【例文10選】挫折経験の答え方｜選考通過率アップする伝え方とポイントとは？
●挫折エピソードは［全力で努力したが成果が出なかった］［途中で自信を失ってしまい挫けた］［チーム䛾意欲低下で目標達成できなかった］といった経験から考えると良い。
●内定率をあげる挫折経験は［①挫折経験］→［②挫折した背景や理由］→［③向き合い方］→［④得た気づき］→［⑤どう活かすか］の流れの要素で構成されている。
就職活動で挫折経験を聞かれることは多くありますが、伝え方次第で大きく印象が変わります。ただ失敗談を話すだけでなく、その経験から何を学び、どう成長したのかを伝えることで、面接官に自分のポテンシャルをアピールすることができます。
本記事では、内定率をあげる挫折経験の伝え方や例文を紹介し、企業にとって魅力的な人材として見られるためのポイントをお伝えします。
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「挫折経験」は、どんなことを話すのが正解？
就活の面接で［挫折経験］を聞かれることがよくあります。挫折の経験を話す時は、ただうまくいかなかったエピソードを語るだけでなく、自分がどう成長したかを伝えることが大切です。
ここでは、どんな挫折経験を話すと良いのか、具体的な例を紹介します。
全力で努力したが成果が出なかった経験
全力を尽くして頑張ったにもかかわらず、思ったような成果が出なかった経験は、挫折した経験と言えます。
このような経験を話す時は、失敗した理由やその時の感情を正直に伝えると面接官に響きやすいです。成果が出なかった時にどのように考えを切り替えて、次の挑戦に向けて行動したかを話すことがポイントです。
途中で自信を失ってしまい挫けた経験
プロジェクトや挑戦が進む中で、自分に自信がなくなってしまい、途中で挫けてしまった経験も挫折経験と言えます。
この場合は、どうして自信を失ってしまったのかについて説明しましょう。挫けた後でも、また自信を無くした後、どのようにして立ち直ったのかも併せて伝えると良いです。
チームの意欲低下で目標達成できなかった経験
チーム活動において、みんなの意欲が低下し、最終的に目標を達成できなかった経験も挫折の1つです。
このような経験を話す時は、なぜチームの意欲が低下した理由にあわせ、自分がその状況をどう乗り越えようとしたのか、もしくは次回に活かすために何を学んだのかを具体的に話すと良いでしょう。
挫折経験を話す際は［自分がその経験を通じてどう成長したか］を中心に伝えることが大切です。
面接で挫折経験を聞かれる5つの理由
就活の面接では、挫折経験について質問されることがよくあります。これは企業が就活生の過去の経験や考え方を通じて、その人の素質や適性を判断するためです。
ここでは、面接で挫折経験を聞かれる5つの理由について説明します。
熱心に努力した経験を知るため
企業は、就活生がどれほど熱心に努力してきたかを知ることで、その人のモチベーションや粘り強さを評価します。挫折経験は、目標に向かって真剣に取り組んだからこそ経験するものです。
そのため、どれだけ努力したか、どんな工夫をしたかを聞くことで、その人の努力の姿勢を知ろうとしています。
就活生の人間性を知るため
挫折経験を通じて、企業は就活生の価値観や人柄を知ろうとしています。失敗や困難に直面した時に、どのように感じ、どのような行動を取ったのかは、その人の人間性がよく現れる部分です。
仲間と協力したり、諦めずに改善策を模索したりする姿勢は、自分自身がどのような人物であるかを十分に伝えることができます。
ストレス耐性を知るため
仕事では、ストレスやプレッシャーに直面することが多くあります。そのため、企業は挫折経験を通して、就活生のストレス耐性を見極めようとしています。
挫折した時に冷静に対処できるか、感情的にならずに次のステップを考えられるかなど、ストレス耐性を知るために質問します。
柔軟性や適応力を見極めるため
現代の仕事環境では、変化に適応する力や、問題が発生した際に柔軟に対応する力が求められます。
挫折経験を聞くことで、企業は就活生が困難に直面した時に、どれだけ柔軟に考え、行動できるのかを知ろうとしています。
責任感と自己認識力を見極めるため
挫折を経験した際、失敗をそのままにせず、冷静に振り返り改善しようと努力する姿勢は、責任感と自己認識力の現れと言えるでしょう。
企業は就活生が自分の過ちやスキル不足をしっかり認識し、次のステップに活かすためにどのような行動を取るのかを見極めようとしています。
社会人になると初めて任されるような仕事ばかりのため、失敗してしまうことも少なくないと思います。
しかしそのような時、失敗をそのままにせず冷静に振り返り改善しようと努力できる人は責任感・自己認識力があると言えるでしょう。
そのため企業は就活生が［自分が任されたことに責任を持っているか？］［自分の過ちやスキル不足をしっかり認識しているか？］［失敗を繰り返さないためにどのような行動を取ろうとしているか？］といったことを見極めようとしています。
挫折経験が見つからない時の探し方
就活で挫折経験を聞かれた時に、何を話せば良いか迷うことがあります。しかし、必ずしも大きな失敗や困難である必要はありません。日常生活や学校での経験の中にも、挫折といえるものが潜んでいることがあります。
ここでは、挫折経験が見つからない時の探し方について紹介します。
小さな失敗や困難に目を向ける
挫折経験といっても、それが必ずしも大きなものである必要はありません。多くの就活生は「自分には大きな挫折経験がない」と感じてしまいがちでしょう。
しかし企業は［大きさ］よりも、その経験を通じて何を学び、どう改善したかに注目しています。以下のような小さな失敗や困難を振り返ってみてください。
- ゼミで出された課題の提出がギリギリになってしまった
- 電車の時間を間違えてしまい、大学の講義に間に合わなかった
このような一見［小さな］失敗でも、努力のプロセスやその後の改善が語れるなら、十分に挫折経験として活用できます。
挑戦したことに着目する
挫折経験は、何かに挑戦した際に感じることが多いものです。新しい挑戦や努力の中で直面した［思ったようにいかなかった出来事］に目を向けてみましょう。
例えば、次のような挑戦が挫折のきっかけになり得ます。
- 部活動で新しいポジションに挑戦し、何度も練習したものの、試合でミスが続いて自信を失った
- 課外活動でリーダーシップを発揮しようとしたが、メンバーをまとめきれずに計画がうまく進まなかった
挑戦は失敗や困難を経験する絶好の機会でもあります。その挑戦を通じて何を学び、どう成長したかを振り返ることで、挫折経験として語れるエピソードが見つかるでしょう。
改善した経験を掘り下げる
挫折経験を探す際に［改善や工夫をした経験］を掘り下げることも1つの手です。失敗やうまくいかなかった状況を乗り越え、何かしらの改善策を試みた経験があれば、それも挫折経験として話せます。
特に企業が重視するのは、結果そのものよりも、改善のために行動を起こしたプロセスや姿勢です。
- ゼミのグループワークで、メンバーとの意見が衝突し、作業が滞ってしまったが、全員の意見をまとめるために、改めてディスカッションの場を設けた経験
- 学業で課題に行き詰まった際、教授や友人に助言を求め、異なるアプローチを試して問題を解決しようとした経験
上記のような自分が主体的に動いて改善した経験を思い出して、その時のプロセスや感情を具体的に振り返ると、挫折経験として語れるエピソードが見つかるでしょう。
モチベーショングラフを書く
自分の過去の経験を視覚的に整理するために［モチベーショングラフ］を書いてみましょう。
モチベーショングラフとは、今までの人生でのモチベーションの高低を時系列でグラフ化する方法です。
学生生活やアルバイト、部活動など、これまでの経験を振り返りながら「どの時期にモチベーションが下がったか」「どんな理由で挫折を感じたか」を考えてみてください。小さなことで構いません。
例えば、「テストで良い成績が取れず落ち込んだ」「部活動で思うような結果が出なかった」といった出来事も、挫折の1つとして捉えることができます。
就活エージェントに相談する
もし自分だけでは挫折経験を見つけるのが難しい場合は、就活エージェントに相談してみるのも1つの方法です。就活アドバイザーは多くの就活生と接してきた経験があり、あなたのこれまでの経験から適切なエピソードを一緒に探してくれます。
またエージェントと話すことで、自分では気づかなかったような「これも挫折経験として話せるんだ」という発見があるかもしれません。
就活エージェントサービスは、就活生が無料で利用できるサービスが大半のため、積極的に活用してみましょう。
- 自分に合った業界や業種、職種がわからない
- 自己分析やES、志望動機の書き方がわからない
- なかなか書類や面接が通らない
相談だけでなく、ES・履歴書の添削や面接練習も可能です。お困りの人は是非一度お問い合わせください。
これは話さないで！悪い印象を与えてしまう挫折経験
就職活動の面接では、挫折経験を話す機会がよくありますが、話す内容によっては悪い印象を与えてしまうことがあります。以下のような挫折経験は、できるだけ避けるようにしましょう。
人間関係のトラブルに関する挫折
人間関係のトラブルが原因での挫折は、相手との衝突やコミュニケーション不足を自分のせいではなく、他人のせいにしてしまう印象を与えることがあります。例えば、友人や同僚と意見が合わず、その結果プロジェクトがうまく進まなかったといった話は避けましょう。
採用担当者は、協調性やコミュニケーション能力を重視しているため、他人とのトラブルを挙げると「協調性が欠けているのではないか」と思われてしまう可能性があります。
ルール違反や不正行為に関わる挫折
ルール違反や不正行為が原因での挫折経験は、どんな状況であれ、採用担当者にとっては大きなマイナス評価に繋がります。もしアルバイト先でのルール違反や、学校での不正行為に関わった過去がある場合、それを話すことで［規律を守れない人］と思われる可能性があります。
このような挫折は、信頼を損ねる原因になるため、できるだけ避けるべきです。
運や外部の要因のせいにする挫折
「運が悪かったから」「外部の環境が変わったから」といった外部の要因に挫折の理由を求める話も、避けた方が良いです。このような話をすると、［自分自身に責任を持たず、困難を他のせいにする人］という印象を与えてしまうからです。
企業は、困難に直面した際にどのように対処し、乗り越えたかを重視していますので、自分でコントロールできる範囲の努力や改善策について話す方が良いでしょう。
内定率をあげる挫折経験の伝え方ステップ
挫折経験を話す際には、ただ失敗したことを述べるだけではなく、その経験から学んだことや成長した点を強調することが大切です。
以下のポイントに従って、効果的に伝える方法を紹介します。
STEP1. 挫折経験をシンプルに説明する
まずは、挫折した経験を簡潔にまとめましょう。
複雑な説明や細かすぎる背景は避けて、何が起きたのかを短く明確に伝えることで、相手に理解してもらえます。また冒頭に結論をもっていくことで、相手の興味を引くこともできますよ。
話し手である就活生は、挫折体験における［苦労したこと］について、たくさんの情報を持っているため、全てを伝えたくなりますよね。
しかし聴き手である面接官は、面接官はただの苦労話を求めているわけではなく、その経験を通して「どのように成長し、変わったのか」に興味を持っています。
そのため［どれだけ大変だったか］といった細かい苦労情報は思い切って省きましょう。
エピソードを省いた分は［その経験を通じて今の自分がどう成長したのか］に焦点を当てた話をするようにしてください。
STEP2. 挫折前に設定した「目標」と「取り組み」を説明する
挫折に至る前に、自分がどのような目標を設定し、それに向けてどんな取り組みをおこなったのかを具体的に説明します。
目標や取り組みについて語ることで、［挫折した］という事実が一層印象に残りやすくなります。
初めて聞く相手でも理解しやすいように、期間や頻度、当時の気持ちなどをできるだけ具体的に伝えるよう心がけましょう。
STEP3. 挫折した背景や理由を詳しく述べる
次に、なぜ挫折してしまったのか、その理由を詳しく説明します。環境の変化や自分の力不足など、具体的な背景を伝えることで、採用担当者はその状況に共感しやすくなります。
挫折の理由や背景を語る際のポイントとしては、他人に原因があると決めつけないことが大切です。他人のせいにしてしまうと、「視野が狭い」「仕事で問題が起こったときにも人に責任を押し付けるのではないか」といったネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
また「ゲームに夢中になりすぎて睡眠時間が足りず、その結果うまくいかなかったため、ゲームの時間を減らすようにした」といった基本的な生活習慣が原因となる挫折経験も「自己管理ができない」と思われる可能性があるため、避けた方が良いでしょう。
STEP4. 挫折にどう向き合ったかを説明する
挫折に直面した後、どのように行動したのかを説明しましょう。諦めずに改善策を考えたり、新たな方法を試したりしたことを具体的に伝えることで、粘り強さや問題解決能力をアピールすることができます。
ポイントは［挫折直後とその後での気持ちの変化］や［どのようなアクションを起こしたのか］を盛り込むことです。
企業が求めているのは、すぐに諦める人ではなく、試行錯誤しながら周囲と協力し、価値を生み出すことができる人材です。挫折を経験しても、そこから立ち直り行動できる力強さをアピールしましょう。
STEP5. 挫折を通して得た気づきをまとめる
挫折経験から何を学んだのか、どんな成長があったのかを明確に伝えることが大切です。ここでのポイントは、挫折経験をポジティブに受け止める姿勢を見せることです。
ただ挫折から学んだことを述べるだけでは、単なる感想に終わってしまいます。
大切なことは、挫折経験から得た学びを次にどう活かすかという点です。具体的なエピソードとしては、挫折を経験した後、その学びを活かして次の挑戦で成功した話をすることが理想的です。
STEP6. 学びを企業でどう活かすかを述べて締めくくる
最後に、その挫折経験で学んだことを、今後企業でどう活かしていくのかを伝えましょう。どのような場面でその経験が役立つかを述べることで、前向きな印象を与えられます。
入社後の抱負を挫折経験の中で示すことは大切です。学んだことを入社後の目標に結びつける姿勢を見せることで、企業にとって「一緒に成長していきたい」と思える魅力的な人材となるでしょう。
【シチュエーション別】よくある挫折経験の例文10選
就活において、挫折経験は自己PRの一環としてよく問われる項目です。挫折経験を問われた際は、話す長さが1分程度（300文字以内）に収まるようにしましょう。なぜなら面接官も話を聞きやすくなり、理解しやすくなるからです。
ここでは、様々なシチュエーション別に挫折経験の例文を紹介します。
アルバイト
（211字）
サークル活動・部活動
（194字）
学業
（192字）
インターンシップ
（159字）
ボランティア
（206字）
スポーツ
（184字）
趣味・習い事
（174字）
留学
（164字）
大学受験
（146字）
就職活動
（156字）
- 自分に合った業界や業種、職種がわからない
- 自己分析やES、志望動機の書き方がわからない
- なかなか書類や面接が通らない
相談だけでなく、ES・履歴書の添削や面接練習も可能です。お困りの人は是非一度お問い合わせください。
【まとめ】ESや面接で挫折経験を魅力的に伝えよう！
今回は挫折経験として話せる内容や探し方、面接官の意図、伝え方などについて詳しく解説してきました。
挫折経験は、自己成長や自分の強みをアピールする絶好の機会です。ただし、単に失敗の内容を話すだけではなく、その経験から何を学び、どのように行動を変えたのかをしっかりと伝えることが大切です。
エピソードを話す時は、挫折した状況と背景、そしてその後に取った具体的な行動をよく説明し、最終的にどのように成長したかを明確にしましょう。
また、その学びを入社後の意欲や目標に結びつけることで、企業にとって魅力的な人材としてアピールすることを意識してください。
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