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【企業研究】5分でわかる東京センチュリー~選考フロー・志望動機~

「東京センチュリーの強み・弱みは?」「どのような選考対策をすればいいの?」「会社の安定性や成長性はどうなの?」などと考えていませんか?

本記事では、”東京センチュリー”の選考を受けてみたい学生が当該企業から内定をもらう可能性を高めるための内容を紹介していきます。

本記事の内容
  • リース業界の動向   
  • 東京センチュリー SWOT分析
  • 東京センチュリー選考対策
  • 企業概要
  • 安定性、成長性の指標
目次

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リース業界の概要・業界の動向

近年、リース業界は大きな変化を遂げています。競合他社同士で合併が行われたり、積極的な海外展開が進んでいます。

海外進出と一口に言っても、すでに日本で展開しているサービスを海外で展開する方法や海外のリース会社を買収したり業務提携することで販路の拡大を狙う方法、海外に進出する日本企業をターゲットにしてリースを行う方法など多岐にわたります。

東京センチュリーの中期経営計画における経営戦略の一つが「アライアンス戦略の推進による海外ビジネスの拡大」です。

実際に、不動産・金融サービス・通信事業・ITなど幅広い事業を展開しているインドネシアの大手財閥Lippo(リッポー)グループとパートナー協定を結んでいます。

また、合併に関連する事象として、東京センチュリーはNTTファイナンス株式会社のリース・グローバル事業を分社化したNTT・TCリース株式会社の株式50%を取得し、関連会社化しました。

リース業界のビジネスモデルなどさらに知見を広げたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:【業界研究】リース業界の動向4選!仕事内容や志望動機・自己PRのポイントも紹介

事業内容

東京センチュリーには「国内リース・国内オート事業・スペシャルティ事業・国際事業」の4つの事業分野があります。以下では、各事業分野の概要を述べていきます。

国内リース事業(*1):情報通信機器、事業用機器、産業工作機器、輸送用機器、商業・サービス用設備等を対象としたリース・ファイナンス(貸付・出資)及びその付帯サービス、各種事業等

国内オート事業(*1):法人・個人向けのオートリース、レンタカー、カーシェア事業等

スペシャルティ事業(*1):船舶、航空機、不動産、環境・エネルギー等のプロダクトを対象とした国内・海外におけるリース・ファイナンス(貸付・出資)及びその付帯サービス、各種事業等

国際事業(*1):東アジア、アセアン、北米、中南米を中心としたリース・ファイナンス(貸付・出資)及びその付帯サービス、オート事業等

(*1)参照元:東京センチュリー株式会社 2020年度 有価証券報告書

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東京センチュリーの業績

過去3年間における東京センチュリーの売上高・営業利益(本業で稼いだ利益)を紹介します。

売上高

東京センチュリーの売上高

*各年度の決算書より就職エージェントneoが独自に作成

グループ企業などの売上高を含む連結ベースでの売上高は毎年堅調に伸びています。東京センチュリー単体での2020年度における売上高は2019年度から微減している状況にあります。

営業利益

東京センチュリーの営業利益

*各年度の決算書より就職エージェントneoが独自に作成

東京センチュリー単体の営業利益が減少しています。言い換えると、2020年度は2019年度と比較すると、本業で現金を稼げていない状態にあります。

ですが、リース業界全体がコロナウイルスなどによる打撃を受けたため、営業利益の減少は東京センチュリーに限った話ではありません。

コロナ以前は毎年営業利益を順調に伸ばしていることから、コロナウイルスの収束とともに業績は回復することが予想されます。

東京センチュリー SWOT分析

就職エージェントneoが独自で作成したSWOT分析になります。ぜひ参考にしてみてください。

東京センチュリーをSWOT分析してみた
SWOT分析

<強み>
・世界30以上の国と地域に拡がるグローバルネットワークを持つ
・情報関連機器に強い

<弱み>
・業界トップと比べて海外事業におけるセグメント資産残高が少ない

<機会>
・不動産・環境エネルギー・ヘルスケア・3R(リデュース・リユース・リサイクル)などの分野において社会からのニーズが高い
・他の金融セクターより法的拘束力がない

<脅威>
・国内市場の頭打ち
・競合他社の積極的に海外進出している

東京センチュリーが求める人物像

東京センチュリーでは以下のような人材を求めています。

失敗を恐れず、たとえ失敗しても再び立ち上がって先を目指す前向きさも期待するところ。これまでの学生時代に比べれば社会人となってからの道のりは遥かに長く、途中で挫折を味わうことも幾度となくあるかもしれません。そんなときも、「また次がある」と思って立ち上がることができる強い気持ちを持った人材を私たちは求めています。(*2)

(*2)参照元:東京センチュリー 採用サイト

東京センチュリーでは時代の変化、環境の変化に合わせて自分の目標設定し、挑戦し続ける人材を欲していることが伺えます。よって、エントリーシートや面接において自己アピールをする際には「失敗や挫折を恐れずに様々な挑戦をしてきたこと」をアピールするとよいでしょう。

東京センチュリーのインターン書類対策

以下では東京センチュリーのインターン選考を通過した志望動機を掲載しております。

東京センチュリー インターン志望動機①

インターン志望動機
お金だけではなくモノも通じて、企業を支えるリース業界に魅力を感じ、より理解を深めたい思いがあり志望しました。企業の9割が利用しているリースに携われる事で企業の発展に大きく貢献できると考えています。インターンシップでは、ゼミで学んでいるファイナンスと入門編で学んだ知識を活かしてワークに取り組むと共に、実際の業務を体感することでしか得られないノウハウを吸収したいと思っています。

→結論ファーストで志望動機を書くことができています。なぜリース業界に魅力を感じたきっかけを自身の経験に紐づけて書くことができるとよりよいでしょう。

東京センチュリー インターン志望動機②

インターン志望動機
企業の挑戦をサポートし、発展に貢献できるリース事業の理解を深めたいからです。自分自身、挑戦することの重要性は、留学や○○での活動を通じて強く感じました。金融とモノの両方から企業の挑戦を応援することができるリース事業で企業をサポートしたいです。インターンシップでは、リース事業の基本的な知識をつけるだけではなく、企業の抱える課題に対してどのようなソリューションを提案しているのかを学びたいです。

→どういう目的でインターンシップに参加したいのかを簡潔に述べることができています。ただ銀行業界なども企業の挑戦をサポートに従事しているため、なぜ銀行ではなくリースなのかを記載できるとよりよい志望動機になるでしょう。

東京センチュリーの本選考対策

東京センチュリーでは、過去の情報によると下記の本選考フローが組まれています。最新の選考では選考フローが変わる恐れもあるので予めご了承ください。

       「ES・自己PR動画→一次面接→Webテスト→二次面接→最終面接」

以下では東京センチュリーの本選考対策についてフローごとに紹介していきます。(自己PR動画を除く)

エントリーシート(ES)

東京センチュリーのエントリーシートでは、志望動機や自己PRを問われることが多いそうです。本記事では、東京センチュリー内定者の志望動機をご紹介します。

東京センチュリーの内定者 本選考の志望動機①

本選考の志望動機
「カネ」という側面だけでなく、「モノ」という側面からも幅広く経済を下支えしたいと考え、リース業界を志望している。他金融機関よりも、比較的法律の規制が緩やかであることから、自由にビジネス展開を行うことができ、クリエイティブな環境がリース業界にはあると考えている。その中でも、少数精鋭かつ海外事業に注力されている貴社は、業界の中でも突出した挑戦環境があると感じた。私自身も大学時代、大学祭実行委員会での協賛活動や長期インターンにおけるライター活動等、常に挑戦することを心掛けてきた。貴社であれば、私自身の強みである「挑戦心」を活かし、企業のみならず社会に対しても価値提供を行うことができると考えた。また、貴社では、スペシャルティ事業、国際事業に携わりたい。国内市場が飽和する中で、よりクリエイティブで、チャレンジングな環境のある海外と接点を持ちながら、個としての能力についても高めていきたい。

→なぜその他の金融業界ではなくリース業界を志望しているのかをわかりやすく述べることができています。東京センチュリーでは求める人物像として「挑戦心」を掲げていることから、挑戦心というワードを使っていますが、このワードは多くの就活生が使う可能性が考えられます。したがって、「挑戦心」という単語を別のフレーズに言い換えられるとさらによくなるでしょう。

東京センチュリーの内定者 本選考の志望動機②

本選考の志望動機
「モノや金融を通じて人々の生活や企業を支えたい」という志を果たすため、リース業界を志望しております。留学を契機に、日本の優れた製品の提供を通じて、国内外の人々の生活基盤を支えたいと考えたためです。しかし、あるメーカーのインターンシップに参加した際、企業の特定の製品の普及にのみ注力することでは、私個人が社会に与えられる影響の大きさに限界を感じました。そこで、モノとカネの両面から様々な業界の発展を支えているリース業界で、企業の設備投資の後押しを支援したいと考えるようになりました。そして、自社で生産するモノを持たず、「人」の力で勝負する業界だからこそ、数ある会社の中でも、働く「人」に最も魅力を感じた貴社を志望しています。貴社に入社後は、留学や新入生歓迎合宿の運営を通して培った、立場や国籍の異なるメンバーとの協働経験を生かし、企業の海外進出の支援業務や船舶・航空機事業に携わり、貴社の海外事業の拡大に寄与したいと考えています。

→自身の経験に紐づけて業界理由を具体的に記載できています。一方で、リース業界を志望する理由部分が冗長であるため個社理由が薄くなっています。企業側としては業界理由だけではなく「なぜ東京センチュリーに入社したいのか」を特に知りたいと考えているため、後者をより濃い内容できると志望動機をレベルアップできるでしょう。

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Webテスト

東京センチュリーではSPIテストセンター(能力・性格)が課されます。

年度によりWebテストが課されるフェーズが異なり、一次面接通過後にWebテストを課されることがあります。

面接

東京センチュリーでは年度によって「一次面接→二次面接→三次面接→最終面接」あるいは「一次面接→二次面接→最終面接」のフローがあります。

下記にて、各面接においてどのような質問があるのかについて紹介します。

東京センチュリー 面接過去問①

面接過去問
【一次面接】オンライン 社員1:学生1
学生時代に力を入れたことから疑問に思ったことを深堀される形だった。和やかな雰囲気だった。

【二次面接】オンライン 学生1:社員1
なぜリースなのか、その中でもTCなのかについて深堀。リース業界への理解の深さを見られていた気がする。パーソナルな部分では学業や趣味などについても聞かれた。逆質問の時間が多くとられた印象。

【最終面接】学生1:役員2
とても和やかな印象。冗談を言って和ませてくれるような方だった。パーソナルな部分についての質問が多かった。想像もしないような質問も多々あるが、落ち着いてはきはきとした回答を意識したところ褒められた。

東京センチュリー 面接過去問②

面接過去問
【一次面接】人事と1対1
従来はグループ面接だが、コロナの影響で1対1に。ネガティブチェック程度。

【二次面接】人事部長?と1対1
自分の過去体験や頑張ってきたことなどの深掘り

【三次面接】人事役員と部長レベル?と2:1
志望動機・ガクチカなど

【最終面接】希望事業部のトップと1:1
志望動機のみ聞かれた

以下の情報を参考に企業選択の一つの手段としてご利用ください。

まずは東京センチュリーの企業概要についてご紹介します。

東京センチュリー 企業概要 

企業概要
会社名:東京センチュリー株式会社
設立年:1969年7月1日
従業員数:単体927人、連結7365人(*3)
男女比:男性69.1%(641人)・女性30.9%(286人)単体(*3)
平均年齢:43.0歳(*3)
平均勤続年数:17.1年 単体(*3)
平均年収:847万円(*3)
福利厚生:借上げ社宅、男性の育休休暇の促進

(*3)参照元:東京センチュリー株式会社 2020年度 有価証券報告書

会社の安定性を図る指標

会社の安定性を図る指標である「自己資本比率・流動比率」について紹介します。

東京センチュリーの自己資本比率

「自己資本比率」は企業の安全性を示す代表的な指標です。この指標は金融機関で融資をうける際にも非常に重視される指標です。

自己資本比率では会社がどれだけ返済義務のない自己資本を所有しているかが分かり、自己資本の充実が会社の安全性につながります。

東京センチュリーの自己資本比率(*4)は以下の通りです。

東京センチュリーの自己資本比率

(*4)参照元:東京センチュリー株式会社 2020年度 有価証券報告書

一般的に自己資本比率が40%を超えると財務体制が安定した会社として評価されます。

この指標から会社の負債や自己資本のバランスが明確となり、長期的観点から企業の安全性を評価することが可能です。

上記の指標に従った場合、東京センチュリーの自己資本比率は10%前後を推移しているため、財務基盤に問題がある思われるかもしれません。

ですが、金融関連の企業は自己資本比率が低いことが一般的です。理由としては、業界慣行や法律により自己資本比率が定められているためです。

競合他社の一つである三井住友ファイナンス&リースの2020年度の自己資本比率は10.6%でした。

よって、東京センチュリーの自己資本比率は業界に沿った数値となっており、非常に安定した財務基盤を保有していると言えます。

東京センチュリーの流動比率

「流動比率」とは会社の安全性を測る代表的な指標です。自己資本比率とは異なり、短期的観点から企業の安定性を判断できます。

以下の公式より流動比率を算出することができます。

          「流動比率=流動資産÷流動負債×100」

東京センチュリーの流動比率は以下のようになりました。

         流動比率=3,011,703÷2,226,206×100%=135%

*東京センチュリーの財務諸表(貸借対照表)の流動資産合計と流動負債合計より就職エージェントneoが独自に計算

流動資産は原則として1年以内に現金化できる資産を表し、流動負債は1年間以内に返済可能な金銭債権のことを表します。

この流動比率を計算することで会社にどれだけすぐに現金化できる資産があるかがわかり、流動比率が120%の会社であれば安全であると言われています。

したがって、東京センチュリーは流動比率が135%あるため財政状況は安定していると言えます。

会社の成長性を図る指標

会社の成長性を測る指標


上記の表は東京センチュリーの直近3年の売上高・純利益・純利益率を表したものです。ちなみに純利益とは、法人税など企業が支払うべき費用を差し引き、最終的に会社に残ったお金のことを指します。

売上高は堅調に増加していますが、純利益の数字は上下している状況にあります。

ただし純利益率はそこまで変わっていないため、「利益の質の成長」はあまりしておらず、「利益の質を落とさずに規模を拡大している」ことが数字から読み取ることができます。

まとめ‐【企業研究】5分でわかる東京センチュリー ‐

いかがでしたでしょうか。今回は、東京センチュリーの選考に役立つ情報を紹介しました。ですが、情報を得ただけでは東京センチュリーの内定を獲得することはできません。

本記事で得た情報をもとに行動を起こせるかが重要になります。ぜひ本記事を参考に東京センチュリー内定までの一歩を踏み出してください。

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