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自己PRで「忍耐力」をアピールするには?言い換え・例文・注意点をご紹介!

✔ 本記事のまとめ
●[忍耐力がある]という長所・強みをポジティブに評価する採用担当者が多い。

●自己PRで忍耐力があることをアピールする際は、[どうして耐え続けることできたのか][どうして耐えようと思ったのか] を明確に伝えることを意識する。

●自身の自己PRに説得力を持たせるためにも、数字を用いて定量的に伝えることを意識すると良い。

目次
  • 「忍耐力があることって企業から評価される?」
  • 「忍耐力をアピールする自己PRはどう書けばいいんだろう?」
  • 「他の就活生に埋もれない自己PRを作るコツは?」

上記のような不安や疑問がある就活生に向けて、本記事では自己PRで[忍耐力]をアピールすると評価される理由、忍耐力があることを効果的にアピールするコツや注意点、例文を紹介しています。

また[忍耐力」を別の言葉で言い換える方法も紹介していますので、自己PRで[忍耐力]をアピールしようと思っている就活生は是非参考にしてみてください。

忍耐力とは?

忍耐力とは?

goo辞書によると、忍耐力とは[つらいことや苦しみなどをたえしのぶ力。辛抱する力。]のことです。

忍耐力がある人は、「理不尽や不条理に耐えることができる」「途中で逃げ出したくなるような困難な状況の中でも、一度やると決めたことはやり切ることができる」といった特徴があります。

しかし「忍耐力がある」という自己PRは、伝え方やエピソードによって「自分の意見が言えない」「体調管理など自己管理ができない」といったネガティブな印象を与えてしまう場合があります。

そのため自己PRで忍耐力をアピールする場合は、[ストレス環境下でも心折れることなく前へ進んでいける力]や[壁にぶつかっても乗り越えていける力]が備わっていることが伝わるようなエピソードを選ぶようにしてください。

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自己PRで「忍耐力」をアピールするのが効果的な理由

自己PRで「忍耐力」をアピールするのが効果的な理由

多くの採用担当者は、[忍耐力がある]という長所・強みをポジティブに評価します。

なぜなら企業が考える忍耐力のある人とは「どんな仕事でも最後までやり遂げることができる」「長期的に働いてくれる」人だからです。

しかし企業によって求める人物像が異なるように、求める忍耐力も異なります。そのため適切な自己PRをするためにも、まずは企業が社員に求めている忍耐力を把握する必要があるでしょう。

以下では、一般的に[忍耐力がある]という自己PRが、企業からの高評価に繋がる理由を紹介します。これらの内容を踏まえて忍耐力を最大限アピールできる自己PRを考えていきましょう。

ストレスコントロール力・ストレス耐性があると考えるため

忍耐力とは、文字通り大変なことや辛い困難があっても辛抱強く我慢することです。

仕事をしていると困難な壁にぶつかったり、大きな仕事を任されプレッシャーに押しつぶされそうになったりと、様々な場面でストレスを感じることが多々あります。

しかしストレスコントロール力・ストレス耐性がある人は、嫌なことや辛いことがあった際に「こんな仕事辞めてやる」と逃げようとするのではなく、「難しい仕事でもすぐに逃げ出さず向き合ってくれる」「負荷のかかる大きな仕事も任せられる」「ストレスも糧にし、成長してくれる」といったことが期待できます。

経済産業省が提言している「社会人基礎力」の1つにもストレスコントロール力が入っていることから、この素養はどの企業でも求められていると言えるでしょう。

長期的に働ける人材だと思われるため

入社後3年以内の離職のことを「早期離職」と言います。近年では早期離職率の増加が企業の課題となっています

厚生労働省の調査結果によると令和2年度(20卒)における離職率は、例年に比べ低下していますが、未だに約3割の早期離職者がいることからまだまだ企業の課題は解決できていないと言えるでしょう。

企業はできるだけ長く働いてくれる人材を採用したいと思い選考をおこなっているため、その観点も選考時に必ずチェックされます。

忍耐力がある人は「仕事で大変なことがあってもくじけずに頑張ってくれる」「自社で長く働いてくれる」という印象を企業側も持ちやすいため、自己PRとして効果的なアピールだと言えるでしょう。

目的達成に向けて頑張れる人材だと思われるた

仕事をする以上何らかの目標やノルマを課せられることが多いため、目標達成に向け頑張れる人材でなければ企業は採用したいと思いません。

目標達成に向け頑張れることをアピールするには[忍耐力がある]という自己PRは効果的です。

忍耐力が低い人は高い目標を設定された際に「自分には合っていない、転職しよう…」と辞めるという選択肢を選んでしまうと思います。

しかし忍耐力が高い人は辛いことから逃げるのではなく「どうしたら達成できるか」を考え、達成するために全力で取り組んでくれるだろうといった印象を抱きやすいため、自社で働いてほしいと思ってもらえる可能性が高いでしょう。

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「忍耐力」をアピールした自己PRの作り方

自己PRのフレームワーク

自己PRを書く際は以下のフレームワークに沿って書くようにしましょう。

結論 ⇒ エピソード ⇒ 結果・学んだこと ⇒ 入社後どう活躍できるか

結論では自分の長所を「忍耐力があることです」と端的に述べ、その後に自分に忍耐力が備わっていることを証明できるエピソードを伝えます。

その際、忍耐力が発揮できた理由や、実際に取った行動を具体的に説明するようにしてください。

そして自分のとった行動によってどんな結果になったか、その経験を通してどのようなことを学んだのかを伝え、入社後に自分の長所である忍耐力を活かし、どうやって志望企業に貢献するかを述べましょう。

フレームワークの各要素の例文は、以下にて確認してみてください。

■結論

ローラーホッケー部の活動を通して忍耐力を培った。

■エピソード

留学によるブランクから復帰も実力が足りず試合メンバーにさえ入れない時期があった。しかし悔しさをバネに、3年次には必ずレギュラーとして活躍する目標を掲げ、現状分析から課題解決までの計画を立てた。①先輩や社会人の方に問題点を聞き、試合動画を繰り返し見ることで自分に足りない能力を分析し、②また実力で同期に負けないという強い思いを持ち、自主練や社会人チームの練習参加を継続し技術向上を図った。

■結果・学んだこと

結果、3年の後期には試合に出る立場になることができ、関東大会優勝に貢献することができた。この経験からわたしは自己成長のために粘り強く努力する大切さを学び、忍耐力が培われた。

■入社後どう活躍できるか

入社後も培われた忍耐力という強みを発揮できるように頑張りたいと思う。

自己PRの詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、自己PRを考える際は参考にしてみてください。

企業から評価される自己PRの書き方とは?ポイントや注意点をわかりやすく解説
本記事では選考を通過するために、自己PRの作り方や書き方のポイント、合わせて注意点についても紹介しています。
その他にも企業が自己PRを聞く意図や例文なども紹介していますので、参考にしながら自分の自己PRの作成にお役立てください。

「忍耐力」を言い換えて他の就活生と差別化しよう!

忍耐力という言葉は抽象的であるため、自己PRで「私には忍耐力があります」とだけ伝えてしまうと、面接官との齟齬が生まれ本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。

また上述でもお伝えしましたが面接官によっては、「辛い状況でも我慢する」というネガティブなイメージを持たれ、場合によっては「受動的」「消極的」であると受け取られる可能性もあります。

そのため忍耐力を自己PRとしてアピールする際は、[忍耐力]という言葉を「決めたことに対して前向きに取り組み続けることができる」といったように具体的な言葉に言い換えてみてください。

このように具体的な言葉に言い換えると、自分の強みをシンプルにわかりやすく相手に伝えることができるようになります。

以下にて[忍耐力]を言い換える言葉を紹介しますので、是非参考にしてみてください。

  • 継続力がある
  • 粘り強く最後まで諦めない
  • 決めたことをやりきる
  • 地道な作業も根気強く続けることができる
  • 辛い状況でも前を向くことができる
  • 打たれ強い
  • 意地が強い
  • ストレス耐性が高い
  • 芯が通っている
 履歴書やESの中でも[忍耐力]の言い換えを意識しよう!  ES・履歴書の自己PR記載欄に、何度も「忍耐力がある」という同じ言葉が含まれていると、読み手が「わかりづらい」「しつこい」と感じる場合があります。 もしも読み返した際に同じ言葉が繰り返し含まれていると気づいた場合は、上記で紹介したような言葉に言い換えると良いでしょう。

【経験別】「忍耐力」をアピールした自己PRの例文

「忍耐力」をアピールした自己PRの例文

ここでは忍耐力をアピールしている自己PRを、上述でお伝えしたフレームワークに合わせて7つのカテゴリーごとに15の例文を紹介していきます。

また例文は、全てunistyleに掲載されている過去の就活生が選考通過をした自己PRを引用しています。[忍耐力]をアピールする自己PRを考える際に参考にしてみてください。

【例文内のハイライトカラーの凡例】
●結論⇨  緑  ●エピソード⇨  青  ●結果・学んだこと⇨  ピンク   ●入社後⇨  オレンジ 

アルバイト編

■例文1

 ‌私は一度決めた目標に対して、前向きに最後まで粘り強く続けることができます。   ‌学生時代にアルバイトで塾講師を経験し、担当した生徒の数学の成績を60点上げた経験があります。最初は正負の違いもままならない生徒でしたが、苦手な数学の成績を上げるという目標を立てました。始めは成果が上がらず「諦めたい」と言われたため勉強意欲を下げないように、図や例を入れた問題文を作成しました。互いに諦めそうになったときもありましたが、頑張りを成果に繋げてあげたかったため、生徒の理解度や意欲を毎週把握し、問題文の難易度を上げたり噛み砕いて説明したりと根気強く教え続けました。  それにより成績を伸ばすことができ、苦手な数学の成績を上げるという目標を叶えてあげることができました。  この経験を活かして、目標に対して前向きに最後まで諦めずに挑戦していきたいと思います。 

どのような工夫をして生徒の成績を60点上げたのかが具体的に記載されており、わかりやすい自己PRです。構成に関してもきちんとしており、良い自己PRと言えるでしょう。

■例文2

 ‌私の強みは「真面目に愚直にやり抜く力」です。  ‌この強みが最も生かされた経験はレストランの接客業アルバイトでの新人教育係です。働いて2年目にお店のお客様アンケートで1位になった功績を認められ、店長に「3か月で2人の新人を1人前にして欲しい」と新人教育を任されることになりました。私は店長の期待に応えたい、言われた以上の成果を出したいと思い、3ヶ月と言われたところを2ヶ月で1人前にする計画を立てました。お店の作業マニュアルにプラスし、バイトのない日に自分が気を付けているソフト面のお客様対応メモを作成して2人に実践をしてもらいました。また毎回バイトの後に家で2人の振り返りノートを記入し、次のバイト前に一緒に確認を行いました。  結果、2か月で2人の新人を1人前にすることができました。この事は真面目に愚直にやり抜く私の強みが表れていると思います。 

どのような思いからやり抜きたいと思ったのかとその思いに対しての行動がきちんと記載されており、この人らしさが伺える自己PRです。入社後に関しての意気込みも追加できるとさらに良い自己PRになるでしょう。

学業編

■例文1

 ‌私の強みは自ら定めた目標に対して計画的かつ根気強く取り組める点です。   ‌この強みを「文武両道」という目標において発揮しました。高校時代、強豪校のサッカー部に所属しており、学業と部活の両立をするため、学業と部活に使う時間管理を行うことにしました。学業は部活終わりの3時間は必ず勉強の時間を取り、テスト前は3、4日ごとにタスクを設定して取り組みました。部活では全体練習の3時間に加え、毎朝5時に起きて2時間の自主練を3年間続けました。  その結果、成績は常に20位以内を保ち、部活では3年間レギュラーで試合に出場することができました。  貴社の業務でも、この強みを活かしたいです。 

文武両道の【文】と【武】の両方の内容がきちんと書かれており、数字での説明もあることで根気強く取り組んだことがより伝わります。

【貴社の業務でも、この強みを活かしたい】では、【どんな強み】で【どのように活かすのか】まで書けるとさらに良い自己PRになるでしょう。

■例文2

 ‌私の長所は自己貫徹力です。   ‌目標を立て、計画的に粘り強く取り組めます。大学の期末試験や資格試験の勉強では、数ヶ月前から対策を始めることで、  試験直前でも慌てることなく結果を残してきました。    ‌また、サークルの渉外活動でも、難色を示されても足繁く交渉に取り組み、  信頼を勝ち取ってきました。反対に、短所は完璧主義なところです。納得いくものを求めすぎるあまり、自分や周りの人の仕事を増やしてしまうことが多いです。そのため、スケジュールを管理しながら、上手く仕事を分配することを意識することで、期限内でベストを尽くせるようにしています。  

「260字以内で自分の長所・短所を含めて自己PRをしてください。」という設問に対して、文字数制限内で長所・短所を含めることができています。

しかし長所では大学の勉強とサークル活動と2つのエピソードを組み込んだことで、具体的な説明が省略されてしまいどのような自己貫徹力があるのかが伝わりづらくなってしまっています。

最後の一文を「入社後、完璧主義な短所をカバーしてどのように長所を活かしたいと考えているのか」といった内容にできると良い自己PRになるでしょう。

部活編

■例文1

 ‌私の強みは「目標達成にむけて入念に準備して最後まで考え尽くすこと」だ。  ‌高校時代にアメフト部で司令塔のポジションを務め関東大会出場を果たした。少人数チームの我々が100人超の強豪校に立ち向かうために、個々のメンバーの強みを活かした作戦作りに取り組んだ。作戦を考える中で一番意識をしたことはメンバー全員の士気を高めることである。そこでアメフトでは、ボールを持つポジションが注目されやすいが、他のポジションにもスポットが当たる作戦をすべてのポジションに対して考えた。加えて練習のビデオを繰り返し見直して作戦を磨き上げることで、少数精鋭ならではの作戦を絞り出した。  その結果、それぞれの作戦が功を奏して勝ち上がり26年ぶりの関東大会に出場することが出来た。  この経験から大きな目標に対し、準備を怠らず時間のある限り考え尽くす大切さを学んだ。  この経験を活かして、壁にぶつかった時でも最後まで諦めずに乗り越えていきたい。 

【他のポジションにもスポットが当たる作戦】は、【何をして】【どんな変化があったのか】といった具体的な情報を記載できると、よりわかりやすい自己PRになるでしょう。

■例文2

 ‌忍耐力とやり抜く力が私の強みです。  ‌高校時代は甲子園に出場したことのある全寮制の強豪校に進学して野球をしていましたが、周りのレベルに付いていけず、2年間一度も試合に出場することができませんでした。大きな挫折感を感じましたが、高額な授業料や寮費、生活費などで両親に非常に大きな負担をかけているという思いをずっと抱いていたため、せめてでも両親への恩返しを果たして高校生活を終えたいと考えた私は、試合で活躍する姿を見せるために必死に練習を続けました。  朝6時からの朝練習と23時までの自主練習をほぼ毎日続けた結果として、3年次の春の県大会で初めて試合に出場することができ、試合で活躍することもできたので、多少なりとも恩返しをすることができたと思っています。  そして今回のように努力をし続けることで成果を挙げられた経験は、仕事をする上でも活かすことができると思っているので、良い経験ができたと思っています。 

【他のポジションにもスポットが当たる作戦】は、【何をして】【どんな変化があったのか】といった具体的な情報を記載できると、よりわかりやすい自己PRになるでしょう。

サークル編

■例文1

 ‌私の強みは決して諦めない姿勢により、周囲の協力を引き出せることです。  ‌大学時代は初心者から始めた強豪のテニスサークルでレギュラーを獲得することに尽力するとともに、サークル初の初心者向け練習会を定例の練習として導入しました。強豪のテニスサークルであるために、試合は経験者中心、初心者は飲み会の幹事やイベントの際にしか参加しないといった両者の溝に疑問を感じたことが行動のきっかけです。具体的には仲のよい後輩に個人的な指導を行い、小さな実績を積み重ねる⇒人数が集まった段階で、経験者を呼び、指導してもらう⇒定期的になったところで正式に幹部会に練習会として提案するという流れで行動してきました。  練習会が認められたのも日頃から誰よりも熱心に練習し、後輩の指導にも熱心であるなどの地道な貢献が信頼に繋がったためだと考えています。  仕事においても成果を諦めずに追求することで周囲の協力を引き出していきたいと思います。 

行動のきっかけ・実際にとった行動などが具体的に記載されていることで[諦めない姿勢と周囲の協力を引き出せることができる]ということが伝わる自己PRです。

■例文2

 ‌私は目標達成することを絶対に諦めない人間だ。  ‌南アフリカで出会った満足に食事をとれない子供たち。彼らの未来を変えるために、食堂の売上げの一部をあてたい。NPO法人TFTの事業を大学に導入するために、サークルを立ち上げた。しかし、収益が下がるという理由で断られてしまう。だが諦めたくない。減少する利ざやを販売数の増加でカバーしよう。新メニューの開発に取り組んだ。まず、学生の食に対するニーズを探るため、100人の学生にアンケート調査を実施した。「野菜不足の解消」という回答が6割を占めていた。そこで、ヘルシーメニューを開発するために、レシピ本を購入して試食会を開催した。そして、再び臨んだ食堂側との交渉。アンケートの結果から野菜不足に対するニーズを説明し、試行錯誤の末に生まれた自信作を披露したことで、取り組みの導入が決定する。  これまでに5,000食分の給食支援を実現することができた。 

この自己PRはあなたの心情が「断られてしまう。だが諦めたくない。カバーしよう。取り組んだ」と感じたままに書かれており、読みづらさを感じます。

エピソードの中身自体は、具体的に記載されており素晴らしい内容だと思いますので、あらためて[自己PRはあなたの人柄や性格、考え方をアピールするためもの]という点を踏まえて文章を考え直してみてください。

インターン編

■例文1

 ‌私は結果が出るまで粘り強く挑戦できる。  ‌この強みを生かし、WiFi設備の訪問販売で3ヶ月間最下位から9ヶ月連続で月間成績1位を取った。 当初1日200軒回るも1軒も成約は取れず悔しい思いをし、自分の未熟さを知ったため以下の2点を行なった。 1、顧客の信頼を得る。私は製品の利点を羅列し説得していたが、成績1位の先輩は自己開示をしながら信頼関係を築いた上で、課題を引き出していた。その課題に対しての策として製品を提案することで、契約頂けるようになった。2、失敗から学ぶ。失敗に過度に落胆せず、断られた要因を分析し同様の顧客から成約頂ける改善案を蓄積した。  その結果、80名中1位の成績を9ヶ月連続で達成できた。 

数字を用いてエピソードが記載されており、一見わかりやすく感じる自己PRですが具体例がありません。

【顧客はどんな課題を持っていたのか】【断られた要因は何で、改善案は何か】の具体例を記載できると良い自己PRになるでしょう。

■例文2

 ‌私の強みは「成果が出るまで、粘り強く行動できること」だ。  ‌これを発揮したのが、大手予備校の広報部署でのWEB制作の長期インターンにおいて、夏期講習のプロジェクトリーダーを担当し、前年比120%の18000件の申し込みを獲得した経験だ。私はサイトや広告の分析を元に、新たな施策の提案・実行・効果検証を行い、PDCAを回すことを意識し、行動していた特に効果のあったものが、プロジェクト開始時からの課題であった自社サイトからのユーザーの早期離脱を防ぐために、WEBページを新規に制作したことだ。。   成果がでるまで諦めることなくチームを巻き込みPDCAを回し続けたことで、ユーザー毎の学年に沿った訴求を行うことができ、申し込み獲得に繋げることができた。  仕事においてもチームを巻き込みながら、粘り強く力を活かしていきたい。 

成し遂げたことが数字を使って定量的に説明されていることから、大きなことを成し遂げたことが伝わります。

[PDCAを回した内容]や[チームを巻き込んで行動する際に大変だったこと]といった内容を組み込むことができると、あなたの人柄も伝わる自己PRになるでしょう。

ゼミ・研究活動編

■例文1

 ‌私は困難に直面しても絶対に折れずに、解決に向けて努力ができる人間だ。   ‌その強みは、ゼミ活動で4人のメンバーと共同研究に8ヶ月間注力した経験に表れた。私の研究チームは4人で「困難の乗り越え方」を研究していた。しかし1日6時間、週5日かけて考えた研究内容が、始めの2ヶ月間は教授に2週間に1回10分で論破され続けた。なんとか成果を出したいと思い、過去のフィードバックを分析し、分類をした。その結果、私のグループの課題は論理的思考力が欠けていることであった。その理由は、フィードバックのほとんどが (1)論理が破綻している(2)立論に漏れがあるの2点であったからだ。私はこの2点を解決するために、ロジカルシンキングの訓練として代表的なフェルミ推定を2ヶ月間導入した。  その結果、教授から論理性のなさを追求されることが減少し、合同研究発表会では10チーム中1位を獲得できた。  この強みを活かして、貴社の難しい課題にも泥臭い努力で解決をしていきたい。 

行動した期間や取り組み内容、そして結果に数字を使って説明されていることで読み手がイメージしやすい自己PRです。

また「忍耐力」を「困難に直面しても努力をする」といった言葉に言い換えられていることであなたの強みを具体的にイメージすることができます。

■例文2

 ‌強みは「継続力」です。   ‌仲間からの信頼を得るべく、組織での役割を主体的に探し、徹底することで目に見える成果を残します。「ゼミでの共同論文執筆」で自己主張の強い班員6人に囲まれ、まとまりがなく始めの2週間は班に貢献している実感がありませんでした。そこで自分が役に立てることは何か考えた結果、論文執筆に加え「皆が敬遠した計量分析」の章の担当と班員全員への声がけをすることにしました。毎週班員全員の声に耳を傾け、それぞれの主張を集約した上で全員に共有することを6ヶ月間続けました。  地道な努力を6ヶ月継続した結果、班の雰囲気がよくなり私の分析結果で議論に根拠をもたせ、班員から大きな信頼を得ました。  仕事でも、上記の強みを活かし、信頼される人材になりたいです。 

努力をどれぐらいの期間続けたのかを数字で記載されていることで、継続力があることが伝わる自己PRです。【地道な努力】については、【どんな努力だったのか】【なぜ努力することができたのか】を記載できるとよりあなたらしさが伝わる自己PRになるでしょう。

■例文3

 ‌私の強みは、諦めない姿勢です。   ‌ゼミで、教科書807ページを手書きで書き写す「写教」という課題を成し遂げました。 この課題ではひと月毎にページ数と提出日が設定されており、ページ数の多さから期限よりも遅れて提出するゼミ生が続出しました。 私は皆と同じように遅れて提出したくなかったため、1日毎に定めたノルマの厳守と常に2・3ページ分を前倒して進行することを心掛けました。毎日欠かさず写教の時間を作り、忍耐強く取り組みました。  その結果、提出日の約ひと月前には全課題を終わらせ、1日の遅れも無く提出し、100点の評価を頂きました。 この経験を通して私は、辛い事に直面しても諦めずにやり抜く大切さを学びました。  入社後もこの強みを活かし、課題に取り組んでいきたいと思います。 

内容自体はインパクトが大きいわけではないですが、構成もきちんとしており読みやすい自己PRです。多くの学生が提出期限より遅れて提出している中、どうして自分は遅れたくなかったのかを記載できると、あなたの人柄がより伝わる自己PRになるでしょう。

その他

■例文1

 ‌私は複雑な家庭で育ちました。さらに、現役で進学した大学では仮面浪人も経験しています。  このように、他の人とは違う厳しい道を歩んで来たからこそ、忍耐力や精神力には自信があります。様々な場面で失敗してしまうことは往々にしてありますが、落ち込みこそすれ決して諦めません。  仕事においても、目の前の課題に必死で食らいついて扉を開いてみせます。 

300文字以内という文字数制限の中、結論部分はなくとも、困難にぶつかってきたことが伝わるエピソードからスタートしていることにより忍耐力があることが伝わる自己PRです。面接時には、複雑な家庭環境・過去の失敗エピソードなど具体的な話を追加できるとさらに人柄が伝わる自己PRになるでしょう。

■例文2

 ‌エジプト留学の際に、制度と環境が不十分な中でも忍耐力や適応力を活かし、言語能力や歴史の知識を身に着けたこと。  ‌カイロ大学の派遣留学には履修可能な授業や書類の発行といった一切のサポートが無く、自力で全て組み立て成果を出す必要を感じた。まずは住居と教師を探し、環境を整えた。また課題とは別に新聞や歴史本を読み、ニュースを聞き、言語能力向上に加えて専攻している歴史の知見を深めた。また、街中の人々は標準語とは大きく異なる方言のみを話すことから、それも学習し、複雑な交通機関を駆使し、万全の安全対策の下でローカルでニッチな場所を多数訪問した。  その結果、テキトーな現地の風土と不便な後進国での生活にも順応することができた。 

この自己PRを通してあなたがアピールしたいことが何なのかがわかりづらい内容になっています。もしも[どんな環境でも持前も忍耐力・適応力を活かした行動できること]を結論とした自己PRにする場合は、エピソードはこのままで結論を見直すと持前の忍耐力がアピールできる良い自己PRになるでしょう。

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自己PRで「忍耐力」を効果的にアピールする2つのコツ

自己PRで「忍耐力」を効果的にアピールする2つのコツ

ここでは自己PRで忍耐力があることを効果的にアピールするために意識すべきポイントを2つ紹介します。

せっかくの長所もアピールの仕方によって面接官に与える印象は大きく異なってしまうため、効果的なアピールの仕方を理解しておきましょう。

なぜ苦しい状況にも耐えてこられたのかを明確に伝える

繰り返しになりますが[忍耐力がある]という自己PRは、「辛い状況の中でも、我慢し続ける力」でもあるため、「言いたいことがあっても言えない人」「自分からは周りの環境を変えようとしない人」というようなネガティブな印象を与えてしまうことがあります。

そのため自己PRで忍耐力があることをアピールする際は、[何を耐え続けてきたのか]はもちろんですが、 [どうして耐え続けることできたのか][どうして耐えようと思ったのか・そのモチベーションは何だったのか] についても伝えるようにしてください。

なぜなら企業は自己PRを通して学生の人柄・考え方、困難への向き合い方をチェックしようとしているからです。

また[辛い状況の中でも積極的に行動したこと]や[耐えた後にどのような結果を得ることができたのか]といったエピソードも組み込むと、さらにあなたの人柄が伝わる自己PRにすることができるでしょう。

数字を用いて伝える

 自己PRで忍耐力があることをアピールする際は、数字を用いて具体的に伝えるようにしましょう。

ただ「~~をおこなっていました」よりも「~~を毎日2時間おこなっていました」という伝え方のほうが、どのくらい努力をしてきたかがより伝わりやすくなります。

また「メンバーと研究に注力した」というエピソードも「メンバーと約2年間研究に注力した」と具体的な期間を組み込むと2年という期間継続して研究に取り組んできたことがわかるため、忍耐力・継続力が備わっていることが伝わります。

このように自身の自己PRに説得力を持たせるためにも、数字を用いて定量的に伝えることを意識しましょう。

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まとめ

本記事では自己PRで忍耐力があることをアピールする際の考え方やポイント、例文を紹介してきました。

忍耐力は企業が求めている素養の1つであるため、自己PRとしては非常に効果的だと言えます。

しかし「忍耐力がある」という自己PRは、やや抽象的な表現であるため、自己PRのエピソード部分でどのような忍耐力を指しているのかを具体的に伝えたり、忍耐力を他の言葉に言い換えたりと、工夫してアピールするようにしてください。

そうすることでより効果的な自己PRをすることができるでしょう。

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