●就活しない息子さんと接する際に注意すべきことは[息子の意見を否定しない][自分の意見や価値観を押し付けない][息子を他人と比較しない][息子の就活に無関心にならない]の4つ。
●就活しない息子さんと話す際は[認める・褒める・肯定する]の3つを意識する。
- 「なんでうちの息子は就活しないんだろう…」
- 「将来のことを真剣に考えてなさそうな息子とどう接したらいいかわからない…」
このような悩みを抱えている親御様もいらっしゃるのではないでしょうか?
接し方を間違えてしまうと、息子さんとの関係が悪くなってしまう可能性があるため、息子さんに接する際は慎重に声をかけるようにしましょう。
本記事では、息子さんが就活をしない理由や就活をしない息子さんへの接し方について紹介しています。どうしたらいいかわからないという親御様はぜひ参考にしてみてください。
息子が就活しない理由は?
まずは息子さんが就活をしない原因について探っていきましょう。
原因が分からないと、問題を解決するための対策を施しても有効な打ち手であるかどうか分かりません。
下記は全てを網羅しているわけではありませんが、よくある原因を列挙していますので、息子さんに当てはまるものがないかご確認ください。
やりたい仕事が見つかっていない
就活しない息子さんの中には、やりたい仕事が見つからないため就活をしていないという方もいます。
やりたいことがなければ企業にエントリーするにも、どの企業にエントリーすればいいかわからず就活が進められないということもあるでしょう。
しかし就活の時点でやりたいことが明確に決まっているという学生の方が少ないです。
大学生はまだ社会に出て働いた経験がないため、自分がどんな仕事をしたいのか考えることは極めて難しいと感じてしまいます。
そのため「やりたい仕事が見つからない…」と息子さんが悩んでいる場合は「やりたい仕事が見つからないことは当然だよ」と伝えてあげると良いでしょう。
より詳しい内容については、長年就活生と触れ合い、就活生達が就活をスタートした当初から社会人になるまでを見届けてきた就活エージェントのプロフェッショナルが動画で解説をしております。ぜひ下記も参考にしてみてください。
就活以外の道を模索している
近年、働き方は多様化しています。これに伴い、息子さんが正社員以外の働き方に魅力を感じていることで就活をしないという決断に至った可能性があります。
このような場合はまずは息子さんと話し合いの場を設け、正社員以外でどんな働き方を考えているのか聞いてみると良いでしょう。
この際の注意点としては、親の意見を言わない・押し付けないということです。まずは息子さんの意見に耳を傾けましょう。
そうすることで息子さんがどう考えているのか、本音を聞き出すことができるかもしれません。
生活費や学費のためにアルバイトをしていて就活にかける時間がない
金銭的に余裕がなく、アルバイトせざるを得ない状況のため、就活ができていないというケースもあります。
上記のようにやりたくないわけではなく、時間がなくてできていないという学生もいます。
キャリタス就活の学生調査によると、就活にかかる費用は交通費やスーツ代など合わせ、約12万程度はかかると言われています。(地方就活・上京就活の場合は交通費がさらにかかります)
この場合に必要なことは金銭的なサポートです。もちろん親御様も金銭的に厳しい可能性があるため、できる範囲でサポートしてあげることで、息子さんも就活にかける時間を確保することができるでしょう。
参照元:キャリタス就活学生調査
他人と比較されることでやる気をなくしている
息子さんと周りの人の就活状況を比較して、過度に干渉してしまうことで息子さんのやる気を削いでしまっている可能性があります。
「○○さんの△△君はあんな大企業に就職が決まったのに、なんであなたはどこも決まってないの?」などと息子さんに声を掛けてしまってはいませんか?
親御様にとっては何気ない一言かもしれませんが、息子さんにとってはとても悲しい気持ちになるかもしれません。
「できれば安定した企業に入社してほしい」「有名な大手に就職をしてほしい」などの願望はあるかと思いますが、就活は社会人に向けての準備のようなものですので、可能な限り息子さん自身を信じてあげてください。
就活が思うようにいかず自信をなくしている
最初は就活をしていたが途中で辞めてしまったという場合、就活がうまくいかないことで自信をなくしてしまっている可能性があります。
不採用ばかりが続くと「自分はどこからも求められていないんだ…」「自分は周囲の人よりも劣っている…」などと、マイナス思考に陥ってしまうことも多いです。
頑張っていたのに就活がうまくいかないという息子さんの場合は、キャリアセンターや就活エージェントに相談することを薦めてみても良いでしょう。
一人で就活における悩みを解決するのはなかなか難しいことです。就活生の中には就活は一人でするものと思い込んでしまっている人も少なくないため、親御様から人に頼るという手段が存在することを示してあげると良いでしょう。
ちなみに就職エージェントでは、就活生と一対一で面談などを行い、その人にあった企業を一緒に見つけてくれます。
就活しない息子と接する際に親が注意すべきこと
ここでは、就活しない息子さんと接する際に注意すべき点を紹介します。
息子の意見を否定しない
息子さんの意見を否定するのはNGです。親として心配になる気持ちはわかりますが、基本的には息子さんの意見を尊重することが大切です。
仮に親御様が思う良い会社に就職したとしても、息子さんが会社と合わないなと感じたら早期離職してしまう可能性もあります。
入社して実際にその会社で働くのは息子さん自身ですので、できるだけ息子さんが選んだ選択を理解するよう心がけましょう。
自分の意見や価値観を押し付けない
親御様は就活や実務経験があるため、ついつい息子さんに自分の意見を押し付けてしまうこともあるかもしれません。
しかし就活事情は年々変化しており、親御様の時代と今の就活が同じとは限りません。
そのため、上から一方的に意見を押し付けるのではなく、一緒に息子さんの就活について考えるというスタンスで接するようにしましょう。
息子と他人の就活状況を比較しない
これはママ友ネットワークでの体勢を重視しているという親御様は特に注意した方が良いです。
「お兄ちゃんは○○(大企業)に入社したのに、あなたはダメね」といったことをついつい口にしてしまいがちな方もいらっしゃるでしょう。
しかし他人と比較し息子さんを否定しても、息子さんが就活を始めるきっかけとなることはほとんどありません。
それどころか息子さんからの信頼を失うことにもなりかねないため、他人と比較するのではなく、息子さんの強みや長所に意識を向けてみてください。
息子の就活に無関心にならない(過剰に干渉するのもNG)
先程自分の意見や価値観を押し付けるのはNGとお伝えしましたが、反対に無関心すぎるのもNGです。
一旦息子に考えさせようという意図で好きにさせるのは良いですが、相談されても「自分で考えなよ」などと放任してしまうのはやめましょう。
もしかしたら息子さんにとって親御様が唯一相談できる存在かもしれません。
息子さんの様子を見て、何か悩んでそうだなと感じた場合は話を聞いてあげるなどし、息子さんに寄り添ってあげてください。
就活しない息子への接し方がわからない親御様へ
ここまで読んで、息子さんが就活をしない理由や就活をしない息子さんに対し、やってはしてはいけないことについては理解できたのではないでしょうか?
では、具体的にどう接したらいいの?とお悩みの親御様もいると思います。
就活しない息子さんと接する際に重要なのは「認める・褒める・肯定する」の3つです。親御様の意見や考えで無理やり動かすのではなく、親御様の言葉によって息子さんが自発的に行動するように促しましょう。
「認める・褒める・肯定する」のやり方がわからないという親御様は、以下のフレーズを用いて息子さんと会話するように意識してみてください。
・頑張ったな!
・あなたならできる!
・あなたの選択を信じるよ。
・(結果を気にせず)楽しめ!
・よくやった!
このフレーズを意識して会話することで息子さんも息子さんが親御様に相談しやすい環境を作ることができるでしょう。
まとめ
本記事では息子が就活をしない理由や就活しない息子に接する際に注意すべきことについて紹介しました。
大切な息子さんが就活をしていないことで焦りを感じている親御様もいるでしょう。だからといって自分の意見や考えを押し付けて、無理に就活をさせようとするのは逆効果です。
まずはなぜ息子さんが就活をしていないのか、話を聞いてみましょう。話をする際は息子さんの意見を否定せずに聞くということを意識してみてください。
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