●夏採用を実施している企業は、知名度が高くないBtoB企業や大手企業のグループ会社、通年採用をしている企業が挙げられる。
●夏採用を受ける就活生は、夏ごろまでに内定が獲得できなかった学生だけではなく、留学から帰ってきた学生や、部活引退後の学生、公務員志望だった学生など強力なライバルが少なくないため、選考対策は欠かせない。
- 「夏まで採用枠って本当にあるの?」
- 「夏採用をしている企業ってどういう企業が多いんだろう?」
夏休み目前でまだ内定がない人や、これから就活を始めようと考えている人の中には、上記のような悩みを持つ人もいらっしゃるのではないでしょうか?
マイナビキャリアリサーチLabの『2023年度(2024年卒)新卒採用・就職戦線総括』によると、面接解禁の6月時点の企業の採用充足率はここ数年で最も低下しており、採用充足率「0割」の企業が31.5%と、近年採用に苦戦している企業が増えていることがわかります。
つまり夏以降も採用を継続している企業が少なくないと言えるでしょう。
そのため現時点で就活を諦めかけている方は、本記事を通して夏に内定を獲得するための必勝法を学び、これからの対策に活かしていきましょう。
夏採用とは?
夏採用の対策を考える前に、まずは夏採用の特徴を理解しておきましょう。一般的に夏採用とは、6月頃から8月にかけての夏に実施される選考のことです。
夏採用では、就活解禁時の春採用で採用人数が予定人数に達していない企業や通年採用を実施している企業が選考を実施しています。
しかし企業によってエントリー時期は異なり、6月末には締めきってしまう企業もあるため、募集期間は必ずチェックするようにしましょう。
春採用と夏採用の違いとは?
一番大きな違いは「選考通過の難易度」です。
夏採用は春採用と比較して求人が少ないことから、人気企業は厳しい戦いになります。
しかし夏採用はBtoBなど就活生からの知名度が低い企業の求人が多くある場合もあるため、全ての採用枠が厳しい戦いになるわけではありません。
そのためあまり悲観しすぎず、丁寧な選考対策を行うようにしましょう。
夏採用を受ける就活生とは?
夏採用を受ける就活生にはどのようなタイプの学生がいるのでしょうか?夏採用の選考にエントリーしてくるであろう学生を4つのカテゴリーに分類して紹介します。
①夏採用時期にまだ内定がない学生
夏の時期にまだ内定を持っていない学生もいるでしょう。
ここまでの就活の失敗経験を活かして、「夏採用でこそ内定を!」と意気込んでいる就活生も少なくないと思います。
ある程度は就活に慣れていると思われますが、過去の就活の反省を活かすことができなければ夏採用での選考通過も難しいかもしれません。
②公務員を志望していた学生
公務員試験に落ちてしまった、もしくは落ちたときのためのすべり止めとして夏採用から就活を始めるという学生もいます。
公務員試験では筆記試験の他にエントリーシート(ES)を提出したり、面接を受けたりといった民間企業と同じような選考もあります。
そのため、公務員志望の学生たちはある程度就職活動には慣れている人が多いと言えるでしょう。
③留学帰り・体育会出身の学生
夏採用の時期は、海外に留学していた学生が帰国してくる時期や部活動をしていた学生の引退する時期と重なります。
日本にいなかった、部活動で忙しかったといった理由で、春採用には参加できなかった学生は、先輩から就活対策を聞いた上で最初から夏採用に照準を合わせている人が多いです。
④内々定があっても納得できていない学生
すでに内々定は持っていても納得していないため就活を続けているという就活生も少なくないでしょう。
特にコロナ以降、オンラインで就活できるようになったことで、「第一志望の企業が夏採用を開始したから」「内々定を持っている企業とは別の業界の企業にも興味が出てきたから」など、様々な理由から気軽にエントリーができるようになっています。
就職エージェントneoではナビサイトには掲載されていない非公開求人などのご紹介も可能です!
そのためもしも「今の内定承諾している企業でいいのかな?」「まだ自分に合った企業があるんじゃないのかな?」という気持ちがある方は、ぜひ一度就職エージェントneoにご相談ください。
夏採用を実施する企業の特徴
以下では夏採用を実施している企業の特徴を徹底的に解説していきます。
知名度の低い企業(BtoB)
まず学生からの知名度が低い企業です。なぜなら学生からの知名度が低いと、応募がなかなか集まらず、春までに予定の採用人数を集めることができないためです。
これは特にBtoB企業が多いとされています。BtoBとは「Business to Business」の略で、顧客が企業になるため、私たち消費者とは直接的な接点が基本的にはありません。
そのためBtoB企業は、私たちの生活の中でどのような事業をおこなっているのか見えづらく、あまり認知されていないことが多いです。
しかし、実際には市場では業界トップの企業であったりし、優良企業であることも多々あります。
世間一般に知られていないだけで、業界内では認知度が高い企業の可能性もあるため、「この企業知らないから応募しなくていいかな…」と機会をスルーするのではなく、是非一度求人情報をチェックしてみてください。
大手企業のグループ会社
次に大手企業のグループ会社が挙げられます。理由は上記の知名度の低い企業(BtoB)と同様に学生からの認知度が低いためです。
知名度は低くとも、大企業のグループ会社ということで同企業に負けない待遇や条件を持ち合わせている企業が多く、実は優良企業であったりします。
例えば、「NTT グループ会社」と検索してみてください。NTTだけでも非常に多くのグループ会社が存在することがわかると思います。
世間一般に知られていないだけで、業界内では認知度が高い企業の可能性もありますので、是非チェックしてみてください。
通年採用をしている会社
通年採用は留学帰り・体育会出身者・公務員志望者といった高いスキルやポテンシャルを持った学生を多く採用できるというメリットがあります。
つまり通年採用を実施している企業から内定を獲得するのは、狭き門であることが分かるでしょう。
しかし通年採用を実施している企業は、ソフトバンクやユニクロ、リクルートなど有名企業が多いため、有名企業への就職を考えている方はぜひ挑戦してみてください。
夏採用を実施している企業例
ここでは過去に夏採用を行ったことのある企業を一部紹介します。採用情報は毎年同じとは限らないため、自分でも企業の採用ページやホームページを確認した上で応募を進めてみてください。
▼企業の一部例
- 味の素
- NTTデータ
- 大林組
- カゴメ
- 川崎重工業
- キューピー
- KDDI
- サイボウズ
- JR西日本
- JR東日本
- JAL
- ソニーグループ
- ソフトバンク
- 損保ジャパン
- TOTO
- 東芝
- 日本銀行
- 日本テレビ
- ネスレ日本
- BRIDGESTONE
- ファーストリテイリング
- 富士通
- フジテレビ
- 本田技研工業
- 丸紅
- 住友商事グループ
- 三菱商事
- 三菱電機
- ユニリーバ
- 楽天グループ
- リクルート
夏採用を実施している企業の探し方4選
以下では夏採用を実施する企業の探し方について説明をしていきます。
就活サイト(ナビサイト)
皆さんが想像をしやすいのがマイナビやリクナビなどのナビサイトなのではないでしょうか。
ナビサイトでは春採用ほどの求人数は期待できませんが、多くの企業を見つけることができるでしょう。
企業の採用ホームページ
企業の探し方2つ目は「企業の採用ホームページ」です。
非常にオーソドックスなやり方ではありますが、就職したい企業や興味のある企業の採用ページを検索し自ら確認してみましょう。
もしかしたら追加採用や二次募集などが行なわれている可能性があります。
キャリアセンター
企業の探し方3つ目は「キャリアセンター」です。
キャリアセンターとは「大学に設置された就職・キャリア支援専門の部署」のことを指します。大学によっては、就職課や就職支援センターといった名称で呼ばれているかもしれません。
このキャリアセンターでは、大学に来た求人を紹介をしてくれます。その他にもキャリアセンターでは過去の採用実績から自分の大学が強い業界などを教えてもらうことが可能です。
しかし大学によっては紹介してくれる求人数が少ない可能性もありますので、頼りすぎるのではなく自分でも情報を取得するための動きをとる必要があります。
就活エージェント
企業の探し方4つ目は「就活エージェント」です。
就活エージェントでは、ナビサイトに掲載されていないような非公開求人も扱っています。
またそんな就活エージェントでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、各人の就活状況や人柄を把握した上で、就活生一人ひとりの希望や適正に合致した企業の求人情報を紹介しています。
残された時間が少なく公開求人の数も減ってきている夏採用では、就職エージェントは非常に有効な手段と言えます。
「まだ内定がないから、今からでも挽回できるように就活対策してほしい…」
「内定はあるけど、あんまり納得できないから自分に合った企業を見つけ直したい!」
このような悩みのある方は、ぜひ就職エージェントに相談してみてください。
夏採用を受ける前にすべきこと
夏採用で内定を勝ち取るためにも、選考を受ける前に以下の3点を行ってみてください。
夏までに就活が終わらなかった理由を明確にする
まずは、現時点で就活が終わっていない理由を明確にしましょう。
例えば、しっくり来る企業がなかった、ESが通過しない、面接の受け答えが苦手など、なぜ終わらなかったのかその理由について考えます。
理由が明確になれば、今すべきことが自然と見えてくるはずです。
夏採用に向けて対策を行う前に、過去の就活について振り返ってみてください。
スケジュールを細かく管理する
夏採用は期間が短いこともあり、春採用よりもスピーディーに選考が進んでいきます。
短い期間の中で何社もの選考を受けることになるため、しっかりとスケジュールを管理しておかないとダブルブッキングや抜け漏れが発生する可能性が高くなります。
ES提出日や面接日などの選考スケジュールは表などにまとめておくと良いでしょう。
企業選びの軸を定める
就活がうまくいっていない理由として、企業選びの軸がぶれている可能性があります。
夏採用を受けるにあたって「時間がない」「早く内定がほしい」という思いから、手当たり次第に選考を受けようと思っている就活生もいるかもしれません。
しかしそれはさらに就活がうまくいかない悪循環に陥ってしまうリスクがあるため、避けた方が良いでしょう。
期間が短いからこそ、企業選びの軸を明確にし、効率的に選考に臨むことをオススメします。
夏採用を受ける前にすべき面接対策
今回は時間がない人でも最低限すべき面接準備について紹介します。
面接を受ける前の対策として参考にしてみてください
ガクチカ、自己PR、志望動機の深堀対策をする
STEP1は「ガクチカ、自己PR、志望動機の深堀対策をすること」です。深堀対策方法についてガクチカから志望動機まで順に説明をしていきます。
■ガクチカ
ガクチカに関しては5W2Hで準備をしましょう。
ちなみに5W2Hとは、下記のフレームワークです。
例えば、塾講師のガクチカを例にすると
(2)When 大学1年の5月に開始して
(3)Where ○○塾の個別指導課で
(4)What 学習計画の策定を
(5)Why 生徒の目標を叶えてあげたいと感じたから
(6)How 上司と相談しながら
(7)How much 半年間
以上のように準備することで面接官が具体的な行動を映像化できるレベルにまで仕上げることが可能となります。
ガクチカの書き方について詳しく知りたいという方は、以下の記事を参考にしてみてください。
■自己PR
自己PRに関しては、再度自身の強みを再確認しましょう。
自身の強みを認識する方法は2点あります。
1点目は「自分史を作成する」ことです。自分史を作成し、自己分析する方法です。
まずは自分の印象に残っている出来事を洗い出します。幼少期・小学校時代・中学校時代などのように時系列に書き出していくと自己分析を円滑に進めることができます。
次にそれぞれの出来事に関してなぜそれを行ったのか、またはそれぞれの出来事に共通する価値観はないかを探してみましょう。
自分史以外にも自己分析の方法はたくさんあります。他の自己分析も試してみたいという方は、以下の記事を参考に行ってみてください。
2点目は「他己分析」です。他己分析とは、他者に自分のことを分析してもらう手法を指します。
自分のことをよく知る友人や両親に分析してもらうことで客観的な意見が得られます。他人からの意見により新たな自分の発見につながると思います。
以上いずれかの方法を用いて、自身の強みを振り返ってみると良いでしょう。
自己PRの作り方をしっかり知りたいという方は以下の動画で確認してください。
自己PRの書き方について詳しく知りたいという方は以下の記事も御覧ください。
■志望動機
志望動機に関しては、様々な形で聞かれてもいいように対策しましょう。
例えば、ストレートに「弊社を志望する理由は何ですか?」と聞かれるケースもあれば、「弊社で成し遂げたいことについて教えてください。」というように将来のことから志望動機が聞かれる場合があります。
このように志望動機は色んな方法で聞かれる為、準備が必要になってきます。
以下の記事で志望動機の様々な聞かれ方について書かれているので是非参考にしてみてください。
自己紹介の型を作る
STEP2は「自己紹介の型を作ること」です。
自己紹介をその場で考えて、適当に答えたりしていませんか?または、名前と大学名だけ紹介して終わりにしていませんか?
事前に自己紹介の型を作ることができると、急に自己紹介を求められても自信をもって答えることができるでしょう。
とはいえ「自己紹介の型を作るといっても、何を言えばいいのか分からないから困っている」という方もいると思います。
そこで以下では、面接で有効な自己紹介のテンプレートについて紹介をしていきます。
✔ 面接で有効な自己紹介のテンプレートとは?
○○大学△△学部より参りました!
私はこれまで人生において「~~~」という考え方を大切に過ごしてきました。
この価値観をもとに学生時代は○○と○○(ガクチカ)に取り組んできました。
これらの取組では、私の強みである「△△」が発揮されました。
面接を通して、私という人間を存分にお伝えしたいと思いますので、何卒宜しくお願い致します!
上記の通り、まずは元気よく自分の名前を伝えましょう。
同時に大学名を伝えてもいいのですが、名前だけを伝えた方がインパクトがあるので、名前だけを先に伝えることをオススメします。
次に大学名と所属学部を伝えます。ここまで全就活生が話している内容でしょう。
ここからが重要な内容となります。
次に、これまでの自分の活動の根底にある大切にしている価値観や考え方を伝えてください。内容は基本的にはなんでも問題ありません。
例えば、学生時代に色んなバイトを経験をしている人であれば、「好奇心を抱いたことにはどんどん挑戦をしていくことを大切にしてきました」という内容を伝えます。
色んなコミュニティでリーダーを務めていた経験があるのであれば「何事もジブンゴトに捉え、組織を引っ張ることを大切にしてきました」などと話すと良いでしょう。
このように自分の価値観を述べたあとは、アルバイトや部活・サークル活動など、学生時代に取り組んできた内容いわゆるガクチカを簡潔に伝えましょう。
そして、ガクチカを述べた後は、そのエピソードを裏付けできるような自分の強みを1つ伝えます。
最後は、面接への意気込みを話し、自己紹介を締めましょう。
以上のような自己紹介をすることで、自分の価値観・ガクチカ・自己PRの3つの質問のいずれかに誘導できる可能性が高まります。
面接官の思考を知る
STEP3は「面接官の思考を知る」です。
面接官を思考を理解することで、面接攻略のための糸口を掴むことができるようになります。
孫子の兵法に出てくる有名な一節に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。
多くの就活生は自己分析に時間を費やす一方で、面接を行なう面接官の思考を理解しようとしないのが現状です。
面接官の思考を理解しておくだけでも他の就活生よりも一歩リードをすることができるので、しっかりと頭に入れておきましょう。
また面接官に関わらず、人間は「感情(直感)で動き、論理(内容)で納得する」と言われています。
これは面接を攻略する上で、非常に大事な考え方です。早速、上記の原則を面接に当てはめて考えると、面接官は以下のような思考の流れをします。
面接官が「この人材は非常に優秀そうだ」と直感的に感じる
↓
なぜ優秀そうに感じるのかを様々な質問を通して論理で「やはり優秀である」と納得する
(アルバイトの経験を通してリーダーシップがあると分かるなど)
↓
面接通過
逆もまた然りです。
面接官が「この人材はあまり活躍してくれなさそう」と直感で感じる
↓
なぜ活躍しないと思うかの根拠を集める
↓
不合格
そのためいかに直感で「優秀そう」と思ってもらえるかがカギになってきます。
例えばハキハキと面接官の目を見て自信満々に受け答えが出来る人であれば、言動が一致しているため、面接官は直観的に優秀そうだという印象を受けるかもしれません。
もちろん直感的に活躍してくれそうな人材だと思わせることが出来たとしても、内容が伴っていないと意味はないので、内容もしっかりと対策をするようにしましょう。
夏採用に特有の質問
まず大前提として、面接官の方もあなたの春採用が不調に終わった、もしくは、何らかの理由があって夏・秋採用に臨んでいることを知って質問しています。
そのため質問に対して嘘偽りなく正直に答えることで、失敗を認め、物事に真摯に向き合う「素直さ」と失敗を糧に自分を高める「向上心」をアピールすると良いでしょう。
というのも就職活動では、ほとんどの学生が職務経歴がないため、能力ではなくポテンシャルや人間性を重視されています。
そのため自分に正直にシンプルに答えることが求められています。
夏採用に特有の質問は以下の通りです。
・「なぜ最初から志望をしなかったの?」
質問の意図:企業は第一志望でなかった理由を把握したいため
・「今までの就活で内定はないのか?」
質問の意図:他社があなたをどう評価したのかを知るため。
・「これまでどんな就活をしていたのか?」
質問の意図:春までにどんな企業を見ていて、自分の企業との一貫性あるか
・「就活で成長したことは何ですか?」
質問の意図:失敗を生かすことができるのかを知るため。つまり「学習力」を見ていると想定されます。
前述4つの質問の中から2つの質問に関する回答例を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
内定を持っていますか?に対する回答例
ですので、再度自分の人生を振り返ることにより、自分が大切にしたい軸を明確にしました。そのうえで、御社の○○な点に魅力を感じて、志望をさせていただきました。
回答のポイント
なぜこれまで内定が出なかったのかという反省点とどのように修正をしたのかの改善点を述べることができている。
就活で成長したことは何ですか?に対する回答例
具体的には、責任を持って一つ一つの発言をすることを心掛けるようになりました。この心掛けは今後御社の一社員として働く際にも活かせることであると考えます。
回答のポイント
自分の未熟さを認め、自分と真摯に向き合う「素直さ」と失敗を糧に自分を高める「向上心」をアピールすることができている。
夏採用を受ける上で覚悟しておくこと
夏採用は、春採用のような軽い気持ちで受けてしまうとうまくいかない可能性が高いです。
なぜうまくいかないのかについて以下で紹介していますので、夏採用を受けようと思っている就活生は読んでみてください。
選考の難易度が高い
繰り返しになりますが、夏採用は留学から帰ってきた学生や、部活引退後の学生、公務員志望だった学生など、春採用には参加できなかった学生も多数応募します。
つまり何かに全力で打ち込んだ経験のある強力なライバルたちと同じ選考を受けることになるということです。
また春採用と比べると企業が募集している採用人数は少なくなるため、どうしても競争率は高くなります。
限られた採用枠を勝ち取るためにも、夏採用を受ける前は必ず選考対策を行いましょう。
選考の進むペースが早い
春選考と比べて夏採用は期間が短いこともあり、選考の進むスピードが早いです。これは多くの企業は10月1日に内定式を開催するため、その時期に合わせて選考を行うためです。
そのためぼーっとしてると十分な準備もできないまま、選考を受けることになってしまいます。
上述したように、夏採用は難易度が高いため、何の準備もせず選考に臨んでしまうと内定を獲得するのは難しいでしょう。
内定を獲得するためにも、対策は早めに取り掛かることをオススメします。
夏採用を受ける際は服装にも注意しよう!
夏でも企業側から特段指示がない限りは、スーツの上着を着用しましょう。例外として、企業からクールビズの指示がある場合があります。
その場合は上着を着用しなくても問題ありませんが、シャツにしわがないか等の最低限の身だしなみには気を遣いましょう。ただ少しでも暑さ対策をしたいという方は以下のような対策を試してみてください。
・冷感タイプの肌着を着用する
・夏用スーツを着用する
まとめ
本記事では夏採用のスケジュールや特徴から、実施している企業、面接で聞かれる質問、行うべき対策について紹介してきました。
本記事でもお伝えした通り、夏採用は春採用と比べて採用枠が少ないことから、難易度が高いと言えます。
そのため、夏採用を受ける前は必ず選考対策を行ってから、臨むようにしましょう。
特に、春採用で1社も内定をもらえなかったという人は、そのままの状態で夏採用を受けてしまうとまたうまくいかず、負のループに陥ってしまう可能性があります。
そのような人は過去の就活を振り返り、自分の改善点を見つけ、克服した状態で選考を受けるようにしてください。
✔ これからの就活は、就職エージェントneoを活用しよう!
- 「夏休み前に内定取りたかった…」
- 「就活のスタート遅れてしまったけど挽回できるかな?」
- 「出遅れた分効率的に就活したい…!」
夏休みを目前とした時にまだ内定がない方や、これから就活を始めようと考えている方の中には、上記のような悩みや不安を抱えている方も多いでしょう。
こういう時こそ、1人で就活を進めるのではなく、就職エージェントneoをご活用ください。
キャリアアドバイザーなど第三者に今の状況を相談することで、客観的な意見をもらうことができ、次にすべき行動が明確になることもあると思います。
就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、就活生一人ひとりの就活状況をお伺いした後に、状況にあったアドバイスの実施や希望や適正に合った企業の求人情報を紹介しています。
また就職エージェントneoでは、ナビサイトに載っていないような非公開求人や一次選考免除などの特別選考ルート付の求人のご紹介も可能です。
そのため上記のような悩みを抱えている方は、ぜひ一度就職エージェントneoを活用してみてはいかがでしょうか?