●インターンの選考で重視されているのは[学ぶ姿勢があるか]である。
●インターン面接の対策として[企業研究・自己分析を徹底する][回答を考えておく][エントリーシートを見直す]などが挙げられる。
「インターンの面接ってどんなこと聞かれるんだろう…?」「面接前にしておいた方が良いことってあるかな?」
インターンの面接を控えており、上記のような不安を抱いている就活生に向け、本記事ではインターン面接で聞かれる頻出質問や面接時の流れを紹介しています。
また面接対策に効果的な方法も紹介しているので、是非活用してみてください。
インターン面接の目的とは?
インターンの選考では、面接が実施されることが多いですが、どうして面接をするのかと思う就活生もいるのではないでしょうか。
ここでは企業がインターンの選考において面接を実施する目的を紹介していきます。
学生の[学びへの意欲]を確認したい
■25年卒インターンシップ選考の評価基準に該当するものを全て選択してください。
インターンの選考において面接を実施する理由はもちろん企業によって異なりますが、一般的には[就活生の参加目的や意欲]を知るためと言われています。
目的や熱意がない学生のインターンを受け入れてしまうと、通常業務をしながら学生のフォローもしなくてはならなくなるなど、企業側の負担は大きくなってしまうため事前に確認しているのです。
また当社で2024年に実施した調査にて「25年卒インターンシップ選考の評価基準に該当するものを全て選択してください」と質問したところ、90%の企業が[学びへの意欲]を評価すると回答しています。
25卒以降、採用直結型のインターンが解禁されたことで企業はただ単にインターンを実施するだけでなく、優秀な学生を早期に見極めて囲い込む戦略を強化しています。
そのため、インターンの面接を受ける際には[なぜこのインターンに参加したいのか]や[参加してどのようなことを学びたいのか]を明確にした上で、熱意をアピールすることを意識してください。
参照元:就職エージェントneo/25年卒を対象としたインターンシップの実施状況に関する調査結果
インターン面接での頻出質問
ここではインターンの面接でよく聞かれる質問について紹介していきます。
面接を受ける前にあらかじめ頻出質問を把握し、回答を考えておきましょう。
自己PR系の頻出質問
企業は自己紹介・自己PRなどあなた自身のことに関する質問をすることで、就活生の人柄や自社で活かせる強みがあるかどうかをチェックしています。
そのため自己PRの回答を考える際は、あなたの人柄を最大限アピールできる且つ志望企業で活かせるような強みを伝えるようにしましょう。
以下が自己PRなどのあなたのことについて聞かれる際の質問例です。
志望動機系の頻出質問
企業は志望動機を通して企業及びインターン参加への志望度や目的意識の有無をチェックしています。
そのため志望動機の回答を考える際は、企業への志望度をアピールするのはもちろんですが、自分は何のためにこのインターンに参加したいのか、このインターンで何を成し遂げたいのかを伝えるようにしましょう。
以下が志望動機について聞かれる際の質問例です。
その他の頻出質問
そのほかにもインターンの面接では就活生の人柄を知るために様々な角度から質問がされます。
本番前に確認して、どう答えるか考えておくことでトリッキーな質問が来ても落ち着いて答えることができるでしょう。
以下がその他の頻出質問例です。
おすすめの逆質問
インターン面接の最後に、逆質問を求められる場合があります。その際は、調べればわかる質問や「はい/いいえ」で完結してしまう質問は避けましょう。
また社員さんが答えにくい質問も避けた方が良いです。
「どんなことを聞けば良いかわからない…」という人は、以下の質問例を参考にして考えてみてください。
インターン面接の流れ
インターン面接に参加する前に、基本的な面接の流れについて把握しておきましょう。
少しでも良い印象を与えるためにも面接の流れに沿ってマナーを覚えておくことが大事です。
受付
面接会場に着いたらまず受付をおこないます。
あまりにも早く着きすぎてしまうと迷惑になってしまうこともあるので、目安としては、面接時間の5分〜10分前に着くようにしましょう。
受付の際は[学校名][氏名][目的]を必ず伝えてください。
企業によっては受付での態度もチェックされる可能性があるため、ハキハキ話す・笑顔を意識するなどの振る舞いには気をつけておきましょう。
控室で待機
必ずしも控え室に通されるわけではありませんが、企業によっては面接までの待ち時間に控室に通されることもあります。
待機する際は携帯電話の電源は切っておき、いじらないようにしましょう。
控室での注意点は、見られている意識を持つということです。
そのため、控室に企業の社員がいないからといって、[足を組む][椅子に深く座る][周りの人と話す][本を読む]のようなことはやめましょう。
入室
(1)ドアをノックし、入室する
ドアを3回ノックし、面接官に「どうぞ」と言われてから開けるようにしましょう。
「失礼いたします」と会釈しながらドアを開け、閉める際は面接官に完全に背を向けないようにドアに対し斜めに立ってドアを優しく閉めます。
(2)面接官の方を向きお辞儀をする
ドアを閉めたらその場で面接官の方を向き、「本日はよろしくお願いいたします」と大きな声で挨拶し一礼します。
お辞儀は1秒間キープすると礼儀正しい印象を与えることができます。
また、面接官が複数人いる場合は中央の面接官に向かってお辞儀をするようにしましょう。
(3)椅子の横に立つ
一礼したら椅子の横に立ちます。その際は椅子の前を横切らないよう、後ろから椅子の左側に向かい、面接官に「お座りください」と言われたら着席します。
ます着席する前は「失礼します」と会釈をしてから座りましょう。
退室
(1)面接が終了したら椅子の横に立ちお辞儀をする
面接官が「本日の面接は以上です」と面接終了の合図を出したら面接終了となります。
着席したまま「本日はありがとうございました」と述べ一礼し、次は椅子の左側に立ち「失礼いたします」と一礼しドアの方へ向かいます。
(2)ドアの前で挨拶する
ドアの前まで来たら、面接官のほうへ向き直り、「失礼いたします」と言ってから再度深くお辞儀をします。入室の時同様、ドアを開ける際に面接官に背を向けないよう注意しましょう。
インターン面接で守るべきマナー
インターン面接の際に守るべきマナーはたくさんありますが、ここでは服装・髪型・受け答え方について紹介していきます。
最低限覚えておくべきマナーでもあるため、事前に目を通しておくようにしましょう。
服装
面接時の服装は基本はリクルートスーツを着用するようにしましょう。
「私服でかまいません」などと記載されている場合でもTシャツなどのカジュアルすぎる服装は避けて、オフィスカジュアルの服装を選ぶようにしてください。
インターン用のスーツやオフィスカジュアルを選ぶポイントは以下の記事で詳しく紹介しています。
その他にもインターンに最適な髪型や、あると便利な持ち物も紹介しているのでインターンに参加する際は参考にしてみてください。
髪型
インターン面接を受ける時にふさわしい髪型を男女別に説明していきます。
❏男性
男性は前髪を上げ額を見せるようにします。サイドと襟足は短く揃え、全体的にワックスを使って整えるようにしてください。
髪色は黒にしましょう。
❏女性
女性は顔の印象が暗くならないようにするために耳を出すようにします。ロングヘアの場合はポニーテールやハーフアップなど、髪を結ぶと良いでしょう。
お辞儀をしても崩れない髪型にするのがポイントです。
髪色は黒か暗めの茶色にしましょう。ヘアアクセサリーは華美でないものであれば問題ありません。
話し方・聞き方
面接時には話す内容だけでなく、話し方や聞き方などの態度も非常に大事です。
以下で重要なポイントについて解説していきます。
結論から伝える
面接の質問に答える際はどんな質問でも結論から伝えましょう。
結論を話さず、エピソードからいきなり伝えてしまうと面接官は「この学生は何を話しているのだろう…?」と困惑してしまうかもしれません。
せっかく良い内容を話していても伝わらなければ意味がありません。
そのためまず最初に結論を伝え、「今からこの話をするよ!」と面接官の頭に入りやすいようなコミュニケーションを心がけてください。
簡潔にまとめる
面接での基本は簡潔に伝えるということです。
「たくさんアピールしたい!」と思い、ダラダラ話してしまうと、かえって何を伝えたいのかわからなくなってしまい逆効果です。
相手にわかりやすく伝えるためにも結論から話し、今から何の話をするのかを伝えてから話すようにしましょう。
話すのが苦手でどうしても長くなってしまうという人は、1分以内でまとめられるように日頃から練習しておくようにしましょう。
聞いているときの表情・態度に気をつける
面接では話す時はもちろん、話を聞く時の態度も非常に重要です。
話す時は笑顔で、面接官の目を見てハキハキ話すことを意識し、話を聞く際は、話している人の方へ視線を向け、相槌を打ちながら聞くようにしましょう。
面接では話す内容だけでなく、面接中の態度についてもチェックされているため、意識して臨むようにしてください。
インターン面接を突破するための対策法
ここからはインターン面接を突破するための対策法を5つ紹介していきます。
面接で評価されるようにポイントをおさえていきましょう。
インターン面接で求められる要素を理解する
[インターン面接の目的とは?]でも説明したように、インターン面接で一番見られているポイントは[学びへの意欲の有無]です。
その次に[志望度の高さ][目的意識の有無][自ら考え、行動できるか]、[コミュニケーション能力があるか]が重視されています。
これらの要素が備わっているということを面接での受け答えを通してアピールすることができれば、面接官に良い印象を与えられるでしょう。
自己分析・企業研究を細かくおこなう
インターンの面接では、就活生自身の性格や考え方も重視されていることから、あなた自身に関する質問をされることが多いです。
その際回答に困ってしまうことがないよう、自己分析は徹底しておこなうようにしてください。
またインターン面接において[企業理解度]は本選考ほどは見られないものの、インターンへの志望動機を聞かれた時に、その企業でなくてはいけない理由を話すには企業理解が不可欠です。
自己分析と企業研究を細かくおこなっておくことで、インターンの面接官に好印象を残す回答ができるでしょう。
自己分析と企業分析のやり方に不安がある人は、それらが同時にできる無料の資料を配布しているので、下記リンクからダウンロードしてみてください。
頻出質問の回答を考えておく
面接の場で質問への回答を考えて話すことはとても難易度の高いことで、結果的にダラダラ話してしまったり、文章構成がぐちゃぐちゃになってしまったりします。
そのため面接前に、インターンの面接における頻出質問を把握し、事前に回答を考え、口に出して話す練習をするようにするようにしてください。
このように丁寧な事前準備をおこなうことによって、本番慌てずに受け答えができるようになるでしょう。
[頻出質問例]で紹介した質問例を見て、自分の回答を考えておくことで本番に慌てずに受け答えができるようになります。
応募時のエントリーシートを見直す
次にインターンシップに応募する際は、エントリーシートの内容をしっかり確認するようにしてください。
面接でよくある失敗の1つに[エントリーシートに書いた内容と面接での回答が一致しないこと]があります。
エントリーシートの内容をそのまま読み上げることも適切ではありませんが、まったく異なる話をすると面接官に違和感を与えてしまう恐れがあります。
例えば、エントリーシートで「インターンシップでは企画立案に挑戦したい」と書いたのに、面接では「営業に興味があります」と言ってしまうと、あなたの人物像が矛盾してしまいます。
そのため、面接前にエントリーシートを再確認し、面接では一貫性のある内容を話せるように準備しておきましょう。
面接練習を積み重ねる
面接に臨む前には必ず練習しましょう。ここでは「1人でもできる練習方法」「客観的に見ることができる練習方法」に分けて、面接の練習方法を紹介していきます。
面接練習をする際に参考にしてみてください。
1人でもできる面接の練習方法
1人でもできる練習方法として、[質問に対する回答を書き出す][話している姿を録画する][YouTubeを利用する]ことが挙げられます。
本サイトでは中でも「話している姿を録画する」ことをオススメします。
録画することで自分の話している姿を客観的に見ることができ、今まで気づけなかった改善点に気づくことができるからです。
また、鏡を見て練習する方法もあります。鏡で確認する場合は話している最中の表情を意識して練習するようにしましょう。
録画をチェックする際は以下のポイントを確認してみてください。
姿勢:背筋が伸びているか
声の大きさ:大きい声でハキハキと話せているか
話すペース:速すぎず、聞き取りやすく話せているか
表情:笑顔で、しっかりと面接官の目を見て話せているか
ダラダラ話していないか
周りの人とできる面接の練習方法
周りの人と一緒に練習できる方法として、[面接での回答を聞いてもらう][模擬面接を友人などとやる][就活イベントに参加する]ことが挙げられます。
気軽にできるのは、面接の回答を他の人に聞いてもらうことです。家族や友人に面接官役をお願いしてみましょう。
しかしこの練習方法をおこなう際は緊張感を持つことが必要です。
身近な人であるからこそ気持ちが緩んでしまいがちですが、面接本番だと思い良い緊張感を持って練習しましょう。
友人、家族とだと集中できないという人は、模擬面接や面接マナー講座などの就活イベントに参加してみることをオススメします。
まとめ
本記事ではインターン面接で聞かれやすい頻出質問や押さえておくべきマナーについて紹介してきました。
インターンの面接は本選考と評価されるポイントが異なるということを理解した上で本記事で紹介した対策をおこなっていきましょう。
就職エージェントneoを活用して就活をしよう!
- 「インターンの面接対策をしたい!」
- 「インターンの選考で評価される志望動機を書くにはどうしたら良い…?」
- 「インターン選考を突破して内定獲得したい!」
このように就活に関する悩みは人それぞれでしょう。
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