「東京センチュリーの強み・弱みは?」「どのような選考対策をすればいいの?」「会社の安定性や成長性はどうなの?」などと考えていませんか?
本記事では、”東京センチュリー”の選考を受けてみたい学生が当該企業から内定をもらう可能性を高めるための内容を紹介していきます。
- リース業界の動向
- 東京センチュリー SWOT分析
- 東京センチュリー選考対策
- 企業概要
- 安定性、成長性の指標
リース業界の概要・業界の動向
近年、リース業界は大きな変化を遂げています。競合他社同士で合併が行われたり、積極的な海外展開が進んでいます。
海外進出と一口に言っても、すでに日本で展開しているサービスを海外で展開する方法や海外のリース会社を買収したり業務提携することで販路の拡大を狙う方法、海外に進出する日本企業をターゲットにしてリースを行う方法など多岐にわたります。
東京センチュリーの中期経営計画における経営戦略の一つが「アライアンス戦略の推進による海外ビジネスの拡大」です。
実際に、不動産・金融サービス・通信事業・ITなど幅広い事業を展開しているインドネシアの大手財閥Lippo(リッポー)グループとパートナー協定を結んでいます。
また、合併に関連する事象として、東京センチュリーはNTTファイナンス株式会社のリース・グローバル事業を分社化したNTT・TCリース株式会社の株式50%を取得し、関連会社化しました。
リース業界のビジネスモデルなどさらに知見を広げたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【業界研究】リース業界の動向4選!仕事内容や志望動機・自己PRのポイントも紹介
事業内容
東京センチュリーには「国内リース・国内オート事業・スペシャルティ事業・国際事業」の4つの事業分野があります。以下では、各事業分野の概要を述べていきます。
国内リース事業(*1):情報通信機器、事業用機器、産業工作機器、輸送用機器、商業・サービス用設備等を対象としたリース・ファイナンス(貸付・出資)及びその付帯サービス、各種事業等
国内オート事業(*1):法人・個人向けのオートリース、レンタカー、カーシェア事業等
スペシャルティ事業(*1):船舶、航空機、不動産、環境・エネルギー等のプロダクトを対象とした国内・海外におけるリース・ファイナンス(貸付・出資)及びその付帯サービス、各種事業等
国際事業(*1):東アジア、アセアン、北米、中南米を中心としたリース・ファイナンス(貸付・出資)及びその付帯サービス、オート事業等
(*1)参照元:東京センチュリー株式会社 2020年度 有価証券報告書東京センチュリーの業績
過去3年間における東京センチュリーの売上高・営業利益(本業で稼いだ利益)を紹介します。
売上高
*各年度の決算書より就職エージェントneoが独自に作成
グループ企業などの売上高を含む連結ベースでの売上高は毎年堅調に伸びています。東京センチュリー単体での2020年度における売上高は2019年度から微減している状況にあります。
営業利益
*各年度の決算書より就職エージェントneoが独自に作成
東京センチュリー単体の営業利益が減少しています。言い換えると、2020年度は2019年度と比較すると、本業で現金を稼げていない状態にあります。
ですが、リース業界全体がコロナウイルスなどによる打撃を受けたため、営業利益の減少は東京センチュリーに限った話ではありません。
コロナ以前は毎年営業利益を順調に伸ばしていることから、コロナウイルスの収束とともに業績は回復することが予想されます。
東京センチュリー SWOT分析
就職エージェントneoが独自で作成したSWOT分析になります。ぜひ参考にしてみてください。
<強み>
・世界30以上の国と地域に拡がるグローバルネットワークを持つ
・情報関連機器に強い
<弱み>
・業界トップと比べて海外事業におけるセグメント資産残高が少ない
<機会>
・不動産・環境エネルギー・ヘルスケア・3R(リデュース・リユース・リサイクル)などの分野において社会からのニーズが高い
・他の金融セクターより法的拘束力がない
<脅威>
・国内市場の頭打ち
・競合他社の積極的に海外進出している
東京センチュリーが求める人物像
東京センチュリーでは以下のような人材を求めています。
東京センチュリーでは時代の変化、環境の変化に合わせて自分の目標設定し、挑戦し続ける人材を欲していることが伺えます。よって、エントリーシートや面接において自己アピールをする際には「失敗や挫折を恐れずに様々な挑戦をしてきたこと」をアピールするとよいでしょう。
東京センチュリーのインターン書類対策
以下では東京センチュリーのインターン選考を通過した志望動機を掲載しております。
東京センチュリー インターン志望動機①
→結論ファーストで志望動機を書くことができています。なぜリース業界に魅力を感じたきっかけを自身の経験に紐づけて書くことができるとよりよいでしょう。
東京センチュリー インターン志望動機②
→どういう目的でインターンシップに参加したいのかを簡潔に述べることができています。ただ銀行業界なども企業の挑戦をサポートに従事しているため、なぜ銀行ではなくリースなのかを記載できるとよりよい志望動機になるでしょう。
東京センチュリーの本選考対策
東京センチュリーでは、過去の情報によると下記の本選考フローが組まれています。最新の選考では選考フローが変わる恐れもあるので予めご了承ください。
「ES・自己PR動画→一次面接→Webテスト→二次面接→最終面接」
以下では東京センチュリーの本選考対策についてフローごとに紹介していきます。(自己PR動画を除く)
エントリーシート(ES)
東京センチュリーのエントリーシートでは、志望動機や自己PRを問われることが多いそうです。本記事では、東京センチュリー内定者の志望動機をご紹介します。
東京センチュリーの内定者 本選考の志望動機①
→なぜその他の金融業界ではなくリース業界を志望しているのかをわかりやすく述べることができています。東京センチュリーでは求める人物像として「挑戦心」を掲げていることから、挑戦心というワードを使っていますが、このワードは多くの就活生が使う可能性が考えられます。したがって、「挑戦心」という単語を別のフレーズに言い換えられるとさらによくなるでしょう。
東京センチュリーの内定者 本選考の志望動機②
→自身の経験に紐づけて業界理由を具体的に記載できています。一方で、リース業界を志望する理由部分が冗長であるため個社理由が薄くなっています。企業側としては業界理由だけではなく「なぜ東京センチュリーに入社したいのか」を特に知りたいと考えているため、後者をより濃い内容できると志望動機をレベルアップできるでしょう。
Webテスト
東京センチュリーではSPIテストセンター(能力・性格)が課されます。
年度によりWebテストが課されるフェーズが異なり、一次面接通過後にWebテストを課されることがあります。
面接
東京センチュリーでは年度によって「一次面接→二次面接→三次面接→最終面接」あるいは「一次面接→二次面接→最終面接」のフローがあります。
下記にて、各面接においてどのような質問があるのかについて紹介します。
東京センチュリー 面接過去問①
学生時代に力を入れたことから疑問に思ったことを深堀される形だった。和やかな雰囲気だった。
【二次面接】オンライン 学生1:社員1
なぜリースなのか、その中でもTCなのかについて深堀。リース業界への理解の深さを見られていた気がする。パーソナルな部分では学業や趣味などについても聞かれた。逆質問の時間が多くとられた印象。
【最終面接】学生1:役員2
とても和やかな印象。冗談を言って和ませてくれるような方だった。パーソナルな部分についての質問が多かった。想像もしないような質問も多々あるが、落ち着いてはきはきとした回答を意識したところ褒められた。
東京センチュリー 面接過去問②
従来はグループ面接だが、コロナの影響で1対1に。ネガティブチェック程度。
【二次面接】人事部長?と1対1
自分の過去体験や頑張ってきたことなどの深掘り
【三次面接】人事役員と部長レベル?と2:1
志望動機・ガクチカなど
【最終面接】希望事業部のトップと1:1
志望動機のみ聞かれた
以下の情報を参考に企業選択の一つの手段としてご利用ください。
まずは東京センチュリーの企業概要についてご紹介します。
東京センチュリー 企業概要
設立年:1969年7月1日
従業員数:単体927人、連結7365人(*3)
男女比:男性69.1%(641人)・女性30.9%(286人)単体(*3)
平均年齢:43.0歳(*3)
平均勤続年数:17.1年 単体(*3)
平均年収:847万円(*3)
福利厚生:借上げ社宅、男性の育休休暇の促進
会社の安定性を図る指標
会社の安定性を図る指標である「自己資本比率・流動比率」について紹介します。
東京センチュリーの自己資本比率
「自己資本比率」は企業の安全性を示す代表的な指標です。この指標は金融機関で融資をうける際にも非常に重視される指標です。
自己資本比率では会社がどれだけ返済義務のない自己資本を所有しているかが分かり、自己資本の充実が会社の安全性につながります。
東京センチュリーの自己資本比率(*4)は以下の通りです。
(*4)参照元:東京センチュリー株式会社 2020年度 有価証券報告書一般的に自己資本比率が40%を超えると財務体制が安定した会社として評価されます。
この指標から会社の負債や自己資本のバランスが明確となり、長期的観点から企業の安全性を評価することが可能です。
上記の指標に従った場合、東京センチュリーの自己資本比率は10%前後を推移しているため、財務基盤に問題がある思われるかもしれません。
ですが、金融関連の企業は自己資本比率が低いことが一般的です。理由としては、業界慣行や法律により自己資本比率が定められているためです。
競合他社の一つである三井住友ファイナンス&リースの2020年度の自己資本比率は10.6%でした。
よって、東京センチュリーの自己資本比率は業界に沿った数値となっており、非常に安定した財務基盤を保有していると言えます。
東京センチュリーの流動比率
「流動比率」とは会社の安全性を測る代表的な指標です。自己資本比率とは異なり、短期的観点から企業の安定性を判断できます。
以下の公式より流動比率を算出することができます。
「流動比率=流動資産÷流動負債×100」
東京センチュリーの流動比率は以下のようになりました。
流動比率=3,011,703÷2,226,206×100%=135%
*東京センチュリーの財務諸表(貸借対照表)の流動資産合計と流動負債合計より就職エージェントneoが独自に計算
流動資産は原則として1年以内に現金化できる資産を表し、流動負債は1年間以内に返済可能な金銭債権のことを表します。
この流動比率を計算することで会社にどれだけすぐに現金化できる資産があるかがわかり、流動比率が120%の会社であれば安全であると言われています。
したがって、東京センチュリーは流動比率が135%あるため財政状況は安定していると言えます。
会社の成長性を図る指標
上記の表は東京センチュリーの直近3年の売上高・純利益・純利益率を表したものです。ちなみに純利益とは、法人税など企業が支払うべき費用を差し引き、最終的に会社に残ったお金のことを指します。
売上高は堅調に増加していますが、純利益の数字は上下している状況にあります。
ただし純利益率はそこまで変わっていないため、「利益の質の成長」はあまりしておらず、「利益の質を落とさずに規模を拡大している」ことが数字から読み取ることができます。
まとめ‐【企業研究】5分でわかる東京センチュリー ‐
いかがでしたでしょうか。今回は、東京センチュリーの選考に役立つ情報を紹介しました。ですが、情報を得ただけでは東京センチュリーの内定を獲得することはできません。
本記事で得た情報をもとに行動を起こせるかが重要になります。ぜひ本記事を参考に東京センチュリー内定までの一歩を踏み出してください。
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