アパレルの販売職と聞いて、「商品を売るだけ」の仕事と思っている就活生も少なくないでしょう。ファッションは個性を表現できるので、自分に合う洋服を身に着けることで毎日が輝きます。
好きな洋服を着ることで自分に自信がつくので、恋愛や仕事がうまくいくエネルギーの元になるでしょう。アパレルの販売職はそんなお客様の人生を輝かせるお手伝いができるお仕事です。
アパレルのトレンド
アパレルには大きく2つのトレンドがあります。
まず1つ目は、低価格で質が高い優れた服が売れるようになっていることです。
その例として、国内で大きな人気を誇る「ユニクロ」や「GU」が挙げられますが、これらのブランドは海外でも店舗数を増やしており、日本以外での人気も高いです。
ここまで人気が高い理由は「低価格」であり、幅広い年齢の消費者がいることです。
2つ目はSNSでの商品紹介です。人気ブランドの多くはSNS上で商品を上げていますが、最近では人気インフルエンサーが商品をより細かく紹介している人が増えました。
前者はただ商品を載せていることに対し、後者は写真の中に情報を詰め込んで解説するため、消費者は細かい情報から購入を判断できます。
アパレル販売であると重宝されるスキル
アパレルの販売員になる上で必要なスキルを以下で紹介します。
お客様のニーズが図れる提案力
アパレルの販売員をする上では、お客様との対応が必要です。アパレルの接客においては、挨拶だけでなく、1人ひとりに合わせた対応が必要になります。
そのため、接客時には観察力が必要になり、このスキルがあることでスムーズな対応ができます。お客様を観察して心情を読み取り、状況に合わせた提案ができます。
お店に訪れるお客様は、必ずしもファッションに詳しいわけではありません。自分に合う色やファッションスタイルが分からない方も多いでしょう。
そのため、お客様のニーズを確認することが欠かせません。ニーズの確認はお客様にアプローチすることでできます。
色々な質問をした上でお客様の潜在ニーズを把握し、希望に沿った商品を提案します。
提案する際にはお客様に合うサイズやデザイン、色合い、素材、シルエット、価格など、確認する点がたくさんあります。
また、商品を提案する際には、その商品の着回し方も含めて提案しなければなりません。
このように様々な提案をすることで、お客様自身が気づけていない自分のニーズを知ることができます。そのため、提案力は重要なスキルの1つです。
トレンドやスタイリングなど幅広い知識を集められる情報力
お客様の潜在ニーズに沿った商品を提案する上では、ファッションの知識が欠かせません。ファッション業界はトレンドの移り変わりが激しく、シーズンごとに新しいトレンドが入ってきます。
また、トレンド以外にもスタイリングやパターン、自社・他社のブランド情報、など必要な知識は幅広いです。
情報を集める際には、SNS、ファッション雑誌、メディア媒体、ブランドのブログやホームページなど多方面から得なければなりません。
アパレル販売の仕事内容
アパレルの販売員といっても具体的にどのような仕事をしているのかでしょうか。以下で詳しく紹介します。
新卒でアパレル販売員になると他の先輩スタッフと一緒に立ち、空いた時間に清掃や棚卸をやることが多いと思いますが、実際にお客様に提案したりすることもあります。
ここでは具体的にどのような仕事があるのかをチェックしましょう。
商品を提案する販売
アパレル販売員の主な仕事は商品を提案することです。お客様のニーズに沿った商品を提案して、販売します。この仕事ではお客様の潜在ニーズを把握することが何よりも大事です。
商品の在庫管理
お店の在庫管理もアパレル販売員の仕事です。商品の入出荷やディスプレイ、在庫の管理、商品周りの仕事、掃除や備品管理、顧客データの整理など幅広い管理仕事があります。
レジ打ちと包装
アパレル販売員はレジ打ちと包装もします。お客様の購入する商品のレジ打ちをし、希望に沿った包装をします。包装はプレゼント用など様々なラッピングをしなければなりません。
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アパレル販売の志望動機を書く際のポイント
アパレルの志望動機を書く際は、なぜその職種なのか、その職種の中でもなぜその企業なのかを明確にし、ロジカルにアピールできるようにしましょう。
なぜその職種か
なぜアパレルの販売職かを書く必要があります。例えば、「お客様のニーズを把握し、その人にあった商品を提案できる」など書きましょう。
採用する側はその職種に就きたい理由を知り、適切な人に働いてもらいたいので、具体的な理由がないと採用しづらいでしょう。そのため、なぜその職種かを志望動機を書くようにしましょう。
アパレル販売でアピールすべき強み
アパレルの販売職は基本的に服をお客様に販売する業務が多いですが、お客様のニーズに応えられないとお店の売り上げが上がりません。
例えば、お客様に「ファストファッションに合ったトップスが欲しい」と言われた場合、その時のファッショントレンドが取り入れられるトップスを提示する必要があります。
しかし、自分がファッショントレンドに詳しくないとお客様に提示できないでしょう。
このように、アパレルの販売職に就く上で、「今までのアルバイト経験からお客様に合った商品を提案することができる」など、自分が活用できるスキルを提示しましょう。
なぜその企業なのか
ただの洋服が好きなどは、どの企業にも言えることなので、企業ならではの具体性が必要です。
例えばGUでは「消費者のニーズを最前線でキャッチアップすることが事業に大事」と考えており、強化した取り組みを行なっています。
この目標を達成させるために、様々な努力が重ねられており、一販売員としてどれうぐらい消費者のニーズを把握でき、販売員として努力ができるのかを具体的に提示すると良いです。
このように企業によって特徴は異なるため、企業ごとの特徴を把握するためにも企業研究は必ず行いましょう。
実際に書く際は以下のフレームワークに沿って書いてみてください。
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
志望動機の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
・「志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~」
・「志望動機の正しい考え方やコツ~「志望動機がない…」と悩んでいる人必見~」
アパレル販売の志望動機のNG例
以下ではアパレル販売の志望動機NG例を紹介します。どこがNGなのかについても解説しているので、チェックしてみてください。
中でもアパレルを志望した理由は次の経験からです。私は、体育系〇〇部のマネージャーをしています。その仕事をする際に意識していることは「どんどん新しいことに挑戦し、チームで更に上へ目指す行動をする」ことです。
→アパレルを志望した理由が今までの経験談とともに書いてあるが、経験したエピソードがしっかりと書かれていないので、アパレルの販売員としてどのように活かせるのかが分からない書き方です。
アパレル販売の志望動機の例文
実際に選考を通過したESの志望動機の例文および考察から、書き方を学び自身のESや面接に活かしてください。
また、感覚的な面も存在する「ファッション」をデータ化し、科学しようとしている試みに興味を持ちました。というのも、センスによって語られるイメージの強い「ファッション」を、科学することで、一部の楽しみであったものを誰もが楽しめる形であったり、より目的に沿った形にできるのではないかと思ったからです。これに加え、誰もに潜在的に眠っているニーズにもアプローチしていけるのではと考えました。
→アパレルで働きたい情熱が伝わる文章です。自分がアパレルとして働いた場合、どのように働くのかが分かるので、採用側も働く姿勢をイメージできます。
また、入社後のビジョンが伝わってくる文章です。
まとめ
アパレルの販売職をただ商品を売るだけの仕事と思われがちですが、アパレルの販売には様々な業務があり、商品の提案からレジ打ち、包装まで色々な仕事があります。
アパレルはファッショントレンドをいち早く取り入れていくことが大事なので、日々情報集めをし、ファッショントレンドを掴むことが大事でしょう。
また、服を作っている人の思いがそれぞれにあることから、服を売るアパレル企業ごとに服のテイストや理念が異なっているので、企業研究を行ったうえで志望動機を作成するようにしましょう。
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