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事業開発の志望動機の書き方と例文

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事業開発の仕事は「企業の存続に関わる重要な仕事であるためプレッシャーも強く、激務である」というイメージを持っている方も多いでしょう。

しかしその分、市場や競合他社、自社についてのデータを収集分析、経営戦略をプランニングするというビジネスの根幹を幅広く学ぶことができる仕事です

また、中小零細規模の企業では、社長や経営陣が担うような仕事を事業開発職が担うことになります。

よって、企業のエース的な人物が抜擢されることが多いでしょう。事業開発職は企業の経営を左右するやりがいのある職種です。

目次

事業開発のトレンド

事業開発の仕事に関する2つのトレンドについて紹介します。

まず1つ目のトレンドとして、事業開発職は海外M&Aなどによりその活動の場が増える見通しとなっています。

現在日本では、人口減少が急速に進んでいます。それに伴い、企業の海外進出も増加しており、事業開発職は海外での事業展開の中心的役割を果たす機会が増えるでしょう。

そのため、今後は海外での事業展開を担当できる人材の需要はさらに高まると予想されます。将来的には好待遇のヘッドハンティングも期待できるかもしれません。

2つ目は、大手を筆頭に「若手に新規事業を任せるという流れが確立されつつある」ことです。

デジタルネイティブである若者向けのサービスであれば、若手のほうが消費者のニーズを掴みやすいということで実際に抜擢し、結果を出している事業もあります。

今後はIT企業を中心に、事業開発職の新卒求人は増えていくと考えられます。

事業開発であると便利な資格

事業開発は営業センスだけでなく、財務やマネジメントにも精通していないといけません。

またM&Aなどの難しい案件にも携わることもあり、事業開発をする上で便利な資格をいくつか解説します。

公認会計士

公認会計士とは、企業の監査と会計を専門とする国家資格です。経営者が財務諸表の信頼性を確保するために、公正な役割を担う専門家といえます。

幅広い業務範囲を遂行する事業開発職にとって有利に働く資格の一つです。

税理士

税理士資格は会計や税務に関する資格です。税金まわりの業務や節税対策、決算書の作成を行うことができるようになります。

また事業開発職として銀行と融資についての交渉を行うこともあるでしょう。

銀行が融資を決める際に見る「貸借対照表」で指摘される可能性がある点を未然に修正するなど、銀行内の格付けで好印象を残せるようなります。

中小企業診断士

中小企業診断士の資格は、企業の経営に関わる知識を横断的に身につけることができます。

経営を広い視野で思考できる能力は、現在の仕事だけではなく、キャリアアップや転職、独立開業にも非常に大きな強みとなるでしょう。

MBA(経営学修士)

MBA(経営学修士)とは大学院において、経営に必要な高い知識やスキルを得た者にのみ授与される称号のことです。MBAは、税理士や公認会計士などの国家資格ではありません。

しかし、企業の採用や昇格において高い評価が得られ、多くのMBA取得者は企業の経営幹部やビジネスマネージャーとなっています。

今後グローバル化を求められる日本企業において、特に求められる存在となるでしょう。

事業開発の仕事内容

事業開発の仕事とは、新しい事業を立ち上げることです。すなわち売上を上げる仕組みを作ることです。しかし、実際にはその他にも様々な業務が存在します。

もちろん企業の規模によっても違いはありますが、その中でも代表的な仕事内容について解説します。

ビジネスデータ収集とその分析

新規事業の立ち上げや事業提携、M&Aなどを行うためのビジネスデータの収集を行います。

そして収集したデータを定性、定量で分析することで、経営戦略を組み立てるためのエビデンスにするのです。

高い論理的思考力が必要となり、具体的な調査方法と正確な分析を行います。

事業コンセプトの確立

事業コンセプトの確立とは、収集、分析したビジネスデータを基に具体的に整理した情報をビジネスの構想に落とし込むことです。

「誰に」「何を」「どのように」といった視点で事業の概要が誰にでも分かるように表現します。

また事業計画書の作成の際にもこの事業コンセプトが必須となるので、コンセプト通りに事業展開できるかどうかをここで問われることになります。

ビジネスプランの設計と推進

事業コンセプトを基にして、次はビジネスプランを作ります。計画中のビジネスを整理し、共有するために作成するのです。

頭の中にある考えを具体的にしていくことで、実行する関係者とプランの共有ができるようになります。

また、取引先や協力業者、銀行などに対してもこのプランをベースに説明し、協力を依頼するのです。

資金繰り計画の設計

資金の調達と運用をスムーズに進めるためには、入念に練られた資金計画を設計します。事業開発に必要な資金を算出し、利益を生み出すまでの道筋を緻密に設計しなければなりません。

もし新規事業の開発に失敗し、キャッシュフローが悪化すると、投資家からの評価も落とす可能性もあります。非常に重要な仕事の一つです。

社内体制の確立

新規事業が正しく進められるよう、社内ルールや内部統制の手順を策定します。必ず手順通りに内部統制や実行計画が実施されるよう、状況の調査や関係部署へのアドバイス、指導を行うのです。

就活で何をしたら良いかわからない、または効率的に就活を進めたいという方はぜひ就職エージェントneoを利用してください。

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事業開発の志望動機の書き方のポイント

事業開発の志望動機を書く上で重要なポイントがあります。事業開発を目指す理由やその目的、その企業である動機を明確にする必要があるのです。採用担当者の記憶に残るような志望動機を用意しましょう。

なぜその職種か

志望動機を見た企業側が「この会社に必然性がある」と思えるかどうかが重要です。

その企業にしかない特徴をつかみ、自分自身の価値観やスキル、目指すキャリアの方向性を明示することが必要でしょう。

なぜ事業開発をしたいのか、そして世の中にどのような貢献したいのかなど自らの「将来性の高さ」もアピールすることが大きな評価につながります。

事業開発でアピールすべき強み

採用担当者の記憶に残るような志望動機を書くには、自身の強みをアピールしなければなりません。

事業開発職は、社運のかかった経営課題に常に取り組むため、高度なビジネススキルやプレッシャーに強いメンタル、仕事をやり抜く強い責任感が求められます。

これらをカバーできる自分自身の強みを見つけて記載しなければなりません。財務や人事、マーケティングといった分野で学生自体に取り組んだ実績がある場合は積極的に記載するようにしましょう。

なぜその企業か

その企業を選んだ理由に整合性があることを意識して志望動機を作成する必要があります。

企業の社風や事業内容、マーケットシェア、顧客層などできるだけ細かく調べ、その企業の特徴と自ら志望する理由を融合して記載しましょう。

その際に事実に反したことを書くと、かえって不信感を抱かれる場合があります。ネガティブな理由は避けて、事実に即した内容の志望動機を作成しましょう。

実際に書く際は以下のフレームワークに沿って書いてみてください。

■志望動機の構成例
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか

志望動機の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

関連記事:
・「志望動機の書き方~選考通過率をUPさせる方法~」
・「志望動機の正しい考え方やコツ~「志望動機がない…」と悩んでいる人必見~」

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事業開発の志望動機のNG例

事業開発の志望動機でNGになるのはどのようなものでしょうか。事例をもとに、NGである理由について解説します。

志望動機のNG例
私は以前から経営に興味があり、新たなビジネスを世に出したいと考えていました。コミュニケーション能力には自信があり、どうせなら高いレベルで働きたいと考え、御社を志望しました。

御社で事業開発を行うということは、求められる能力や仕事の質も高いのではないかと考えます。厳しい環境に身を置くことで、社会人として大きく成長し、一人前の事業開発職になって多くのお客様を幸せにしたいと考えています。

→この志望動機には、なぜ事業開発をしたいのか、またどんなキャリアを望んでいるのかが記載されておらず、志望の「動機」が伝わりません。

また数字的な根拠や論理立てされた内容もなく、高いスキルが問われる事業開発には適性がないと思われてしまうのではないでしょうか。

事業開発の志望動機の例文

事業開発の志望動機として望ましい例文を挙げますので参考にしてください。

志望動機の良い例
私は大学の4年間で、IR向け財務諸表の作成や損益計算書などの作成について学んできました。またインターンシップで御社に訪れた際に、経営コンサルティングの方々と仕事をする機会をいただき、大変刺激を受けました。

事業開発という大きな視点で課題に取り組める人材へステップアップしたいと考え、貴社の経営企画の求人に応募させていただきました。

貴社の求人内容に、デジタルマーケティング業界でのシェア拡大に向けて、経営的観点で実際に数字を追って手を動かせる人材に、経営陣の経営戦略策定のサポートを行ってほしい、という記載があり、その明確な目標を実現したいと考え、志望いたしました。学生時代に学んだ知識とあわせて即戦力として貢献できると考えています。

→経営の数字を扱える人材であることがはっきりと明示されており、即戦力として経営に役立つ知識、スキルを保有していることをアピールできています。

事業開発職を希望するきっかけにもふれており、自身のステップアップとスキルが合致する企業を選んだという理由も納得できます。

レベルの高い例文集を見たい方は下記記事をご覧ください。

関連記事:
「志望動機のおすすめ例文10選!」

まとめ

事業開発という仕事は、本業とのシナジーを見込める新規事業を作るだけが仕事ではありません。

異業種や成長市場への新規参入を含むビジネスプランを立案したり、新規事業の収益化を目指し、事業コンセプトの確立から社内体制の確立したりと、新規ビジネスの実現に向けて全てを任せられることになります。

そんな事業開発の志望動機を作成するには、学生時代の具体的な経験や保有スキルを記載し、その職種や企業を選んだ理由を明確にして、自分の言葉で表現することが大切です。

例文を参考にして、採用担当者に関心をもたれるような魅力的な志望動機を作成しましょう。

志望動機の基礎から応用まで網羅的にノウハウを知りたい方は下記をご覧ください。

関連記事:
「志望動機の書き方・例文」

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