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海運業界で評価される志望動機の書き方とは?商船三井などの選考通過例文付き

✔ 本記事のまとめ
●海運業界の仕事は大きく[内航海運]と[外航海運]の2つに分けることができる。

●海運業界の志望動機では「社会、貿易、国際経済を支えたい」など、海運業界ならではの志望理由を伝えると良い。

●海運業界の求める人物像は[協調性がある][異なる価値観や考えの人とも協力できる][良好な人間関係を築くことができる][英語力がある]のいずれかを満たす人である。

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目次

海運業界は、業界規模は大きいですが、業界全体の労働者が5000人弱とも言われ、必然的に採用人数は限られてくるため内定を勝ち取るのは難しい業界と言えます。

そのため、志望動機の質を上げなければ内定を勝ち取ることはできません。

本記事では海運業界の仕事内容や評価される志望動機の書き方について紹介しています。

また、実際に海運業界の選考を通過した志望動機例文も紹介していますので、これから志望動機を作成するという就活生は参考にしてみてください。

海運業界とは?

海運業界とは?

海運業界とは、船で物や人を輸送する業界です。

海運業界の仕事は、国内で貨物の海上輸送をおこなう[内航海運]と、日本と海外間で貨物や人の輸送をおこなう[外航海運]の2つに分けることができます。

内航海運では主に石油などの産業基礎資材、食料品、日用品などを輸送しており、外航海運では主に石油などの資源エネルギー、小麦などの食料を海外から輸入、反対に自動車などの工業製品を海外に輸出しています。

海運業界の仕組みや動向について知りたいという就活生は以下記事を参考にしてみてください。

【業界研究】海運業界の動向5選!仕事内容や志望動機・自己PRのポイントも紹介
日本の輸入物資のうち99.7%は海上輸送で運ばれています。この輸送をおこなっているのが海運業界です。貿易に関係した企業も多く、世界を舞台に働きたい就活生にとっては魅力的な業界といえるでしょう。本記事を通して、海運業界の動向を把握し、業界研究にお役立てください。

海運業界の主要職種

海運業界の主要職種

ここでは海運業界の主要職種を紹介していきます。

海運業界の具体的な仕事内容がわからないという就活生は、志望動機を作成する前に海運業界の仕事内容について学んでおきましょう。

陸上職

まずは陸上職の職種を紹介していきます。

■事務系

陸上職事務系の主な仕事は、航路運営、運航管理、港湾管理などです。

航路運営では船の航路の選定と確認をおこなっており、運航管理では貨物を安全且つ円滑に運ぶとともに船と乗組員の安全を守る役割を担っています。

港湾管理は、港湾区域および港湾施設の維持管理や船の着岸地点の調整業務などをおこなっています。

■技術系

陸上職技術系の主な仕事は、造船計画、船舶試設計、工務監督、船舶保守、管理・新技術の開発などです。

造船計画、船舶試設計では新たに生産される船舶の生産計画とその設計をおこないます。

工務監督は、船舶の工務関係の指導、船舶保守は、船舶が安全且つ定時に航行するために船内機器の状態把握や船舶本体の確認をおこないます。

■営業

陸上職の営業では、荷主を訪ね営業をおこない、より多くの貨物を集めるのが主な業務です。

また、荷主に対して最適な輸送プランの提案やサポートもおこないます。

海上職(航海士、機関士)

海上職には航海士と機関士の2つの職種があります。

■航海士

航海士の主な仕事は船の甲板で操縦や指揮を取ることです。

航海士の中でも等級によって仕事内容が分かれており、一等航海士は荷物の積み下ろしの監督や船首からの着岸・離岸の指揮、二等航海士は航海機器や海図の管理、三等航海士は救命設備の整備や書類記録などをおこないます。

■機関士

機関士の主な仕事は、船内のエンジンやボイラー、発電機など、各種機器の管理です。

商船の場合は機関長、一等機関士、二等機関士、三等機関士がおり、交代しながら24時間体制で点検・管理をおこなっています。

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海運業界の求める人物像とは?

海運業界の求める人物像とは?

海運業界は、社内の各部署、外部の業者など、大勢の人と協力して仕事をしていかなければなりません。そのため、協調性があり、異なる価値観や考え方を持った人とでも協力できるという素養が必要です。

また、プロジェクトを立ちあげ、チームで進めていく技術職、船上で共同生活をおくることになる海上職などにおいては、同じ顔触れのメンバーたちと長い間一緒に働くことになるため、長期間に渡って良好な関係を築く力も求められます。

最後に海運業界の多くは世界各地に拠点があり、海外勤務を担当することも珍しくありません。特に外航海運を主におこなっている海運業者の場合、国外の取引先との交渉は主に英語でおこなわれます。

そのため日常会話レベルの英会話能力は不可欠であり、キャリアアップをするためには専門用語を自由に使えるレベルまで、英語の能力を高めることも必要です。

つまり海運業界で求められる人物像をまとめると以下のようになります。

●協調性がある
●異なる価値観や考え方を持つ人とも協力できる
●良好な関係を築く力がある
●英語力がある

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志望動機の基本的な書き方

志望動機の基本的な書き方

情報収集や自己分析をもとに、伝えることが決まればあとは書くだけです。必ずしもオリジナルの構成にする必要はありません。

シンプルでわかりやすい文章構成が、相手を意識した書き方であり読んでもらうコツです。

文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうことで「て・に・を・は」、接続語「です・ます」調など細部まで整えましょう。

■志望動機の構成例
(1)志望動機を一言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか

志望動機の考え方、書き方を詳しく知りたい就活生は下記をご覧ください。

【志望動機の書き方】選考通過率をUPさせる方法とは?
志望動機は書き方ひとつでレベルが上がります。ESが落ち続ける人、通る人の違いは書くべき内容を入れ、読みやすい構成で書けているかどうかです。本記事では志望動機のセオリーともいえる書き方のコツをお伝えします。

海運業界で評価される志望動機の書き方

海運業界で評価される志望動機の書き方

志望動機の基本的な書き方について理解したら、続いては海運業界で評価される志望動機の書き方を学んでいきましょう。

志望動機を作成する際は『なぜ海運業界なのか』『なぜこの会社なのか』をしっかりと深掘りしましょう。

なぜ海運業界なのか

[なぜ海運業界なのか]については、数ある業界の中でもなぜ海運業界を選んだのかについて明確な理由を準備しておく必要があります。

具体的には「社会、貿易、国際経済を支えたい」のような海運業界ならではの理由を伝えられると良いでしょう。

その際、海運業界の仕事内容や特徴と絡めて書くことができれば、説得力のある志望動機になるため、志望動機を書く際は事前に海運業界の仕事内容や特徴について調べてみてください。

なぜこの会社なのか

[なぜこの会社なのか]については、志望企業の強みや事業形態などの特徴を調べて、競合他社と差別化しながら伝えます。

例えば、日本郵船グループでは、部品調達や製品配送といった物流サービスを最適化するだけでなく、在庫管理も含めた部材・部品生産から、消費者への配送までを総合的に管理しています。

このように企業によって強みや特徴は異なるため、しっかりと企業研究をおこない、企業ごとの特徴や強みを把握した上で、志望企業を決めるようにしましょう。

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海運業界の志望動機例文

海運業界の志望動機例文

ここでは実際に海運業界の選考を通過した志望動機例文を紹介します。志望動機の書き方について理解できたら、次は例文を見て書き方のイメージをさらに掴んでいきましょう。

商船三井の志望動機例文

志望動機について教えてください。(300文字以下 )
世界中の国々を繋いで人々や社会を根幹から支えたいという想いがあり、海運業界を志しています。私は、フィリピンに約9年間住んでいました。

当時は嵐で停電が頻繁に起こり、燃料や物資を運んでくれる海運会社の大切さを実感しました。この経験から、日本だけではなく世界中の人々の生活を支えることができる大きな仕事がしたいと考えるようになりました。

中でも、OB訪問を通じて型に嵌らないタイプの社員の方々が活躍していて、自分のやりたい事業を実現するのに最も適した環境だと判断し、貴社を第1志望としています。

⇒海運業界を志望している理由と、海運業界の中でも商船三井を選んだ理由について具体的に書けています。また、過去の経験を交えて書けていることで説得力も増していると言えるでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(商船三井22卒)

川崎汽船の志望動機例文

川崎汽船を志望した理由を簡潔にご記入ください。
私はあらゆる産業のビジネスパートナーとして社会貢献性の高い海運業界に魅力を感じた。

中でも、独立系少数精鋭の下で常に挑戦姿勢をもち、成長投資を掲げる貴社であれば人々の生活基盤を豊かにしたいという私の思いを高いレベルで実現できると考える。

⇒短い文字数の中で綺麗にまとめられています。成し遂げたいことと、川崎汽船を志望している理由を簡潔に記載できている点もGoodです。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(川崎汽船24卒)

NSユナイテッド海運の志望動機例文

当社への志望動機をお聞かせください(200文字以下)
「世界中の人々の生活を根底から支えたい」という思いから海運業界を中心に志望している。中でも貴社を志望する理由は、エネルギー資源の輸送に特化しており、生活の根幹部分を担う事ができると考えたからだ。

LPG輸送船やパナマックス・バルカーなどにより安定的な燃料輸送を実現させる一方で、気候変動などの社会課題にも積極的な貴社の姿勢に魅力を感じた。将来は海外駐在に挑戦し、国際社会の更なる発展に寄与したい。

⇒全体的に綺麗な構成で書けています。また、入社後どのようなキャリアを積みたいかについても具体的に書けており、熱意が伝わる志望動機と言えるでしょう。

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(NSユナイテッド海運24卒)

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海運業界の大手企業

最後に「海運業界を志望しているけど、受ける企業が決まらない…」という就活生もいるのではないでしょうか。

そのような人に向けて、ここでは海運業界の大手企業を紹介します。

日本郵船

日本郵船は総合物流企業グループとして、様々な物流サービスを展開しています。

日本郵船の強みは『海/陸/空のあらゆる輸送方法で顧客の物流最適化を図れる』『世界47カ国607拠点にネットワークを展開(業界最大の物流拠点数)』『自動車専用船隊の保有隻数世界1位』『ドライバルカー船隊の保有隻数世界2位』という点です。

一方で『定期船事業のコンテナ船業におけるOCEN NETWORK EXPRESS社(ONE)の収益改善中』『航空運送事業の収益改善中』といった点が弱みと言えます。

「日本郵船の強み・弱みは?」「選考対策をどうすればいい?」「日本郵船の財務状況は?」という疑問や不安はありませんか?本記事では、日本郵船の選考に役立つ情報だけでなく、年収などの会社の担当者から聞きにくい企業選びに役立つ内容を紹介していきます。

商船三井

商船三井は世界最大規模の船体を持ち、多様な分野で時代の要請に応える総合輸送グループです。

商船三井の強みは『LNG船保有隻数世界第1位』『LTIF(Lost Time Injury Frequency)100万人・時間当たりの労災事故発生件数が業界トップレベルで少ない』ことです。

一方で『海運業特化型のポートフォリオであるため、リスク分散できていない』といった点が弱みと言えます。

【企業研究】5分でわかる商船三井~選考フロー・志望動機~
「商船三井の強み・弱みは?」「選考対策をどうすればいい?」「商船三井の財務状況は?」という疑問や不安はありませんか?本記事では、商船三井の選考に役立つ情報だけでなく、年収などの会社の担当者から聞きにくい企業選びに役立つ内容を紹介していきます。

川崎汽船

川崎汽船は世界トップクラスの海運業を母体とする総合物流企業グループです。

川崎汽船の強みは『ドライバルク船の保有隻数国内2位』『ドライバルク船の運航船腹量世界6位』という点です。

一方で『国内上位2社と比べて売上規模が小さい』『本業による収益が年々減少している』といった点が弱みと言えます。

【企業研究】5分でわかる川崎汽船~選考フロー・志望動機~
「川崎汽船の強み・弱みは?」「選考対策をどうすればいい?」「川崎汽船の財務状況は?」という疑問や不安はありませんか?本記事では、川崎汽船の選考に役立つ情報だけでなく、年収などの会社の担当者から聞きにくい企業選びに役立つ内容を紹介していきます。

まとめ

本記事では、海運業界の仕事内容や評価される志望動機の書き方・例文を紹介してきました。

海運業界の具体的な仕事内容について理解できていないという就活生は、本記事で海運業界について理解を深めた上で志望動機を作成するようにしましょう。

就職エージェントneoを活用して就活をしよう!

  • 「海運業界への目指すならではの志望動機とはどういう内容?」
  • 「海運業界の選考で評価される志望動機を書くにはどうしたらいい…?」
  • 「書類選考を突破して内定獲得したい!」

このように就活に関する悩みは人それぞれでしょう。

就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、就活生1人ひとりの就活状況をお伺いした後に、状況にあったアドバイスの実施や希望や適性に合った企業の求人情報を紹介しています。

「海運業界の選考を突破するために、自分の志望動機の何を改善したらいいかわからない…」など、少しでも不安がある人は是非就職エージェントneoをご利用ください。

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