●好印象を残す自己PRにするためには、[成功談ではなく失敗談や苦労話][自己完結した出来事よりも集団・対人での出来事]という2点を意識したエピソードの選び方をすると良い。
●自己PRでは[強みとして伝えている内容と裏付けるエピソードの関連性が弱い内容][志望企業の求める人物像や職務内容に合っていない内容]は避けるべき。
- 1 高評価を得る自己PRの書き方とは?
- 2 【例文18選】選考通過者の自己PRから学ぼう!
- 2.1 チャレンジ精神をアピールする自己PR
- 2.2 ポジティブ・前向きさをアピールする自己PR
- 2.3 協調性をアピールする自己PR
- 2.4 コミュニケーション力をアピールする自己PR
- 2.5 行動力をアピールする自己PR
- 2.6 人を巻き込む力をアピールする自己PR
- 2.7 責任感をアピールする自己PR
- 2.8 負けず嫌いをアピールする自己PR
- 2.9 気配り力をアピールする自己PR
- 2.10 計画力をアピールする自己PR
- 2.11 継続力をアピールする自己PR
- 2.12 真面目をアピールする自己PR
- 2.13 柔軟性をアピールする自己PR
- 2.14 素直をアピールする自己PR
- 2.15 忍耐力をアピールする自己PR
- 2.16 几帳面をアピールする自己PR
- 2.17 問題解決力をアピールする自己PR
- 2.18 主体性をアピールする自己PR
- 3 好印象を残す自己PRにするためにできる3つの工夫
- 4 自己PRで避けるべき内容とは?
- 5 就職エージェントneoを活用して効率的に就活をしよう!
就活において自己PRは[志望企業に対して、能力や人柄といった自分自身の強みや長所をアピールし、企業に自身を売り込むこと]です。
就活の選考において必ず求められると言っても過言ではない自己PRに対して、以下のような疑問を持つ就活生も少なくないでしょう。
- 「どういう自己PRが選考を通過できるんだろう?」
- 「過去の選考を通過した自己PRの例文を参考にしたい…!」
そこで本記事ではこのような就活生に向け、18の強み別に過去の選考通過者の自己PR例文を紹介しています。
また例文だけでなく[好印象を残す自己PRにするためにできる3つの工夫]や[自己PRで避けるべき内容]も紹介しているので、自己PRを作成する際は是非参考にしてください。
高評価を得る自己PRの書き方とは?
中には「高評価を得るために、他の就活生と被らないような構成で自己PRを作成しなければ…!」考えている人もいるかもしれません。
しかし「最後まで読んでも、何を伝えたいのかわからなかった…」「構成がわかりづらくて読みづらい…」となってしまっては、高評価を得ることはできません。
結論、シンプルでわかりやすい文章構成が、相手を意識した書き方であり、読んでもらうコツです。
以下にて基本的な自己PRの書き方を紹介します。就活の履歴書やESに記入する自己PRは、以下のフレームワークに沿って書くことを意識してください。
- 結論:強みを一言で伝える
- エピソード:強みがあることを証明するエピソードを伝える
- 結果:エピソードから学んだことを伝える
- 意気込み:入社後その強みをどう活かすかを伝える
以下では上記の4つの要素に対して、具体的にどういう内容を記載すべきかを紹介していきます。
フレームワークの各要素の例文は、キッコーマンの内定を獲得した24卒の就活生の自己PRを参考にしてください。
1.結論(強み)
自己PRを書く際、まず最初に「私の強みは〇〇です」などと自分の強みを端的に伝えます。
最初に結論を伝えることでその先にどういった内容が続くのかを聞き手側が想定できるため、その後のエピソードを理解してもらいやすくなります。
実際「マラソン大会で優勝しました」というエピソードから文章がスタートするよりも「私の強みは継続力があることです」という結論から文章がスタートしたほうが、自己PRを通してアピールしたい内容を想像することができるでしょう。
▼結論
2.エピソード
次に、結論で伝えた強みが備わっていることを裏付けるエピソードを伝えましょう。
ここではできるだけ具体的なエピソードを伝えるために、その出来事の中で生じた課題・目標や、その課題・目標に対してどのような考えを持ち、どのような行動をとったのかについてなどを、出来るだけ詳細に書くようにしましょう。
▼エピソード
3.結果・学んだこと
エピソードの次は、自分の取った行動によって、どのような結果に繋がったのかを書きましょう。
その際、誰が読んでも正しく結果を理解してもらうためにも、できるだけ数値で示し定量的に伝えることを意識してください。
例えば「継続力がある」という強みを結論で伝えた場合、以下のAの回答よりBの回答のほうが「説得力がある」という強みを裏付けることができるように感じることができると思います。
A:「毎日自主練を続け、最後の大会にレギュラーとして出ることができました。」
B:「毎日100回素振りをするという自主練を1年間続けたことで、最後のテニスの大会にレギュラーとして出場することができました。」
そのためエピソードや結果は、上記例のように具体的かつ定量的に記載するようにしてください。
▼結果・学んだこと
4.入社後の意気込み
就活の自己PRでは、新卒採用担当者から「この学生は自社で活躍するポテンシャルがある!」と思ってもらうことが非常に重要です。
そのため最後は、上記で伝えたエピソードを通して何を学んだのか、その学びや強みを活かして入社後どのように活躍したいと考えているのか、意気込みを伝えましょう。
▼入社後の意気込み
自己PRの詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、自己PRを考える際は参考にしてみてください。
その他にも企業が自己PRを聞く意図や例文なども紹介していますので、参考にしながら自分の自己PRの作成にお役立てください。
【例文18選】選考通過者の自己PRから学ぼう!
ここからはunistyleに掲載されている過去の就活生が選考通過をした自己PRを18の強み別に紹介します。また18の強みを持つ人の特徴も併せて紹介しています。
また各例文は上記で紹介したフレームワークにあわせ[結論][エピソード][結果・学んだこと][入社後の意気込み]の部分をそれぞれ色別で示しています。
各部分がどのように書かれているのかチェックしながら、確認してみてください。
●結論⇨ 緑 ●エピソード⇨ 青 ●結果・学んだこと⇨ ピンク ●入社後⇨ オレンジ
チャレンジ精神をアピールする自己PR
チャレンジ精神とは、課題・問題に対して積極的に取り組もうとする姿勢を指すことから、物事に前向きに取り組むポジティブな姿勢をアピールするのに効果的です。
チャレンジ精神のある人は「高い目標や困難な状況の中であっても挑戦し続ける][リスクや失敗を恐れない]などの特徴があります。
私の現在の趣味はTOEICです。これを言うと元から英語が得意と思われそうですが、高校のテストでは赤点をとり続けるほど苦手でした。ある日の研究室での会話で自分の得点が一番低いことを知り、“負けてたまるか“と悔しさをバネに勉強を始めました。高得点を取るために勉強時間の管理の徹底、解き方のコツやおすすめの参考書の聞き込み、周りを巻き込んで単語の勉強をすることで着実に点数を上げました。
その結果、半年で470点から800点まで上がり研究室内では2位まで上り詰めました。
この経験から、物事を成し遂げるには、時には周りと協力し根気強く挑戦し続けることが大切だと学びました。
引用:unistyle/日立システムズ24卒内定(システムエンジニア)
ポジティブ・前向きさをアピールする自己PR
ポジティブ・前向きさとは、何事も前向きに捉え、困難にぶつかっても乗り越えていく姿勢のことです。
ポジティブ・前向きな人は「表情や言動も明るく笑顔を絶やさない][物事や人の良いところを探すことが上手][楽観的]などの特徴があります。
この強みを生かし、飲食店のアルバイトで「夏休み大儲けチャレンジ」を完遂しました。学費を自力で賄うため、夏休みをすべて捧げ夜勤バイトに励むことを決意しました。しかし、マンネリ化した作業を週5日のペースでこなす中、モチベーションの維持が困難になりつつありました。そこで私は、仕事の中に「ゲーム感覚」を導入するという施策を講じました。 機械メンテナンスの仕事でタイムアタックを実施し、昨日の自分に勝つ毎に報酬を与えるなど、仕事を楽しむ環境を創出しました。
その結果、1日も欠勤することなく働き続け、夏休み1ヶ月半の間に○○万円を稼ぐことができました。
協調性をアピールする自己PR
協調性とは、自分と異なる立場・違う意見や考え方を持つ人たちと協力しながら、同じ目標の達成に向けて行動できる能力のことです。
協調性がある人は「自分の意見を押し付けず他人を尊重できる][いろいろな人と仲良くできる][気遣いができる]などの特徴があります。
私は体育会バドミントン部の主務で、OB等約100人が参加するバドミントンの交流戦の運営の責任者となりました。課題は業務量が多く、関係者も多岐に渡る中で抜かりなく準備し、当日も円滑な運営をすることで、そのために2点の工夫を行いました。1点目は部員に準備の進捗の確認を週3回部活後に欠かさず行ったことです。2点目は当日の動き方と役割分担をまとめた資料を作成し、部員全員に配布したことです。会場や移動の際に案内役をつけ、OBの方もスムーズに動けるように配慮しました。
この結果、当日はミスなく時間内に終え、OBの方から好評をいただきました。この経験から、様々な立場の方と連携する時は日々のコミュニケーションを欠かさず、意図を的確に伝えることが大切だと学びました。
今後もコミュニケーションを積極的に取り、連携して仕事を進めていきます。
引用:unistyle/ゆうちょ銀行24卒内定(事務系総合職)
コミュニケーション力をアピールする自己PR
コミュニケーション力は、周囲の人とのやりとりにおいて、お互いの意思疎通・情報共有をスムーズにするためのスキルのことです。
コミュニケーション力のある人は「他者の話の意図を正確に理解する][自分が伝えたいことを他者にわかりやすく伝える][他者の気持ちや立場に配慮した行動をとる]などの特徴があります。
私は4年間高校生の塾講師のアルバイトを務め、主に生徒からの質問対応を任されてきました。その中で特に、「生徒一人ひとりに寄り添った指導」を心掛けてきました。頻繁に質問に訪れる生徒に対しては、とにかく褒める指導を行い、“わかる楽しさ・できる嬉しさ”を体感させてきました。また、自分から質問することができない内気な生徒に対しては、とにかく安心感を与えることが大切であると考え、まずは生徒の話をじっくりと聴くことから始めてきました。
さらに全ての生徒に対して、日常的な挨拶を含め、私の方から声掛けをするように心掛けており、生徒一人ひとりとの距離感が縮められていると感じます。
行動力をアピールする自己PR
行動力は、自分が考えたことを実行に移せる力のことです。
行動力がある人は[失敗を恐れず物事に果敢に挑むことができる][スピード感をもって計画を進めていくことができる][周りの人を巻き込んで行動することができる]といった特徴があります。
実績から重い責任のある受験学年の上位クラスも担当しており、今年の入学試験では最難関校の合格に導くことができました。
所属する団体で代表など責任のある立場を任されることが多いのですが、私の強みである「実行力があり1つ1つ丁寧に仕事をこなすこと」を活かして新しい取り組みにも積極的に挑戦しています。
人を巻き込む力をアピールする自己PR
人を巻き込む力とは、何か1つの目標達成に向けて他の人を巻き込みながら一緒に成し遂げていく力のことです。
人を巻き込む力がある人は、[他人の気持ちに寄り添い、同じ目線で課題解決に向けた行動が取れる][新しい物事に対しても周りを巻き込み意欲的に取り組むことができる][チームメンバー全員が活躍できるようサポートしながら1人では成し遂げられないような成果を出すことができる]といった特徴があります。
それぞれの企画に、出演、機材、宣伝、小道具など多くの仕事があり、十数名が協力して企画を作り上げる必要があった。しかし皆が多くの他の仕事を抱えている中、積極的な協力を得るのは困難であった。その中で、多くの人と関わりながら準備を進めるうちに、過去に企画を成功させた先輩方は、その人自身が他者のために多くの行動を起こしていることに気づいた。そこから学び、私自身が会場装飾の作製や他の企画のMC、協賛者集めなど周囲の仕事に積極的に協力し、仲間や関係者とコミュニケーションをとって関係づくりを行った。
その結果、周囲の信頼と多くの協力を獲得し、質の高い企画を作ることに成功した。本番は、道が埋まるほど多くの子供たちを楽しませることができ、学園祭を盛り上げることが出来た。
引用:unistyle/日揮ホールディングス24卒内定(プロセス設計部)
責任感をアピールする自己PR
責任感とは、自分の役割ややるべきことを途中で放り出さず、最後までやり遂げようとする気持ちのことです。
責任感がある人は[約束や時間を守る][どのような結果も人のせいにせず、自責で捉える][何か物事が起きたときにすべて自分事で捉える(当事者意識が高い)]といった特徴があります。
私は昨年、所属する〇〇の〇〇制作の責任者を努めました。より良い〇〇を作り、来場者の方々や部員に喜んで貰いたいという思いから、自ら手を挙げ編成方針を定め、部員の意見を反映してデザイン・記載内容の企画を行いました。また、〇〇制作はソフトを使用して編集をするだけでなく、企業協賛のお願いや、約50名の部員の自己紹介文の取りまとめ、印刷会社への発注など多岐にわたるため、仕事内容と期日を表にまとめた上で部員に割り振り、計画性を持って実行できるように努めました。
人を巻き込みながら行動することに苦心しましたが、多くの部員や企業の協力を得て、納得のいくものができました。出来上がった〇〇を来場者やOBの方々から好評を頂くことができたとともに、〇〇の成功に寄与できたことで達成感を得ることができました。また、〇〇制作に関わった部員の結束が一段と強まったと感じております。
この経験を活かして、貴社でも常に責任感と問題意識を持って物事に取り組み、会社に貢献したいと考えております。
引用:unistyle/オービックビジネスコンサルタント22卒内定(総合職)
負けず嫌いをアピールする自己PR
負けず嫌いは、負けを嫌う性格やその様子を表す言葉です。
負けず嫌いな人は、[負けたくないと思う気持ちが人一倍強い][困難な状況においても諦めない強さがある][努力を惜しまない]といった特徴があります。
この強みは大学で所属している体育会〇〇での選手活動に発揮された。私は、高校生の時に〇年間〇を更新できず、更には当時目標としていた○○への出場も果たせず悔しい経験をした。しかし、私はそうした経験にも屈さず、一度立てた目標を必ず成し遂げたいという思いで大学でも〇を続けることを決断した。大学では自己分析を通して、「○○の分析不足」が成績不振の原因であると考えた、そこで、○○撮影を練習に導入し、自らの○○を可視化することで、手の角度などの細かな○○の改善点の克服に取り組んだ。さらに、撮影した動画を他と共有して得たアドバイスをもとに、より自身に適した○○の探求をした。
すぐには結果が出なかったが、2年間継続的に取り組んだ結果、記録を大幅に更新し、大学で目標としていた○○への出場を果たした。
気配り力をアピールする自己PR
気配り力とは、周りの状況をよく見て、その状況に合わせた行動をとることができる能力のことです。
気配り力がある人は[周りの状況を瞬時に把握する][空気を読んだ言動をする][周囲の人の小さな変化に気付くことができる]といった特徴があります。
大学では40人程のバドミントンサークルで会長を1年間務めました。会長を務める以前の1年間は、コロナ禍の影響で全く活動ができませんでした。その後、大学の判断の下、厳重な感染対策が約束された私のサークルでは活動再開が許可されましたが、サークル内では以下の問題を抱えていました。感染対策を講じたとしても生じる不安と1年間の空白期間による参加意欲の低下です。これらの問題を解決するために、2つの対策を講じました。1つ目は、これまでの一律での集金制度を廃止し、参加する度に支払う制度に変更しました。各々が自分の状況を慎重に鑑み、参加しないデメリットを取り払いました。2つ目は、会員への複数回のアンケート実施やSNSへの投稿を再開しました。
感染状況が落ち着いた時期には、人数制限手前まで参加した練習日もあり、再びサークルに元気が戻ったと考えています。
計画力をアピールする自己PR
計画力とは、目標・課題を解決するための方法や順序といった最適なプロセスを明らかにして準備する能力のことです。
上述の説明だと少しわかりづらく感じるかもしれませんが、[目標に対して計画を立てて行動ができる][リスク管理ができる][自己管理ができる]などが、計画力がある・計画性がある人の特徴です。
私は大学4年間続けた塾チューターのアルバイトの中で、受験を控えた高校3年生向けのイベントを成功させました。この中で困難だったのはイベントを運営するために普段関わりがあまりないチューター同士をまとめる事とイベント後に生徒をどのようにフォローするかということでした。前者はいくつかのグループに分けた後、それぞれに小さなテーマを与えて仕事を明確化させました。
その結果、一人一人がやるべきことに集中して作業を行えたように思います。
後者はイベント内容を今後の生徒の指導に生かすために、イベント後に簡易なアンケートと感想シートを提出してもらうことでアフターフォローができるようにしました。
特にイベント内容に興味を持ってくれた生徒に対して個別の対応が行えたことで満足度の高いものになりました。よって上記2点に自信があります。
継続力をアピールする自己PR
継続力とは、物事を簡単に投げ出さず1つのことをコツコツと取り組み続けられる力のことです。
継続力がある人は[目標に向かって困難があっても最後までやり遂げることができる][一度やると決めたことは途中で投げ出さない][何事もコツコツと続けることができる]などの特徴があります。
大学1年生の時に、ITに関する基礎知識を深めたいという思いから、ITパスポート試験を受験することを決めました。 勉強を始めた当初はITに関する知識が浅く、過去問題を解いても合格点より100点以上低い点数を取ってしてしまい、受験に対する意欲がそがれてしまうという状況にありました。そこで、「1か月後に700点以上獲得して合格する」という目標を定め、何度も過去問題を解いて自分の苦手な範囲を特定し、その範囲を集中的に復習するという取り組みを行ってきました。
その結果、目標通り1か月後に、合格点の600点、そして目標点数の700点を上回って795点で合格することが出来ました。
この経験から得た継続力を生かして、貴社の業務でも目標をあらかじめ設定して、その目標に対して努力を継続し続けて困難な課題にも真摯に向き合っていきたいと考えています。
引用:unistyle/西日本電信電話(NTT西日本)24卒内定(技術職)
真面目をアピールする自己PR
真面目とは、嘘やいい加減なことがなく真剣に物事に取り組む誠実な姿勢のことです。
真面目な人は[ルールや期限、約束をきちんと守ることができる][正直で嘘をつかず、誰に対しても誠実である][計画的な行動ができる]などの特徴があります。
真面目であるがゆえに、周囲からの信頼の獲得がしやすいと考えます。金沢市の湯涌温泉へ誘客の提案をした際に、本来であれば土地に縁もゆかりもない学生の意見は耳に入れて頂けなかったと思います。
しかし私は、実際に湯涌温泉へ足を運んでの調査をしたことや、毎月の活動報告を欠かさず行ったことなどの真面目な姿勢を示すことで、信頼を獲得することができ、最終プレゼンの際に温泉組合の方から「君たちがこんなに真剣にやってくれるとは思わなかった!」と言って頂けて提案内容を実行して頂くことができました。 逆に弱みは、完璧を拘りすぎてしまうことです。
もちろん理想は全てが完璧であることですが、現実的には時間やコストの面からそれは難しいです。
そのため、行動する前に常に物事の優先順位をつけ、「どれを、どの順番でどれくらい行うのか。」といったことを意識し、弱みの改善に努めています。
引用:unistyle/トヨタ紡織19卒内定(総合職事務系)
柔軟性をアピールする自己PR
柔軟性は、ルールや自身の主張などに固執し過ぎることなく、その場の状況や変化に応じて適切な判断を下し、行動できる能力のことです。
柔軟性がある人は[状況に応じて臨機応変に動くことができる][自分とは異なる意見や考えも受け入れることができる][自分の考えに固執しない]といった特徴があります。
結果、練習に重きを置くことにより、現在の楽しい雰囲気が壊れることを懸念している事が分かった。 そこで、練習環境の改善、講座の形態の刷新によって技術レベルの向上に取り組む一方、全員が参加しやすいような発表会、バンド対抗のレクリエーションの実施によって、双方の意見を取り入れた運営を行った。
結果、アンケートでの部満足度は向上し、部の雰囲気維持と演奏レベルの向上を同時に達成した。 この経験から得た「柔軟性」を活かし、自分と異なる意見や考え方を最大限に活かした活躍をしたい。
引用:unistyle/日揮ホールディングス23卒内定(電気計装)
素直をアピールする自己PR
素直さとは思考や態度がひねくれておらず、自分とは異なる意見や周囲の人からのアドバイス、新たな環境にも対応できたり、自分の感情や考えをストレートに表したりできる力のことです。
素直な人は[先入観を持たず人の意見やアドバイスを取り入れることができる][感受性が豊かで、言動で表現できる][ポジティブな考え方ができる]といった特徴があります。
学部4年生の時、私は母校の高校で教育実習をしました。この高校は進学校であったので、良い授業=難しい受験問題が解けるようになる授業だと当初の私は考え、難しい内容をいかに分かりやすく教えるかということを重視していました。しかし、生徒の反応は悪く、寝てしまう生徒も多く出てしまいました。そこで私は、他の先生や実習生ら9人に自分の授業を見てもらい、改善すべき点を挙げてもらいました。また、生徒の意見も聞きに行きました。すると授業に求めるものがクラスによって異なり、各々のニーズに授業を最適化させていくことが重要だと学びました。クラスによって難易度や形式を変えた授業を作っていくと、生徒からの評価は次第に上がっていきました。
このように、積極的に色々な立場の人とからの意見を素直に吸収し、自分の視野を広げて課題に取り組むことができます。
引用:unistyle/塩野義製薬(シオノギ)20卒内定(開発職)
忍耐力をアピールする自己PR
忍耐力とは、辛いことや苦しみなどがあっても耐え忍び、目標に向かって努力し続ける力のことです。
忍耐力がある人は[ストレス耐性がある・ストレス管理能力がある][目標に対して責任を持って最後までやり遂げる][地道な作業も真面目に取り組むことができる]といった特徴があります。
大学入学時に学業と部活動(〇〇部)の両立を決意し、4年間絶え間なく努力した。学業では、学部生の講義は優れたエンジニアになるための基礎教養と考えていたため、たとえ練習で疲れた日でも毎日必ず復習をするように努めた。結果、いずれの講義も妥協せずに学び、学科を〇〇で卒業することができた。部活動では、〇〇(〇〇)の出場権を獲得したのは3年生の秋で、〇〇回目に挑戦した予選だった。しかし、コロナの影響で〇〇の開催は何度も見送られた。出場を諦める選手も多い中、工夫しながら練習を継続して万全のコンディションを整えた。
結果、最初で最後の〇〇に全力で挑み、悔いを残さずに引退できた。このように、どんな状況でも自分にできることを考え、目標に向かって地道に努力できる能力は、困難を伴うプロジェクトに立ち向かう上で必要不可欠な性質だと考えている。
引用:unistyle/三菱重工業23卒内定(技術系総合職)
几帳面をアピールする自己PR
几帳面とは、細かなことまで注意が行き届き、きちんとしている様子を表す言葉です。
几帳面な人は[身の回りが常に整理整頓されている][ルールや礼儀、マナーを大事にする][細かなところまで目が行き届きミスが少ない]といった特徴があります。
大学で所属している〇〇部では、〇〇という役職に就きました。業務内容は、大学からの連絡を部内へ周知することや活動部屋の確保などです。業務上、ミスをすると活動停止などの大きな影響を部にもたらす為、スケジュール管理を徹底する必要があると考えました。タスクと締切を書き出して毎朝確認し、仕事の先延ばしを防ぐ為に素早いレスポンスを心がけました。
その結果、ミスなく仕事を終わらせることが出来ました。この強みが周囲に評価され、部のリマインダーとしての役割も担いました。管轄外の仕事の進捗状況を把握し、進捗が芳しくない場合は分担するなどのフォローも行いました。
問題解決力をアピールする自己PR
問題解決力とは、現在の課題を発見しその課題を解決に導く力、つまり文字通り『問題を解決する力』のことです。
問題解決力がある人は[物事に対して常に疑問を持っている][客観的な目線から課題や問題の本質を見極めることができる][自分の感情に左右されず物事を見極めることができる]といった特徴があります。
この強みが活かされたこととしては配送業の荷物仕分けのアルバイトの経験にあります。このアルバイトでは業務の効率化がなされておらず余分な作業時間がかかっていました。そのため効率化を達成すべく課題が生じる原因を分析したところ、一つには配達員の仕分けに関する要望が伝わっておらず余計な作業を増やしていたこと、二つ目には作業同線の混雑であると突き止めました。対策として1.配達員と情報共有の徹底と他の仕分けの作業員への伝達、2.各作業員の時間毎の業務を詳細に聞き、バランスの取れた作業分担表の作成を行ったところ 作業フローに関して30分の時間短縮、アルバイトの労働時間を月平均7時間削減という結果を得ることができました。
引用:unistyle/三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT)24卒内定(SE職)
主体性をアピールする自己PR
主体性とは自分の意志や判断において、自ら責任を持って行動することです。
主体性がある人は[自分で考えて状況にあった行動することができる][成長意欲がある][自責思考で考えることができる]といった特徴があります。
ゼミのメンバー5人と共に3か月かけて「日本における炭素税導入の是非」という議題の学内ディベート大会に出場した経験があります。当初はメンバーが恥ずかしい負け方をしたくないというレベルのモチベーションであり会議は遅滞しておりました。何が足を引っ張っているのか分析したところ、他のメンバーは難しい役割を避ける傾向があることが判明しました。そこで私はディベートにおいて準備が大変であり当日の集中力が求められる結論の役を自ら引き受け、メンバーにはそのサポートを依頼しました。これにより全員に責任感が芽生え、会議でも主体的に発言してくれるようになり生産的な話し合いができました。
結果としてチームの雰囲気が前向きなものとなり本戦において入賞を果たすことができました。
社会に出て困難に直面しても、逃げ出さずに自ら考え解決法を探り、行動を起こしていきたいです。
引用:unistyle/エア・ウォーター20卒内定(事務系総合職)
好印象を残す自己PRにするためにできる3つの工夫
自己PRはエピソードの選び方や補足の仕方によって、強みが備わっていることへの信憑性が増すため、より効果的にあなたの強みをアピールすることが可能になります。
そこで以下では、好印象を残す自己PRにするためにできる3つの工夫を紹介します。
成功談よりも失敗談や苦労話を選ぶ
自己PRを作成する際「自己分析はしてみたけどやっぱり自分にはアピールできることが何もない…」「1位をとったり表彰されたこともないし、強みがない…」と悩む就活生は少なくないと思います。
そのような就活生は、『失敗体験や苦労した経験から自己PRを考える』ことをオススメします。なぜなら、困難な時・苦労した時には、あなたの努力や人となりが伝わりやすいエピソードが隠れているからです。
例えば以下のようなイメージです。
▼困難な状況
▼あなたの思考と行動
上記のエピソードから、あなたは高い目標に対して計画的に努力をすることができる人だということが伝わります。
このように自己PRのエピソード選びで迷った際は、失敗体験や苦労した経験を振り返り「当時、自分はどういう気持ちでどのような努力をしたのか?」を考え、あなたらしさが伝わる自己PRにすることを意識してみてください。
自己完結した出来事よりも集団・対人での出来事を伝える
自己PRでのエピソードに迷った際は、[自分だけで完結した出来事]よりも[集団や対人と一緒に何かを成し遂げたエピソード]から選ぶようにしましょう。
なぜなら自分だけで完結する出来事よりも、周囲の人と協力しなにかを成し遂げることのほうが難易度が高いと考えられるためです。
例えば、「私は試合で勝つために1か月間毎日100回の素振りを続けました。」という自分で完結するエピソードと「私はチームで試合に勝つためにチームメイトに声をかけ、全員で1カ月間毎日100回の素振りを続けました。」という集団でのエピソードがあった際、後者のほうが難易度が高いことがわかると思います。
もちろん自分1人で日々努力を重ねるということも簡単なことではありません。
しかし[試合に勝つ]という高い目標に対して、自分だけではなく周りの人も巻き込み行動できたことは、更に高評価を得ることができるでしょう。
自己PRのエピソードを選ぶ際は、上記のことを踏まえてエピソードを選ぶようにしてみてください。
エピソードは具体的に書く
自己PRを作成する際、部活やサークルの名前・アルバイト先の名前などの固有名詞はあえて出さず、「都内のカフェでアルバイトをしています」「部活動にて主将を務めています」とエピソードを記入する就活生も少なくないと思います。
しかし[都内のカフェでアルバイトをしていた]ことを[渋谷にあるスターバックスで週4日アルバイトをしていた]と言い換えることで、採用担当者は「アルバイトをしている店舗は忙しいのでは?」「アルバイトに力を入れていたんだな」とあなたについてのイメージを膨らますことができます。
また採用担当者があなたに対してさらに興味を持つ可能性もあるでしょう。
とはいえ就活生の中には固有名詞(地名・店名・部活名など)があまりメジャーではない場合、「どうせ伝えてもわからないのでは…」と感じる人もいるかもしれません。
しかし上記で紹介したように、エピソードに固有名詞があることによって得られるメリットがありますので、エピソードは具体的に記載することを意識してください。
自己PRで避けるべき内容とは?
自己PRを作成する際に、避けるべき内容もあります。ここではどのような内容が自己PRにふさわしくないのかを紹介します。
根拠がない内容
根拠がない内容は[強みとして伝えている内容と裏付けるエピソードの関連性が弱い]もしくは[エピソードに対してアピールすべき強みがずれている]といったものが該当します。
自己PRで「私にはこんな強みがあります!」と伝えたところで、その強みが備わっていることを裏付けるエピソードが薄く説得力がなければ、面接官も「本当にこの学生にその強みが備わっているのかな…?」と懐疑的になってしまうでしょう。
そのため自己PRの回答を考える際は、「そもそもそれが本当に自分の強みなのか」「もっと他に説得力を持って伝えられるエピソードがあるのではないか」と深く考えてから、内容を組み立てるようにしてください
志望企業の仕事内容と合わない内容
繰り返しになりますが就活において自己PRは、[志望企業に対して自分自身の強みや長所をアピールし自身を売り込むこと]です。
つまり自己PRで強みや長所をアピールする際、その企業が求める人物像や職務内容に合った強みをアピールする必要があります。
なぜならその企業・その職種で活かせない強みをアピールされても、企業としてはその人材を採用する価値を感じられないからです。
そのため面接を受ける際は、再度業界研究や企業研究をおこない志望企業の求める人物像やその職種で求められる素養を理解した上で、それらに対して効果的にアピールできる強みを選ぶようにしましょう。
就職エージェントneoを活用して効率的に就活をしよう!
- 「自分の自己PRがアピールになっているのか自信がない…」
- 「履歴書用に作成した自己PRをそのまま面接でも使っていい…?」
- 「書類選考が通過しないのは自己PRが原因なのかな…」
このように就活に関する悩みは人それぞれです。
就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、就活生1人ひとりの就活状況をお伺いした後に、状況にあった選考アドバイスをおこなったり、希望や適性に合った企業の求人情報を紹介したりしています。
「志望企業の書類選考を突破するために、自己PRや志望動機のアドバイスがほしい!」「自分のアピールポイントを見つけるために自己分析を手伝ってほしい…!」など、少しでも就活に不安がある就活生は、是非就職エージェントneoにご相談ください。