就職エージェントneo(株式会社ネオキャリア)は、弊社とお取引のある新卒採用を行っている企業様に25年卒を対象にしたインターンシップ実施状況に関するアンケートを実施しました。
・25年卒向けインターンシップの集客のため「求人サイト」を活用している企業は73%
・73%の企業は、25年卒向けインターンシップ参加学生を絞り込むための選考を行っていないと回答。
・25年卒向けインターンシップの選考を行っている企業の90%は、参加学生の「学びへの意欲」を評価している
・25年卒向けインターンシップで「真剣な姿勢で取り組んでいる人」を評価すると回答した企業は84%
・25年卒向けインターンシップを実施している企業の70%がインターンシップの評価が本選考に影響すると回答
25年卒向けのインターンシップを実施している企業は43%
「25年卒インターンシップの実施状況に該当するものを選択してください。」と質問したところ、「実施中」と回答した企業は全体の43%と最も多い結果となりました。
また実施中と回答した企業を対象に「インターンシップの実施時期に該当するものを全て選択してください。」と質問したところ、全体の約87%が「夏インターンシップ(2023年6月~2023年8月)」と回答しています。
次に多かったのは「秋インターンシップ(2023年9月~2023年11月)」で全体の約70%です。
そのためインターンシップの参加を考えている25年卒の就活生は夏インターンシップか秋インターンシップの応募に向けた準備をすると良いでしょう。
25年卒向けインターンシップの集客方法で最も多いのは「求人サイト」で73%
インターンシップを「実施している」と回答した企業に「インターンシップの集客方法に該当するものを全て選択してください。」と質問したところ、「求人サイト」と回答した企業は全体の73%と最も多い結果となりました。
次に多かった回答は「自社HP」で全体の約43%でした。
そのためインターンシップに参加したいと考えている就活生は求人サイトを活用することで自分に合うインターンに出会えるかもしれません。
また、志望企業が絞れている人は志望企業のHPから直接探してみても良いでしょう。
25年卒向けインターンシップでは選考を行ってない企業が73%
「25年卒インターンシップの選考ではどのような手段を用いて選考をおこなっていますか?」と質問したところ、「選考は実施していない」と回答した企業は全体の73%と最も多い結果となりました。
また、選考を実施していると回答した企業の中で、最も多かった選考手段は「面接」で全体の約16%、次に多かったのは「書類選考」で全体の約14%でした。
インターンシップ選考を実施していない企業も多いですが、選考を実施している企業では書類選考と面接を行う企業が多いため、インターンシップに参加したいと考えている就活生は、選考突破に向けES対策や面接対策を重点的に行うと良いでしょう。
※インターンシップの選考とはインターンシップの応募が多かった場合に参加学生を絞り込むための選考
25年卒向けインターンシップ選考で「学びへの意欲」を評価する企業が90%
「25年卒インターンシップ選考の評価基準に該当するものを全て選択してください。」と質問したところ、「学びへの意欲がある」と回答した企業が全体の90%と最も多い回答でした。
次に多かったのは「コミュニケーション能力があるか」「自ら考え、行動できる人か」「自社への志望度が高いか」「目的意識があるか」で、全体の60%でした。
そのため、インターンシップの選考に臨む際は、インターンシップを通して学びたいことを明確にしてから臨むようにしましょう。
25年卒向けインターンシップで評価される学生の特徴は「真剣な姿勢で取り組んでいる」
「25年卒インターンシップに参加した学生で評価が高い人に共通する特徴に該当するものを全て選択してください。」と質問したところ、「真剣な姿勢で取り組んでいる」と回答した人は全体の約84%でした。
次に多かったのは「コミュニケーション能力がある」で全体の約70%です。
そのためインターンシップ中は、企業の担当者や他のインターン生と積極的にコミュニケーションを取ってみると良いでしょう。
インターンシップに参加する際は、インターンシップだからといって気を抜きすぎず、選考の一環という意識を持って参加するようにしてください。
25年卒向けインターンの評価が「本選考に影響する」と回答した企業は70%
「25年卒インターンシップに参加した学生の参加時の評価は本選考の合否に影響しますか?」と質問したところ、「影響する」と回答した企業は全体の約70%でした。
その中でも「評価が良かった人は本選考でプラスに影響する」と回答した人は全体の約67%で、「評価が悪かった人は本選考でマイナスに影響する」と回答した人は全体の約3%です。
このことから、インターンシップで良い評価を残すことができれば、本選考でもプラスに影響する可能性が高いと言えるため、しっかりと準備した上でインターンシップに臨むようにしましょう。
25年卒向け「インターンシップ選考に通過できなくても本選考には影響しない」と回答した企業は約31%
「25年卒インターンシップ選考に通過できなかった学生は本選考の合否にも影響しますか?」と質問したところ、「影響しない」と回答した企業は全体の84%でした。
反対に「影響する」と回答した企業は全体の約16%で、影響しないと回答した企業の方が多い結果となりました。
確かにインターンシップ選考の合否が本選考の合否に影響してしまう企業もありますが、影響しないとしている企業の方が多いため、少しでも興味がある場合は、積極的にインターンシップに参加してみると良いでしょう。
三省合意改正に伴い、25年卒インターンシップから取得した学生の個人情報を採用選考に使用できるようになったが、半分以上の企業がまだ何も変更していない
「三省合意改正に伴い、25年卒インターンシップから、インターンシップで取得した学生の個人情報が一定の条件下で広報や採用選考に使用できるようになりました。上記に伴い何か変更したことはありますか?」と質問したところ、「何も変更していない」と回答した企業は全体の52%でした。
現時点では、何も変更していない企業の方が多いですが、「インターンシップのプログラム内容」を変更したという企業も全体の28%いるため、今後採用直結につながるインターンプログラムが増えていくと言えるでしょう。
最後に
今回の調査ではインターンシップで良い評価を得ることができれば、本選考でプラスに影響すると回答した企業が多い結果となりました。
そのため、インターンシップに参加する際は、本記事で紹介したインターンシップで評価される学生の特徴を参考にし、「私は○○を学びにきたんだ!」という意志をインターンシップ内でアピールできると良いでしょう。
<調査概要>
調査対象:弊社とお取引のある新卒採用をおこなっている企業さま
調査機関:2023年9月1日~2023年9月8日
調査方法:インターネット
調査回答者数:86社
引用・転載時のクレジット表記:「就職エージェントneo」