「インターンって何社くらい行けばいいんだろう?」「長期インターンと短期インターンどっちがいいのかな…?」と悩んでいる人に向けて、本記事では就活生は平均何社のインターンに参加しているのか、複数社のインターンに参加するメリット、注意点について紹介しています。
また長期インターンと短期インターンのそれぞれの特徴とメリットについても紹介しているので、どちらのインターンが自分に合っているのか考えてみてください。
インターンは何社応募すればいい?
マイナビの調査によるとインターンへの12月の平均応募社数は3.8社、平均参加社数は2.5社でした。(22卒学生対象)
平均応募数としてはサマーインターンに応募する学生が最も多く、9月~11月は一旦減少し12月頃から再び応募数が増える傾向にあります。
月別の平均参加社数を知り「結局インターンにたくさん参加する意味はあるの?」と疑問に思う人もいると思います。
そのような人に向けて、複数社のインターンに参加するメリットを紹介していきます。
▶参考:マイナビ 2022年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)複数社のインターンに参加するメリット
複数のインターンに参加するメリットとしては以下の4点が挙げられます。
・適正があるかどうか判断できる
・本選考の練習になる
・採用担当との繋がりができる
「1社だけでいいや」と思っている人は複数参加するのメリットを知った上で、どちらにするか考えてみてください。
様々な業界や企業を見ることができる
複数のインターンに参加することで、多くの業界や企業について学ぶことができます。
1社のインターンしか参加していない場合はその企業が良いと感じても他の企業と比較することができないため、どうしてその業界や企業が良いと思ったのかを言語化するのは難しいでしょう。
またその業界や企業よりも自分に適性がある業界・企業に気づけず自分の視野を狭めてしまう可能性もあります。
選択肢を広げるためにも複数のインターンに参加してみるのも良いと思います。
志望業界や企業が既に決まっている人でも同業他社のインターンに参加し企業比較をすることで、志望企業の魅力に改めて気付けることもあるかもしれません。
適正があるかどうか判断できる
就活生のみなさんは業界研究や企業研究で様々な情報を集めているとは思いますが、調べた情報だけでは本当に自分に合っている仕事なのか判断することは難しいです。
自分に適性があるかどうか知りたい場合は、実際に行って確かめる方法が一番です。
インターンではネットよりも詳細な情報であったり、インターン内容によっては実務を経験できるものもあるため、適性があるかどうか判断するためにもインターンへ参加するのは有効的だと言えます。
本選考の練習になる
就活では社会人の前で自分をアピールしなければなりません。
しかしアピールすると言っても、社会人と話した経験が少ない人からしたらいきなりは難しいですよね。
インターンではたくさんの社会人と関わる機会があります。インターンに参加し、社会人の前で話すことに慣れておきましょう。
またインターンによっては選考型のものもあります。
インターンの選考も本選考と選考形式は同じであるため、インターンに応募することで本選考の練習をすることができます。
本選考の前に選考慣れをしておきたいと思っている人は選考型のインターンに応募してみても良いでしょう。
採用担当との繋がりができる
インターンに参加し採用担当と関わりを作ることで、早期選考や座談会などの特別ルートに案内してもらえるかもしれません。
採用担当に名前を覚えてもらえれば、本選考の際に初対面の場合よりも有利になる可能性もあります。
しかしこれは良い印象を持たれていたらの話です。悪い印象で名前を覚えられていてもプラスにはならないため注意してください。
複数社のインターンに参加する際の注意点
複数のインターンに参加するメリットについて上述してきましたが、参加する場合は注意しなければいけないこともあります。
ここからは複数社のインターンに参加する際の注意点について紹介していきます。
学業に支障が出ないようにする
上述したように、複数社のインターンに参加した方がより多くの業界について理解できたり、自分の適性がわかるなどのメリットがありますが、学業と両立できる数にすることが大事です。
せっかくインターンに参加しても、単位を落としてしまってはもったいないです。
企業によっては面接の際に単位を落とした理由を聞かれる場合もあります。
本選考を有利に進めたくてインターンに参加したのに、逆にマイナスな印象を持たれてしまう可能性もあるため、学業に支障が出ない数にしましょう。
目的を明確にしておく
インターンに参加する際は必ず目的を持って参加するようにしましょう。
毎回目的を定めてから参加した方がより多くのことを吸収でき、同じインターンでも目的がある人とない人ではインターン自体の価値に大きく差がでてしまいます。
自分はこのインターンで何を得たいのかを明確にしてから参加するようにしましょう。
スケジュール管理をしっかりと行う
複数のインターンに応募していると選考の日程やインターンの開催日がかぶってしまうこともよくあります。
予定がかぶらないようにするためにも「就活用のスケジュール帳を作る」「携帯のアプリにまとめる」など、しっかりと予定を管理するようにしましょう。
もしそれでもかぶってしまった場合は、気づいた時点ですぐに企業に連絡をするようにしてください。
自己分析を怠らないようにする
インターンに何社も参加している人が陥りやすいのが自己分析不足です。
インターンに参加することで業界や企業研究は十分にできているかもしれませんが、そればかりに気を取られてしまい自分についてあまり深堀りできていなかったと本選考が進むにつれて気づくケースも多くあります。
就活では業界や企業理解と同様に自分についても深く理解できていることが重要であるため、必ず自己分析の時間も取るようにしましょう。
インターンの種類
インターンには長期インターンと短期インターンの2種類があります。
それぞれの特徴やメリットを紹介しているので、自分はどちらに参加するべきか考えてみてください。
長期インターン
長期インターンとは3ヶ月以上の期間、企業の業務に従事するインターンのことを指します。
長期インターンは志望業界や志望企業が決まっている人にオススメです。
長期インターンに参加するメリットは何なのか、以下で紹介していきます。
実務経験がつめる
長期インターンでは実際の業務を経験できるため、自分にその仕事の適性があるかを確かめることができます。
実際の業務を経験することで業界や職種についての理解が深まり、入社後の「思ってたのと違った」などというミスマッチを防ぐことができます。
ビジネススキルやマナーを身につけられる
長期のインターンでは企画の立案や企画書の作成など、企業のプロジェクトに参画できるチャンスがあります。
社会人になる前にこういった経験ができるのは長期インターンならではです。
インターンで経験しておくことによって、社会人になった際に周りの人より一歩先からスタートすることができます。
また長期インターンでは企業とメールのやり取りをすることも度々あるため、メールのビジネスマナーについても学ぶことができます。
視野が広がる
長期インターンに参加することで関わる人が学生から社会人に変わります。
環境が変わると人は考え方や行動が変化しやすいため、今までの自分とは違う自分に出会えるかもしれません。
将来やりたいことがわからないという人は新しい環境に飛び込み、自分について見つめ直してみるのも良いでしょう。
就活で有利になる可能性がある
実務経験を積むということは誰にでもできる経験ではありません。
長期インターンに参加し実務経験を積んでいることで、志望動機や自己PRを伝える際に実体験に基づいたアピールをすることができます。
経験のない就活生はイメージでアピールするしかないため、未経験の就活生よりも説得力のあるアピールができるでしょう。
またインターンに参加することによって特別選考ルートに乗れるなど、本選考時に優遇される可能性もあります。
給与が発生する
長期インターンでは給与が発生することが多いです。
給与をもらいながら実務経験をすることができるため、アルバイトの代わりとして取り組めることもメリットの一つと言えるでしょう。
しかし稀に「教育コストを支払っているから」「経験の場を与えているから」といった理由で給与を与えていない企業もあります。
労働基準法では企業の利益や生産活動に関わった場合は、「労働」となり給料が発生すると定められています。
もし長期インターンで給与が支払われない場合は違法インターンの可能性があるため注意してください。
短期インターン
短期インターンとは1日から1週間程度で実施されるインターンです。
まだ志望業界や志望企業が決まっておらず、幅広く見たいと思っている人にオススメです。
短期インターンに参加するメリットとは何なのか、以下で紹介していきます。
いろんな会社を知ることができる
上述しましたが短期インターンは1日から1週間程度と比較的短い期間で開催されるため、気軽に様々な業界、企業のインターンに参加することができます。
複数の短期インターンに参加することで業界や企業比較ができるため、選択肢が広がり、より自分にあった企業を見つけられるかもしれません。
様々な学生や社人と会うことができる
短期インターンの場合は複数企業のインターンに参加することが可能であるため、その分多くの社会人や学生と出会うことができます。
就活は情報戦であるため、数々のインターンに参加し人脈を広げることは非常に有効です。
短期インターンに参加する際は人脈を広げるためにも、積極的に周りの人や社員さんに話しかけにいきましょう。
学業との両立がしやすい
短期インターンは期間が短いためスケジュールを調整しやすいというのもメリットです。
最短1日のものもあるため、気軽に参加することができます。
いくらインターンに参加し有益な情報を得ても、卒業できなければ全く意味がありません。
卒業するのは大前提であるため、両立が難しいと感じる人は短期インターンに参加することをオススメします。
選考なしの場合も多く、参加しやすい
短期インターンは企業ができるだけ多くの学生と接点を持ちたいという目的のもと開催していることが多いため、選考がない場合も多々あります。
長期インターンのような選考必須のものは参加するのがまず難しいこともありますが、選考がないインターンでは誰もが気軽に参加することができます。
また、選考がないからこそそこまで志望度が高くない企業でも参加することができるというのもメリットの1つです。
まとめ
本記事では長期インターンと短期インターンのメリットをそれぞれ紹介してきました。
それぞれメリットや得られるものが異なるため、自分に必要なものを選ぶようにしてください。
また本記事では複数のインターンに参加するメリットや1人当たり平均2.5社のインターンに参加しているとお伝えしましたが、インターンに参加する際は数を目的にしないように注意してください。
自分がインターンで何を得たいのか明確にしてから参加するようにしましょう。
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