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【業界研究】製薬業界の動向4選!仕事内容や志望動機・自己PRのポイントも紹介

病気や怪我にかかった時に使用する医薬品の製造などを行う製薬業界は、私たちの生活に欠かせない業界です。

本記事では、製薬業界の動向や仕組みについて紹介するだけでなく「どういうビジネスモデルでどんな仕事をしている?」「どういうスキル・知識が求められる?」という人に向けて、業界の動向やキャリア、志望動機、自己PRの書き方についてわかりやすく解説していきます。

また製薬業界の売上や利益、年収、従業員数、勤続年数をランキングで紹介しています。ビジネス規模や働きやすさ等がわかるので、ぜひあわせて確認してみてください。

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目次

 

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製薬業界の仕組み

製薬会社とは、医薬品を開発・製造し販売する一連の工程を行っています。また医薬品を製造するだけでなく、製薬の改良や新薬などの研究開発も重要な仕事のひとつです。

薬の開発には莫大な資金と時間が必要です。1つの薬を開発するために9〜17年はかかるとも言われており、有効性や安全性を確かめる実験の過程で成果が出なければ、途中で開発が中止されるケースもあります。

このような背景から、中小企業での新薬開発は資金面ではむずかしく、必然的に製薬会社は大企業であることが多いです。

下記にて製薬業界のビジネスモデルと職種を確認してください。

製薬業界のビジネスモデル

製薬メーカーとは、医薬品を研究、製造し販売しているメーカーのことを指します。

製薬会社は医薬品の製造・販売が主な収益源となります。自社で製造した医薬品を、医薬品卸売会社を経由し、病院やドラッグストアを通じて患者に販売するというのが大枠のビジネスモデルです。

また少数ではありますが、医薬品卸売会社を通さず、製薬会社から直接医療機関や薬局に提供するケースもあります。

製薬メーカーの有名企業として、武田薬品工業やアステラス製薬などの国内メーカーや、海外の資本が入ったファイザーなどの医薬品メーカーが挙げられます。

医薬品の種類

製薬会社について理解するうえで、医薬品の種類は適切に把握しておく必要があります。まずはどんな医薬品があるのか、簡単に確認しておきましょう。

医療用医薬品

医療機関にて「医師による処方や指示によって使用されること」を目的として供給される薬のことを、医療用医薬品と呼びます。

医療用医薬品は、医師が診断した上で発行する処方箋に基づき、薬剤師が調剤します。

効果の高いものが多い反面、副作用にも注意する必要がありますが、医師や薬剤師の指示を守って使用すれば基本的に問題はありません。

▶ 一般用医薬品

薬局やドラッグストアで消費者が直接購入できる薬のことを、一般用医薬品と呼びます。医療用医薬品と比べて薬の有効成分の含有量が少ないため、有効性が低い事が多いです。

薬局や薬店だけでなく、インターネットからでも消費者個人の判断で購入・使用ができるため、より一層高い有効性と安全性が求められています。

また一般用医薬品は、副作用や飲み合わせによるリスクの程度に応じ、第1類医薬品から第3類医薬品まで分類されており、それぞれに応じて販売ルールや情報提供の必要性が決められています。

3グループそれぞれの販売ルールとは?
第1類医薬品
副作用や薬の飲み合わせなどのリスクから、特に注意を必要とする薬です。そのため、薬剤師による情報提供が義務付けられています。(例:H2ブロッカー含有薬、一部の毛髪用薬など)

第2類医薬品
副作用や薬の飲み合わせなどのリスクから、注意を必要とする薬です。薬剤師または登録販売者から購入することができます。販売者からの情報提供は努力義務とされています。(例:主なかぜ薬、解熱鎮痛薬、胃腸鎮痛薬など)

第3類医薬品
薬剤師または登録販売者から購入することができます。リスクの程度は比較的低く、購入者から直接希望がない限り、情報提供には法的制限がありません。(例:ビタミンB・C含有保健薬、主な整腸剤、消化薬など)

引用:中外製薬|医療用医薬品・要指導医薬品・一般用医薬品

新薬・ジェネリック医薬品

新薬(先発医薬品)は、長い研究開発期間を経て国の承認を受け、発売される医療用医薬品です。

新薬は発売された後も一定の期間、有効性や安全性について確認することが開発した企業に義務付けられており、これを再審査期間と言います。

このように新薬の開発には、お金だけでなく莫大な時間もかかりますが、発売後は独占販売が認められており、大規模な資金回収が可能になるようです。

この再審査期間と特許権存続期間(独占販売期間)が満了すると、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が製造・販売可能になります。そのためジェネリック医薬品は、後発医薬品と呼ばれています。

ジェネリック医薬品は元の新薬と同じ有効成分で作られますが、価格は新薬の半分以下となるため、医療費を減らす目的で促進されています。また中には、新しい技術で味や飲みやすさが改良されるものもあるようです。

製薬業界の職種

他の業界同様、人事・総務・経理財務などの職種もありますが、ここでは、製薬業界ならではの「研究」「開発」「営業・MR」という3つの職種をご紹介します。

研究

研究職は「製薬」部門の上流工程を担当しています。

具体的には、病気のメカニズムを解明し、候補物質の合成や製剤を行って、有効性や安全性を入念にデータで確認しながら製品をつくり出す根本部分に携わります。

しかしいくら効能の高い医薬品であっても、値段が高すぎれば世間に広く普及することは難しいでしょう。そのため新しい有効成分を研究していくだけでなく、薬価を抑えるためにコストダウンの方法を考えることも研究職の大事な仕事です。

開発

開発職の主な仕事は、研究で解明されたデータを元に実際に治験計画の立案・実施そしてモニタリングなど新薬の開発を行うことです。安全性をより確かなものにするために、治験を通し、副作用の発見を行って被害を防ぐ重要な役割を担っています。

また医薬品を販売するためにデータをまとめ、厚生労働省に提出するのも大切な役割です。

実際に患者に薬を投与して試験を行うため、責任のある仕事ですが、医薬品の安全性や有効性を確認するために無くてはならない職種です。

 MR(医薬情報担当者)

製薬会社における営業は、Medical Representatives の略称でMRと呼ばれており、医療従事者に対する情報提供や情報収集、自社の開発部門への情報伝達などを通じて医薬品の普及を行います。

また医師から、使用した医薬品の効果や副作用等の情報を入手し、自社にフィードバックするという重要な役割も担っています。

POINT
一般的な営業職と異なり、製薬会社の営業は直接の販売、価格交渉や代金の回収は行いません。これらの業務は一般に医薬品総合商社(卸売)の営業が行います。

製薬業界の動向4選

ここでは製薬業界の動向を下記にて4点紹介します。それぞれ以下のトピックスについて紹介しているので、確認しておきましょう。

市場規模
M&A
バイオ医薬品の発達
AI技術の活用

市場規模

製薬業界の市場規模は2020年-2021年で合計12兆3,594億円です。(主要対象企業74社の売上)厚生労働省の「薬事工業生産動態統計年報」によると、2019年の医療品生産金額は前年比37.3%増の9兆4,859億円でしたが、2020年はほぼ横這いで推移しています。

参考:厚生労働省の「薬事工業生産動態統計年報」

製薬業界の動向

▶参照元:業界動向サーチ/業界ごとの合計、または平均を項目ごとにランキング(対象企業の190計)2020-21年の業界レポート。(※2022年6月作成時点)

薬価改定による価格引き下げによる国内市場の縮小傾向

薬価とは薬を売る時の価格のことです。医療用医薬品の公定価格である薬価は、原則、2年に1回、4月の診療報酬改定時に価格の見直しが行われていましたが、2021年度から毎年見直しされることとなりました。

本来、薬価改定とは医療用医薬品の公定価格(=薬価)を見直すことでした。しかし現在はほぼ「値下げをすること」という意味で捉えられており、近年の薬価では、改定のたびに全医薬品で平均5〜6%ほど引き下げられています。

この薬価引き下げは、高齢化社会の進展と共に年々増大する医療費を抑制し、国民全体の医療負担の維持を目的とした、厚生労働省の意図があるようです。

しかし毎年薬価が下がってしまうと、製薬会社が研究にかけることができる金額も下がってしまいます。また新薬開発に成功して認可が降りたとしても、研究開発費の改修ができず採算がとれなくなってしまう恐れがあるなど、企業の経営・利益に大きな影響を与えているようです。

参考:厚生労働省|毎年薬価改定に向けた薬価調査について

新型コロナウイルスの影響

2020年、新型コロナウイルスの世界的な感染が確認されて以降、製薬企業においては、医薬品の継続的な提供や治療・予防への貢献などが求められました。

そのため、海外の大手製薬会社のみならず、武田薬品工業などの国内企業も相次いでワクチンや治療薬の開発に取り組んでいます。

しかし新薬開発は年々難易度が高くなるうえに膨大な開発費が必要です。加えて毎年行われるようになった薬価抑制策により国内市場での高収益維持が苦しくなっている企業も多くあります。一方で、海外展開を積極的に行っている企業の業績は堅調のようです。

業界規模の大きい海外での市場獲得

国内市場での売上増加が見込めない今、業界規模が大きい海外でいかにシェアを拡大できるかが企業成長のポイントになると考えられています。

現在は経済成長が著しい新興国でも将来的には医薬品市場の需要が見込まれるため、いち早く海外需要を取り込むことが重要です。

新薬の開発費の確保や新薬の特許取得、販路の拡大などには巨額の開発費が必要になることからも、今後、大手・中堅メーカーを中心に資本力のある海外企業との提携が積極的に行い、海外売上高の比率を伸ばしていくことが想定されています。

再編・統合・買収(M&A)

日本国内の製薬業界は、再編・統合・買収を繰り返しているという特徴があります。

平成17年4月には、藤沢薬品工業と山之内製薬が合併して、アステラス製薬が誕生しました。また、同じ年の10月に住友製薬と大日本製薬が合併して、大日本住友製薬となりました。このほかにも多くの企業が合併や統合を繰り返しています。

再三お伝えしていますが、新薬の研究・開発には、莫大な費用がかかります。そのため利益率が高いとはいえ新薬を自社で開発するより、すでにシェアの高い薬の特許を持つ企業を買収・提携したほうが、経営効率が上がる場合が多いのです。

そのため今後も製薬業界内での吸収や合併、提携が一層進むと考えられます。

バイオ医薬品の発達

これまでの製薬は、低分子化合物によるものを中心に開発されてきました。低分子化合物とは分子量が小さく構造が簡単で、主に化学合成によって作られています。

しかし徐々に低分子化合物に代わり、バイオ医薬品が注目され始めました。バイオ医薬品とは遺伝子工学を利用し、微生物や動物細胞を介して複雑な分子構造を持つ薬を作る技術です。

遺伝子組み換えや細胞の増殖など技術の幅が広く、構造が簡単な低分子化合物に比べても、複雑な構造をするバイオ医薬品の製法の確立には高い技術を要します。

ちなみに世界発のバイオ医薬品となったのが、糖尿病の治療薬であるヒトインスリンです。その後も抗ウイルスや抗がん作用をもつインターフェロン、低身長の治療薬である成長ホルモンなどが次々に開発されてきました。

また今後は、低分子医薬品では対応出来なかった希少疾病や難治性疾患の治療薬誕生が待ち望まれています。

全世界のバイオ医薬品市場も年々拡大してきており、各製薬会社はバイオ医薬品分野でのさらなる研究・開発を進めていくと予想されます。

AI技術の活用

製薬分野においての最先端技術では、日本は世界に比べてやや遅れをとっている状況です。その状況を打開するためにも、ICT技術との融合が今後の大きな課題と言えるでしょう。

AI技術などを導入することで、薬の研究や開発に必要な期間を大幅に短縮できることがすでに実証されています。

製薬分野に関する最先端技術で世界にやや後れをとっている日本にとって、AI技術の応用で製薬業界に新たな潮流を生み出すことは、日本の産業全体や社会全体の活性化に繋がる可能性があるため、今後の発展に大きな期待が寄せられています。

製薬業界の動向を知ることは選考を突破するために必要です。

そのため「志望業界についてもっと知りたい」「選考の通過率を上げたい」という方は、ぜひ就職エージェントneoを利用してみてください。

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製薬業界の志望動機の書き方

製薬業界の志望動機を書く際は「なぜ製薬業界なのか」「なぜその会社なのか」をしっかりと深堀りしておくことが必要です。

具体的には自分が将来何を成し遂げたいのか、例えば「副作用のない薬を作りたい」「病気や怪我で苦しんでいる人を1人でも多く救うことができる薬を作りたい」などといった製薬業界ならではの理由を述べるようにしましょう。

“なぜその会社なのか”については、他の企業ではなくその企業でなければいけない理由を伝えます。

例えば大塚ホールディングスであれば、大塚製薬や大塚製薬工場、大鵬薬品工業を主要事業会社とする持株会社で、グループ各社で密に連携しながら事業を推進しています。

その中でも大塚製薬はビタミン入り炭酸飲料「オロナミンCドリンク」やスポーツドリンク「ポカリスエット」、栄養食品「カロリーメイト」「SOYJOY」などの企画・開発・発売で、製薬会社の域を越えた事業を展開しています。

またその他にも家庭薬だけでなく、創薬や再生医療など高度な研究開発にも力を入れているようです。

このような企業ごとの特徴や強みを把握した上で、志望企業を決めるようにしましょう。

製薬業界でうける自己PRの書き方

自己PRの書き方について学ぶ前に、まずは製薬業界の求める人物像を把握しておきましょう。

企業に評価される自己PRをするためには、その業界ではどのような人が求められているのか知っておくことが重要です。

製薬業界の求める人物像

製薬業界は、薬の成分や患者の体質によって思いがけない副作用が現れ、取り返しのつかない健康被害を引き起こすこともあります。

このように人の命に密接な仕事であるため倫理観や責任感そして正義感があり、規範に順応できる方に向いている業界です。

製薬は膨大なデータを積み上げて作用機序、品質性や安全性を確かめていくことが必要不可欠な業界であるため、問題が起きないよう丁寧な作業が求められます。また時間がかかる作業だとしても、粘り強く真摯的に取り組めることも重要です。

そして相手に信頼されるためのコミュニケーション能力も必要です。物事をわかりやすく論理的に順序立てて具体的に説明できると相手からの信頼獲得に繋がります。

医薬品は命に直結するため、信頼できない企業の薬は誰も使わないでしょう。そのため社内外を問わず、人との関係性においてはこの「信頼感」がとても重視されます。

また製薬業界はグローバル化が進んできているため、英語力も必須のスキルも求められます。特に外資系企業に入社した際は、外国人の医師と話す機会も多いため、語学力は必須です。

国内の製薬企業であっても、英語の論文を読んで調査する機会は往々にしてあるため、日々の業務の中でも英語による高いコミュニケーション能力が求められます。

製薬業界の求める人物像について学んだら次は自己PRの書き方を学んでいきましょう。

自己PRの基本的な書き方

自己PRを書く際は基本的に「強み⇨エピソード⇨結果・学んだこと⇨入社後どう活躍できるか」の順番で書きます。

自己PRの書き方の図

(1) 結論

自己PRを書く際は最初に「私は○○することができます」といったように自分の長所を端的に述べます。

最初に結論を述べ面接官に今から何の話をするのか伝えることで、聞き手側も話が入りやすくなります。

そのため、自己PRをする際は結論として、まず長所を伝えるようにしましょう。

(2) エピソード

長所を伝えたら、実際にその長所があることを証明できるエピソードを交えます。

ここではできるだけ具体的なエピソードを伝えるために、その出来事の中で生じた課題・目標や、その課題・目標に対してどのような行動をとったのかについてまで書くようにしましょう。

また企業は、課題・目標やそれ対する行動を通してその人の人柄や価値観を判断しているため、なぜその課題・目標に取り組もうと思ったのか、なぜそのような行動をとったのかについて、しっかりと見つめ直しておいてください。

(3) 結果・学んだこと

エピソードの次は、自分がとった行動によってどのような結果になったかについても書きましょう。

結果を書く際は、定量的に表すことを意識してください。

例えば「〇〇というアイディアを出し実践したところ、売上を40%上げることができた」など数字を用いてアピールした方が相手に伝わりやすいです。

また、この経験を通して何を学んだのかについても書きます。

面接官はその人の学びからも価値観や人柄を判断しています。価値観や人柄はその学生を採用するかどうかの大きなポイントとなるため、自分がどういった人なのか、いかにその企業に必要な人材であるのかをアピールするようにしましょう。

(4) 入社後どう活躍できるか

企業は採用活動を通して、自社に貢献してくれる人材を求めています。つまり、面接官にこの学生は「自社で活躍する素養がある」と思わせるのが大事です。

そこで自己PRをする際は、最後に今伝えてきた長所をどのように志望企業の業務に活かしていくかまで伝えるようにしてください。

そのためには企業が求める人物像を把握する必要があります。業界研究・企業研究を通してどのような強みをアピールするのか考えておきましょう。

また「志望企業に評価される志望動機・自己PRの書き方が知りたい」「選考通過率を上げたい」という方は、就職エージェントneoを利用してみてください。

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製薬業界ランキング

ここでは製薬業界のランキングを「業績」と「社内環境」に分けて紹介します。

製薬業界の業績ランキング

製薬業界のランキング_1

▶参照元:業界動向サーチ/製薬業界の売上高ランキング(2020-21年)は上記企業の有価証券報告書に基づき作成しています。ランキングは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。また企業名にあるホールディングスを「HD」と省略しています。(※大塚HDは医療関連事業の売上高です。)2022年6月時点

売上については1位が武田薬品工業、2位がアステラス製薬、3位が第一三共、経常利益は1位が武田薬品工業、2位が中外製薬、3位が大塚HDです。

売上や利益、利益率をチェックした方が良い理由は、以下の2点です。

・売上は企業の財務力を表しているから

・利益、利益率は企業が行っているビジネスの成否を示しているから

売上は企業の財務力、ビジネスの規模を表しています。つまり売上が高い企業の方が行っているビジネスの規模が大きいということです。

またA社とB社が同じ利益の場合、売上が大きい企業の方が金融機関からの融資を受けやすいとされているため、売上を見ることで企業の資金調達力もチェックすることができます。

次に利益、利益率は企業が行っているビジネスの成否を示しています。そのビジネスによる付加価値がどれくらいあるかを測る指標です。

つまり利益がほとんど出ていなかったり、赤字だとビジネスに何らかの問題があるということになります。

ただし、このランキングだけでなく、成長率も大事であるため各企業の過去についても振り返っていきましょう。

製薬業界の社内環境ランキング

製薬業界のランキング_2

▶参照元:業界動向サーチ/製薬業界の平均年収ランキング(2020-21年)は上記企業の有価証券報告書に基づき作成しています。ランキングは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。また企業名にあるホールディングスを「HD」と省略しています。(※2022年6月時点)

年収は1位がソレイジア・ファーマ、2位がEPSホールディングス、3位がシンバイオ製薬、勤続年数は1位がキョーリン製薬HD、2位が第一三共、3位がツムラとなります。

勤続年数が長いということは定着率が高いということになります。一概には言えませんが、定着率が高い会社は良い会社である可能性が高いです。

また従業員数が多い会社は多様な人と関わり合うことができるというメリットがあります。しかし多いと自分の意見が通りにくい場合もあるというデメリットもあるため、自分にとってどの環境が合っているのか考えてみましょう。

まとめ

本記事では製薬業界について紹介してきました。病気や怪我にかかった時に使用する医薬品の製造などを行う製薬業界は、高齢化が進む日本において、ますますその存在感が強くなると予測されるでしょう。

本記事を通して、製薬業界の動向について理解ができた人は、自分のキャリアややりたいことにも目を向けてみましょう。自分の言葉で話せるようにしておくことで、面接で説得力を増すことができます。

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