「KNT-CTホールディングスの強み・弱みは?」「事業展開や財務状況は?」などと考えていませんか?
本記事ではKNT-CTホールディングスの事業や会社の強み・弱みなど、企業研究に役立つ情報を紹介していきます。
他にも内定を獲得するために知っておくべき”選考情報”なども紹介していくので、企業研究に自信が持てない人や選考に不安を抱えている人は、確認してみてください。
当サイトを運用している就職エージェントneoは内定支援実績が約40,000件にのぼり、就活における様々な悩みを日々解決しております。ぜひ本記事を参考に悩みを解決していきましょう。
旅行業界のホットニュース
旅行業界は、緊急事態宣言による外出自粛により需要の低下が見られましたが、今後コロナが落ち着いていくと徐々に回復していくと予想されています。
しかしコロナが落ち着く前である現在でも、需要回復に向けて様々な取り組みが行われており、その1つにデジタル化が挙げられます。
対面式で取引が行われるビジネスモデルが主流であった中、ネット専用の旅行会社が増え始め、大手企業を筆頭にデジタル化が進められています。
KNT-CTホールディングスはオンライン接客「新・旅のコンシェルジュ」の導入をしました。さらに異業種との提携をするために、営業のDX化を強化しながら生産性向上や販売推進に向けて取り組んでいます。
参照元:KNT-CTホールディングス/中期経営計画(骨子) 2021年度~2025年度データで見るKNT-CTホールディングスの企業研究
ここでは、企業研究で見るべき事業内容や業績について紹介します。さらに企業研究を深堀りする際に役立つ分析方法(SWOT分析)についても紹介するので、確認してみましょう。
KNT-CTホールディングスの企業概要
まず、KNT-CTホールディングスの企業概要について紹介するので以下を確認してみてください。
設立年 :1947年(昭和22年)5月26日
資本金 :8,041百万円 (2021年3月時点)
従業員数 :5,451人(連結)(2021年3月時点)
平均年齢 :45.6歳(提出会社)(2021年3月時点)
平均勤続年数:18.9年(提出会社)(2021年3月時点)
平均年間給与:468万円(提出会社)(2021年3月時点)
福利厚生 :在宅勤務制度、サテライト勤務制度、妊婦通院休暇など
※2013年に近畿日本ツーリスト株式会社からKNT-CTホールディングス株式会社に商号を変更しています。
KNT-CTホールディングスの事業内容
KNT-CTホールディングスは2013年に「近畿日本ツーリスト」と「クラブツーリズム」が経営統合を行い、設立されました。現在同社は、連結子会社33社及び関連会社2社でグループ化されています。
連結子会社を含め、大きく3つに事業・領域を分けることができるので下記を確認してみましょう。
■国内旅行会社(15社)
日帰り旅行などの様々な国内旅行に伴う旅行プランの企画・各種手配・実施などを行っています。他にも書籍・雑誌の企画制作から販売を行うこともあります。
〈会社一例〉
クラブツーリズム、近畿日本ツーリスト北海道、近畿日本ツーリスト東北、KNT-CTグローバルトラベルなど
■海外旅行会社(8社)
日本から海外に旅行されるお客様に対して、団体旅行・個人旅行およびパッケージ旅行のお見積もりから手配などを行っています。他にもパスポートやビザの取得手続きや出入国カードおよび税関申告書の作成など海外渡航手続き代行も行います。
〈会社一例〉
KIE(USA)、KIE(CANADA)、近畿国際旅行者(中国)など
■その他(10社)
その他には、労働者派遣業務や商事・保険、イベント&コンベンション企画、介護事業、宇宙旅行事業などの事業やサービスを展開しています。
〈会社一例〉
ツーリストエキスパーツ、近畿日本ツーリスト商事、ツーリストサービス北海道など
KNT-CTホールディングスの業績
次に、過去3年間におけるKNT-CTホールディングスの売上高・営業利益(本業で稼いだ利益)を紹介するので、確認してみましょう。
■売上高及び営業利益
ここではKNT-CTホールディングスの実績を基に、2018年〜2020年の売上高及び営業利益を作成しています。
*各年度の決算書より就職エージェントneoが独自に作成
グループ企業を含めた連結ベースの売上高は2020年から鈍化します。
コロナの影響をカバーする施策として、2020年7月にスタートしたGoToトラベルキャンペーンにより、一時は大きな売上減少を防ぐことができました。
しかし、11月以降に到来した第3波の影響でキャンペーンは縮小・停止になり、その影響から販売店舗の縮小・休業対応などが取られ、売上減少に繋がったようです。
参照元:KNT-CTホールディングス/有 価 証 券 報 告 書 (至2021年3月)KNT-CTホールディングスのSWOT分析
以下にて、SWOT分析というフレームワークを活用して、KNT-CTホールディングスの事業環境を分析していきましょう。
SWOT分析とは、競合や法律、市場トレンドといった自社を取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力、さらには価格や品質といった内部環境をプラス面、マイナス面にわけて分析する手法です。
この分析により、企業の置かれた状況を客観的に俯瞰して見ることができ、将来性のある企業かどうかを判断することが可能になります。
*就職エージェントneoが独自で作成したSWOT分析になります
・旅行事業だけでなく、教育機関や法人等への営業網がある
・全国に広がる販売店舗や関連施設
〈弱み〉
・DX化導入が遅れている
・ネット販売ではなく、従来の店舗販売・手配といったビジネスモデルが主軸となっている
〈機会〉
・インターネットを活用した販売が増加
・特定複合観光施設の法整備が進んでいる
〈脅威〉
・コロナによる財政状況への悪影響
・地政学的問題による海外旅行への悪影響
企業研究をしっかり行っている学生でも、SWOT分析まできちんと行えている学生は多くいません。
そのため上記の分析内容を自分なりに理解し、志望動機や逆質問などで活用できると、他学生と差別化が出来る可能性があるでしょう。
参照元:KNT-CTホールディングス/中期経営計画(骨子) 2021年度~2025年度KNT-CTホールディングスが求める人物像
まずは、企業が大事にしていること(理念)を紹介します。KNT-CTホールディングスが提示している企業理念は「世界中の人々の夢と感動のため、私たちは常にチャレンジします!」です。
他にも中期経営計画では「新規事業等により、増収増益を実現してまいります。」というメッセージも述べられています。
これらを基に選考の中で、相手のために成し遂げたことやチャレンジしたことや新しい事業への挑戦意欲などをアピールすると良いかもしれません。
しかしコロナの影響を受けて以降、直近の新卒採用は停止されているようです。そのため、旅行業界での就職を検討している人は定期的に採用情報を確認してみてください。
KNT-CTホールディングスの本選考対策
KNT-CTホールディングスでは、過去の情報によると下記の選考フローが組まれています。最新の情報では選考フローが変わる恐れもあるので、予めご了承ください。
「ES→WEBテスト→グループディスカッション→面接(複数回)→内々定」
以下で実際にKNT-CTホールディングスのESと面接で問われた内容を紹介していきます。本選考対策として、ぜひ活用下さい。
エントリーシート(ES)
KNT-CTホールディングスのエントリーシートでは、志望動機や強み、挑戦したいことを問われることが多いようです。
下記では、2021にKNT-CTホールディングスの選考を受けた人の志望動機を紹介します。質問例などを見ながら、自分であればどのような回答をするか考えてみましょう。
※就活サイト「unistyle」に記載されている原文を引用
→WEBが世の中的に重要であることが多く記載されていますが、他業界・他社でも言えることです。そのため、自身の経験や会社のより具体的な戦略などに触れた志望動機が書けると良いでしょう。
→なぜ「自己満足の企画にならないようにし、相手の立場になって企画すること」が大事なのかを記載できるとより人となりを伝えることができます。人となりを伝えることで、商品企画職にマッチしていることや志望度の高さが面接官に伝わりやすくなるでしょう。
→結論にある「高み」とエピソードの結びつきが弱いように感じます。文字数が少ないESのため、最も伝えたい内容を1つに絞って、高みを目指した経験を書くと良いです。
また、強みの活かし方を問われているので、どう活かしていくのかを書きましょう。
面接
次に、KNT-CTホールディングスの1次~最終面接において、どのような質問をされるのかを紹介します。人によっては、質問の内容が異なることもあるので、参考程度に見ておきましょう。
■過去問
・テーマが2つあり、テーマが変わる時に担当の社員さんも入れ替わる。
〈テーマ内容〉
・新しい元号は何になると思いますか?
・AIの発展の中で旅行会社にこれから必要とされる人材はどんな人ですか?
・世界に誇れる日本の魅力はなんですか?
〈ポイントや雰囲気など〉
・社員の役職は様々であり、現場の社員もいた。
・最初にグループの中で自己紹介がありリラックスできた。
・不安を解消させてくれる雰囲気だった。
・自己紹介
・自己PR
・企業研究で行ったことを教えて下さい
・最近気になったニュースとその理由
・同社サイトを見て良い点と悪い点は?
・使いやすかったサイトは?
・その後ESを見て深堀り
・自分の中で一番おすすめな観光スポットを教えてください
・どんな旅行を企画したいか。具体的な案。
・あなたの強みを当社でどう生かしますか?
〈ポイントや雰囲気など〉
・雰囲気は穏やかながらも鋭い質問をされた。
・面接官がしっかり目を見て話してくれる。
・人事の方は優しく、感じもよかった。
・志望動機
・ウェブトラベルで具体的にどんなことしたい?
・会社に対してどんなイメージを持ってる?
・ESの深堀り
・入社した際にどんなことをしたいですか?
・他にどこうけてる?
・当社が第一志望か?
・第一志望の当社に熱意が伝わるアピールをどうぞ
〈ポイントや雰囲気など〉
・雰囲気は少しピリッとしていた。しかし、たどたどしい伝え方でも、きちんと聞いてくれる。
・比較的和やかな雰囲気だけど、質問内容は鋭かった。
年次によって質問内容が異なってくる場合もあるので、選考前は最新の情報を各サイトから確認して情報収集しておいてください。
KNT-CTホールディングスの財務状況
ここでは、KNT-CTホールディングスの財務状況を「会社の安定性を図る指標」「会社の成長性を図る指標」の2つの観点から説明していきます。
”安定性”を図る指標
まずは、会社の安定性を図る指標である「流動比率」について紹介します。
■KNT-CTホールディングスの流動比率
「流動比率」とは会社の安全性を測る代表的な指標です。自己資本比率とは異なり、短期的観点から企業の安定性を判断でき、以下の公式により流動比率を算出することができます。
「流動比率=流動資産÷流動負債×100」
ここではKNT-CTホールディングスの2021年の流動比率を紹介します。
流動比率=62,817÷68,344×100%=91.9%
*KNT-CTホールディングスの財務諸表(貸借対照表)の流動資産合計と流動負債合計より就職エージェントneoが独自に計算
流動資産は原則として1年以内に現金化できる資産を表し、流動負債は1年間以内に返済可能な金銭債権のことを表します。
この流動比率を計算することで、会社にすぐ現金化できる資産がどれぐらいあるかがわかるのです。また、流動比率が120%の会社であれば安全であると言われています。
ちなみに流動比率はあくまで簡易的に会社の安定性を判断する指標であるため、今後含め、流動比率が低いからといってKNT-CTホールディングスが破産することを示唆するものではありません。
”成長性”を図る指標
続いて、会社の成長性を図る指標である「売上高」「純利益」「純利益率」について紹介します。
上記の表は、KNT-CTホールディングスの直近3年の売上高・純利益・純利益率を表したものです。
ちなみに純利益とは、法人税など企業が支払うべき費用を差し引き、最終的に会社に残ったお金のことを指します。
KNT-CTホールディングスでは、コロナの影響もあり、売上高が2020年から鈍化しています。売上向上のためにDX化の促進などが取られているようです。
まとめ
本記事では、KNT-CTホールディングスの企業研究に役立つ情報を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
企業研究は内定獲得をするための重要な要素の1つですが、ただ情報を見るだけでは内定を獲得することはできません。
ぜひ本記事を参考にして、KNT-CTホールディングスへの理解を深め、内定までの一歩を踏み出して下さい。
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