●自己PRとエピソードが見つからない時は[自分の視点]と[他者の視点]から考えてみる
●自己PRは[ESと異なる内容ではないか][根拠はあるか][仕事内容と合っているか]に注意して回答する
- 1 自己PRの役割を理解しよう!
- 2 企業が面接で自己PRを聞く意図
- 3 面接で評価されやすい自己PRを作成する3つのコツ
- 4 好印象に繋がる自己PRの構成
- 5 面接で使える!強み別自己PRの回答例54選
- 6 周りと差をつける!面接での自己PRの答え方
- 7 面接の自己PRのダメな例とは?
面接において、自己PRは自分の魅力を伝える重要なアピールチャンスです。
しかし就活生の中には「自分の何をアピールすれば良いのか」「企業に評価される自己PRってどんなの?」と、どのような自己PRを伝えるべきかわからない人も多いのではないでしょうか?
企業に評価される自己PRをするためには、まず企業側が自己PRを求める意図を知る必要があります。
この記事では、企業が自己PRを聞く意図から選考で評価される自己PRの作り方、効果的なアピール方法など、自己PRに関することを詳しく紹介します。
自己PRに悩んでいる就活生やこれから面接を控えている就活生は、是非参考にしてみてください。
自己PRの役割を理解しよう!
就活生の皆さんは、就活における[自己PR]の役割を正しく理解できていますか?
自己PRは、エントリーシート(ES)だけでなく面接でも必ずといっても良いほど質問を受ける就活における頻出問題であり、面接官にとっては重要評価項目の1つです。
しかし自己PRとはそもそも何なのでしょうか?
就活において自己PRは[就職したいと思う企業に対して、能力や人柄といった自分自身の強みや長所をアピールし、企業に自身を売り込むこと]です。
例えば「英語がビジネスレベルなので、海外との取引で役に立てます!」「細かい作業が得意なので、地道な作業もミスなくできます!」といったイメージです。
ポテンシャル採用がほとんどの新卒採用において、上記のような「自分を採用すべきメリット・理由」や「自分が入社した際に貢献できること」といった自己PRは、採用の合否にも大きな影響を与えるため、その点を理解した上で自己PRを作成するようにしましょう。
就活生の中には、自己PRと自己紹介の内容をどのように分けるべきか迷ったことのある人もいるでしょう。
結論、自己PRと自己紹介では[伝えるべき内容]が異なります。詳細は以下の記事にて確認してみてください。
本記事では、1分で印象に残る自己紹介の内容や例文、面接官が見ているポイントを解説します。
企業が面接で自己PRを聞く意図
企業の意図を踏まえた上で自己PRの作成ができると高評価を得やすくなります。以下では企業が面接で自己PRを聞く意図を詳しく紹介しますので、ご確認ください。
性格や考え方などの人柄を知るため
企業は能力だけでなく、人柄も含めて採用しているため、自己PRを通して強みだけでなく、経験も一緒に聞くことでその学生の人柄を判断しています。
つまり自己PRで自分が力を発揮した経験について聞くことで、物事に対してその学生がとのように考え、どのような行動を取るのかがわかるということです。
また、「みんなをまとめることができる」という強みであっても、「自分が先頭に立ち、引っ張ってまとめるタイプ」もいれば、「表には出ないが、裏でみんなをサポートしてまとめるタイプ」もいるなど、具体的な行動は人それぞれです。
そのため企業はその学生がどういった人柄なのかをできるだけ詳しく知るために自己PRを聞いています。
自社で活かせる強みがあるかどうか知るため
企業は採用するにあたって、自社に貢献してくれる人材を求めています。
つまり学生が入社したことによって、自社がどのような利益を得ることができるか、成長することができるか、を考え採用活動をしています。
繰り返しになりますが、新卒採用の場合は中途採用とは違い、ポテンシャル採用がほとんどです。今どれくらいのスキルがあるかどうかよりも、将来活躍できる強みを持っているかどうかといった点を重視しています。
つまり自社と相性が良い学生を自己PRを通して探しているということです。
面接で評価されやすい自己PRを作成する3つのコツ
ここまでで[自己PRの役割]と[企業が自己PRを求める意図]がわかったと思います。以下では、実際に選考において[評価されやすい自己PR]を作成するコツを3つ紹介します。
これから自己PRを作成しようとしている人や選考通過に苦戦している人は、是非参考にしてください。
自己PRは自分を売り込むための質問であることを理解する
再三お伝えしていますが、自己PRは就職したいと思う企業に対して、能力や人柄といった自分自身の強みや長所をアピールし、企業に自身を売り込むチャンスです。
何らかのスキル・資格がなくとも、自己PRを通して[強い入社意欲があること][将来的に活躍できる可能性を秘めていること]が伝われば、採用される可能性は高くなるはずです。
中には自己PRのテンプレートを作成したら、その内容を全ての企業の選考で使いまわしている就活生もいると思います。しかし全ての企業に同じ自己Rを伝えるのではなく、なるべく各社に合わせた自己Rを考えるようにしましょう。
なぜなら自分を売り込むための自己PRが、全部の企業にあてはまるということはないからです。
あらためて自己PRは[自分を売り込むために与えられたチャンス問題]であるということを理解した上で、1社1社に合う内容を考えるようにしましょう。
自己PRで話すアピールポイント(エピソード)を絞る
自己PRを考える際に「どのエピソードを選べばいいかわからないから、全部入れ込もう…!」と考えたことのある就活生は多いのではないでしょうか?
皆さんが就活が始まるまでの期間に積み重ねた経験は数えきれないほどあるでしょう。そのため、[いつ]の[どの]エピソードを自己PRに入れるべきか悩んでしまう気持ちはわかります。
しかし自己PRにエピソードを盛り込めば盛り込むほど、強みや意欲が伝わるといったことはありません。
むしろ自己PRに複数のエピソードを詰め込んで話されても、採用担当者は混乱してしまい、結局あなたが伝えたかったことは何も伝わっていなかった、なんてこともあるでしょう。
そのため、自己PRを作成する際は、まず企業がどのような人材を求めているのかを把握した上で、伝えるべき強みを選び、その強みを一番アピールすることができるエピソードを考えるようにしましょう。
数字・固有名詞を使って具体的に伝える
自己PRを伝える際、部活やサークルの名前・アルバイト先の名前などの固有名詞はあえて出さず、「都内のカフェでアルバイトをしています」「部活動にて主将を務めています」と伝えている就活生も少なくないと思います。
しかし[都内のカフェでアルバイトをしていた]ことを、[渋谷にあるスターバックスで週4日アルバイトをしていた]と言い換えることで、採用担当者は「アルバイトをしている店舗は忙しいのでは?」や「アルバイトに力を入れていたんだな」とあなたについてのイメージを膨らますことができます。
また「部活動にて主将を務めていた」というエピソードに関しても、「部員が30名いるサッカー部にて主将を務めていた」と言い換えることで、採用担当者は「マネジメント力が備わっているのでは?」というようにあなたに対してさらに興味を持つ可能性があります。
とはいえ就活生の中には固有名詞(地名・店名・部活名など)があまりメジャーではない場合、「どうせ伝えてもわからないのでは…」と感じる人もいるでしょう。
しかし上記で紹介したように、エピソードに数字・固有名詞があると、面接官との話のきっかけになったり、共通の話題を見つけることができたりと面接が盛り上がる可能性があります。
またそれだけではなく、エピソードに具体性・説得力を持たせることができるため、意識的に数字・固有名詞を活用することをオススメします。
好印象に繋がる自己PRの構成
自己PRを答える際には、最初に「私の強みは、目標達成に向けて継続的に努力できるところです」などあなたの強みやアピールポイントを簡潔に述べます。
次に、その強みが活かされたエピソードを話しましょう。
エピソードはなるべく具体的に、まず[どんな問題が起こったのか]という出来事を伝え、その出来事に対して[どのような行動を取ったのか]そして[その結果どうなったのか]を具体的に伝えます。
例えば「将来は英語を使う仕事がしたいと考え、高校から現在まで毎日英語の勉強を続けています。その結果、大学2年時に受けたTOEICでは1つの目標としていた900点を取ることができました。」という感じです。
上記例のように、結果を伝える際は数字などを用いると説得力の強い自己PRになります。
そして、最後にまとめとして[その強みを入社後どのように活かしていくか]を伝えます。
具体的には「入社させて頂いた際には、気遣いの心を大切にし、仲間と強い信頼関係を築きたい。(三菱商事/21卒内定者)」「相手が求めていることを常に考え、様々な関係者を巻き込みながら、最適なソリューションや価値を提供していきたいと考えます。(双日/20卒内定者)」というイメージです。
自己PRを通して、面接官にあなたが働いている姿を想像しやすくさせるために、エピソードはできるだけ具体的に伝えるようにしましょう。
上記のような流れに沿って自己PRを伝えることができれば、論理的かつわかりやすい自己PRを作ることができるでしょう。
引用:unistyle/三菱商事(21卒)・unistyle/双日(20卒)
また自己PRを含めた面接頻出質問に対しての答え方や注意点、面接官のタイプ別対策方法を知りたい就活生は下記の記事をご覧ください。
そこで、今回は面接での正しい答え方や、面接官のタイプ別の特徴・対策方法を紹介します。
面接で使える!強み別自己PRの回答例54選
ここからはunistyleに掲載されている過去の就活生が選考通過をした自己PRを、18の強み・長所別に54の回答例を紹介します。
自分が自己PRでアピールしたい項目の例文を参考にしてみてください。
チャレンジ精神
チャレンジ精神とは、課題・問題に対して積極的に取り組もうとする姿勢を指すことから、物事に前向きに取り組むポジティブな姿勢をアピールするのに効果的です。
しかし[チャレンジ精神]という言葉は非常に抽象的であるため、「私の強みはチャレンジ精神があること」とだけ伝えてしまうと、面接官との齟齬が生まれ本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。
そのため自己PRでチャレンジ精神をアピールする際は、自分が行動した内容を具体的に伝えることを意識しましょう。
[チャレンジ精神]×[留学]の自己PR
苦手だった英語を克服するため、高校時代休学をして1年間アメリカに留学、また大学時代に短期海外ワーキングホリデーに行きました。言葉が通じず何度も悔しい思いをしましたが、英語の勉強に励み、異文化に触れることで積極性を身につけ、様々なコミュニティと関わるようになり、今でも連絡を取り合うかけがえのない友達や家族を作ることができました。
挑戦することで1つの能力が向上するだけでなく、その他の能力が身につき、新しい仲間にであえる素晴らしさを実感しました。この経験を活かして、帰国後は今後留学生になる学生のサポートをするボランティア団体の会長を務め、候補学生がより良い留学生活を送れるよう活動しました。
入社後は、私の強みであるチャレンジ精神を生かして、様々な分野の業務に携わり、自分自身の視野を広げていきたいと考えております。
苦手だった英語を克服するために行動したことが伝わる自己PRです。[苦手だった英語を克服しようと思った背景]を追加できると、自身の課題に対して真摯に向き合って行動したことをよりアピールできる自己PRになるでしょう。
[チャレンジ精神]×[団体活動]の自己PR
これまで後述する団体の活動において常に高い目標を掲げて活動をしてきた。また、〇〇に必要な定量的分析はもちろん課題を洗い出す論理的思考を常に行った上に、時には数値だけではなく相手の心情を元に納得できるよう説得することも行い、団体の成長を続けてきた。
「チャレンジ精神がある」という自己PRは、「物事に前向きに取り組める人である」といったポジティブな印象を与える一方、「計画を立てずに1人で無謀な挑戦をする人では?」といったマイナスイメージを持たれる可能性があります。
しかしこの自己PRは、そのマイナス部分を補うことができています。具体的にどのような課題に対してどのような解決をしたのかを組み込むことができるとさらに良い自己PRになるでしょう。
[チャレンジ精神]×[サークル活動]の自己PR
私は大学入学時には既存テニスサークルに入りましたが、そこでは従来規則にこだわり過ぎ、私が一番大事だと考える「テニスを楽しむ」が軽視されていると感じ、誰もがテニスを楽しめる新たなサークル設立を決意しました。
立上げ当初は、周囲の信頼を得られないこと、先行きの不安もありました。そこで私は中高テニス部の経験を生かし、練習内容の考案、指導、練習環境の確保などで貢献しました。
結果、70人近くの新入生を獲得し、創立一年目で100人を超えるサークルに成長させることができました。
自身が感じたサークルの課題に対して、積極的に行動したことが伝わる自己PRです。[「テニスを楽しむ」が軽視されていると感じた理由]や[テニスを楽しむことが一番大事だと考えている理由]なども追加で説明できるとあなたの人柄がさらに伝わる自己PRになるでしょう。
本記事ではチャレンジ精神を使った自己PRの例文や書き方のポイント、注意点、他の就活生と差を付けるコツについてご紹介しています。是非参考にしてみてください。
向上心
goo辞書によると、『[向上心]は現在の状態に満足せず、よりすぐれたもの・より高いものを目指して努力する心のこと』です。
つまり向上心は主観的なものであり、向上心があることを説明する際に[高い目標を掲げていた]ことだけを伝えてしまうと、自己PRにならない可能性があります。
そのため、自己PRで向上心をアピールする場合は、目標の高さにこだわらず「掲げた目標に向かって、どう活動してきたのか?」など、その過程を伝えることを意識しましょう。
[向上心]×[アルバイト]の自己PR
私は、接骨院の受付として働いている際、先生が施術中の時は何か困ってもすぐに質問できない、それにより患者さんの待ち時間も伸びてしまっている、という課題に直面しました。そこで私は、仕事をより効率的に行う為には、仕事の可視化と整理が必要だと考え、仕事をマニュアル化することを提案し、実行しました。
その結果、先生の手間を省くことができ、定期的に行なっているアンケートでは、待ち時間が短くなったとのお声をいただきました。このことから、現状の課題に向き合い、向上心を持ち自ら行動することの大切さを学びました。
御社に入社後も、現状に満足することなく常に向上心を持ち、自分にできることを見つけて行動していきたいと考えております。
自身が気付いた課題に対してより良い状況にするために、行動を起こしたことが伝わる自己PRです。マニュアル化を提案から実行に至るまでの間で努力した内容も組み込むことができるとさらに良い自己PRになるでしょう。
[向上心]×[SNS発信]の自己PR
結果、ある投稿は2万の保存数を獲得、更にはWeb雑誌に掲載されました。業務にあたる際もこの「向上心」を活かし、目標の実現に向けて努力していきます。
150字という少ない文字数制限の中、自身の取り組みの課題に対してどのように改善策を考えどのような行動を起こしたのかが伝わる自己PRです。[どのような課題に対して、どのような仮説を立てて行動をしたのか]も組み込むとさらに良い自己PRになるでしょう。
[向上心]×[インターン]の自己PR
私が参加する長期インターンで新たにtiktokを始める話が浮上したが、動画編集スキルを持った学生がいないという問題が発生した。独自の能力を持つ学生が多い中で、活用できる能力を持っていない事実を悔しく思っていたため、この機会に動画編集を極めると決意した。自分で調べながら編集するため、当初は動画の調整で1日が終わったが、購入した本を読みながら、何本も動画を編集した。その結果、数時間で字幕やエフェクトなどを付けた工夫のある動画を作成できるようになった。そして、今では1日で約3本の動画編集をこなし、tiktokに合った動画を作成することで約2000人のフォロワー獲得に成功した。
さらにこの力を伸ばし、フォロワーを増加させるために、より細かいエフェクトを加えられるツールを使った動画作成に日々取り組み、よりハイレベルなスキルの習得を目指している。
まさに現在の状態に満足せず、掲げた目標に向かって行動したことが伝わる自己PRです。素晴らしい結果が記載されていますが、そこに至るまでにどのような行動を取ったのか、といった点も組み込むとさらに良い自己PRになるでしょう。
挑戦心
挑戦心とは、課題や問題に対して積極的に挑戦する姿勢を指します。
しかし[チャレンジ精神]同様[挑戦心]という言葉も非常に抽象的であるため、「挑戦心がある」とだけ伝えてしまうと、採用担当者の印象に残りづらくなってしまう可能性があります。
そのため自己PRで挑戦心があることをアピールする際は、具体的に[どういう背景があって、その挑戦をするに至ったのか]具体的なエピソードを話すことを意識してください。
[挑戦心]×[部活]の自己PR
高校の部活動で新たな制度を取り入れました。1年生の時、部には部員全員が納得できる制度や、効率の良い練習メニューがなく、私は不満を持っていました。テニス部は2年生の2月に引退するので、入部して約10ヵ月という短期間で改善に取り組むことができました。私は部長になり、中学から通っていたテニススクールで得た知識を練習に取り込み、本や動画配信サイトでトレーニング方法を学習し、部員各々の技術力に沿った練習時間や練習内容を技術力と体力別に分けました。さらに、試合に出るための部内戦の制度の変更やランキング方式の導入などをしてきました。
成果として、後輩の成長に繋がり、以前よりも公式戦で勝ち進めるようになりました。この経験は私にとっても高校生にとっても小さな変化かもしれませんが、社会に出てからも小さな変革から周囲に影響を与え、大きな成果を得たいです。
新たな制度・練習メニューを取り入れるなど、実際に挑戦したことがたくさん盛り込まれている自己PRです。自身が感じた不満を解消するために全員の行動を変えさせることは簡単ではないはずです。今までの慣習を壊し新たな制度を導入する際に大変だったことなども伝えられると、さらに良い自己PRになるでしょう。
[挑戦心]×[SNS発信]の自己PR
私は、より多くの人に喜びを与えたいという思いから、大学生から○○を始め、同じ学生に向けた○○をSNS上で発信した。しかし、初めの半年間は○○、とても苦労した。
そのような状況下で私は、周囲の意見を取り込み、魅力的な発信に励んだ。結果、○○を達成することができた。
200文字という文字数制限の中で[行動したこと・苦労したこと・行動した結果]が組み込まれています。行動のきっかけが「より多くの人に喜びを与えたいという思い」と少し抽象的であるため、どうしてそのような思いを持つに至ったのか、背景も伝えられると良い自己PRになるでしょう。
[挑戦心]×[旅行]の自己PR
そのため、自分の想いや考えを「伝える努力」をする必要があった。私は日々、現地人の圧に負けじと懸命に伝え続け、現地大学でフリーハグをして積極的に国際交流を図った。
その結果、自分らしい行動・発言する事と挑戦する事への抵抗がなくなり「チャレンジ精神」が養われ、現状を打開することが出来た。社会人になった後も、自分に足りない物は何なのかを考え、自ら高い目標を掲げ達成出来るように挑戦し続けたいと思う。
自分が思っていることを言えない控え目な性格を課題と捉えて、改善するために積極的に挑戦したことが伝わる自己PRです。また挑戦している際に感じた自身の葛藤も記載されていることであなたの人柄も伝わる自己PRになっています。
ポジティブ・前向きさ
ポジティブ・前向きさとは、何事も前向きに捉え、困難にぶつかっても乗り越えていく姿勢のことです。
そのような要素を持つポジティブ・前向きな人は、表情や言動も明るく 笑顔を絶やさない人が多く、周囲に好印象を与えます。
しかし自己PRでポジティブ・前向きさをアピールする際、エピソード次第では「後先を考えない」「反省しない」というネガティブな印象に捉えられてしまう可能性があるため注意が必要です。
[ポジティブ・前向きさ]×[考え方]の自己PR
そのため、辛いことや苦手なことに直面しても、自分自身で楽しむ工夫をし、ポジティブな考えに転換するように心がけています。
素敵な考え方を持っている人だなという印象を受ける自己PRです。辛いことや苦手なことに直面した際、具体的にどのような工夫をしてポジティブな考えに転換しようとしているのか、具体例があるとさらに良い自己PRになるでしょう。
[ポジティブ・前向きさ]×[活動]の自己PR
この強みを実感したのは、学生カフェの内装工事中にハプニングが起きたときでした。私は学生カフェの立ち上げに携わっており、そこでは商品企画や経理などすべてを学生だけで手掛けることにこだわっていました。その中でも特に苦労したのが内装工事でした。建築学科の友人や知り合いの大工の知恵を借りて1カ月かけてなんとか内装工事を終えたのですが、完成翌日に店内の水道管が破裂するという事故が起きました。それにより店内はすべて水浸しとなり、床板をはりなおすことになりました。プレオープン直前ということもあり、チーム全体が絶望していました。しかし、そのとき私はハプニングをチームの絆を深めるツールだと前向きに捉えました。積極的に笑顔でポジティブな発言をしていると、私の笑顔は周囲を和ませ、伝染するということを知りました。
最終的には、全員が作業を楽しんで行うことができ、なんとかプレオープンまでに内装を完成させました。この経験を生かして、どんな逆境でも楽しんでこなしていきたいと思います。
困難にぶつかっても、状況を前向きに捉えて、周囲を巻き込み乗り越えていく力があることが伝わる自己PRです。具体的にどのような発言・行動が、チーム全体をポジティブな雰囲気にしたのかといった第三者のコメントも組み込めるとさらに素敵な自己PRになるでしょう。
[ポジティブ・前向きさ]×[アルバイト]の自己PR
この強みを生かし、飲食店のアルバイトで「夏休み大儲けチャレンジ」を完遂しました。学費を自力で賄うため、夏休みをすべて捧げ夜勤バイトに励むことを決意しました。しかし、マンネリ化した作業を週5日のペースでこなす中、モチベーションの維持が困難になりつつありました。そこで私は、仕事の中に「ゲーム感覚」を導入するという施策を講じました。
機械メンテナンスの仕事でタイムアタックを実施し、昨日の自分に勝つ毎に報酬を与えるなど、仕事を楽しむ環境を創出しました。その結果、1日も欠勤することなく働き続け、夏休み1ヶ月半の間に○○万円を稼ぐことができました。
ポジティブ・前向きさの強みを[物事を柔軟に捉え、何事にも楽しさを見出す前向きさがある]と具体的な表現に言い換えることで他の就活生の自己PRと差別化ができています。また「夏休み大儲けチャレンジ」という言葉によって、困難な状況の中でも楽しさを見い出し行動をしていることが伝わります。
本記事では、自己PRで[ポジティブ・前向きさ]を効果的にアピールする方法や例文をご紹介します。
計画力
計画力とは、目標・課題を解決するための方法や順序といった最適なプロセスを明らかにして準備する能力のことです。
上述の説明だと少しわかりづらく感じるかもしれませんが、[目標に対して計画を立てて行動ができる][リスク管理ができる][自己管理ができる]ことを、計画力がある・計画性があると言います。
自己PRで計画力があることをアピールをする際は、自身が立てた計画に対して実際どのような行動をしたのか、という点も伝えるようにしてください。
[計画力]×[旅行]の自己PR
私は大学時代に海外旅行を企画しました。日本語や代理店を一切介さず旅に必要なものを全て自分で手配し、計画していく旅です。当時は海外も初めてで周囲に個人手配の経験者もいませんでした。
しかし、情報収集をもとに何度も流れや収支をシミュレーションしました。また、想定されるトラブルの対応策をも予め考えることで、経済面・安全面から実現可能な旅を計画する事ができました。そしてこれまでに計9回15ヶ国分の計画を実行し、その改善を行ってきました。
御社ではこの計画力を活かし、リスク管理を徹底して安定した結果を出していきたいと考えています。
自分が立てた計画に対して実際の行動までがセットになっており良い内容です。海外旅行を企画するに至った経緯も組み込むことができると、どうして計画力を発揮するに至ったのかが伝わるため、さらに良い自己PRになるでしょう。
[計画力]×[アルバイト]の自己PR
この強みを発揮した経験は、アルバイト先のシステムに登録する6000件ものファイルを3日以内に全検証・登録するという案件に対応した時です。対応にあたり、まずは件数・作業日数から必要な総作業工数を概算し、その総工数から逆算し、必要な人員算出や進捗計画の構築などを行いました。進捗状況を見つつ適宜計画を修正するなどして、最終的に納期に間に合わせることができました。
御社に入社後も、目標から逆算する計画力を活かし、計画的かつ効率的な仕事を意識し、御社に貢献したいと考えております。
一見対応が難しそうな課題に対して、必要な作業工数を逆算して決められた期間の中で作業を完了させていることから、計画力があることが伝わる内容でとても良い自己PRです。
[計画力]×[旅行]の自己PR
友人と旅行に行く時は私が旅行の行程を作成する。以前、友人2人と2泊3日で東京に行った際は私自身の希望はもちろん、友人らの要望も考慮しながら行程を作成した。その時は、3月下旬の繁忙期の週末であるのにも関わらず、交通費や宿泊費を含めた総費用を5万円以内というかなり難しい要望を提示されたが、その予算内で楽しめるように、3人の考えにそれぞれに優先順位を付けて、見学の際に料金が掛からない場所や、次の目的地に歩いていける場所、様々な観光地へのアクセスが良く、低予算で泊まれるホテルをインターネットや情報誌からピックアップして、プランニングした。
その結果、「お前に任せて良かった」と感謝され、褒めてもらい、私はもちろん、友人らの希望に沿った大満足の旅行を実現できた。就職後も貴社や顧客を喜ばせるために計画を立て、積極的に行動していきたい。
友人の要望を全てクリアした計画を決めるまでの過程が具体的に記載されていることから、計画力が備わっていることが伝わる自己PRです。また第三者からの言葉もあることから、本当に感謝される結果で着地したこともわかります。
自己PRで計画性をアピールする際は具体的な言葉に言い換えて伝えると評価されやすいでしょう。言い換え例は本記事で紹介しています。
協調性
協調性とは、自分と異なる立場・違う意見や考え方を持つ人たちと協力しながら、同じ目標の達成に向けて行動できる能力のことです。
協調性は周りの意見に合わせるというイメージが強く、主体性がなく流されやすいのではないかとネガティブに捉えられてしまうこともあります。
そのため自己PRで協調性があることをアピールする際は、自分が主体的に考え行動したことが伝わるエピソードを選ぶと良いでしょう。
[協調性]×[留学]の自己PR
この強みを身に着けることができたのは、大学2年時のアメリカ留学がきっかけです。アメリカの大学に入学当時は英語が話せず、心細い思いもしました。ですが、このままではいつまでたっても英語を上達させることができないと考え、大学のサークルに所属しコミュニティを広げられるよう努力しました。
また学校で知り合った友人の紹介でレストランでのアルバイトも始めました。最初はとても緊張しましたが、私の店員とお客様への誠実な対応は周りに認められ、日本に帰らないでほしいとも言っていただきました。
御社に入社が叶いましたら、多様なクライアントや各国の社員の方とも良い信頼関係を築いていけるよう、誠意を持って対応していきたいです。
この自己PRは[できなかった英語を上達させるために行動をしたエピソード]のように感じます。今回のエピソードで協調性をアピールする時は[自分と異なる文化を持つ現地の人と、同じ目標達成・課題解決にむけてとった行動はあるか?]を考えてみると良いでしょう。
[協調性]×[サークル]の自己PR
この強みを活かして、私はサークルの副会長という立場に立ち、サークル内の問題解決に尽力してきました。副会長になったばかりの頃は、相手の意図を確実に汲み取ることが出来ず、思うように解決できないこともありました。このような状態になった際に私はまず相手の話を今まで以上にしっかりと聞き、その話を一度自分の中で整理してから「相手が何を考えているのか」を自分なりに再考し、提案していくことを意識しました。
その結果、より「相手の立場にたって物事を考えることの大切さ」について、身をもって実感しました。そしてこの強みと新たな学びは、無形商品を扱うゆえに信頼関係の構築が前提となる御社においても大いに活かすことが出来るのではないかと考えております。
自身の課題に対して取り組んだこと、その過程で感じたことが具体的に書かれているため、入社後もその強みが活かされるだろうという印象を与えることができる自己PRです。
[協調性]×[アルバイト]の自己PR
私はフードコートのそば屋のアルバイトでバイトリーダーを任されている。長期休暇や年末年始などの繁忙期ではとにかく効率を重視して動かなければならない一方で、お客様に対してもっと丁寧に対応するべきだという声があった。両者で意見が分かれた際に、私は調理の作業をとことん効率化し、お客様に割ける時間を少しでも長くすることを提案した。その中でも料理の品質を落とさないことを重視した。
結果として、仕事のスムーズさを保ちつつ、お客様からの喜びの声もこれまで以上に増えた。また、全員が納得して業務に取り組めるようになり、スタッフ同士での不満もなくなった。
文頭で「協調性がある」とだけ伝えるのではなく「異なる意見をまとめて周囲の人を納得させる協調性」と具体的な説明を補足することで、自己PRの内容がわかりやすくなっています。
また企業が求めている協調性についても解説しているので、自己PRを考える際に参考にしてください。
コミュニケーション力
コミュニケーション力は、周囲の人とのやりとりにおいて、お互いの意思疎通・情報共有をスムーズにするためのスキルのことです。
コミュニケーション力のある人は「他者の話の意図を正確に理解する][自分が伝えたいことを他者にわかりやすく伝える][他者の気持ちや立場に配慮した行動をとる]などの特徴があります。
自己PRでコミュニケーション力をアピールする就活生は多いため、抽象的で漠然とした内容だと印象に残りづらくなってしまいます。そのためエピソードを具体的に伝えることを意識してください。
[コミュニケーション力]×[インターン]の自己PR
フィリピンの現地IT系企業にて計2ヶ月間インターンとして勤務した際に、イギリス、タイ、ベトナム、インドといった現地メンバーで構成されるチームで開発案件を進め、中国企業との共同開発案件にも携わり、英語環境での会話力に加えて、相互の文化的側面の理解、非英語ネイティブ同士の意思疎通におけるリスクヘッジなど、グローバルな環境下でのコミュニケーション経験を多く積むことができました。
御社は海外展開に力を入れている企業であるため、私の強みであるコミュニケーション力を最大限に活かし、御社の海外事業に貢献したいです。
具体的なエピソードが記載されていることから、言語文化が異なる相手であっても臆することなくコミュニケーションが取れることが伝わる自己PRです。
現地社員の文化や言語の違いを理解するために取り組んでいたことや、コミュニケーション時に気を付けていたことなども組み込むことができるとさらに良い自己PRになるでしょう。
[コミュニケーション力]×[サークル]の自己PR
しかし何度も相手の元に足を運んで対話し、チームに対する互いの想いをぶつけあう中で、徐々に有志を集めていきました。また様々な大会主催企業に何度も足を運び粘り強く交渉する中で、ある大会の主催者から特別枠で参加を認めてもらうことができ、参加した大会では、チームとしての結果も残せた上に、私は関東大学選抜にも選出されました。
私はこのチーム立ち上げの経験によって身に付けた、接する相手との「深いコミュニケーション力」や、さらには多くの人を巻き込み、高い成果を導くという「行動力」を自らの最大の強みであると考えます。
[自分が伝えたいことを他者にわかりやすく伝え理解してもらうことができた]ということが伝わる自己PRです。しかし文章を最後まで読まないとどういう強みをアピールしたいのかがわからないため、結論にあたる[「深いコミュニケーション力」と「行動力」がある]という部分を最初に伝えるとさらに良い自己PRになるでしょう。
[コミュニケーション力]×[アルバイト]の自己PR
これにより、相手と信頼関係を築き、また私の視野を広げられるからです。塾のアルバイトでは、生徒一人ひとりの特性の把握に努め、各生徒に合わせた指導を行うことで生徒の課題解決、またその先の合格に導くことができました。
このように、私は幼少期から周囲の人と積極的にコミュニケーションを取り、それぞれが持つ多様な価値観を学ぶことを心がけてきました。その上で相手の個性に合わせた手法を提示し、相手の喜びや成功を生むことは、私の生きがいの一つになっています。
[コミュニケーション力がある]という強みを[相手と同じ目線に立って対話できる]と言い換えることで、他の就活生の自己PRと差別化ができています。またエピソードでも自身の行動が具体的に記載されているため、強みを裏付けることができているように感じる自己PRです。
行動力
行動力は、自分が考えたことを実行に移せる力のことです。
行動力がある人は[失敗を恐れず物事に果敢に挑むことができる][スピード感をもって計画を進めていくことができる][周りの人を巻き込んで行動することができる]といった特徴があります。
自己PRで行動力があることをアピールする際、目的のない行動や突発的な行動をしたエピソードでは、マイナスの評価に繋がってしまう可能性もあるため、エピソードの選び方・伝え方には注意をしましょう。
[行動力]×[研究]の自己PR
私は大学4年間、生物学科に所属していましたが、卒業研究は医学部で行いました。きっかけは、学部2年次の分子生物学の授業で、基礎だけでなくもっと深い内容を知りたいと思ったからです。そこで、医学部と生物学科の教授へのコンタクトを行い、単位変換等の希望も提出しました。その結果、前例のない他学部での卒業研究を可能にしました。
私の行動力という強みは、御社に入社後も、自ら主体的に行動しそれを実現させる力として、前例のないプロジェクトに携わる際などに活かせると考えています。
自身が成し遂げたいと考えている事柄に対して、周りの人を巻き込んだ行動をしたことが伝わる自己PRです。最終的な結果・入社後の意気込みも記載されていて非常に良いです。
[行動力]×[ボランティア]の自己PR
これは大学1年次に参加した中国でのボランティア活動が起因しています。派遣先では村で2人しか高校に通える子どもがおらず、その時に初めて自分が「望めば何者にでもなれる環境」に身を置いていることに気が付きました。当時の衝撃が原動力になり、更なる挑戦への意欲へと繋がりました。そのなかで私は「脱・固定観念」と「信頼関係」を大切にしています。思い込みで行動を狭めるのではなく、一歩踏み出して挑戦することで人脈や視野を広げてきました。
全ての経験に一貫して、自分の働きによって相手が笑顔になる瞬間にやりがいを感じ、多くの人の幸せに直結する仕事がしたいと考えるようになりました。
御社でも上記の二点を軸にしながら、さらに広い視野を培いたいです。そして常に前進を止めない存在になり飲料業界トップである貴社と共に成長します。
自身の環境が「望めば何者にでもなれる環境」に身を置いていることに気付き、その後具体的にどういう挑戦をしてきたのでしょうか?[行動力がある]と言える根拠となるエピソードがあるとさらに良い自己PRになるでしょう。
[行動力]×[サークル]の自己PR
この強みを発揮し、バスケットサークルの成績を向上させました。まず、私が代表になった際、先輩方と同じ事を続けるだけでは試合に勝てないと考え、練習の改善に取り組みました。全60人のメンバーと議論した所、プレー面の意識共有が乏しいことが問題だと分かったため、練習前に、プレーに関するチームの決め事を話し、各メニューに取り組みました。
また、練習後、執行代の仲間と共に練習中のプレーを反省する機会を作り、その反省を次の練習前に共有するというサイクルを習慣化させました。この練習を1年間続けた結果、学内全8チーム中5位だった成績が2位にまで向上しました。後輩の代も自分達が行った練習法を取り入れており、今では学内1位のサークルとなりました。
この強みを活かし、御社に入社後は、既存の仕組みに満足せず、主体的に行動して仕事に取り組んでいきたいです。
自身が気付いた課題に対して周りを巻き込み、積極的に行動したことが伝わる自己PRです。新しい練習方法を導入する際に大変だったことなども組み込むことができると、さらにあなたの人柄を伝えることができる自己PRになるでしょう。
人を巻き込む力
人を巻き込む力とは、何か1つの目標達成に向けて他の人を巻き込みながら一緒に成し遂げていく力のことです。
人を巻き込む力がある人は、[他人の気持ちに寄り添い、同じ目線で課題解決に向けた行動が取れる][新しい物事に対しても周りを巻き込み意欲的に取り組むことができる][チームメンバー全員が活躍できるようサポートしながら1人では成し遂げられないような成果を出すことができる]といった特徴があります。
しかし[人を巻き込むこと]は、主体的な行動です。そのため自己PRでアピールする際は、目標達成・課題解決に向けて自発的にとった行動について話すようにしましょう。
[人を巻き込む力]×[部活]の自己PR
学生時代アメフト部に所属し、2年時には、部員の筋トレに対する意識や平均体重の低さに注目し、全員が筋トレに取り組む制度づくりを提案しました。その中で私は提案者としての責任から人一倍筋トレや食事管理に励むことで周囲の刺激となるよう意識しました。結果、チーム平均体重6キロ増加、リーグ戦2位の躍進に貢献しました。
この私の強みは、スポーツだけではなく社会人になっても活かせると自負しております。御社に入社後も、チーム、そして御社のために一つひとつの仕事にがむしゃらに取り組みたいと考えております。
自らが気付いた課題に対して、部員を巻き込み積極的に動いた結果、課題解決に繋がったということが伝わる自己PRです。部員に働きかける際に意識したコミュニケーション方法なども組み込めるとさらにあなたの人柄をアピールできる自己PRになるでしょう。
[人を巻き込む力]×[同好会]の自己PR
この強みは、自ら立ち上げた「〇〇同好会」の活動において、一番発揮されました。大学祭で〇〇を販売する計画を立てましたが、「調理が難しい」「知名度が低く、集客が見込めない」などの理由から、最初は友人からの賛同は得られませんでした。
そこで私は、上記の不安要素の解消に着手しました。「調理の難しさ」解消のため、調理法の勉強会を実施、手順を一つずつ確認することで友人の不安を払拭できるよう努めました。
結果、友人からの賛同を得ることに成功、約30名と〇〇同好会を結成しました。そして、本番は目標を大幅に超える2000杯の販売に成功しました。この経験を生かし、御社に入社後も周囲を巻き込んで課題を乗り越えられる研究者として活躍したいです
1人では成し遂げられない大きな目標に対して、周囲の人を巻き込みながら、1つひとつ課題を解決し大きな目標を成し遂げたことが伝わる素敵な自己PRです。
[人を巻き込む力]×[サークル]の自己PR
所属しているバスケサークルは当初、メンバーの練習参加率が低く、試合形式の練習ができていませんでした。参加率が低い原因として、競技経験者にばかりボールが集中し初心者が楽しめていないことが考えられました。
そこで、私は、初心者に積極的にパスを回すだけでなく、経験者にもパスを回すよう促しました。自ら率先してパスを回しているうちに、経験者の意識も変わりました。
誰もが積極的に参加できる練習内容となった結果、サークルに活気が生まれ、毎回試合ができるほど、参加率が向上しました。御社に入社後も、この巻き込む力を活かして、規模の大きな案件に対してもチーム一丸となって貢献したいです。
「経験者にもパスを回すよう促した」際、サークルメンバーから反対意見などはありませんでしたか?あなたが主体的に行動したことによって良い結果が生まれたということが伝わるよう、どのようなコミュニケーションを意識したのか、といった点も組み込むとさらに良い自己PRになるでしょう。
気配り・相手の立場になって考える
気配り力とは、周りの状況をよく見て、その状況に合わせた行動をとることができる能力のことです。
気配り力がある人は、相手のしてほしいことを把握した上で、行動することができるため、相手の立場になって考えることができる力があるとも言えるでしょう。
気配り力・相手の立場になって考えることができる力がある人は[常にチームの様子を気にかけていることから、周囲の小さな変化にも気づくことができる][相手が何を求めているのかを瞬時に判断し、行動することができる][周囲の人の気持ちを大切にする]などの特徴があります。
[気配り・相手の立場になって考える]×[アルバイト]の自己P
この力が活かされたのは、大学2年次に個別指導塾のアルバイトで、確認テストの正当率を70%から100%近くにまで上げた時です。当時11人の生徒を担当していた私は、確認テストの正答率の低下を問題視したため、指導時間外にヒアリングを実施し、原因は生徒のやる気を引き出せていないことだと考えました。
そこで、生徒との信頼関係を構築するため、1対1で勉強や受験に関する悩みを相談できる時間を設けました。特に、生徒にとって私が先生ではなく、相談相手となることを意識しました。
その結果、生徒が質問に来る頻度が増加し、確認テストの正答率を100%近く維持させることに成功しました。私の強みを活かし、御社に入社後も、お客さま目線にたった提案をしていきたいです。
生徒のテストの点数や日頃の様子を気にかけていたことで気付いた課題に対して自らが主体的に動いたことが伝わる自己PRです。「生徒にとって私が先生ではなく、相談相手となることを意識」とありますが、具体的にどのような行動を意識したのか、といった点も組み込めるとさらに良い自己PRになるでしょう。
[気配り・相手の立場になって考える]×[アルバイト]の自己PR
それはアルバイト先で、新人研修を改革した場面で発揮されました。飲食店のアルバイト先では、新人が定着せず1ヵ月以内に辞めていく状況が続いていました。そこで、私は自分が新人であった時の気持ちを回顧し、従来の、全員に対しマニュアル通りに行う研修をやめ、1人1人の個性や習得度を分析した上で課題を設定するよう心掛けました。さらに、後輩に対し仕事の方法だけでなく、なぜその仕事を行うのか、理由の部分まで伝えることで新人がより主体的に取り組める環境作りに尽力しました。
結果、定着率も着実に上がっていき、新人や社員から信頼を得ました。御社に入社後も、常に相手の立場に立って考え、行動し、迅速な課題解決に貢献したいと考えております。
相手が何を求めているのかを分析し、その状況に合わせた行動をすることができたことが伝わる自己PRです。研修方法の変更を社員に提案したときの話も組み込むことができると、行動力があることもアピールできる自己PRになるでしょう。
[気配り・相手の立場になって考える]×[アルバイト]の自己PR
私はガソリンスタンドでアルバイトをしており、来店されたお客様の殆どをリピーターにするという目標を掲げていました。具体的には受付時に雑談を通したヒアリングを行い、お客様にとって最適なプラスワンの提案を徹底しました。その結果、お客様目線に立って相談から提案を親身になって行う私の人柄が認められ、リピーターが増えていきました。
この事から、相手の立場に立って物事を考える事は、信頼関係を構築する上で非常に重要であると学びました。この経験を生かし、社会に出ても顧客の目線から物事を判断し、相手のニーズに応えられる提案が出来る社会人になりたいと考えています。
相手が何を求めているのかを瞬時に判断し、行動したことが伝わる自己PRです。しかし具体的にどのような内容のヒアリングをして、どのような内容の提案をしたのかがわかりづらいため、誰が読んでも状況がわかるように説明を加えることを意識してみると良い自己PRになるでしょう。
本記事では、自己PRで気配りができることをアピールしようと考えている就活生に向けて、気配りができることをアピールする上での注意点や9種類の例文を紹介しています。
継続力
継続力とは、物事を簡単に投げ出さず1つのことをコツコツと取り組み続けられる力のことです。
継続力がある人は「目標に向かって困難があっても最後までやり遂げることができる」「一度やると決めたことは途中で投げ出さない」などの特徴があります。
自己PRで継続力をアピールする際、「大学の授業を休まずに4年間受け続けた」「アルバイトを2年間続けた」など、主体性に欠けるエピソードは選んでしまうと「ただ続けていただけでは?」と思われてしまうため注意が必要です。
[継続力]×[部活]の自己PR
私が所属していた柔道部は平成◯年からインターハイに連続出場している強豪校だったのですが、私は高校から◯◯を始めたため、最初は練習についていくことすら厳しい状態でした。ですがチームメイトに負けないように一生懸命練習に取り組んだ結果、高校3年生の時にはインターハイメンバーに選出されました。
また、私は幼少の頃から痩せやすい体質で、それがコンプレックスでしたが、大学でトレーニング科学や栄養学、生理学について学び、それを活かすことで自身の筋肉量を増加させ、約15kgの増量に成功しました。
これらの経験から、継続的に努力することで得られる達成感や楽しさを学びました。
強豪校において初心者から新たな部活を始めるという困難な状況において、最後までやり遂げたことが伝わる自己PRです。また、ただ練習を続けただけではなく、自身の課題に対しても向き合い、工夫・努力ができていることもアピールできています。
[継続力]×[学業]の自己PR
国境にとらわれない働き方をしたいという思いから、英語でのコミュニケーション能力の必要性を感じており、英語学習に熱心に取り組んで来ました。英語での会話力を上げるためには日常的に英語を使用する環境に身をおくことが効果的だと考え、大学3年次にスウェーデンでの1年間の留学を行いました。授業や友人との交流に留まらず、現地の学生団体のボランティアにも参加し、より自然な英語でのコミュニケーション能力の獲得に努めました。
その結果、英語での円滑なコミュニケーション能力を獲得し、また現地学生とも英語での交流を通して親睦を深め、学生団体の運営メンバーに推薦されるまでになりました。
御社に入社後も、困難な目標に対してもすぐに諦めることなく、長期的な視点で努力を続けていきたいと考えております。
今回の自己PRの中で目標は「国境にとらわれない働き方をする」もしくは「英語学習」にあたるかと思いますが、目標がどちらかわかりづらいため、目標達成に向けて努力したことも少しわかりづらくなっているように感じます。
もしも英語スキルの獲得を目標とする場合、具体的にどのような行動をどのくらいの期間続けて、どのような成果が出たのか、といった点を組み込むと良い自己PRになるでしょう。
[継続力]×[学業]の自己PR
大学1年生の時に、ITに関する基礎知識を深めたいという思いから、ITパスポート試験を受験することを決めました。勉強を始めた当初はITに関する知識が浅く、過去問題を解いても合格点より100点以上低い点数を取ってしてしまい、受験に対する意欲がそがれてしまうという状況にありました。
そこで、「1か月後に700点以上獲得して合格する」という目標を定め、何度も過去問題を解いて自分の苦手な範囲を特定し、その範囲を集中的に復習するという取り組みを行ってきました。その結果、目標通り1か月後に、合格点の600点、そして目標点数の700点を上回って795点で合格することが出来ました。
この経験から得た継続力を生かして、貴社の業務でも目標をあらかじめ設定して、その目標に対して努力を継続し続けて困難な課題にも真摯に向き合っていきたいと考えています。
[目標を設定した背景][目標達成に向けた具体的な行動」だけでなく[目標に向かって行動する上での課題]の要素もあることで、一度やると決めたことは途中で投げ出さず最後までやり切ることができる人だということが伝わるとても良い自己PRです。
具体的にどのような伝え方をすべきなのか、自己PRで「継続力」をアピールする際の注意点や例文を紹介しています。
粘り強さ
[継続力がある]と同じような意味合いで使われる[粘り強さ]ですが、これらには、微妙な違いがあります。
上述で紹介した継続力は、目標に向かって途中で諦めずに長期間にわたって努力し続けることができることを意味します。一方で「粘り強さ」は、困難や障害に直面しても、諦めずに努力し続ける強さや意志を表します。
つまり継続力は行動の持続を指し、粘り強さは逆境に立ち向かう精神力を指すことが多いです。
そのため自己PRで粘り強さをアピールする際は「困難な状況の中でも最後までやり通そうとしたこと」「うまくいかないことがあってもすぐに諦めず努力し続けたこと」といった逆境に立ち向かう精神力があることが伝わるエピソードを選びましょう。
参照元:違い比較時点/「粘り強さ」と「継続力」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈
[粘り強さ]×[アルバイト]の自己PR
幼い頃から、自転車、鉄棒、一輪車と、どんなことも、私ができるようになるまで練習に付き合ってくれた家族の存在から、目標に向かってとことん努力する性格が形成されました。
学生時代には、個別指導塾講師のアルバイトをし、限られた指導時間を通して、生徒の学習に最大限貢献することに努めていました。例えば、生徒がある問題を解けなかった場合には、煮詰まっている箇所を解決するだけでなく、復習となる宿題を出し、家庭学習の習慣も改善させていきました。
この強みを生かし、仕事に対してもその都度目標を立て、粘り強く努力して結果を出していきます。
冒頭に強みは「困難な目標も達成できる粘り強さです」とあるため、塾講師のアルバイトのエピソードの中に[困難な目標]と[その目標達成に向けて発揮した粘り強い行動]が伝わるエピソードが追加できると良い自己PRになるでしょう。
[粘り強さ]×[部活]の自己PR
最後まで諦めず、向上の工夫や努力を続けることができます。高校時代には野球部に所属していましたが、補欠でした。このまま高校野球生活を、補欠のままでは終わらしたくないと思い、放課後の全体練習だけでなく、部内で毎朝1番早くに学校へ行き、自主的に練習を行い、もともと得意だったバントや守備に磨きをかけました。
また、苦手なバッティングを克服するために、筋力トレーニングや練習試合の自分の打席をビデオカメラでチェックし、バッティングフォームの矯正を行いました。そして、レギュラーの一人がけがをした際に、私にチャンスが回ってきました。練習試合で結果を出し、チームや監督から認められたため、最後の夏の大会ではレギュラー番号をもらうことができました。
目標に対して日々諦めることなく工夫・努力を続けたことが伝わる自己PRです。また目標に対しておこなった具体的な行動も記載されていることで努力を重ねたことがわかります。[粘り強さ]は逆境に立ち向かう精神力を指す言葉のため、メンタル面で逆境を乗り越えた話なども組み込めるとさらに良い自己PRになるでしょう。
[粘り強さ]×[研究]の自己PR
この強みは、研究活動にて活かされた。同期・先輩がいない研究室に所属し、唯一の先輩としてあるべき姿を後輩に見せ、手本となることを決意した。具体的に次の2点を行なった。1点目は、研究室で初の研究という、自ら高い目標に挑戦したことだ。これを達成するため、毎日細かい実験計画を立てて着実に研究を進めた。2点目は、後輩の指導時間を十分に確保したことだ。自身の研究を進めながら後輩指導も行うため、毎朝7時半には研究室に行く生活を1年間続けている。
入社後は、高みを目指して努力を惜しまない粘り強さを活かし、アイデアを形にした新たな価値を持つ商品の開発に貢献したい。
同期・先輩がいないという困難な状況の中で、自身が決めたことをやり切ったことが伝わるエピソードです。また[粘り強さ]という精神力を指す言葉を[一度決めたことは必ずやり遂げる強い意志を持つ]と具体的な言葉に言い換えたことで、あなたオリジナルの自己PRになっているでしょう。
責任感がある
責任感とは、自分の役割ややるべきことを途中で放り出さず、最後までやり遂げようとする気持ちのことです。
責任感がある人は[約束や時間を守る][どのような結果も人のせいにせず、自責で捉える][何か物事が起きたときにすべて自分事で捉える(当事者意識が高い)]といった特徴があります。
自己PRで責任感があることをアピールする際「遅刻をしたことがないため責任感がある」と伝えてしまうと、責任感の認識が甘いとネガティブな評価を受けてしまう可能性があります。
そのため[社会人に求められる責任感]を意識したエピソードを選ぶようにしてください。
[責任感]×[アルバイト]の自己PR
アルバイト先ではその責任感を買われ、バイトリーダーとして働かせて頂いていました。月の売上表を見せてもらい、売り上げを上げるためにはどのようなキャンペーンをすれば良いかを社員の人と一緒に考えたり、社員の方がお休みの日は店内の責任者として働いていました。
このような責任感を持って仕事をすることができる点を、仕事でも活かしたいと考えています。
アルバイトという立場でありながら、社員の役割を自分事として捉え、責任感のある行動ができていたことが伝わる自己PRです。なぜその強みが培われたのかといった点を組み込むことができるとさらにあなたの人柄が伝わる自己PRになるでしょう。
[責任感]×[アルバイト]の自己PR
とんかつ屋でキッチンのアルバイトをしていた時に、カウンター席から見える自分の姿を客観視し、取り組み方によってお客様の店に対する印象が変わると感じた。それからは行動だけでなく商品の質にもこだわりだした。定期的に作業工程を社員の方に見てもらい、効率化できる部分やこだわるべき部分について助言をもらっている。
文字数が少ない中でもとても綺麗にまとまっている自己PRです。「自分の印象でお店の印象も変わるのでは?」と自分事で捉えることができていることからも責任感があることが伺えます。
[責任感]×[団体活動]の自己PR
これは幼い頃から教育・礼儀に厳しい家庭で育ち、何事にも真摯に考え行動するということを繰り返してきた経験から培われてきた。学生時代、学生団体の同級生が皆留学に行く中、私は代表として留まる決意をした。団体の存続の為に1年間、1人でプロジェクトを動かした。今年1月には、個人的に地域課題解決の学内(アイデア)コンテストへの出場を決意した。学生団体での頑張りを見てくれていた友人2人を誘うと参加してくれた。私というリーダーを筆頭に共に頑張ってくれて、結果優勝することが出来た。
このように強みを発揮する上で、周囲が執着しないことでも真念を持ってやり抜く事を心掛けている。貴社で働く上でも、受け持った仕事に徹底して向き合う姿勢を見せることで、社内外共に信頼関係を築いて行きたい。
エピソードや強みを培った経緯についても具体的に書かれています。さらに良い自己PRにするためにも「自分自身も留学を考えましたが、団体の存続のために代表として留まる決意をした」という伝え方をするとより一層責任感があることが伝わるでしょう。
負けず嫌い
負けず嫌いは、負けを嫌う性格やその様子を表す言葉です。
負けず嫌いな性格の人は、負けたくないと思う気持ちが人一倍強く、困難な状況においても諦めない強さを持っています。
自己PRで[負けず嫌いなこと]をアピールする際、「練習量を増やした」「勉強量・時間を増やした」といったことを主張する就活生が多いと思いますが、加えて「どのような理由で」「なんの練習や勉強を」「どれぐらい増やしたのか」「その過程でどんな修正をしたのか」など、その行動に至った背景や過程を具体的に伝えることを意識してください。
[負けず嫌い]×[運動]の自己PR
なぜなら、努力し尽くす前に「苦手」と決めつけると、それは逃げになるからである。私は、中学生の時にテニスのバックハンドを克服した経験がある。私は苦手だからと諦めるのではなく、出来るようになる方法を考え、努力を惜しまず練習した。
その結果、バックハンドストロークは苦手どころか私の強みになった。私はこの経験から、自身の課題に向き合い、解決することを学んだ。
負けず嫌いであることを[出来ない悔しさに向き合えること]と言い換えることで、自分らしい負けず嫌いの自己PRにすることができているでしょう。
[負けず嫌い]×[部活]の自己PR
この粘り強さが私の1番の強みであり、その根源は中学生の時のバスケットボール部での経験にあります。経験者がおおいなか、初心者で入部した私は技術面で劣り、ほとんど試合に出ることができませんでした。厳しい練習と実力主義で、辞めていく仲間も多くいました。しかし私は、辞めて負けを認めることだけは絶対に嫌だという思いで3年間やり切りました。
この困難に負けない粘り強さを活かし、どんな仕事も諦めず完遂して顧客の信頼を集め、貴社を世界No.5へと成長させるための一翼を担いたいです。
負けず嫌いという強みを培った経緯やエピソードが具体的に書かれており、自分でやると決めたことに対して困難な状況でも諦めず乗り越えようとする強い意思を感じることができる自己PRです。
[負けず嫌い]×[学業・部活]の自己PR
小学校4年から中学校2年にかけての4年間***で滞在した経験が私のこういった人格形成の原点です。現地学校にて、全く***語が話せず校内試験で最下位をとった経験ののち、折れずに半年間の猛勉強の末、クラスのトップレベルに食い込むまでに実力を伸ばしました。現地では陸上部を創設し、キャプテンとして卒業までに地区大会において2度の総合優勝にまでチームを引っ張りあげました。
社会に出ても私の粘り強く諦めない長所を生かし、絶えず挑戦が必要な環境で働き、科学の力で人々の生活の向上に貢献したいです。
[最下位]から[トップレベル]と記載があることから、困難な状況においても諦めなかった結果、どのように変化したのかがわかりやすく書かれている自己PRです。勉強と部活とそれぞれ、苦しかった時どのようにその状況と向き合ったのか、といった点も組み込むとさらに良い自己PRになるでしょう。
本記事では負けず嫌いの言い換えや例文を紹介していますので、自己PRで負けず嫌いをアピールしようと考えている就活生は是非参考にしてください。
吸収力がある
吸収力とは、自らいろいろなことを吸収できる力のことです。さらに言うと、物事の良い面も悪い面も理解した上で、自分事に捉え行動できる力とも言えるでしょう。
吸収力がある人は[人の意見を否定せず受け入れることができる][素直である][順応性が高い]といった特徴があります。
自己PRで吸収力があることをアピールする際、エピソードによっては[ただ言われたことしかできない受け身の人間][自分の意見を持っておらず、周りに流されやすい]といった印象を与えてしまうこともあるため、[知識を吸収した上でどのような行動をしたのか?]という点まで伝えることを意識してください。
[吸収力]×[学業]の自己PR
これは、1年間でTOEICの点数を200点上げた経験で発揮した。大学1年生で初めて受けたテストは、目標600点に対して500点という結果に終わった。そこで悔しさを感じ、1年間で必ず目標を達成すると決め、2つの施策に取り組んだ。1つ目は、中学生の基礎英文法から学び直したことである。電車などの隙間時間も活用して、学習時間をできるだけ確保した。2つ目は、趣味で鑑賞していた海外ドラマを活用することだ。具体的には、英語音声・日本語字幕で内容を把握した後、英語字幕で見返した。
そして初めて知ったフレーズをノートにまとめたり、発音を真似したりすることを繰り返し、知識を定着させていったのである。 結果、1年後のテストでは700点を獲得し、目標以上の成績を残すことに成功した。
このことから、目標に向けて自分で施策を立て、知識を吸収する姿勢が大切だと学んだ。 貴社に入社してからも、常に学ぶ姿勢を忘れず、様々な知識を吸収して仕事で成果を上げたい。
全体的に数字を用いて定量的に示されていることで、吸収力という強みの根拠が分かりやすい自己PRになっています。また課題に対して施策を立て計画的に行動ができていることから、計画性・行動力があることもアピールできる自己PRになっているでしょう。
[吸収力]×[留学]の自己PR
私はシアトルで5ヶ月間、留学を経験しました。巨大企業の本社を多く抱え、環境を大切にするシアトルの地で、語学に加えてビジネスの知識やサステナビリティの重要性について学びました。本社に訪問し、実際に働く社員からお話を聞いたり、学校ではビジネス英語を学んだり、現地の方の仕事や環境への向き合い方について学びました。
帰国後、IT企業で半年間、実際のビジネス創出プロジェクトに社会人の方と共にインターン生として参加しました。留学で吸収した事を還元し、社員の方から積極性を褒めて頂きました。
全体的に抽象的な説明が多く、具体的にどのようなことを吸収し、どのような行動を起こしたのかが伝わりづらい自己PRになっています。[本社に訪問し」[現地の方の仕事や環境への向き合い方]といった点も、どこでどのようなことを学んだのかを具体的に書くことができると良い自己PRになるでしょう。
[吸収力]×[サークル]の自己PR
その一例として、大学で所属しているフットサルサークルを挙げます。私は大学からフットサルを始めたため、当初は周りの経験者についていけず、試合にも出場できませんでした。そこで、基礎力から強化しようと考え、経験者の基礎トレーニングを徹底的に真似することを意識しました。また、部員からもらったアドバイスはすぐに実践してみることに加え、ノートに書き留めて練習毎に見返すようにしました。
結果、試合にレギュラーで出場できるようになったのです。この強みを生かして、貴社でも先輩方を参考にいち早く仕事を吸収して、即戦力として活躍できる人材になります。
自分から行動を起こし、積極的に技術を身に着けようとする姿勢が分かりやすく書けている自己PRです。課題に対する施策部分をもう少し具体的に書けるとさらに良い自己PRになるでしょう。
また企業が求めている吸収力についても解説しているので、自己PRを考える際に参考にしてください。
体力がある
体力に自信があることが自己PRで使えるのかと考える就活生もいると思いますが、結論として体力があることは自己PRで使えます。
しかし企業が求める[体力]とは、「挫折から立ち直る体力を支える精神力」と「激務であってもそれを耐え抜くことができる体力」です。
決して[持久力があること]や[体が健康であること]ではないため、自己PRで体力があることをアピールする際は、上記を意識した上でエピソードを選ぶようにしましょう。
[体力]×[同好会・研究]の自己PR
心と体は物事を最後までやり遂げる精神力・体力に自信がある。小中高10年間野球部に、バスケットボール同好会に所属してスポーツを続けてきた。その中で一度決めた練習を途中で投げ出さずに続けてきた。
技では統計学とデータ分析に自信がある。大学院ではマーケティングサイエンス研究室に所属し、消費者購買行動のビッグデータを統計分析している。この研究でこれらのスキルが身についた。
長い間スポーツを続けてきたということから、体力に自信があることが読み取れる自己PRです。「激務であってもそれを耐え抜くことができる体力」があることをアピールするためにも、1日何時間の練習が週に何回あったのか、といった定量的な説明も組み込むとさらに良い自己PRになるでしょう。
[体力]×[アルバイト]の自己PR
靴のセレクトショップのアルバイトで、月間個人売上•••万円と目標を設定、挑戦し、達成した際は非常に大きなやりがいがあった。それと同時に、目標へ向かってやり抜く精神力を得た。働き始めた当初は靴という商材に対する理解が薄いためw、販売に苦労し、店長の指導を何度も受けた。だが設定した目標はどうしても達成しなければならないという責任を感じた。
そこで各メーカーの特徴と長所短所を掴み、各商品のセールスポイントを分析した。大型連休を含む今年•月には月間店舗売上目標••••万円を達成。そして私個人としても•••万円の売上を記録、ついに目標を達成した。今では更に上の数字を目指して取り組んでいる。
また、こうした専門性が高い経験を積むことによって扱う商材に対する強い情熱と探究心を発見した。私は組織に貢献したこの経験を誇りに思っている。
高い当事者意識と強い精神力を持ち、目標達成に向け試行錯誤を繰り返すなど積極的に行動できることが伝わる自己PRです。また具体的な金額が記載されていることから、面接官も具体的なイメージを持ちやすくなっています。
[体力]×[インターン]の自己PR
中国のSNSサービスを提供する企業で長期インターンシップに参加したことです。コロナ禍で、大学に戻ることができない状況が続き、中国と関わりを持ち、自己研鑽をしたいという入学当初の目標を実現するために応募しました。しかし部署で唯一の日本人であることから、主な業務内容は翻訳でした。そこで、日本進出を試みていた新規事業のデザイン開発部門が日本と関わったことのない社員で構成されており、コンテンツが顧客層である日本人女性に馴染みにくい形であったことに着目しました。定期的に日本企業の女性社員を対象に商品名やデザインに関するアンケートを取るようにし、顧客層の声から得たデータをもとに積極的に意見を述べるようにしました。徐々に意見が求められるようになり、一人の社員として、信頼してもらえるようになりました。
その結果、部署内で唯一の日本人として、1)日本向けアプリの開発を進める中での翻訳や日本人の嗜好に合わせた提案2)コンプライアンスの観点から必要になるブランドイメージチェック、リーガルチェックのサポート3)外部からの人事採用や日本支社からの人事異動を行う際の面接の通訳を担当しています。
この経験が自分の目標達成に向けて執念を持ってやり遂げる精神力と柔軟な考え方に繋がっています。
困難な状況の中、強い精神力で自分ができることを探し、積極的に行動したことが伝わる素敵な自己PRです。この自己PRはエピソードが時系列に沿って具体的かつ詳細に書かれていることで、文章は長いものの、読みやすくわかりやすい構成になっています。
本記事では企業が求めている「体力」の解説だけでなく、体力の言い換えや自己PRの例文なども多数紹介しています。是非参考にしてください。
几帳面
几帳面とは、細かいところまで行き届き、きちんとしている様子を意味する言葉です。
几帳面な人は、[こだわりが強い][身の回りが常に整理整頓されている][ルールや礼儀、マナーを大事にする]といった特徴があります。
このように真面目な印象を与える几帳面という強みは、エピソードによっては[神経質すぎる][1つひとつの行動に時間がかかる]といったネガティブな印象を与えてしまう場合もあります。
そのため自己PRで几帳面をアピールする際は、主観的意見だけを述べるのではなく「1つひとつの作業を丁寧におこなったことで、周りから作業が丁寧で助かったと言われた」というように第三者からの評価を記載すると良いでしょう。
[几帳面]×[部活]の自己PR
大学で所属している〇〇部では、〇〇という役職に就きました。業務内容は、大学からの連絡を部内へ周知することや活動部屋の確保などです。業務上、ミスをすると活動停止などの大きな影響を部にもたらす為、スケジュール管理を徹底する必要があると考えました。タスクと締切を書き出して毎朝確認し、仕事の先延ばしを防ぐ為に素早いレスポンスを心がけました。
その結果、ミスなく仕事を終わらせることが出来ました。この強みが周囲に評価され、部のリマインダーとしての役割も担いました。管轄外の仕事の進捗状況を把握し、進捗が芳しくない場合は分担するなどのフォローも行いました。
[具体的な日々の行動][第三者からの評価]に加えて[几帳面という強みの仕事への役立て方]も記載されていてとても良い自己PRです。
[几帳面]×[サークル]の自己PR
野球サークルで会計係を担当し、約100人分の部費、収支、企業との連絡を管理した。
会計として次の3つの実績を上げた。
①収支をその都度確認して年間で1円の誤差も出さなかった。
②合宿で集金総額が100万円を超えたが、丁寧に周知する事前準備を怠らずに行うことでスムーズな集金を実現した。
③見通しを立て、計画性のある部費運用で無駄な出費を抑え、前年比約15万円削減した。
1つひとつの仕事を、丁寧に、誠実さを持って取り組むことで御社に貢献したいと考えている。
几帳面という強みを[丁寧で、迅速に、正確な仕事を行うこと]と具体的な言葉に言い換えていることで、強みがわかりやすく表現されている自己PRです。実績に至るまでの過程で実際におこなっていた行動を組み込むとさらに良い自己PRになるでしょう。
[几帳面]×[インターン]の自己PR
IT企業のインターンシップに参加した際、華やかな業務が少なく、地味なオフィスワークや業界用語を覚える作業が多いことに不満を漏らす学生が多くいました。しかし私は今の業務を完璧にこなすことができれば、希望するIT業界に入社した後に他の同期よりも早く成長することができると思い、任された仕事を誰よりも丁寧かつスピーディーにこなせるよう意識して行動しました。内容としては、任された仕事の提出期限を必ず確認し、やるべき項目とそれにかかる目安の時間を紙に書いてタスク化をしています。可視化することで、進捗具合ややるべきことの整理がつき、提出日ギリギリで慌てることや仕事が雑になることを防ぐ事ができました。
結果、他の学生よりも任される業務内容が増え、社員の方に「うちに入社しない?」といっていただくこともありました。入社後もこの性格を活かし、愚直に仕事に取り組みたいと思います。
社員の声が記載されていることで、あなたが強みを発揮しながら周囲に良い影響を与えたことが伝わる良い自己PRです。入社後の意気込みに関して、どのように愚直に取り組むのか具体的な行動にし落とし込むことができると更に良い自己PRになるでしょう。
本記事では、几帳面さをアピールする上での注意点や8種類の例文を紹介しています。それらを参考に自身の自己PRを見直してみましょう。
柔軟性がある
柔軟性は、ルールや自身の主張などに固執し過ぎることなく、その場の状況や変化に応じて適切な判断を下し、行動できる能力のことです。
柔軟性がある人は[状況に応じて臨機応変に動くことができる][自分とは異なる意見や考えも受け入れることができる]といった特徴があります。
自己PRで「柔軟性がある」とアピールする際、面接で想定外の質問をされた時に全く答えられず黙り込んでしまうと「本当にこの人柔軟性あるのかな?」と思われてしまう可能性があるため、エピソードと言動で矛盾が発生しないよう注意が必要です。
[柔軟性]×[インターン]の自己PR
私は大学二年生の時にサンフランシスコの美術館でインターンシップを行い、プロモーション活動を学ぶ予定でした。しかし、私の到着二日前に社長が癌だと宣告されたため、私を受け入れる体制が全く整っていませんでした。元々少ない従業員は、社長の仕事の埋め合わせをしなければならないため、私は美術館の開閉や清掃・入館料の管理などの雑務もするように頼まれました。
私は雑務を遂行するうちに、やりたくない仕事でも柔軟な、そして前向きな考え方を持つことで、自分が得られるものが何倍にもなると感じるようになりました。この姿勢は業務内容が多岐にわたる貴社で働く際に非常に役立つと確信しています。
状況に応じて臨機応変に行動したことが伝わる自己PRです。「やりたくない仕事でも」と記載してしまうと、少しネガティブな印象を与えてしまう可能性があるため、[臨機応変に動くことで新たな気付きを得たり経験をすることができたりと、自分が得られるものが何倍にもなると感じた]といったポジティブな表現に変えるとさらに良い自己PRになるでしょう。
[柔軟性]×[アルバイト]の自己PR
様々な人と接するときその人の意思や価値観を尊重し、柔軟に対応しコミュニケーションを取ることができる。例えばアルバイトの塾講師では、英語への考え方、成績含め幅広く様々な生徒を担当している。その中で英語嫌いな生徒に関しては、押しつけずに信頼関係を構築することで授業をスムーズにした。短所としては自己主張の弱さだ。
特に私は相手の考えの経緯まで考えてしまうので、自分を押しつけることができない。だが自己主張は社会人において機会損失を招くので多少の強引さも身につける努力をしたい。
得意・不得意が異なる生徒の状況を踏まえて、1人ひとりにあった対応をしており柔軟性があることが伝わる自己PRです。信頼関係を構築するに当たって、気を付けたコミュニケーションの取り方等があれば追加できるとさらに良い自己PRになるでしょう。
[柔軟性]×[サークル]の自己PR
私は学生時代、多くの人と関わり視野を広げることを心がけていました。大規模なサークルや様々なアルバイト、異文化交流を目的とした短期留学や留学生サポート、起業家や社会人との交流など、年代や国籍、価値観の異なる多くの人と積極的に交流してきました。言語や文化、価値観の壁を感じることもありましたが、個性的な価値観を持つ人達との出会いを通じて、自分の知らない世界や生き方を知る機会を得ることができました。
この経験は、私の視野を広げてくれただけではなく、相手への理解を深めることで良好な人間関係を築く力が身に付きました。居酒屋のアルバイトではお客様ノートを作り、年配のお客様への知識や理解を深めることで様々な考え方のお客様に柔軟に対応してきました。この強みを貴社でも生かして多様な考えや価値観に柔軟に対応したいと考えています
[多くの人と関わり視野を広げることを心がけていた]という自己PRに対して、関わったことのある団体が具体的に記載されていることで、エピソードの裏付けがされており、自分とは異なる意見や考えも受け入れることができる力があることが伝わる自己PRです。
しかし自己PRのエピソード次第では、マイナスな印象を与えてしまう可能性があるため、本記事で紹介しているアピール方法や注意点を参考に自己PRを作成しましょう。
周りと差をつける!面接での自己PRの答え方
面接で自己PRを答える際に意識すべきことを4つ紹介します。面接が控えている就活生は、周りと差をつけて高評価を獲得するためにも是非参考にしてください。
ESや履歴書の内容と合わせる
面接で自己PRを伝える際は、ESや履歴書に記載した自己PRと同じ内容をアピールするようにしてください。
同じエピソードであれば、ESに記載している内容を補足しながら伝えることができるため、よりエピソードに深みが増し、あなたの良さをアピールすることができるでしょう。
中には「面接での自己PRでは書類で記入した内容と違うことをアピールして、いろんな自分の強みを知ってもらいたい!」と考える人もいると思います。
結論上記のようにエピソードを分けることは問題ありません。しかしその際はESに記載している自己PRと面接で伝える自己PRとで内容が離れすぎないようにしてください
相手の目を見て明るくハキハキと話す
面接では相手の目を見て話すことを意識しましょう。中には緊張して目線をどこに向けるべきかわからず視線が動いてしまうという人もいるかもしれません。
ある程度の緊張感を持って選考に臨むことは大切ですが、話すことに恐怖心を持ちすぎてしまうとそれが態度に出てしまい、オドオドしているなどマイナスな印象を持たれてしまう可能性があります。
また自己PRをする際はできるだけ明るくはきはきと話すことを意識してください。ハキハキと話すことができると、それだけで自信があるように見えることから、好印象を与えることができます。
特に面接の自己PRでは、「自分について知ってもらえる!」「自分をアピールできる機会!」とできるだけ前向きな気持ちで回答すると良いでしょう。
制限時間に合わせて話す
面接官は限られた時間で多くの就活生の選考をおこなっているため、「1分間で自己PRをしてください」というように、アピール時間を指定する場合があります。
このように面接の自己PRに制限時間が設けられている場合は、必ず守るようにしてください。
アピール時間を指定されているにも関わらずダラダラと話してしまうと、ネガティブな評価に繋がる可能性もありますので、注意が必要です。
また面接官からの急なオーダーに対応できるようにするためにも、30秒・1分・2分・3分など、それぞれの時間内で、自己PRができるようエピソードを用意しておくと良いでしょう。
深掘り質問を想定しておく
採用担当者は自己PRから「その強みを自社でどのように活かせるのか」「どうしてその強みがあると気づいたのか」などを判断するため「なぜ?どうして?どのように?」といった深掘り質問をすることがあります。
しかしこれらの深掘りに答えられなければ、あなたの強みや人柄を存分に伝えられないだけでなく「実際に経験してないのでは?」「本当にその強みがあるのか?」と信用を損なうことや、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
そのため面接前は自己PRを考えるだけではなく、想定した深掘り質問に対する回答もセットで用意しておくようにしてください。
面接の自己PRのダメな例とは?
とにかく自分の良さを詰め込んだ自己PRを伝えたとしても、採用担当者に刺さらなければ意味がありません。ここでは評価に繋がらない自己PRのNG例を紹介します。
根拠がない
自己PRで「私には~~という強みがあります」とどれだけ魅力的な長所を伝えたとしても、それを裏付けるエピソードがない場合、企業側は「それって本当?」「根拠はあるの?」となってしまいます。
そのため自己PRを語る際は、強みが備わっていることが証明できる実体験を伝えることを意識してください。
具体的なエピソードを伝えることで、採用担当者は入社後の仕事ぶりを想像しやすくなり、魅力を感じやすくなるでしょう。
「今の自己PRでは、エピソードが具体的に伝えられているか不安…」という就活生は、キャリアセンターや就活エージェントなど、就活生の選考サポートをしているような第三者に確認・相談してみると良いでしょう。
そもそも「自己PRになりそうなエピソードが浮かばない…」という就活生は、再度自己分析をおこない、自分の強みを見つけるところから始めましょう。
以下の記事では、自己PRが見つからない就活生に向け、強みとエピソードの見つけ方をいくつか紹介していますので、是非そのやり方を参考にしてみてください。
仕事内容と合っていない
繰り返しになりますが、自己PRで長所をアピールする際に忘れてはいけないことは[その企業に合った強みをアピールする]ということです。
企業は自社の利益を生み出してくれる人材を採用したいと思っているため、その業種で活かせない強みをアピールされても全く魅力を感じません。
そうならないためにも、まずは業界研究をおこない、志望企業の業種内容を理解した上で自分の強みが活きるのかを確認してみましょう。
考えていた自己PRが「仕事内容と合っていない」と感じた場合は、何か他の強みがないか探してみてください。
肩書や実績のみのアピールになっている
「自己PRでは何か特別なエピソードを話さなければ!」という考えから、「部長・生徒会長を務めていました」「部活の大会で良い成績を収めました」といった肩書や実績をベースにした自己PRをする就活生は少なくありません。
しかしこれでは[あなたが強みを発揮した結果]を述べているだけになってしまいます。
繰り返しになりますが、採用担当者は自己PRから[性格や考え方などの人柄][自社で活かせる強みがあるか]を知ろうとしています。
そのため「部長・生徒会長を務めていた時に学んだことはなにか?どうしてその役職に就こうと考えたのか?」といった背景や過程の部分を、具体的に伝えることを意識してください。
マイナス・ネガティブ表現が多い
自己PRとは[志望企業に対して自分自身の強みや長所をアピールし、企業に自身を売り込む]場です。
とはいえ自分を売り込む・自分の実績を強調するために、他の人を批判するようなマイナス表現を用いることは避けるようにしてください。
例えば「ゼミのグループワークでは、自分以外は発言をせず話が進まなかったため、私が率先して場を回し積極的に動いたことで良い評価を得ました」といった内容が該当します。
その他、ネガティブな表現をすることも避けたほうが良いでしょう。
例えば「私は計画性があります」といった自己PRをする際に、理由として「効率性を重視しているからです」というAさんと「無駄が嫌いだからです」というBさんがいた場合、同じ自己PRでも受ける印象は異なりますよね。
このようにマイナス・ネガティブ表現はなるべく使わず、ポジティブな言葉に言い換えることを意識するようにしてください。
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