●最後までやり遂げる力をアピールするには[結論→根拠づけ→詳細→結果→抱負]の構成で伝えると良い。
●評価されにくいエピソードを選んでしまうと、説得力がなく長所が十分に伝わらない可能性があるため注意が必要。
「最後までやり遂げる力はどう伝えたらいいんだろう……」や「面接官に評価される自己PRの仕方を知りたい」などと思っている就活生は多いでしょう。
[最後までやり遂げる力]は、就職活動において大きな強みとなる長所の1つです。途中で諦めず、粘り強く目標に向かって努力を続ける姿勢は、企業にとって信頼できる人材として評価されます。
今回は、「最後までやり遂げる力」を評価されやすく伝えるための自己PRの構成や、効果的にアピールするポイント、例文などを詳しく紹介します。
自己PRでこの力をうまく伝えることができると、面接官にあなたの真摯な姿勢や成長意欲をしっかりとアピールすることができるでしょう。
企業が求める「最後までやり遂げる力」とは?
企業が就活生に求める『最後までやり遂げる力』とは、どんな困難があっても途中で諦めることなく、目標に向かって粘り強く進み続けられる力のことを指します。
特に社会に出ると、計画通りに進まないことや予想外の出来事に直面する場面は少なくありません。そのような時に、自分の役割を全うしようと、周りの人と協力しながらゴールに向かうことができる人は企業に重宝されます。
また『最後までやり遂げる力』がある人は、任された仕事に対して責任感を持ち、最後までやり遂げることが期待できるため、企業から高い評価を得る傾向にあります。
次項からは、「最後までやり遂げる力」がどのようなものか、いくつかの例を挙げて詳しく解説していきます。自分がどのタイプの「最後までやり遂げる力」に当てはまるか、確認しながら読み進めてみてください。
壁にぶつかっても諦めず前に進む粘り強さ
部活や勉強、アルバイトをしている中で、誰しも一度は壁にぶつかったことがあるでしょう。
企業が求める[粘り強さ]とは、なにか困難な壁にぶつかった時、簡単に諦めるのではなく、打開策を考えて行動し続ける力のことです。
例えば、アルバイト先で任された新しい業務がうまくいかずミスが続いてしまった時、もちろん戸惑いネガティブな気持ちになることもあるでしょう。
しかしそのような時に、「もう無理だ!どうせできない…」などとすぐに投げ出すのではなく、自分なりに対策を考え先輩に相談しながら取り組みを改善することができる人は、次第に業務に慣れ、ミスを減らすことができるはずです。
このように粘り強く向き合う姿勢は、困難な状況でも目標に向けて行動を続けられる力として、企業にとって信頼できる資質と評価されます。
途中で投げ出さずに、目標を目指し続ける忍耐力
目標を達成するまでの道のりは、決して平坦ではありません。時には、想定していた以上に時間がかかったり、苦しい状況が続いたりすることもあるでしょう。
企業が期待する「忍耐力」は、このような状況に直面しても、途中で諦めることなく目標に向けて努力を続ける力です。
例えば、時間がかかる仕事や単調な作業が続く場合、中には作業に飽きてミスが増えてしまうという人もいると思います。
しかし自分のペースで地道に取り組むことができる人は、飽きを感じながらもミスをしない工夫をしつつ目標を達成することができるでしょう。
このように、難しい状況でも集中力や工夫をもって業務に取り組む力は、企業から高く評価されます。
一度決めたことをやり抜く継続力
新しい知識を習得したりスキルを磨いたりするには、日々の努力の積み重ねが大切です。しかし目標に向かって、継続的に努力をすることは簡単ではありません。
企業が求める[継続力]とは、決めたことをやり抜くことができる力のことです。
例えば部活の素振りや資格取得の勉強など、忙しさやその日の疲れに身を任せててさぼってしまう人は少なくないと思います。しかしそれらを乗り越えた先に成長や達成感が待っています。
このように自分の成長のための努力を惜しまない人は、周りにも良い影響を与えることができるため高い評価を得やすい傾向にあります。
責任感を持って全体の完成度を高める力
チームで何かをおこなう際、責任感を持って自分の役割を果たし、全体の完成度を高める意識が大切です。
特にグループワークやサークル活動のようにチームで取り組む場面では、1人ひとりの行動が全体に影響するため、自分の役割に責任を持ち、他メンバーの成果をサポートする姿勢が求められます。
企業が求める[責任感]とは、こうした場面で自分の役割を果たしながら全体の成果を高める力のことです。
例えば、ゼミの研究発表で自分が資料作成を担当している場合、他のメンバーの発表内容にも関わると意識し、丁寧に仕上げることで、チーム全体の発表がより良いものになります。逆に、自分の仕事を疎かにすると、全体の完成度に影響を及ぼしかねません。
このように、責任感を持って自分の役割を果たせる人は、チームの信頼を得て協力的な関係を築きやすく、企業からも[組織全体の成果に貢献できる人材]として高く評価される傾向にあります。
困難な状況でも柔軟に対応できる適応力
ビジネスの世界では、予期しない変化やトラブルが起こることも多く、そのような場面で必要とされるのが[適応力]です。企業が求める適応力とは、状況の変化に柔軟に対応し、最適な解決策を見つけて問題を乗り越える力のことです。
例えば、急な業務変更や新たなタスクが追加されたときにも、優先順位を見直し、効率よく対応することで仕事を円滑に進められる人が当てはまります。状況が予測できない中でも、落ち着いて柔軟に行動することで成果を上げられることがポイントです。
さらに、このような適応力がある人は、チーム全体のリーダーシップにもつながり、周囲に安心感を与える存在として企業から高く評価される傾向にあります。
最後までやり遂げる力を伝える自己PRの基本構成
[最後までやり遂げる力]を自己PRでアピールするためには、話の構成が大事です。特に、相手にわかりやすく伝えるためには、順序を立てて話すことが求められます。
ここでは[最後までやり遂げる力]を印象付けるための自己PRの構成について説明します。
①結論・・・自分の長所について
まずは結論として、自分の長所が「最後までやり遂げる力」であることを明確に伝えます。短いフレーズで、粘り強く努力を続け、目標を達成する姿勢が自分の特徴であることを示しましょう。この一言が、面接官に強い印象を与えます。
私の長所は、どんな状況でも目標を最後までやり遂げる粘り強さです。
②根拠づけ・・・長所を発揮したエピソード
次に、その長所を実際に発揮したエピソードを紹介します。どんな場面でこの「やり遂げる力」が生かされたのかを説明することで、自己PRに信憑性を持たせます。
例えば、大学のサークル活動やアルバイトで、難しいプロジェクトをやり遂げた経験を挙げると良いでしょう。
大学のゼミ活動で、長期にわたるプロジェクトのリーダーを任された時、何度も困難に直面しましたが、最後まで責任を持って進めました。
③詳細・・・具体的な行動や頑張ったこと
エピソードの中で、自分が具体的にどのような行動をとり、どんな努力をしたのかを詳細に説明します。ここで、単に「頑張った」だけでなく、どのような工夫をし、どんな姿勢で取り組んだのかを具体的に伝えると良いでしょう。
予想外のトラブルが発生した際、すぐにメンバーと話し合い、問題解決のための代替案を考え、実行しました。また、他メンバーの負担を軽減するためにスケジュールを見直し、進行管理を徹底しました。
④結果・・・得られた結果や学び
行動の結果として、どのような成果が得られたのか、また自分が何を学んだのかを述べます。この部分では、実績や達成感だけでなく、経験から得た教訓を述べることで、自分の成長もアピールしましょう。
結果として、プロジェクトは成功し、メンバー全員が達成感を感じることができました。この経験を通して、状況に応じて柔軟に対応する大切さも学びました。
⑤抱負・・・長所の活かし方
最後に、今後その長所をどのように活かしていくかについて抱負を述べます。企業でその力をどのように貢献できるか、またどのように成長していきたいかを伝えることで、面接官に前向きな印象を与えることができます。
この粘り強さを活かして、貴社のプロジェクトでも成果を上げられるよう努力します。また、常に学びを続け、自分のスキルを高め、チームに貢献できる存在でありたいと思います。
ワンランクアップする、最後までやり遂げる力を伝えるポイント
自己PRで[最後までやり遂げる力]を印象的に伝えるには、いくつかのポイントがあります。以下のポイントを意識することで、あなたの長所をさらに効果的にアピールできます。
具体的なエピソードを選ぶ
自己PRで伝えるエピソードは、リアルで具体的なものを選びましょう。例えば、ゼミでおこなった研究プロジェクトや、アルバイト先でのチームリーダー経験などが挙げられます。
エピソードを選ぶ際には、単に「頑張った」という表現ではなく、どんな課題があり、それに対してどのような工夫をしたかがわかるものが効果的です。
具体的な状況を示すことで、面接官にも[力が備わっていること]をリアルに感じてもらえます。
目標達成までのプロセスを明確に伝える
選んだエピソードで自分がどのように目標に向かって進んだのか、そのプロセスを詳細に伝えましょう。
例えば、ゼミのプロジェクトであれば、最初にどのように計画を立てたか、計画中に予想外の問題が発生した時にどう対処したか、そしてゴールに到達するまでにどのような手順を踏んだかを具体的に説明します。
こうしてプロセスを丁寧に話すことで、[最後までやり遂げる力]が実際にどのように発揮されたかを理解してもらえます。
成果と成長を具体的に示す
[やり遂げる力]を伝える際には、達成した成果だけでなく、その経験を通してどのように成長したかも具体的に述べることが大切です。
例えば「ゼミのプロジェクトが無事に成功したことで、自分が他者と協力して目標を達成する大切さを学びました」と述べることで、自己成長の面でも価値がある経験であったことがわかります。
また、このような経験を通して学んだことが今後の仕事にもどう役立つかを示すと、面接官により納得感を持ってもらえます。
企業が求める姿勢に結びつける
自分の[やり遂げる力]が企業の求める姿勢や価値観とどのように重なるかを伝えることもポイントです。
例えば、「貴社が大切にしているチームワークを重視する姿勢に共感し、私もゼミのプロジェクトを通してチームで成果を出すことの重要性を学びました」と説明することで、面接官には「この力が自社でも活かせる」と感じてもらいやすくなります。
志望企業の価値観や目指す方向性を意識しながら自分の長所を結びつけることで、自己PRの完成度がさらに上がります。
最後までやり遂げられる力が評価されないエピソード
自己PRで「最後までやり遂げる力」をアピールする際、エピソード選びに注意が必要です。評価されにくいエピソードを選んでしまうと、長所が十分に伝わらず、説得力が弱まる可能性があります。
ただ長く続けた経験をアピールしたエピソード
ただ「何かを長く続けた」というエピソードでは、やり遂げる力が評価されにくくなります。
何かに長く関わってきた経験自体は努力の証ではありますが、ただ続けただけでは[やり遂げる力]とは評価されにくいでしょう。
例えば「上司に不満があったが我慢して続けた」や「特に意義を感じずに続けていた」という内容では、「やり遂げた」というよりも「仕方なく続けた」という印象を与えかねません。
面接では、成長を感じられた点や前向きに取り組んだ姿勢を意識して伝えることが大切です。
ネガティブな感情が入ったエピソード
エピソードにネガティブな感情や愚痴のような内容が含まれると、評価が下がることがあります。
具体的には「サークルの人間関係に不満があったが、我慢して続けた」や「興味が薄れていたが、辞めるきっかけがなく続けた」といった内容が該当します。
これでは「自らの成長・目標達成のために努力を続けた」というよりも「特に意思もなく仕方なく続けただけ」といった印象を与えかねません。
面接では、成長を感じられた点や前向きに取り組んだ姿勢を意識して伝えることが大切です。
誰でもやり遂げられる実績を挙げたエピソード
簡単に達成できるようなことや、特に難易度が高くない実績だと、面接官にとっては特別な「やり遂げる力」と感じてもらえません。
例えば「毎日遅刻せずに通学した」や「決められた業務を期限通りにこなした」などは、特別な努力や困難を乗り越えた経験とは言えません。
より高い目標や、達成に向けて自分なりに工夫や努力をしたエピソードを選びましょう。
【シチュエーション別】最後までやり遂げる力の自己PR例文
それぞれのシチュエーションで「最後までやり遂げる力」を示すエピソードを使って、自分の長所をアピールする例文を紹介します。具体的な状況や努力を伝えることで、より説得力のある自己PRが作れますよ。
アルバイト
学業
サークル
部活動
インターンシップ
イベント(文化祭やオープンキャンパスなど)
資格取得に向けた勉強
趣味や習い事
内定獲得に繋がった先輩たちの自己PR実例 ~最後までやり遂げる力~
ここでは、実際に内定獲得をした先輩たちの自己PRの実例を通して、具体的なエピソードや表現方法を紹介します。自分の経験をどのようにアピールすれば効果的なのか、そのヒントを見つけてくださいね。
博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ
NTTドコモ(NTT docomo)
有言実行・不言実行、きちんとこなすコンシェルジュです。
Q.1-2 そのキャッチフレーズを踏まえて自己PRを記入してください。(200文字)
私は「責任感を持って物事をやり遂げる」人間だ。父が遠洋漁業を営み、留守がちのため、長女として母を支えなければとの意識がその源泉だ。現在、担当した生徒は必ず第一志望校に合格させるという目標の下、家庭教師のアルバイトをしている。解説のため自分が当たり前と思うことのwhyを追求、指導時間前後の日常会話で生徒との距離を縮め、より質問しやすく親密な関係を構築。結果、担当した生徒は全員第一志望校に合格した。
日本放送協会(NHK)
当初、練習に参加できず、悔しい思いをした私はレギュラー奪還を目標に行動しました。初めに、周りの信頼を得るために辛くとも雑用係を全うしました。その姿勢から練習への参加が認められましたが、週5日の厳しい練習に何度も挫折しました。しかしその度に自分の課題について優先順位をつけるなど分析し、本や先輩からのアドバイスによって解決策を導き、妥協することなく日々実戦しました。例えば、左足のキックに問題があったため、フォームなどを先輩から学び、毎日左足キック200本以上を継続しました。また改善点などをノートにまとめ、毎日振り返りました。しかし、結果が出ず何度もやめようと思いましたが、それでも努力を重ねた結果、目標を達成し天皇杯にも出場することができました。
この経験から、どんな逆境でも自分ならできるという「強い自信」を得ることができました。
【まとめ】「最後までやり遂げる力」をアピールしよう!
「最後までやり遂げる力」は、企業に評価されやすい素養の1つです。
繰り返しになりますが企業がこの力を求める理由は、業務の中で様々な困難に直面する場面が多く、そこで粘り強く目標に向かって努力し続けられる人材が、組織にとって価値ある存在となるからです。
そのため自己PRでは、ただ「やり遂げる力がある」と伝えるだけでなく、具体的なエピソードを交えて、プロセスや成果、成長を明確に述べるようにしてください。さらに、企業が求める姿勢や価値観に結びつけることで、さらに説得力を高めることができるでしょう。
今回のポイントを押さえ、自己PRに具体性と一貫性を持たせることで、面接官に「この人なら信頼して仕事を任せられる」と感じてもらえるような自己アピールを目指しましょう!
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