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【文字数別!選考通過例文アリ】自己PRは何文字が適切?好印象を残す自己PRの書き方を紹介!

✔ 本記事のまとめ
●履歴書やESで自己PRを記入する際、文字数に指定がない場合は『300字程度』を目安にすると良い。

●自己PRの文字数が少なすぎて何を書くべきかわからない時は、『結論(強み)』と『エピソード(強みがあることを裏付ける内容)』の2つに絞って伝える。

●自己PRの文字数が多すぎて何を書くべきかわからない時は、[結論・エピソード・結果・意気込み]という4つの要素の中でも特に『エピソード』を深掘りし、具体的な説明を追記する。

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目次
  • 「自己PRの記入欄に文字数の指定がない場合、何文字で書けばいい?」
  • 「文字数によって自己PRに書くべき内容って変わるの?」

履歴書やESを作成している際に、上記のような疑問を感じる就活生は少なくないでしょう。

また文字数の指定があってもなくても、どのくらいの文量を書くべきか悩んでしまう人もいると思います。

そこで本記事では『文字数制限別の自己PRの書き方やポイント』を紹介しています。また150字・200字・300字・400字・600字ごとの自己PRの例文も掲載しています。

これから自己PRを作成しようと考えている就活生は是非参考にしてください。

自己PRの文字数は何文字が最適?

自己PRの文字数は何文字が最適?

自己PRはただ長く書けば良いというわけではありません。

自己PRが長すぎると、内容が伝わりづらくなったり「まとめる能力がない」と思われてしまったりする可能性があります。

また逆に自己PRが短すぎても「志望度が低い」「自己分析が足りていない」などとネガティブな印象を持たれてしまう可能性もあるでしょう。

そのため履歴書やESで自己PRを記入する際は『300字程度』を目安に作成するようにしてください。

あくまでこの300字は文字数制限がなかった場合に適切な文字数です。自己PRの記入欄に文字数制限が設定されている場合は、その文字数に合わせて内容を変更し記入するようにしてください。

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評価される自己PRの基本構成

評価される自己PRの基本構成

就活の履歴書やESに記入する自己PRは、以下のフレームワークに沿って書くことを意識してください。

エピソード:強みがあることを証明するエピソードを伝える
結果:エピソードから学んだことを伝える
意気込み:入社後その強みをどう活かすかを伝える

以下では上記の4つの要素に対して、具体的にどういう内容を記載すべきかを紹介していきます。

フレームワークの各要素の例文は、日清オイリオグループの内定を獲得した22卒就活生の自己PRを参考に確認してみましょう。

【例文内のハイライトカラーの凡例】
●結論:  緑  ●エピソード: 青  ●結果・学んだこと:  ピンク   ●入社後:  オレンジ 

1. 結論(強み)

自己PRを書く際、まず最初に「私の強みは〇〇です」などと自分の強みを端的に伝えます。

最初に結論を伝えることで、その先にどういった内容が続くのかを聞き手側が想定できるため、その後のエピソードを理解してもらいやすくなります。

2.エピソード

次に、結論で伝えた強みが備わっていることを裏付けるエピソードを伝えましょう。

ここではできるだけ具体的なエピソードを伝えるために、その出来事の中で生じた課題・目標や、その課題・目標に対してどのような考えを持ち、どのような行動をとったのかについて詳細に書くようにしましょう。

3.結果・学んだこと

エピソードの次は、自分の取った行動によって、どのような結果に繋がったのかを書きましょう。

その際、誰が読んでも正しく結果を理解してもらうためにも、できるだけ数値で示し定量的に伝えることを意識してください。

4.入社後の意気込み

就活の自己PRでは、新卒採用担当者から「この学生は自社で活躍するポテンシャルがある!」と思ってもらうことが非常に重要です。

そのため最後は、上記で伝えたエピソードを通して何を学んだのか、その学びや強みを活かして入社後どのように活躍したいと考えているのか、意気込みを伝えましょう。

上記の要素を300字で詰め込むと以下のような自己PRが完成します。

日清オイリオグループ内定者の自己PR(文字数:300字)
 私の強みは、問題に対して、様々なアプローチを試み、粘り強く取り組めることです。   私はこの強みを活かし、研究活動において、新しい装置を設計しました。私の研究では、従来の実験機では対応できない実験を行う必要があったため、新たな装置を設計することで、実験を可能にしようと考えました。設計の際には、装置を従来の実験機に取り付ける機構を何種類も考え、試行錯誤しました。また、製作費を抑えるための材料の選定にも注意しました。   最終的に17個の部品を組み合わせる必要がありましたが、装置は設計した通りに組み上がり、実験も無事成功しました。   私はこの強みを将来働くうえでも活かしたいと考えています。  (404字)

引用:unistyle/日清オイリオグループ22卒内定(生産技術・生産管理職)

自己PRの詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、自己PRを考える際は是非あわせて確認してください。

企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
本記事では選考を通過するために、自己PRの作り方や書き方のポイント、合わせて注意点についても紹介しています。その他にも企業が自己PRを聞く意図や例文なども紹介していますので、参考にしながら自分の自己PRの作成にお役立てください。

志望動機と自己PRの作り方とは?_CTA

好印象を残す自己PRを作成する際のポイント

好印象を残す自己PRを作成する際のポイント

ここでは好印象を残す自己PRを作成するためのポイントを5つ紹介します。これから自己PRを作成する就活生は以下のポイントを意識して作成してみてください。

1.企業の求める人物像を調べる

企業は[自社の利益を生み出してくれる人材]を採用したいと考えているため、あなたがどんなに素晴らしい能力をアピールしたとしても、その能力が志望企業もしくはその職種・業種で活かせない強みだった場合、高評価を得ることは難しいです。

そのため自己PRの作成をする際は、先ず初めに企業のホームページや採用サイトに掲載されている募集要項を確認し、志望企業が求める人物像や能力を把握してください。

その上で、企業のニーズに合った自分がアピールすべき強みやエピソードを考えましょう。

就活生の中には、エントリー企業すべてに同じ内容の自己PRを使いまわしている人もいるでしょう。しかし企業によって求める人物像は異なります。

そのためエントリー企業それぞれのニーズに合った自己PRを作成するようにしてください。

2.エピソードは1つに絞り、具体的に書く

自分の良さをたくさん伝えたいという思いからエピソードを複数記載している就活生もいるでしょう。しかし基本的にエピソードは、1つに絞って伝えた方が効果的です。

なぜなら自己PRでは限られた文字数の中で自分の良さやあなたの人柄・強みを伝えなければならないため、複数のエピソードを伝えようとしてしまうと、1つひとつのエピソードが薄くなってしまうからです。

またエピソードが抽象的になってしまうと「この学生は本当にその強みを持っているのか?」と不信感を持たれてしまう可能性があります。

そのため自己PRを作成する際は、1つのエピソードを通して、あなたがどのように感じ、どのような行動を取って、どのような結果・強みを得たのかを具体的に記入し、本当にその強みが備わっていることを証明できる内容にしてください。

3. 記述欄の8割以上を埋める

履歴書やESの自己PRの記入欄を見た時に、空白が多いと「やる気がない」「そこまでの熱意がない」とネガティブに受け取られてしまう可能性があります

そのため自己PR記入欄の[8割程度]は埋めるつもりで記載するようにしてください。

手書きで作成する場合は、文字の大きさは小さすぎず、読みやすさを意識した字間・字の大きさで作成するようにしましょう。

4.強調部分には「」を使う

採用担当者は1日にたくさんの自己PRを読んでおり、文章が長い場合流し読みされてしまう可能性があるため、読み手の目に留まるような工夫が必要です。

その1つとして強調したい部分に「」や[]、『』といった鍵括弧を使うのもオススメです。

鍵括弧を活用することで自然とその部分が強調されるため、読み手の目に留まり印象を残すことができるでしょう。

とはいえ、鍵括弧を使いすぎると逆効果になる場合もあるため、強みの部分であったり、将来どう貢献したいかだったり、大事な部分のみに鍵括弧を使ってみてください。

5.ネガティブな内容や余計なことは書かない

自己PRではできるだけネガティブな表現は使わず、意識的にポジティブな表現に変換するようにしてください。

なぜならネガティブな表現が多いと、それだけであなたの印象が悪くなってしまい「愚痴が多そう…」「一緒に働いても何か問題が起きそうだな…」と懸念されてしまう可能性があるからです。

自己PRで伝えているエピソードは同じだったとしても、ネガティブな表現とポジティブな表現では読み手側の印象は大きく変わるため、自己PRでの言葉選びはできるだけポジティブで前向きな印象を与えられるものを選ぶようにしましょう。

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【文字数別】自己PRの書き方と例文

【文字数別】自己PRの書き方と例文

ここでは自己PRの例文を[150字][200字][300字][400字][600字][600字以上]の文字数別に紹介していきます。どのようにまとめられているか参考にしてみてください。

【例文内のハイライトカラーの凡例】
●結論⇨ 緑  ●エピソード⇨ 青  ●結果・学んだこと⇨ ピンク  ●入社後⇨ オレンジ 

【150字】自己PRの書き方と例文

150字/久光製薬(23卒内定)
 私は「広い視野」、「行動力」を持った人間です。   中学、高校の◯◯部の活動では、監督から常々「指示をされる前に、自ら考えて行動する」ということを言われました。   その中で周りの変化を察知し、自主的に行動を起こす力を身に着けました。 

引用:unistyle/久光製薬23卒内定者(MR)

少ない文字数制限の中で[結論+エピソード+結果]が詰め込まれており、簡潔でわかりやすい自己PRです。

150字/日本ハム食品(21卒内定)
 私は1回生の時から、農場実習を行いました。当初、知識や経験不足だった私は教員や農家の方に自ら情報収集や意見交換を行ったことで最終的には立派な野菜が育ち、収穫に留まらず料理や加工食品作成も行い、大成功で終えました。   如何なる状況でも最善を尽くす勇気と行動力があれば壁を乗り越え成長できると実感しました。
 

引用:unistyle/日本ハム食品21卒内定者(総合職)

「いかなる状況でも最善を尽くす勇気と行動力があります」という結論から始まる自己PRにできると、より読み手が読み進めやすい文章となるでしょう

【200字】自己PRの書き方と例文

200字以内/東京電力(24卒内定)
 友人やアルバイト先のお客様から社交性が高いといわれることが多く、実際に初対面の人にも物怖じせず積極的に話しかけ、真剣に相手の話を聞くことで老若男女問わず友好的な関係を築くことができます。   特に居酒屋のアルバイトでは常連のお客様をはじめ、初来店の方にも積極的に話しかけることで注文をしやすい環境づくりを行いました。   こうした経験から、私は人間関係の構築には自信があります。 

引用:unistyle/東京電力24卒内定者(技術系職)

結論にあたる一文目が長いため、結論として伝えたい部分なのか、エピソードなのかが少しわかりづらくなっています。そのため現在、結論箇所(ピンク)となっている「私は人間関係の構築には自信があります」という部分を強みとしても良いでしょう。

200字以内/dip(24卒内定者)
 私は行動力がある人間です。   これは、○○国でボランティア活動を○○年間継続してきた経験から言えると思います。○○活動を始めた際、まちのごみや空気汚染などの環境問題が多く発生していました。これらを解決するべく、○○という団体を友人と立ち上げ、ごみ拾いやSNSでの呼びかけなどの活動をしました。   まちの住民も巻き込みながら、環境改善に努めた結果、一部地域ではごみのぽい捨てが減少したという経験があります。 

引用:unistyle/dip24卒内定者(営業職

活動を通して、「一部地域ではごみのぽい捨てが減少したという経験」を得たことはわかりますが、「この経験を通してあなたがどのようなことを学んだのか?」といった点も追記できると、あなたの考え方が伝わる自己PRになるでしょう。

【300字】自己PRの書き方と例文

300字以下/日立システムズ(24卒内定)
 私の強みは調整力だ。   意見を調整し新たに提案する強みを、サークルで軋轢が生じた際に発揮。私は約100人のハンドボールサークルで1年間副代表を務めた。新歓期間、新入生集客のために幹部で話し合い、他競技も導入すると、15人程が練習を欠席するようになった。全員が楽しめる活動考案が課題だった。私は、毎回出席していた約35人に個別で意見を聞いて文書にとりまとめ、各意見の根幹にある共通する思いや譲れない点をくみ取り、妥協点を見出した。そこで、コートの数を増やしハンドボールと他競技で分けること、他競技も同じグラウンドで行うことを提案し、反対派も合意。   結果、皆が楽しめる活動となり練習出席人数は約50人になった。 

引用:unistyle/日立システムズ24卒内定者(システムエンジニア)

エピソードが数字を用いて定量的に記入されていることから、調整力という強みがどのくらいの人数の中で発揮されていたのか伝わる自己PRになっています。また300字という制限があることから、語尾を[だ・である調]にすることで文字数を抑えているのも良い点です。

300字以内/資生堂(24卒内定)
 私の強みは「全体を俯瞰して主体的に行動する力」です。   サークルで行った、特産品を活用したレシピ開発の試作の際、細かな工程の変更や材料の分量など変更点があれば、いち早くメモや写真で記録する役を担いました。また、戸惑う1年生に声をかけ、役割を分担して円滑に進むように行動しました。試作が終わった後は試作時のメモと試食した感想などをメンバーに情報共有し、気づいた点・改善点を積極的に挙げました。   その結果、試作が順調に進んで予定より早くレシピを完成させることができ、地域貢献プロジェクトで受賞できました。   この強みを貴社でも生かし、周りとのかかわりを大切にしながら活躍したいです。 

引用:unistyle/資生堂24卒内定者(事務所限定職)

上述で紹介した4つの要素が全て綺麗に含まれており、非常に簡潔で読みやすい自己PRです。文字数が多い企業に自己PRを提出する際は、「行動している中で苦戦したことは?その際どのような工夫をしたのか?」といった点も組み込むことができると、あなたの人柄が伝わるさらに良い自己PRになるでしょう。

【400字】自己PRの書き方と例

400字/村田製作所(24卒内定)
 私の強みは「分析力」です。   大学では〇〇部に所属しており、60名ほどの部員数でした。部員の実力やモチベーションには違いがあり、全員が同じ熱量で部活に取り組むのは困難でした。私が最高学年となった時、強いチームに成長するにはこの熱量の違いをなくす必要があると感じ、目標・モチベーションによる違いをなくすといった点で改善しようと取り組みました。例えば、練習前に各自の目標と改善点を書き出してもらい、全員に見える状態で稽古を行うようにしました。可視化することによって部員同士のコミュニケーションが活発になり、考えていることの共有ができました。   その結果、共通の目標に向かって率先して行動するチームへと成長しました。チーム内の問題の根本的な原因を突き止め、それを克服する方法を見出す上で、私の分析力が重要な役割を果たしたと考えています   今後も原因を的確に把握する分析力を活かして技術者として成長したいと考えています。 

引用:unistyle/村田製作所24卒内定者(商品開発・設計)

上述でお伝えした自己PRに必要な4つの要素が紹介した順序で含まれており、読み手が理解しやすい自己PRです。技術職で求められるであろう[分析力]という強みをアピールしている点、入社後の意気込みで「技術者として成長したい」と締めている点も高評価に繋がっていると考えられます。

400字/住友電装(23卒内定)
 私の強みは、「だれからも信頼され愛される」ところである。   これは、タイプの異なる人たちと機知に富んだコミュニケーションを取り信頼関係を構築している点に起因していると自負している。高校の時の野球部で、先輩や後輩を含めた多様な仲間が抱えるパーソナルな悩みから、集団の中に存在する大きな問題まで様々な相談を受けた。この経験から、私にはこの強みがあることを自認した。その中で、たとえ相手の悪い一面が見えたとしても良い面を探すように心がけ、相手を一面的に判断せず多角的な分析をすることを心がけた。私は野球部のマネージャーとしてこの強みを生かし、メンバーの意見を束ねるまとめ役を担うことでスケジュールの管理を行った。   そして、野球部という強い上下関係が色濃く残る環境において、学年の域を超えた意見の交わし合いができる風土を目指し、最適な人員配置を実現させた。 

引用:unistyle/住友電装23卒内定者(総合職)

「相手を一面的に判断せず多角的な分析をすること」「最適な人員配置を実現させた。」とは具体的にどういう行動だったのでしょうか?抽象的な表現になっているこの2箇所が具体的に伝えられるとさらに良い自己PRになるでしょう。

【600字】自己PRの書き方と例文

550字/東海旅客鉄道(23卒内定)
 生徒数100人超、講師数35人の個別指導塾代表として年間15人と全校舎中最も多かった退塾者数の減少に尽力した。私を突き動かしたのは代表としての責任感と大好きな生徒が辞めていくことへの悲しさである。
退塾の原因は生徒と講師の相性不一致だった。そこで私は生徒の要望を把握し話題や授業スタイルが合うような講師と授業を設定するため個別面談を実施した。個別面談を行う上で困難が二つあった。一つ目は、100人以上いる生徒との面談を行う時間の確保だ。他講師との信頼関係を活かして協力を仰ぎ、分担して面談を行うことでこれを解決した。二つ目は、短い面談の中で生徒の本音を引き出すことだ。このために日頃から生徒皆に声をかけ面談外で定期的な会話時間を創出することに加え、生徒との会話の際は目線を揃え共通の話題を持つことを意識した。 
 その結果生徒の多くが心を開き本音を話してくれるようになった。
そして個別面談で得た情報をもとに生徒それぞれにあった講師を提案した。その結果相性不一致が改善され退塾者数は2人に大きく減少した。さらに生徒と講師の距離が縮まり以前に比べ会話が飛び交う活気ある塾へと生まれ変わった。 
 私の「主体的に取り組む姿勢」、「人を巻き込む人間性」、「一人一人と向き合う誠実さ」が現れたエピソードである。 

引用:unistyle/東海旅客鉄道23卒内定者(総合職)

この自己PRはエピソードから始まっているため、最後まで読み進めないとあなたのアピールしたいことがわかりづらくなってしまっています。エピソードは具体的であなたに強みが備わっていることが伝わる内容になっていますので、是非構成の順番を入れ替えて、読み手に優しい文章にすることを意識してみてください。

600字/東日本高速道路(NEXCO東日本)(24卒内定)
 私は、目標達成のために緻密にコツコツ積み重ねられる継続力が強みだと考えています。   この強みは、高校と大学で発揮しました。高校では、第一志望の大学に合格するために日々勉強に励んでいました。しかし、勉強を進めていくなかで成績が伸び悩みました。この時、短期的な目標がなくモチベーションの維持が難しいため、成績が伸び悩んでいると考えました。そのため、模試の結果から、その時点での勉強の進捗を担任の先生にアドバイスをもらいながら客観的に振り返り、どのように勉強を進めれば目標を達成できるかを月に1回考えました。そのたびに目標を立て、目標を1か月で達成できるようにコツコツと勉強に励みました。   その結果、試験当日は日ごろの学習の成果を存分に発揮し、第一志望の大学に合格することができました。   大学では、〇〇部で先輩からスタメンを奪取しました。元々、他の部員と比べて経験年数が浅く、技術的に劣っているという自覚がありました。私はここを伸びしろと考え、技術向上のために監督やコーチにアドバイスをもらうことで自身の改善点を洗い出し、改善点を意識しながら普段の練習や自主練習に取り組みました。   この結果、キャプテンから「お前上手くなったな」と言われ、技術向上を実感でき、次第にスタメンとして試合に出場する機会が増えました。   これらの経験から得た継続力を生かして、入社後は地道な業務にも継続的に取り組みます。
 

引用:unistyle/東日本高速道路(NEXCO東日本)24卒内定者(事務系)

エピソードが2つ記載されていますが、結論の次の文章で「高校と大学で発揮しました」と記載されているため、読み手が混乱することなく読み進められます。

しかし「どのように勉強を進めれば目標を達成できるかを月に1回考えました」など一部抽象的な箇所もあるため、エピソードを高校・大学どちらかに絞り「具体的に何をどう考えてどのような結論がでたのか?」といった要素を含めるなど、さらにエピソードを深堀した内容に変更してもあなたの人柄・性格が伝わる自己PRになるでしょう。

【600字以上】自己PRの書き方と例文

540字以上800字以下/中部電力(23卒内定)
 私の強みは、「積極的に自分の考えを発信し、周りを巻き込んでいく力」です。   この強みは、アルバイト先の飲食店にて離職率低下を目指し、勤務体制の改善を成し遂げた時に発揮することが出来ました。
大学3年生から、バイト全員が働きやすい環境作りを目標に掲げバイトリーダーに就任しました。しかし就任直後、後輩数人が立て続けに離職してしまい、その後も離職が続いた場合店員が足りなくなる可能性がありました。私はバイトリーダーとして今回の離職が起きてしまったことに責任を感じ、これ以上の離職は阻止したいという考えが芽生えました。

まず原因調査をしたところ、離職の直前に新店長が赴任したことで、接客の質を重視するパート店員と店の回転を重視する店長とで指揮系統が分裂したことだと判明しました。そこで、双方の考えを両立した指揮系統の確立が必要だと考えました。
そして、体制改革のための会議の場を設けるために、店長やパートを含めた各店員に、可能な限り自分の考えを発信し続けました。   体制改革の必要性を継続的に発信し続けた結果、会議の場を設けることが出来ました。各店員の思いを共有しながら話し合ったことで、接客の質を重視した形式をベースにしつつ、厨房のレイアウト改善や新たなマニュアルを掲示するという案で合意に至りました。この結果、全店員が同じ意識をもって勤務できるようになり、各店員が迷わず働けるようになり、バイトの途中離職を無くすことに成功しました。
この経験から、積極的に自分の考えを口に出し行動に移していくことで、組織全体により良い影響を与え、一体感を強めていくことやりがいを感じました。また、問題解決にあたって、異なる視点から意見を出し合い共有することの大切さを学びました。
 
 貴社においても、様々な立場の人々と共に働くにあたり、お互いの思いを伝え合い共有していくことで、より良い信頼関係を築いていきたいです。(788字) 

引用:unistyle/中部電力23卒内定者(技術職)

文字数制限に合わせエピソードが具体的に記載されており、あなたが課題に対しどのように考え、行動をしたのかが伝わる非常に良い自己PRです。

志望動機と自己PRの作り方とは?_CTA

文字数に合った自己PRが書けないときは?

文字数に合った自己PRが書けないときは?

ここまで好印象を残す自己PRの書き方や文字数ごとの例文を紹介してきました。

しかしいざ文字数制限に合わせた自己PRを作成しようとすると「文字数が足りない」「文字数が多すぎる」といった壁にぶつかったことのある就活生もいるのではないでしょうか?

ここでは上記のような場合の対処法を紹介します。

文字数が少なすぎて何を書けばいいかわからない時

自己PRの文字数制限が少ない場合は、伝えるべき要素を絞り要点のみを伝えましょう。

具体的には、結論となる[あなたの強み]とあなたにその強みが備わっていることを証明できる[理由とエピソード]、この2点を伝えます。

結論や理由に関しては省略してしまうと自己PRを通して伝えたいことがぼやけてしまうため、エピソードをシンプルにすることで文字数を抑えると良いでしょう。

また文字数制限が少なすぎる場合、最初から文字数にあった自己PRを作成しようとすると難しいと思いますので、まずは300字程度を目安に作成してから余分な表現や句読点などを削り文字数を抑えるようにしてみてください。

その他、文章の語尾を[です・ます調]から[だ・である調]に変えることも1つの手です。

文字数が多すぎて何を書けばいいかわからない時

文字数制限がない場合は『300字程度』が適切とお伝えしましたが、企業によってはその倍以上の文字数で作成した自己PRを求められます。

このように求められる文字数が多い場合、企業は自己PRを通してより深くあなたの性格や考え方などの人柄を知ろうとしていることが考えられます。

そのため上述にてお伝えした自己PRに必要な4つの要素の中でも、エピソード(強みが備わっていること証明する内容)をさらに具体的に伝えることを意識してください。

その際「なぜ行動しようと思ったのか?」「具体的にどのような行動をしたのか?」「何を学んだのか?」といったあなたがどのように考え行動したのかが伝わるような、[あなたならではの要素]を追記できると良いでしょう。

また就活生の自己PRに[入社後の意気込み]まで書かれていることは多くありません。

そのため最後に「本経験で発揮した壁に当たっても諦めずにやりきる力を、貴社で研究開発者として活かしたい。(TOPPAN25卒内定者)」というように、入社後に自身の強みをどう活かそうと考えているのか、を伝え自分を採用するメリットを提示できると良いでしょう。

もしくは最後に「以上のことから私の強みは○○です」というようにあらためてアピールポイントを伝えることも、好印象を残すための手法の1つです。

引用:unistyle/TOPPAN25卒内定者(技術職)

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最後に

履歴書やESに記入する自己PRの基本的なフレームワークは同じですが、文字数によって含むべき内容は異なります。

文字数制限がない場合は300字を目安に、文字数制限がある場合は企業が指定した文字数に合わせて内容を修正するようにしてください。

もしも自身が考えた自己PRに自信が持てないのであれば、志望する企業の先輩社員や大学のキャリアセンター、就活エージェントに添削を依頼してみると良いでしょう。

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  • 「自己PRのためのエピソードの選び方がわからない…」
  • 「自分の自己PRがアピールになっているのか自信がない…」
  • 「履歴書の自己PRと面接の自己PRは別のエピソードにすべき…?」

このように就活に関する悩みは人それぞれです。

就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、就活生1人ひとりの就活状況をお伺いした後に、状況にあった選考アドバイスの実施や希望や適性に合った企業の求人情報を紹介しています。

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