ガクチカを作成していく中で「これで大丈夫かな?」と不安になっていませんか?他にも「例文を参考にして自分のガクチカを更に良くしたい」と考えている人も多いかと思います。
本記事では実際に就活で先輩たちが書いた例文を紹介していますので、参考にしながら自分のレベル感も確かめてみましょう。
面接官がガクチカを聞く理由
例文を紹介する前に、ガクチカを聞かれる背景を知らなくては、面接官が求めている回答との意図がずれたESを提出してしまうかもしれません。それでは意味がないので、面接官がガクチカを聞く理由を確認しておきましょう。
✓困難への向き合い方を知るため
✓意欲や人柄を知るため
困難への向き合い方を知るため
企業側は長く一緒に働きたいと考えています。社会に出ると学生の頃には経験しなかった壁に直面することがたくさんあり、挫折を経験する人も出てきます。そのためガクチカを通して「困難を乗り越えた経験や乗り越え方」を知ることで、「入社後に生じる困難に対してどの様に行動するのか?」「仕事への向き合い方はどうか?」を面接官はチェックしています。
意欲や人柄を知るため
面接官は、エピソードの中身から「その人はどんな役回りに徹するのか?」「どのような人間性や価値観を持っているのか?」を見極めようとしています。そこから「社員と良い関係性を築けるのか?」「当社とマッチする人材か?」を知ろうとしています。
評価されるガクチカの特徴
ガクチカを聞かれる背景を理解できた人は、評価されるガクチカの特徴も知りましょう。大前提、指定された文字数に収められているか、誤字脱字はないか、専門用語を使っていないかは守ってください。そのうえで、下記が出来ているガクチカは評価が高い傾向にあります。
✓結論ファーストで記載
✓取った行動に対する、具体的なエピソードが書かれている
✓数字を使用している、または第3者目線が評価を記載してある
結論ファーストで記載
エピソードをダラダラと記載するのはNGだと覚えておきましょう。面接官は何十人ものESを確認しているため、全員のESを細かく見ることは難しいです。そのため、読みにくいESや伝えたいことが分からないと感じられたら、先を読んでもらえなくなることも大いにあります。
最後まで読んでもらうためにも、先に結論を伝え「これから〇〇について説明するんだな」とエピソードの全体像を理解してもらうことが大切です。
取った行動に対する、具体的なエピソードが書かれている
ガクチカを書いている皆さんは、エピソードを詳細に理解しているため抽象度が高くてもエピソードの内容を理解出来ますが、面接官は初めて見るため、具体的に説明をする必要があります。例えば「〇〇を頑張りました」という内容は抽象度が高いです。
そこで、「バイトの教育係として〇〇を行ったことで、独り立ちまで3ヶ月かかるところを1ヶ月に短縮させることができた」のように具体的に説明をするように心がけましょう。
数字を使用している、または第3者目線の評価が記載してある
ESのガクチカでは決められた文字数の中であなたが行った成果について具体的かつ分かりやすく伝えなくてはいけません。そのため「サークルの参加率20%を80%にした」等のように数字を使うことで、具体性が増し、あなたの行動でどのような成果に繋がったのかを分かりやすくアピールすることができます。
他にもエピソードに説得力を増すためには、第3者からの意見を入れると良いです。例えば「〇〇をした結果、皆から助かったと言われた」「始めは皆からは成功しないと言われていた」等のような内容を伝えましょう。
ガクチカを書いていく際には、上記の内容を意識して書いてみてください。そして、ガクチカには書き方があり、フレームワークも存在します。更に詳しく知りたい人は下記URLを確認しましょう。
▶参考:評価される「ガクチカ」の書き方を解説|見直しに役立つ”チェック表”つき
ガクチカの例文
評価されるガクチカの特徴がわかった人は、他の人の例文を見ながらレベル感を確かめてみてください。自分のガクチカが「何か足りない」という人はどこが足りないのかを明確にしましょう。
例文で色分けを行っていますが、下記の内容ごとに行っていますので参考にしてください。
アルバイト・インターンの例文
まずは、アルバイト・インターンの例文について紹介します。
■インターン(300文字)
→300文字という制限のなか、しっかりと要素を組み込めています。最後に定量的な結果として『PV数で1位』という内容があるため、どのような成果を生んだのか分かりやすくなっています。
他の例文についても見たい人は、下記URLを確認してみてください。
▶参照:誰でも書ける!ガクチカの書き方~アルバイト・インターン編~|書き方や例文6選も紹介
ゼミ・学業の例文
次にゼミ・学業の例文について紹介していきます。
■ゼミ(400文字)
→『在宅勤務の生産性とメンタルヘルスの関係』というように困難だった内容を具体的に書けているため非常にわかりやすいガクチカとなっています。
最後の『結果を裏付ける統計』がどのような内容だったのかまで詳細に書けるとより分かりやすいガクチカとなります。
他の例文についても見たい人は、下記URLを確認してみてください。
▶参照:誰でも書ける!ガクチカの書き方 ~ゼミ・学業編~|書き方や例文6選も紹介
サークルの例文
続いて、サークルの例文について紹介していきます。
■サークル(400文字)
→他の部員たちから出た反対に対する対処と解決策が具体的に述べられているため、どのような対策をしたのかが分かりやすくなっています。
また、目標に向かって活動に参加してもらうために必ずどこかの部門に属してもらったことまで詳細に書かれています。
他の例文についても見たい人は、下記URLを確認してみてください。
▶参照:誰でも書ける!ガクチカの書き方 ~サークル編~|書き方や例文6選も紹介
趣味の例文
最後に趣味に関する例文について紹介します。
■趣味(300文字)
→限られた文字数の中でしっかりと要素を詰め込めています。なぜ「日本三大急登を制覇すること」を目標にしたのかの動機まで書けるともっと自分の性格をアピールできるでしょう。
他の例文についても見たい人は、下記URLを確認してみてください。
▶参照:誰でも書ける!ガクチカの書き方 ~趣味編~|書き方や例文6選も紹介
ガクチカの見直しで利用できるチェック表
例文を見て他の人のレベル感が確認が出来た人は、下記のチェック表を基に「自分の文章に足りないところはないか?」「修正すべき点はないか?」「例文との違いはどこか?」を確認してみましょう。
チェック表を利用して、「他の人や自分のレベル感を確認したら、他のエピソードに変えたほうが良いかもしれない・・・」と悩んでいる人は、下記URLを確認してください。
「アルバイト」「ゼミ・学業」等のテーマだけでなく、日常生活にあるエピソードテーマやテーマの探し方を紹介しているので、書けそうなエピソードはないか見てみましょう。
▶参考:「ガクチカがない」と悩んでいる学生必見!~書き方・テーマ・題材の見つけ方を紹介~
まとめ
本記事では、評価されるガクチカの特徴と例文を紹介しました。例文を全て転用してしまうと著作権に反してしまいます。他にも面接官は何十人もの学生のESを確認しているため、転用をしていることがバレてしまうこともあります。
そのため、あくまで参考程度に自分に足りないところを補う要素として使用しましょう。そして、作成ができたESは大人の人に読んでもらい「話が通じるか?」「今の内容で具体性があるのか?」を確かめてもらうことをオススメします。
自分では書けているつもりでも、実は意味が通じないことは大いにあるからです。もし周りに相談できる人がいないという人は、就活エージェントを利用するのも1つの手です。面接対策や企業理解へのアドバイス等、あなたの悩みに応じたアドバイスをキャリアアドバイザーが行います。
一人で悩まず誰かに相談することで、自分を客観視することができ、不安を解消することできるかもしれません。
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