「LINEの強み・弱みは?」「どのような選考対策をすればいいの?」「会社の安定性や成長性はどうなの?」などと考えていませんか?
本記事ではLINEの事業内容や会社の強み・弱みなど、企業研究に役立つ情報を紹介していきます。
他にも内定を獲得するために知っておくべき”過去の選考情報”なども紹介しているので、企業研究に自信が持てない人や選考に不安を抱えている人は、ぜひ確認してみてください。
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インターネット業界のホットニュース
近年、インターネット業界ではチャットコマース、キャッシュレス化といった話題が取り上げられています。
以下ではチャットコマースとキャッシュレス化について紹介しています。
チャットコマース
チャットコマースとは、LINEやFacebook Massenger等のチャットアプリを介して、商品の紹介や販売、ユーザーからの問い合わせに対応するサービスを指します。
例えばヤマト運輸では、LINE公式アカウントを活用しており、チャットのみで簡単に配達日時や場所の変更、再配達依頼ができるようになりました。
このサービスは、消費者の生活に「チャットでのコミュニケーション」が根付いている点や、これまでオンラインでは難しいとされていた「1対1」の接客が可能になるという点で近年注目を集めています。
ヤマト運輸のように、多くの企業が「LINE公式アカウント」を通して顧客とコミュニケーションを図っています。LINE公式アカウントは開設手続きが非常に簡単かつ顧客のメッセージ開封率も高く、またショップカードやクーポンなど便利な機能も数多く備わっている点が魅力です。
そのため、現在では30万件以上の企業が公式アカウントを開設しています。
キャッシュレス化
キャッシュレス決済とは文字どおり「現金を使わずに支払いを済ませる方法」のことを指します。日本政府がこのキャッシュレス決済を推進していることもあり、現在多くの企業がサービスを展開しています。
LINEでは2014年12月から『LINE Pay』というサービスの提供を開始しています。このサービスでは、LINE友だちへの送金や送金依頼が簡単に行えます。
そのため、大人数でのランチ代や飲み会代もLINE Payを通して集めることで、受け取り漏れなく、楽に済ませることができます。
インターネット業界のビジネスモデルなどさらに知見を広げたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【業界研究】IT業界の動向3選!仕事内容や志望動機・自己PRのポイントも紹介
LINEのホットニュース
LINE株式会社は2021年3月に、ソフトバンクグループでYahoo! JAPANを運営するZホールディングスと経営統合をしました。そのため現在は、Zホールディングスの完全子会社という形で運営されています。
さらに、2023年にはZホールディングスとその傘下であるヤフーとLINEの3社が合併することが発表されています。これは、今後の持続的な利益成長と未来を創る為の投資原資の獲得を目的としたもので、シナジー効果の拡大も期待されています。
データで見る LINEの企業研究
ここでは、企業研究で見るべき事業内容や業績について紹介します。さらにSWOT分析という企業研究を深堀りする際に役立つ分析方法についても紹介するので、見てみましょう。
LINEの企業概要
LINEの企業概要について紹介するので、以下の情報を参考に企業選択をする手段の1つとしてご利用ください。
創業設立年月:2019年12月13日
資本金 :34,201百万円(2021年3月末時点)
代表者 :代表取締役社長 出澤 剛
従業員数 :3,100名(LINE株式会社単体、2022年10月末時点)
平均年齢 :35.2歳(2022年4月末時点)
平均勤続年数:3.0年(提出会社)(2019年12月31日時点)
平均年間給与:7,708,760円(提出会社)(2019年3月31日時点)
福利厚生 :健康支援、妊活支援、語学力アップ支援、スキルアップ研修、ベビーシッター利用支援、オフィス内の保育園、リフレッシュ休暇、サークル活動など
・LINE会社概要
・LINE採用情報「福利厚生と各種制度」
・LINE採用情報「よくある質問」
・第20期LINE株式会社 有価証券報告書
LINEの事業内容
LINEは、コア事業と戦略事業の2つの領域に分けて事業を展開しています。以下でそれぞれの事業について紹介していきます。
コア事業
コア事業は、ディスプレイ広告・アカウント広告等のサービスを提供をする「広告」、ユーザー向けに販売する有料スタンプ・絵文字・着せかえを提供する「コミュニケーション」、そしてLINE GAME・LINEマンガなどのユーザーによるサービス内課金から収益を得る「コンテンツ」の3つから構成されています。
戦略事業
戦略事業は、LINEの公式キャラクターであるLINE Friends・LINE Pay等のFintechを含む金融サービス、LINEショッピングなどのEコマース、チャットボット・音声認識・画像認識などのAI技術を企業がより簡単に利用できるLINE BRAINというサービスを提供するAI事業の4つから構成されています。
LINE Friendsに関しては主に物販から、その他のサービスは主に決済手数料や取引手数料による収益を得ています。
LINEの業績
次に、過去3年間におけるLINEの売上高・営業利益(本業で稼いだ利益)を紹介します。
LINEの売上高および経常利益
以下は、LINEを含む「Zホールディングス株式会社」の売上高と経常利益をまとめたグラフです。
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売上高とは、営業活動として商品やサービスを提供した際に、対価として受け取った販売額のことを指します。
そして営業利益とは、販売した商品の「売上高」から「売上にかかったコスト」を差し引いた残りのもののことを指します。営業利益が大きいほど優良企業だとされています。
Zホールディングスの株式会社の営業収益と営業利益は右肩上がりとなっています。新型コロナウイルスが蔓延し、企業と顧客の関係性を管理する手段として「公式アカウント」の重要性と必要性が高まり、有料アカウント数(=企業の公式アカウント)が増加したことが原因の1つと考えられます。
今後は、LINEの強みである豊富なデーター量を最大限に活用した「新たな利用者体験」を創り出し、さらに売上を上げていく方針です。
LINEのSWOT分析
以下にて、SWOT分析というフレームワークを活用して、LINEの事業環境を分析していきましょう。
SWOT分析とは、競合や法律、市場トレンドといった自社を取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力、さらには価格や品質といった内部環境をプラス面、マイナス面にわけて分析する手法です。
この分析により、企業の置かれた状況を客観的に俯瞰して見ることができ、将来性のある企業かどうかを判断することが可能になります。
・国内での高い市場占有率
・幅広い事業展開
・ヤフー・LINE・PayPayの相乗効果
【弱み】
・情報セキュリティーの脆弱性
【機会】
・Zホールディングスとの経営統合→サービスを提供する国と地域の拡大
【脅威】
・高度化す るサイバー攻撃
・災害などによるシステム障害
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企業研究をしっかり行っている学生でも、SWOT分析まできちんと行えている学生は多くいません。
そのため上記の分析内容を自分なりに理解し、志望動機や逆質問などで活用できると、他学生と差別化が出来る可能性があるでしょう。
LINEが求める人物像
LINEは2011年にアプリが誕生して以降、日本をはじめアジアを中心に急速に普及し、様々な領域で事業展開を続けており、常に「変化」を重要視している会社です。
LINEの人事を担当している社員のインタービューでも、求める人物像は「変化を前向きに楽しめる人」と挙げています。
他にも、以下のような人物像が挙げられており、これらは全てのポジションで求められる基本的な要素だと考えられます。
・実際に働いている働たちにはないような感覚・視点を持ち込める人
・会社や事業や働く人が持つ資産を吸収しながらさらに発展させ、新たな変化の牽引力になってくれる人
・柔軟で先入観がないフレッシュな目線での提案や新しい空気を入れてくれる人
また、LINEの位置するインターネット業界は競争と変化が激しい業界の一つです。
そのため「大企業で安定した環境がいい」「会社の戦略や目標に沿って、自分の職務を淡々とこなしたい」という方よりも、LINEを通じて社会に新しい価値やサービスを生み出したいという、向上心と野心を持った人の方が向いていると言えるでしょう。
参照元:LINE|新卒採用 Message
LINE|新卒採用 Interviews
LINEの選考対策
ここでは、LINE選考対策について紹介していきます。
LINEのインターン対策
LINEのインターンは、ポジションによって開催日数や内容が大きく異なります。また、ほとんどのインターンは8月に開催されますが、インターン選考自体は4月から始まるため、自分の興味のあるポジションについては早めに確認しておくといいでしょう。
以下では実際にインターンに参加した就活生の志望動機を紹介します。
LINEの本選考対策
過去の情報によるとLINEでは、下記の選考フローが組まれています。最新の情報では選考フローが変更されている恐れもありますので、予めご了承ください。
「説明会→ES→テストセンター→一次面接→二次面接→最終面接」
以下で実際にLINEのESと面接で問われた内容を紹介していきます。本選考対策として、ぜひご活用ください。
エントリーシート(ES)
LINEのエントリーシートでは、志望動機や大学時代に注力したことを問われることが多いそうです。本記事では、LINE内定者の志望動機をご紹介します。
→結論から始まり、その後に自身の「受験」という経験から何を学んだのかが簡潔に書かれており、非常に分かりやすい文章です。
また、受験に対してどのような工夫をしたのかも具体的に書かれているため、読み手が納得しやすいガクチカとなっています。
そこで私は、二つのことに取り組んだ。
一つ目は、練習時間の変更である。平日の練習は、顧問から主将の私に一任されていたため、皆が学業に取り組めるよう週2回の短縮練習を取り入れた。
二つ目は、自分の想いを伝え部員をやる気にさせるために一人一人と話しをすることだ。ここでは、このメンバーで最後までやりきりたいという私の想いを伝えること以外に、部活を始めた動機や目的を整理させることを意識し、少しずつ人を巻き込んで理解者を増やした。
このように部員皆と向き合い続けた結果、最後は以前と変わらぬ熱量で全員が活動してくれるようになった。
→自身の失敗した経験とそれを改善するために行ったことが「数字」を用いて具体的に書かれています。また、「最後は以前と変わらぬ熱量で全員が活動してくれるようになった」という成果を載せることで、自信の「柔軟性」や「問題解決力」をアピールする文章となっています。
企業は、「失敗を乗り越える力」と「失敗から学ぶ力」を評価基準とするため、「失敗した経験」に加えて上記の2つの要素を入れるようにしましょう。
Webテスト
LINEの本選考では、ES通過後にWebテストが課されています。WebテストはSPI形式で言語・非言語・性格検査合わせて1時間30分程度で行われます。
面接
下記にて、LINEの各面接においてどのようなこと質問されるのか紹介します。面接官また面接時期によって、質問の内容が異なる場合もあるので、参考程度に見ておきましょう。
以下では過去に面接でされた質問例を紹介していきます。
・ガクチカ
・志望動機
・志望職種
・就職活動の軸
・周囲からどう評価されてると感じるか
・ESの深堀り
・他社の選考状況
・5年後のビジョン
・入社してからしたい仕事 など
毎年同じ質問内容とは限らないため、選考前には必ず最新の情報を確認するようにしましょう。
LINEの財務状況
ここでは、LINEの親会社であるZホールディングスの財務状況を「会社の安定性を図る指標」「会社の成長性を図る指標」の2つの観点から説明していきます。
”安定性”を図る指標
まずは、会社の安定性を図る指標である「流動比率」について紹介します。
Zホールディングスの流動比率
「流動比率」とは会社の安全性を測る代表的な指標です。自己資本比率とは異なり、短期的観点から企業の安定性を判断できます。以下の公式により流動比率の算出が可能です。
「流動比率=流動資産÷流動負債×100」
Zホールディングスの流動比率は以下のようになりました。
流動比率=559,539÷490,333×100%=114%
*Zホールディングス株式会社の財務諸表(貸借対照表)の流動資産合計と流動負債合計より無料無修正エロ動画が独自に計算
流動資産は原則として1年以内に現金化できる資産を表し、流動負債は1年間以内に返済可能な金銭債権のことを表します。
この流動比率を計算することで会社にどれだけすぐに現金化できる資産があるかがわかり、流動比率が120%の会社であれば安全であると言われています。
ちなみに流動比率はあくまで簡易的に会社の安定性を判断する指標であるため、流動比率が低いからといってZホールディングスが破産することを示唆するものではありません。
”成長性”を図る指標
続いて、会社の成長性を図る指標である「売上高」「純利益」「純利益率」について紹介します。
* 純利益率は有価証券に記載されている純利益と売上高をもとに無料無修正エロ動画独自で計算
上記の表はZホールディングスの直近3年の売上高・純利益・純利益率を表したものです。
ちなみに純利益とは、法人税など企業が支払うべき費用を差し引き、最終的に会社に残ったお金のことを指します。
売上高と純利益は着実に数字を伸ばしているものの、純利益率は減少傾向にあります。原因としては、デジタル広告事業の伸びが鈍化したほか、LINEの国内外の事業で販促費が拡大したことが考えられます。
Zホールディングスは、同社とその傘下にあるヤフー・LINEの3社について、2023年度をめどに合併する方針を発表しました。合併後は各社が持つ国内最大級のユーザー基盤を生かし、3つの起点をつなげ、クロスユースの促進とグループ経済圏の拡大を図ります。
まとめ
本記事では、LINEの企業研究に役立つ情報を紹介してきましたが、いかがでしょうか。
企業研究は内定獲得をするための重要な要素の1つですが、ただ情報を見るだけでは内定を獲得することはできません。
ぜひ本記事を参考にし、LINEへの理解を深め、内定までの一歩を踏み出してください。
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