就職エージェントneo(株式会社ネオキャリア)は、就職エージェントneoのサイトにご登録いただいている25年卒の学生またはunistyleの会員登録・オープンチャットに参加している25年卒の学生を対象に、2024年6月5日時点での内定獲得率に関するアンケートを実施しました。
・6月5日時点で就活を継続している25年卒就活生のうち、内定獲得に至っていない人は35%
・6月5日時点で就活を継続している25年卒就活生の選考フェーズとして最も多いのは[最終面接]
・25年卒就活生のうち6月5日時点で既に内定辞退の経験がある人は52%
・25年卒就活生がエントリー企業を決める際に重視している項目は[業界][事業内容][仕事内容]
・25年卒就活生は就活に関するノウハウを集める際に活用しているサービスは[就活情報・企業情報提供サイト]、エントリー企業を決める際は[求人紹介サイト]を活用している
・6月5日時点の25年卒就活生は[漠然とした不安や焦り]を感じている人が多い
25年卒就活生の6月5日時点での就活継続率
25年卒就活生に「6月5日時点、就活を継続していますか?」と質問したところ、[継続中]と回答した人は全体の28%、[休止中または終了している]と回答した人は全体の70%でした。
2023年6月に24年卒就活生を対象に同様の質問をした際は、[継続中]と回答した人は全体の46%、[休止中または終了している]と回答した人は全体の54%でした。
このことから24年卒就活生よりも25年卒の方が就活の早期化が進んでいると考えられるでしょう。
25年卒就活生の6月5日時点での内定獲得率
先程の質問にて[就活を継続しているまたは休止・終了している]と回答した人に「6月5日時点、何社から内定を獲得していますか?」と質問したところ、継続中の人で最も多かった回答は[まだ内定獲得には至っていない]で全体の35%でした。
一方で休止中または終了している人の中で最も多かった回答は[3社]で全体の26%という結果でした。
このことから就活を終了している25年卒就活生の6割が3社以上から内定を獲得していることがわかります。
25年卒就活生の6月5日時点での選考状況
6月5日時点で就活を継続している25年卒就活生に「今、選考を受けている企業の選考状況に該当するものを選択してください」と質問したところ、最も多かった回答は[最終面接]で全体の22%でした。
その次に多かったのは[ESや履歴書などの書類選考][一次面接]でそれぞれ全体の21%という結果でした。
また、面接に進んでいる人は全体の61%と、25年卒の就活生の半分以上が面接のフェーズに進んでいることがわかります。
昨年同時期、24年卒就活生にも同様の質問をした際は、[最終面接]を選択した人は全体の17%と25年卒就活生よりも少ない結果だったことから、24年卒よりも25年卒の就活生の方が6月時点での選考フェーズが進んでいると言えます。
25年卒就活生の6月5日時点での内定辞退率
25年卒就活生に「2024年6月5日時点、内定辞退をした経験はありますか?」と質問したところ、[はい]と回答した人は全体の52%と、6月5日時点で半分以上の就活生が既に内定を辞退しているということがわかります。
内定辞退をした理由を質問したところ、以下のような回答がありました。(原文ママ)
- 志望度が低かった
- 志望度のより高い企業から内定をもらった
- 他の企業の方が労働条件が良かった
- 転勤が嫌だった
- 就活をまだ続けようと思った
- 滑り止めで受けた企業だから
- 第一志望ではない
- 働き方が自分に合わないと感じた
- 興味を持てなかった
- 給与や働き方に不安を感じた
- まだ就活に納得のいっていない時点で承諾期限が迫ってきた
- 大手企業ではなかった
- 勤務地や職種が希望通りになるかわからなかった
- 雰囲気が合わないと感じた
- 内定座談会と会社説明の内容が不一致だった
25卒卒就活生は、上記のような理由から内定辞退に至っているようです。
25年卒就活生がエントリー企業を決める際に重視している項目
25年卒就活生に「エントリー企業を決める際に重視している項目は何ですか?」と質問したところも、最も多かった回答は[業界]で全体の12%でした。
その次に多かったのは[事業内容][仕事内容]で全体の10%という結果になりました。
このことから25年卒就活生は福利厚生などの就労条件よりも、入社後に携わることになる事業や業務内容を特に重視しているということがわかります。
25年卒就活生が就活の中で活用しているサービス
ここでは25年卒就活生が[就活に関するノウハウを集めるために活用しているサービス]と[エントリー企業を探す際に活用しているサービス]をそれぞれ紹介していきます。
就活に関するノウハウを集めるために活用しているサービス
25年卒就活生に[就活に関するノウハウを集めるために活用しているサービス]を質問したところ、最も多かった回答は[就活情報・企業情報提供サイト(記事コンテンツなど)]で全体の18%でした。
その次に多かったのは[SNS][エントリーシート掲載サービス][口コミサイト]で全体の13%という結果になりました。
このような結果から、25年卒就活生はイベントやOG・OB訪問、キャリアセンターなどのような実際に参加するものよりも、ネット上で活用できるサービスを好んで使う傾向にあると言えるでしょう。
エントリー企業を探す際に活用しているサービス
25年卒就活生に[エントリー企業を探す際に活用しているサービス]について質問したところ、最も多かった回答は[求人紹介サイト]で全体の28%でした。
次に多かった回答は[オファー型・逆求人型の就活サービス]で全体の10%という結果でした。
このことから25年卒就活生は求人を募集している企業がまとめられているサイトを活用し、効率的に情報収集をおこなう傾向にあると言えるでしょう。
25年卒就活生が6月5日時点で感じている不安や悩み
現在も就活を継続中と回答した25年卒就活生に「今、あなたが感じている就活に関する不安や悩みに近いものを据全て選択してください」と質問したところ、最も多かった回答は[漠然とした不安や焦りがある]で全体の23%でした。
次に多かった回答は[なかなか選考に通過できない]で全体の19%となりました。
昨年の同時期、24年卒就活生にも同様の質問をしたところ、25年卒と同じ不安や悩みが上位だったことから、毎年同じような不安や悩みを抱えている学生が多いことがわかります。
最後に
今回の結果では、6月5日時点ですでに就活を終了している人は約7割ほどいることがわかりました。
しかし現在も就活を継続している28%の学生のうち、まだ内定獲得に至っていないという学生は35%と、まだ就活に苦戦している学生も多くいるようです。
また、25年卒就活生はエントリー企業を決める際に[業界][事業内容][仕事内容]を重視している傾向にあることから、まだ採用活動をしている企業は上記3点を重点的に伝えることができれば、ミスマッチなく採用が進むかもしれません。
<調査概要>
調査対象:2025年3月に卒業予定の大学4年生
調査期間:2024年6月5日から6月19日
調査方法:インターネット調査法
有効回答数:132名
引用・転載時のクレジット表記:「就職エージェントneo」