●面接では質問に対する回答が評価されるのはもちろんだが、話を聞いている表情・態度も評価に関わるため、面接中の自分の面接の立ち振る舞いも気を付ける必要がある。
●面接対策では、よく聞かれる質問への回答を考えるだけでなく、様々なシチュエーションを想定した準備をしてから臨むと良い。
- 1 面接の質問にはすべて意図がある!
- 2 就活の面接でよく聞かれる質問と回答例
- 2.1 自己PRを教えてください
- 2.2 長所を教えてください
- 2.3 短所を教えてください
- 2.4 どんな人と言われますか?
- 2.5 苦手な人はいますか?
- 2.6 尊敬する人を教えてください
- 2.7 趣味は何ですか?
- 2.8 特技は何ですか?
- 2.9 座右の銘は何ですか?
- 2.10 ストレス発散方法は何ですか?
- 2.11 動物に例えると何ですか?
- 2.12 リーダーシップを発揮した経験を教えてください
- 2.13 休日の過ごし方を教えてください
- 2.14 キャッチフレーズ・キャッチコピーを教えてください
- 2.15 仕事とは何ですか?
- 2.16 仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
- 2.17 企業選びの軸を教えてください
- 2.18 留年した理由は何ですか?
- 2.19 得意科目と苦手科目は何ですか?
- 2.20 今までで一番嬉しかったことは何ですか?
- 2.21 今までで一番辛かったことは何ですか?
- 2.22 成功体験を教えてください
- 2.23 失敗談を教えてください
- 2.24 今までで一番感動したことは何ですか?
- 2.25 学校で頑張ったことは何ですか?
- 2.26 希望の職種は何ですか?
- 2.27 第一志望ですか?
- 2.28 転勤は問題ないですか?
- 2.29 当社の強みは何だと思いますか?
- 2.30 将来の夢は何ですか?
- 2.31 入社後にしたいことを教えてください
- 2.32 他の企業の選考状況はどうですか?
- 2.33 この業界(業種)を選んだ理由は何ですか?
- 2.34 当社を知ったきっかけは何ですか?
- 2.35 最近読んだ本を教えてください
- 2.36 最近気になるニュースを教えてください
- 2.37 最近関心のあることを教えてください
- 2.38 あなたを採用するメリットは何ですか?
- 2.39 集団での役割は何ですか?
- 2.40 最後に一言ありますか?
- 3 面接で質問に答える際に意識すべきポイント
- 4 面接前日までに準備しておくべきこと
- 5 事前に面接でよく聞かれることへの対策をしよう!
- 「面接って何を聞かれるの?」
- 「面接でよく聞かれる質問ってある?」
- 「面接で評価される答え方ってある?」
面接に対して、上記のような不安や疑問を持つ就活生が多いのではないでしょうか。
そこで本記事では[面接でよく聞かれる質問][質問の意図][評価に繋がる答え方]などを紹介していきます。
面接当日に「何て回答したらいいんだろう…!」とならないよう、本記事を参考に、面接でよく聞かれる質問に対する回答を考え事前対策をおこなっていきましょう。
面接の質問にはすべて意図がある!
面接官が面接で聞いてくる質問には必ず全て意図があります。そのため、その質問の意図を知り、面接官の意図に合った回答をするようにしましょう。
例えば[自己PR]であれば、面接官は自己PRを通して[性格や考え方などの人柄][自社で活かせる強みがあるかどうか]を知ろうとしています。
このように質問の意図を理解していると「自己PRを答える際は、志望企業で活かせる強みをアピールできるエピソードを話そう!」と考えることができ、企業に評価されやすい自己PRを考えることができるでしょう。
つまり面接では企業側の質問の意図を踏まえた回答ができるかどうかがポイントとなります。
就活の面接でよく聞かれる質問と回答例
上記にて[質問の意図を理解して回答をすることがポイント]とお伝えしました。
そこで以下にて面接でよく聞かれる質問とその質問の意図、回答例を紹介しているので、是非参考にしてください。
- 自己PRを教えてください
- 長所を教えてください
- 短所を教えてください
- どんな人と言われますか?
- 苦手な人はいますか?
- 尊敬する人を教えてください
- 趣味は何ですか?
- 特技は何ですか?
- 座右の銘は何ですか?
- ストレス発散方法は何ですか?
- 動物に例えると何ですか?
- リーダーシップを発揮した経験を教えてください
- 休日の過ごし方を教えてください
- キャッチフレーズ・キャッチコピーを教えてください
- 仕事とは何ですか?
- 仕事で大切にしていることは何ですか?
- 企業選びの軸を教えてください
- 留年した理由は何ですか?
- 得意科目と苦手科目は何ですか?
- 今までで一番嬉しかったことは何ですか?
- 今までで一番辛かったことは何ですか?
- 成功体験を教えてください
- 失敗談を教えてください
- 今までで一番感動したことは何ですか?
- 学校で頑張ったことは何ですか?
- 希望の職種は何ですか?
- 第一志望ですか?
- 最後に一言ありますか?
- 転勤は問題ないですか?
- 当社の強みは何だと思いますか?
- 将来の夢は何ですか?
- 入社後にしたいことを教えてください
- 他の企業の選考状況はどうですか?
- この業界(業種)を選んだ理由は何ですか?
- 当社を知ったきっかけは何ですか?
- 最近読んだ本を教えてください
- 最近気になるニュースを教えてください
- 最近関心のあることを教えてください
- あなたを採用するメリットは何ですか?
- 集団での役割は何ですか?
- 最後に一言ありますか?
自己PRを教えてください
就活において自己PRは[志望企業に対して、能力や人柄といった自分自身の強みや長所をアピールし、自身を売り込むこと]です。
繰り返しになりますが、企業は自己PRを聞くことには以下のような意図があります。
- 性格や考え方などの人柄
- 自社で活かせる強みがあるかどうか
そのため自己PRを答える際は、まず結論で自分の強みを簡潔に述べ、その後にその強みの根拠を過去の経験を交えて話しましょう。
その際、エピソードはできるだけ具体的に伝えるようにしてください。数字などを用いるとエピソードの説得力を増すことができます。
最後はその強みを入社後にどのように活かしていくかを伝えます。
また面接で自己PRを伝える際、ESの内容と合致しているか、強みをアピールする根拠があるか、志望企業の仕事内容に適している強みであるかをチェックしておくと良いでしょう。
関連記事:【5分でわかる】面接で評価される自己PRの作り方と答え方!強み別例文54選付
長所を教えてください
企業が面接で長所を聞く意図は、以下の3点です。
- 自社の業種や雰囲気に合っているか
- 入社後に活躍できる素養があるか人材か
- 自己分析ができているか
そのため長所を回答する際は、最初に結論として自分の長所が何なのかを一言で簡潔に述べ、なぜそれが自分の長所だと思うのか過去の経験などのエピソードを交えて具体的に伝えましょう。
この際に数字などを用いてアピールすると、より説得力のある長所になります。
自分の長所とその根拠となるエピソードを話したら、最後にその長所を入社後どのように活かしたいと考えているのかを伝えます。
漠然としたイメージを伝えるのではなく、具体的な目標などを述べることができるとさらに良い回答になります。
関連記事:【例文付き】面接で聞かれる長所で差をつけるコツ!長所の見つけ方も紹介!
短所を教えてください
企業が面接で短所を聞く意図は、以下の3点です。
- 自己分析ができているかを知るため
- 弱みへの向き合い方を知るため
- 適性を判断するため
短所を回答する際は、結論の部分で自分の短所を簡潔に述べ、なぜそれが自分の短所であるのかを過去のエピソードを踏まえて伝えてください。
また短所の場合はその短所をどう改善したか、またはどう改善しようとしているかについても伝える必要があります。
そのため、自分の短所に対してどうやって向き合っているかを簡潔に伝えましょう。
最後に短所を改善するためにおこなった努力や経験を通して、入社後志望企業でどのように活躍できるかを具体的に伝え、採用すべき人材であることをしっかりとアピールします。
また、短所を答える際は「遅刻癖がある」のような社会人として問題外な短所や、「運動が苦手」のような仕事と関係のない短所、志望職種の適性がないと思われるような短所は避けるようにしてください。
関連記事:【短所88選】就活の面接で好印象を残す短所の伝え方!例文、ポイントも紹介!
どんな人と言われますか?
企業が面接で「あなたは周りからどんな人と言われますか?」と質問をする意図は以下の2点です。
- 社風に合っているか
- 自己分析と周囲の評価にズレがないか
この質問への回答する際は、まずは「私は楽観的な性格と言われます」というように、自分がどんな人と言われるのか結論を簡潔に伝えましょう。
そして、その結論に根拠をもたせるために、なぜそのような人だと思うのかを説明するエピソードを伝えます。
エピソードを話す時は『だれが・どんなときに・なぜ』などを順序よく具体的に伝えることが大切です。「〇〇と言われました」といった漠然とした返答だと、主張に説得力がなくなるので避けてください。
最後はその周囲の評価を[入社後にどのように貢献して志望企業にメリットを与えるか][入社後にどう活かしたいと考えているのか]を伝えます。
ここで具体性を持たせられれば、面接官が入社後の働いている姿を想像しやすくなるでしょう。
関連記事:【例文10選】「周りからどんな人と言われる?」面接で評価される答え方やポイントを紹介!
苦手な人はいますか?
企業が面接で「苦手な人はいますか?」と質問をする意図は、以下2点です。
- 就活生の人柄・人間性を知るため
- 苦手な人との関わり方を知るため
この質問へ回答する際は、まずは自分が思う苦手な人の特徴を簡潔に伝えましょう。
そしてなぜ苦手か、どのような部分が苦手かを伝えます。このときに具体的な経験やエピソードを交えて話せると、面接官に伝わりやすくなります。
次のステップでは、苦手な人に対して[どう対処したか][改善するために何をしたか]を伝えてください。もしもすでに実践した改善方法であれば、具体的なエピソードを交えて伝えると良いでしょう。
具体的なエピソードを伝えることができると、面接官が状況をイメージしやすくなり、よりあなたの人柄を伝えることができます。
最後にまとめとして苦手な人との付き合い方や改善した努力、入社後に苦手な人と関わる機会があった場合、どのように行動するか、といったことを伝えます。
過去の経験だけではなく、入社後を見据えた前向きな回答をすることで、ただの悪口ではなく、ポジティブな印象を与えることができるでしょう。
関連記事:面接で「苦手な人」を聞く理由とは?|正しい答え方・例文・好印象を残すコツも紹介
尊敬する人を教えてください
企業が面接で尊敬する人を質問する意図は、以下の2点です。
- 価値観を知り自社に合うかを判断するため
- どのような人物になりたいかを知るため
この質問に回答する際は、まずは尊敬する人は誰かを述べ、なぜその人を尊敬しているのか、理由を過去の経験を交え具体的に話しましょう。
その際、エピソードはできるだけ具体的に話すことが大切です。なぜなら具体的なエピソードを伝えることができると、面接官に共感してもらいやすくなるためです。
次に自分の価値観や目指しているものについてわかりやすく伝えます。尊敬する人を見習って実践していることがあれば、エピソードとともに伝えるのも良いでしょう。
尊敬する理由を話したら、最後に入社後どのように活躍したいと考えているかを話します。ここでは、単なるイメージではなく、具体的に成し遂げたいことを述べると好印象に繋がるでしょう。
関連記事:【例文12選】面接で「尊敬する人」を質問された時の答え方を紹介!
趣味は何ですか?
企業が面接で趣味を質問する意図は、以下の2点です。
- あなたの人柄を知るため
- 仕事以外に熱中することを見つけられるかどうかを知るため
この質問に回答をする際は「私の趣味は山登りです。」というように、まずはあなたの趣味を簡潔に述べましょう。
次に、エピソードの部分で[いつからやっているか][どの程度熱中したか]など、面接官が興味を持ちそうな部分を掘り下げて伝えます。趣味を通して面接官にアピールしたいことがあれば、数字などを用いて具体的に説明するようにしてください。
ただし面接官はあなたの趣味を聞くことで「あなたはどのようなことに興味を持ち、どういったことに積極的なのか?」を知ろうとしているため、「良い印象を与えよう!」とするよりも、あなたの人柄について知ってもらうチャンスだと捉えるほうが良いでしょう。
そして最後はまとめつつ、入社後は自分の趣味とどう向き合っていくのかを伝え、締めくくります。
関連記事:【例文付き】面接で「趣味は?」と聞かれた時の答え方を紹介!
特技は何ですか?
企業が面接で特技を聞く意図は、以下の3点です。
- 人柄を知るため
- 自社の仕事への適性の有無があるか知るため
- アイスブレイクをするため
この質問に回答する際は「私の特技は誰とでも関係を構築できることです。」というように、あなたの特技を簡潔に述べます。
このように最初に結論を伝えると、面接官はその後にどういった内容が続くのかを想定できるため、その後のエピソードの内容を理解しやすくなるでしょう。
そして、次のエピソードの部分で[どのようにして特技を身に着けたのか][その特技は他の人と比べ、どれほど優れたものなのか]について具体的に話します。
最後に話をまとめつつ、あなたが持っている特技を入社後どのような形で活かしたいのかを簡潔にまとめてアピールしましょう。
関連記事:【就活で使える特技一覧付き】特技を聞かれた時の答え方!避けるべき特技も紹介
座右の銘は何ですか?
座右の銘とは、一言でいうと『生きる上で大切にしている言葉』のことで[一期一会]や[継続は力なり]といった言葉が挙げられます。
これらの座右の銘はその人が行動する上で指針となる言葉でもあるため、座右の銘を知ることでその人の性格や考え方を知ることができます。
そんな座右の銘を企業が面接で聞く意図は、以下の2点です。
- 就活の軸を知るため
- 仕事にどう取り組む人かを知るため
座右の銘を回答をする際は、まず自分の座右の銘を簡潔に述べます。次に、エピソードの部分で[なぜ自分がこの座右の銘を選んだのか]を簡潔に伝えましょう。
最後に、一連のエピソードをまとめつつ、 座右の銘を軸にして、今後の社会人生活でどう活かしていきたいかを述べます。
関連記事:【例文付き】面接で「座右の銘」を聞かれたら?評価される答え方を紹介!
ストレス発散方法は何ですか?
企業が面接でストレス発散方法を聞く意図は、以下の3点です。
- ストレスへの向き合い方を知るため
- ストレス耐性を確認するため
- 長く働ける人かどうか知るため
この質問に回答をする際は「私は筋トレをすることでストレスを発散しています。」というように、あなたのストレス発散方法を簡潔に述べます。
そして、次のエピソード部分で、抱えているストレスに対してどのように向き合い、発散しているのかを伝えます。
最後はまとめとして、入社後仕事をする中で発生するストレスとどう向き合っていくかを簡潔に伝えて締めくくりましょう。
関連記事:面接で「ストレス発散方法は何ですか?」と質問された時の正しい答え方~回答例12個紹介~
動物に例えると何ですか?
この質問への回答ですが「犬と言ったから合格、猫と言ったから不合格」というように回答によって評価が決まることはありませんし、動物の知識も必要ありません。
企業が面接で「あなたを動物に例えると何ですか?」と質問する意図は、以下の2点です。
- 客観的に自分をどう見ているかを知るため
- リラックスしてもらうため
そのため回答をする際は「自分を動物に例えると犬です。」というように、まずは自分がどの動物に近いと考えているかを述べましょう。
次に、その動物を選んだ理由やエピソードについて説明します。
この質問を受けた就活生の多くは、自分を動物に例えるだけで終わってしまっている傾向にあります。
しかし最後にまとめとして「今後この性格をどう企業で活かしていきたいか」を述べることができれば、他の就活生と差別化することができるでしょう。
関連記事:【動物の特徴早見表と例文付き】面接で「自分を動物に例えると?」と聞かれた時の答え方を紹介!
リーダーシップを発揮した経験を教えてください
企業が面接でリーダーシップを発揮した経験を聞く意図は、以下の2点です。
- 企業に貢献できる思考や行動力があるかを判断するため
- どのような人柄かを知るため
この質問に回答をする際は、まず最初に「私はリーダーシップについて、人をまとめて一緒に目標に向かわせる指導力だと考えています。」といったように、[リーダーシップをどのような力だと考えているのか][どのようなリーダーシップがあるのか]を簡潔に伝えます。
リーダーシップについて伝えた次はエピソードを具体的に説明します。このエピソードはあなたの人柄や価値観を伝える重要な部分となるため、当時の状況や目標、実際に取った行動、結果や学びなどを具体的に回答しましょう。
そして最後に[入社後はどのように貢献して志望企業にメリットを与えるか]について話します。この際、具体的にどのようなことを成し遂げたいかを述べると好印象を残すことができるでしょう。
関連記事:リーダーシップを発揮した経験の答え方!リーダー経験がない人は?例文14選
休日の過ごし方を教えてください
企業が面接で休日の過ごし方を聞く意図は、以下の3点です。
- 人柄や性格を知るため
- 雑談によりコミュニケーション能力を知るため
- オンオフがしっかりできるか知るため
この質問に回答をする際は「休日は映画を見て過ごしています」というように、休日をどのように過ごしているのか結論を述べましょう。
その次に人柄や性格がわかるような詳細なエピソードを伝えます。
例えば、映画を見て過ごすのであれば、ただ「映画を見る」だけでなく、どのようなジャンルの映画で、どのような点が感動するのかを伝えると面接官はイメージしやすいでしょう。
また継続しておこなっていることがあれば、積極的にアピールしてください。そうすることで、入社後も継続して努力できる人物と評価される可能性があります。
関連記事:【例文10選】面接で「休日の過ごし方」を聞かれた時の答え方は?
キャッチフレーズ・キャッチコピーを教えてください
企業が面接でキャッチフレーズ・キャッチコピーを聞く意図は、以下の2点です。
- 自己分析ができているかを判断するため
- 表現力・伝える力があるかを知るため
この質問に回答をする際は「私のキャッチコピーは”みんなの潤滑油”です」というように、最初にキャッチフレーズを一言で述べましょう。
次にキャッチフレーズで表現した自分の強みについて具体的に説明します。その際は、具体的なエピソードを添えるとあなたの強みをよりアピールすることができるでしょう。
キャッチフレーズで表現した自分の強みについて具体的なエピソードを話したら、最後に自分の強みによって、入社後どのように貢献ができるのかを伝えてください。
もしもキャッチフレーズで表現する自分の強みが見つからないという就活生は、再度自己分析をおこない自身の強みや長所を見直してみると良いでしょう。
関連記事:就活で好印象を与えるキャッチコピーの作り方【例文10選】
仕事とは何ですか?
企業が面接で「あなたにとって仕事とは何ですか?」と聞く意図は、以下の2点です。
- 仕事に対してどのような価値観を持っているか知るため
- 企業と就活生の価値観に相違がないかを見るため
この質問に回答をする際は、まずあなたがどういう価値観を持っているのかを簡潔に伝えます。
次に、なぜあなたが今の価値観を持つようになったのかを説明しましょう。説明する際は、過去にあったエピソードなどを用いると伝わりやすいです。
最後のまとめ部分ではエピソードなどをまとめつつ、今持っている価値観をどう企業に活かしていきたいのかを述べます。
エピソードを話すとついつい長くなってしまうこともあるため、できるだけ簡潔にまとめることを意識してください。
関連記事:【例文10選】面接で「あなたにとって仕事とは?」と聞かれた時の答え方!回答例やNG回答を紹介
仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
就労経験がない就活生にとって「仕事をする上で大切なことは?」という質問をされても、何をどう答えるべきなのかがわからず、回答に詰まってしまう人が多いでしょう。
企業が面接でこの質問をする意図は、以下の2点です。
- 入社後に仕事を進める中で大切にしたいと考えている価値観
- 仕事に対する姿勢
この質問に回答する際は、まずはじめに[自分が仕事で大切だと思っていること]を簡潔に述べましょう。
次に、理由の部分で実際のエピソードなどを含めて具体的な理由・背景を伝えます。
その際[どんな問題が起こったのか]という出来事を伝え、その出来事に対して[どのような行動を取ったのか]そして[その結果どうなったのか]まで伝えましょう。
最後はエピソードなどをまとめつつ、 自分の考えをこれからどう企業に活かしていくのかを述べます。
エピソードは、自分の実体験が1番良いですが、アルバイトなどの経験がなければ[働いている家族を見てどう思ったか]といった事を中心に答えても良いでしょう。
関連記事:【例文10選】就活の面接で「仕事をする上で大切なこと」を聞かれたら?高評価を得る答え方・回答例10選をご紹介!
企業選びの軸を教えてください
企業選びの軸とは[自分の価値観やなりたい姿にもとづいた企業を選ぶ際の判断基準のこと]です。企業が面接で企業選びの軸を質問する意図は、以下の2点です。
- 自社の価値観と合うかを知るため
- 意欲を持って長く働けるか確かめるため
この質問に回答する際は、まず最初に企業選びの軸について「私は”社会に与える影響力の高い企業”という企業選びの軸を大切にしています。というように結論を簡潔に述べましょう。
結論を伝えた後は、企業選びの軸となった背景や理由を伝えます。その際、軸を決めるきっかけとなった具体的なエピソードを盛り込むのがポイントです。
エピソードを詳細に伝えることができると話に説得力が生まれ、面接官も入社後の活躍を鮮明にイメージできるようになります。
最後にできるだけ具体的に[入社後にどのような貢献ができると考えているのか]を伝え締めくくりましょう。
関連記事:【例文20選】面接で「企業選びの軸」について聞かれたら?作り方・答え方・例文を紹介!
留年した理由は何ですか?
単位や出席日数が足りず留年してしまった就活生の中には、面接で留年理由を聞かれた時にどのように理由を伝えるべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
留年理由にもよりますが、就活において留年が不利になってしまうことはあまりありません。そのため他の質問同様、企業の質問の意図を踏まえて回答を考えるようにしましょう。
企業が面接で留年した理由を質問する意図は、以下の3点です。
- 病気や事故など体の状態を知るため
- 留年をして得たものを知るため
- 人柄を知るため
この質問に回答をする際は、まず最初に留年した理由を簡潔に述べます。留年した理由が[遊びすぎた][アルバイトなどに注力しすぎた]といった場合でも、嘘をついたりごまかしたりせず、正直に伝えましょう。
そして次に、エピソード部分で[留年して気づいたことや学んだこと][どうして留年することになったのか]などについて詳しく説明しましょう。
続いて改善方法として[今後このようなことが起きないためにどうするべきか]を述べます。最後にエピソードの話をまとめつつ、今後企業でどう活かしていきたいのかを述べると良いでしょう。
関連記事:【例文15選】面接で「留年した理由」を聞かれたら?不利にならない答え方を紹介!
得意科目と苦手科目は何ですか?
企業が面接で得意科目・苦手科目を質問する意図は、以下の3点です。
- 強みを知るため
- 苦手なこととの向き合い方を知るため
- 企業との相性を確認するため
この質問に回答をする際は、まずは「得意科目は英語です」「苦手科目は数学です」というように結論を簡潔に答えます。
そしてそれがなぜ得意科目なのか・なぜ苦手科目なのか、それらを表すエピソードを具体的に話してください。
苦手科目を答える際には、単純に苦手であることを伝えるだけではなく、苦手科目とどのように向き合ってきたのかを伝えることが重要です。
関連記事:得意科目について面接で聞かれたら?答え方を紹介!例文10選付き
今までで一番嬉しかったことは何ですか?
企業が面接で今までで一番嬉しかったことを質問する意図は、以下の3点です。
- 人柄を知るため
- どのようなことに喜びを感じるか知るため
- 企業の価値観とマッチしているかを知るため
この質問に回答をする際は、まず最初に「部活でキャプテンに任命されたことです」「ゼミでの取り組みが高い評価を得たことです」といった[今までで一番嬉しかったこと]を簡潔に述べましょう。
次にそのエピソードの詳細・嬉しいと感じた理由などを具体的に伝え、最後に全体の話をまとめつつ、入社後にどのように活かしていきたいかを伝えます。
関連記事:【例文10選】面接で「今までで一番嬉しかったこと」を聞かれたら?評価される答え方やNG例を紹介!
今までで一番辛かったことは何ですか?
企業が面接で今までで一番辛かったことを質問する意図は、以下の3点です。
- 精神的な強さを見るため
- 辛いことから何を学んだか知るため
- 何を辛いと感じるのか知るため
この質問に回答する際は、まず最初に「アルバイトのノルマがきつかったことです」「周囲の人と比べられてきたことです」といった[今までで一番辛かったこと]を簡潔に述べましょう。
次に、辛かったことについて具体的なエピソードを伝えます。最後は全体の話をまとめつつ、今後辛かった経験をどのように活かしていくかをアピールします。
なお、辛いことが起きた原因が自分にある場合は、エピソードの後に改善策を入れることも忘れないようにしましょう。
関連記事:【例文10選】辛かったことを面接で伝えるコツ!答え方や注意点も紹介!
成功体験を教えてください
面接で成功体験を聞かれた時に「自分には自慢できるような成功体験がない…」「どのくらいの成果があれば成功体験って言えるんだろう?」と考える就活生もいるのではないでしょうか。
何を成功体験と捉えるかは、その人の考え方によって異なります。
企業が面接で成功体験を質問する意図は、以下の3点です。
- 成功に対する考え方を知るため
- 目標達成のために努力できるかを知るため
- 壁に当たった時の対応法を知るため
成功体験を回答する際は、まず最初にどのような成功体験があるかを簡潔に述べます。
次に、成功体験に関するエピソードを具体的に説明します。このエピソードはあなたの考え方や価値観を伝える部分となるため、できるだけ具体的に回答しましょう。
エピソードを伝えたら、最後に[入社後はどのように貢献して志望企業にメリットを与えるか]について話します。
その際、単なるイメージではなく、具体的にどのようなことを成し遂げたいかを述べると印象が良くなるでしょう。
関連記事:【成功体験一覧付き】成功体験を聞かれた時の答え方や見つけ方を紹介!
失敗談を教えてください
企業が面接で失敗談を質問する意図は、以下の3点です。
- 問題解決力があるかを知るため
- 分析力・忍耐力があるかを知るため
- 失敗の価値観を知るため
失敗談を回答する際は、まず最初に「失敗はテスト勉強での配分を間違え、赤点ギリギリになってしまったことです」といったように、どんな失敗をしたのかを簡潔に伝えましょう。
失敗内容について伝えたら、次はエピソードを具体的に説明した上で、失敗をどのように改善したのかを伝えます。
このエピソードはあなたの人柄や価値観を伝える重要な部分となるため、できるだけ具体的に回答するようにしましょう。
最後に、失敗から学んだ経験を活かし、どのように企業に貢献できるかを伝えます。
失敗談を伝える際は、ただの失敗で終わらせるのではなく、成長に繋がったことをアピールするためにも、前向きな姿勢で発言することが大切です。
また面接で伝える失敗談を選ぶ際は[学びのある失敗談を選ぶ][志望職種に支障のない失敗談を選ぶ]の2つを意識するようにしてください。
関連記事:失敗談を面接で聞かれた時の答え方!失敗談の選び方も紹介!例文付き
今までで一番感動したことは何ですか?
企業が面接で今までで一番感動したことを質問する意図は、以下の3点です。
- 対応力を見るため
- 普段の人柄を見るため
- アイスブレイクのため
今までで一番感動したことを回答する際は、まず最初に自分が感動した出来事を簡潔に述べます。
次に[その出来事になぜ感動したのか]という理由の部分を、面接官がより具体的に状況をイメージできるよう詳細なエピソードを交えて伝えましょう。
そして理由を述べた後は[その出来事を通してどのように感じたのか、何を学んだのか]を述べます。
上述していますが、企業はこの質問を通して学生の人柄を見極めようとしています。
そのため[感動した出来事]という客観的事実だけではなく、自分はどう思ったのか、それから何を学んだのか、という主観的な部分をしっかりとアピールすることが大切です。
関連記事:例文10選|感動したことを面接で聞かれたら?評価される答え方を紹介!
学校で頑張ったことは何ですか?
「学生時代に頑張ったことはありますか?」「学生時代に最も力を入れたこと・打ち込んだことを教えてください」という質問は、『学生時代に頑張ったこと・力を入れたこと』の略称で、ガクチカと呼ばれています。
企業が面接でガクチカを聞く意図は、以下の3点です。
- 人柄を知るため
- 伝える力の有無をチェックするため
- 現在備わっている能力を知るため
ここでいう能力とは[目標達成力][計画力][行動力]の3つを指します。
ガクチカを回答する際は、まず最初に自分が頑張ったことを簡潔に述べます。
学生時代に頑張ったことについて伝えたら、次はエピソードを具体的に説明します。このエピソードはあなたの人柄や価値観を伝える重要な部分となるため、できるだけ具体的に回答しましょう。
最後に[入社後はどのように貢献して志望企業にメリットを与えるか]について話します。
単なるイメージではなく、具体的にどのようなことを成し遂げたいかを述べると好印象を残すことができるでしょう。
関連記事:例文10選|学生時代に頑張ったことを聞かれた時の答え方!注意点や質問の意図も紹介
希望の職種は何ですか?
企業が面接で希望職種を質問する意図は、以下の2点です。
- 志望度の高さを知るため
- 希望職種を把握するため
希望職種を回答する際は、まず最初にあなたの希望職種を簡潔に伝えます。
最初に結論を伝えることで、面接官はその後にどういった内容が続くのかを想定できるため、エピソードの内容を理解しやすくなるでしょう。
希望職種を簡潔に伝えたら、希望職種に関するエピソードを具体的に説明します。このエピソードはあなたの考え方や価値観を伝える重要な部分となるため、できるだけ具体的に回答しましょう。
上記のようなエピソードを伝えたら、最後に[入社後はどのように貢献して志望企業にメリットを与えるか]について話します。
面接で希望職種を回答する際、職種名を間違えて伝えてしまうと、事前準備ができていないとマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
相手に失礼な印象を与えないためにも、面接前に求人情報や企業ホームページを見て正確な職種名を頭に入れておきましょう。
関連記事:【職種別例文24選付き】面接で「希望職種」を聞かれたら?答え方や見つけ方を紹介!
第一志望ですか?
「弊社が第一志望ですか?」という質問は、なんとなく合否への影響が高いように感じることから、嘘でも「第一志望です」と回答してしまう就活生も多いのではないでしょうか?
しかし企業側は単純に第一志望か否かが知りたいわけではありません。
企業が面接でこの質問する意図は、以下の3点です。
- 本気で入社する意思があるか確かめるため
- 企業選びの軸を知るため
- 学生の就活動向を把握するため
この質問に回答する際は、まず最初に、第一志望かどうかを簡潔に伝えましょう。そして、第一志望である理由を伝えます。
もしも既に第一志望の企業から内定をもらっている、第一志望と言い切るのには抵抗がある、という人は「第一志望群の1つです」と答えると良いでしょう。
そして次に、企業を選んだポイントや業界を選んだ理由、業界の中でもその企業をなぜ選んだかについて、具体的なエピソードを交えながら話します。
エピソードを話したら、最後に[入社後はどのように貢献したいか]について話すようにしてください。
関連記事:【例文10選】面接で「弊社が第一志望?」と聞かれたら?評価される答え方や注意点を紹介!
転勤は問題ないですか?
前提として、転勤の可能性がない企業の面接ではこのような質問をされることはありません。つまり「転勤はできますか?」と面接で聞かれた場合は、将来転勤する可能性があるということになります。
企業が面接で転勤できるかを質問することには、以下の2つの意図があります。
- 勤務地が志望の理由になっていないか
- 転勤することに抵抗がないか
この質問に回答する際は、まずはじめに転勤ができるかどうかを簡潔に伝えます。
次はその理由を伝えます。転勤を問題としない場合は自分の夢と企業の発展を交え、勤務地にこだわりがないことをアピールしましょう。
また、転勤を希望しない場合も同様にその理由をしっかりと伝えてください。どちらの場合も、前向きな理由を選ぶことを意識しましょう。
そして最後に、入社後自分はどのように志望企業に貢献するかを伝えます。企業は自社に貢献してくれる人材を採用したいと思っているため、入社後の意気込みを伝えることは非常に効果的です。
関連記事:【例文10選】就活の面接で「転勤はできますか?」と聞かれたら?転勤したくない場合の答え方も紹介
当社の強みは何だと思いますか?
企業が面接で「自社の強みは何ですか?」と質問する意図は、以下の2点です。
- 企業を正しく理解できているかどうかを判断するため
- 論理的に説明できるかどうかを知るため
この質問に回答する際は、まずはあなたが考える志望企業の強みを簡潔に述べ、その後、どうしてそう思ったのか具体例を交えて理由を回答しましょう。
最後はあなたが述べた志望企業の強みに対して自分がどう貢献していきたいかを述べます。
企業の強みを詳細に述べるためには、事前に企業研究をおこなっておく必要があるため、企業のパンフレットやホームページなどに目を通しておきましょう。
関連記事:面接で「当社の強みは?」と聞かれたら?評価される答え方を紹介!
将来の夢は何ですか?
企業が面接で将来の夢を聞く意図は、以下の5点です。
- キャリア設計があるかを知るため
- 自社の企業理念や事業内容に合っているかどうかを知るため
- 志望動機と矛盾していないかを確認するため
- 自社にどんなメリットがあるかを確認するため
- 成長意欲があるかを知るため
将来の夢を回答する際は、まずは「私の将来の夢は人の心を動かせるような広告を作ることです」といったように将来の夢を簡潔に伝えます。
最初に結論を伝えると、面接官はその後にどういった内容が続くのかを想定できるため、その後のエピソードの内容を理解しやすくなるでしょう。
そして、次のエピソードの部分でその将来の夢を持つようになったきっかけとなるエピソードを具体的に話します。
上記のようなエピソードを伝えたら、最後に「入社後はどのように貢献して志望企業にメリットを与えるか」について述べて締めくくりましょう。
関連記事:【業界別例文10選】将来の夢を面接で伝えるには?評価される答え方を知ろう!
入社後にしたいことを教えてください
企業が面接で入社後にしたいことを面接で聞く意図は、以下の3点です。
- 企業理念や事業内容を理解しているかを確認するため
- 自社で働くイメージを持てているか確認するため
- 入社後のミスマッチを防ぐため
企業は入社する前から入社後のビジョンを持っている人材を採用したいと思っています。なぜなら、入社後のビジョンを具体的に答えられるということは、働く意欲があり将来を見据えている証拠でもあるためです。
面接で入社後にしたいことを回答する際は、まず「入社後は御社の営業職として売上1位を目指したいと思っています」といったように、入社後にしたいことを簡潔に伝えます。
そして次に、その目標を持つようになったきっかけとなるエピソードを具体的に話しましょう。
最後にまとめとして、入社後のビジョンを伝えます。
この時、どのような仕事・事業に携わりたいか、どのような人々とプロジェクトを進めていきたいか、細部まで掘り下げた回答ができると、志望企業への熱意も伝わりやすくなるでしょう。
関連記事:【業界業種別|例文14選】入社後にしたいことを面接でアピールするには?評価されるポイントも紹介
他の企業の選考状況はどうですか?
企業が面接で他社の選考状況を質問する意図は、以下の4点です。
- 自社への志望度を確認するため
- 一貫性をもって就活をしているかを確認するため
- 他社の採用動向を知るため
- 就活生の他社での評価を知るため
他社の選考状況を質問された際の答え方は[他に受けている企業がある場合][受けている企業がない場合][内定がある場合]など状況によって異なります。
今回は[他に受けている企業がある場合]の答え方を紹介します。
他に受けている企業がある場合、まずは[(1)どんな企業を][(2)何社ほど受けていて][(3)何次面接の段階なのか]を簡潔に伝えるようにしましょう。
そして最後には、志望理由を絡めて受けている企業が第一志望であることを伝え、回答を締めくくります。
ここで、具体的な企業名までを伝える必要はありません。しかし自分自身の興味・関心がある業界や事業内容が伝わるような内容となるよう意識しましょう。
関連記事:【例文11選】面接で「他社の選考状況」を聞かれたら?評価される答え方や注意点を紹介!
この業界(業種)を選んだ理由は何ですか?
企業が面接で「この業界を選んだ理由は何ですか?」と質問する意図は、以下の3点です。
- 志望業界への理解度を知るため
- 志望度の高さを知るため
- 就活生の価値観を知るため
この質問に回答する際は、まずなぜこの業界を選んだのかを簡潔に伝えます。
そして次に、そのように考えるようになった背景や理由などのエピソードを具体的に話しましょう。その際[その業界でなくてはならない理由][その業界で成し遂げたいこと]を過去の経験などを交えて具体的に伝えるようにしてください。
上記のようなエピソードを伝えたら、最後に「入社後はどのように貢献して志望企業にメリットを与えるか」について話しましょう。
関連記事:【業界別例文10選】面接で「なぜこの業界か?」と聞かれた時の答え方!評価されるポイントも紹介
当社を知ったきっかけは何ですか?
企業が面接で「当社を知ったきっかけは何ですか?」と質問をする意図は、以下の3点です。
- 志望度の高さや熱意を知りたい
- 就活生の価値観を知りたい
- 情報収集をするため
3つ目の[情報収集]とは、言葉通りのアンケート的な側面のことを指します。
企業は、より優秀な人材を集めるために、テレビCM、大学でのセミナー、SNS活動など、様々な手段で企業をPRしています。そのため「どの広報媒体が効果的だったのか?」「どの媒体は改善の余地があるのか?」といった客観的評価を知りたいと思っています。
面接官が3つ目の意図で質問をしているようであれば、あなたがその企業を知ったきっかけを素直に答えて問題ありませんが、質問の意図は面接官にしかわかりません。
志望企業への強い気持ちを伝えておくに越したことはないので、志望度の高さや熱意をアピールするようにしてください。
また、この質問へ回答する際は、まず最初に[企業に興味を持った理由]や[知ったきっかけとなった出来事]について簡潔に述べましょう。
次に、企業のどのような部分に、なぜ惹かれたのかを説明します。
締めくくりとして「入社後は○○として~」と未来にまで言及してしまうと、志望動機と同じ内容になってしまう恐れがあるため、あくまでも『過去・現在』について答えるということを意識するようにしてください。
関連記事:【例文10選】面接で「当社を知ったきっかけ」を聞かれたら?評価される答え方を紹介!
最近読んだ本を教えてください
企業が面接で最近読んだ本を質問をする意図は、以下の5点です。
- 学習意欲や向上心があるかどうかを確認するため
- どのくらいの知識量があるかを知るため
- 論理的に説明できる能力があるかどうかを知るため
- 就活生の人柄を知るため
- 就活生の緊張をほぐすため
この質問へ回答する際は、まず実際に読んだ本の名前と著者名を回答しましょう。加えて、なぜこの本を読もうと思ったのかという[きっかけ]についても話します。
次に、本の概要を説明します。ビジネス書や指南書であればどういったテーマについて書かれた本なのか、小説やものがたりであればあらすじを簡潔に説明します。
ここからが大切なポイントです。概要を説明したら、その本を読んであなた自身がどういったことを学んだのか説明しましょう。
最後に学んだことで実生活に活かしていること、入社後にどういった点を仕事に活かすことができるかまで具体的に説明できるとなお良いです。
関連記事:【例文10選】面接で「最近読んだ本」を聞かれたら?評価される答え方を紹介!
最近気になるニュースを教えてください
ニュースは、日々新しい事柄が続々と報道されているため、毎日チェックしていないと「最近のニュースは?」と質問をされても回答が浮かばない可能性があります。
企業が面接で「気になっている最近のニュースは?」と質問する意図は、以下の3点です。
- 情報感度を探るため
- 感性や価値観を知るため
- 社会問題に対する意識を図るため
面接で最近気になるニュースを回答する際は「○○に関する報道に関心があります」のように伝えましょう。興味を持ち始めた理由についても簡潔に話すことができればなお良いです。
そこから、あなたが気になっているニュースの内容を説明します。
もちろんそのニュースを面接官が知っている可能性も高いのですが、自分の言葉でどのように説明するかをみている場合もあるため、できるだけ簡潔に説明しましょう。
次に、そのニュースに対して自分がどう思ったかについて回答します。
ここで自分なりの考えや価値観をアピールすることができるため、あなたらしさが伝わるような回答をすることをオススメします。一般論ではなく、自分なりの考えを伝えることが大切です。
さらに、このニュースを受けて自分に活かせる点は何か、入社後の自分はどう変わっていくかを説明できると、より具体的に自分の魅力を伝えることができます。
関連記事:【例文付き】面接で「気になる最近のニュースは?」と聞かれた時の評価される答え方を紹介!
最近関心のあることを教えてください
企業が面接で最近関心のあることについて聞く意図は、以下の3点です。
- 情報感度の高さを知るため
- 出来事に対して自分なりの考えを持っているのかを知るため
- 学生の人柄や価値観を知るため
回答する内容は[社会・経済に関する話題][志望業界や企業に関する話題][身の回りの出来事や取り組み]から選ぶようにしてください。
また回答する際は、まず「私が最近関心のあることは〇〇です」と一言で簡潔に伝えるようにしましょう。
次に、その出来事の具体的な概要と、なぜ関心を持ったのかという部分を説明します。出来事については、詳細に伝える必要はありません。説明部分が長くなってしまうと、自分の意見を十分に述べられない可能性があるため注意しましょう。
最後にその出来事について自分がどう感じたのか述べます。この際、自分の考え方や価値観をアピールすることができるため、一般論ではなく自分なりに考えた内容を伝えることが重要です。
関連記事:【例文13選】「最近関心のあること」の評価される答え方|差が付くポイントを徹底解説
あなたを採用するメリットは何ですか?
企業が面接であなたを採用するメリットを聞く意図は、以下の2点です。
- 就活生が自分の能力を理解しているか確かめるため
- 企業の業務を理解しているか確認するため
この質問へ回答する際は、まずは「何事も最後までやりきる継続力で、御社の業務にメリットをもたらすと考えています」といったように、あなたを採用するメリットは何かを簡潔に伝えましょう。
そして、なぜそのようなメリットがあるのか、それを証明できるエピソードを具体的に伝えます。
エピソードを伝えたら、最後に[入社後はどのように貢献して志望企業にメリットを与えるか]について話します。
また面接であなたを採用するメリットを答える際は[志望企業で活かせる強みを伝える][メリットが思いつかない場合は入社意欲を伝える]の2点を意識すると良いでしょう。
関連記事:「あなたを採用するメリットは?」と聞かれた時の答え方や例文10選を紹介!
集団での役割は何ですか?
集団の中での役割とは『目標達成に向けて行動しているチーム内であなたが担っている役割』のことを指します。
企業が面接で集団の中での役割を質問する意図は、以下の4点です。
- 仲間と協力できるかを知るため
- 自社で活躍できる人材であるかを確認するため
- 自己PRの内容と一貫しているかを確認するため
- 自己分析ができているかを確認するため
この質問へ回答する際は、まずは「私は相談役になることが多いです」というように、集団の中での役割を簡潔に伝えましょう。
そして次になぜその役割を担っていると思うのか、結論を補足するエピソードを具体的に説明してください。
エピソードが浮かばないという人は、部活動やサークル活動、アルバイトなどの過去の経験を思い返してみてください。
最後に、その役割を入社後にどのように活かせるか、活かそうと思っているのかを説明して締めくくりましょう。
関連記事:【集団の中での役割一覧付き】評価される答え方や役割、例文10選を紹介!
最後に一言ありますか?
面接の最後に、企業が最後に一言を求める意図は、以下の2点です。
- 面接で把握できなかった人柄を知るため
- 最後のアピールチャンスを与えるため
この質問への回答は、[自分の強みを補足する内容][熱意・志望度の高さをアピールする内容][面接官への質問やお礼]といった内容を回答すると良いでしょう。
例えば、面接の中で自分の強みを伝える機会が少なかった、思った通りに話せなかったという人は、熱意・志望度の高さをアピールする内容を伝えるなど、その日の面接の状況に応じて回答する内容を変更するようにしてください。
「終わりよければすべて良し」という言葉があるように、面接の最後の質問は印象に残りやすいです。
そのため「最後に一言」という質問に対する回答はあなたの印象に良くも悪くも大きく影響するため、予め対策をした上で、しっかりと答えられるようにしておきましょう。
関連記事:【例文10選】面接で「最後に一言」について聞かれたら?評価される答え方や注意点を紹介!
面接で質問に答える際に意識すべきポイント
面接では質問に対する回答内容はもちろん重要ですが、答え方も非常に大切です。そのため、質問に答える際は以下の3点を意識して答えるようにしてください。
エピソードの大きさより、その過程をアピールすべき
質問に回答する際に大切なことは[過程をアピールする]ということです。
いくら何か良い実績を残したエピソードがあったとしても、その際の過程がしっかりとアピール出来ていなければ良い評価を得ることはできません。
なぜなら面接官はその人が残した実績だけを知りたいわけではなく、取った行動や考え方などの過程からその人の人柄や価値観を知ろうとしているためです。
エピソードの大きさではなく、自分の人柄を存分にアピールできるようなエピソードを選ぶようにしましょう。
長く話しすぎないようにする
面接での基本は簡潔に伝えるということです。
「たくさんアピールしたい!」と思い、ダラダラと話してしまうと、かえって何を伝えたいのかわからなくなってしまい逆効果です。
そのため、話すのが苦手でどうしても長くなってしまうという人は、1分以内でまとめられるように日頃から練習しておくようにしましょう。
表情や聞く態度に気をつける
面接では、自分が話す時は笑顔で、面接官の目を見てハキハキ話すことを意識してください。
なぜなら面接で話している内容は同じでも、[目が合わずオドオドした状態で話す人]よりも、[目が合った状態で身振り手振りを付けて楽しそうに話す人]のほうが好印象を残す可能性が高いからです。
また面接官や他の就活生の話を聞く際は、話している人の方へ視線を向け、相槌を打ちながら聞くようにしましょう。
現時点で自分ができているかわからない・自信がない人というは、大学のキャリアセンターなどを活用して[模擬面接をしてもらう]もしくは[web面接の様子を動画に撮り振り返る]などして、現在の自分の面接の立ち振る舞いを確認してみると良いでしょう。
面接前日までに準備しておくべきこと
面接に臨む際は、上記で紹介した頻出質問への回答を考えるだけでなく、様々なシチュエーションを想定した準備をしてから臨むようにしましょう。
ここでは「面接前日までに何を準備しておけば良いの?」という就活生に向け、4つの事前準備を紹介します。
自己分析をする
自己分析は[就活が本格化する前に終わらせておくべきもの]と考える人が多いかもしれませんが、1度やって終わりという訳ではありません。
就活中であっても、業界や企業選びに違和感を感じた時には、再び自己分析から見直すようにしてください。
特にあなた自身のことや過去の経験に関する質問に対して、しっかりと回答ができなかった時は、その経験に対する深掘りが足りていない可能性があります。
そのためもしも面接で上手く答えられなかった質問があった際は、失敗した原因を振り返り、自分自身の回答をブラッシュアップするようにしましょう。
ニュースや新聞に目を通しておく
面接では、就活生の情報収集力を確認するため「最近の気になるニュースは?」といった質問をされることがあります。
時事ニュースに関する質問は、事前に確認しておかなければ答えられない質問であるため、質問された時に困らないためにも予めニュースや新聞はチェックしておきましょう。
またこの際、志望業界・企業に関するニュースを答えることができれば、仕事への関心の高さや入社意欲をアピールすることができます。
そのため、面接で取り上げる最近のニュースを探す際は、志望企業やその業界に関係のある内容であるかを大前提とした上で、興味の持てるニュースなどをピックアップするのがオススメです。
ESを見返す
面接官は、事前に就活生が提出した履歴書やESに記載されている志望動機の内容を確認した上で、面接に臨んでいます。
もしも履歴書やESに記載している内容と大きく違うことを伝えてしまうと、面接官を混乱させてしまったり、一貫性がないとマイナスの評価に繋がってしまったりする可能性があります。
そのため志望動機やガクチカ、自己PRなど履歴書やESに記載した項目に関して、面接で質問をされた際はそれらに記載した内容から大きく変えずに答えられるよう、面接前には必ず自分が作成した履歴書・ESを見直すようにしましょう。
逆質問を考える
面接では最後に「逆質問はありますか?」とよく質問されます。
企業が逆質問の機会を作る意図は[就活生の志望度を知るため][就活生の疑問や不安を解消するため]です。
せっかくの志望度をアピールできる場・疑問や不安を解消できる場で「ありません」と答えてしまうのは、「関心がありません」と言っているのと同じ意味でとられてしまう可能性があるため、事前に必ず逆質問を考えておくようにしましょう。
また逆質問をする際は、「御社の企業理念を教えてください」「御社の注力商品は何ですか?」といった自分で調べたらすぐにわかることを質問するのはやめましょう。
調べればわかる内容を質問してしまうと「この学生は企業研究をしていないのでは…?」と志望度が低いという印象を与えてしまう可能性があります。
そのため面接の段階ごとに逆質問の内容を考え、面接に臨めるよう準備をしておきましょう。
関連記事:【新卒|逆質問例55選】面接で周りと差をつける!逆質問の作り方
事前に面接でよく聞かれることへの対策をしよう!
面接で聞かれることは、もちろん企業や選考段階によって異なります。
しかし志望動機・自己PR・ガクチカといった質問は多くの企業で共通しています。つまり[就活でよく聞かれる質問=企業が重要視している項目]と言えるでしょう。
そのためこれらの質問に対しては、質問の意図を踏まえて事前に回答を考えておくようにしてください。
また繰り返し声に出す練習をし、面接当日緊張をしていてもスムーズに答えられるようにしておきましょう。
最後に、就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、就活生1人ひとりの就活状況をお伺いした後に、状況にあったアドバイスの実施や希望や適性に合った企業の求人情報を紹介しています。
「面接対策ですべきことがわからない…」「自分のアピールポイントを見つけるために自己分析を手伝ってほしい…!」など、少しでも就活に不安がある人は是非就職エージェントneoにご相談ください。
本記事では、就活エージェントのサービス内容の紹介やエージェントを選ぶ際のポイント、エージェントの効果的な活用方法について解説をしていきます。