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面接官に好まれるガクチカの話し方|深堀り質問と回答例6選をご紹介!

✔ 本記事のまとめ
●ガクチカを話す際にはPREP法を意識して、結論から話し始める

●ガクチカを通して面接官が重視しているのは、「話の一貫性」「論理的思考力」「自社にマッチするか」で、これらを確認するために「ESでは分からないところの深掘り」をおこなう

●深掘り質問では「ガクチカを通して経験した困難」「その困難をどう乗り越えたか」「その出来事から何を学んだか」などについて聞かれることが多い

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目次

ガクチカについての質問は面接でも聞かれることが多いです。

「ガクチカは面接でどうやって話せば良いの?」と不安に感じる人も多いかと思います。

本記事では、面接でのガクチカの話し方や企業が面接で見ているポイント、ガクチカを話す時に聞かれやすい深堀り質問と回答例も紹介します。

是非参考にしてみてください。

面接官も高く評価する「ガクチカ」の話し方

自己PR ガクチカ_違い/自己PRの書き方(PREP法)

面接でガクチカを聞かれた際には、「PREP法」という会話のフレームワークを使って話すことを意識しましょう。

PREPとはPOINT(結論)REASON(理由)EXAMPLE(具体例)POINT(結論の繰り返し)の頭文字をとったものです。この構成を使うことで聞き手への伝わりやすさは向上し、面接官とも良いコミュニケーションをとることができるでしょう。

以下にPREP法を使った例文とそうでない例文を用意したので、声に出して読みどちらが伝わりやすいか体感してみてください。

PREP法を使った例文

  [学生時代に最も力を入れて取り組んだことを教えてください。」  (Point)はい。私は英語学習に最も力をいれました。(Reason)理由としては、グローバル人材の価値が向上していることを知り、在学中に実践的な英語力を習得することが必要だとと感じたからです。(Example)そこで私は、大学の主催する留学プログラムへの参加を目指し、大学一年時から学習を開始しました。開始当初に受けたTOEICの点数は600点でプログラムに参加するには200点足りませんでした。しかし、自分のテスト結果を見直して文章のまとまりで聞く力、基礎的な語彙力が不足していることに気づき、それらの弱点を改善できるような学習を積み重ねました。その結果、3か月後にはプログラム参加に必要な800点を取得することができ、留学をすることができました。留学では、現地学生との交流を通して自分のスピーキング力が足りていないことに気づき、帰国後もオンライン英会話を利用して英語を話す習慣を作ることを心がけています。(Point)このように、私は英語学習に最も力を入れました。

PREP法を使っていない文章

  「学生時代に最も力を入れて取り組んだことを教えてください。」  (Reason)はい。私は、国際的に活躍できる人材が大事であると考えました。(Example)そのためにも、留学プログラムに参加して実践的な英語力を身に着けようと考え、TOEICを受けました。はじめは600点しかとれませんでしたが、自身の弱点であるリスニング力と語彙力を改善することで3か月後には800点を取得でき、留学にも参加することができました。さらに留学時に自分の会話力が不足していることに気づき、帰国後もオンライン英会話を活用して、英語を話す習慣をつけようと意識しています。(Point)このようにして、私は英語学習に最も力を入れて取り組みました。

2つの文章を比べてみると話している内容は同じですが、PREP法を使っていない文章は話の主題がつかみ取りづらく、内容が伝わりにくい文章になっています。PREP法を使うことで聞き手にわかりやすい説明をすることができます。

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「ガクチカ」で面接官が重視するポイント

ガクチカ 面接官 重視ポイント

論理的思考力

社会に出た際には、多くの人とコミュニケーションを取っていく必要があり、自分が伝えたいことを分かりやすく相手に説明する能力が求められます。

自分が経験をした出来事をきちんと相手に伝えることができるのかを知るための判断材料として聞かれることが多いです。

ESでは分からなかった深堀りエピソード

ESでは限られた文字数でエピソードや結果を記載しなくてはならないため、いくつかの要素を削っていることが多いです。

面接官は、その出来事に対してどんな思いでどう行動したのかを深掘りするために聞かれます。

一貫性があるかどうか

エピソードの深堀りをしていく中で、ガクチカに書かれている内容が一貫性のあるエピソードかどうかも見ています。

過大評価したエピソードを無理に話そうとすると、話の一貫性がないことがバレてしまうので注意しましょう。

自社にあう(マッチする)人材かどうか

話を聞きながら「困難に対して〇〇と感じ、行動をしたのであれば、当社の△△職で活躍してくれるかもしれない」「今いる社員と一緒に働いてくれたら、相乗効果で社内が活性化しそう」と会社とマッチする人材かどうかを確かめるために聞かれます。

面接官は上記をもとに「ガクチカ」について質問しています。面接の前に自分の言葉でESに記載した内容が話せるのか、そこから想定される質問に対しての回答の準備、企業が求めている人物像とマッチする内容かを確認しておく必要があります。

面接に苦手意識がある_青

面接で「ガクチカ」を伝える際のポイント

ガクチカ 話す時のポイント

ガクチカの話し方のフレームワークを理解したら、次は具体的に話す内容を考えましょう。

ここでは、ガクチカを伝える際に意識すべきポイントを紹介するので、本番の面接までにこれらのポイントを意識した内容を準備しておきましょう。

伝えたいことを一言で始めに伝える

PREP法でも説明したように、一番初めにPOINT(結論)を話すようにしましょう。

面接官は何十人もの学生の話を聞いていることもあり、端的に要点をまとめて話すことが求められます。始めにどんな経験をしたのかを伝えることで面接官は「これから〇〇について話をするんだ」とこれから話す内容のエピソードをイメージすることができるので、わかりやすい説明になるでしょう。

そのため、「私が学生時代に頑張ったことは〇〇です」と一言で始めに伝えるようにしましょう。

具体的な数字を使って説明する

面接という限られた時間の中で、面接官にあなたの行動がどれぐらいの影響を持っているかをイメージさせる必要があります。そのために、具体的な数字を用いてイメージしやすいように説明することが重要です。
そこで「サークルの参加率を20%から80%にした」など具体的かつ、客観性のある数字を使って説明をしましょう。

その行動に至った感情を記載する

課題に直面した時にどう思ったのか?なぜその行動をしたのか?という自身の感情を話すことで、あなたらしさを面接官に伝えることが出来ます。

例えば「部活でメンバーをまとめる際に”皆で優勝を目指したい”と思い、〇〇をおこなった”」という文章でいう「皆で優勝を目指したい」を指しています。

1~3分程度で話す

面接官からガクチカについて聞かれた際には、1~3分程度で簡潔に話すことを心がけましょう。

面接はあなた1人のスピーチではなく、面接官とのコミュニケーションです。面接官も気になった点に関しては深堀り質問をしてくれるので、一回で全てをこと細かに話す必要ははありません。会話のラリーを大切にしながら、自分だけがずっと話し続けることがないようにしましょう。

ESと同じ内容でも良いが丸暗記しない

面接官はあなたが面接で話す内容とESの内容に一貫性があるかを見ています。

そのため、ESの内容をわざわざ変えることはしなくても良いです。しかし、ESは書き言葉を使っているのに対し、面接では話し言葉を使うためESの内容をそのまま暗記して話すと不自然になってしまいます。話の要点をポイントごとに覚え、自分なりの言葉で話すようにしましょう。

面接官に刺さらない「ガクチカ」の伝え方
✓エピソードを複数話す
✓専門用語を使いすぎる
✓間髪入れずに一気に話す
✓余談やエピソードが長すぎる

上記を見てわかる通り、刺さらない「ガクチカ」の共通項は一方通行のコミュニケーションとなっている点です。

面接は面接官とのコミュニケーションの場なので、相手が聞きやすい話し方をすることを意識すると良いでしょう。

面接対策をする場合には、模擬面接をおこなう以外にも自分の話し方を録音して聞いてみると、改善点を理解できるのでオススメです。

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「ガクチカ」で聞かれる深堀り質問と回答例6選

ガクチカ 面接 深掘り

上述したように、ガクチカではESに書かれている内容を基に話の深堀りをされることがあります。ここでは、よく聞かれる質問とポイントについて紹介します。

回答例については先ほど例文で紹介した英語学習のテーマをもとに紹介していますので参考にしてみてください。

①なぜそれをやろうと思ったのか教えて下さい

【ポイント】希望する業務に適したモチベーションの根源を伝えるように意識しましょう。

企業側は、モチベーションの根源を知るために質問をしてます。行動をする背景には、自ら行動しようとする能動的行動と行動せざる負えなかった受動的行動の2種類があり、どちらの能力を持っているのかを確かめたい心理があります。

【回答例】
「自分が英語学習をしようと考えたきっかけはコロナウイルスの影響です。大学1年時には、コロナウイルスの蔓延により家で授業を受ける毎日で、このような閉塞感のある生活に嫌気がさし、かつ「自分はこのままで良いのか」と将来への不安を感じるようになりました。ちょうどその時に、大学の留学プログラムの存在を知り、国際的に活躍できる人材になることで自分の価値を高めることができると考えました。これが、英語の勉強を始めるきっかけとなりました。」

②どのような行動を取ったのか教えて下さい

【ポイント】専門用語を使わずに具体的な行動を伝えましょう。

課題に対して、どのような行動を取るのかを知ることで入社後に困難なことが起きた際のあなたが取るであろう行動を知ろうとしています。

【回答例】
「まず、リスニング力について、私は英単語ごとは聞き取れたのですが、文章のまとまりごとに聞くことが苦手だったので、会話文や講義の音声を使って、一文ごとにディクテーション(音声を文字に書き起こすこと)の練習を積み重ねました。単語力については、毎日〇単語ずつ覚えるという目標を立てて、スキマ時間を活用して単語帳をとにかく読んで覚えました。また覚える際には声に出して目と耳と口を使って覚えることを意識しました。」

③その出来事の中で困難だったことを教えて下さい

【ポイント】見栄を張らずに、実際にあった出来事を伝えましょう。

どのような出来事に対して困難と感じるのか、そして困難を感じた時にどのような感情を抱くのかをこの質問からは読み解くことができます。
そのため、この質問を受けた際には、面接官は「あなたの人間性を知るために質問をしている」ということを理解をした上で回答しましょう。

【回答例】
「実際に留学に行って、現地の学生と会話したときにとても苦労しました。まず、人それぞれアクセントがあり、相手が何を言っているのかを聞き取れるようになるまで、かなりの時間を要しました。聞き取れるようになった後も、会話のスピードについていけず、自分が言いたいことを考えても、その時にはすでに別の話題になっているということが多々ありました。そのような日々が続く中で自分が今までやってきた勉強は何だったのかと考え、留学先でうまくやっていけるかとても不安な気持ちになりました。」

④その困難にどのように立ち向かい、どんな結果をもたらしましたか

【ポイント】能動的な行動が出来ているかを意識して伝えましょう。

社会に出ると学生の頃には経験しなかった壁に直面することもあります。このような壁が目の前に現れた際に解決しようとする意思があるのか?どの様に乗り切るのか?やり抜く力はあるのか?を知ることで、入社後の活躍のイメージをするために質問をしています。

【回答例】
「会話することに苦戦はしましたが、あきらめずにとにかくいろんな人に自分からあらかじめ考えておいた話題を話したり、誰かが何かを言った時にはリアクションをとったりすることを心がけました。また、日本人も同じ寮に何人か住んでいて、本当に心が落ち込んだ時には日本語で日本人の友人に相談しました。こうすることにより留学から2,3か月がたったころにはすらすらと会話ができるようになっていました。」

⑤その出来事から何を学び、社会でどう活かしますか

【ポイント】学びを仕事でも活かせることを話し、活躍できる人材であることを伝えましょう。

面接官は、入社後に活躍してくれる人材かどうかを知りたくて面接をしています。仕事のどの場面で活かせるのかも伝えられる様に準備しておくと、面接官により入社後の活躍しているイメージを持ってもらいやすくなります。

【回答例】
「あきらめずに努力をコツコツ続けることが大切だと学びました。人それぞれできることに差はありますが、できないことを嘆くのではなくできるように何が必要かを考え、それを実行することで成長することができると思います。この経験から社会に出て様々な問題に直面した際にも、解決策を模索し日々できることをコツコツやり続けようと考えています。」

⑥もし改善できるとしたら何をおこないますか

【ポイント】改善内容だけでなく、なぜその行動をしようと考えたのを答えられるようにしましょう。

働く上で、常に正解がないものを正解にしていく力が求められてくるため、更に良くする方法はないかと分析する力・改善する力はあるのか?成長性はあるのか?を知るために質問をしています。

【回答例】
「これから、ビジネスシーンにおいても英語を使えるように練習を積んでいきたいと考えています。今まで経験してきたのは学生同士のフラットな関係での会話のみで、上司や取引先との会話時にはまた注意すべき点、使う言葉が変わってくると思います。ですので、ビジネスのための英会話スクールなどを活用することで、将来の業務に今の経験を役立てることができると思います。」

面接について相談する_赤

人前で話すのが苦手な人にオススメの対策方法

ガクチカ オススメ対策

面接は評価をされる場でもあるため、緊張しやすくなります。少しでも緊張を和らげるためのオススメ方法を紹介しますので、人前で話すことが苦手な人は確認しておきましょう。

面接の流れを理解して余裕を持つ

就活の面接は緊張のあまり余裕をなくしてしまう人も多くいます。面接までの流れを理解していないと「マナーがなっていない」とマイナス評価にもつながるだけでなく、周りができる人に見えることで余計に緊張が増してしまうこともあります。

そのため、どのような流れで面接が行われるのかを理解して少しでも心に余裕を作っておきましょう。

面接の流れ

待合室で順番を待ち、名前を呼ばれたらドアを3回ノックして入室します。扉の方に顔を向けて、ドアを閉めてたら面接官にお辞儀をし、椅子の横に立ちます。椅子の横に立ったまま一礼をして、面接官に「お座りください」と言われてから着席します。

受付や待合室での注意点、退出の仕方を詳しく知りたい人は下記のURLを確認しましょう。

【就活初心者必見】面接の流れとマナーを紹介|受付~退室まで網羅しよう!
「面接は初めてで不安」「面接ってどんな流れでは始まるの?」

まだ面接をしたことがない人はこのような不安があって当然です。

本記事では そのような方に向けて 受付から退室までの流れ、その際に注意すべきポイントやマナーについて紹介します。

緊張を和らげるための方法

緊張をしてしまうことは当然のことです。しかし、緊張をしすぎて「本当に伝えたいことを伝えられなかった・・・」と後悔をしないように緊張のタイプを理解して、自分にあった緊張を和らげる方法を準備しておくことをオススメします。

緊張には5つのタイプが存在しています。実際には、複数の原因が組み合わさっているケースもあるので全てのタイプに目を通してみてください。

準備不足型:準備不足で生じる緊張と予想外の質問が来たことによる緊張の2種類がある
未経験型:面接の経験が全くない、あるいは殆どないことで発生する緊張
プライド型:人に良く思われたい、失敗したくないなどと考えることで生じる緊張状態
トラウマ型:過去の上手くいかなかった経験から、反射的に不安になる状態
コンプレックス型:他人と比較することで、萎縮してしまうタイプの緊張

それぞれのタイプへの緩和方法を詳しく知りたい人は下記のURLを確認しましょう。

面接の緊張を和らげる超実践的手法~面接直前・面接中・事前にできる12選~
「どうしても面接になると足が震えてしまう」「面接官に圧倒をされて頭が真っ白になってしまう」などの悩みを持つ就活生は多いのではないでしょうか?
本記事を読むことで、緊張にはどんな種類があり、それぞれどのような対応をすれば良いのかを理解することができます。ぜひ最後までご一読ください。

大人にアドバイスをもらう

就職活動をしている中で、自分の強みの理解や面接などがうまくいかないと不安に思うことも多いかと思います。その際は家族や各大学のキャリアセンターなど、信頼できる人に相談してみるのも1つの手です。

周りに相談できる人がいないという人は、就活エージェントを利用してみるのもオススメです。面接対策や企業理解へのアドバイス等、あなたの悩みに応じたアドバイスをキャリアアドバイザーがおこないます。

1人で悩まず誰かに相談することで、自分を客観視することができ、不安を解消することできるかもしれません。

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まとめ

本記事ではガクチカを面接で話す際のコツや聞かれやすい深堀り質問を紹介してきました。希望する業界・企業であればあるほど、面接では緊張をしてしまうことが多いです。

緊張をしてしまう中でも自分らしさや魅力を企業にアピールできるようにきちんと面接対策を行っておきましょう。

また自分ひとりで就活を進めようとするのではなく、模擬面接やアドバイスを大人の人にしてもらいながら就活を進めていくことで、人に見られている感覚や話す練習にもなります。

本番では緊張が和らぐこともありますので、本番までに何度も練習をしていきましょう。

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