●面接で将来の夢を伝える際は[志望企業に合った夢を伝える][志望企業に利益をもたらせる夢にする]の2点を意識すると良い。
●面接で将来の夢を聞かれたら[将来の夢+その将来の夢をもつようになったきっかけ]を伝える。
「面接官に将来の夢を聞かれたら、なんと答えれば良いのだろう…?」「プライベートな将来の夢を伝えても良いのかな?」そんな不安を抱える就活生も多いのではないでしょうか。
どういう意図で聞かれているのかがわからないと回答を考えるのも難しいですよね。
本記事では面接で将来の夢を聞かれた際の答え方やポイント・注意点、回答例まで紹介していきます。
これから面接を受けるという就活生は本記事を参考に、面接対策をおこなってみてください。
「将来の夢」を面接で聞く意図
まず面接で将来の夢について質問する意図を5つ紹介します。質問に対する回答を準備する際は意図を踏まえた上で考えるようにしましょう。
キャリア設計が具体的かどうかを知るため
将来の夢を実現するために重要なのは、具体的な道筋を考えることです。就活における具体的な道筋とはキャリア設計のことを指します。
面接官は『具体的なキャリア設計を考えられている=成長意欲が高い』と評価しているため、就活生が将来の夢の実現までの具体的なビジョンを持っているかどうかを確認しています。
自社の企業理念や事業内容に合っているかを知るため
いくら良い将来の夢を持っていたとしても、その企業で実現できる夢でなければ意味がありません。
そのため、面接官に「うちじゃなくて他の企業の方が良いのでは…?」と思われてしまうと、選考を通過するのは難しくなってしまいます。
面接で将来の夢をアピールする際は、その企業でなければ実現できない夢を伝えるようにしましょう。
その際は、企業が掲げている企業理念や事業内容を調べた上で考えてみてください。
志望動機と矛盾していないかを確認するため
面接で将来の夢について聞かれるのは「志望動機と矛盾していないか」を確認するといった目的もあります。
万が一両者に矛盾があった場合「本当にそれが将来の夢なのか…?」と疑われてしまいます。
将来の夢と志望動機に一貫性を持たせるためにも「〇〇といった夢を実現するために、御社で〇〇に挑戦したい」のような筋の通る将来の夢を伝えましょう。
自社にどのようなメリットがあるのかを知るため
企業は自社に貢献してくれる人材を採用したいと思っているため、将来の夢を聞くことでその学生が自社に入社した場合どのように貢献してくれるかを知ろうとしているのです。
例えば、外資系企業の面接で「留学経験で培った英語力を活かして、将来的には海外市場も開拓していきたいと思っています」といったような将来の夢を伝える就活生と、「任された仕事は完璧にこなせるような人材になりたい」のような就活生では、前者の就活生の方が採用するメリットが高いと判断されるでしょう。
将来の夢を考える際は、上述したように志望企業の事業内容や企業理念などを事前に調べておくと、評価される将来の夢を考えることができるはずです。
成長意欲があるか知るため
将来的に仕事で成果を出すには成長意欲が必要です。
そのため、面接官は将来の夢やその夢を叶えるための過程を聞き、その学生に成長意欲があるかどうかを判断しようとしています。
成長意欲があることをアピールするためにも、将来の夢を話す際は、達成するにはどんなスキルを身に着けようと思っているか、どんな経験が必要かなど、できるだけ具体的に伝えるようにしましょう。
「将来の夢」を面接で効果的に伝えるポイント
ここでは面接で将来の夢を回答する際のポイントを3つ紹介していきます。
どんな夢を伝えれば良いか迷っているという就活生は、以下のポイントを参考に考えてみてください。
志望企業に合った夢にする
上述していますが、面接で将来の夢を答える際はその企業で実現できる夢を伝えます。
「将来は〇〇になりたい」のような漠然とした夢を話すのではなく、その企業の事業内容や社風に合わせた具体的な夢を伝えることが大切です。
いくら良い夢を持っていても、その企業で成し遂げられないものでは意味がありません。
むしろ「うちの会社じゃなくて良くない…?」とマイナスな印象を持たれてしまう可能性もあるため、その企業ならではの夢を伝えるようにしましょう。
志望企業に利益をもたらす夢にする
志望企業で実現できる将来の夢を伝えるということに加えて、その夢が志望企業に利益をもたらすものであるかという点も重要です。
企業は採用活動を通して自社に貢献してくれる人材を求めているため、志望企業の利益に繋がらない夢をアピールしてしまうと、採用したいと思ってもらうことは難しいでしょう。
そのため将来の夢を伝える際は、志望企業の利益にどう貢献できるのかといった観点も忘れずに伝えるようにしてください。
志望企業のビジョンや戦略を理解し、どのような価値観を持ち、どのような方向性でビジネスを展開しているのかを調べておくと考えやすいでしょう。
夢のために努力していることを伝える
将来の夢のために努力していることがあればそれも伝えましょう。小さなことでも問題ありません。自分なりに将来の夢に向かって取り組んでいることを伝えます。
そうすることで目標に向かってコツコツ努力できる人材だと判断されるでしょう。
「将来の夢」を面接で聞かれた時の答え方
面接で将来の夢について答える際は『結論⇒エピソード⇒入社後』のフレームワークに沿って答えるようにしましょう。
まず、結論部分では「私の将来の夢は人の心を動かせるような広告を作ることです」といったように、将来の夢を簡潔に伝えます。
最初に結論を伝えると、面接官はその後にどういった内容が続くのかを想定できるため、その後のエピソードの内容を理解しやすくなるでしょう。
そして、次のエピソードの部分でその将来の夢を持つようになったきっかけとなるエピソードを具体的に話します。
上記のようなエピソードを伝えたら、最後に「入社後はどのように貢献して志望企業にメリットを与えるか」について話します。
単なるイメージではなく、具体的にどのようなことを成し遂げたいかを述べると印象が良くなるでしょう。
[面接の質問]への答え方の詳細、注意点、面接官のタイプ別対策方法を知りたいという就活生は下記の記事をご覧ください。
あなたの魅力を十分に伝えるためにも、答え方をマスターしておきましょう。本記事では面接での正しい答え方や注意点等について紹介しています。
【例文10選】「将来の夢」を面接で聞かれた時の回答例
ここでは面接で将来の夢を聞かれた際の回答例を紹介します。
また、あなたの回答に対して面接官から想定される質問も併せて紹介しているので、是非チェックしてみてください。
IT業界を志望している場合の回答例
コンビニエンスストアのアルバイトをする中で、会計や検品、レジチェックなどのシステムが何度もリニューアルされました。その時に[便利な仕様変更と、不必要な仕様変更の両方が存在する]ということに気が付きました。
必要のない確認画面や省略のしすぎでかえってわかりづらくなってしまった操作画面を見たときには、エンドユーザーのニーズをまだまだ抽出しきれていない一面もあると感じました。
私はこのような[システム]と[ユーザー]との間にできた溝をしっかりと把握し、埋められるエンジニアになりたいです。
【想定追加質問】
⇨使いやすい(使いにくい)システムに共通する点は、どのようなものだと考えますか?
⇨ユーザーのニーズを把握するために必要なことは何だと思いますか?
通信業界を志望している場合の回答例
私は、貴社がこれまでに獲得してきた既存の顧客を確保したまま、国外からも確実に収益を上げられる事業ができればと考えています。
それはインターネットの普及によってこれから益々市場を世界に拡げるべきと考え、グローバル化を視野に入れた新規事業の必要性を感じたためです。
既存の顧客も満足でき、なおかつ国外からの収益も期待できる事業を貴社で模索していきたいと思います。以上のような理由から、私は貴社を志望致しました。
【想定追加質問】
⇨あなたが思いつく、国内外でのニーズの違いを教えてください
商社業界を志望している場合の回答例
不登校の弟の存在やカンボジアで物乞いをしている人々を目の当たりにしても何もできなかった無力感から、この夢を持ちました。
なかでも[自らが主体となり国境を超えた大きな事業を創り上げること]に強い憧れを持っています。
貴社に入社したら、私が培ってきた粘り強さとタフさを活かして、挑戦し続ける人材でありたいです。
【想定追加質問】
⇨粘り強さやタフさは、どのような経験から培ったものですか?
⇨挑戦し続けるために大切にしなければならないことは何だと思いますか?
金融(銀行・保険・証券etc)業界を志望している場合の回答例
学生時代に尽力したアルバイトでは、新人の離職というリスクやその先にある経営難を目の当たりにしました。
その経験から[常にリスクをより効率的に回避できる方法や、確実に利益となる方法を模索することの重要性]を感じました。
入社後はリスクを未然に回避するのはもちろんのこと、さらに効率的なリスクヘッジを誰でもおこなえる環境づくりに努めたいと考え、貴社を志望しました。
リスクを未然に防ぐことに徹し、そのリスクを負うことで人々の挑戦を支援し、その結果日本がより[ビジネスに強い盤石の国]になるよう、尽力していきたいです。
そのためには私の強みである[俯瞰的に物事を見る]という能力を活かし、貴社の一員として貢献していこうと考えます。
【想定追加質問】
⇨当社におけるリスクにはどのようなものがあると考えますか?
⇨リスクを未然に防ぐため、必要なことは何だと考えますか?
広告・マスコミ(テレビetc)業界を志望している場合の回答例
大学の文化祭実行委員会としての活動を通じて、全員で1つの課題を解決していく経験をしました。文化祭のテーマや企画内容、出演者などはもちろんのこと、ステージの設置場所やごみの処理といった細かな部分まで、役員で決定しなければなりませんでした。
やることが多く初めは音を上げてしまいそうでしたが、日を重ねるごとに役員が一眼となっていっていることを実感できました。
その経験から私は、周囲の人間を巻き込みながら団体を1つの目的のためにまとめていくことに[強烈な達成感]を感じたのです。また、その過程において人が変わる[きっかけ]を作れたことにも大きな喜びを感じました。
このような理由から幅広い手法が選択できる広告業界を志望しています。
貴社では、複雑化する現代人の[欲求]と企業の[想い]を繋げる仲人となって、行動や発想のきっかけ作りができるよう尽力したいと考えています。
【想定追加質問】
⇨文化祭で実際に経験した「人が変わるきっかり」とはどのようなことですか?
⇨心を動かす広告とはどのようなものだと考えますか?
食品業界を志望している場合の回答例
以前、貴社がプロデュースしていたハイボールバーへ行った経験があります。バーテンダーによって目の前で作られたハイボールは、スーパーなどで購入できる御社の製品を使っているにもかかわらず、今までに飲んだハイボールのどれよりも美味しかったと記憶しています。
イベントの後はさっそく同様の製品を購入し、自宅で試してみました。少しの工夫を凝らすだけでお店の味を楽しめることに感動しました。イチ消費者として、これほど満足度の高い商品を自宅でも飲めることを嬉しく感じ、それと同時に「私と同じ体験をできる人がもっと増えれば」とも思いました。
そしてこの体験を機に多くの人が「少し工夫をするだけで、家庭でもお店のクオリティを実感できるには、どのような商品にすれば良いのだろう」と考え始めました。
注ぎ方やグラスの温度によって、お酒の味は全く異なります。だからこそ、家でベストな味となる酒類の商品企画に携わりたいです。また、ただ商品を売るだけでなく、美味しく飲むための[ひと工夫]も広げていきたいと考えています。
【想定追加質問】
⇨あなたが作ってみたいお酒は何ですか?
不動産・デベロッパー業界を志望している場合の回答例
今後多様化していく個人のニーズへの対応、複雑化していく社会問題の解決には、産業の垣根を超えた、新たな価値の創出が不可欠であると考えます。
多くの課題解決のために私が注目したのは、人々の生活基盤である[街空間]の創出です。
さまざまな産業が絡み合って造られる街空間は、成果物として最も大きなものであり、総合デベロッパーの醍醐味であると感じます。まずは人々の生活の基盤を安定させることから、社会問題と向き合っていきたいです。
私は、学生時代に森林科学を専攻していました。その知識を活かして入社後には、CLT高層ビルといった、新技術ではあるものの自然のぬくもりを感じるプロジェクトに携わっていきたいです。
【想定追加質問】
⇨時代のニーズを的確に把握にするため、必要なことは何だと考えていますか?
⇨「新たな価値」とはどういったものだと捉えていますか?
製薬・消費財を志望している場合の回答例
私自身、現代の暮らしに満足しており、日々の生活に対して不満を抱く機会はあまりありません。しかし[便利ではあるが、何かが欠けている]と感じることもありました。より日々の生活を充実させるために必要なものはなんだろうと考えたときに必要なことはワクワクできる[刺激]だと思いました。
そして、そのワクワクを消費者へ提供できるだけのノウハウや知識が、貴社には備わっていると感じています。それらの能力を結集させた製品を提供するために、まずは潜在化した社会ニーズを掴むことが重要だと考えています。
私は中高で生徒会役員、大学では学生委員会と、多数の委員会役員などを経験してきました。その中で各部活動の予算調整や新入生歓迎会といったイベント企画などをおこなってきました。
その経験から培ってきたコミュニケーション能力に自信があります。ユーザーとのコミュニケーションを通じて、ニーズをより的確にすくい上げることができると考えており、その能力を活かせる環境として、貴社を志望しました。
【想定追加質問】
⇨観察力やコミュニュケーション能力を磨くために心がけていることはありますか?
⇨ワクワクできる製品というものは、どんなものだと思いますか?
インフラ(鉄道・航空・海運etc)業界を志望している場合の回答例
私は学生時代、通学時間に何度も人身事故による遅延を経験しました。ときには救急隊員の対応などのために、数時間もの間電車が止まってしまうケースもありました。そこで私が思ったことは、列車にはセンシングカメラが付いているのに、なぜ間に合わなかったのかということです。
調べていると、現在のカメラセンシング技術は輝度を用いたシステムですが、距離が離れるにつれ輝度が著しく低下してしまうという欠点が見えてきました。つまり、物体を認識できる距離に制約があるということです。
この課題を解決する方法として私が考えたのは、輝度より低下しにくい色情報を用いることで、物体を認識できる距離が長くなるのではないかということです。より早く危険を察知できれば、事故を減らす事ができるかもしれません。
[スマートメンテナンス]などAI技術を積極的に取り入れている貴社であればカメラセンシング技術の研究にも尽力できると考え、貴社を志望致しました。
【想定追加質問】
⇨事故を減らすためにできることとして、他にどのようなことが考えられますか?
サービス業界を志望している場合の回答例
私は幼いころからゲームに熱中してきました。得意なジャンルはeスポーツの分野で、国内大会にも出場しています。海外では既にVRを駆使したアミューズメント施設が多数あります。eスポーツもオリンピック競技にしようという動きも出てきています。
私の夢は貴社でVRとeスポーツを融合したゲームと施設をプロデュースすることです。その発展形としてオリンピックの競技種目に育て、社史に残るような活躍をしたいです。
そのためVRを応用した数多くのイベントを開催してきた貴社で働きたいと考えます。日々の地道な努力によって、夢の実現に一歩一歩近づいていきたいです。
【想定追加質問】
⇨VRを使ったアミューズメントパークのターゲットとなるのは、どのような層と考えますか?
⇨eスポーツの市場認知を上げるには、どのようなことが必要だと思いますか?
「将来の夢」を面接で伝える際の注意点
ここでは将来の夢を面接で伝える際の注意点を3つ紹介します。これから面接を受けるという就活生は参考にしてください。
結婚や家庭を持つなど、会社と無関係な夢を伝える
[◯歳までに結婚したい][子どもがいる幸せな家庭を築きたい]などといった夢は、将来の夢としては素晴らしいものですが、就活の面接では避けた方が良いでしょう。
プライベートな夢を伝えたところで、あなたが将来自社で活躍する姿をイメージすることは難しいため、採用したいと思われない可能性が高いです。
あくまでもビジネス視点での夢・目標を伝えるようにしましょう。
起業したいなど退職することを匂わせてしまう夢を伝える
[将来的には起業したい]などの夢も避けた方が無難です。一見するとポジティブで、モチベーションが高い人材だという印象を与えるでしょう。
しかし企業にとっては、多大なコストをかけて育成しても[将来的には退職されてしまう]というマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
一方で、社員の大多数が転職を経験している外資系企業やベンチャー志向の強い企業の場合、起業などの夢は肯定的に捉えられることもありますので、自身が目指す企業の特色に応じて使い分けてください。
将来の夢はありませんと伝える
「将来の夢はありません」と答えてしまうと、マイナスな印象を持たれてしまう可能性があります。
企業が採用活動をおこなう目的は、将来的に自社のビジネスに貢献してくれる人材を採用することであるため、将来の夢がないと回答してしまうと[志望度が低い][目標設定ができない]と思われてしまうでしょう。
将来の夢が明確でない場合でも、自分自身の興味関心や得意分野、これまでの経験から、将来どのようなことに挑戦したいと考えているのかについては答えられるはずです。
難しく考える必要はありませんので、現時点で挑戦したいことは何なのか考えてみてください。
将来の夢がない場合の対処法
現時点で将来の夢がどうしても思いつかないという人は[好きなことや得意なことを活かしたい]という内容でも問題ありません。
「自分の得意なことがわからない…」という場合は、自己分析をおこない、過去の経験から考えてみましょう。
また、過去に夢中になった経験や達成感を得た経験から将来の夢を考えるのも効果的です。
なぜその経験に夢中になったのか、達成感を得たのかについて深掘りすることで、どのような仕事であれば熱量持って臨めるのかが見えてくるでしょう。
自己分析のやり方がわからないという人は、以下の記事で5つのやり方を紹介していますので、自分に合ったものを試してみてください。
まとめ
本記事では面接で将来の夢について質問する意図や答え方のポイント、注意点などを紹介してきました。
面接官は将来の夢という質問をすることで自社にとってどのようなメリットがあるか、自社に合っているか、キャリア設定ができているかなどを確認しようとしています。
面接で将来の夢を伝える際は、本記事で紹介したポイントを意識した上で伝えるようにしてください。
就職エージェントneoを活用して就活をしよう!
- 「将来の夢ってどんな夢を伝えればいいの…?」
- 「評価される将来の夢の伝え方ってある?」
- 「将来の夢がない場合はどうしたら良い…?」
このように就活に関する悩みは人それぞれでしょう。
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