「やりたい仕事を見つけるのが難しい」「自己分析のやり方がわからない」「なかなか選考に通過しない」などと悩んでいませんか?
本記事では、就活に関する様々な”難しい”を解消する内容を紹介していきます。
- 就活で難しいと感じる点4選
- 将来やりたい仕事が見つからないのは当然
- 選考に活きる効果的な自己分析6つのSTEP
- 面接の通過率が向上する4つのSTEP
就活が難しいと感じる4つの理由
多くの就活生が感じるであろう「就活で難しいと感じる理由」を4つ紹介していきます。該当するものがあれば、ぜひ参考にしてみてください。
やりたい仕事を見つけるのが難しい
現代において、やりたい仕事が明確に決まっている人は非常に少ないと思います。その理由は「情報過多により選択肢が多様化しているから」です。
行動経済学において、選択肢が多すぎると、選ぶことに困難を感じてしまう心理作用(ジャムの法則)があると言われています。
この法則の実験によると、
スーパーに試食のジャムを24種類並べると購入した人は3%だったが、6種類に減らしたところ購入者は30%になった。
つまり、人間は選択肢が多いと選択しないという選択をする、ということがわかります。
就活においても同様で、たくさんある中から一番いいものを選ぶことが難しいから、選ぶことを先延ばしし、やりたいことが見つからないのです。
自己分析が難しい
多くの人が就活というイベントを契機に自己分析を始めますが、適切な方法がイマイチ分からず難しいと感じます。
その他にも、多くの就活生が盲目的に自己分析を行なおうとしますが、目的なく自己分析をしてもさほど意味をなしません。
ゴールのない自己分析はラットレースを走り続けるようなものです。あくまで自己分析の目的は「自分の強み・企業選びの軸を発見すること」です。
書類選考の通過が難しい
就活特有かつ定番の質問である「ガクチカ・志望動機・自己PR」に効果的な書き方が分からず、苦労する就活生は多いです。
また志望動機は企業ごとに変える必要があるため、志望度が低い企業の志望動機を考えることに苦悩する学生もいるでしょう。
面接に通過するのが難しい
人と会話をすることが苦手な方は特に面接に対して苦手意識を持つ傾向にあります。
もちろん面接はコミュニケーションであるため、Q&Aが一致するような回答する必要があります。
ですが、話すのが得意で自分のことについて多くを話せれば面接に通るわけではありません。
「沈黙は金。雄弁は銀。」という言葉があるように、たくさん話過ぎることで相手に悪い印象を与えてしまう可能性もあるのです。
つまり、コミュニケーション力があれば面接に必ず通るわけではないということです。
面接はコツさえ抑えることができれば、通過率は大幅に改善することができます。
やりたい仕事が見つからないのは当たり前
やりたい仕事が見つけられずに行動できないでいる方もいると思います。
ですが、そもそもやりたい仕事が明確に見つかっている学生の方が少ないです。
社会に出て働いた経験がないため、自分がどんな仕事をしたいのかを想像することは極めて難しいです。
もちろん、一部の人は「俺はこの仕事でこんな活躍をしたい」などと明確に仕事に対するイメージを持っている場合があります。ですが、大半の方は頭にないものから答えを導き出すことはできません。
ですので「やりたい仕事が見つからないことは至極真っ当なことである」と認識することが大切になってきます。
さらに詳しい内容について、長年就活生と触れ合い、その就活生がどのように社会人になったかまで見届けてきた人材紹介のプロが動画で解説をしております。そちらも参考にしてみてください。
選考に活きる効果的な自己分析のやり方 6STEP
選考に活きる自己分析の方法を6つのSTEPに分けて解説していきます。
STEP1:モチベーショングラフを作成する
まずは自分の中で印象に残っている出来事を洗い出し、ある程度洗い出し終えたら、モチベーショングラフを作成してみましょう。
モチベーショングラフを作成することで、価値観やモチベーションの源泉を知ることができます。自分の価値観などがわかれば、仕事を選ぶ際の軸も次第と定まるため、モチベーショングラフはやっておくと便利な自己分析方法です。
■モチベーショングラフのイメージ
モチベーショングラフを作成し終えたら、トピックスとして洗い出した中からいくつかエピソードをピックアップします。
STEP2:エピソードの深堀
先程ピックアップしたエピソードを5W1Hで深堀りしていきます。
単に「受験に失敗した」と出来事だけを書くのではなく、「1年間毎日5時間以上受験勉強をしていたが、第一志望の高校には合格できなかった」といったように可能な限りエピソードを詳細に書きましょう。
STEP3:各エピソードにおける感情や思考の深堀
まずは各出来事が起こった際に抱いた感情や思考を書き込みます。
なぜなら、感情や思考を書き出すことにより、あなたがどんな時に喜びを感じ、どんな時に悲しみを感じるのかなどの価値観を知ることができるためです。
STEP4:感情や思考の共通点を探す
モチベーショングラフを見て、モチベーションが高くなる時に何か共通点がないか探してみてください。同様に低くなる時も探してみましょう。
客観的な視点で見ることで、「自分ってもしかしたら~~かもしれない!」などといったような今まで気づかなかった新たな自分に気づくことができるかもしれません。
STEP5:企業選びの軸を考える
ここまでは自分のモチベーションの源泉や過去の出来事について振り返ってきたと思います。振り返りが終わったら、次は自分に合う仕事内容、企業の特徴などを分類し、企業選びの軸を考えていきます。
STEP4で考えた感情や思考の共通点を出したら次は、それらの共通点を「働く際に求めること」に置き換えてみてください。
例えば、共通点として「チームで動くことが好き」なのであれば「仲間と協力しながら働く環境を求めている」ことになります。
モチベーショングラフの詳しいやり方を知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。
▶参考:モチベーショングラフを活用した自己分析のやり方|図付きでわかりやすく解説STEP6:優先順位を決める
このように共通点を見つけて考えていくと、あなたが働く環境には何が必要で何が不必要かがはっきりとしてくると思います。
最後に働く際に求めるものと求めないものの中で、優先順位をつけていきます。つまり妥協できるものかできないものかを考えていくということです。
ここで最終的に妥協できないと思ったものが企業を選ぶ際の軸となります。
自分で自己分析をしてみたものの、これでいいのかわからないからプロに相談したいという方は、ぜひ就職エージェントneoをご利用ください。
書類選考に通過しない時の対処法
書類選考では主に「志望動機・ガクチカ・自己PR」の3点が問われます。
本記事では、各設問のフレームを紹介します。
志望動機の構成
志望動機を書く際は以下の観点に気をつけましょう。
- まず結論を述べる
- その業界・企業を選んだ理由を述べる(過去のエピソードも交える)
- 入社後どのような仕事がしたいかを述べる
ガクチカの構成
ガクチカを書く際は以下の観点に気をつけましょう。
- 何に取り組んだのかを簡潔に述べる(結論)
- なぜその事柄に取り組んだのかに述べる
- その中で困難だったこと、それに対して取った行動を述べる
- 取り組みを通して学んだことを述べる
- 学んだことを企業でどのように活かすかを述べる
自己PRの構成
自己PRを書く際は以下の観点に気をつけましょう。
- 1番最初に強みを簡潔述べる
- 強みを表すエピソードを述べる
- 強みをどのように活かしたのかを述べる
- 経験を通して学んだことを述べる
- 入社後にこの強みをどう活かしていくかを述べる
面接の通過率をグッと上げる4つのSTEP
面接の通過率を大幅に上げるために必要な4つのSTEPについて解説していきます。
STEP1:面接官の思考を理解する
面接官を思考を把握することで、面接攻略のための糸口を掴むことができるようになります。
面接官の思考を理解しとくだけでも他の就活生よりも一歩リードをすることができるので、しっかりと頭に入れておきましょう。
面接官に関わらず、人間は「感情(直感)で動き、論理(内容)で納得する」と言われています。
これは面接を攻略するうえで非常に大事な考え方です。この原則を面接に当てはめると、面接官は以下のような思考の流れをします。
面接官が「この人材は非常に優秀そうだ」と直感的に感じる
↓
なぜ優秀そうに感じるのかを様々な質問を通して論理で「やはり優秀である」と納得する
(アルバイトの経験を通してリーダーシップがあると分かるなど)
↓
面接通過
逆もまた然りです。
面接官が「この人材はあまり活躍してくれなさそう」と直感で感じる
↓
なぜ活躍しないと思うかの根拠を集める
↓
不合格
このようにいかに直感的に「優秀そう」と思わせるのかがカギになってきます。
もちろん直感的に活躍してくれそうな人材だと思わせることが出来たとしても、内容が伴っていないと意味はないので、内容もしっかりと対策をするようにしましょう。
STEP2:自己紹介を制する
このSTEPでは、自己紹介で面接をコントロールする方法を紹介します。
「コントロールするってなんか難しそう」「自分にはできなそう」と思うかもしれませんが、テンプレート化すれば再現性は十分あります。
自己紹介で面接をコントロールするメリットは「面接の内容をある程度想定できるようになる」ことです。面接で聞かれる内容が分かったら少し気持ちが楽になりませんか?
なぜなら後は事前に準備しといた内容を面接官に伝えればいいだけだからです。
もちろん面接の内容を全て想定内に収めることは難しいかもしれませんが、これまですべて予想外であった面接の流れをある程度で予想できるのは非常に大きな進歩であるはずです。
○○(名前)と申します!○○大学△△学部より参りました!
私はこれまで人生において「~~~」という考え方を大切に過ごしてきました。
この価値観をもとに学生時代は○○と○○(ガクチカ)に取り組んできました。
これらの取組では、私の強みである「△△」が発揮されました。
面接を通して、私という人間を存分にお伝えしたいと思いますので、何卒宜しくお願い致します!
まずは、元気よく自分の名前、大学名と所属学部を伝えます。ここからが非常に重要な内容となります。
次に、これまでの自分の活動の根底にある大切にしている価値観や考え方を伝えましょう。
例えば、色んなコミュニティでリーダーを務めているのであれば、「何事もジブンゴトに捉え、組織を引っ張ることを大切にしてきました」などと話すと良いでしょう。
自分を価値観を述べたあとは、学生時代に取り組んできた内容いわゆるガクチカを簡潔に伝えましょう。
例えば、カフェのアルバイト経験や野球サークルなどとです。
そして、ガクチカを述べた後は自分の強みを一つ伝えます。最後は、面接への意気込みを話し締めましょう。
以上のような自己紹介をすることで、自分の価値観・ガクチカ・自己PRの3つの質問のいずれかに誘導できる可能性が高まります。
STEP3:面接練習をする
STEP2までにやってきた準備を本番で実践できるように面接を練習するといいでしょう。練習法として、以下の方法が考えられます。どの練習法も満遍なく行うことが大切です。
- 壁に向かって一人で話す
- 友達や先輩と壁打ちする
- キャリアセンターやエージェントで模擬面接する
- 志望度が高くない企業で本番を受ける
STEP4:面接で使える裏ワザを活用する
面接で使える裏ワザを2つ紹介していきます。
ネームコーリング
面接の通過率を上げる裏ワザ1つ目は「ネームコーリング」です。ネームコーリングとは文字通り、相手の名前を呼ぶことを指します。
ネームコーリングをすることでどのような効果があるのかを説明すると以下の通りです。
- 親近感を感じさせることができる
- 社交性がある人であると思わせることができる
- 自分に関心を持っていると思わせることができる
このような効果を相手に与えることができます。つまり、人間は無意識に自分の名前を心地よいと感じ、自分の名前に反応しやすいのです。
「○○さん、本日はよろしくお願いいたします!」
<逆質問>
「△について○○さんどのように考えられていますか?」
このネームコーリングを活用することで無意識のうちに自分に対して良い印象を与えることができます。ぜひ活用してみてください。
ちなみに注意点としては、名前を呼びすぎないようにしましょう。あまり露骨にやると相手が違和感を覚える恐れがあるため、相手の反応を見ながら呼ぶようにしましょう。
手書きのお礼状を速達する
面接の通過率を上げる裏ワザ2つ目は「手書きのお礼状を速達すること」です。具体的には、面接終了後すぐに当日の面接官宛に手書きでお礼状を郵送することです。
お礼状速達をすることで得られる効果は以下の通りです。
- 他の学生との差別化を図ることができる
- 選考に落としにくくなる
- しっかりと人付き合いができそうと感じてもらえる
お礼状を送る際の最大のポイントは「手書きで書く」ことです。手書きをすることで手間をかけた印象を与えることができます。
また速達で送ることも大切です。というのも、普通郵送だとお礼状が届いたころには合否が決定してしまう可能性があるためです。そのため、もしお礼状を送るのであれば、速達にしましょう。
オススメとしては、事前にお礼状の中身だけは書いておき、面接終了後に相手の所属部署と名前を記載して帰り際に速達すれば迅速に送ることが可能となります。
就活で難しいと感じるのはなぜ?‐まとめ‐
今回は、就活における様々な難しいことについて紹介し、その対処法について説明しました。
自己分析や面接練習はなかなか一人で行なうことが難しい場合もありますので、そんな時は就職エージェントを活用してみてください。
本記事に関するその他の記事
ここでは、本記事に関連するよく読まれている記事をご紹介します。合わせて確認してみてください。
⇒やりたい仕事が見つからないならつくれば良い!7つの作り方を紹介!
⇒【まとめ】自己分析のやり方5選紹介!図付きでわかりやすく解説
⇒【例文付き】周りと差をつけるエントリーシートの書き方!
⇒【就活】模擬面接はどこで受けられる?自分でもできる!?
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