●面接が怖い人がすべき対処法は『練習のつもりで臨む』『完璧に答えられなくても良いと考える』『面接の経験を積む』『面接は対等な場と考える』『不採用でも自分を否定されたわけではないと考える』『自分の良いところを認める』『就活エージェントに相談する』。
●面接中に緊張してきたと感じた場合は『正直に緊張していることを伝える』『口角を上げる』と良い。
「面接が怖い…行きたくない」このように面接に対して恐怖を感じている人もいるでしょう。
このような恐怖心を感じることはおかしなことではなく、むしろ始めは誰もが面接に対して怖いと感じています。
しかし安心してください。面接への恐怖心は簡単に克服することができます。
本記事では面接が怖いと感じる原因や対処法、オススメの面接対策などについて紹介していますので、これから面接を受けるという人は是非参考にしてみてください。
面接が怖いと感じる原因は?
まずは面接が怖いと感じる原因を5つ紹介します。自分に当てはまる原因がないか確認してみてください。
自分に自信がない
自分に自信がないため面接に恐怖を感じてしまうケースはよくあります。
面接に恐怖心を抱いている就活生は少なくありませんが、特に自分に自信がない人は最初から「自分が選考を通過できるわけない…」と決めつけてしまう人が多い傾向にあるため、余計面接に対して恐怖心を持ってしまいます。
自信がないという人は、まずは少しでも自分に自信を持つことから始めましょう。
以下記事で自分に自信が持てない人がすべきことを紹介していますので、チェックしてみてください。
相手からどう思われているか不安
相手からどう思われているかわからないため恐怖を感じるという人もいます。
面接はどうしても企業に学生が評価されているというイメージが強いため、面接官のちょっとした表情や発言がとても気になってしまいますよね。
「今の発言はまずかったかな…?」「他の就活生の方が優秀だと思われているんじゃないか…」など、様々な不安が押し寄せてくると思います。
しかし面接官の顔色を気にしてばかりいると、次第と面接で発言すること自体が怖くなってしまいます。
自分の話をしているはずなのに「これでいいのかな…?」「今の間違ってたかな?」などと、自分の回答にどんどん自信が持てなくなってしまい悪循環に陥ってしまうでしょう。
そのため面接に臨む際は、一方的に評価されてると思うのではなく、自分も企業を見定めてるんだぞ!くらいの気持ちで臨むことをオススメします。
対策が不十分
「対策はしたけど、これで足りてるのかな…?」のように、対策が不十分といった理由から不安を感じている就活生もいるでしょう。
本当に対策が不十分な場合はこのような不安を持つことで良い危機感を感じることができますが、心配性な人がこのような不安を感じてしまうケースも多いです。
就活対策とはゴールがないため、ここまでやったらOKという明確な終わりはありません。
そのため、心配性な人の中にはしっかり対策をおこなっていても「ここまでやったけど、これでいいのかな…?」「まだまだ足りなかったかな…?」など、どこまでやっても自分の行動量に自信が持てないという人もいます。
そうなってしまうといつまでたっても自信を持つことができず、せっかく頑張っていても良い結果に繋がらなくなってしまうこともあるため、対策をする際は自分の中である程度のゴールを決めてみましょう。
例えば「志望動機の深堀り対策をおこない、深堀りされてもその企業が良いと伝えられるようになったら企業研究と自己分析は一旦終わりにする」などのようなゴールを設定してみてください。
面接特有の雰囲気が苦手
面接が怖いという人の中には、そもそも面接の雰囲気が苦手という人もいるでしょう。
就活生にとって面接とは、面接官に評価される場という認識であるため、誰しも居心地が良い場所ではないですよね。
実際にはそこまで威圧感がなくても就活生自身が「ここで落ちたらもう終わりだ…」「もう次がない…」など自らプレッシャーをかけすぎてしまうことで、威圧されているかのように感じてしまうということもあります。
そのため、面接中に雰囲気が怖いと感じたら「これは自分でわざと怖く感じるようにしてるだけだ!全部自分の思い込みだ!面接官もニコニコしてるじゃん!」と心を落ち着かせ、緊張をほぐしてあげましょう。
中には実際に圧迫面接をおこなってくる企業もあります。しかしそれは本当に怒っているわけではなく、就活生のストレス耐性をチェックしているだけであるため、落ち着いて話すようにしてください。
面接に落ちるのが怖い
面接に恐怖を感じている就活生の理由として最も多いのは、この[面接に落ちるのが怖い]ではないでしょうか?
面接では自分の経験や考え方、人柄などをアピールするため、面接で落とされてしまうと『人格を否定された』と感じてしまう人もいるでしょう。
しかし面接官はあくまでも自社との相性をチェックしているだけであり、落ちたからといってあなたがダメな人間というわけではありません。
面接に落ちることを必要以上に怖がらず、もし落ちても「この企業と相性が良くなかっただけだ!」と前向きに捉えるようにしましょう。
面接が怖い人が今すぐすべき対処法
ここでは、面接が怖いと感じる人が今すぐすべき対処法を7つ紹介します。できるだけ早く恐怖心を解消するためにもチェックしてみてください。
練習のつもりで臨む
上述したように、面接を怖いと感じている人の中には「落ちたらどうしよう…」と必要以上に考えてしまうという人もいると思います。
そのような人は練習のつもりで面接を受けてみてはいかがでしょうか?
「今回の面接は次の面接に向けた練習だ!」と思い込むことで、少し気持ちが楽になり、落ち着いて面接を受けることができるでしょう。
不安や恐怖心などは気持ちの持ちようでいくらでも減らすことができるため、どのような心の状態が1番自分らしくいられるか考えてみてください。
完璧に答えられなくても良いと考える
「質問にうまく答えられないかも…」という不安を感じている人は面接に対する考え方を変えることをオススメします。
面接を怖いと感じている人の多くが「失敗できない…」「答えられなかったらどうしよう…」と全ての質問に対してスラスラ答えられないといけないと思ってしまっています。
たしかに回答に詰まらずスラスラ答えられたら良いですが、そんな完璧な人はなかなかいません。
面接に恐怖を感じている就活生はあなただけではありません。多くの就活生があなたと同じように面接に対して恐怖心を抱いています。
うまく答えられなくても大丈夫です。プレッシャーをかけ自分を追い込むのではなく「詰まっても大丈夫だ」と言い聞かせ、自分の言葉でしっかりと面接官に気持ちを伝えることを大事にしましょう。
面接の経験を積む
面接に慣れる1番の方法は面接経験をたくさん積むことです。
怖いから逃げたいという気持ちはわかりますが、逃げていたらいつまでも怖いままになってしまいます。
経験を積み慣れれば怖いという気持ちもなくなるはずです。
いきなり企業の面接を受けるのはハードルが高いという人は、まずは大学のキャリアセンターなどで模擬面接をおこなってもらうのも効果的です。
面接は対等な場であると考える
就活生にとって面接とは『学生が企業に評価される場』という印象が強いでしょう。
しかし面接は、企業と学生の対等なコミュニケーションの場です。つまり、就活生側も企業を選ぶ立場にいるということになります。
自分が評価されていると考えるのではなく、面接官と対等な立場にいるということを念頭においた上で面接を受けるようにしましょう。
不採用でも自分を否定されたわけではないと考える
面接は、過去の経験や考え方など、あなた自身をアピールする場であるため、不採用になると自分自身を否定されたと考えてしまう人も多いのではないでしょうか?
上述していますが、面接官はあくまでも自社との相性をチェックしているだけであり、落ちたからといってあなた自身を否定しているわけではありません。
仮に不採用になったとしても、「自分を否定されたわけじゃない!相性が良くなかっただけだ!」と前向きに考えましょう。
自分の良いところを認める
就活をしていれば面接に落ちてしまうこともあるでしょう。その際は「面接に落ちるなんて自分はだめだめだ…」と考えるのではなく、自分の良いところに目を向けるようにしてみてください。
面接でアピールしているのはあなたの一部にすぎません。他にもたくさんの長所があるはずです。
そのため、面接に落ちたからといって自分を責めるのではなく、自分の良いところを認めてあげることで気持ちを切り替えることができるでしょう。
就活エージェントに相談する
面接が怖いと感じる人は、就活エージェントを利用してみるのもオススメです。
就活エージェントでは各企業の評価基準をもとに担当のキャリアカウンセラーが面接のアドバイスをおこなってくれます。
また、面接後仮に不採用になってしまった場合は、なぜ不採用だったのかを教えてもらえる場合もあります。
面接のフィードバックを受けると面接における自分の課題や改善点を知ることができるでしょう。
就活エージェントneoでは、紹介した企業の細かい情報提供や合否理由を知ることができるため、面接に少しでも不安がある方はぜひご利用ください。
就活エージェントでは、専任のアドバイザーがあなたに合ったアドバイスや希望・適性に合った企業の求人紹介までおこなっています。
少しでも興味がある就活生は気軽にご利用ください。
本記事では、就活エージェントのサービス内容の紹介やエージェントを選ぶ際のポイント、エージェントの効果的な活用方法について解説をしていきます。
面接が怖い人がすべき!面接対策
面接対策を十分におこなうことで自分に自信が持てるようになるはずです。
面接対策ができていない人の特徴として[質問に対する回答が準備できていない][逆質問を考えられていない]が挙げられます。
そのため、面接を受ける前に[面接でよく聞かれる頻出質問に対する回答]と[逆質問で何を聞くか]の2点は必ず準備しておくようにしましょう。
以下でそれぞれの対策について紹介します。
面接でよく聞かれる質問
まずは面接の頻出質問を紹介します。
- 自己PRを教えてください
- 長所を教えてください
- 短所を教えてください
- どんな人と言われますか?
- 苦手な人はいますか?
- 尊敬する人を教えてください
- 趣味は何ですか?
- 特技は何ですか?
- 座右の銘は何ですか?
- ストレス発散方法は何ですか?
- 自己紹介をお願いします
- 動物に例えると何ですか?
- リーダーシップを発揮した経験を教えてください
- 休日の過ごし方を教えてください
- キャッチフレーズ・キャッチコピーを教えてください
- 好きな言葉を教えてください
- 仕事とは何ですか?
- 仕事で大切にしていることは何ですか?
- 仕事のやりがいは何だと思いますか?
- 企業選びの軸を教えてください
- 留年した理由は何ですか?
- 得意科目と苦手科目は何ですか?
- 今までで一番嬉しかったことは何ですか?
- 今までで一番辛かったことは何ですか?
- どのようなアルバイトをしましたか?
- 成功体験を教えてください
- 失敗談を教えてください
- 今までで一番感動したことは何ですか?
- 学校で頑張ったことは何ですか?
- サークル活動について教えてください
- ゼミの活動について教えてください
- 希望の職種は何ですか?
- 当社の弱みを教えてください
- 第一志望ですか?
- 最後に一言ありますか?
- 転勤は問題ないですか?
- 当社の強みは何だと思いますか?
- 将来の夢は何ですか?
- 入社後にしたいことを教えてください
- 10年後の自分について教えてください
- 他の企業の選考状況はどうですか?
- この業界を選んだ理由は何ですか?
- 当社を知ったきっかけは何ですか?
- 最近読んだ本を教えてください
- 最近気になるニュースを教えてください
- あなたの英語力について教えてください
- 最近関心のあることを教えてください
- あなたを採用するメリットは何ですか?
- 集団での役割は何ですか?
面接でどのような質問を聞かれるかが理解できたら、続いては質問に対する回答を考えましょう。
今回は上記の頻出質問の中からエントリーシートなどでもよく求められる「自己PRを教えてください」という質問に対する回答の考え方を紹介します。
■自己PRを教えてください
自己PRは以下のフレームワークに沿って答えましょう。
まず結論で自分の強みを簡潔に述べ、その後に強みの根拠を過去の経験を交えて話します。
エピソードはできるだけ具体的に伝えるようにしましょう。数字などを用いるとエピソードの説得力を増すことができます。
最後はその強みを入社後にどのように活かしていくかを伝えます。
また、面接で自己PRを伝える際は『ESの内容と合致しているか』『強みをアピールする根拠があるか』『志望企業の仕事内容に適している強みであるか』をチェックしてからアピールするようにしましょう。
他の頻出質問に対する回答の考え方は以下の記事で紹介していますので、是非参考にしてみてください。
逆質問の考え方
面接の最後に面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。これを逆質問と言います。
面接官は逆質問から『志望度の高さ』『コミュニケーション能力の有無』『自社との相性』を確認しようとしているため、これらをアピールできるような逆質問をすることで高評価を得られるでしょう。
ここでは、逆質問の例を紹介しますので、逆質問が浮かばないという就活生は参考にしてみてください。
【一次・二次面接】事業・業務内容に関する逆質問
- 御社における、クライアントに対する姿勢について教えてください。
- 今までの中で最も達成感を感じたエピソードを教えてください。
- 幅広い事業内容を展開していますが、会社としての優先順位はどのようにつけていますか?
- 〇〇という役職に憧れているのですが、その役職に就くには通常何年ぐらいかかりますか?
- 〇〇事業を積極的に展開されていますが、将来的な展望を教えていただけますか。
【一次・二次面接】社風に関する逆質問
- 御社で働く際に最も大切にすべきことを教えてください。
- 社員はどのような人が多いですか?
- 社員同士で飲みに行くことはありますか?
- 上司の方や先輩方に質問させていただける環境はありますか?
- 他部署との交流はありますか?
- 御社には部署や事業部によって、組織風土などに違いはありますか?
- 社員同士が自発的に教え合うような風土はありますか?
【一次・二次面接】必要な能力・企業との相性を確認する逆質問
- 〇〇部署で働く上で、具体的にどのような能力が必要ですか?
- 御社で評価されている人はどのような人ですか?
- 〇〇という事業に興味があるのですが、配属はどのように決まりますか?
- 新入社員の間にやっておくべきことはありますか?
- 若手社員に求めることや、今後こうなってほしいというイメージがあれば教えてください。
以下記事では[自己PRに繋がる逆質問][面接官個人に関する逆質問][志望度をアピールする逆質問][経営戦略に関する逆質問]の例を紹介していますので、これから面接を控えている就活生はチェックしてみてください。
面接中にできる!恐怖を和らげる方法
ここでは面接中にできる、恐怖を和らげる方法を紹介します。誰でも簡単にできるものを紹介していますので、面接で緊張してしまう人は是非試してみてください。
正直に緊張していることを伝える
面接で緊張してしまう人は、正直に「緊張しています」と伝えるのもアリです。
緊張していると伝えたことで嫌な気持ちになる面接官はいないでしょう。むしろ面接官は学生の本当の姿を見たいと思っているため、できるだけ緊張を解いてあげようと思うはずです。
過度な緊張でうまく話せないかもという不安を抱えている人は、正直に伝えてみてはいかがでしょうか。
口角を上げる
人は笑顔を作ることで脳が笑っていると錯覚すると言われています。しかし無理に笑顔を作るのは難しいと思うので、口角を上げるだけでも大丈夫です。
そのため、緊張していると感じた際は意識的に口角を上げてみてください。
面接が怖い人が普段からやるべきこと
最後に面接が怖いという人に試してみてほしいことを2つ紹介します。簡単にできることですので、是非試してみてください。
SNSは見ない
他人のSNSを見ても良いことはありません。むしろ自分の状況と比較し、さらに就活に対して不安や恐怖を感じてしまう可能性があります。
就活に対する不安が強い人は、就活中だけでもSNSをログアウトすることをオススメします。
不安を書き出す
就活に対して漠然とした不安を感じているという人もいるでしょう。そのような人は、何が怖いのかを書き出してみてください。
書き出すことによって、思考を整理することができるはずです。
また、自分が就活の何に対して怖いと感じているのかがわかれば、次第とすべきことが見えてくるでしょう。
まとめ
本記事では、面接が怖いと感じる原因や対処法、今すぐすべき面接対策について紹介してきました。
面接が怖いと感じるのは当たり前のことです。しかしあまりにも過度な恐怖心を持った状態で面接を受けてしまうと、あなたの魅力を最大限アピールすることができない可能性があります。
そうならないためにもできるだけ早く恐怖心は解消するようにしましょう。
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