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調整力は自己PRで評価される?就活で役に立つ言い換え例も紹介!例文10選付き

✔ 本記事のまとめ
●調整力がある人は「スムーズに仕事を進められる」「問題を円滑に解決することができる」と判断されるため、自己PRには効果的と言える。

●調整力を自己PRで伝える際は「チームの一体感を作ることができる」と具体的な言葉で言い換えると良い。

●調整力は伝え方によっては受動的な印象を与える可能性があるため、主体的に行動したエピソードを伝えるようにしよう。

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目次

「調整力って自己PRで使える?」「調整力をアピールする上で気をつけた方がいいことはある?」

そんな不安や疑問を抱えている就活生に向けて、本記事では自己PRで調整力をアピールする際の方法やポイント、例文を紹介しています。

自己PRで調整力をアピールしようと思っている人は是非参考にしてみてください。

「調整力」は自己PRで使える?

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就活生の中には「調整力って自己PRで使えるの?」という疑問を感じている人もいるのではないでしょうか。

結論、調整力は自己PRとして十分なアピールとなります。

以下で調整力が企業に評価される理由を紹介していきます。

スムーズに仕事を進めることができると判断されるため

調整力がある人はどのような仕事に対してもスムーズに進めることができます。また、全体を俯瞰してみることもできるため、事前に起こりそうな問題を把握し、先回りして解決することもできるでしょう。

このように事前にトラブルを回避できることから、問題が発生した際の対応する手間や時間を省くことができ、仕事の効率化を図れると言えます。

問題を円滑に解決することができると判断されるため

何か問題が起きた際に、誰かが我慢したり、立場が高い人が権力を使って強引に解決したりと、円満ではない解決をすることも少なくありません。

そのような解決方法では一時的な解決にしかならないため、さらなる問題の発端になってしまう可能性もあります。

しかし調整力がある人が問題解決にあたることで、みんなの意見や考えをうまく調整し、全員が納得感のある答えを出すことができるため、問題を円滑に解決することができます。

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「調整力」を自己PRでアピールする際の書き方

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自己PRを書く際は上記のフレームワークに沿って書くようにしましょう。

(1)結論

自己PRを書く際は最初に「私は調整力があります」といったように自分の長所を端的に述べます。

理由としては、最初に結論を述べ面接官に今から何の話をするのか伝えることで、聞き手側も話が入りやすくなるためです。

ここでのポイントは、ただ「私の長所は調整力です」と伝えるのではなく「私の長所はチームの一体感を作る力です。 」など、どのような調整力があるのか具体的に伝えられると良いでしょう。

  例  私の強みはチームの一体感を作る力です。

(2)エピソード

長所を伝えたら、実際にその長所があることを証明できるエピソードを交えます。

理由としては、企業は、課題・目標やそれに対する行動を通してその人の人柄や価値観を判断しているためです。

  例  文化祭実行委員会で広報責任者として活動していましたが、部員がお互いの企画に無関心で仕事を協力をし合う雰囲気がありませんでした。

そこでみんなで意見を出し合いながら協力し合う状況を作ろうと、率先して自分の担当でない企画にも第3者目線で意見を述べ、担当外の企画でも自身の考えを伝えて良いということを自ら示しました。

また会議では全員が1回以上意見を述べる規則を提案したことで、徐々に全員が意見を出し合いながら協力して働くようになり、一体感を作ることができました。

(3)結果・学んだこと

エピソードの次は、自分がとった行動によってどのような結果になったか、この経験を通して何を学んだのかについても書きます。

  例  結果、前年比2倍の観客数を達成しています。

(4)入社後どう活躍できるか

企業は採用活動を通して、自社に貢献してくれる人材を求めています。つまり、面接官にこの学生は「自社で活躍する素養がある」と思わせることが大事です。

  例  貴社で働く上でも自ら行動することでチームに貢献したいです。

より詳しい自己PRの書き方について知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。

企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
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本記事では選考を通過するために、自己PRの作り方や書き方のポイント、合わせて注意点についても紹介しています。
その他にも企業が自己PRを聞く意図や例文なども紹介していますので、参考にしながら自分の自己PRの作成にお役立てください。

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「調整力」を自己PRとして書く際のポイント

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ここでは自己PRで調整力という強みをアピールする際のポイントを紹介していきます。

せっかくの長所もアピールの仕方によって面接官に与える印象は大きく異なってしまうため、正しいアピールの仕方を理解しておきましょう。

主体的に動いたエピソードを伝える

仕事では社内外問わず多くの人と関わりながら業務を行うため、企業側にとって調整力がある人材は評価が高い場合が多いです。

そのため、自己PRで調整力をアピールすることは良いですが「もめ事が起きた時、両者に良い顔をして事が大きくならないようにした」などの受動的な内容ではネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。

企業側が求めている調整力とは”主体的に行動したことで課題解決に導く力”のことを指しているため、課題に対してどのように行動し、解決に導いたのかという主体的に行動したエピソードを記載することを意識しましょう。

その場しのぎの行動だと思われないようにする

自己PRで調整力のエピソードを伝える際は、その場しのぎの行動だと思われないようにしましょう。その場がなんとかなったとしても根本的な問題解決ができなければ、調整力があるとは言えません。

そのため、調整力をアピールする場合は問題解決をした際の行動を具体的に伝えるようにしましょう。

例えば「問題を解決するために新しいルールを作った」など、その時だけではなく、今後も起きないような仕組みづくりを行ったところまで伝えられると効果的です。

調整力を他の言葉に言い換える

自己PRで調整力をアピールするのは問題ありませんが「私の強みは調整力です」だけではやや抽象的で、あなたの意図とは違った受け取り方をされてしまう可能性があります。

そのため、自己PRで調整力をアピールする際は「チーム内で異なる意見が出た際に、双方の意見をまとめ合意形成を図ることができる」などといったように具体的な言葉で伝えるようにしましょう。

「どうやって言い換えればいいかわからない…」という就活生は、以下の言い換え例を参考にしてみてください。

  • 組織をまとめることができる
  • 課題解決に向け主体的に動くことができる
  • 観察力がある
  • 物事を俯瞰的に見ることができる
  • 目標達成に向けて行動できる
  • 対立した意見をまとめることができる
  • 周囲の意見を聞き、合意形成を取りことができる
  • 組織の中心として引っ張っていく力がある
  • チームの一体感と作ることができる
  • 全員が参加しやすい環境を作ることができる

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自己PRで「調整力」をアピールした例文

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ここでは自己PRとして調整力をアピールしている例文を7つのカテゴリーごとに紹介していきます。自己PRを考える際に参考にしてみてください。

【例文内のハイライトカラーの凡例】

●結論⇨  緑  ●エピソード⇨  青  ●結果・学んだこと⇨  ピンク   ●入社後⇨  オレンジ 

自己PRで調整力をアピールした例文:ゼミ編

■例文1 

 ‌私の強みは「調整力」です。  私は統計を学ぶゼミにおいて、「○○」をテーマに3人でグループ論文を執筆しました。議論を進めていく中で、私以外の2人が自分の意見を譲らず相手の意見を否定するような言い合いになってしまったことが多々ありました。その時私は、自分の意見をむやみに主張するのではなく、2人の間に入って議論を整理するようにしていました。まず1人1人の主張をヒアリングし、言いたいことを全て話してもらいました。すると、2人が前提として考えていることがそもそも違うことに気づきました。そこで、今自分たちは何を最終目標としていて何を議論しているのか、という前提部分を整理して共有すると議論が円滑に進むようになりました。  この活動から、チーム全体のことを考え様々な意見を調整する力が身につきました。  この強みを活かし、貴社の営業として社内の様々な人を巻き込んでお客様とともに1人1人が豊かに暮らせる社会の実現に貢献したいです。 

⇒具体的なエピソードが書かれており、読み手が理解しやすい自己PRと言えます。構成もとても綺麗です。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)20卒)

■例文2

 ‌私の強みは、「会話の調整力」です。  ‌複数の友人と話をする際には話を聞くときには聞き、会話を活発化させることが多いです。友人にはそれぞれ個性があるため、まんべんなく話を回すように心がけています。また大学のオンライン授業のグループワークでは意見が出ない場合に意見を出し、意見を引き出すなど話を回す役割を頻繁に担いました。意見の言い方について気を付け、自分の意見を伝えつつ、議論の余地を残すようにしました。また、沈黙になった際もみんなが意見を出すためのきっかけを作り、生まれた意見を尊重することでグループワークを価値のあるものにしました。  その授業の教授からはグループワークの充実度と意見を聞き流さず自分なりに咀嚼していることを評価され、その講義でS評価を得ました。  議論を促進し、聞くときには聞くことができる「チーム内での調整力」を活かして、チームのバランスを保ち、仕事に役立てたいと思っています。 

⇒強みは「会話の調整力」とどんな調整力があるのか明記されており、あなたの人柄や強みがしっかりとアピールできています。入社後、志望企業でそのように強みを活かしたいと思っているかについても書けておりGoodです。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(東洋製罐22卒)

サークル編

■例文1

 ‌私は一人ひとりを気にかけ、組織をまとめることができる人間です。  ‌私は100人規模のフットサルサークルでサークル長を務めており、10名の幹部を束ねていました。当初は各自の仕事を直前まで進めない人がおり、活動が延期になるなど支障が出ていました。私は各々の進捗具合を管理する必要があると感じ、幹部たちに1週間ごとに活動報告してもらい、それぞれの進捗状況を可視化するため表を作り、全体で共有しました。また連絡を取る中で一人一人の必要性を伝えることを心がけました。  結果として大人数の行事もチーム一丸となり、滞りなく進めることができました。  貴社でシステム開発を行う際に私の調整力や統率力を活かし、活躍したいです。 

⇒調整力という強みを「私は一人ひとりを気にかけ、組織をまとめることができる人間」と言い換えており、あなたがどのような強みを持っているのかがわかりやすくなっています。構成もとても綺麗です。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(NTTデータフィナンシャルテクノロジー21卒)

■例文2

 ‌私の強みは、意見の対立をまとめ上げる調整力です。  ‌この強みは、所属する登山サークルの企画チームとして、夏合宿の方針について検討する際に発揮されました。夏合宿は一年の中で最もハードな行事であり、例年参加者が少ないという課題がありました。そのため、合宿先の山の難易度を落として参加者数増加を目指すべきという意見と、伝統行事のため例年通りの難易度で行うべきという意見で衝突が生じていました。私はできるだけ両者の主張を汲んだ企画を作り上げたいと考え、幹事長やOB・OGにも相談しながら悩み抜きました。その上で、難易度別にルート分岐できる山であれば、初心者も熟練者も楽しめる企画になると考えチームに提案しました。  結果この案が採用され、対立を解消し、夏合宿の参加者数を例年より大きく増やすことに成功しました。  この強みを生かし、利害の異なる社内外の人々との調整役を担うことで、チームの生産性向上に尽力します。 

⇒調整力という強みを「意見の対立をまとめ上げる調整力」と言い換えられている点がGoodです。また、入社後どのように貢献したいかについて具体的に書けており、企業の採用担当者にあなたが将来活躍できるイメージを与えることができるでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(三栄源エフ・エフ・アイ22卒)

アルバイト編

■例文1

 ‌主体的に課題に取り組み成果につなげられることが私の強みだ。  ‌その根拠の一つに、塾講師のアルバイト経験がある。講師になった当初は、とにかくわかりやすく授業をすることに注力したが、担当する生徒の中には成績が上がらない生徒もいた。私は担当する生徒全員の力になりたいと考え、今までの授業より多くの生徒との対話の時間を増やすことで、全員が授業に参加できるよう取り組んだ。一人一人と多くの対話をする中で生徒の学習状況を理解することは難点だったが、持ち前の勤勉さを活かして成し遂げた。  活発で賑やかな授業を継続した結果、担当した生徒全員の成績を向上できた。 

⇒調整力という強みを「主体的に課題に取り組み成果につなげられる」と、とても具体的に言い換えられています。また、おこなったことについてもしっかりと書けており、あなたの人柄や考え方が伝わる自己PRと言えます。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(キヤノンITソリューションズ23卒)

■例文2

 ‌私は調整役です。  ‌チームの課題に対して自ら解決を試み、各自との対話を重ね周囲を調整することでそれを実現します。アルバイト先の○○では、欠席が続いたA君に対し、短気な社員が「もう来なくていい」と叱責した場面がありました。A君に非はありながらも、社員が欠席理由に耳を傾けなかったことを問題視し、A君と今後のアルバイトの地位のために解決を試みました。A君から話を聞くと、欠席の理由は体調不良であり、それを憤慨する社員に伝えられなかったことを知りました。そこで、普段の社員との会話の中でA君の思いをそれとなく伝え、A君と対話する機会を作りました。  A君は反省と意気込みを伝えて解雇を免れることができ、現在も仕事を続けています。このように私は、対話を重ね周囲を調整する魅力を学んできたため、課題解決の手段として活かしています。  社会でも、課題に対し自ら全体最適を見つけ解決することでチームに貢献したいです。 

⇒両者の関係を修復するために行ったことについてしっかりと書けています。もっと良い自己PRにするためには調整役という強みをどのような調整力があるのか他の言葉で言い換えることができるとあなたらしさがより伝わるでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(ゆうちょ銀行20卒)

ボランティア

■例文1

 ‌‌「課題を見つけ、皆が参加しやすい環境を作る力」が私の強みです。  ‌これは大学4年間活動をした学童のボランティアで経験した中で培ったもので、ボランティア参加者の増加を目標に行動を起こしたことから言えます。目標達成のために新しい参加者を増やすだけでは限界があると思い、過去の参加者の定着率を上げることにしました。まずは参加を辞めた人から辞めた理由を聞いて何に課題があるかを理解し、その声を基に制度の改善策を提案しました。辞めた理由としては、すでに仲が良い人同士でグループ化されており、ボランティア先に友人がいない人は居づらいというものが多かったです。そこで参加者に経歴や学部等のアンケートを取り、共通点のある人同士でいくつかのグループに分けました。  れにより初めての人同士でも話のきっかけを掴むことができ、盛り上がりを見せるグループも多くボランディアに参加しやすい雰囲気を作ることができました。 他にも新しい友人もできたという意見ももらえ、昨年50%の定着率を今年は80%まで引き上げることができました。  貴社で働く上でも課題を見つけ、皆が参加しやすい環境を作っていきます。 

⇒結果で数値を用いながら定着率の上がり具合を記載しており、具体的にどれぐらい定着率が上がったかがイメージできる文章となっています。入社後の文章が少し抽象的であるため、自分が希望する職種の業務内容と絡めて記載できると良いでしょう。

部活編

■例文1

 ‌部活動でラグビーに取り組み「観察力を活かした組織の調整力」を身につけました。  ‌高校時代に入部したチームは初心者が多く基本ルールも共有できませんでしたが2年生の秋に主将を任されチームで九州大会出場を目標にしました。就任当初は自分の主張を押し付けるあまりチームをまとめることができず試合に勝てない時期が続きました。そんな時、当時のラグビー日本代表の○○○○がコーチングの際、スキルの伝授よりも選手の性格や状態を観察することに重きを置くことを知りました。このとき、リーダーに必要なスキルは指示を出すことではなく観察力であると学びました。以来、メンバーの様子をよく観察し常に相手の理解に合わせて接することを心がけました。  その結果、チーム内の意見の相違を埋め意思統一を図り、着実に勝利を重ね3年生の時九州大会出場の目標を達成できました。  この経験から「観察力を活かした組織の調整力」を身につけました。 

⇒失敗から学び、どのように行動すればいいかを考え実行に移したところまで書けている点がGoodです。学びの姿勢や成長欲があることも伝わる自己PRと言えるでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(日揮ホールディングス23卒)

留学編

■例文1

 ‌私はチーム全体を見て課題解決をすることができます。  ‌海外プログラムでは調整役としてタイ人学生の日本文化への理解に貢献しました。本企画ではタイ人学生3人を含む6人班で、日系企業の抱える課題について英語でディスカッションし、より良いビジネスモデルを提案しました。当初はタイ人学生が残り時間を考えず発言するため、時間内に資料が作成できませんでした。そこで、日本の文化に関心を持つ参加者のために行動しました。時間管理文化の違いが課題だと考え、2点工夫しました。まず、タイ人学生に日本の時間管理文化を説明しました。日本では電車が必ず定時に到着するなど具体例を出すことで身近に感じるよう工夫しました。次に、議論の前に時間配分を調整役として決定しました。意見を抑制しないよう、柔軟に対応し、残り時間をこまめに伝えることでタイ人学生が時間を意識し、議論をまとめやすくしました。具体例や自分の考えを説明する際、母語でない言語で相手に自分の考えを伝えることには苦労しました。いざ伝えるとなると難しさを感じましたが、簡単な英語を用い、わかりやすく伝えることを意識しました。タイ人も英語は母語ではなく、方言も混ざっているため、意思疎通に難しい単語は必要ではないことに気が付きました。このことで気が楽になり、相手を意識した伝え方をすることができました。  工夫しながら行動した結果、資料を時間内に完成でき、余った時間で異文化交流もできました。このことでチームに貢献できた達成感を味わうことができ、タイ人学生は日本文化を理解したうえで時間を意識して議論できました。この経験から、違う背景を持った人でも、相手の立場を考えたうえで自分の状況を詳しく説明することで理解しあえることを学びました。また、チームをまとめるための調整力を身につけることができ、その後の集団行動では周囲に貢献する意識が強くなりました。 

⇒調整力という強みを「チーム全体を見て課題解決をすることができる」と具体的な言葉に言い換えてアピールできている点がGoodです。また、どのような課題があり、課題を解決するためにおこなったことについて具体的に書けており、読み手も理解しやすい自己PRと言えます。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(中部電力23卒)

インターン編

■例文1

 ‌私の強みは調整役としてチームに影響力を与えられることです。  ‌なぜなら、インターンシップのグループワークにおいて、質の高い意見を出すことを目標に掲げ、チームの新規事業提案が予選を突破するという成果を上げたからです。当初、グループが9人と大人数で、皆が積極的に意見を言うため、議論が拡散することが多いという課題がありました。私は課題の原因が、意見を十分にまとめられていないことだと考えました。そこで、出た意見をまとめ、それを踏まえて自分の意見を出すようにしました。具体的には書記をするときに表でそれぞれの意見をまとめ、共有するように工夫しました。なぜなら、せっかく出た意見を無駄にしたくないと考えたからです。  その結果、複数の意見に対する認識をグループ内で一致させ、質の高い意見を出し、提案に採用されることも多くなりました。以上の背景から、私の強みは全体を把握し、周りに影響力を与えられることだと言えます。 

⇒調整力という強みを「調整役としてチームに影響力を与えられること」とわかりやすい言葉で言い換えられています。エピソードも具体的且つ綺麗な構成で書けていますが、もっと良い自己PRにするためにも、入社後強みや学んだことを活かしてどのように貢献していくかまで書けると良いでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(豊田自動織機23卒)

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まとめ

本記事では自己PRで調整力をアピールする際の考え方や注意点、例文を紹介してきました。

調整力は働く上で必要な素養ですが、伝え方によっては「主体性がない」「その場しのぎをしただけ」と良くない印象を持たれてしまう可能性があります。

せっかくの自己PRでそのようなマイナス評価をされてしまうのは非常に勿体ないため、本記事で紹介した注意点を意識し、効果的な自PRを行いましょう。

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