変に対応するなど、考え得るリスクを徹底的に排除しました。 その結果、コースリーダーを務めた合宿では班員全員をトラブルに合わせることなく目的地に導くことが出来ました。 2つ目は自分の失敗を素直に受け止めて改善する力です。 この強みはボーイスカウト活動の一環である障がい者支援施設へのボランティアを通じて身に付けました。活動を始めた当初は、積極的に交流を図ろうとするあまり一方的な会話をしていました。そのため、目を合わせてくれない、無視されるなど戸惑う事がありました。そこで私は施設の代表の方に意見を伺い、彼ら一人一人に合わせたサポートをすることが大切であるというアドバイスを受けました。それからは自分の話を押し付けるのではなく、まず彼らの話を聞くことを徹底しました。その上で彼らの性格など、各々に応じたサポートを行うように改善しました。 その結果、彼らの方から話しかけてくれるまでに心を通わせることができました。 私は常にリスクを見据え行動することで、事前にリスクを最小化する対策を講じます。そして顧客と向き合い意思疎通を心掛けることで課題を解決し、貴社に貢献します。
⇒各長所に対して詳細にエピソードを書けています。上記のような指定の文字数が多い場合は複数のエピソードを伝えても問題ありませんが、文字数が少ない場合は1つのエピソードに絞って伝えた方があなたらしさをアピールすることができます。
引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(テルモ22卒)
インターン
■例文1
私は「守破離における守の徹底を行なえる人間」です。 この強みを示すエピソードとして長期インターンの例を用います。私はWebマーケティングを専門とする企業にてインターンをしておりました。当初、専門知識がないだけでなく、どのように仕事を進めていけばよいのか全く分からない状況でした。そこで2つの取組を行ないました。1つ目は「専門書や仕事の効率化を上げる本を読むこと」です。そこで得た知見をノートにまとめ、仕事に活かせる形にカスタマイズしました。2つ目は「上司の仕事ぶりを真似ること」です。私は上司のOJTを通して、仕事の進め方を真似し、愚直に実践することを意識しました。 結果、上司と同水準のスピードで業務をこなせるようになり、責任者を任せて頂けるようになりました。この経験から、先人から徹底的に学ぶことが重要であると分かりました。 貴社に入社後も守破離における守の徹底を行ない、基礎を身に着けたうえで売上の向上に貢献していきたいと考えております。
⇒非常にキャッチーな一文目になっております。単に「素直」というより読み手に非常にインパクトがあると考えられます。
■例文2
私の強みは「吸収力」である。 私は、7ヶ月間に渡りベトナム・ハノイにある人材紹介会社にて、在ベトナム日系法人向け営業に取り組んでいた。しかし、来越当初は初めて体験することが重なり非常に苦労した。フルタイムで社員の方と同条件での仕事、発展途上国での過酷な生活、外国人とのコミュニケーション、それも現地に知人が一切おらず頼れる人もいない状況だった。しかしまずは自分の姿勢を改めて、無いものねだりを辞めて、できることを考えた。発展途上国特有の周囲の人との距離の近さを活用し、自ら勉強する機会を創り続けることを意識した。現地で働いている方、時には取引先の方にもお願いし、営業のコツをご指導頂いた。そういった姿勢が周囲に伝わり、社外の方からお客様を紹介して頂くなど、徐々に私の仕事へ周囲の方を巻き込むことができるようになった。 その結果、約100万円を売り上げ、グループ11カ国26拠点にいるインターン生の最高営業成績を樹立することができた。 自身の強みである「吸収力」を存分に生かし、貴社の成長に貢献したいとかんがえている。
⇒状況を改善するために自分で考え、おこなったことを具体的に書けており、当時の状況をイメージしやすい自己PRと言えます。また、全体的に綺麗な構成で書けています。
留学
■例文1
私には「先人の教えを愚直に実践できる素直さ」があります。 この強みを留学先での経験で培って参りました。私はグローバル化により仕事で英語を使う機会が増加する中で、活躍できる場を増やしたいと考え留学を決意しました。しかし、留学先では現地学生の話す内容をなかなか聞き取ることができず、大変苦労をしました。そこで同じ下宿先にいた日本人学生からリスニング力を伸ばす方法を伝授して頂いた。もらった助言通り、リスニング教材や英会話ラジオ等を毎日2時間以上聴き、シャドーイングを行うことで苦手意識を無くしていきました。また、休日にはレポート作成や他の勉強の合間にまとまった時間を作り、現地の人と食事行き、実際の英語を聞くことで体に覚えさせていきました。 結果、留学して半年後には現地学生の話す内容をほとんど理解できるようになり、不自由なく会話ができるようになりました。この経験から、課題に対して自分なりに目標設定を行い、絶対に達成していく自信があります。 この力を貴社で発揮し、変革の担い手となることが出来るのではないかと考えています。
⇒「先人の教えを愚直に実践できる素直さ」という長所を表すエピソードを具体的に書けています。おこなったことについても詳細に書けていることで、あなたの人柄が伝わりやすい自己PRと言えるでしょう。
■例文2
私の強みは「自分の弱点を認め、その弱点克服のために努力ができること」です。 交換留学選考の落選を経てカナダに私費留学し、帰国後にリベンジを果たしたことです。英語で学問を学ぶ事に興味を持っていた私は、3年前期に交換留学に応募したものの英語力不足で落選してしまいました。この悔しさから私費留学をすることを決意し、留学中は昼に語学学校を二校、夜は大学の授業をオンラインで受講して英語漬けの環境を作りました。また言語交換会で積極的に人と会うことで弱点だった会話力を向上させました。 その結果、語学学校のクラスは一番上に、帰国後は学部留学生として韓国の高麗大学校に留学することができました。
⇒自分の弱点を克服するためにおこなったことを具体的に書けている点がGoodです。さらに良い自己PRにするには、強みを入社後にどのように活かしていきたいかまで明記できると良いでしょう。
その他
■例文1
私の強みは、チャレンジ精神・素直さ・協調性であると考えます。 この特徴について2つのエピソードから説明します。1つ目は、自身の研究テーマの達成に向けた取り組みです。私は研究室配属時に「学部生の間に国内会議への登壇や論文投稿を達成する」という高い目標を掲げました。しかし研究開始当初は専門知識が十分でなく、1年程の短い期間で結果を出すのは難しいと懸念されていました。そこで私は先輩や先生、共同研究者へ日々積極的に質問を行うことで飛躍的に知識を吸収しました。 周囲の意見に真摯に向き合い、アイデアを柔軟に取り入れることで自身の研究目標を実現し、学部生の間に3回の学会発表と学術誌への論文執筆を達成しました。 2つ目は、サッカーサークルの代表として新勧活動に尽力した経験です。私の大学には4つのサッカーサークルがあり、新入生獲得には他団体との差別化が必要と考えました。私は幹部の意見をまとめ、未経験者や初級者をターゲットにする新歓活動の指針を提案しました。 メンバーと連携して新歓活動に取り組んだ結果、例年の倍以上となる新入生が加入しました。以上から、高い目標の実現には他人の意見を柔軟に取り入れ、チームとして協力することが重要であると学びました。 この強みを貴社の業務でも十分に発揮したく思います。
⇒エピソードを2つに分け具体的に書けています。あなたの人柄や考え方がアピールできている自己PRと言えるでしょう。
引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(東海旅客鉄道(JR東海)20卒)
■例文2
素直さと人のために本気になれる性格を強みとする。 私は素直な心を持ち、常に謙虚な姿勢を貫き、新しいことを貪欲に吸収する。他者に対しては、多種多様な意見や考えを広く受け入れる寛容さも兼ね備える。派遣アルバイトやフィリピンでのインターンシップを通して、その素直さが適応能力へと結びついた。新しい環境や状況下において、自身に求められる役割を察知し、他者と建設的な関係を構築して、物事を進めていくことができると考える。また、これまでの人生では、決断を下した、あるいは行動を起こした契機は、「人のため」という想いである。自らの存在や行動により、その人が幸せに感じられることが、自分自身の幸せにもつながり、より幸せを提供したいという更なる動機にもつながっている。 上記の自身の性格から、様々なステークホルダーと連携、協働し、お客様のために情熱を持って業務に取りくむことができると自負する。
引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(三井倉庫ホールディングス20卒)
まとめ
本記事では自己PRで素直さという長所をアピールする際の方法やポイント、例文を紹介してきました。
素直という長所は受け取り方によって主体性がない、受け身といったネガティブな印象を持たれてしまう可能性があるため、できるだけ主体的に動いたエピソードを伝えるようにしましょう。
その際は本記事で紹介した自己PRの答え方やポイントを参考にしてみてください。
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