今回は大学生の松村が、ペンシルで代表取締役社長CEOを務める倉橋美佳社長にお話を伺いました。
同社はクライアントのWEBサイトの売上をあげる「研究開発型WEBコンサルティング会社」として、新しい価値を提供するため、常にWEBマーケティングの研究開発を行っています。
独自の視点から実験や研究を重ね、研究結果によるノウハウをもとにクライアント企業のWEBサイトを分析し、WEBからの売上を向上させるためのコンサルティングを一気通貫して実施しています。
企業を知ろうーペンシルってどんな会社?ー
株式会社ペンシルの4P
ペンシルについて、会社の魅力を4つのP(理念・職業・人事・組織)でまとめてみました。
実際にどんなことをやっているの?
ペンシルは、クライアントのWEBサイトを成功させるための「WEBコンサルティング」において最先端の価値提供をしており、クライアントの9割は大企業を含む規模の大きい東京の企業です。
ペンシルはWEBサイト、WEBビジネスにおいて、クライアントを「成功」させるための「すべて」を「ワンストップ」で提供しています。
「すベて」を上の図のように6つの柱で捉えており、それらを体系化し視覚化しながらトータルではもちろん、それぞれの領域でPDCAを体系的に、そして、継続的に回転させ、ノウハウを蓄積し続けているのです。
変化の激しいWEB業界ですが、ペンシルはWEBコンサルティングに特化した独自の事業を続けてきました。
その結果、完全自社開発のDX経営プラットフォーム「スマートチーター E Cloud」の確立や、多くのクライアント様の成功事例に繋がりました。
「新・ダイバーシティ経営企業100選」を受賞するほど、多様性のある組織づくりに力を入れながら、WEBマーケティングにおける研究開発型のコンサルティングにおいて、最先端の価値提供を実施することで売上においても15期連続黒字を続けているペンシルさん!
次の項目からは、ペンシルの倉橋社長との対談の内容をお伝えします。これまでの経緯や理想の組織像、悩んでいる学生へのアドバイスをいただきました!
【インタビュー】倉橋社長の考える理想の組織と多様性
ーはじめまして。インタビュー始めていきたいと思います。よろしくお願い致します!
倉橋社長:はじめまして。よろしくお願いします。
ーはじめに、倉橋社長の考える理想の組織像についてお聞きしたいです。
倉橋社長:今は変化し続ける時代なので、変化に適応できる組織でありたいと思っています。
変化をするためには、私たち自身が多様性のある組織である必要があります。年齢、性別、国籍、文化関係なく様々な人たちが集まり、それぞれが成し遂げたいことがあって、会社を利用することでそれらを実現できるのが1番良いと思いますね。
ーどのような経緯で、現在多様性のある組織を大切にされているのでしょうか?
倉橋社長:以前はよくあるトップダウンな組織でした。中にはついていけなくなって辞めてしまう社員もいて、このままではよくないと思いました。
そこで、柔軟な働き方や広く視点を持つことが大切なのではと思い、多様性をポイントに組織改善に取り組んだところ、実際に雰囲気もすごくよくなり、現在の多様性を尊重する環境作りに繋がりました。
多様性を保ち、ぶつかることがあっても解決できるような、お互いを認め、リスペクトし合える基盤づくりを大切にしています。
ー今おっしゃられた過去の経験があるからこそ、今の考えに繋がっているのですね。しかし実際上手くいかないこともあると思うのですが、多様性を維持する上でどのようなことに気をつけられていますか?
倉橋社長:多様性とは確かにすごく自由なものです。だからこそ、働き方も考えも何でも許されるんだと思うようになりがちです。
この点において私が大切にしているのは「自由と責任」です。まずそれぞれが責任を持った行動をすることが大前提となります。
わがままなのか、主張なのか、公平なのか、そういった線引きの難しさは今でもありますが、ディスカッションをその都度繰り返したり新たな制度を導入したことで、だんだんと形になってきました。
例えば、法律によって働き方の改善にもある程度規制があって、成長したい時期でも働くことができる時間は決められています。
これに対して私たちとしては効率よくインプットでき時間を短縮できる環境作りにも力を入れていて、1年間に約100時間もの社内研修や勉強会を実施しています。
【インタビュー】採用する上で「自由と責任」のバランス
ー採用においてどのような人材と一緒に働きたいと考えられますか?
倉橋社長:まず、先ほどの「自由と責任」についての考えと重なりますが、やはり責任感があるのはすごく大切だと考えています。また、その上で私たちの考え、会社の理念に賛同してくれているかも重要視していますね。
過去にスキルのみで採用し上手くいかなかったことがあり、現在ではスキルよりも私たちの想いに共感できて、方向性のあっている人を採用しています。
積極的に自分からチャンスをつかみにいって自己実現に向かいつつ、当社と一緒に成長したいと思ってくれる方と、ぜひ一緒に働きたいです。
これから先、長く社会に価値貢献し続けるためにも、個々が責任感を持って、会社としても最低限守るべき軸があって、そこからぶれずにその中で個々が自由に独立している組織でありたいですね。
私たちの中では「自分が表に立つ」ということよりも「誰かのためになりたい。2番手として支えたい。縁の下の力持ちでありたい。」といった利他的精神を持つ社員が多いように感じています。
若手社員には経験豊富な先輩達が手厚くフォローしてくれますし、みんなお世話焼きなんです。
【インタビュー】学生のみなさんへ
ー最後に、学生のみなさんへのメッセージをお願いします。
倉橋社長:今は個の時代と言われているので、「自分が何者なのか」のラベルは色々ある方のほうが有利だと思います。
せっかくの学生生活です。ぜひ「普通」の壁を突き破って、小さなことからでいいので、色んなことに少しずつ挑戦をしていって欲しいです。
そうしていくうちに自分の将来ありたい姿が見えてきて、自分に合った会社に出会うことができると思います。
またその際に、何事も目標意識が大切なので、まずは長期的な目標を見据えた3ヶ月ごとの中期的な目標を考えることもおすすめです。
当社でもコンパスシートと言って3ヶ月ごとに各社員がマネージャーからフィードバックをもらって目標設定を行う評価制度を導入しているのですが、みなさんもその考え方を活用していただけたらきっとさらに充実した大学生活になると思います。
応援しています!
業界を知ろうーWEBコンサルティング業界とは?ー
WEBコンサルティング業界では実際どのような仕事が行われているのでしょうか。
WEBコンサルティング業界の構造と仕事内容
WEBコンサルティング会社はWEBマーケティングを行っている企業をクライアントとしています。専門的な知識やデータからクライアントのWEBマーケティング向上を目指すWEBサービスに特化したコンサルティング会社です。
そもそもWEBマーケティングとは消費者やユーザーを集客し、商品の購入を促進させるために、WEBページを通じた施策立案や活動を行っているデジタルマーケティングの一種です。具体的な施策としては、検索上位に表示させるための施策やインターネット広告、SNSによる集客施策、メールマガジンなどが挙げられます。
WEBコンサルティング会社はこういったWEBマーケティングに関する相談を受けたり、クライアントの現状を分析・調査し、情報提供や戦略立案を手掛けているのです。
WEBコンサルティング業の今後の動向
IT専門調査会社 IDC Japanのレポートでは、2017年に3921億円であったコンサルティング業界の市場規模は、2022年までの5年間で5612億円まで拡大すると予測されています。
クライアントとなるWEBマーケティング業界も拡大傾向にあります。2019年に電通が発表した業界全体のインターネット広告費用の推移に関するデータによると、2019年にインターネット広告費総額が初めて2兆円を超えたのです。これはテレビメディア広告費を上回る値で、広告媒体全体の総額の約30%にあたります。
今後のWEBマーケティング業界の拡大に伴って、WEBコンサルティング業界も拡大していくと考えられています。さらにWEBコンサルティングの技術はグローバルへの汎用ができるため、海外での活躍も期待されています。
▶参照元
・STASEON コラム Webコンサルタントを徹底解剖!仕事内容・なり方・将来性など
・株式会社 電通「2019年 日本の広告費」
最後にーペンシルのインタビューを通してー
ペンシルの倉橋社長のお話からもこんなに社員の個性を大切にしてくれている会社があることに大変感激しました。
サービスとしても大手企業を含むクライアントに対して、最先端の価値提供をされており、大変やりがいを感じながら働ける環境だと思います。
サービスの実績や働き方においても、本当に様々な取り組みをされているので、ぜひみなさんホームページをチェックしてみてください。
また教育にも力を入れられていて、業務時間内の社内研修や勉強会を年間約100時間も実施している点はとても驚きましたし、多様性を大切にしているからこそ様々な働き方の制度があり、ものすごく働きやすそうだなと思いました。
倉橋社長からのアドベイスでありましたように、小さなことから「自分探し」の挑戦をしてみていきたいです。
倉橋社長、貴重なお時間誠にありがとうございました!