●[なぜこの業界なのか]、[なぜそのお店なのか]、[自分が入社したらどのように貢献できるのか]を深掘りしてから書く
●業界研究は必要不可欠なため、志望動機を作成する前に調べておく
ジュエリーショップでの仕事と聞くと、「高価なジュエリーの販売をするだけだ」と考える人もいるのではないでしょうか。
しかし、ジュエリーショップで働くためには、ただジュエリーを販売すれば良いというわけではありません。
一般的にジュエリーは、大切な誰かにプレゼントするためや、忘れられない記念日や結婚式に身に着けるためなど、人生において数少ない特別な瞬間に購入されるものです。
そのためジュエリーショップの仕事は、このような[特別な瞬間をお客様と共に味わい、幸せのための演出やお手伝いをすること]も大切な仕事の1つであると言えるでしょう。
本記事ではこのような喜びに溢れたジュエリーショップで働くために必要な志望動機の書き方についてご紹介していきますので是非参考にしてみてください。
ジュエリー業界で好印象を与える志望動機の作成ポイント
なぜジュエリー業界を志望しているのか?
志望動機を書く際は「なぜジュエリー業界を志望しているのか」をしっかりと深掘りすることが大切です。
具体的には自分がジュエリー業界で将来的に何を成し遂げたいのかを明確にしましょう。
例えば「特別な瞬間を彩るジュエリーという商品を通して、お客様が幸せで笑顔になるお手伝いがしたい」など、ジュエリー業界ならではの理由を挙げることが大事です。
業界研究をしっかりとおこない、事前に備えましょう。
なぜ志望企業が良いのか?
自分の価値観を交えて、「なぜその企業ではないといけないのか」を明確にしましょう。
なぜ自分の価値観を交えるかというと、ただ企業の特徴や良さを挙げるだけでは、あなたがその企業に入社したい理由が、企業側に伝わらないからです。
企業側はあなた自身がなぜ自社を選び、何を成し遂げたいと考えているのかを知りたいため、あなたの価値観と企業の強みや特徴、魅力を掛け合わせた内容でアピールしましょう。
ジュエリー業界に向いている理由
ジュエリー業界は接客がメインの仕事であるため、コミュニケーション能力が必要不可欠です。「このジュエリー購入に対してどのような思いがあるのか」といった、お客様が求めていることを聞き出す力やお客様目線に立てることも必要となってきます。
これらを踏まえて自身の強みと、ジュエリー業界が求めている人物像が合致していることなどを伝えましょう。
入社後どのように活躍することができるのか
採用活動を通して、企業は自社に貢献してくれる人材なのかを念頭に置いて選考をおこなっています。そのため、志望動機を伝える際には、志望企業の担当者に「自社で活躍する可能性がある」と印象を持ってもらえることが重要です。
自己PRをする際には、自身の長所や経験がどのように企業の業務に活かせるかを意識して伝えるようにしましょう。
志望動機の書き方マナー
ジュエリーショップの志望動機を書く際のマナーは、「文字数は200文字程度」、「結論から書く」、「抽象的な表現を避ける」の3つです。
文字数は200文字程度
文字数制限があると伝えたいことが伝えきれないと思う人もいるかもしれませんが、要点を抑えて書くことで、わかりやすく簡潔に書くことができます。
・志望動機
・志望動機に基づいた背景や動機
・その企業を選んだ理由
・入社後にどう活躍したいか
この4つのポイントを意識して文章を作成しましょう。
結論から書く
数多くある選考書類の中で自身の書類に目を通してもらうためには、志望動機を結論から書くことが重要です。どんなに忙しくても、志望動機の最初の一文は目を通すはずです。そこで簡潔に自身の考えを伝え、採用担当者の興味を引くことができれば、その先も読んでもらえるでしょう。
結論から書いた後は、PREP法を用いて記載をしましょう。
「PREP法」とは、分かりやすく説得力のある文章を作成したい時に、よく用いられる文章構成のことで、ビジネスシーンでよく用いられています。
・POINT(要点・結論)
・REASON(理由・根拠)
・EXAMPLE(実例)
・POINT(要点・結論)
上記4つの要素から成り立っており、最初に結論を述べ、その理由を説明し、さらに具体例や事例を紹介して、最後にもう一度結論を述べるという形です。
最初に結論を共有しておくことで、読み手は情報を整理しながら読み進められるので、スムーズに理解することができます。これにより、納得感を得やすく、印象に残りやすくなることが期待できます。
◎なぜその業界・企業・職種なのか
◎そのきっかけや経験はなんなのか
◎将来どうしたいのか
◎入社後どんなことに自分は貢献していけるか
実際に書き始める時は、この4点が明確になっている状態で書き始めましょう。
抽象的な表現は避ける
志望動機を書く際にありがちなことは、抽象的な表現となり、最終的に何を伝えたかったのかがわかりにくくなることです。
採用担当者が読んでもイメージがしやすいように、自身の過去の実績と動機を組み合わせ、具体的な文章になるように心がけましょう。
客観的に判断してもらえるように、第三者に読んでもらうことも方法の1つです。
ジュエリーショップの志望動機の例文
書き方のマナーで説明したポイントを踏まえた例文を紹介しますので、参考にしてください。
私の家には代々受け継がれているジュエリーがあります。時の流れの中で廃れていくものが多いなか、このジュエリーは変わらずにその輝きを放ち続けています。
後生のために丁寧に大切にされてきたこのジュエリーを身につけると、持ち主だった祖先の想いを強く感じられ、一生懸命生きていこうと背筋が伸びる思いと共に、貴店の「宝石を通じて幸せを届ける」という理念にとても共感します。なぜなら、ジュエリーは時間を超えて、人に幸せを届けるということを実感として知っているからです。
また、私は小さい頃から手先が器用で、趣味はバッグやアクセサリーを作ることです。ラッピングも得意で、商品を美しく飾ることもできます。 私は貴店で、宝石を通じて私が感じるようなお客様への幸せや想いを届けられる社員として頑張っていきたいと思います。
Point
なぜジュエリーショップを選んだのかを、エピソードを交えてきちんと説明しています。そのジュエリーショップの経営理念を謳うことで、他のジュエリーショップとの差別化も図れています。
「手先が器用」という自分の強みもしっかりとアピールできており、将来的にどのように働きたいかを書くことでイメージがつきやすい表現となります。
この他にも志望動機の例文集を見たい人は下記記事をご覧ください。
ジュエリーショップの志望動機のNG例
以下ではジュエリーショップの志望動機のNG例を紹介しています。どこがNGなのかについても解説しているので、チェックしてみてください。
接客に興味があり、販売の仕事を志望していましたが、貴店のような「お客様のために」という理念のもとで働きたいと思います。貴店の社員となった暁には、ほかのスタッフと協力して魅力的なお店作りに励みたいと思います。
Point
なぜジュエリーショップなのかの具体的な説明が足りません。ほかのジュエリーショップとの差別化も書かれておらず、なぜそのジュエリーショップを選んだのかがわかりません。「接客に興味がある」ことは、ジュエリーショップにとっても好ましい強みですが、ジュエリー業界への関連があまり感じられずアピール力に欠けます。また、理想や目標は書かれていますが、自身の強みが書かれていないため、企業としては働いた後の貢献が見えないと判断されるでしょう。
ジュエリー業界で働く魅力
ジュエリー業界で働く魅力といえば、ジュエリーに詳しくなることや、接客・販売の質向上やお客様へ寄り添うことができ、喜んでいるところが見られるなどが挙げられるでしょう。
特に高価なジュエリーを扱う場合は、知識や接客態度など、プラスアルファのスキルが必要となるため、自身のスキルアップにも繋がります。
また、昨今の動向をみると、SNSを活用した商品発信やトレンドの追いかけ、ECサイトなど接客以外の経験が積めることも魅力の1つと言えるでしょう。
ジュエリーショップの仕事内容
ジュエリーショップに行く機会は、人によってはそれほど多くないでしょう。
そのため、販売員の仕事内容もあまり知られていないのではないでしょうか。
ここでは、ジュエリーショップの仕事内容がどのようなものなのかについて詳しく説明していきます。
接客・販売・レジ対応
お客様への接客や販売がジュエリーショップの主な仕事内容です。
ジュエリーショップには様々な思いを抱えた人がいらっしゃいますが、特に人生においての一大イベントと言える、婚約や結婚を控えているお客様が多いこともあり、丁寧な接客が求められます。
また、自分用やプレゼントに購入するお客様もいるため、デザインや目的を把握して、お客様のニーズに合わせた提案ができる商品知識やトレンドの把握も大切です。
高額な商品が多く、金銭の取り扱いにも慎重な対応が欠かせません。信用問題にもかかわる重要なことなので、不手際がないよう細心の注意を払いながら、正確なレジ対応をする必要があります。
商品の包装、ラッピング
ジュエリーショップでは、ジュエリーを美しくラッピングすることは非常に大切な仕事と言えるでしょう。
ラッピングは、ジュエリーそのものを保護する目的もありますが、特別な時間を演出するためのものでもあります。ジュエリーは、手提げバッグにいたるまで繊細に美しく飾る必要があるのです。
商品管理、陳列
商品管理やショーケースのなかに商品を並べることも仕事の1つです。ジュエリーは非常に繊細な商品なので、扱うときには手袋をはめるなどをして慎重に取り扱います。
紛失や破損がないように気をつけながら、開店前や閉店後にディスプレイをし商品がきれいに見えるように、ショーケースをピカピカに磨き上げることも大事な仕事と言えるでしょう。
事務作業
バックオフィスでは売上を見ながら欠品や過剰在庫が起こらないよう、適切な発注作業が欠かせません。
また、スタッフが安心して働けるよう職場環境の維持やスタッフのシフト管理、場合によって給料計算などをおこないます。
ジュエリーショップが求める人物像
接客・販売をメインにおこなう仕事のため、コミュニケーション能力や高価なジュエリーを扱う丁寧さや慎重さ、落ち着いた対応ができる安定感が求められます。
また、冠婚葬祭などの様々なシーンでもジュエリーは使用されるため、お客様が求めているものを聞き出し、ニーズに合うジュエリーを提案できる、傾聴力や知識、提案力も必要です。
ジュエリーに興味があり、歴史やトレンドを把握し続ける勤勉さがあると良いでしょう。
ジュエリーショップであると有利な資格2選
ジュエリーショップで働くときに特別な資格は必要ありませんが、持っていると有利な資格を紹介します。
宝石鑑定士
宝石鑑定士は、米国宝石学会(GIA)の認定する「宝石学修了者(GG)」と、英国宝石協会(Gem-A )の認定する「英国宝石学協会特別会員(FGA)」があります。
どちらも民間資格ですが、国際的に通用する資格です。ジュエリー業界に就職を志望している場合、取得する価値があるといえるでしょう。
ジュエリーコーディネーター
「一般社団法人日本ジュエリー協会(JJA)」が主催する「ジュエリーコーディネーター検定」に合格することで得られる資格です。
ジュエリーの歴史や市場、素材、製造、商品、販売など幅広い知識を持っていることを証明するので、特に販売に携わる人におすすめです。
お客様へのアドバイスやコーディネートをする上でとても役に立つでしょう。
まとめ
ジュエリーショップの業務は、お客様に幸せを届けるやりがいのある仕事です。
ジュエリーショップへの志望動機を書く際は、業界研究も必要不可欠のため事前準備をし、なぜそのお店ではないといけないのか、何を成し遂げたいのか、何が自分にできるのかを深掘りしてみると良いでしょう。
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