「最終面接の逆質問ってどんなこと聞けばいいの…?」「みんなどんなこと聞いているんだろう…」最終面接を目の前にし、このような不安を感じている就活生もいるでしょう。
そんな就活生に向けて本記事では最終面接の特徴や最終面接ですべき逆質問例、逆質問で他の就活生と差をつけるコツについて紹介しています。
最終面接の逆質問で悩んでいる人は本記事を参考に、何を聞くか考えてみてください。
最終面接で企業が逆質問を求める理由
最終面接で効果的な逆質問をするためにも、なぜ企業は逆面接を求めるのかについて理解しておきましょう。以下で理由を3つ紹介します。
不安や疑問を解消するため
企業は入社後のミスマッチによる早期離職を防ぐため、就活生からの逆質問の時間で疑問や不安を解消したいと思っています。
せっかく入社してもすぐに辞められてしまっては、企業としてもその就活生一人にかけた労力や資金が無駄になってしまいます。
最終面接ではこれまでの選考とは違う経営層が面接官をしているのも、今まで聞けなかった観点での疑問にも答えられるようにするためと言えるでしょう。
入社意欲や熱意を確認するため
どの企業も自社に貢献してくれる人材を採用したいと思っています。そのため、内定を出すか決める際にその学生がどれくらいの熱意を持っているかは重要な評価基準になります。
逆質問をすることによって、就活生が企業についてどのくらい深く考え、興味を持っているかどうか把握することができるため、就活生の入社意欲や熱意を確認する目的で逆質問を行っていると言えるでしょう。
質問力を確かめるため
企業で働くには、コミュニケーション能力や関係構築能力は必須になります。逆質問はこれらの能力を評価する側面もあると言えるでしょう。
逆質問を通して適切な質問ができるか、主体性、洞察力をチェックしているのです。
また、逆質問への回答に対する反応や対応についても評価されると考えて良いでしょう。。質問に対して真摯に向き合い、丁寧な回答をする姿勢や、追加の質問や意見を示す柔軟性も重要です。
最終面接で使える31の逆質問例
ここでは最終面接で聞くべき逆質問例を紹介します。
逆質問で何を聞けばいいかわからないという就活生は参考にしてみてください。
社の経営方針や企業理念に関する質問
- 会社の経営方針やビジョンを実現するために、具体的な戦略や取り組みはどのように進められていますか?
- 企業の核となる価値観や理念を具体的な行動やプロジェクトにどのように反映させていますか?
- 会社の社会的責任や持続可能性への取り組みについて、具体的な例を教えていただけますか?
- 社員の成長ためにどのような研修プログラムやキャリアサポートが提供されていますか?
- 会社の組織文化や働き方に関して、具体的な取り組みや改善点はありますか?
- 顧客や利害関係者との関係構築やコミュニケーションについて、どのようなことを意識されていますか?
- 会社の成長戦略や業界のトレンドについて、どのように見据えていますか?
社風に関する逆質問
- この企業ならではの魅力を教えてください
- この企業の強みや競争上の優位性について、具体的な事例や特徴を教えていただけますか?
- 入社後に期待できる成長やキャリアのチャンスについて、具体的な例や成功事例を教えていただけますか?
- 入社後に与えられる役割やプロジェクトの幅広さや責任の大きさについて、具体的な説明をいただけますか?
- 社内の風土や人間関係において、チームワークや協力が重視されている具体的な取り組みや事例はありますか?
- この企業が持つ社会的責任や持続可能性への取り組みについて、具体的な例や取り組みを教えていただけますか?
- 社員の働きやすさや働く環境の改善に注力するために、どのような取り組みが行われていますか?
業務内容に関する逆質問
- 入社後の具体的な業務内容やプロジェクトについて、より詳しく教えていただけますか?
- ○○のポジションにおける役割や責任、期待される業績について具体的な例を教えていただけますか?
- チームメンバーや他の部署との連携が求められる業務はありますか?
- 業務の遂行において使用されるツールや技術、システムについて教えていただけますか?
- 業務における成果の評価やフィードバックの仕組みについて教えていただけますか?
キャリアパスに関する逆質問
- この企業では、従業員のスキルや経験の成長をサポートするための研修プログラムや教育制度はありますか?
- キャリア成長やスキルの習得ができるような環境はありますか?
- 部署間の異動やキャリアのジョブローテーションの機会はありますか?具体的な事例を教えていただけますか?
- 上級ポジションや管理職への昇進の際に求められるスキルや経験について、具体的な要件を教えていただけますか?
- キャリアの成長や昇進において、社内のメンター制度やキャリアカウンセリングのサポートがありますか?
- 会社全体の成長戦略やビジョンに沿ったキャリアパスの描き方や機会について、どのような見通しがありますか?
面接官個人に関する逆質問
- ○○さんがこの企業で働いてて感じる魅力ややりがいは何ですか?
- ○○さん自身がこの企業で成長したり、キャリアを築いたりするために取り組んだことや経験がありましたら教えていただけますか?
- ○○さんが部門やチームで求める人材像やスキルについて教えていただけますか?
- ○○さんが新入社員に期待する能力や姿勢は何ですか?
- 今までの面接経験や採用活動で特に印象に残った就活生の特徴や成功事例はありますか?
- ○○さんがこの企業で働く上で大切にしている価値観やモチベーションの源は何ですか?
最終面接で行う逆質問を考える前にすべきこと
ここでは逆質問を考える前にすべきことを4つ紹介します。自分に合った方法を試してみてください。
入社後にやりたいことや目標を考える
入社後にやりたいことや目標を考えておくことで、それに沿った逆質問をすることができます。
これらをアピールすることができれば、あなたの意欲や人柄をアピールすることができるため、好印象を与えられるでしょう。
一次面接や二次面接の内容を振り返る
一次面接や二次面接の内容を振り返り、内容をメモしておくことで逆質問を考えやすくなります。
具体的には過去の選考で面接官が話していた内容に対して疑問点がないかを考えるということです。
また、過去の面接で聞いた逆質問の内容に対する深掘りをしてみるのも良いでしょう。
中期経営計画やプレスリリース、IR情報を見る
中期経営計画やプレスリリース、IR情報をもとに逆質問を考えることで、より具体的な質問内容を考えることができます。
例えば、企業の成長戦略に関連する質問や、最新の事業展開に関する質問などが挙げられます。
また、上記のような逆質問をすることで「自社についてしっかり企業研究してきている」と良い印象を持ってもらえるはずです。
競合他社と比較して企業理解を深める
競合他社との比較を行い、それに基づいた逆質問をすることで、面接官に自身の情報収集力や企業への関心を示すことができます。
企業研究をする際は以下の観点を調べましょう。
✓ 事業内容
✓ 業界内順位やシェア率
✓ 今後の展望
✓ 社風
✓ キャリア形成
✓ 勤務条件
✓ 関連企業
✓ 現在の課題
最終面接で行う逆質問のレベルを上げるコツ
ここでは最終面接で行う逆質問で、他の学生と差をつけるコツを紹介します。
コツを掴んで効果的な逆質問を行いましょう。
自分なりの考えを追加して質問する
ただ質問するだけでなく、自分の意見や考えを述べることで、主体性や真剣さをアピールすることができます。
というのも自分の意見を加えた上で逆質問をするには、事前に業界・企業研究をしっかり行い、理解を深めておく必要があるからです。
つまり、うまく自分の意見を交えた逆質問をすることができれば「この人はしっかり企業研究してきてるな」と評価され、あなたの熱意や志望度のアピールにも繋がるでしょう。
業界・企業研究を行っていることがわかる質問をする
上記でもお伝えしましたが、業界・企業研究を行ってきたことがわかる逆質問をすることができれば、あなたの熱意をアピールすることが可能です。
またその際、企業の最新情報に関する質問をすることができれば、情報収集力や企業への関心の高さをよりアピールすることができるでしょう。
企業の最新情報はHPのプレスリリース欄やIR情報などで確認できます。
回答に対して深掘りできる質問をする
相手の回答をただ受け取るだけでなく、回答に対してさらに深掘りして質問をすることができれば、より深い話をすることができます。
このようにうまくコミュニケーションを取ることができれば、あなたの考える力や分析力をアピールすることにも繋がるでしょう。
最終面接では避けた方が良いNG逆質問例
ここでは最終面接では避けた方が良い逆質問例を紹介します。
効果的な逆質問をするためにも、NGポイントはしっかり把握しておきましょう。
社長や役員でなくても答えられる内容
最終面接では社長や役員などの経営層だからこそ答えられる逆質問をすることをオススメします。
「営業の1日のスケジュールを教えてください」など、明らかに経営層にすべき質問ではない内容だと、質問力がないと評価されてしまうかもしれません。
社長ならではの意見が聞けるような逆質問を考えてみましょう。
調べたらすぐにわかる内容
逆質問をする際は「企業理念を教えてください」など、自分で調べたらすぐにわかるようなことを質問するのは避けましょう。
調べたらすぐわかることを質問してしまうと「この学生は企業研究をしていないんだな」=「志望度が低い」と思われてしまう可能性があります。
企業は面接を通して就活生の志望度をチェックしているため、少しでも志望度が低いと思われる可能性がある質問は避けるようにしましょう。
福利厚生に関する内容
福利厚生について質問してしまうと「福利厚生目当てで受けているのかな」とマイナスな印象を持たれてしまう場合があります。
企業からすると福利厚生が良いからという理由で志望している学生よりも、企業の事業内容に興味を持ち志望しているという学生を採用したいと思うのは当然です。
そのため、逆質問をする際は福利厚生などについて触れるのはやめた方が良いでしょう。
「逆質問は特にありません」と答える
企業は逆質問を通して就活生の志望度や質問力、コミュニケーション能力をチェックしてるため、逆質問がないと答えてしまうと、自社にあまり興味がないと受け取られてしまう可能性が高いです。
そのため「特にありません」と答えるのは絶対にNGです。
逆質問とは言え、就活生がアピールする場であるため、逆質問は予め考えておけるようにしましょう。
まとめ
本記事では、最終面接ではどのような逆質問をすべきか解説してきました。
逆質問はただ学生の疑問を解消するだけの時間ではありません。逆質問もしっかり評価されているということを理解した上で、何を聞くか考えてみてください。
あなたの魅力や能力を存分にアピールできるような逆質問を行いましょう。
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