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「就活留年って不利になる?」「就活留年しちゃったらどうすればいい?」「就活留年は選ばない方が良い?」
このように就活留年に対して様々な不安があると思います。
本記事では既に就活留年が決まってしまっている人に向けて、留年期間中にすべきこと、面接で留年を伝える時のポイントや注意点、回答例文などを紹介しています。
また、就活留年するかどうか悩んでいる人に向けて、就活留年のメリット・デメリット、今からやるべき対策方法についても紹介していますので、どちらの人も是非参考にしてみてください。
●就活留年とは『就活はしたが就職はせず、再度来年度の就職に向けてもう1年学校に通うこと』を指す。
●就活留年するメリットは『新卒として再度就活に臨める』『先に入社した同期から情報をもらえる』『前年度の経験を活かせる』、一方デメリットは『お金がかかる』『留年理由によってはネガティブな印象を持たれることもある』。
●就活留年中は『志望業界で役に立つ勉強をする』『インターンに参加する』『早めに選考対策に取り組む』『本を読む』などをおこなっておくと良い。
就活留年とは?
まず始めに就活留年とは何なのでしょうか?
就活留年とは『就活はしたが就職はせず、再度来年度の就職に向けてもう1年学校に通うこと』を指します。
留年してしまうと就活では不利になるのかどうか気になっている就活生も多いでしょう。
結論留年したからといって、不利になるとは限りません。企業は就活を通して自社に貢献してくれる人材を求めているため、選考でやる気や熱意をアピールすることができれば不利にはならないということを覚えておきましょう。
ただ、留年理由の伝え方や留年期間の過ごし方によっては不利になってしまう可能性もあるため、本記事の後半でお伝えする伝え方を参考にしてみてください。
就活留年は不利になる?
「就活留年は不利になる?」という不安を感じている就活生に向けて就活留年のメリット・デメリットを紹介します。
就活留年するメリット
■新卒として再度就活に臨める
就活留年の1番のメリットは新卒として、もう一度就活ができるということです。
企業によっては採用を新卒のみに絞っているところもあるため、既卒扱いになってしまうと選考を受けることができない場合があります。
つまり新卒と既卒では受けられる企業数が大幅に異なる可能性があるということです。
■先に入社した同期から情報をもらえる
就活留年の場合、同級生の大半が既に就職しているため、企業のリアルな情報を教えてもらえるというメリットがあります。
実際に働いている人からの情報は基本的には信憑性も高く、ネットなどでは得られない情報であったりするため、企業研究の一環にもなるでしょう。
また近年では社員が人材紹介をする[リファラル採用]を導入している企業もあるため、友人に企業を紹介してもらえることもあるかもしれません。
■前年度の経験を活かせる
就活留年の人は1度就活を経験しているため、就活を1から始める人と比べたら比較的余裕を持って就活を進めることができます。
前年度の経験を通して「こうしたらうまくいった」「ここがダメだった」など、自分の中で様々な経験値を貯めることができていると思うので、少し優位な状態で就活をスタートさせることができるでしょう。
就活留年のデメリット
■お金がかかる
就活留年の1番大きなデメリットはお金がかかるということです。
留年ということは1年多く大学に通うことになるため、1年分の学費が増えることになります。
大学によっても異なりますが、1年間の学費の平均は149万円と多額であるため、その金額をさらにもう1年支払うとなるとかなり負担は大きいと言えるでしょう。
参照元:子供1人当たりにかける教育費用(高校入学から大学卒業まで)は減少/日本政策金融公庫
■留年理由によってはネガティブな印象を持たれることもある
留年の理由にもよりますが、留年と聞くと「単位が取れなかったのかな?」「どこからも内定がもらえなかったのかな?」とマイナスな印象を持ってしまう企業も存在します。
留年した理由は面接で聞かれる可能性が非常に高いため、留年した理由や留年期間の過ごし方を明確に伝えられないと良い印象を持ってもらうのは難しくなってしまうでしょう。
就活留年期間中にすべきこと
ここでは就活留年期間中にすべきことを紹介します。留年期間中を有意義に過ごすためにも参考にしてみてください。
志望業界で役に立つ勉強
面接では企業から留年について聞かれることが多いです。
留年に対してマイナスな印象を持たれてしまうこともありますが、留年期間の過ごし方によっては好印象を与えることもできます。
そのため留年期間中は、志望業界で役に立つ勉強などをおこなっておくと良いかもしれません。
どんな勉強をすべきかは志望業界によります。
例えば、英語を使うことが多い業界であれば、英語の勉強をしておく、不動産業界であれば宅地建物取引士(宅建)の資格を取得するなど、自分に必要なものを学んでおきましょう。
そうすることによって、志望度の高さをアピールすることができるのではないでしょうか。
インターンシップに参加する
第一志望企業のインターンに参加することで、社員と仲良くなれる可能性があります。
またインターンの内容にもよりますが、実務を体験できるインターンなどもあるため、自分に合った企業なのかどうかを判断する材料になる場合もあります。
さらに企業によってはインターンに参加した人限定でESや一次面接の免除など、選考で優遇されることもあるため参加してみることをオススメします。
早めの就活対策(留年理由も考える)
せっかく時間があるのに、ダラダラと過ごしてしまうのは非常にもったいないです。
再度自己分析や業界・企業研究をするなど、自分についてもう一度見つめ直してみてください。
また、再三お伝えしていますが、留年した場合は高確率で留年した理由について面接などで聞かれるため、留年理由を聞かれた時の回答も早めに準備しておきましょう。
本を読む
本を読むのも効果的です。
就活留年期間は時間的にも余裕があり、自分の将来についてもう1度考える機会も十分にあります。
本を読むことで考え方が変わったり、視野が広がったりなど、新たな自分を見つけるチャンスでもあるため、積極的に読んでみると良いでしょう。
面接で就活留年について伝える時のポイント
ここでは面接で就活留年について伝える際のポイントを紹介します。
面接では、伝え方に気を付けなければマイナスな印象を持たれてしまう可能性があるため、面接官に好印象を与えられる伝え方を学んでいきましょう。
具体的に伝える
留年という失敗に対してとった行動について話す際は、具体的に話します。
抽象的に伝えてしまうと、「この人は何をどう頑張ったんだろう…」とせっかくの努力が面接官に伝わらない可能性があります。
そのため、面接官がイメージしやすいよう具体的に伝えてみてください。
その際は以下のフレームワークに沿って、伝えてみましょう。
失敗に対してとった行動を伝える
失敗は誰にでもあります。
就活では失敗したことをしっかりと受け止めて、その失敗から何を学び、どういった行動をとったのかを伝えることが最も大切になります。
そのため、なぜ就活留年してしまったのかを振り返り、それに対し留年期間中にどんな行動をしたかを伝えるようにしましょう。
ここをしっかりと伝えることができれば、就活留年というマイナスな事実でもプラスの印象を与えることができます。
留年から学んだことを伝える
失敗をただ失敗として終わらせるのではなく、失敗から何を学んだのかについて伝えるようにしましょう。
そうすることで「この学生はマイナスなことからもプラスな面を探すことができる、ポジティブな人だな」という印象を持ってもらえるかもしれません。
失敗に対していつまでもくよくよすせず、その失敗を次に活かすことができるというのは社会人にとっても必要な素養であるため、存分にアピールしてください。
留年したことを他責にしない
留年したことを他責にするのはやめましょう。
例えば「バイトのシフトにたくさんいれられた」や「学校の授業が忙しかった」のように留年理由を他責で伝えてしまうと「この人は失敗を人のせいにするから、これからの成長はあまり望めないだろう…」と面接官に思われてしまう可能性があります。
そのため、留年理由を伝える際は、どのような内容であっても、あくまで自分の行動が招いた結果であることを述べるようにしましょう。
理由は正直に伝える
留年理由で嘘をつくのもNGです。面接官は今まで何人もの就活生を見てきているため、就活生がついた嘘など、簡単に見破ってしまいます。
万が一嘘が通ったとしても、入社後、自分にとって居づらい環境を作ってしまうことになるかもしれません。
そのため、たとえ留年理由がネガティブなものであったとしても、潔くよく本当の理由を伝えるようにしましょう。
就活留年を伝える際の例文
ここでは面接で就活留年を伝える際の例文を紹介していきます。
また、例文に加え、想定質問についても紹介しているので、深堀り対策もおこなっていきましょう。
就活留年を伝える例文(1)
会社選びは、これからの人生においてとても大事な選択だと思っています。去年は自分にとって納得できる選択ができなかったため、一度留年をして就職活動をやり直しました。留年をしてからは社会で役立つスキルや業界について学び、今年こそ自分にとって納得できる選択ができるようにと、懸命に取り組んできました。そのため、今年の就職活動にはとても自信があります。
入社した後は留年で失った1年間を取り戻すために、全力で働きたいと思っています。誰よりも結果を残し、先に社会人になった同期を越えて行くと決めています。
【想定追加質問】
⇨あなたが会社選びで大切にしていることは何ですか?
⇨去年はどうして納得のできる選択ができなかったのだと思いますか?
就活留年を伝える例文(2)
会社はこれから何十年とお世話になるので、どうしても自分の中で納得できる選択をしたいという思いがありました。また、去年は自己分析や企業分析が足りないと感じたことも理由の一つです。そのため、今年はしっかりとした自己分析と企業分析を行いました。今年は必ず自分にとって納得のできる選択をしたいと思っています。
入社した後は、誰よりも真剣に選んで入った会社であることに自信を持って、仕事をしていきたいと思っています。
【想定追加質問】
⇨自己分析の結果自分はどのような人間だと分かりましたか?
⇨企業分析で大切だと思ったことは何ですか?
⇨なぜ去年は十分な自己分析や企業研究ができなかったと思いますか?
内定がまだない人がやるべき4つのSTEP
「内定はまだないけど就活留年はできればしたくない…」という人は諦めずに以下で紹介する方法を試してみてください。
人によってやるべきことは異なるため、自分は今何が足りないかをしっかりと考えた上で対策方法を選びましょう。
STEP1:キャリアセンターあるいは就活エージェントを利用する
自分ではどうしたらいいかわからないという人は就活エージェントを利用してみるのもオススメです。
就活エージェントでは、就活に関する悩みや相談に乗ってくれる個人面談や、最初におこなった面談の内容を踏まえた上での企業紹介、企業目線での履歴書・ESアドバイス、各企業の評価基準をもとに面接のアドバイスなどをしてくれます。
時期によっては即日内定や2週間で内定が出る企業などの選考ルートを教えてもらえる場合もあるため、1人で就活を進めていくことに不安がある人はぜひ利用してみてください。
STEP2:自己分析、業界・企業研究をやり直す
まだ内定がなくて焦っている人は、再度自己分析や業界・企業研究をやり直してみましょう。
やり直すことで、志望動機や自己PRに深みが出たり、全く違う業界に興味を持つきっかけになるかもしれません。
就活スキルを上げる且つ視野を広げるためにもう一度やり直すことをオススメします。
自己分析、業界・企業研究のやり方がわからない人は以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
STEP3:エントリーする企業を増やす
シンプルですが、全オチしてしまった人、持ち駒が少なくなってきた人はもう一度エントリーし直しましょう。
業界は違えど、仕事内容が類似している業界はたくさんあります。
先程業界研究をし直そうとお伝えしましたが、その際に違う業界も積極的に見てみてください。
STEP4:面接対策をおこなう
面接に臨む前には、必ず面接対策をおこないましょう。
ボソボソと下を見ながら話している人や、身だしなみに全く気を使えていない人を採用したいという企業なんてありません。
話の内容も重要ですが、実は態度やマナーの方も面接官はしっかり見ています。
具体的には以下のポイントをチェックしているため、特に注意して面接に臨みましょう。
(2)言葉遣い:語尾は伸ばさず、丁寧に話す
(3)目線:面接官の目をしっかりと見て話す
(4)声のトーン・大きさ:ハキハキと明瞭に話す
(5)棒読み:暗記するのではなく、自分の言葉で話す
(6)身だしなみ:スーツの着こなし、清潔感を大事にする
以下で面接対策系の記事を紹介しているので、自分に合ったものを選んで読んでみてください。
まとめ
本記事では就活留年のメリット・デメリットや就活留年中にすべきこと、また面接で就活留年をした理由を伝える際の注意点について詳しくお伝えしてきました。
現時点で就活留年を決めている就活生は、留年期間を有効活用し、来年度の就活開始時に優位な状態でスタートを切れるようにしましょう。
また、現就活留年をするかどうか考えている段階という就活生は、諦めずにもう一度自己分析や業界・企業研究などをおこない、自分に合う企業を探してみてください。
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- 「就活留年って不利になる…?」
- 「就活留年した場合って正直に伝えた方がいいの…?」
- 「今からでも内定もらうことってできる…?」
このように就活に関する悩みは人それぞれでしょう。
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