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【例文10選】自己PRで「チャレンジ精神」を効果的にアピールする方法と注意点を紹介!

✔ 本記事のまとめ
●チャレンジ精神は多くの企業が求めているスキルの1つである。

●チャレンジ精神には「新しいことに挑む」「困難なことを達成・解決しようとする」「苦手なことでも果敢に取り組む」という3つの種類がある。

●自己PRで「チャレンジ精神」を伝える際には「前向きに挑戦し続けるチャレンジ精神がある」など具体的な例と共にアピールする必要がある。

●チャレンジ精神をアピールする際には、企業が求める人物像に合ったアピールをすることが大切である。

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目次
  • 「自己PRでチャレンジ精神をアピールしたいけど問題ないかな?」
  • 「そもそも自己PRでチャレンジ精神をアピールするにはどう伝えればいい?」
  • 「チャレンジ精神をアピールする上で気をつけた方がいいことはある?」

自己PRでチャレンジ精神をアピールしようと考えている就活生にはこのような不安や疑問があるのではないでしょうか。

そこで本記事では、自己PRでチャレンジ精神をアピールするためのポイントやコツ・注意点などについてご紹介していきます。

自己PRの書き方や例文も紹介していますので、チャレンジ精神をアピールしようと思っている就活生は是非参考にしてみてください。

多くの企業が求める「チャレンジ精神」

多くの企業が求めるチャレンジ精神

自己PRでチャレンジ精神はアピールポイントになるのかと気になっている就活生もいるかと思いますが、結論から伝えると「チャレンジ精神」は多くの企業で求められるスキルといえます。

チャレンジ精神がある人ということは、[物事に意欲的に取り組むことができる][どんな状況でも諦めず果敢に挑戦できる][困難なことにも前向きに挑むことができる]という印象を与えます。

そのため、面接官は「自社の新規事業にも貢献してくれるのでは?」「苦境にもめげずに前向きに取り組んでくれるのでは?」と会社の成長と発展に貢献してくれることを期待し、高評価をつける可能性が高いでしょう。

特に景気変動も激しい昨今を勝ち抜いていくために、業務や課題を自ら見つけ率先して活動できる力は重要視されているため、チャレンジ精神は多くの企業で重宝されるスキルだと言えるでしょう。

「チャレンジ精神」の種類

チャレンジ精神の種類

多くの企業で求められるチャレンジ精神ですが、一言で「チャレンジ精神」と言っても様々な種類のチャレンジ精神があります。ここではチャレンジ精神の種類についてお伝えしていきます。

新しいことに挑むチャレンジ精神

「新しいことに挑むチャレンジ精神」とは、前例がないもしくは少ないことに挑戦することや未経験のことに挑むことです。

具体的には、[大学入学後自ら新しい部活を創設した]、[興味のある分野を突き詰めるために大学時代に起業した]、[部活動での従来の慣習では成長できないと考え新たなルールを設立し浸透させチーム優勝に導いた]などの経験が該当します。

困難なことを達成・解決しようとするチャレンジ精神

「困難なことを達成・解決しようとするチャレンジ精神」とは、まだ解決されていない課題を解決に導こうと挑戦することです。

具体的には、先輩たちが解決できなかった研究を突き詰めて解決に導いた、周囲ができないと諦めていた課題をなぜできないのかを深堀し続け、原因を突き止め解決することができた、などの挑戦が挙げられます。

苦手なことでも果敢に取り組むチャレンジ精神

「苦手なことで果敢に取り組むチャレンジ精神」とは、自分が苦手なことであっても逃げることなく挑戦し続け物事の達成に向けて努力できることです。

具体的には、英語が苦手だったが留学して克服しようと努力をしたといった[留学経験]や、運動が苦手であったが克服したいと考え中学時代からバレーボール部に所属し高校3年の時にはスタメン選手に選ばれるまで成長したといった[部活動を通して成長した経験]などがこれに該当します。

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チャレンジ精神」の言い換え方

チャレンジ精神の言い換え方

「チャレンジ精神」という言葉は非常に抽象的なので自己PRを伝える際に「私の強みはチャレンジ精神があることです。」とアピールしても、面接官にはどのようなチャレンジ精神があるのかがイメージしづらく高評価を得ることが難しいです。

チャレンジ精神という抽象的な言葉ではなく、具体的な行動がわかる言葉に言い換えて伝えることで説得力のあるアピールをすることが可能になります。


具体的には、「私の強みは、常に前向きに新しいことに挑戦し続けることができるという点です」というようにどんなチャレンジ精神であるのかを具体的に言い換えると良いでしょう。

ここでは、チャレンジ精神の言い換え方をまとめていますので、是非参考にしてみてください。

【チャレンジ精神の言い換え方】

■新しいことに挑むチャレンジ精神
新しいことに挑戦する
好奇心旺盛である
成長意欲が高い
変化を好む

■困難なことを達成・解決しようとするチャレンジ精神
困難に挑戦する
諦めずに行動し続けられる
探求心がある

■苦手なことでも果敢に取り組むチャレンジ精神
苦手なことに挑戦する
向上心がある
忍耐力がある


これらの言い換えを参考にあなたの強みが具体的に伝わるよう自分独自の自己PRを考えてみましょう。

「チャレンジ精神」で周囲と差を付けるコツ

チャレンジ精神で周囲と差をつけるコツ

自己PRでチャレンジ精神があることをアピールする就活生は多いため、出来る限り印象に残る自己PRにすることが大切です。

ここでは周囲と差をつけるために自己PRを作成する際に意識した方が良い内容2つについてお伝えしていきます。

課題発見力があることを伝える

『課題発見能力』とは、「自分に不足している能力を見つけることができる力」や「失敗の原因を網羅的に考えることができる力」のことを言います。

この力があると、上司や結果を残している人と自分を比較して自分に不足している能力を見つけることができたり、過去の経験や周囲からの意見をもとに自分の失敗の原因に気付けたりできるようになります。

恐らく皆さんが何かにチャレンジをしようとする場合、何かしらの課題がありその課題解決に向けて行動を起こすことが多いと思います。

そのため「潜在的な課題を発見し、それを解決するために率先して行動をすることができる」というように、課題発見力とチャレンジ精神があることを組み合わせて、アピールすることができると、他の就活生とは一味違う自己PRになるはずです。

課題解決力があることを伝える

『課題解決力』とは、「物事の真の課題に気付くことができる力」や「課題解決に向けた具体的な行動策を多角的に考えられる力」などのことを言います。

チャレンジすることは素晴らしいことですが、何かにチャレンジするとそれに呼応して当初想定していなかった問題が生じるケースは少なくありません。

中にはチャレンジした結果、新たな課題が発生することもあるでしょう。

その際、課題解決に向けどのように行動をとったのかといった「チャレンジ精神を持って行動することから得た学び」なども合わせてアピールすることができると、他の就活生と差をつけることができるでしょう。

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自己PRで「チャレンジ精神」をアピールする方法

自己PRのフレームワーク

自己PRを書く際は上記のフレームワークに沿って書くと、あなた自身を存分にアピールすることができ印象に残る自己PRをおこなうことができるでしょう。

結論から伝える

まずは、[結論]から伝えます。

例えば、伝えたい強みが「どんな困難な状況であっても前向きに挑戦することができるチャレンジ精神」なのであれば、冒頭でそれを伝えましょう。

自己PRだけでなく面接の場では全ての質問に対して[結論]から[端的]に述べることが求められますので覚えておいてください。

  例  私の強みは、どんな困難な状況であっても前向きに挑戦することができるチャレンジ精神があることです。

具体的なエピソードを伝える

結論を伝えたら次にその結論を裏付けるエピソードについて伝えます。

自己PRでありがちな失敗例が、「~しました。~ということがありました。ですが、目標を達成できました。」といった過去の事象を羅列しただけで終わってしまうことです。

これでは、具体的に就活生自身がどのように考え、何を学び、どう行動に移したのかが分からず、ただの自慢話となってしまい、人間性が評価できません。

具体的なエピソードを伝える際には、その行動を起こそうと思った背景やきっかけなども合わせて話すとあなたらしさが伝わるでしょう。

  例  部活動で全国優勝という高い壁にチャレンジした経験。大学4年間、競技ダンス部に所属した。初心者から始める学生が殆どで競争を楽しめる環境であったため、最終的な目標として全国優勝を掲げた。私は大学2年時には地区大会で予選敗退する選手であり、成績を上げるための戦略的なプランを考えた。そして、結果を出すために自分に足りなかった3つの要素(1)筋肉量(2)技術力(3)試合会場でのアピール力向上に注力した努力により全国大会優勝の結果を出した。具体的には(1)競技ダンスに必要な筋肉部位を解剖学的に洗い出し、人の3倍以上の筋トレ・15キロ以上の増量(2)全日本チャンピョンのプロに弟子入りする(3)第1印象の向上のために居酒屋での接客バイトを始め、自然な笑顔とダンサーとして魅力的なオーラを身につけた

引用元:unistyle/選考通過者本選考ES(三菱商事20卒)

学んだことを伝える

エピソードを伝えた後は、そのエピソードから学んだことについて触れます。

具体的には、前向きにチャレンジした結果どうなったのか、それによって得た気付きや今後どのようにしていこうと考えたのかなどについてを話しましょう。

  例  この経験を通して、思考を突き詰めた行動し続けたことでこのような結果をもたらすことができ、戦略的に努力することの重要性を確認することができました。

入社後にどう活かすのかを伝える

最後にこれまで伝えたエピソードや学びをもとに入社後どのように働きたいと考えているのかという点について話します。

ここでは企業にとって採用したほうが良いメリットや働くイメージが湧くような内容を伝えられると好印象を与えることができるでしょう。

具体的には、「どんなことに対しても諦めずにチャレンジし続ける精神を活かし、御社の新規事業の成長に貢献したい」など、自らのチャレンジ精神をどのように企業で活かしていこうと考えているのかを伝え、面接官に採用のメリットが伝えられるように意識してみてください。

  例  入社後は貴社の○○という業務でこの経験から学んだことを活かし、『チャレンジ精神』を発揮していきたいと思います。

自己PRの詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、自己PRを考える際は参考にしてみてください。

【自己PRとは?】面接官に評価される書き方や強みがない人がすべきことを紹介
「自己PRってそもそも何?」「何を書けばいいの?」という疑問を持っている就活生も多くいるでしょう。
本記事では企業はなぜ自己PRを聞くのか、自己PRの書き方やポイントについて紹介していきます。自己PRを書く前に、ぜひ参考にしてみてください。

志望動機と自己PRの作り方とは?_CTA

「チャレンジ精神」をアピールした例文10選

チャレンジ精神の例文

ここではチャレンジ精神の3つの種類別に自己PR例文をご紹介していきますので、自己PRを作成する際の参考にしてみてください。

■新しいことに挑むチャレンジ精神
例文①|部活編
例文②|サークル編
例文③|インターン編

■困難なことを達成・解決しようとするチャレンジ精神編
例文①|部活
例文②|サークル編
例文③|留学編
例文④|インターン編
例文⑤|イベント開催編

■苦手なことでも果敢に取り組むチャレンジ精神
例文①|留学編
例文②|旅編

新しいことに挑むチャレンジ精神

■例文①|部活編

 私の強みは新しいことに積極的に挑戦できることです。  大学1~3年次に所属した阿波踊り部で「女性初の鉦長」になり、幹部の一員としてお盆の阿波踊りを成功させました。例年、11人の幹部は男女で仕事が分けられていたため男女間で心理的な距離があったことが課題でした。そこで、私は女性初の鉦長であったことを生かして、鉦の指導だけでなく、練習風景の動画共有・着付け指導などを女性部員から集めた意見を要約して女性目線からの新しい切り口で案を出しました。また、例年は男子が行っていた買い出し・会場の下見・重い荷物を運ぶことなどみんなで仕事をし、100人以上の連員と関わりました。そこから自ずと連員の考え方や各自の仕事の進捗度を知ることができたうえ、その情報を共有することで他の幹部も同様に「枠を越えて」互いを助け合うようになり、本番のトラブルにもみんなで落ち着いて対処することができたのです。  この経験から、組織とは新しい意見を出すことでさらに活発化することを知りました。  貴社でも様々な切り口で記事を作成し、多くの人に読んでもらえるような雑誌を作成したいと考えています。 

⇨フレームワークに沿っていて読みやすい構成となっています。互いに助け合えるようになった結果、本番のトラブルにどのような対応ができたのかまで書けると部にどのような影響をもたらしたのか伝わりやすくなります。。

■例文②|サークル編

 私は新しいことにチャレンジするのが好きな人間です。  大学1年生のとき、草野球サークルを設立し最初は4人から始まったが、大学3年生の春には50人規模のサークルまでに成長しました。その過程で「安定して野球ができる人数を集める」ことを目標としていましたが、定期的に参加できる人を集めることに非常に苦労しました。人数に対する参加率が低かったからです。参加率を増やすために新入部員の対象を「野球経験があり大学では趣味程度で野球を楽しみたい人」に限定し、活動日を週2日設けて選択肢を増やすという工夫も行ったが、参加率はあまり向上しませんでした。部員たちと話していると今の会場と家が遠い部員が多いことに気が付いたので、参加できる人によって会場を変える工夫を加えたところ、アルバイト後に参加してくれる人や今まで遠くて参加しにくかった人が参加してくれるようになり目標を達成することができました。  新しいチャレンジには困難なことも多いが、一人ひとりの事情に配慮した対応をすることで現状を変えることができるということをサークルを新設した経験から学びました。  お客様の顕在的なニーズだけでなく潜在的なニーズを考え、お客様一人ひとりに最適な物件を提供できるようになりたいと考えています。 

⇨新入部員の対象を限定したことや会場を臨機応変に変えることなど行った工夫が具体的に書かれています。また、経験の活用についても詳しく書かれているのは良い点です。

■例文③|インターン編

 私の強みは新しいことに挑戦するチャレンジ精神です。  受験生向けのメディア事業に挑戦し、目標の1万ユーザーを獲得することができました。始めた理由は「事業を興し、多くの受験生の悩みを解決したい」と思ったからです。始めの2ヶ月間は、目標ユーザー数の10%しか達成できず、SEO対策やキーワード選定など様々な試行錯誤を重ねても打開できませんでした。知人の経営者にSEO対策などの工夫はしているがユーザー数が上がらないという旨の相談をしたところ、「ユーザーが本当に求めている情報を提供できていない」との指摘を受けた。そこで私は2つの取り組みをしました。1つ目は受験生の生の声を聞きに行き、ニーズに最適なコンセプト設計を行いました。机上の空論ではなく、受験生たちが本当に知りたいことは受験生に聴くのが最も正確な情報を集められると考えたためです。2つ目は受験生が目指す大学別にターゲットを細分化したことです。その際は試験日だけでなく願書の締め切り日や合格発表日など詳細な情報を掲載することを意識しました。こうした取り組みを続け、ユーザーが本当に知りたいことに注目して運営したところ半年後にはユーザー数1万人を超えることができたのです。  この経験から、ユーザーが本当に求めるサービスや情報を把握することの重要性を知ることができました。  こうした経験を活かして消費者が本当に求める製品を開発したいと考えています。 

⇨『ニーズに最適なコンセプト設計』とありますが「どのようなコンセプト設計をしたのか」まで具体的に書けるとより伝わりやすい文章になります。

困難なことを達成・解決しようとするチャレンジ精神

■例文①|部活編

 私は困難をいとわず挑戦する人間です。   体育会サッカー部のマネージャーとしてマネージャー陣の意識改革に挑戦しました。マネージャーは決められた仕事をこなすだけでチームの勝利の輪に入れず、モチベーションが低いため毎年入部者の半数が辞めていました。1人ひとりと話をすることでマネージャーとして何がしたいのか、改善点など様々なヒアリングを行い現状を把握しました。すると、サッカー自体を詳しく知らないため何をするべきか分からず、結果として指示されたことを受動的にこなすだけになっていることが分かりました。そこで、私は他のマネージャーたちに競技の知識を学んだり審判資格を取得してもらったり実際に副審をすることでよりサッカーに深く関わってもらうことにしました。すると、下級生に当事者意識が芽生えたことで能動的にチームのサポートをするようになり、意識を変えることができました。  この経験から、主体性を持って取り組むことの大切さを学びました。  貴社でも主体的に研究開発に取り組み、新しい製品を生み出し多くの人の生活を豊かにしたいと考えています。 

⇨意識改革をおこな前と後でどのような変化があったのかまで具体的に書かれています。経験からの学びを『主体性をもって周囲を巻き込みながら物事に取り組むことの大切さ』のようにもう少し具体的に書けるとよりわかりやすい自己PRになるでしょう。

■例文②|サークル編

 私の強みは現状を変えようとする力があることです。  私は大学に4つある軽音サークルの1つに所属しています。かつてサークル間での交流はありませんでした。そこで、合同ライブを企画し交流できるイベントを考え、各サークルと連絡を取り合同で企画内容を考えました。しかし、各サークルの予算と参加日が合わない問題が生じましたため2つの対策を講じました。1つ目は2日間の開催にし日程調整を図ったことです。会場費が増えますが全てのサークルに参加してもらいたかったため2日間の開催としました。2つ目はサークルの卒業生に募金を募ったことです。開催意図を伝え、当日の特典をつけたのですが目標金額には届きませんでした。そこで当日の会場に募金箱を設置し、チケット代を改訂することで何とか開催費用を賄うことができました。そして、2日間で素晴らしい合同ライブを開催できました。  このことから、企画をやり遂げるためには課題を何としてでも解決するための根気が必要だと学びました。  貴社では、顧客からの要望に応えられるまで何度も改善し満足してもらえるような製品開発に取り組みたいと考えています。 

⇨きちんとフレームワークに沿って書かれています。4つのサークルをどのようにまとめたのかまで書けるとよりアピールできます。

■例文③|留学編

 私は困難なことでも諦めずに挑戦し続けることができます。  米国での交換留学で専門外の消費者科学を学び、副専攻認定プログラムを修了することを目標に掲げ、そのために一年間で、現地大学が指定する全科目を履修しようと考えました。しかし単位上限のルール上、そのうち1科目が履修できず、またシステム上、その教材も閲覧できない状況でした。そこで諦めずに行ったことが2点あります。1点目は、担当教授に交渉したことです。自ら教授室に足を運び、自身の目標やバックグラウンドを伝わるように話すことを意識しながら熱意を伝え続けました。その結果、特別に履修が認められました。2点目は、講義資料等の情報を共有する関係性を構築したことです。そのために消費者科学を専攻する学生の約7割が参加する学生団体に参加して自ら話しかけるようにしました。その際は信頼関係の構築を意識して行動し、情報網を築きました。その結果、履修を修了でき、目標を達成することができました。  そして不可能と決めつけずに挑戦する姿勢と、多様性のある環境で人と関係性を構築して対話・交渉する力を身につけることができました。  こうした経験を活かして多くの人と協力することで現在の社会問題を一つでも多く解決したいと考えています。 

⇨難しい内容を具体性を持たせてわかりやすく書いてあります。「1点目は~、2点目は~」と分けて書いてあるため分かりやすくなっています。

また、『信頼関係の構築を意識して行動し』とありますがどのように信頼関係を築いたのかまで書けるとより良い自己PRになるでしょう。

■例文④|インターン編

 私は目標達成のためなら努力を惜しまない挑戦者です。  これまで、人材紹介のベンキャー企業でのインターンで大学生向けのウェブサイトを運営し、8万人の会員へ毎日送信するメールマガジンの配信を担当していました。バイトを紹介しサイト経由での応募が収益となるのですが、3・4年生からのアクセス数が少なく応募数が伸び悩んでいました。そこで、学年ごとに配信コンテンツを変えることを提案しました。「学年ごとに求めているバイトは違う」という仮説を立てたためです。この仮説をサークルやクラスの人たちなどに聴くことで裏付けし、学年別配信を可能にするシステム改修に取り組みました。システムの改修は難しいと言われたこともありましたが、客観的な数値を基にしたデータを見せることで社内の様々な部署に粘り強く掛け合い関係者を説得し、学年別配信を可能にしました。その結果、応募数を1.5倍に増やすことができ、収益も1.2倍に増収しました。  この経験から、客観的な数字を基に仮説を実証し、その有用性を示すことの大切さを学びました。  貴社でも曖昧な情報源に惑わされることなく、根拠が明確な一次ソースを探し出して正確な情報をユーザーに届けたいと考えています。 

⇨仮説とその裏づけまで行ったことが書かれており、『応募数を1.5倍』『収益を1.2倍』のように結果を具体的な数値で表しているためわかりやすくなっています。

■例文⑤|イベント開催編

 私の強みは困難な現状を打破できることです。  私が強みを発揮したのは学生英語弁論大会の運営責任者を務め、大会初となるオンライン開催を実現させたことです。実際に企画していたところオンライン開催に関するノウハウ不足・大会開催の資金不足という課題が生じたため、2つの解決策を講じました。1つ目はオンラインイベントを開催している企業に勤めているOBに協力していただいたことです。アドバイスや助力してもらうだけでなく、積極的に仕組みや対処法を学ぶことで次回の主催者に教えたり自力で対処できるようになることを心がけました。2つ目は寄付金の獲得です。OBたちに使用用途や私の大会への熱意を一人ひとり電話で伝えることに加えて、はがきを送り寄付金を募りました。そして、約30万円の寄付金を集めることに成功し資金不足を解消しました。この結果、大会初となるオンライン開催を実現することができました。  この経験から、課題解決には多くの人の手助けが必要であることを学びました。  私も困っているお客様に手を差し伸べることでお客様と一緒に無理なく課題を解決したいと考えています。 

⇨フレームワークに沿ってきれいな構成で書かれています。また、OBからもらったアドバイスをどう活かしたかまで書かれているのは分かりやすいです。

苦手なことでも果敢に取り組むチャレンジ精神

■例文①|留学編

 私は「現状に捉われず挑戦」できます。   この強みを活かし、私はオーストラリアで言語や文化の壁に屈せず、8ヵ国以上の国籍を含む22人と交友関係を築きました。大学2年時に短期留学した際、現地では日本人学生同士で集まっている状況でした。そこで私は、言語習得・異文化理解を目的として留学を決意していたため、2つの工夫をして現地の学生たちと交流を深めました。1つ目は誰にでも話しかけることです。出身地によって言葉の訛りがあったりアクセントの癖があり最初は聞き取ることに苦労しましたが、色んな英語に触れられる貴重な経験でした。2つ目は休日にも積極的に遊びに行ったことです。テーマパークやレストラン、繁華街など様々な場所に行くことで日本では経験できないことを体験したり、異なる考え方や習慣も体験することができました。  この経験から、主体的に行動しなければ状況を変えることはできないことを学びました。  この状況を変えられる強みを活かして、社会に新しい価値・サービスを提供できると考えています。 

⇨行動を起こした動機が「言語習得・異文化理解」と詳細に書かれていて分かりやすいです。また内容も誰にでも話しかけた、積極的に遊んだなどわかりやすく書かれています。

■例文②|旅編

 私の強みは柔軟な対応力を持って挑戦することです。  大学3年時に横浜から鹿児島まで自転車旅をしていましたが、当初の予定から大幅な遅れが生じてしまいました。理由は疲労感や天候の悪化で遅れが生じたためです。そこで私は2つの修正を行いました。1つ目は進捗具合と現状を分析し計画を練り直すことです。具体的には、これ以上遅れを生じさせないための必達のノルマと遅れを取り戻すためのノルマを1日単位で明確にしました。2つ目は行動をパターン化したことです。起床時間や出発時間、宿に着いてから寝るまでの一連の行動も固定しました。これは、決まった行動を繰り返すことでより短時間かつ少ない労力で動き時間を無駄にしないためです。結果として予定より6時間早く目的地に到着できました。  この経験から、短期的に目標を定めてできる限り無駄を省くことが重要であることを学びました。  貴社でも目標から逆算して計画を明確にし、問題に柔軟に対応することで営業目標を達成したいと考えています。 

⇨経験の活用が実際に働いている場面を想定してあり具体的でわかりやすくなっています。また詳細に修正点とその根拠まで書かれているのはわかりやすいです。

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「チャレンジ精神」をアピールする際に注意すべきこと

チャレンジ精神の注意点

最後に、チャレンジ精神をアピールする際に注意すべきことについてお伝えしていきます。

企業が求める人物像に合ったアピールをする

チャレンジ精神は多くの企業で求められているスキルの1つですが、志望企業が必ずしもチャレンジ精神を求めているとは限りません。

チャレンジすることよりも堅実に仕事を進めてくれる人を求めている企業に対して「新しいことにチャレンジします」とアピールしても全く響かないことは想像できるでしょう。

そのためまずは、志望企業が求める人物像をしっかり確認しておくことが大切です。

アピールするチャレンジ精神を間違えない

前述の通りチャレンジ精神には3つの種類があるため、企業に合わせて適切なチャレンジ精神をアピールする必要があります。

例えば、某IT企業の面接で、面接官はシステムの不具合が起こった際に「どんな困難にも果敢に挑みチャレンジし続けることができる」人を求めているにもかかわらず、就活生が「新しいことにチャレンジし続けることができる」とアピールするとミスマッチを感じるのではないでしょうか。

どのような「チャレンジ精神」をアピールするべきなのかは企業によって異なりますので、前項同様にまずは企業研究を念入りにおこない、志望企業にあったチャレンジ精神をアピールするよう心がけましょう。

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まとめ

ここまで自己PRでチャレンジ精神をアピールするための考え方や自己PRの答え方のフレームワークや注意点、回答例文などについてお伝えしてきました。

自己PRは就活の面接で必ず聞かれる質問の1つです。

企業は自己PRを通してあなたの人柄や人間性、社風へのマッチ度や今後の活躍可能性などを見極めようとしていますので、自分の最も良い点をしっかり見てもらえるよう準備をしていくと良いでしょう。

「チャレンジ精神」を自己PRとしてアピールしようと思っている就活生は本記事を参考にし、自分ならではの自己PRを是非作成してみてください。

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