「就活が終わらない…」「なぜ就活を終えることができない?」「どうすれば就活を終えることができる?」などと悩んでいませんか?
このような悩みを抱えている人に向けて、本記事では納得内定を獲得し、できるだけ早く就活を終わらせる方法を紹介します。
逆転したいと思っている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
就活はただ早く終わらせばいいわけではない
就活は、早く終わることが良いわけではありません。
確かに周りの人間が就活を終えているなか自分だけ終えていなければ焦るとは思います。
しかし、就活生が目指すべきゴールは「就活を単に早く終わらせる」ことではなく、「自分の納得のいく企業から内定をもらう」ことです。
就活を終えるまでのスピードを競っているわけではないので、自分のペースで着実に就活を進めていきましょう。
ちなみにマイナビの調査(*1)によれば、5月は48%、6月は65%、7月は73%と徐々に内々定率は上がりますが、8月以降も就活を継続する人は全体の20~30%はいるそうです。
この数字からも分かるように就活を継続している人は他にもいます。周囲の声は気にせず、納得内定を目指しましょう。
(*1)参照元:マイナビ21卒内定率調査就活が終わらない人の特徴6選
以下で就活がなかなか終わらない人の特徴について紹介していきます。当てはまっている特徴はないか確認してみましょう。
受けている企業数が少ない
就活生の中には幅広くいろいろな企業を受ける人もいれば、ごく数社だけに絞って受ける人もいます。
どちらが正しいというものはありませんが、新卒の平均エントリー数は平均23社(*2)と言われています。
本サイトでは、最低でも30社はエントリーすることを推奨しています。
また、受ける企業が少なくなってしまう原因としては業界を絞りすぎているという理由が挙げられます。
初めから「自分はこの業界しか興味がない」と決めつけてしまうのは危険です。なぜなら就活を進めていく中で志望業界が変わったり、増えたりすることは往々にしてあるためです。
そのため「就活が終わらない」という人は今のうちに他の業界も視野に入れて受ける企業数を増やしましょう。
(*2)参照元:株式会社ディスコ キャリタスリサーチ自己分析が不足している
自己分析が足りていないと、なかなか就活が終わらない可能性があります。就活を行っていく上で自己分析は非常に重要になります。
就活を行っていく上で自己分析は非常に重要です。
自己分析が不足していると企業選びの軸が定められないため、なぜこの業界、企業でなければならないのかについて具体的に答えることができず「本当にこの学生はうちで働きたいのか?」と企業から不信がられてしまう可能性があります。
また自己分析がしっかりとできていないと、企業にアピールすべき自分の本来の強みに気づけないこともあります。
そのため今から他の企業にエントリーするという人は、自己分析をしっかりと行い、自分について言語化できるようにしておきましょう。
業界・企業研究が不足している
就活が終わらない理由として企業研究が足りていない可能性もあります。
就活では自分の強みをアピールしますが、その際に大事なことは企業が求めている強みをアピールするということです。
企業は自社に貢献してくれる人材を採用したいと思っているため、いくら良い強みを持っていてもその強みが志望企業で活かせるものでなければ意味がありません。
そのため志望企業が決まったら、まずはその企業はどのような人材を求めているのかを調べるようにしましょう。
反省と改善を怠っている
反省と改善を行っていない人も就活がなかなか終わらない可能性が高いです。
例えば、あなたは面接後に上手く回答することができなかった質問を振り返り、次の面接までに答えられるようにしておこうと改善できていますか?
改善をしない限り、いくら面接を受けてもなかなか通過率を向上させることは困難でしょう。
反省と改善を怠る原因は面倒くさいことが挙げられます。確かに、面接などを振り返ることは非常に面倒くさい行為だと思います。
ですが「千里の道も一歩から」と言われるように、面倒くさいことの積み重ねが実はゴールへの最短距離だったりします。
普段から反省と改善を行なえていない人は少しずつで構わないので、自身を内省する機会を作るようにするといいでしょう。
自分の言葉でアピール出来ていない
誰しも最初は就活初心者であり、就活のやり方もESの書き方もわからないと思います。そのため就職サイトなどで例文を探し、真似して書いている人もいるでしょう。
確かに、例文などを参考にして考えるのも一つの手法としてありますが、大事なのはそのまま真似するのではなく、自分の言葉に言い換えるということです。
自分の言葉に言い換えることで、あなたの個性や人柄を伝えることができます。
また、面接ではESで書いたエピソードについて必ず深堀りされるため、人の言葉をそのまま使ってしまうと深堀りに対応するのが難しいため、必ず自分の言葉でアピールするようにしましょう。
自分で一人で就活をしようとする(人に頼れない)
人に頼れない方は就活をなかなか終えられない可能性があります。確かに自力で就活を進めることも大切です。ですが、自力だけではつまずくことも多いです。
つまずきやすい例としては自己分析が挙げられます。自分の過去をひたすら振り返ることで自分の強みが見えることもありますが、他者の視点が入ることで今までに気付かなかった自らの強みを知ることをできることもあります。以上の観点より、人に頼ることも大事だと言えるでしょう。
もし周囲に頼れる友人などがいないのであれば、就職エージェントを利用してみるのもオススメです。
就活を終わらせるための対処法<書類編>
就活を終わらせるための対処法<書類編>について一つ一つ解説をしていきます。
STEP1:自己分析をやり直す
STEP1は「自己分析をやり直すこと」です。
自己分析のやり方はたくさんあります。そのため、自分に合ったやり方でやり直すことが大切です。
以下の記事では
・ジョハリの窓
・モチベーショングラフ
・SWOT分析
・自分史
この5つの自己分析のやり方について紹介していますので、全て読み自分に合ったものを見つけてみてください。
関連記事:
【まとめ】自己分析のやり方5選紹介!図付きでわかりやすく解説
STEP2:ガクチカ・自己PRの書き方を見直す
■ガクチカ
ガクチカを書く際は以下の観点に気をつけましょう。
- 何に取り組んだのかを簡潔に述べる(結論)
- なぜその事柄に取り組んだのかに述べる
- その中で困難だったこと、それに対して取った行動を述べる
- 取り組みを通して学んだことを述べる
- 学んだことを企業でどのように活かすかを述べる
■自己PR
自己PRを書く際は以下の観点に気をつけましょう。
- 1番最初に強みを簡潔述べる
- 強みを表すエピソードを述べる
- 強みをどのように活かしたのかを述べる
- 経験を通して学んだことを述べる
- 入社後にこの強みをどう活かしていくかを述べる
関連記事:
企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
STEP3:エントリー数を増やす
シンプルですが、「全落ちしてしまった」、または「全落ちしそう」という人はもう一度エントリーし直しましょう。
業界は違えど、仕事内容が類似している業界はたくさんあります。
「どんな業界があるかわからない…!」という方に向けて、今回は業界を「ものをつくる」「ものを売る・届ける」「サービス・情報」「社会基盤を整備」「資金を動かす」の5つに分類したので、以下の画像を参考に自分の気になる業界を選んでみてください。
STEP4:業界・企業研究をする
業界研究を行う際は以下のポイントを意識して行ってみてください。
- 選んだ業界のビジネスモデルを理解する
- 職種ごとに求められる素養を考える
- 類似している業界と比較する
ビジネスモデルを理解する際は、「どんな商品・サービスを、誰に対して、どのように提供しているか」について調べましょう。
また、企業がどのような強みを求めているかについては「SWOT分析」を行えば知ることができます。
※SWOT分析とは、企業の情報を「Strength(強み)・Wakness(弱み)・Opportunity(機会)・Threat(脅威)」の4項目で分析するもの
類似する企業と比較する際は「Product(製品・サービス・品質)・Price(価格・割引)・Place(立地・流通・販路)・Promotion(広告宣伝)」の4Pのフレームワークを活用すると簡単に比較することができます。
一見他業界に思える業界でも、業界比較をしてみると意外と類似している仕事だったという業界も少なくありません。
自分の可能性を広げるためにも、視野を広くし、様々な業界を調べてみてください。
▶参考:業界研究のやり方
STEP5:志望動機の書き方を見直す
志望動機を書く際は以下の観点に気をつけましょう。
- まず結論を述べる
- その業界・企業を選んだ理由を述べる(過去のエピソードも交える)
- 入社後どのような仕事がしたいかを述べる
▶参考:志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~
就活を終わらせるための対処法<面接編>
就活を終わらせるための対処法<面接編>について一つ一つ解説をしていきます。
STEP1:面接官の思考を知る
STEP1は「面接官の思考を知る」です。
面接官を思考を理解することで、面接攻略のための糸口を掴むことができるようになります。
多くの就活生は自己分析に時間を費やす一方で、面接を行なう面接官の思考を理解しようとしないのが現状です。
面接官の思考を理解しておくだけでも他の就活生よりも一歩リードをすることができるので、しっかりと頭に入れておきましょう。
面接官に関わらず、人間は「感情(直感)で動き、論理(内容)で納得する」と言われています。
これは面接を攻略するうえで非常に大事な考え方です。この原則を面接に当てはめると、面接官は以下のような思考の流れをします。
面接官が「この人材は非常に優秀そうだ」と直感的に感じる
↓
なぜ優秀そうに感じるのかを様々な質問を通して論理で「やはり優秀である」と納得する
(アルバイトの経験を通してリーダーシップがあると分かるなど)
↓
面接通過
逆もまた然りです。
面接官が「この人材はあまり活躍してくれなさそう」と直感で感じる
↓
なぜ活躍しないと思うかの根拠を集める
↓
不合格
このようにいかに直感的に「優秀そう」と思わせるのかがカギになってきます。
もちろん直感的に活躍してくれそうな人材だと思わせることが出来たとしても、内容が伴っていないと意味はないので、内容もしっかりと対策をするようにしましょう。
ではどのように直感的に「優秀である」と感じてもらえるのか、どのように論理的に「優秀である」と思ってもらえるのかについては以下の記事で詳細に説明してるので確認してみてください。
▶参考:就活で落ちるのはなぜ?‐通過率を向上させる裏ワザ4選 を紹介!!‐
STEP2:面接官を誘導する自己紹介のやり方を覚える
STEP2は「自己紹介の型を作ること」です。
自己紹介の型を作るメリットは「面接の内容をある程度想定できるようになる」ことです。
もちろん面接の内容を全て想定内に収めることは難しいかもしれませんが、これまですべて予想外であった面接の流れをある程度で予想できるのは非常に大きな進歩であるはずです。
以上のメリットにより、自己紹介の型を作ることをオススメします。
とはいえ「自己紹介の型を作るといっても、何を言えばいいのか分からないから困っている」と考えられたと思います。
そこで以下では、面接で有効な自己紹介のテンプレートについて紹介をしていきます。
○○(名前)と申します!○○大学△△学部より参りました!
私はこれまで人生において「~~~」という考え方を大切に過ごしてきました。
この価値観をもとに学生時代は○○と○○(ガクチカ)に取り組んできました。
これらの取組では、私の強みである「△△」が発揮されました。
面接を通して、私という人間を存分にお伝えしたいと思いますので、何卒宜しくお願い致します!
まずは、元気よく自分の名前と大学名を伝えましょう。ここからが非常に重要な内容となります。
次に、これまでの自分の活動の根底にある大切にしている価値観や考え方を伝えましょう。
内容は基本的にはなんでも問題ありません。
例えば、学生時代に色んなバイトを経験をしている人であれば、「好奇心を抱いたことにはどんどん挑戦をしていくことを大切にしてきました」などです。
自分を価値観を述べたあとは、学生時代に取り組んできた内容いわゆるガクチカを簡潔に伝えましょう。例えば、カフェのアルバイト経験や野球サークルなどとです。
そして、ガクチカを述べた後は自分の強みを一つ伝えます。
最後は、面接への意気込みを話し締めましょう。
以上のような自己紹介をすることで、自分の価値観・ガクチカ・自己PRの3つの質問のいずれかに誘導できる可能性が高まります。
STEP3:面接のマナーと態度を見直す
STEP3は「面接のマナー・態度を見直すこと」です。
ボソボソと俯いて話している人や身だしなみに全く気を使えていない人を採用したいという企業なんてありません。
話の内容も重要ですが、実は態度やマナーの方も面接官はしっかり見ています。
具体的には以下のポイントをチェックしているため、特に注意して面接に臨みましょう。
- 表情:口角を挙げ、目を開き、明るい表情で話す
- 言葉遣い:語尾は伸ばさず、丁寧に話す
- 目線:面接官の目をしっかりと見て話す
- 声のトーン・大きさ:ハキハキと明瞭に話す
- 棒読み:暗記するのではなく、自分の言葉で話す
- 身だしなみ:スーツの着こなし、清潔感を大事にする
意外と自分では笑顔のつもりが実は全く笑えていなかったり、普通に話しているつもりが志望動機などが棒読みになってしまっていることは多々あります。
そのようなことを避けるためにも、面接前に練習をしておきましょう。
その際は自分が話している姿の動画を撮影し見返してみてください。そうすることによって客観的な自分の姿を見ることができるため、オススメです。
▶参考:面接官に好印象を与える面接マナー|入退室から回答方法、服装、持ち物まで
STEP4:面接練習をする
前述の3つのSTEPを実践しただけでは選考を通過することはできません。
これまでの内容を頭に入れたうえでアウトプットができる状態まで持っていくことではじめて面接の通過率を向上させることができるようになります。
以下では、どのように面接練習をすればいいのか5つの方法を紹介していきたいと思います。
これらの練習法にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、どれか1つだけをやるのではなく全ての練習法を満遍なくやることがポイントです。
一人で壁に向かって練習
面接の練習法の1つ目は「壁に向かって練習をすること」です。
面接において頻出の質問を壁に向かってひたすら独り言する練習方法です。
- いつでもできる
- 人目を気にする必要がない
- 客観的に自分の状況を見ることが難しい
- 話す内容の良し悪しを判断できない
▶参考:【面接でよく聞かれる質問集】答え方のポイントと前日までに準備すべき対策も紹介
友人と面接練習
面接の練習法の2つ目は「友人と面接練習をすること」です。
身近な人であるからこそ気持ちが緩んでしまいがちですが、面接本番だと思い良い緊張感を持って練習しましょう。
練習をする際には、具体的にどのようなポイントを見てほしいのかを事前に伝えておくと有意義な練習になるでしょう。
例えば、「しっかりと目を見て話すことができているか」「笑顔で回答をすることができているか」などを友人にチェックしてもらうといいでしょう。
- 気軽にアドバイスをもらえる
- 面接官の目線も経験できる
- 友人と練習するため緊張感がない恐れがある
- アドバイスがあくまで学生目線であること
キャリアセンターで模擬面接
面接の練習法の3つ目は「キャリアセンター(就職指導課)で模擬面接をすること」です。
友人と練習する場合と比べて緊張感を持って面接の練習をすることができます。
友人との練習と同様に、キャリアセンターの従業員に具体的にどのようなポイントを見てほしいのかを事前に伝えておくと有意義な練習になるでしょう。
- 客観的なアドバイスを受けることができる
- 無料で模擬面接をすることができる
- 従業員が就活を経験していない場合がある
- 従業員によって良し悪しがある
- 模擬面接の予約がなかなか取れない
- 企業の採用視点に詳しくない
就職エージェントで模擬面接
面接の練習法の4つ目は「就職エージェントで模擬面接をすること」です。
まず前提として、就職エージェントとは専任のアドバイザーが個別面談を実施し、各人の就活状況や人柄を把握した上で、希望や適正に合致した企業の求人情報を紹介してくれるサービスです。
何千人もの就活生を見てきた就活のプロがあなたに合ったアドバイスをしてくれるのが特徴と言えます。
- サポートはすべて無料で受けることできる
- 模擬面接の予約が取りやすい
- 面接練習だけではなく本番の面接のセッティングもしてくれる
- 相性のいいコンサルタントに当たるとは限らない
- 志望度が高くない企業を紹介される可能性がある
本番で実践経験を積む
面接の練習法の5つ目は「志望企業以外で実践経験を積むこと」です。
実際に企業の面接を受け、面接への慣れを目的にするのがいいでしょう。
面接の最後に「次回の面接に生かしていきたいため、本日の面接のフィードバックを頂いてもよろしいでしょうか。」などと面接官に助言をもらうのも有効な手段です。
- 面接の雰囲気に慣れることができる
- 多くの学生を見ている人事のアドバイスを聞ける
- 面接を受けるためにES作成をするなど工数がかかる
- 気軽に受けることはできない
▶参考:面接対策
就活が終わらない…今からでも間に合う逆転就活‐まとめ‐
今回は、就活が終わらない原因からその対策について解説をしてきました。
本記事のまとめとして、下記に要点を記載しました。
終わらせるための対処法<書類編>
STEP1:自己分析をやり直す
↓
STEP2:ガクチカ・自己PRの書き方を見直す
↓
STEP3:エントリー数を増やす
↓
STEP4:業界・企業研究をする
↓
STEP5:志望動機の書き方を見直す
終わらせるための対処法<面接編>
STEP1:面接官の思考を知る
↓
STEP2:面接官を誘導する自己紹介のやり方を覚える
↓
STEP3:面接のマナーと態度を見直す
↓
STEP4:面接練習をする
本記事に関するその他の記事
ここでは、本記事に関連するよく読まれている記事をご紹介します。合わせて確認してみてください。
⇒【例文付き】周りと差をつけるエントリーシートの書き方!
⇒【就活】模擬面接はどこで受けられる?自分でもできる!?
⇒就活エージェントとは?利用前に知っておくべき4つのポイントを紹介!
その他にも、本サイトでは志望動機・自己PRの書き方、面接対策に関するコンテンツなども多数公開しています。
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