・最近関心のあることが見つけられない時は、自己分析がオススメ◎
・最近関心のあることを伝える際は『思想や信条、事件に関する話題』『3か月以上前の話題』『自分や他人のプライベートな話題』は避ける
面接で「最近関心のあることは何ですか?」と聞かれ、「何を答えれば良いんだろう…」「面接官はどんな答えを求めているのだろう…」と答え方が分からず悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
最近関心のあることは、志望動機や自己PRに比べると聞かれる頻度が少ない質問ですが、だからこそ周りと差を付けるチャンスとも捉えることができます。本記事では、企業が面接で最近関心のあることを質問をする意図から、取り上げるべき内容や見つけ方、答え方を詳しく解説します。
また、記事の後半では、内容別の例文や注意点も紹介するため、面接を控えている人は是非参考にしてください。
「最近関心のあること」を質問する意図
最初に、企業が最近関心のあることについて質問する意図を説明します。
今回の質問に限らず、面接で高評価を得るためには、企業側の質問の意図をしっかりと理解することが必要不可欠です。また、企業側の視点から考えることができれば、回答作りもよりスムーズにおこなえるでしょう。
特に、質問の意図を理解している人は多くありません。周りと差を付けるためにも、まずは質問の意図を理解するようにしましょう。
情報感度の高さを知りたい
面接官が最近関心のあることについて質問する背景には、『情報感度の高さを知りたい』という意図があります。
情報感度の高さとは、周囲に対する興味関心や情報を得ようとする意識のことで、端的に言うと『情報に対してのアンテナの高さ』のようなものです。
つまり学生に最近関心のあることについて質問することで、学生が普段からどのくらいアンテナを貼り、幅広い情報や知識を得ようとしているのかを見極めようとしているのです。
では、企業はなぜ情報感度の高さを知りたいのでしょうか。
それは、情報感度が高い人は様々な情報や知識を積極的に吸収し、自分自身のスキルアップに繋げることができると考えているためです。
また、社会の身の回りの出来事に対して常に問題意識を持っている人であれば、入社後も自分や企業の課題に気づき成長してくれるのではと考えられているのも理由の1つです。
上記の理由から、企業は学生に「最近関心のあることは何ですか?」という質問から学生の情報感度の高さを見極めようとしていると言えます。
出来事に対して自分なりの考えを持っているのかを知りたい
企業は『出来事に対して自分なりの考えを持っているのかを知りたい』という思いから、最近関心のあることについて質問します。
どの企業も、言われたことだけをこなす人材ではなく、主体的に行動できる人材を求めています。そして、主体的な行動には、出来事や課題に対して自分なりに考える力が欠かせません。
例えば、ある課題に対して「何が原因なのか」「解決するためには何が必要なのか」を自分なりに考えることができれば、指示がなくとも課題解決に向けて主体的に行動することができます。
反対に、課題について関心があっても、それに対する自分の意見や考えがなければ、何をすべきか判断できず、指示された通りにしか行動できないでしょう。
そのため、企業は「最近関心のあることは何ですか?」という質問を通して、出来事に対する自分なりの意見を持っているのかを知り、主体的に行動できる人材かを見極めようとしています。
人柄・価値観を知りたい
最近関心のあることについて質問することで、学生の『人柄や価値観を知りたい』という意図もあります。
物事に対する興味や関心の有無は人それぞれです。その人の性格だけでなく、過ごしてきた環境や経験によっても興味を持つ事柄は大きく変わってきます。
そのため、企業は「最近関心のあることは何ですか?」という間接的な質問を通して、学生の人柄や価値観を知ろうとしているのです。
では、なぜ企業は学生の人柄や価値観を知りたいのでしょうか。
それは『就活生の価値観が自社にマッチするか』という部分を見極めるためです。
企業側が採用活動を通して一番防ぎたいことは『内定辞退・早期離職』であり、そのためには、選考の段階で『自社との相性の良さ』を見極める必要があります。
なぜなら、企業の文化や社風が自分の価値観と合っていなければ、実力を発揮する機会に恵まれず、モチベーションが低下し、結果的に早期離職に繋がる恐れがあるためです。
反対に、企業の社風や文化と相性が良い学生ほど、入社後に長く働いてくれる傾向にあります。
そのため、企業は「最近関心のあることは何ですか?」という質問を通して、就活生の価値観を知り、その価値観が自社とマッチするのかを見極めようとしています。
「最近関心のあること」としてオススメの内容3選
社会・経済に関する話題
『社会・経済に関する話題』は志望業界や企業を問わず幅広く回答できるというメリットがあります。社会や経済に関する時事問題などについて正確に答えることができれば、社会に対する情報感度の高さをアピールすることができるでしょう。
ただ、こうした話題は社会人として働いている面接官の方が詳しいことが多いため注意が必要です。深掘りされて答えられなかったり、間違った情報を話してしまうとマイナス評価に繋がる可能性があります。
また、社会や経済に関する話題は専門的な話が多いため、自分なりの意見を持つことや説明することが比較的難しい話題と言えます。
そのため、最近関心のあることとして社会や経済に関する話題を取り上げる場合は、その出来事の概要や原因、現状や解決案などを事前に調べ、正確に理解しておくようにしましょう。
志望業界や企業に関する話題
選考を受ける業界や企業に関する出来事を取り上げることも非常にオススメです。
面接官が興味を持ちやすく、また、その業界や企業への志望度の高さをアピールすることにも繋がります。
ただ、この話題についても、面接官の方が詳しいと考えられます。「今回の選考のために調べただけだろう=志望度はそこまで高くない」と捉えられてしまう可能性があるため、十分に業界・企業研究をおこなうようにしましょう。
また、選考を受ける業界や企業ごとに話題を変える必要があるため、対策に時間がかかるというデメリットもあります。
最近関心のあることを探したり、勉強したりすることはある程度の時間を要するため、選考を受ける企業や業界の話題は、面接の直前だけでなく、日常的に確認するようにしましょう。
身の回りの出来事や取り組み
「最近関心のあることは何ですか?」という質問を聞くと、ニュースになるほどの大きな出来事を想像する人も多いかもしれませんが、身の回りの出来事や自身の取り組みでも問題ありません。
日々の生活や出来事の中で、どんなことに、なぜ興味を持ったのかを説明することができれば、面接官が知りたい『学生の人柄や価値観』をアピールすることができます。
ただし、こうした話題は『学生の情報感度の高さを知りたい』という意図には沿わない可能性があるため注意が必要です。
身の回りの出来事や取り組みを取り上げる場合は、ただ出来事について話すだけでなく、そこから社会の話題に繋げるなどの工夫をするようにしましょう。
「最近関心のあること」の見つけ方
「最近関心のあることは何ですか?」と聞かれても、事前に準備しておかなければ、すぐに思いつかなかったり、思いついたとしてもなぜ興味を持ったのかという部分まで説明することは難しいですよね。
以下では、最近関心のあることの見つけ方を2つ紹介します。面接を控えている人や最近関心のあることが見つからず悩んでいる人は是非参考にしてください。
新聞・テレビ・インターネットから探す
情報収集の手段としてメジャーな新聞やテレビ、インターネットを活用してみましょう。特に新聞は様々な話題を一度に知ることができるため、関心のある出来事を探しやすい媒体です。
また、インターネットと比べ情報の信憑性や正確性が高いため、出来事に関する正しい知識を身に着けられるでしょう。
テレビを活用する場合、ニュース番組や討論番組がオススメです。特にニュースなどは、図やイラスト、映像を用いて出来事の概要や原因を分かりやすく解説してくれるため、専門的な話題であっても理解しやすいでしょう。
また、討論番組などでは、1つの時事問題に対して、専門家の視点から様々な意見を交わし議論するため、『出来事に対する自分なりの意見』を見つけたい時に最適です。
インターネットについては、志望企業のホームページや新聞のオンライン版などを活用してみてください。志望企業のホームページを使う場合は、『ニュースリリース』や『お知らせ』を確認してみましょう。
例えば、「○○イベントの参加費の一部を被災地に寄付」といった話題があれば、社会的な話題にも繋げることができます。また、「ホームページを見ていて〜」と説明することで、志望度の高さをアピールすることもできるでしょう。
ただし、インターネットの情報は全てが正しい訳ではありません。自分の知りたい情報を簡単に調べられるからこそ、情報が過度に偏ってしまったり、事実ではない情報を鵜呑みにしてしまう危険性があります。
インターネットから情報を収集する場合は、情報の信憑性を必ず確認するようにしましょう。
以下は、インターネット上で利用できるニュースサイトです。是非参考にしてください。
就活ニュースゼミはNHKが運営する大学生のための就活応援サイトです。時事問題やビジネス・経済など幅広い情報を仕入れることができます。このサイトの特徴は、記事の中で学生リポーターが企業や記者の方に質問し、答えてもらうという「対話形式」でニュースが紹介されているという点です。
・Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースでは、話題のニュースを国内、国際、経済、エンタメといったジャンル別にチェックすることができます。また、24時間ニュースをライブ配信しているため、いつでも手軽に情報収集することが可能です。
・NewsPics
このサイトでは、政治、経済、社会情勢や海外の情報など幅広いニュースをまとめられており、登録不要で比較的手軽に読むことができます。NewsPicksの特徴は、一般人のコメントと著名人(起業家や大学教授など)のコメントの両方を読むことができるという点で、様々な異なる意見を知ることで、自身の視野を広げることもできます。
・日経ビジネスオンライン
日経ビジネスオンラインは、株式会社日経BPが提供する情報サイトで、厳選された経済や企業経営・社会などに関する専門家の記事を読むことができます。登録しないと閲覧できないニュースもありますが、日系BPでは 外部ライターは使わず、編集部の記者が取材し発信しているため、情報の精度や質が保証されています。
・ウォールストリートジャーナル
このサイトでは、アメリカに本社を置いている「The Wall Street Journal」の日本語版の記事が掲載されています。このサイトも有料ですが、グローバルに働きたいと考えている学生にオススメのサイトです。
自己分析をおこなう
インターネットや新聞をチェックしても最近関心のあることが見つからない場合は、自己分析をおこなってみましょう。
自己分析とは、『過去の経験とその時の感情や行動を分析することで、自分の特徴、価値観、強み・弱み、なりたい将来像を見出す作業』のことです。
最近関心のあることを探しても見つからない理由としては[そもそも自分がどんなことに興味があるのかを理解していない]という原因が考えられます。
そのため、自己分析を通して、まずは自分の特徴や価値観を理解し、そこから自分の興味・関心がどんなことに向いているのかを探していくと良いでしょう。
また、自己分析から関心のあることを見つけることができれば、『なぜ関心を持ったのか』という自分の価値観をしっかりと説明できるようになり、企業の意図に沿った回答ができるようになります。
以下の記事では自己分析のやり方について詳しく解説していますので、是非参考にしてみてください。
「最近関心のあること」の答え方
次に、「最近関心のあることは何ですか?」という質問への正しい答え方を説明します。
せっかく時間をかけて調べてきたとしても、ただ情報や知識を話すだけでは高評価には繋がりません。面接では論理的にわかりやすく伝えることを意識しましょう。
(1)結論(何に関心があるか)
この質問に限らず、面接では結論ファーストで話すようにしましょう。結論を最初に話すことで、面接官はあなたが話したいことをイメージしながら聞くことができるため、より理解しやすくなります。
具体的な内容はこのあと説明するため、結論部分では「私が最近関心のあることは〇〇です」と一言で簡潔に伝えるようにしましょう。
(2)内容・理由(なぜ関心があるか)
次に、その出来事の具体的な概要と、なぜ関心を持ったのかという部分を説明します。
出来事については、詳細に伝える必要はありません。説明部分が長くなってしまうと、自分の意見を十分に述べられない可能性があるため注意しましょう。
また、「たまたまニュースで見かけたから」「話題だから」といった理由は、自分自身の価値観(=どのようなことに興味・関心を持つのか)を十分にアピールできていないため避けた方が良いです。
(3)自分の考え(それに対して自分はどう思ったか)
最後に、出来事に対する自分の考えを述べます。
企業が「最近関心のあること」を質問する意図でも紹介した通り、この質問には『出来事に対して自分なりの考えを持っているのかを知りたい』『学生の人柄や価値観を知りたい』という意図があります。
自分の考えを忘れてしまうと、意図に沿った回答にならないため、必ず含めるようにしましょう。
「最近関心のあること」の回答で周りと差をつけるポイント3選
志望動機に繋げる
最近関心のあることとして取り上げる話題が業界や企業に関連するものであれば、志望動機に繋げてみましょう。
例えば、「○○課題に関心があり、その課題解決に貢献することができるという点で御社への入社を志望いたしました」「御社のホームページで〇〇事業に関するニュースを読み、同業他社にはない挑戦的な姿勢に強く惹かれました」というように、関心を持つ内容を志望する根拠とすることで、志望度の高さや熱意をさらにアピールすることができます。
ただし、この質問で聞かれていることはあくまでも最近関心のあることであり、志望動機ではありません。志望度を伝えることに必死になりすぎて、質問の本質を見失ってしまっては元も子もありませんよね。
そのため、志望動機に繋げる場合は「最近関心のあること」の答え方で説明した基本構成に、プラスアルファで志望度を伝えるということを意識しましょう。
求める人物像を意識した内容にする
この質問に限ったことではありませんが、選考では志望企業の『求める人物像』を意識して回答することが高評価を得る鍵です。
同じ話題を扱うにしても、主張したいポイントを企業ごとに変えられると良いでしょう。
例えば、バイトテロに関する話題を挙げたとします。挑戦的な人材を求める企業であれば、バイトテロを未然に防ぐ新しいアイディアについて話せると高評価を狙えるでしょう。
一方、顧客目線を重要視している企業であれば、顧客が安心して利用できるようなバイトテロ対策の周知方法や、バイトテロが起きてしまった後にどのような対応をすれば再び信頼を取り戻せるのか、といった顧客目線からの対策を話すことができれば、企業の特色とマッチしているということをアピールできます。
このように、同じ話題でも視点を変えることで異なる意見を伝えることができるため、最近関心のあることして取り上げる内容が決まった人は、それぞれの企業の求める人物像や重要としている要素を意識した上で内容作りをしてみると良いでしょう。
想定される追加質問の回答を考えておく
最近関心のあることについて話した後は、面接官から「〇〇という意見の人もいますがどう思いますか?」「そこから何か学んだことはありますか?」といった深掘り質問をされる可能性があります。
せっかく関心のあることについてスムーズに答えられても、深掘り質問への回答につまってしまうと話の説得力が薄れてしまうため、面接対策をする際は、想定される追加質問についても準備しておきましょう。
「最近関心のあること」を質問されたときの例文
ここでは、「最近関心のあることは何ですか?」という質問への回答例を『社会・経済に関する話題』『志望業界や企業に関する話題』『身の回りの出来事』の内容別に紹介します。
また、想定される追加質問も紹介しているため、この質問に対する回答に悩んでいる人は是非参考にしてください。
社会・経済に関する話題
■脱炭素社会
私は大学で環境や新エネルギーについて専攻しているため、大きな関心を持っています。その一例として、エンジン車の生産を廃止するという報道を拝見しました。
報道では[環境に配慮した政策]だと伝えられ、私も同様の意見を持ちましたが、実際には、生産工程を考慮すると、エンジン車との環境負荷に差がないことを知りました。
報道を見た私は、多方面的な視野が欠けていたことを実感しました。また、私も科学的な根拠にもとづいた知識を持つ責任を強く感じました。
そのため、情報を取捨選択し正しい情報のみを発信していくことこそが、我々の使命だと認識し、全うできるよう精進していきたいと考えております。
【想定追加質問】
⇨なぜ大学で環境や新エネルギーについて専攻しようと思ったのですか?
⇨エンジン車の生産を廃止することへは賛成ですか?
■バイトテロ
私はゼミでメディアが社会に与える影響について学んでおり、ある店舗のたった1人のアルバイトのおこないでも、社会に大きな影響を与えることがあるというメディアの影響力を再認識したからです。
今回の出来事で、店舗は営業停止、企業は社会的信用を損なって評価が下がり、株価は一時下落するなど様々な影響がありました。それによって、企業の他の従業員、顧客、投資家といった多くの人々が被害を被ることにもなります。
このニュースを通して、私は1人ひとりが重く受け止め、自分なら平気だろう、仲間内で笑いを取る分には問題ないという考えを見直す必要があると感じております。
私も来年から企業に勤め、より大きな責任を担う社会の一員となります。今回の出来事を自分に対する戒めとしたいと感じました。
【想定追加質問】
⇨バイトテロはなぜ起こると思いますか?
⇨企業側はどのような対策をすれば良いと思いますか?
■LGBTQ
私はLGBTについて以前から興味があり、大学でもLGBTQに関する授業を履修していました。アイスランドやアメリカでは同性婚を認める法律ができるなど、LGBTを受け入れ保護する動きがあるのに対し、日本ではこのような多様性を受け入れる動きが鈍いと感じます。
これは日本人の他人と大きく違わない事を好み、異質を排除しようとする習性に根差しており、このような不寛容が差別を生み出す根源となっていると思っています。
私は結婚という幸せの形に性別は関係ないと考えており、日本でも同性婚などの他、マイノリティのための法制度がより早く整備されていくこと、またそのために自分にできることは何かを考え行動していきたいです。
【想定追加質問】
⇨なぜLGBTQに興味を持ったのですか?
⇨日本の現状を打破するために具体的にはどのようなことができると思いますか?
■食糧問題
私は研究所で〇〇について研究しているため、関心を持つようになりました。世界の飢餓人口は8億人以上であり、飢餓により亡くなる方の数も少なくありません。
また、近い将来に人口増加により食料の需要はさらに増え続けると予想される一方で、耕地面積を拡大することは困難な状況となっています。この問題を解決するためには、既存の耕地当たりの生産力を向上させることが必要不可欠とされています。
そこで、私は自分自身のバックグラウンドを活かし、化学的なアプローチでこの問題に貢献したいと考え御社を志望しました。
また、私は研究開発をおこなうにあたって、単純に機能や効果の向上を求めるのではなく、研究背景にある課題について理解することで自分の研究に責任が持てると考えています。
【想定追加質問】
⇨研究所で〇〇の研究を始めたきっかけはなんですか?
■生理用品について
生理用品は自分で買い・携帯するということが女性である私も、当たり前のことだと思っていました。しかし、子どもや学生の場合、経済的な理由で生理用品が手に入らないことや、生理が急に来てナプキンがなくて困るという経験をしたことのある女性も少なくないでしょう。
また、年始に起きた地震では、避難所にいる女性の生理用品不足が大きな問題となりました。生理用品は女性のみが使用するものであるため、無料配布をすることに対して男性からの理解が得られにくい傾向がありますが、女性にとってはお水や食品と同じように必要性の高い物です。
私は、地方公共団体や影響力のある立場の人たちによる取り組みを通して、性別関係なくより多くの人に生理用品の必要性と問題の深刻さを理解してもらう必要があると感じました。
【想定追加質問】
⇨男性からの理解を得るためには具体的にどのような取り組みが必要だと思いますか?
⇨生理の貧困という言葉になぜ興味を持ったのですか?
志望業界や企業に関する話題
■食品業界
なぜなら最近よく見かけることが多いからです。駅の周辺や駅構内に多く見られ、お惣菜や肉・魚の冷凍加工食品など幅広い商品を販売しています。私は実際に冷凍餃子を購入し、本格的な味にとても驚きました。
冷凍自動販売機はいつでもすぐ購入できる幅広いニーズに合った販売方法で、今後さらに需要が高まると考えております。貴社の営業でも、お客様のニーズに合った新しい販売方法の提案をおこないたいです。
【想定追加質問】
⇨冷凍自動販売機にはどのような問題があると思いますか?
⇨お客様のニーズに合った提案をするためにはどのようなことが必要だと思いますか?
■テレビ業界
私は中高の公民や歴史の授業が好きで、特に選挙権や先人が選挙権を勝ち取った過程などについて強い関心を持って勉強してきました。その影響から、私は選挙権を得てからどんな選挙であっても棄権したことはありません。
しかし、世間一般では若者の投票率は低く、私は背景に「自分が投票したところで何も変わらない」といった政治への関心の薄さがあると考えています。これにより政治家は投票率も人口も多い高齢者世代から票を得られる様な施策をとる様になっているのが現状です。
そこで、私は若年層の意見をより政治に取り込んでもらうために、放送局で様々な技術を用いて若者の政治意識を高める施策ができるのではないかと考えています。
他にも、投票率を改善する方法はたくさんあると考えており、入社後は情報を届ける立場としてメディアの力を最大限活かし、様々な社会問題の解決に貢献したいです。
【想定追加質問】
⇨なぜ選挙権に関心を持って勉強するようになったのですか?
⇨若者のテレビ離れが進んでいますが、若者の投票率を改善するためにテレビ局として具体的にどのような施策ができると思いますか?
■証券業界
私は大学で△△について勉強しており、授業で取り上げられたことをきっかけに興味を持ち始めました。価格の下落はいち消費者目線からすると喜ばしいことであり、適正な競争がおこなわれている証拠であると考えられます。
しかしその一方でマクロ的な視点に立って考えてみるとそれは購買力の低下を体現しており、日本が貧しくなっていることを示唆しているとも解釈できます。○○や○○が値上げされたことが最近話題になりましたが、私としてはそれを嬉しいとは思いませんでした。
しかし、これらの企業が国としての購買力の上昇を期待してその決断をしたわけでは無いとしても、この流れが広がれば日本の経済は活性化し、賃金が上昇することで他の先進国に劣ることなく豊かさを取り戻すことができるかもしれません。
先日、農林中央金庫が国外での運用から国内での融資に主軸をシフトしていくことが発表されましたが、これは単純に海外で得たお金を日本に送るよりも国内の産業に投資した方が、長期的なスパンで考えると豊かになるという考えを表していると推察できます。
私は、今後このように国内への投資を重視していく傾向が強まっていくのではないかと考えています。
【想定追加質問】
⇨大学で△△について勉強しようと思った理由やきっかけは何ですか?
■農林水産業界
関心を持ったのは大学の授業で農家の人から直接お話を聞いたことがきっかけでした。国際情勢の変化や感染症の拡大などが世界の貿易に支障を与えている昨今、今後さらに深刻な問題が発生すれば外国からの食糧の輸入に依存している日本は一層の危機に陥りかねません。
自給率を向上させるためには、その担い手自体を増やすことが必要不可欠であるため、今後は農家の労働環境の改善や収入を上げるなどし、より多くの人が働きやすい環境づくりが必要不可欠であると考えております。
【想定追加質問】
⇨具体的にどのような政策が必要だと思いますか?
身の回りの出来事
■ライブ
今年の3月に、就活の息抜きとして人生で初めてライブに行きました。そこで、想像を超える歌のうまさや迫力のある演奏、そして会場の一体感に感動し涙を流し、この感動は私のこれまでの人生の中でも5本の指に入るほど大きなものでした。またあの感動を求めてライブに行きたいと考えています。
このライブをきっかけに、誰かから感動を与えられるだけでなく、自分も誰かに大きな感動を与えられる人になりたいと感じ、それを仕事で実現したいと考えるようになりました。貴社に入社したら、人の心を動かし、次を楽しみにしてもらえるような商品やサービスを提供できるように努力したいと考えています。
【想定追加質問】
⇨[次を楽しみにしてもらえるような商品やサービスの提供]をするためには具体的にどのような努力が必要だと思いますか?
■ゲーム
ゲーム実況とは配信者がゲームをプレイし、それを自分自身で実況するというものです。時には、配信者と視聴者間がリアルタイムでプレイすることもあり、それがまるで[兄弟がやっているゲームを夢中になって横で見ていた幼き頃]のようで、懐かしさを求めて毎日欠かさず視聴しています。
また、消費者であるはずの配信者が、生産者と消費者の仲介として、ゲームの広報に貢献しているメカニズムに非常に関心があります。例えば、懐かしの名作ゲーム実況後、中古品の価格高騰や欠品が相次ぐなどの事例を何度も目の当たりにし、配信者が視聴者に及ぼす影響力に圧倒されました。
御社でも、実況者向けガイドラインを設定するなどの取り組みがおこなわれており、ゲーム実況配信者とのコラボレーションも積極的に進められています。
私はゲームが大好きな人たちだからこそ伝えられる魅力があると考えており、御社に入社後はゲーム実況者がゲームを宣伝するように、消費者と繋がることのできる広報に携わりたいと考えております。
【想定追加質問】
⇨ゲーム実況者を広報に活用することについて、どのような課題があると思いますか?
⇨具体的に他にはどのような広報活動があると思いますか?
■スポーツ(1)
関心を持った理由は2つあります。1つ目は、イチロー選手が私の最も尊敬する人物であるからです。彼のすごさは、これまで残してきた記録よりも、試合への準備であると思います。試合で最高のパフォーマンスを出すために、食事、練習、時間管理にこだわる姿は、同じスポーツマンとして見習うべき姿でした。
2つ目は、彼の「後悔はない」という会見での言葉を聞いたからです。恐らく、彼は常にベストな準備をするために思考し、妥協なく行動してきたからこその発言だったと思います。
僕自身、過去を振り返ることが多い人間ですので、彼のように後悔を残さない最善の行動をとれるよう、これからの大学生活、社会人生活でも思考を回し、行動に移していきたいと考えています。また、イチロー選手のように自分の行動に自信を持ち、その行動を正解にする気概を持つことも必要であると感じました。
【想定追加質問】
⇨それ以外のボランティア活動はどんなことをしましたか?
⇨商品やイベント問わず地域活性化を図る案は何か考えていますか?
■スポーツ(2)
私はサッカーの経験があるわけでも普段からサッカーを見ているわけでもありませんが、何かに本気で取り組んでいる人を見ると私自身が励まされ、生きる活力になっています。
特にサッカーワールドカップの試合を観戦した後には、私も何か頑張らなければならないなと感じ、普段よりも研究活動に力が入りました。当初予定していた実験だけでなく更なる実験もおこない、非常に励みになりました。
サッカーワールドカップに限らず何かに熱中している人を見ると励まされますし、私の頑張っている姿を見ることで誰かの励みに繋がることもあると思うので、何事にも全力で取り組むようにしています。
【想定追加質問】
⇨大学ではどのようなことを研究しているのですか?
⇨サッカー以外で誰かの姿を見て励まされた経験はありますか?
本記事を読んで面接前にわからないことをなくし、余裕を持って面接に臨めるようにしましょう。
「最近関心のあること」を答える時の注意点
最後に、面接で関心のあることを答える際の注意点を3つ紹介します。
思想や事件に関する話題は避ける
「最近関心のあることは何ですか?」という質問に限らず、思想や信条に関する話題は控えるようにしましょう。
思想や信条の自由は憲法により保障されているものであるため、面接官側も学生にそうした話題を質問しないよう心掛けています。つまり、関心のあることとして思想や信条を取り上げてしまうと、面接官は何も深掘りできなくなってしまうということです。
また、評価を付けにくい話題でもあるため、面接の場において自身の思想や信条について話すことは避けた方が良いでしょう。
また、自分とは関係ない社会的に話題となっている思想やそれらに関する団体についても、非常にセンシティブであるため触れるべきではありません。
他にも、賭博や事件に関連した題材もマイナスイメージに繋がる恐れがあるため避けた方が良いでしょう。
最近関心のあることとして社会にまつわるニュースについて答えることをオススメしましたが、事件の内容によっては面接官に不快感を与えてしまう可能性があります。
最近関心のあることとして取り上げる題材は聞き手が不快に思わないような話題を選ぶようにしましょう。
3か月以上前の話題は出さない
1年以上前の出来事など、『最近』とは捉えられないような内容を話してしまうと、社会への関心が薄く情報感度が低いと判断されてしまう可能性があります。そのため、できるだけ新しい話題を取り上げるようにしましょう。
具体的な時期は決まっていませんが、3か月以内であれば問題ありません。また、ニュースなどを話す際には、必ず『最新の情報』をもとに話すようにしましょう。情報が古いまま話してしまうと、情報収集力や関心が薄いと捉えられてしまいます。
自分や他人のプライベートの話は避ける
自分や他人などの個人的すぎる内容を最近関心のあることとして話すのはやめましょう。
例えば、友人関係や恋愛の話、芸能人のゴシップなどです。本当に関心のあることであっても、「情報感度の高さを知りたい」という企業側の意図に沿った回答とは言えませんよね。
また、社会への関心が薄いと捉えられてしまう恐れもあるため、最近関心のあることとして取り上げる話題は慎重に選ぶようにしましょう。
まとめ
本記事では、企業が面接で「最近関心のあることは何ですか?」という質問をする意図や取り上げるべき内容、答え方やポイントについて詳しく解説してきました。
繰り返しになりますが、この質問は頻出ではないからこそ、周りの学生と差を付ける貴重なチャンスです。答える際には、企業側の意図である『情報感度の高さ』『自分の意見』『自分の価値観』がしっかりと表れているかを意識して答えるようにしましょう。
下記ページに面接突破のためのノウハウ記事をまとめているので、面接に少しでも不安がある人は参考にしてください。
以下の記事にて、面接でよく聞かれる質問と計500本以上の回答例や社会人マナーや逆質問例など面接時のノウハウなども紹介していますので、合わせて参考にしてください。
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