●自分がしたいことを見つけるためには『自分のできることや好きなことを探す』『やりたくないことを明確にする』『好きなことを突き詰める』『視野を広げる』『仕事に求める要素を考える』などをおこなうと良い。
●やりたいことを見つけるのは簡単ではないが、闇雲に就活を進めてもなかなか選考に通過できないなどの悪循環に陥りかねないため、なるべく早く自分が何をしたいのか見つけることが大切
「自分が何をしたいのかわからない…」と悩みながら就活を続けている人も多いのではないでしょうか。やりたいことがない中での就活は非常に不安な気持ちになりますよね。
本記事ではやりたいことがわからない原因や対処法などについてわかりやすく紹介しています。
記事を読みながら、ノートなどにその都度自分が考えたことを書いていくことで、より理解を深められ、次の行動にすぐ移すことができますので試してみてください。
自分が何をしたいのかわからない原因
まずは、何がしたいかわからなくなってしまっている原因を考えてみましょう。以下でこのような状態に陥ってしまう原因を4つ紹介しますのでチェックしてみてください。
自分に自信がない
自分に自信がない人は興味のあることに出会ったとしても「どうせ自分には無理だ…」と諦めててしまう傾向にあります。
このように自分の可能性を狭めてしまった結果「何がしたいのかわからない…」という状況に陥ってしまうのです。
少しでも就活に対する自信がないという人は以下の記事をチェックしてみてください。
自分のことをよくわかっていない
自己分析が足りておらず自分のことが理解できていないため、やりたいことがわかっていないという人もいるでしょう。
このような人はやりたいことだけでなく、自分の得意なことや長所もわからないため、志望企業をどう選べばいいかわからないといった状況に陥ってしまいがちです。
自己分析はここまでやれば完璧という終わりはないため、自分では自己分析を満足にしたつもりでも、実はまだ足りていなかったということもあります。
以下の記事では6つの自己分析のやり方を紹介していますので、これから自己分析をおこなうという人はチェックしてみてください。
視野が狭い
視野が狭い人は特定の業界や職種ばかりに目を向けてしまい、自ら選択肢を狭めてしまう傾向にあります。
このような人はそもそも選択肢が少ないこともあり、その中から自分に合った仕事を見つけることができず「自分が何をしたいのかわからない…」といった状態に陥りやすいです。
周りの影響を受けやすい
周りの影響を受けやすい人は、自分の意志や希望よりも家族や友人などの意見に合わせようとしてしまう傾向にあります。
例えば「○○の仕事が向いてそう!」と家族や友人に言われたら、本当はその仕事に興味がなくても、「たしかに向いているかも」と受け入れてしまうのではないでしょうか。
しかしそれは自分が本当にやりたいことではないため、その企業の選考を受けたとしても次第に「自分は何をしたいんだろう…?」とわからなくなってしまうでしょう。
自分が何をしたいかわからない時にすべきこと
ここでは自分が何をしたいかわからない時にすべきこと10選を紹介します。
自分のできることや好きなことを見つける
今までの人生の中で[できたと思ったこと]や[好きだと思ったこと]など、些細なことでも良いので思い出して書き起こしてみましょう。
さらに[なぜそう思ったのか]についても書いてみてください。
やりたいことを考える際は必ずしも「自分は何がやりたいんだろう…」と考えなければいけないわけではありません。
「自分には何ができるか、何が好きか」を考え、そこからやりたいことに繋げることも大切な視点です。
書き起こしてみた例は以下のようになります。
▼できること
▼好きなこと
やりたくないことを明確にする
自分が何をしたいのかわからない場合は、反対にやりたくないことを明確にしましょう。
そうすることで自然と[やりたいこと]や[できそうなこと]が見えてくるはずです。
また、この際も先程も紹介した[思考の細分化]をできる限りおこない、[自分はなぜこれをやりたくないのか]ということについて自分自身でどんどん深掘りしてみてください。
好きなことを突き詰めてみる
好きなことを突き詰めるというのも効果的です。
例えば[インスタを投稿するのが好き]という人であれば、複数の投稿パターンを作成してみる・投稿時間を変更してみるなどして、ただ投稿するだけではなくバズ投稿を作成することを目指してみてはいかがでしょうか。
このように好きなことを突き詰めていくことで、新たな自分に気づくことができ、次第とやりたいことが見えてくるはずです。
少しでも興味を持ったらチャレンジしてみる
アルバイト・趣味・遊びなど、興味を持ったことにチャレンジしてみることもやりたいことを見つける方法の1つです。
チャレンジすることで自分の知らなかった一面を知ることができ、さらなる自己理解に繋がります。
大事なことは、チャレンジした結果ではなく、実際に行動を起こすということです。「失敗しても良い」や「無理だったらやめよう」といったマインドでも良いので、勇気を持って何事にもチャレンジしていきましょう。
視野を広げる
視野を広げるために、周りの人と積極的にコミュニケーションを取るのも1つの手です。違う視点からのアドバイスをもらうことで、何か新しい発見に繋がることがあります。
例えば、現役で働いている社会人と話してみることで実際の仕事内容や企業の雰囲気などについて知ることができます。
知らない人と話すのが怖い、と感じる人は悩みを打ち明けられる親しい友人や家族と話すことから始めてみることをオススメします。
仕事に求める要素を考える
仕事をする上であなたが大事にしたい価値観を考えてみてください。
例えば、仕事でのやりがい、能力の向上、良い雰囲気の職場などが挙げられます。
それらをもとに業界、企業研究をおこなうことで、主体的に情報を見つけ出すことができるようになります。
仕事に求める要素がわからないという人は、たくさんの企業が一堂に会する合同説明会に参加して、どんな仕事があるのかについてさらに理解を深めると良いでしょう。
やりたい仕事の見つけ方についてさらに理解したい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
就活エージェントに相談する
自分が何をしたいのかわからないという人に、1番のオススメ対処法は[就活のプロに相談をすること]です。
就活エージェントは、就活生1人ひとりに専任のキャリアカウンセラーがつき、あなたの就職活動を支援してくれるサービスです。
専任のキャリアカウンセラーは個別面談を通して、あなた個人の強みや長所・就活軸などを把握した後に、 就活生それぞれに適している企業の求人紹介までをおこないます。
就活エージェントについて詳しく知りたいという人は以下の記事をチェックしてみてください。
本記事では、就活エージェントのサービス内容の紹介やエージェントを選ぶ際のポイント、エージェントの効果的な活用方法について解説をしていきます。
本や映画から多様な価値観を知る
本や映画を活用すると、異なる文化や時代背景、そして多様な人々の価値観を知ることができます。多様な価値観を知ることで、自分の中で新たな発見をすることができるでしょう。
フィクションだけでなく、ドキュメンタリーやノンフィクションの作品も視野を広げるのに役立ちます。現実の出来事や人物のストーリーを通じて、他者の人生観や価値観を理解することで、自分自身の考え方を見直すきっかけになるかもしれません。
これらの作品を通じて、さまざまな価値観を吸収し、自分の中に積極的に取り入れてみてください。
自分が大切にしている価値観を考える
自分が何をしたいのかを見つけるためには、[自分が大切にしている価値観]を明確にすることが重要です。価値観は、私たちが日々の選択をする際の基盤となるもので、何が自分にとって本当に大切なのかを知る手がかりになります。
自分の価値観を知るためには、過去の経験や出来事を振り返り、それが自分にどのような影響を与えたのかを考えてみましょう。また、自分が感動したり、感謝したりした瞬間を思い出すことも、価値観を見つける手助けになります。
これらのプロセスを通じて、自分にとっての大切なものを考えてみましょう。
誰の役に立ちたいか考える
自分が何をしたいのかわからない人は[誰の役に立ちたいか]を考えてみましょう。誰かの役に立ったと感じることは、やりがいや目的意識を持つための大きな原動力となります。
例えば、家族や友人、地域社会、あるいは特定の社会問題に対して貢献したいと感じることがあると思います。このように誰のために何をしたいのかを考えることで、自分の行動の方向性が明確になり、やりたいことが見つかるかもしれません。
自分に合う仕事の探し方
就活において、自分に合った仕事を見つけることは非常に重要です。しかし、何を基準に仕事を選べば良いのかわからないという人もいるのではないでしょうか?
ここでは、あなたに合った仕事を見つけるための具体的な方法をいくつか紹介します。
過去の経験から楽しかったこと・嬉しかったことを考える
まずは、これまでの人生で楽しかったことや嬉しかったことを振り返ってみましょう。これらの経験は、自分が何に興味を持ち、どんな環境で輝けるのかを示す手がかりとなります。
例えば、学生時代に地域イベントの企画プロジェクトに参加し、達成感を感じたという経験がある人は、自分たちで1からイベントを企画し運営するイベントプランナーのような仕事が向いていると言えるでしょう。
また過去の経験を振り返る際は、具体的な状況や関わった人々、達成した内容などを具体的に思い出すようにしてください。それらの要素が、どのように自分に影響を与えたのかを考えることで、より深く自分の適性を理解することができるはずです。
ロールモデルとなる人を探す
ロールモデルとなる人を見つけることも効果的です。自分が理想とするキャリアを築いている人を観察し、その人がどのような道を歩んできたのかを学ぶことで、自分のキャリアプランを具体化することができるでしょう。
ロールモデルは、近くにいる人でなくても、著名人でも構いません。
ロールモデルを見つけたら、その人の成功の秘訣や価値観を研究し、自分に取り入れられる部分を探します。また、彼らがどのような困難を乗り越えてきたのかを知ることで、自分が直面するかもしれない課題への対処法を学ぶこともできます。
こうしたプロセスを通じて、より具体的なキャリアビジョンを描くことができるでしょう。
世の中にどんな仕事があるか把握する
自分に合った仕事を見つけるためには、世の中にどんな職業があるのかを理解することも重要です。
情報収集をおこなうことで、今まで知らなかった職種や業界に出会うことができ、自分の選択肢を広げることができます。情報を集めた上で、自分の価値観やライフスタイルに合った仕事を見つけていきましょう。
適職診断などのツールを活用する
診断結果はあくまでも参考の1つにすぎませんが、自分の新たな一面を発見するきっかけとなるかもしれません。また、複数の診断を試してみることで、より精度の高い自己分析が可能になります。
インターネット上には無料で利用できるものも多くあるため、気になる人は試してみても良いでしょう。
客観的な意見を聞く
客観的な意見を聞くことも大切です。自分では気づけない強みや弱みを、第三者の視点から知ることで、新たな発見があるかもしれません。家族や友人など信頼できる人に、自分の長所や適性について意見を求めてみましょう。
周りに相談できる人がいないという人は就活エージェントを活用するのも1つの手段としてオススメです。就活エージェントは1対1の面談をおこない、学生のことを把握した上で適した企業を紹介してくれます。
そのため、自分が何をしたいのかわからないという就活生は活用してみるのも良いでしょう。
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