●[営業職][研究職][技術職]の職種は、粘り強い人が求められる傾向にある。
●自己PRで粘り強さをアピールするには[①結論を伝える]→[②具体的なエピソードを提示する]→[③入社後の意気込みを伝える]の順序で話すと良い。
自己PRを考える時に「粘り強さを自己PRで話したいけど、どうアピールしたらいいんだろう?」「そもそも自分って粘り強い性格にあてはまるのかな?」などと悩んでいる人は多いのではないのでしょうか。
粘り強さは確かに魅力的な強みですが、伝え方次第では逆効果となります。もし誤ってしまうと、面接官に[頑固]や[融通が利かない]といったマイナスな印象を与えてしまうので注意が必要です。
今回は粘り強さのアピールで好印象に残すコツや作り方、注意点などを詳しく解説していきます。その他、部活動やサークルなどシチュエーション別の例文も紹介していきます。
この記事を最後まで読むことで、粘り強さをアピールした魅力的な自己PRが作れるようになりますよ。
また、もし「本当にこの自己PRで大丈夫なのかな……」と悩んでしまったら、プロのキャリアアドバイザーを頼ってみるのも良いでしょう。
「粘り強い」とは、どんな仕事でも最後までやりきることを指す
実用日本語表現辞典によると[粘り強い]という言葉は[根気や忍耐力があり、物事をなかなか諦めない様子]と記載されています。
つまり粘り強い人とは[どんな困難な状況に陥ったとしても、途中で諦めることなく立ち向かい、最後までやり遂げる力を持っている人]のことと言えるでしょう。
企業は自身の成長に向け根気強く努力できる人を採用したいと考えているため、この[粘り強さ]は、就活において高く評価される素養の1つです。
粘り強い人に共通する5つの特徴
「自分のアピールポイントは粘り強さでいいのかな?当てはまるかな?」と迷っているという人に向けて、以下では粘り強い人に共通する5つの特徴を紹介します。
自分自身を振り返りながら確認してみてくださいね。
①努力を惜しまないで突き進む姿勢
粘り強い人は、努力を惜しまず、地道に取り組むことができます。また短期的な成果だけではなく、長期的な視点を持ち続けることを得意としています。
例えば、資格試験のために毎日少しずつ勉強を積み重ねたり、大きなプロジェクトの準備期間をしっかりと設けたりするなど、少しずつ前進していくタイプが多いです。
このような[継続する力]がある人は、日々粘り強く努力を重ねることで、最終的に大きな成果を出すことが期待できるでしょう。
②失敗にくじけず、常に成功を考え続ける姿勢
失敗や挫折は誰にでも起こり得ますが、粘り強い人はそれを成長や学びの機会と捉え、立ち直りが早い傾向にあります。例えば、何かに失敗した時、「次はこうすればうまくいくかもしれない」と前向きに考えることができる人は、粘り強さを発揮していると言えるでしょう。
一方で、失敗を気にしすぎて途中で諦めてしまう人も少なくありません。しかし、粘り強い人は失敗を次に活かし、最後まで成功を目指して努力を続けます。
また、粘り強い人は常に「どうすればうまくいくか」を考え、自分の間違いを受け止めたり、人からのアドバイスを素直に受け入れることができる特徴があります。「人の意見を聞いて、自分のやり方を見直したことがある」と感じる人は、この特性を持っているかもしれません。
このように[失敗を恐れないポジティブ思考]を持ち、[成功に向け何度でも挑戦できる行動力がある]人は、粘り強い人であると言えるでしょう。
③困難や逆境に耐えて、物事に対処する姿勢
粘り強い人は、困難や逆境に直面しても、耐えられる強さをもっています。突然のトラブルや想定外の問題が発生した時でも、慌てずに冷静に対処し、解決への道筋を考え出す人が当てはまります。
どんなに厳しい状況でも、希望を失わずに前向きに対応できるのが、粘り強い人の強みです。困難な状況に陥ると、諦めてしまったり、妥協してしまったりする人は少なくありません。
しかし粘り強い人は、困難や逆境に直面しても、耐えられる強さを持っています。
そのため突然のトラブルや想定外の問題が発生した時でも、慌てずに冷静に解決への道筋を考え、行動することができるでしょう。
このようにどんなに厳しい状況でも、希望を失わずに前向きに対応できることは、粘り強い人の特徴の1つです。
④前向きな考え方を持つ姿勢
粘り強い人は、物事に対して前向きな考え方を持つ傾向があります。
そのため例えば勉強や部活でも、日々の努力がすぐに結果に結びつかなくても、小さな成果や進展を喜び、前向きに取り組み続けることができます。
また難しい課題や先が見えない状況でも、前向きな視点を持ち解決策を見出すことが期待できるでしょう。
このように[物事を前向きに捉え行動することができること]は粘り強い人の特徴の1つです。
⑤地道な作業にも真摯に取り組む姿勢
大きな目標を達成するために、小さな作業を積み重ねることを大切にしている人も粘り強い人だといえます。
日々の地道な作業にも真摯に取り組むことができ、細かい部分にもしっかりと注意を払います。例えばデータの整理や資料の作成といった、一見地味で時間がかかる作業でも、手を抜かずに丁寧に進める姿勢がみられるでしょう。
データ整理や資料作成といった地道な作業に対しても真摯に取り組むことができる人は、集中力が高く時間がかかる作業でも、手を抜かずに丁寧に進めることができるでしょう。
これは粘り強い人の特徴の1つです。またこのように[コツコツと日々努力を重ねることができる人]は将来的に大きな成果を出すことが期待できます。
粘り強い人が求められる職種
一部の職種では、根気強く問題解決に取り組む姿勢が求められるため、粘り強さは大きな強みとなることがあります。ここでは、粘り強い人が求められる職種を紹介します。
営業職
営業職は、目標達成に向けて継続的に努力を重ねる必要があります。また新規の顧客開拓や既存の顧客とのやり取りの中で、何度も断られたり予期せぬ障害に直面したりすることも少なくありません。
しかし粘り強い人であれば、一度断られても諦めずに何度もアプローチをすることができたり、問題が起きても目標に向かって冷静に対処することができるでしょう。
また粘り強いアプローチの中で、顧客のニーズを理解し長期的な関係性の構築をすることもできるかもしれません。
このように営業職において粘り強さは、顧客との信頼関係を築き上げる上でも大きな武器となります。
研究職
研究職は、成果を上げるために何度も失敗を経験し、実験やデータの収集を繰り返す必要があります。また、実験の結果が思い通りにいかないことや、予想外の問題に直面することも少なくありません。
しかし、粘り強い人であれば、失敗を乗り越えて次のステップに進むことができ、さらに失敗から学びを得て改善を重ねる力があります。何度結果が出なくても諦めずに取り組むことで、研究の精度を上げ、成果に近付くことができるでしょう。
また、こうした粘り強さがあることで、実験データや結果の細かな違いを見逃さず、貴重な知見を得ることが可能です。研究職において粘り強さは、難しい課題を突破し、新しい発見へと導く大きな強みとなります。
技術職
技術職は、日々の業務で継続的に問題解決に取り組む姿勢が求められます。技術的な課題や不具合が発生することは日常的であり、予期せぬトラブルに直面することも少なくありません。
しかし、粘り強い人であれば、一度問題が発生しても諦めず、解決策を見つけるために何度も試行錯誤することができるでしょう。また、新しい技術の導入やシステムの改善においても、粘り強さがあれば多くの課題を乗り越え、より高い成果を目指して進めることが期待できます。
さらに、技術職は細かな作業を地道に積み重ねる必要があり、粘り強く取り組むことで、高い集中力と確実な仕事ぶりが評価されるでしょう。このように、技術職において粘り強さは、難しい課題を克服し、高品質な成果を実現するための大きな武器となります。
粘り強い性格の自己PRでアピールできる長所
自己PRや面接で、面接官に「自分は粘り強い性格である」ということをアピールするためは「どのような場面でその粘り強さが発揮されたのか?」を具体的に伝える必要があります。
その際「粘り強い性格です」とだけ言うのではなく、以下で紹介するような具体的な言葉に言い換えると、自分の長所をシンプルにわかりやすく相手に伝えることができるようになります。
最後までやりきる
粘り強い人は、どんなに厳しい状況でも途中で投げ出さず、最後までやり遂げる姿勢を持っています。
例えば長期的なプロジェクトや難解な課題に取り組む時、途中で諦めずに解決策を見つけ出し、最後までやりきる力が評価されます。
この[最後までやりきる力]は、目標達成に向けた継続的な努力と、最終的な結果に繋がる力を示すことができ、企業から高く評価されるポイントです。
諦めずに何度も挑戦する
粘り強い人は、失敗しても諦めず、何度でも挑戦を続けます。困難な課題や障害に直面しても、問題を分析し、改善策を考え出しながら前に進もうとする姿勢は、企業が求める資質の1つです。
例えば、ゼミ活動やサークルでのイベント企画の際、協力メンバーとの意見のすれ違いや、準備の遅れが発生した場合でも、粘り強くコミュニケーションを重ね、計画を修正しながら最終的に成功に導いた経験があれば、自己PRで大いに活用できるでしょう。
責任を持って対応できる
粘り強い人は、どんなに難易度の高いことでも、自分の役割を全うしようと行動する責任感のある人が多いです。
責任を持つということは、目標に向かって粘り強く行動するだけでなく、周囲の期待にも応えることを含んでいます。
この姿勢を具体的な経験とあわせてアピールすれば、信頼できる人物像を伝えられるでしょう。
失敗を糧にして、次の成功に繋げられる
粘り強い人は、失敗を振り返り、次の成功に繋げる姿勢を持っています。失敗は避けられないものですが、粘り強い人はその経験を活かし、次の挑戦で成果を出すことができます。
自己PRでは、[失敗から学び、改善して成功した具体的な事例]を盛り込むと説得力が増し、企業に対して[失敗を恐れず挑戦し続ける姿勢]を強くアピールできるでしょう。
まわりを巻き込む力がある
粘り強い人は、自分1人で粘り強く取り組むだけでなく、まわりを巻き込み、チーム全体を鼓舞する力も持っています。困難な状況でも他のメンバーを励まし、協力を引き出しながらチーム全体で乗り越えていく姿勢が評価されます。
もしプロジェクトでリーダーシップを発揮し、チーム全体をまとめながら困難を乗り越えた経験があれば、自己PRでアピールするのに適しています。
粘り強さが伝わりやすい自己PR構成
自分の粘り強さを自己PRでアピールするためには、話の構成が大事です。特に、相手にわかりやすく伝えるためには、順序を立てて話すことが求められます。
ここでは、粘り強さを印象付けるための自己PRの構成について説明します。
【冒頭】「長所は粘り強いことである」と結論を伝える
最初に、あなたの長所が[粘り強さ]であることをシンプルに伝えます。自己PRの冒頭で結論をハッキリ述べることで、面接官に道筋を示すことができます。
・私の長所は粘り強さです。
・私の長所は諦めずに何度も挑戦できることです。
結論を述べた後に、どのような場面で粘り強さが発揮されるのか簡単に示し、その上で具体的なエピソードを伝えます。
この段階では、短く簡潔に結論を伝えることを意識しましょう。
【中盤】具体的なエピソードを提示する
次に、あなたの粘り強さが発揮された具体的なエピソードを話します。この部分が自己PRの核心となるので、できる限り誰が聞いてもイメージがしやすいエピソードを選ぶようにしてください。
学生時代に研究プロジェクトを担当し、途中で多くの困難がありましたが、何度も試行錯誤を繰り返し、最終的に結果を出すことができました。
上記のようなエピソードを選ぶと特に良い理由は、具体的な行動と粘り強さが自然に伝わり、面接官があなたの強みを実際の場面でイメージしやすくなるからです。
この時「何をしたのか → どのように工夫したのか → どんな結果を得たのか」 を順を追って説明すると、粘り強さの具体的な内容がわかりやすく伝わります。
【終盤】強みをどう入社後に活かすかを説明する
最後に、その粘り強さを入社後どのように活かしたいと考えているのかを説明します。
この際、具体的な業務やシチュエーションを想定して話すことができると、面接官に対して「この人は将来的に活躍が期待できるな…」「自社に合いそうだな…」といったポジティブな印象を与えることができるでしょう。
入社後も、どんなに難しいプロジェクトであっても最後までやり遂げ、貴社に貢献していきたいと考えています。
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粘り強さのアピールで好印象を残すコツ
自己PRで粘り強さをアピールする際は、ただ「粘り強い性格です」とだけ伝えるのではなく、その粘り強さを具体的な行動や言葉で表現することが大切です。
なぜなら「粘り強い」と聞いてイメージする内容は人によって異なるため、具体的な言葉で説明することで面接官に正確に伝わりやすくなるからです。
ここでは、面接官に好印象を残すための3つのコツを紹介します。
具体的な数字や期間も話す
粘り強さを話す時、具体的な数字や期間を交えることで、努力の量や長さが相手に伝わりやすくなります。
例えば「半年間勉強を続け、資格試験に合格しました」よりも「半年間、毎日2時間以上勉強を続けた結果、資格試験に合格しました」という文章のほうが、どのくらい努力をしたのかが伝わり、粘り強さにより説得力が増しますよね。
このように数字や期間を明示することで、面接官に[この人は本当に継続して努力することができる]という印象を与えることができるのです。
適応力や柔軟性もあわせてアピールする
粘り強さだけでなく、困難な状況でも、柔軟に対応できる適応力や柔軟性を話すこともポイントです。
例えば「計画通りに進まない時は、方法を変えながらも目標を達成するために努力しました」といったエピソードがあると、粘り強さに加えて柔軟な対応力があることが伝わります。
このように状況に応じて戦略を変えながら対応できる点を伝えることができると、1つの方法に固執しない多角的な視点を持ち合わせている人物であることをアピールすることができるでしょう。
困難を前向きに捉えて乗り越えた姿勢を示す
粘り強さは、困難な状況に直面したときこそ発揮されるものです。
困難をネガティブに捉えるのではなく、それを成長の機会と捉え、どう乗り越えたかを具体的に話すことで、前向きな姿勢をアピールすることができます。
そのため、「サークル活動でイベントがうまくいかなかった時も、反省点を分析し、次の企画で改善を図りました」のようなエピソードを通じて、困難を乗り越える力と前向きな姿勢を示すようにしましょう。
粘り強さの伝え方で気をつけるべきポイント
粘り強さは確かに魅力的な強みですが、伝え方次第で[頑固][融通が利かない]といったネガティブな印象を与えてしまうこともあります。
ここでは、粘り強さの伝え方で気をつけるべきポイントを3つご紹介します。
粘り強さを「頑固さ」と誤解されないようにする
粘り強さを強調しすぎると、相手には「一度決めたことを曲げない頑固な人」という印象を与えかねません。
もし[1つの目標に固執して何があっても諦めなかった]というエピソードだけを強調すると、柔軟性に欠ける人と見なされるリスクがあります。
そうならないためにも、柔軟な対応や工夫をした点も一緒に伝えることが大切です。
苦労話を強調しすぎない
粘り強さをアピールするために、苦労話を長々と話すのは避けましょう。
面接官が知りたいのは苦労の過程そのものではなく、最終的にどのように問題を解決し、その経験からどのように成長したかです。意図を踏まえずに苦労話ばかり話すと、面接官には理解力が不足していると捉えられることもあります。
苦労の過程を説明する際は、結果や成長に焦点を当て、エピソードは簡潔にまとめるようにしましょう。
協調性があることをアピールする
粘り強さをアピールする際、エピソード次第では「自分の決めたことしか見えてなくて融通が利かなそうだな」「アドバイスをしても人の意見を聞かなそうだな」といったネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
しかし仕事は個人よりもチームで協力しておこなうことが多いため、協調性があることは非常に重要です。
そのため[粘り強さ]をアピールする際は、チームで協力して結果を残した経験の話をするなど[協調性があること]も感じさせる内容にすることを意識してください。
シチュエーション別|粘り強さをアピールする自己PR例文10選
粘り強さをアピールするためには、日常生活や活動の中で、自分がどのように粘り強さを発揮したかを具体的に示すことが大切です。
ここでは、自己PRの例文をシチュエーションごとに紹介します。
部活動
サークル
ゼミ
アルバイト
インターンシップ
資格取得
趣味
留学
ボランティア活動や地域活動など
家族や友人へのサポート
【まとめ】自己PRで粘り強さをアピールしよう
粘り強さは、さまざまなシチュエーションで発揮できる強みであり、自己PRの場でも効果的にアピールできる要素です。
自分の粘り強さをアピールする際には、ただ「私は粘り強い性格です。」と述べるだけでなく、具体的なエピソードを交えながら、問題解決に向けて周囲を巻き込み、目標達成に向けた努力を示すことを意識してください。
また、各シチュエーションで自分がどのような役割を果たし、どのように粘り強さを発揮したかを明確に伝えることができると、面接官にさらに強い印象を与えることができるでしょう。
「粘り強さをアピールする自己PRってどういう内容だろう…」と悩んでいる人は、本記事で紹介した例文を参考に自分オリジナルの自己PRを作成してみてください。
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