【2024年最新】5分でわかる！損害保険ジャパンの企業研究｜選考フロー・志望動機を紹介
●損害保険ジャパンの売上高は年々増加している。
●損害保険ジャパンの強みは「収入保険料トップクラス」「多角的な事業展開」「積極的な海外進出」であり、企業のデジタル化やインターネットの普及、銀行窓口販売の解禁に伴い今後も売り上げ増加が期待できる。
●損害保険ジャパンの求める人物像は「チャレンジ精神がある」「主体的に行動できる」「リーダーシップがある」「発想力がある」を満たす人。
「損害保険ジャパンの強み・弱みは？」
「損保保険ジャパンの選考を通るにはどのような対策をすればいいの？」
「損保保険ジャパンの最新ニュースは？」
本記事では損害保険ジャパンの就職を希望する就活生に向け、損保保険ジャパンの事業や会社の強み・弱みなど、企業研究に役立つ情報を紹介していきます。
他にも内定を獲得するために知っておくべき”過去の選考情報”なども紹介していくので、企業研究に自信が持てない人や選考に不安を抱えている人は、確認してみてください。
損害保険業界のホットニュース
近年、自動ブレーキ等の自動車の安全性能の向上やドライバーの安全運転に対する意識向上に伴い、自動車での事故が減少しています。
そのため損害保険各社は商品改定を実施し、自動車保険料を引き下げを行いました。
損害保険会社の主要収入と言える、自動車保険料の価格を下げたことで、収入を補うための新しい保険商品が必要となり、損害保険各社は新しい保険商品として、サイバーリスク保険の提供を開始しました。
この保険は、個人情報の漏洩やサイバー事故などの被害を受けたときなどに適応されます。
損害保険ジャパンも、自動車保険料を引き下げに伴い、サイバー保険の提供を開始しており「第三者への賠償責任に関する補償」「事故時・事故後の対策等に必要な費用の補償」「利益損害に対する補償」「営業継続のために必要な費用の補償」等、包括的に支援しています。
データで見る損害保険ジャパンの企業研究
次に企業研究で見るべき事業内容や業績について紹介します。さらにSWOT分析という企業研究を深堀りする際に役立つ分析方法についても紹介するので、見てみましょう。
損害保険ジャパンの企業概要
まずは損害保険ジャパンの企業概要について紹介します。企業選びをする手段の1つとしてぜひご活用ください。
創業設立年月：1888年（明治21年）10月
資本金 ：700億円（2023年3月31日時点）
取締役社長 ：白川 儀一
従業員数 ：21,705名（2023年3月31日時点）
▾人事データ
平均年齢 ：44.6歳（提出会社）（2023年3月31日時点）
平均勤続年数：15.6年（提出会社）（2023年3月31日時点）
平均年間給与：6,366,650円（提出会社）（2023年3月31日時点）
福利厚生 ：独身寮・社宅制度（規程に従い貸与）、育児・介護に関する各種両立支援制度、弔慰金・災害見舞金等の支給制度、財形貯蓄制度、従業員持株会、社内融資制度、企業型確定拠出年金、提携保養施設・スポーツ施設等
引用元：
採用HP/損害保険ジャパン
有価証券報告書/損害保険ジャパン
損害保険ジャパンの事業内容
損害保険ジャパンには「営業部門」「保険金サービス部門」「本社部門」の3つの部門があります。
以下でそれぞれについて紹介していきます。
■営業部門
営業部門の中には「企画営業部門」「一般営業部門」「自動車営業部門」の3つの部門があります。
▼企画営業部門
お客さまに対してリスクコンサルティングを行い、ときにはお客さまに合った新たな保険商品を生み出すなど、さまざまな手法でお客さまのビジネスをトータルでサポートする部門です。
商社、メーカー、建設、金融機関等あらゆる業界を担当しています。
▼一般営業部門
保険販売を専業とする専業代理店や様々な業態の代理店を担当する部門です。
担当代理店を通じて地域に所在する企業や個人のお客様に最適なソリューションの提供や、既存代理店への経営コンサルティング、新規代理店を開拓することで販売チャネルの構築・拡大を行っています。
▼自動車営業部門
主に自動車ディーラーを担当する部門です。
代理店の保険販売体制構築のための支援や最適な保険商品が提案できるよう支援を行います。
また、保険商品だけではなく、事故を未然に防ぐための提案も行っているようです。
■保険金サービス部門
保険金サービス部門の中には「自動車保険金サービス部門」「火災新種保険金サービス部門」と2つの部門があります。
▼自動車保険金サービス部門
自動車保険金サービス部門では、自動車事故に遭われたお客様を担当する部門です。
事故の加害者や被害者となったお客さまと相手方の間に立ち、お客さまの立場に立って円満な解決に導きます。
▼火災新種保険金サービス部門
火災新種保険金サービス部門では、自動車以外のすべての事故を担当する部門です。
担当する事故の種類は火災、自然災害、傷害などに加えて、サイバーリスクなど幅広く担当しています。
■火災新種保険金サービス部門
火災新種保険金サービス部門では、自動車以外のすべての事故を担当する部門です。
担当する事故の種類は火災、自然災害、傷害などに加えて、サイバーリスクなど幅広く担当しています。
▼商品開発部門
技術の発展や社会の変化により生まれる新たなリスクを的確に捉え、新商品を開発する部門です。
▼国際部門
海外保険事業全般に関する戦略や施策の企画、M＆Aを通じた新規マーケットの開拓推進を行う部門です。
また、各部門と連携し、日系企業の海外保険事業のサポートも行っています。
▼マーケティング部門
商品・サービスブランドに関するマーケティング・プロモーション施策の企画・立案・実行し、広告宣伝、チャネル販促、ブランディングまでを一気通貫で行っています。
▼DX部門
世の中の変化に対応し、自社で保有しているリアルデータやデジタル技術を組み合わせることで、既存の保険事業の変革と新規事業の創出を行います。
▼資産運用部門
保険料を原資とし、適切なリスクの範囲内で国内外の株式や債券、貸付、不動産投資さらには先端的な投資商品などを組み合わせながら、運用しています。
▼経営企画部門
経営戦略・経営方針・経営計画の立案、コーポレート・ガバナンス体制の立案・管理等の業務を行う部門です。
また、社会課題解決への貢献につながる施策の企画・立案などサステナビリティ・SDGsに関する全社的な取組みを推進する部署も、経営企画部門の中にあります。
▼その他の部門
上記に記載した以外にもリスク管理部、法務・コンプライアンス部、人事部、広報部など、様々な部門があります。
参照元：採用HP/損害保険ジャパン
損害保険ジャパンのSWOT分析
以下では、SWOT分析というフレームワークを活用して、損害保険ジャパンの事業環境を分析していきます。
SWOT分析とは、競合や法律、市場トレンドといった自社を取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力さらには価格や品質といった内部環境を、プラス面・マイナス面にわけて分析する手法です。
この分析により、企業の置かれた状況を客観的に俯瞰して見ることができ、将来性のある企業かどうかを判断することが可能になります。
・国内損害保険市場で収入保険料トップクラス
・お客さまの様々なニーズに対応する多角的な事業展開
・積極的な海外進出（28か国・地域）
〈弱み〉
・成長戦略の加速
・事業基盤の強化
〈脅威〉
・自動車市場の縮小
〈機械〉
・企業のデジタル化やインターネットの普及
・銀行窓口販売の解禁
・海外事業の強化
引用元：損害保険ジャパンの現状2023
損害保険ジャパンが求める人物像
損害保険ジャパンの求める人材について、採用HPでは以下のように記載されています。
■自ら考え、自律的に行動し、学び続け、失敗を恐れず常に高い目標に向かってチャレンジし続ける社員
■常に未来志向で変化に強く、革新的な行動と強いリーダーシップでチームのパワーの最大化を図れる社員
■国内外を問わず、ボーダーレスな発想と行動力で、地域・社会に貢献できる社員求める人物像「損害保険ジャパン」
つまり「チャレンジ精神がある」「主体的に行動できる」「リーダーシップがある」「発想力がある」このような人が求められていると言えるでしょう。
損害保険ジャパンの選考対策
ここでは、損害保険ジャパンの選考対策について紹介していきます。
損害保険ジャパンのインターン対策（24卒総合職）
コースや年度によって選考内容は異なるため、ここでは24卒総合職のインターンの選考フローを紹介します。
■インターンES
以下にてES通過者のESの内容を紹介します。
期間は１年間であり、勉強会の発足と運営を担った。第一志望不合格を受け、全科目の成績S評価を目標とした。質の高い自学自習が成績向上の最大要因である考えの元、現状の非効率性と士気低下を問題視。
原因は2つ、⑴課題取り組み時間が長いこと、⑵他者との関わりがないことだ。⑴に関して予習復習を義務化。確実な内容定着により、解決能力が向上。加えてレポートの構成と様式を確立し、時間短縮を達成した。
⑵は同級生10人の勉強会を立ち上げ、疑問解消の場を構築。他者の疑問を積極的に解消し、自身の理解度と士気向上を達成。メンバーの意識改革も果たし、授業の質向上にも繋がった。
結果、目標は未達成だが商学部生1059人中成績上位10人に与えられる学部長特別賞を受賞した。
しかし、私は父が銀行員であることから幼い頃から金融に興味があった。大学でも金融について学びたいという思いがあり、商学部が設置されている大学に絞って受験をすることを希望していた。
最終的に「自分がやりたいこと」を大切にし、受験校は増やさない決定をした。
サービス提供者は損害保険会社だ。2030年に日本の人口の1/3が65歳以上の高齢者になる超高齢化によって引き起こされる「2030年問題」として、労働力不足が挙げられる。
総務省によると、生産労働人口率は2030年には58.1%にまで低下する。労働力を補うためには外国人労働者を増やすべきだ。しかし、現状として外国人労働者がおかれている労働環境の悪さが問題となっている。
また、ハラスメント防止のために損保会社が販売する雇用慣行賠償責任保険に加入する企業が増加している。
日本で働くことを考えている外国人がハラスメント防止に積極的な企業に入れるよう、損害保険会社が自社のデータを活用し、企業の雇用慣行賠償責任保険加入有無を情報として提供するサービスが10年後には世の中の当たり前になることを望む。
引用元：選考通過者インターンES（損害保険ジャパン24卒合格者）／unistyle
損害保険ジャパンの本選考対策（23卒総合職）
過去の情報によると損害保険では、下記の選考フローが組まれています。最新の情報では選考フローが変更されている恐れもありますので、予めご了承ください。
以下で実際に損害保険ジャパンのESと面接で問われた内容と過去の内定者の回答を紹介していきます。本選考対策として、ぜひご活用ください。
■エントリーシート（24卒総合職）
・オープンキャンパスの実行委員での活動
・アルバイトでのバイトリーダーとしての活動
私は、○○、○○という役職に就いていた。○○としては、zoomでの説明会の司会や、スライド作成、新入生とのやりとりを行った。説明会を行う上で、多くの新入生に参加してもらうために、サークルの説明だけではなく、新入生の不安を取り除けるような時間を設けた。
また、連絡先を交換した後は、練習日を定期的に送るなど、連絡が途切れてしまわぬように工夫した。○○としては、SNSへの写真や動画の投稿、新入生への声掛けを行った。
私のサークルは平日毎日練習をしているため、世間的な○○サークルとのギャップが埋まるように○○をしている写真や動画を載せることを心がけた。この活動を行い、各学年10人くらいのサークルに30人の新入生を迎えることができた。
担任の先生にも別の学科へ変えるように勧められたが、目標に向かって最大限の努力をしたいという思いを大切にし、現在の学科に決めた。そして、必死に取り組んだ結果、合格することができたため、諦めずに挑戦してよかったと感じている。
。この経験から、誰かのために考え行動し、支えることに魅力を感じる様になった。貴社でなら契約後も常にお客様の暮らしに寄り添いながら「安心」を届けることができ、契約の見直しなどを通して、お客様に最適な提案をし続けていけると考え志望した。
一人一人との関係を大切にすることでお客様からも会社からも信頼される人物になれるよう努める。
そして、保険の枠組みに囚われず事業領域を拡大している貴社で、市場の変化に応じた、より幅広いサービスを提供することで顧客を支え、良い信頼関係を築ける人材となりたい。
引用元：選考通過者本選考ES（損害保険ジャパン24卒内定者）／unistyle
■WEBテスト（23卒総合職）
テストセンター(SPI)か自宅での監視型WEBテストを選択でき、科目は、言語・非言語。
■面接
下記にて、損害保険ジャパンの面接ではどのようなことを質問されるのかを紹介します。
面接官によって質問内容が異なる場合もあるため、参考程度に見つつ自分であればどのような回答をするか考えてみましょう。
【一次面接】社員1：学生1 (40分間、オンライン)
質問内容：
・どの企業を受けているか
・なぜ他のメガ損保は受けていないのか
・損保ジャパンのイメージはどんな感じか、なぜ受けようと思ったのか
・学生時代頑張ったこと
・上記の深掘り（困難や乗り越え方、きっかけなど）
・逆質問
雰囲気：
とても言い方で頷いて聞いてくださった。原稿を読んでいない感じがとても良いと言われた。面接官曰く、原稿を見ている人はすぐにわかるらしいので、気をつけたほうがいいし、素直に話すのが、相手にも伝わって良いと思った。
【最終面接】社員1：学生1 (40分間、新宿本社で対面)
質問内容：
・本社に来てみて感じた雰囲気は
・就職活動で対面面接の経験はあるかどうかや慣れたかどうか
・損保ジャパンの志望理由と他の2社との比較
・学生時代に頑張ったこと
・今までにチームで挑戦した経験は
・逆質問
雰囲気：
穏やかでしっかりと話を聞いてくださった。ただ、面接官が納得していないとすぐに首を傾げられたので気になった。傾げられるたびに、補足をつけながら話したが、そのせいでだらだらと話すことになった。それでも通過したので、納得してもらえるように熱心に伝える必要がある。
【面談】社員1：学生1 (30分間、オンライン)
・内定の付与
・今後の懇親会の案内
損害保険ジャパンの財務状況
損害保険ジャパンの財務状況から「会社の成長性を図る指標」について説明していきます。
成長性分析を行うことで、会社の財務・経営状況を数値化して分かりやすく知ることができます。
就業条件やネームバリューだけでなく、企業の支払い能力、将来性をもとに企業選びを進めることも大切です。
ここでは、会社の成長性を図る指標である「売上高」「純利益」「純利益率」について紹介します。
参照元：有価証券報告書/損害保険ジャパン
売上高とは、営業活動として商品やサービスを提供した際に、対価として受け取った販売額のことを指し、純利益とは、法人税など企業が支払うべき費用を差し引き、最終的に会社に残ったお金のことを指します。
表を見るとあいおいニッセイ同和損害保険の売上高は年々増加していますが、2022年度の純利益は2021年度よりも減少していることがわかります。
まとめ
本記事では、損害保険ジャパンの企業研究に役立つ情報を紹介してきましたが、いかがでしょうか。
企業研究は内定獲得をするための重要な要素の1つですが、ただ情報を見るだけでは内定を獲得することはできません。
ぜひ本記事を参考にし、損害保険ジャパンへの理解を深め、内定までの一歩を踏み出してください。
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