パン屋と聞いて「学生のバイト」と思っている就活生も少なくないと思います。
パン屋で働く上では、常連のお客さんができたり、作ったパンを「美味しい」と褒めてもらえたりすることもあります。
また、お店の在庫管理や材料の仕込みなどパン屋全体を支える重要な仕事です。さらに、パンの新しいメニューを考えたり、パンを通して多くの人々を笑顔にするでしょう。
パン屋のトレンド
パン屋には大きく2つのトレンドがあります。
1つめは、パンの廃棄をなくす、「rebake」のようなお取り寄せプラットフォームのサービスです。
これは、食品のロス削減推進法を受け、食品業界で食品の廃棄を減らす試みが行われ始めたことがきっかけでできたサービスです。
好きなお店のパンをセットにしてお取り寄せできるので、カスタマーにとっても楽しい試みです。
2つめは、個人宅向けの冷凍パンのサブスクリプションサービスです。
例えば、2020年にスタートした「パンスク」というサービスは、サイトに登録すると月に1回、全国の美味しい冷凍パンが届きます。
作成ストーリーが詰まったコンテンツとともに届く冷凍パンは、1つの箱に8〜12個ほど入っており、種類も豊富です。
また、冷凍パンの温め方も教えてくれるので、焼き直して美味しく食べることができます。
パン屋で得られるメリット
パン屋に就職するにあたり、得られるメリットを以下で紹介します。
販売や製造のスキルが身につく
販売する上ではお客さんとのコミュニケーションが欠かせません。そのため、接客スキルが身につき、様々な場面で活かせるようになるでしょう。
パンの製造をする上では、限られた時間内で何種類ものパンを作らなければならず、効率よく作業をしなければなりません。
また、失敗して材料が無駄にならないよう、正確な仕事が求められます。そのため、パンの製造をする上で、段取りよく正確に仕事をこなすスキルが身につきます。
夜勤のシフトが少ない
パン屋は朝からオープンすることが多いので、早朝から出勤しなければなりません。しかし、その分夜のシフトが少ないので、夜の時間を自分のために確保できます。
早朝が苦手な場合でも、シフトの時間をずらせることもあるので、午前10時からの勤務など、早朝を除く時間や午後の時間に働くことも可能です。
パンを持ち帰えれる場合もある
パン屋によっては美味しいパンを持ち帰ることができるお店もあります。余ったパンを持ち帰ることで食費が浮くので大きなメリットです。
また、持ち帰り以外にも試作品や新作を試食することもあるので、美味しいパンを食べられることが多い職業です。
パン屋の仕事内容
パン屋といっても具体的にはどのような仕事をしているのでしょうか。以下で詳しく説明します。
新卒で入社した場合は、パンの製造や販売のアシスタントをすることも多いです。しかし、場合によってはパンの製造の大部分を任されることもあるでしょう。
ここでは具体的にどのような仕事があるかをチェックします。
材料の仕入れとお店の管理
パンの製造に必要な小麦粉やバターなどの仕入れを行い、在庫を管理します。
仕入れる材料はパン屋によって異なり、お店のコンセプトに合った材料選びをする必要があります。
その他にも、パンを製造する環境を整える必要もあり、掃除など衛生管理も大事な仕事の1つです。
パンの製造
パンは材料を量る、ミキシング、発酵など様々な工程を経て焼成します。これらの工程のうちで機械を使うこともありますが、手作業も多いです。
様々な種類のパンを製造するので、それぞれの工程の管理も大事です。
パンの販売
焼きあがったパンはショーケースに陳列して販売します。陳列する際には綺麗に見えるように並べたり、お客さんが取りやすいように並べたりと工夫が必要です。
パンを購入して食べるお客さんの反応を見て、レシピを改良することもあります。
パン屋の志望動機を書く際のポイント
志望動機を書く際は、なぜその職種なのか、その職種の中でもなぜその企業なのかを明確にし、ロジカルにアピールできるようにしましょう。
なぜパン屋を選んだのか
数多くある職種の中で、なぜパン屋を選んだのかを具体的に書きましょう。
例えば、「昔からパン屋で美味しいパンを買うのが好きで、食べるたびに笑顔になるので、将来は自分がパンを作って人を笑顔にさせたいと思った」など、詳しく書くのが良いです。
パン屋でアピールすべき強み
パン屋では販売をする上でお客さんと関わらなければなりません。そのため、コミュニケーションスキルが必要です。
スキルをアピールする際には、「学生時代、飲食店でバイトをしていたので接客するのが得意」など、自分の経験などを踏まえて書くのが良いでしょう。
他にも、限られた時間で仕事をこなすことや、効率よく正確な仕事をするなど必要なスキルはたくさんあります。
なぜその企業か
パン屋といっても強みや特徴はお店ごとに異なります。
例えば、ポンパドールでのコンセプトは「最高のパンを最高のサービスで」です。厳選した材料を使用し、オーブンはヨーロッパ製を輸入するなど、こだわりを持って製造しています。
このように、パン屋によってコンセプトや特徴は異なるので、パン屋ごとの特徴を把握するためにも企業研究を必ず行いましょう。
実際に書く際は、以下のフレームワークに沿って書いてみてください。
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
志望動機の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
・「志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~」
・「志望動機の正しい考え方やコツ~「志望動機がない…」と悩んでいる人必見~」
パン屋の志望動機のNG例
以下ではパン屋の志望動機NG例を紹介します。どこがNGなのかについても解説しているので、チェックしてみてください。
この幅広い社会貢献に向けた取り組みは、私の目指している夢に合致していると思い志望しました。貴社で多くの人々にパンを通して健康と笑顔あふれるシーンを届けるべく活躍したいです。
→この企業を志望する理由が自分の目指している夢に合っていると書かれているが、具体的にどのような夢なのかが分からない書き方です。
そのため、企業側としては、就職後のビジョンが分かりません。
パン屋の志望動機の例文
実際に選考を通過したESの志望動機の例文および考察から、書き方を学び自身のESや面接に活かしてください。
そのため、日々の食卓に安全かつおいしいパンを届けることは、豊かな食生活と心の健康につながる仕事だと思います。貴社は国産小麦の使用率向上に努め、人の健康と美に貢献するようなパンを世に送り出しています。
この幅広い社会貢献に向けた取り組みは、私の目指している夢に合致していると思い志望しました。自身の強みである「現状に満足せず積極的に前を進む力」を活かし、貴社で多くの人々にパンを通して健康と笑顔あふれるシーンを届けるべく活躍したいです。
→企業を選んだ理由がきちんと書かれています。入社後のビジョンやパン業界において自分がやりたいことも含めて書かれているので、採用する側が働く姿をイメージしやすいです。
また、自分の強みを取り入れた書き方なので、パン屋で働く上でのスキルも伺えます。
レベルの高い例文集を見たい方は下記記事をご覧ください。
関連記事:
「志望動機のおすすめ例文10選!」
まとめ
パン屋は、パンの製造、食材の仕入れや在庫管理などの業務があります。また、お店の常連のお客さんなど、様々な人とのコミュニケーションが欠かせない仕事でもあります。
志望動機を書く際には、パン屋によって強みが違うので、しっかりと把握したうえで志望動機を作成するようにしましょう。
志望動機の基礎から応用まで網羅的にノウハウを知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:
「志望動機の書き方・例文」
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