●志望理由は結論→具体的なエピソードへと繋げる。その際になぜ好きなのかの理由や実際に取った行動を具体的に説明すると良い。
●助産師になるためには、「助産師を一生の仕事にする」という強い使命感と「自分はこういう理由で助産師になりたい」「就職後はこんな未来図を描いている」という明確なビジョンを持つことが大切である。
助産師は社会の発展に欠かせない新しい生命の誕生をサポートするという社会的意義が深く、妊産婦と新生児のケアをし、多くの人々から感謝されるやりがいのある仕事です。
助産師の労働時間に配慮をしている施設もあるため、働く環境にも考慮しながら施設選びをおこなうことで、長く働くことができるでしょう。
助産師の志望理由を書く際のポイント
どの職業にも言えることではありますが、生命の誕生に関わる仕事である助産師は生半可な考えでは務まりません。
採用担当者は「すぐに辞めたりせずに、辛抱強く長く働ける人材かどうか」を、採用の第一条件として判断します。
したがって、採用担当者に「この人なら大丈夫」と思わせるような志望理由の書き方が大きなポイントとなります。以下に、助産師の志望理由のポイントを説明します。これから志望理由を書く人は参考にしてください。
なぜ助産師を目指してるのか
数ある職業の中で、なぜ助産師なのかを自分の言葉で書けるようにしましょう。助産師を目指す熱意だけではなく、目指すきっかけがあったエピソードを交えて、アピールすることも効果的です。
例えば、「姉の出産祝いに産院を訪れた際、ガラス越しに助産師さんが新生児の世話をする様子や、廊下やナースステーションでの妊産婦さんを献身的にケアする様子を見て、生命の誕生に関わる仕事の尊さを感じ、自分もこの仕事をやってみたいと思うようになりました。」と、読む人が明確にイメージできる具体的な書き方が好ましいでしょう。
なぜ志望施設で働きたいのか
助産師が勤務する場は、産婦人科医院、レディースクリニック、医療業務のアウトソーシング企業などいくつもあります。
各施設ごとに理念や特徴が異なるため、志望施設以外もしっかりと調べましょう。比較をすることで、より志望施設への志望理由が明確になります。採用担当者は数多くある施設の中で、「どこまで本気で志望しているのか」を求めているため、この施設をどのくらい理解して志望しているのかが伝わる志望理由を書きましょう。
助産師の志望理由の書き方
志望理由を実際に書く際は以下のフレームワークに沿って書いてみましょう。
(1)志望動機を一言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
志望理由は簡潔に一言で書きましょう。例えば「子どもが好きだからです」「母親が私を出産した際に、命の危機にあった母親を助産師さんが助けてくれたからです」など、結論から書くことを意識し、具体的なエピソードへと繋げます。
その際に、なぜ好きなのかの理由や実際に取った行動を具体的に説明しましょう。自分が取った行動によってどういう結果になったか、結果を通してなにを学んだか、施設に対してどう貢献ができるのかを具体的に書けると良いです。
志望理由の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
特にそこまで志望度が高くない企業の場合、そういった悩みに直面しやすくなります。
そこで本記事では志望動機の考え方に悩んでいる就活生に向けて、企業がなぜ志望動機を聞くのか、志望動機が浮かばない時はどのように考えたらいいのか、どのような志望動機が多くアピールされているのかについて紹介していきます。
助産師の志望理由の例文
前項のポイントをよく読み、採用担当者の心に響く志望理由の文章を書きましょう。以下の例文を参考にしてください。
もちろん、資格を取っただけですぐ務まるような簡単な仕事ではないことは充分承知しています。就活にあたっては、総合病院や産婦人科専門医院、アウトソーシング企業など助産師が勤務するいくつかの職場を調べました。
その結果、隅々に目が行き届く細心の妊産婦ケアを理念とされておられる御社こそ、自分が理想とする職場だと考え、志望したいと考えました。入社後は、じっくりと経験を積み、より高度なスキルを身につけたいと思っています。
→「助産師を一生の仕事にする」という強い意志が伝わってくる文章です。
仕事の大変さもよく理解しており、施設調べもきちんとしていることから、就職に対する真摯な姿勢が感じられます。
辛抱強く下積みして「将来こうなりたい」という、明確なビジョンを持っている点で良い印象を受けます。企業の採用担当者が欲しがる人材だといえるでしょう。
助産師の志望理由のNG例
以下に「こんな風に書いてはいけない」という志望理由のNG例を紹介します。NG例文と「なぜNGなのか」を解説した文をよく読んで、参考にしてください。
助産師の仕事の内容は一通り勉強し、実地体験もしたので、御社に入社してそのスキルを活かしたいと思います。私は子ども好きで一時は保育士になろうかと思っていたくらいなので、助産師の仕事もそつなくこなせると思います。
→「助産師になりたい」という強い思いが伝わってこない文章です。友人から勧められ国家資格も取得したので、とりあえず就職しようという安易な姿勢が露呈しています。
それと「子ども好き」というだけでは助産師の仕事を「そつなくこなせる」ことはありません。
助産師という人の生命を預かる重要な仕事に就く、という心構えを示す必要があります。
まとめ
助産師は生命の誕生だけではなく、出産前後の母子を支える職業です。
助産師の志望理由を書く際には、「助産師を一生の仕事にする」という強い使命感と「自分はこういう理由で助産師になりたい」「就職後はこんな未来図を描いている」という明確なビジョンが伝わるよう熱意を込めた内容に仕上げることが大切です。
その他にも、施設によって異なる社風や特徴を踏まえることで、より魅力的な志望理由となるでしょう。
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