「PwCコンサルティング合同会社の強み・弱みは?」「どのような選考対策をすればいいの?」「会社の安定性や成長性はどうなの?」などと考えていませんか?
本記事ではPwCコンサルティング合同会社の事業や会社の強み・弱みなど、企業研究に役立つ情報を紹介していきます。
他にも内定を獲得するために知っておくべき”過去の選考情報”なども紹介していくので、企業研究に自信が持てない人や選考に不安を抱えている人は、確認してみてください。
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外資系コンサル業界のホットニュース
外資系コンサルとは、外国資本のコンサルティングファームのことを指しています。またコンサルティングファームとは、企業が経営する上で抱える問題や課題を解決できるようにする会社や企業のことです。
このような外資系コンサルは、『成果・実力主義』であるところが多く、激務の印象を持つ方が多いのではないでしょうか。
実際、人が資本とされているコンサル業務が非常に多忙であり、かつては膨大な残業をしなければならないと考えられてきました。
しかし近年では働き方改革や新入社員である若者たちの意識の変化により労働環境は大きく改善されています。現在では、テレワークや有給休暇取得の取得を積極的に奨励しているファームも多くあります。
その他、コンサル業界においては、経営基盤を強化するためにM&Aが活発に行われているようです。M&Aが活発な理由としては、国内市場の縮小に向けた対策というよりも、自社の経営基盤を強化するという側面が強く見られます。
またM&Aには、戦略策定や問題解決の提案だけでなく、その実行やシステムの構築・運営などまで提供できるようになること(フルライン化)で顧客満足度が上がり、リピートしてもらったり、紹介で新規顧客を確保できたりするといったメリットもあるようです。
そしてコンサル業界も他業界同様、新型コロナウイルスの影響を受けています。
というのも、緊急事態宣言による飲食店への時短営業要請や外出自粛要請などによって、多くの業界・企業が大きく売上・利益共に減少することとなりました。
そのためクライアントは避けられない固定費を担保するためにも、各部門で予算削減を求められました。
しかし人件費や賃借料といった固定費は削減しにくいため、社内研修や広告宣伝費、コンサル料金などが真っ先にコストカット対象となるのです。
とはいえ、事業再生やM&Aなどの特定業務に特化したコンサルファームにはコロナウイルスの影響で傾いた企業から経営を立て直すための案件が増加することが期待できます。
コンサルティング業界のビジネスモデルなどさらに知見を広げたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
PwCコンサルティング合同会社のホットニュース
長引く新型コロナウィルス感染症(COVID-19)をはじめ、気候変動や緊迫する社会状況などにより、多くの業界・企業が大きな影響を受けました。
これらの状況を受け、PwCコンサルティング合同会社は、伝統的なコンサルティングファーム「Strategy&」(※1)のブランド・体制に、総合コンサルティングファームとしてのDX、M&A、提携・再編含む変革実務に関わる強みを組み合わせ、ストラテジーコンサルティング部門を強化・拡大しました。
体制を新たにしたこのPwCコンサルティング合同会社は「コンサルティングにおける戦略チームを集結させることにより、戦略とデジタルの力を最大限に活用し、クライアント企業が『ゆるぎない成果』を生み出す持続的な成長を支援します。」と打ち出しています。
参照元:PwCコンサルティング|PwCコンサルティング、経営変革を支援する戦略部門を拡充
(※1)「Strategy&」は、2014年3月31日に、ブーズ・アンド・カンパニーとプライスウォーターハウスクーパース(PwC)がグローバルに経営統合を行い、戦略立案から実行までを一元的に支援する新たなコンサルティング会社として設立されました。
データで見るPwCコンサルティング合同会社の企業研究
ここでは、企業研究で見るべき会社概要や事業内容について紹介します。さらにSWOT分析という企業研究を深堀りする際に役立つ分析方法についても紹介するので、見てみましょう。
PwCコンサルティング合同会社の企業概要
PwCコンサルティング合同会社は、世界最大級のプロフェッショナルサービスネットワークであるPwCのメンバーファームです。
以下にてPwCコンサルティング合同会社の企業概要について紹介するので、以下の情報を参考に企業選択をする手段の1つとしてご利用ください。
設立年 :1983年1月31日
資本金 : 非公開
売上高 : 非公開
従業員数 :約100名(日本支社)
株式公開 :非公開
福利厚生 :カフェテリアプラン・子育て支援制度・ワーキングペアレンツ支援・資格取得支援制度・語学学習支援制度など。
福利厚生詳細に関しては、下記のURLからご確認ください。
参照元:PwCコンサルティング合同会社|福利厚生・ライフサポート
またPwC Global NetworkやPwC Japanグループ全体の業務収益や従業員数等を知りたい方は以下のサイトからご確認ください。
参照元:PwCコンサルティング合同会社|数字で見るPwC
参照元:PwCコンサルティング合同会社|PwC Japanグループ情報
PwCコンサルティング合同会社の事業内容
PwCは世界4大会計事務所(Big4)のひとつであり、世界155カ国に295,000人以上のスタッフを有しています。
そのPwCの一員であるPwCコンサルティング合同会社は、グローバルに広がるPwCのネットワークと協働し、クライアントの将来の成長に向けた事業・組織・コスト構造変革といった戦略の策定から実行までの総合的なコンサルティングサービスを通して、国内はもとよりグローバル市場での競争力強化を支援します。
具体的には、下記のようなサービスを提供しています。
▶ ストラテジーコンサルティング(Strategy&)
PwCの戦略コンサルティングチームとして、クライアントが目指すべき方針を示し、常にクライアント企業の経営陣のためのケイパビリティ(※2)を構築しています。
ストラテジーコンサルティング(Strategy&)のクライアントは多岐にわたり、日系、外資系を問わず、金融機関、自動車・機械メーカー、電子機器メーカー、石油会社、製薬会社、情報通信会社、消費財・サービス企業、政府系機関、その他公的機関など幅広い業界・企業の支援を行っているようです。
また100年にわたる戦略コンサルティングの経験から、圧倒的な先見力を具体性の高いノウハウと融合させ、クライアントがこれまで以上に協力で変革力に富み、即材に実行に移せる戦略を策定できるよう支援しています。
・カスタマー戦略
・オペレーション戦略
・組織戦略
・イノベーション戦略
・テクノロジー戦略
・グローバル戦略
(※2)『ケイパビリティ』とは、企業成長の原動力となる組織的能力や強みのことを指し、経営戦略を構成する上で重要な概念として考えられています。
Strategy&の名前は、Strategy & Digital、Strategy & M&A、Strategy & Executionなど、戦略策定にとどまらず様々に変化するクライアントニーズに対して支援を提供している特長を現しています。
▶ マネジメントコンサルティング&ビジネスアプリケーションコンサルティング
複雑に変化し続けるビジネスの環境の中で、経営課題解決のためにバリューチェーン(※3)全体をカバーするさまざまなソリューションを通じて、クライアントのグローバル化、デジタル化の実現に向けた変革を支援します。
・調達およびサプライチェーン戦略立案実行支援(Operation)
・トップライン向上のための顧客戦略、新規事業開発、デジタルマーケティング(Customer)
・組織人財変革、働き方改革、ワークプレイス変革、ピープルアナリティクス、HRテクノロジー(People&Organization)
・グローバル化を支えるポストM&A支援(PMI)
・戦略に基づく全社改革(Transformation Serviece)
・IT/デジタルの最新テクノロジーを活用したソリューション提供
・ビジネスアプリケーション導入と変革(SAP、Microsoft、Salesforce、Workday等)
(※3)『バリューチェーン(Value Chain)』とは元々、アメリカの高名な経営学者で、ハーバード大学経営大学院教授のポーターが提唱した考え方です。原材料の調達に始まり、商品の製造・出荷・販売・サービスといったビジネスの流れを、「価値の連鎖」として分析し、各セクションを経て加わる価値に着目しています。
▶ テクノロジーコンサルティング
ビジネスにおけるテクノロジー活用の専門チームとして、IT戦略・企画構想からデジタル、データ&アナリティクス、サイバー、クラウドなどIT技術に関する多様なサービスのプロフェッショナルを擁しています。
ITを活用した業務改革にとどまらず、先端のデジタル技術を融合・活用したビジネスイノベーションから、グローバル拠点横断でのシステムの設計・導入、マネージメントサービスの提供まで、クライアントの課題解決のパートナーとして、総合力を生かしたコンサルティングおよび専門サービスを提供します。
・エマージングテクノロジー
・データ&アナリティクス
・サイバーセキュリティー&プライバシー
▶ リスクコンサルティング
リスクや規則を熟知したプロフェッショナルを擁し、ビジネス状のリスクおよび規則の予防・対応・改善といった高度なガバナンス体制の構築を支援しています。
いわゆる「守り」のリスクマネジメントにとどまらず、事業戦略や意思決定に関わる「攻め」
のリスクマネジメントの高度化による企業価値向上の実現を目指します。
グローバルネットワークによる最新事例と過去事例の共有によって、常に複雑化する企業リスクに対して、最適なソリューションの提供が可能です。
・事業ポートフォリオのリスク分析
・投資意思決定、管理高度化
・ソーシャルメディアインテリジェンス
・ERM態勢の構築、高度化
・グループ会社ガバナンス高度化
・リスクデータ集計、分類、報告のインフラ構築
・リスクカルチャー醸成のためのチェンジマネジメント
PwCコンサルティング合同会社のSWOT分析
以下にて、SWOT分析というフレームワークを活用して、PwCコンサルティング合同会社の事業環境を分析していきましょう。
SWOT分析とは、競合や法律、市場トレンドといった自社を取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力、さらには価格や品質といった内部環境をプラス面、マイナス面にわけて分析する手法です。
この分析により、企業の置かれた状況を客観的に俯瞰して見ることができ、将来性のある企業かどうかを判断することが可能になります。
・世界157カ国22.3万人以上のスタッフを有し、グローバルネットワークを活かした支援が可能
・提供可能なソリューションの幅が広い
〈弱み〉
・システム領域のコモディティ化(※4)が進み、他社サービスとの差別化が求められ、価格競争に陥る可能性が高い
〈脅威〉
・世界の市場と比較すると日本の市場規模はまだ小さい
〈機会〉
・日本企業が知財を最大限に活用し、グローバル市場での持続的成長に向けた新たなサービス提供の開始
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(※4)『コモディティ化』とは、市場参入時に、高付加価値を持っていた商品の市場価値が低下し、一般的な商品になることを言います。
PwCコンサルティング合同会社が求める人物像
新型コロナウイルスによる影響やデジタル化の波は、企業に今までにない大きな変化を促しています。
このような状況の中、PwCグローバルネットワークは新たに「The New Equation」という経営ビジョンを策定しました。
これは、これからの時代における重要なニーズとして「Trust」(信頼)と「Sustained Outcomes」(持続的な成長)の2つを定義し、クライアントやステークホルダー(※5)が不確実な環境下にあってもゆるぎない成果を実現し、信頼を構築できるよう支援することを掲げています。
PwC JapanグループのコンサルティングファームであるPwCコンサルティング合同会社も同様に、クライアントの戦略策定から実行・実装に至る変革を支援するため、クライアントのニーズや期待に応え続けられる組織へと変わる必要があるのです。
PwCコンサルティング合同会社では、希望職により選考が異なりますが、基本的には通年採用を実施しています。
各職務の求める人物像は以下の通りです。
▶ Strategy& 戦略コンサルタント職
「戦略案件に注力したい」「少数精鋭の組織で着実に成長したい」「考える力を生かしてCXOアジェンダに携わりたい」「自らが立てた戦略の実現まで見届けたい」という志の高いチャレンジスピリッツを持つ方。
▶ ビジネスコンサルタント職
「クライアントのビジネスパートナーとして共に企業変革を実現したい」という思いを持ち、幅広い領域の中から専門的なコンサルティングスキルを身につけていくことで、企業や社会における価値創造を成し遂げたい方。
▶ テクノロジーコンサルタント職
理系・文系を問わず、「最先端のデジタルテクノロジーに関心がある」という方。「自分が持つ理系の専門性をコンサルティングに生かしたい」など、デジタル領域に強い思いを持ち、ビジネスの領域から社会に貢献したい方。
▶ ITソリューションコンサルタント職
「ITを活用したビジネスに関わりたい」「世の中の課題を、ITソリューションを使って解決したい」「構想を描くだけではなく、具体的な課題解決まで顧客に並走したい」など、ITで新しい価値を創造する熱意のある方。
参照元:PwCコンサルティング|職種紹介
(※5)『ステークホルダー』とは、企業が経営をするうえで、直接的または間接的に影響を受ける利害関係者のことです。(例:クライアント・従業員・株主・地域社会・行政機関など)
PwCコンサルティング合同会社の選考対策
ここでは、PwCコンサルティング合同会社の選考対策について紹介していきます。
PwCコンサルティング合同会社のインターン対策
PwCコンサルティング合同会社のインターンは、ES提出・WEBテスト、そして筆記テスト及び一次面接という選考を通過した人のみが参加可能です。
以下に実際にインターン選考に通過した志望動機を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。
※就活サイト「unistyle」に記載されている原文を引用
PwCコンサルティング合同会社の本選考対策
過去の情報によるとPwCコンサルティング合同会社では、下記の選考フローが組まれています。最新の情報では選考フローが変更されている恐れもありますので、予めご了承ください。
→Webテスト(4-5日ほどで結果通知)
→1次面接(1週間ほどで結果通知)
→2次面接(翌日結果通知)
→3次面接(翌日結果通知)
→4次面接(翌日結果通知)
→最終面接(3営業日以内に結果通知)
以下で実際にPwCコンサルティング合同会社のESと面接で問われた内容を紹介していきます。本選考対策として、ぜひご活用ください。
▶ エントリーシート(ES)
PwCコンサルティング合同会社のエントリーシートでは、志望動機を問われることが多いそうです。本記事では、PwCコンサルティング合同会社内定者の志望動機をご紹介します。
※就活サイト「unistyle」に記載されている原文を引用
戦略コンサルティングに興味を持った理由を教えてください。
戦略コンサルティングに興味を持った理由を教えてください。
▶ 面接
下記にて、PwCコンサルティング合同会社の各面接においてどのような質問があるのかについて紹介します。人によっては、質問の内容が異なることもあるので、参考程度に見ておきましょう。
衛生製品のバリューチェーンに柔軟性を持たせるには?
→ほとんどの議論進行を学生のみで行った。非常に抽象度の高いテーマであったため難易度が高かった印象。正直手応えはなかったが積極的にファシリテーションしようとする姿勢が評価されたように感じる。
・戦略コンサルタントを志望する理由
・フェルミ:歯科矯正の市場規模推定
→フェルミとしての難易度は中程度。歯科矯正にかかる期間と費用は前提条件として与えられた。こちらの説明が拙い箇所には難色を示され、比較的堅い雰囲気であった。また指摘に対していかに柔軟に対応できるかが重要のように感じた。
・戦略コンサルタントを志望する理由
・フェルミ:仮設トイレの市場規模推定
→フェルミとしての難易度が上がり、難しかった。2次面接と比較すると穏やかな雰囲気。しかし指摘は鋭く、議論の中で仮説のアップデートを要求された。
・戦略コンサルタントを志望する理由
・研究内容
→志望理由と研究内容を5分程度話した後、全ての時間を使い逆質問していいと言われた。パートナーレベルの役職の方とも建設的な会話ができるのか、質問が的を射ているのかなどが評価対象だったように感じた。
・戦略コンサルタントを志望する理由
・Strategy&を志望する理由
・日本の注射器の市場規模推定
→5次選考にきて初めて志望動機を求められた。雰囲気としては穏やかで、フェルミについては確認程度であったように思う。
●クライアントの前に連れていけると面接官に思ってもらえるように意識していた。具体的には、意見は結論ファースト、必ず論理的に、笑顔ではきはきと喋るように心がけていた。また、フェルミ推定では、次に売上向上策を聴かれてもスムーズに答えられるように、売上向上をするには?ということを意識して因数分解していた。
●全部で何個の答えがあるのかわからないときは、まず1つ目は…2つ目は…と話しながら個数を出していき、最後にこのように2つの理由から…という形でなるべく論理的に話すようにしていました。
●自身の考え方や軸などが伝わるように意識して話した。またコンサルタントとしてコミュニケーション能力が重要であると思ったため、面接ではあるものの、相手が気持ちよく会話できること・また自分自身も会話を楽しむことを心掛けた。
●コンサルタントに必要とされる論理的思考力はもちろん量られていたが、それよりも考え方や物事への取り組み方、受け答えの仕方や会話時の印象など人間性の部分を重視していたように思う。社員の方からも、一緒に働きたいと思うかどうかが重要というようなことを聞いた。
まとめ
本記事では、PwCコンサルティング合同会社の企業研究に役立つ情報を紹介してきましたが、いかがでしょうか。
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ぜひ本記事を参考にし、PwCコンサルティング合同会社への理解を深め、内定までの一歩を踏み出してください。
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