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オンライングループディスカッションの流れとポイントを抑えて選考通過率を上げよう!

✔ 本記事のまとめ
●オンライングループディスカッションの流れは[テーマ発表]→[自己紹介]→[役割分担]→[時間配分]→[アイデア出し]→[アイデア議論]→[まとめ]→[発表]である。

●選考で見られているポイントは、[コミュニケーション能力][リーダーシップ力][論理的思考力][協調性]である。

●グループディスカッションの効果的な対策は[友人と模擬ディスカッションをする][オンラインのグループディスカッション練習会に参加する][日ごろからニュースに目を通す]などである。
目次
  • 「オンラインでのグループディスカッションの流れはどうなっているんだろう?」
  • 「対面のグループディスカッションとは何が違うんだろう?」
  • 「見られているポイントはどこだろう?」

このような疑問や悩みを持っている就活生に向けて、本記事では[オンライングループディスカッションの流れ][選考を通過するポイント]について解説していきます。

効果的な練習方法についても紹介しているので、是非参考にしてみてください。

オンライングループディスカッションとは?

グループディスカッションとは、就活生がグループを組み企業に与えられたテーマについて議論しているところを、人事担当者などが審査する集団選考の1つです。

この選考をオンラインで実施することが、オンライングループディスカッションです。

コロナ禍以降、対面ではなくオンラインでグループディスカッションをおこなう企業が増えています。

対面グループディスカッションとの違い

オンライン上でのグループディスカッションは、Web会議ツールを使用しておこなわれます。自宅で参加できるため対面と違って、リラックスした環境で受けることができるでしょう。

一方で、パソコンなどの画面を通して他の学生とコミュニケーションをとるため、相手の表情が見えずらい、会話にタイムラグが発生してしまうなどの短所もあります。

そのため、話す時にはいつも以上に表情を大きくしたり、他のチームメンバーの理解が出来ているかこまめに確認したりなどを意識するようにしましょう。

グループディスカッションの概要に関しては、以下の記事にて詳細に解説しています。是非合わせてご確認ください。

通過する人は知っている グループディスカッション(GD)とは ~GDの全体像を把握しよう~
本記事ではグループディスカッションに関する概要説明から評価ポイント、さらには必要な事前準備まで網羅しているため、この記事を読むだけでグループディスカッションの全体像を把握することができます。

オンライングループディスカッションの所要時間と人数

一般的なオンライングループディスカッションの時間は20〜30分で、そのあとに面接官からフィードバックを受けたり、質疑応答をしたりする時間が10分程与えられます。

1グループの人数は3〜6人であることが多いです。オンライングループディスカッションの場合は、Web会議ツールを活用してディスカッションをおこなうことを考慮して、対面時よりも1グループあたりの人数が少ない傾向にあります。

オンライングループディスカッション時の服装

企業から指定がある場合を除いて、基本はリクルートスーツを着用してグループディスカッションに参加しましょう。

自宅から参加できるからといって、スウェットなどのカジュアルすぎる格好は選考を受ける場においてふさわしいとは言えません。

清潔感にも気を使って、対面の選考と同じような服を着るようにしましょう。

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オンライングループディスカッションで見られているポイント

グループディスカッションの目的は明確な答えのない議題について、学生間で協力して議論し答えを導き出すことです。これはオンラインでも対面でも変わりません。

もちろん企業がグループディスカッションを通してみているポイントもオンライン・対面で同様です。

以下ではグループディスカッションにおいて見られているポイントを紹介していきます。これらのポイントを理解した上で、対策をおこなっていきましょう。

コミュニケーション能力

まず、グループディスカッションの中に見られていることは、グループメンバーとのコミュニケーション能力です。

この能力はディスカッション中の以下のような行動から評価されています。

  • 自分の意見を相手にわかりやすく伝えること
  • 周りの意見を理解して、議論を発展させること

オンライングループディスカッション中にコミュニケーション能力をアピールするコツとして、以下のことを意識しましょう。

  • 表情や動きをいつもより大きくすること
  • 簡潔に意見を述べること

ただし[自分の意見が採用されたから合格]というわけではなく前提でも述べたように[協力して議論を活発化させられたかどうか]の方が重要視されるため、その点を頭に入れておきましょう。

リーダーシップ力

次に見られていることは、議論を引っ張りチーム全体をまとめることができるリーダーシップ力です。

この能力は以下のような行動から評価されています。

  • 議論をスムーズに進行していく
  • 全員が議論に参加できるように、まんべんなく発言を促す

実際のディスカッション中には、以下のことを意識すると[リーダーシップ力]をアピールできます。

  • 議論をうまくまとめること
  • 話せていない人には話を振ること
  • チームメンバー全員が理解できているか丁寧に確認すること

しかし1点注意してほしいことは、リーダーシップ力が全ての学生に求められているわけではないということです。

組織は、リーダータイプやアイデアマンタイプなどバランスよくいろいろなタイプの人がいることで相乗効果が生まれます。そのため、重要なことはグループディスカッションの中で自分に合った役割を果たすことであり、無理して議論を引っ張ることは必要ではありません。

後述でグループディスカッションの役割を紹介しますが、特定の役割が受かりやすいといったことはないので、自分に合った役割を選ぶようにしましょう。

論理的思考力

同様に見られていることは、課題に対して明確な根拠、情報をもとに、主張をしたり議論ができる論理的思考力です。

この能力は以下の行動から評価されています。

  • 与えられた条件や背景に基づいた適切な意見を述べる

アイデアをたくさん出すことはグループディスカッションで重要である一方、そのアイデアがあまりにも議題にそぐわないと面接官の評価を下げる要因となってしまいます。

そのため、ディスカッション中に意見を出す時には、理由を合わせて言うことを意識しましょう。

協調性

最後に見られていることは、グループメンバーとの協調性です。この能力は、以下の行動から評価されています。

  • 意見が異なるメンバーとうまく意見をすり合わせる
  • チーム内で自分の役割を果たす
  • メンバー全員が積極的に発言できるような場を作る

初対面の人と関係性を構築してグループ全体でまとまって議論ができるかが重要になるので、自分だけが発言をしたり、ある人が全く発言できなかったりといった状況が起きないようにしましょう。

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オンライングループディスカッション当日の流れ

グループディスカッションの議題はもちろん企業によって異なりますが、基本的な流れは同じです。

オンライングループディスカッションのおおまかな流れは上図のようになります。ここからは、各段階でどのようなことに注意していけば良いかを紹介していきます。

企業側からテーマと条件の発表

まず、Web会議にログインすると面接官からその日のディスカッションテーマと制限時間などの条件が伝えられます。

グループに分けられディスカッションが始まってしまうと、企業に質問をすることはできません。

そのためテーマやルールについてわからないなどがあれば、このタイミングで面接官にしっかりと確認しておくようにしてください。

自己紹介

自己紹介の時間は[制限時間とは別に用意されている場合]と[議論時間に含まれる場合]があります。状況に合わせた長さの自己紹介ができるようにしておきましょう。

自己紹介の時間が別で設けられているときは、その時に役割分担をしておくことで議論の時間を長く確保できるためオススメです。

1分で印象に残る自己紹介をしよう!自己紹介に必要な要素と面接官が見ているポイントを紹介
本記事では「1分間の自己紹介では何を伝えるべき?」「1分の中でどんなことを話せばいいかわからない…」といった悩みを抱えている就活生に向け、1分の自己紹介で話すべき内容や面接官が見ているポイントなどを例文と合わせてご紹介します。

役割決め

自己紹介が終わったら、オンラインディスカッションをスムーズに進行させるための役割を決めましょう。主な役割は以下の通りです。

司会:議論をリードする
書記:ディスカッション中に出た意見をまとめる
タイムキーパー:議論中の時間管理をする
発言者:アイデアを出す

どの役割が選考に有利ということはないですし、役割につかなかったからといって選考が不利になるわけでもないため、自分に合った役割を担当するようにしましょう。

時間配分決め

役割が決まったら、議論を始める前に時間配分を決めます。全体の時間が30分であった場合、以下が典型的な時間配分になります。

  • 前提確認:6分 (全体の2割)
  • アイデア出し:9分(全体の3割)
  • アイデア議論:12分(全体の4割)
  • まとめ:3分(全体の1割)

お題が難しい場合は、前提確認をより長めにとるなど臨機応変に時間を設定しましょう。

タイムキーパーになった人は、この時間配分をしっかり守れるように、意見を考えたり発言したりしている間も常にタイマーのチェックを欠かさないようにしましょう。

前提確認

前提確認は非常に重要な段階です。

お題が抽象的な場合、お互いの認識がずれている場合があるため、まずその認識をすり合わせて、テーマをしっかり定義づけすることで議論を効率的に進めることができます。

例えば「コンビニエンスストアの1日の売上を2倍に向上させるための施策を考えて下さい」というお題が出た時、このテーマの情報だけでは、人によって[田舎にある人があまり来ないコンビニ]や[都会のビルの中にあるコンビニ]など思い浮かべるコンビニ像が異なるでしょう。

上記のようにテーマの捉え方は人によります。そのため前提確認をおこない、全員のイメージを統一させてからディスカッションを進めるようにしてください。

この時には、5W2H(Who・ When・Where・What・How・How much)のフレームワークを意識して共通認識を作り上げていくようにしましょう。

回答のアイデア出し

前提の共有ができたら、テーマとなる課題を解決するためのアイデアを出していきます。

アイデアを出す際には、[論理的思考力][コミュニケーション能力]をアピールするために以下のことを意識すると良いでしょう。

  • 前提確認で決めた定義に沿った意見を出す
  • 明確な根拠を示す
  • 発言が長くなりすぎないようにする

同時に、司会の人は全員がまんべんなく発言できるように場を整えたり、議論が本筋からずれそうなときに戻したりなどの役割が求められます。

加えて、書記役を担当している人は後から振り返るときにわかりやすいように、出てきた意見をWeb会議のホワイトボード機能などを活用してまとめておきましょう。

アイデアの議論

アイデアをある程度出せたら、次にそのアイデアの実現可能性や有効性を議論します。

実現可能性とは、そのアイデアが実際に実現できるかどうかで、有効性とは、そのアイデアが課題の解決にどのくらい貢献できるかを表します。この2つが高いアイデアを結論として持ってくるのが良いでしょう。

また、複数出たアイデアの中から良い点を組み合わせて、より良いアイデアを生み出すように意識するとうまくまとまりやすいです。

議論のまとめ

最後に議論をまとめて発表の準備をします。発表者はこのタイミングで不明確な点を確認し、発表に臨むようにしましょう。

時間が余れば、発表のリハーサルをして他のメンバーに見てもらうのも良いです。

発表

グループで考えた案を面接官に発表します。

発表するときのコツとして、以下のように順序だてて話すと聞き手は理解しやすいのでオススメです。

  1. 結論
  2. 前提条件
  3. 結論に至った根拠を述べる
  4. もう一度結論

発表の後には、面接官からの追加質問を受ける場合があります。その時にはグループ全員で協力して質問に答えるようにしましょう。もしわからないときには、取り繕わずにわからないと答えましょう。

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オンライングループディスカッションにおけるNG行為3選

オンライングループディスカッションの流れはおおまかに掴めたでしょうか。ここからは、ディスカッション中にやってはいけない行動を3つ紹介します。

消極的で意見を言わない

まず1つ目は、ディスカッション中に意見の対立を恐れすぎて消極的になり全く意見を言わない、もしくは同調する意見しか言わないということです。

この行動を繰り返してしまうと、面接官から議論にプラスの価値を与えられていないと判断され、選考に落ちる可能性が高くなってしまいます。

対立する意見があるからこそ議論は豊かになっていくので、意見を出す場では躊躇せず様々なアイデアを出していきましょう。

相手を頭ごなしに否定する

そして2つ目は、他のメンバーが出した意見を全否定するという行動です。これをしてしまうと、協調性がないと面接官に判断されてしまいます。

他の意見がどんなに議論の軸からずれていたとしても、頭ごなしに否定するのではなく「~なところは賛成です。ただ、~のほうが良いと思うのですが、どうでしょうか?」などと相手を肯定する意見を述べた上で自分はこう思う、などと言うようにしましょう。

自分の意見をダラダラ話す

最後に3つ目は、自分の意見を1〜2分かけてダラダラと話してしまうことです。

オンライングループディスカッションは比較的制限時間が短く設定されていることが多く、あまりにも1人の発言時間が長いと他の人の発言時間を奪ってしまうことになります。

発言を簡潔にまとめることができていないという観点から面接官にマイナスの印象を与えてしまうので、発言は[アイデア+その根拠]で30秒以内にまとめるように意識してみましょう。

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オンライングループディスカッションの事前準備

ここからは、オンライングループディスカッションを受けるためにすべき事前準備について紹介していきます。

対面でおこなうグループディスカッションと違って事前に準備すべきことが多いため、以下にてそれらを確認していきましょう。

Web面接と同様にPC周りの環境を整える

まず、Web面接と同様に選考を受けるためのネット・PC環境を整えておきましょう。インターネットの速度やPCの充電など、基本的な設定を済ませておけば安心です。

特にオンライングループディスカッションでは、部屋のライトの調節をして、顔全体が明るく写るように意識してみてください。

初対面の人に対して良い印象を与えることができると、スムーズなコミュニケーションが期待できるでしょう。

Web会議アプリのツールの使い方を確認する

次に、Web会議アプリのツールの使い方を確認しておきましょう。

アプリ内によって、ホワイトボード機能を備えており、それらを活用して議論のメモをとることが可能です。使い方を事前に確認しておくことで、議論をスムーズに進めることができるようになります。

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オンライングループディスカッションの対策方法

グループディスカッション選考を突破するためには、そのための対策は欠かせません。本記事の最後にオンライングループディスカッションの対策方法を3つ紹介します。

友人と模擬ディスカッションをする

まず1つ目にオススメなのが、友人とテーマを決めて模擬ディスカッションをすることです。

友人とであれば、緊張しすぎることもなく自然体な状態で練習を積むことができるでしょう。さらに、お互いにアドバイスを送りあうことでより高い練習効果が期待できます。

就活生のグループディスカッション練習サービスを活用する

そして2つ目にオススメするのが、就活生のためのグループディスカッション練習サービスを利用することです。

オンラインで[グループディスカッション 練習会]と検索すると、いくつか練習会を開催しているサービスを見つけることができます。

「グループディスカッションの練習ができる人が周りにいない…」と悩んでいる人は、そのようなサービスを活用してみるのも良いでしょう。

日ごろからニュースに目を通す

最後に3つ目にオススメするのが、日ごろから様々なジャンル、特に経済のニュースに触れておくことです。

これを継続することで課題の解決策を考えるときに、現実的に実行可能性が高い案を考えることができるようになります。

面接の場面でも「最近気になったニュースは?」と聞かれることがあるので、常にニュースに関心を持っておくとたくさんの知識を吸収できるでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事ではオンラインのグループディスカッションの流れや見られているポイントを紹介してきました。

これらの内容を理解して、効果的に練習を積んでいくことで本番に慌てることなくあなた本来の力を発揮できるでしょう。

オンラインを通しておこなう選考の場合、デバイスエラーやインターネットエラーが起こりやすいため、これらを踏まえて事前に必ず採用担当者の[緊急連絡先]を確認するようにしてください。

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  • 「グループディスカッションで重視されるポイントは?」
  • 「グループディスカッションの対策は何をすれば良い?」
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このように就活に関する悩みは人それぞれでしょう。

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