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【企業研究】5分でわかる三井物産|選考フロー・志望動機を紹介

✔ 本記事のまとめ
●三井物産は[金属資源][エネルギー][機械・インフラ][化学品][鉄鋼製品][生活産業][次世代・機能推進]の7つのセグメントで構成されている。

●三井物産の強みは[金融資源に強いこと][グローバルに活動できていること]である。

●三井物産の選考フローは[応募→書類選考→一次面接→二次面接→インターンシップ→最終面接→内々定]である。

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目次

三井物産は、1947年に設立された日本を代表する総合商社の1つで、三菱商事・伊藤忠商事・住友商事・丸紅と並ぶ5大商社の1つとしても知られています。

また、幅広い分野での事業展開やグローバルに活躍できる環境が整っていることから三井物産への就職を希望している就活生は少なくないでしょう。

今回は「三井物産の事業内容は?」「三井物産の強みは?」「三井物産の今後の動向は?」などを考えている人に向けて、三井物産の企業研究に役立つ情報を紹介していきます。

他にも過去の三井物産の選考情報から、内定獲得の可能性を高めるための選考対策に役立つ情報も紹介していきます。

三井物産の企業研究が中途半端になっている人や選考に不安を抱えている就活生は、是非最後まで確認してみてください。

三井物産の企業概要

三井物産_企業概要

三井物産の企業概要について紹介するので、以下の情報を参考に企業選択をする手段の1つとしてご利用ください。

会社概要
会社名:三井物産株式会社
設立年月日:1947年7月25日
資本金:343,062,380,506円 (2024年3月31日現在)
従業員数:5,419名 (連結従業員数53,602名)(2024年3月31日現在)
事業所数:125拠点(61カ国・地域)
国内▶ 11 (本店: 1 支社: 8 支店: 2)
海外▶114 (海外店: 23 現地法人: 91 (現地法人本店35)) (2024年4月1日現在)

参照元:MITSUI&CO. /三井物産について_会社概要 

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三井物産の事業内容 

三井物産_事業内容

三井物産の事業は[金融資源][エネルギー][機械・インフラ][化学品][鉄鋼製品][生活産業][次世代・機能推進]の7つのセグメントに分かれています。

このように三井物産は幅広い事業をグローバルに展開しており、それぞれの事業で蓄積された知見やネットワークを掛け合わせ、新たな価値を創出しています。

以下では、各セグメントの概要を紹介します。

金融資源 

金属資源セグメントでは、[金属資源の確保と安定供給]に努めつつ、[サステナビリティ・循環型社会へ向けたリサイクル・環境関連]の事業を推進しています。

具体的には、鉄鉱石・原料炭などの[地下資源の開発・加工・販売]と鉄・非鉄スクラップなどの[地上資源・リサイクルの推進]をおこなっているセグメントです。

[地下資源の開発・加工・販売]においては、1960年代から鉄鉱石や原料炭の資源開発に積極的に参画し、日本をはじめとする世界各地域へ金属資源の確保と安定供給に努めています。

そして[地上資源・リサイクルの推進]においては、環境問題の解決に繋がるような電気自動車などに必要不可欠な二次電池原料といった地球環境に配慮した原料の開発もおこなっています。

参照元:MITSUI&CO. /金属資源本部

エネルギー

エネルギーセグメントは[エネルギー第一本部][エネルギー第二本部][エネルギーソリューション本部]の3つの事業本部で成り立っています。

エネルギー第一本部は、エネルギーの安定供給を目指し[エネルギー資源の採掘や開発]や[エネルギー資源の輸入・外国間取引・国内販売]などをおこなっており、上流から下流領域までを網羅した事業を展開しています。

エネルギー第二本部は、世界的にニーズが高まっている環境負荷が小さいクリーンエネルギーと言われる[LNG]に関する事業を展開しています。

そしてエネルギーソリューション本部は、社会問題を解決するために三井物産ならではの取り組みを推進している部署です。

具体的には再生可能エネルギーの急速な普及に起因する価格変動に対して、需給調整機能といった解決策の提供をおこなっています。

参照元:MITSUI&CO. /エネルギー第一本部エネルギー第二本部エネルギーソリューション本部

機械・インフラ

機械・インフラセグメントは[プロジェクト本部][モビリティ第一本部][モビリティ第二本部]の3つの事業で成り立っています。

プロジェクト本部では、人々のより良い暮らしづくりに貢献するために[電力発電事業案件]や[ガス配給事業]などのインフラ事業をグローバルに展開しています。

モビリティ第一本部は、[自動車の電動化]や[鉱山・建設機械の高度化・自動化]などの風潮変化を捉え、様々なニーズに応えるために、人材のグローバル化などをおこなうなどして事業基盤を拡大し、付加価値の向上を目指している本部です。

モビリティ第一本部はモビリティーサービス(自動車やバスなどを中心とした人やモノを移動するための交通関連のサービス)の潮流変化や脱炭素ニーズなどに応えることができる移動手段の安定供給やサービス提供に向けた事業基盤の拡大に取り組んでいる本部です。

モビリティ第二本部では、新技術やグローバルビジネスパートナーとのネットワークを活用し[地球環境にやさしい新時代の輸送インフラの創造と安定供給]を推進しています。

参照元:MITSUI&CO. / プロジェクト本部モビリティ第一本部 モビリティ第二本部

化学品

化学品セグメントは[ベーシックマテリアルズ本部][パフォーマンスマテリアルズ本部][ニュートリション・アグリカルチャー本部]の3つの本部で成り立っています。

ベーシックマテリアルズ本部は、インフラの素材の安定供給と産業基盤を支えると共に、社会課題の解決に貢献している部署です。具体的には、[メタノールの合弁事業や製造事業][カーボンニュートラルに向けたリサイクル事業]などを推進しています。

パフォーマンスマテリアルズ本部は、サステナブルで豊かな暮らしをつくるために、次世代エネルギーとして注目される[水素インフラ事業]やグローバルに拡がるネットワークを基盤とした[プラスチックのリサイクルビジネス]などを展開しています。

ニュートリション・アグリカルチャー本部は、食料と科学の領域で新たな事業の構築をしている部署です。例えば近年、世界的な健康寿命への意識が高まったことで、食品のおいしさだけでなく健康も求めるニーズが広まりました。

このような日々更新される多様なニーズに応じた商品やサービスを提供するために、[高甘味度甘味料などの機能性食品素材の製造販売事業]や[食品・医薬品・その他化学品用途素材の製造販売事業]などのプロジェクトをおこなっています。

参照元:MITSUI&CO. / ベーシックマテリアルズ本部パフォーマンスマテリアルズ本部ニュートリション・アグリカルチャー本部

鉄鋼製品

鉄鋼製品セグメントは、鉄鋼製品本部で成り立っています。

鉄鋼製品本部は、製鋼・鋼材の販売から加工・部品製造・メンテナンス・リサイクルまでの一連の流れを幅広く展開している部署です。

その中でも特に、国際的な社会問題である[建造物・設備の長寿命化に対するメンテナンス事業]を強化しており、インフラメンテナンスや点検や修繕サービスをおこなうマネジメントを設立するなどして社会課題の解決に取り組んでいます。

参照元:MITSUI&CO. / 鉄鋼製品本部

生活産業

生活産業セグメントは[食料本部][流通事業本部][ウェルネス事業本部]の3つの本部で成り立っています。

食料本部は、食の生産・集荷・製造・加工でのグローバルなビジネス基盤の構築や持続的な食料提供システムの構築をおこなっている部署です。

主なプロジェクトとして、食料資源の有効活用による[食品ロス対策]や[環境に配慮した大規模農業事業]があります。

流通事業本部は、消費者に食品を提供するために国内外で事業を展開している部署です。ライフスタイルの変化による世界的な消費構造の変化に対応しながら、消費者起点でのビジネスの構築に取り組んでいます。

主なプロジェクトとして[(株)セブン&アイ・ホールディングスとの国内外における共同事業][三井物産流通グループ(株)での食品総合卸事業]などがあります。

ウェルネス事業本部は、医療・予防・ウェルビーイングのそれぞれの分野で付加価値の高いサービスを提供することを目的に活動しています。

具体的には、[医薬品開発支援・販売事業][予防を含む検査・診断事業]などです。また、病院中心ではなく個人中心とした Value Based Healthcareの提供や、病院に出資するなど幅広い事業でウェルネスを実現しています。

参照元:MITSUI&CO. / 食料本部流通事業本部ウェルネス事業本部

次世代・機能推進

次世代・機能推進セグメントは[ICT事業本部][コーポレートディベロップメント本部]の2つの本部で成り立っています。

ICT事業本部はそれぞれの産業におけるDXのニーズや課題に対して、自社で有するICT(情報通信技術)の知見を活かし、総合商社ならではの付加価値を創出している本部です。

主なプロジェクトとして[ITサービス][サイバーセキュリティ]などが挙げられます。

コーポレートディベロップメント本部では、金融、不動産、物流事業と当社の業態進化に繋がる戦略的案件の推進をしています。

主なプロジェクトとして[REIT/不動産ファンド事業][金融知見とデジタル技術を掛け合わせた新たな事業開発]があります。

参照元:MITSUI&CO. / ICT事業本部コーポレートディベロップメント本部

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三井物産の強みとは? 

三井物産_強み

ここでは三井物産の強みを紹介します。

創立から変わらない[人]を大切にする精神

三井物産は創立者である益田氏による以下の言葉を頂点に[人]に重きを置いた人材戦略を展開しています。

人が仕事をつくり、仕事が人を磨く。

事業は人である。将来のため、人材善成が現今の急務である。

三井には人間が養生してある。これが三井の宝である。

引用:三井物産株式会社/人的資本レポート2023

このように長い歴史を通じ人材を大切にしている三井物産は、社会から[人の三井]と表現されています。

そんな人に重きを置く三井物産には[人材育成プログラム]や[海外派遣プログラム]が用意されているなど、人材育成制度が充実しています。

[人材育成プログラム]とは全従業員を対象としたビジネススキルやリーダーシップなどをテーマとした豊富な人材育成プログラムのことです。

会社が資格試験などの講習受講料や受験費用を負担するだけでなく、社員のキャリアステージや業務ニーズに応じた研修の受講ができるなど、ビジネススキル向上にむけた機会を多く提供しています。

そして[海外派遣プログラム]には、地域のエキスパートの育成を目的として1年間業務から完全に離れて、現地の社会・文化・言語を習得するための制度(海外就業性)や部門スペシャリストの育成を目的として最長2年間現地に派遣する制度(部門研修員)などがあります。

2023年3月期には、実際に159名が30ヵ国に派遣されているようです。このように材育成の制度が充実していることは、三井物産の強みの1つだと言えるでしょう。

自由闊達な企業文化

[自由闊達]は三井物産が創業以来から現在も受け継いでいる最も重要な企業文化の1つです。

三井物産にはこの製品分野・この業界の中で事業をおこなわなければならないといった定型的な[ビジネスの枠組み]はなく、社員の自由な発想と能動的な行動が事業を創出しています。現在、三井物産の基幹事業となっている数多くの事業も同様です。

このように全ての社員が自由に発想・主張を役職関係なく度量広く受け止める企業文化は[事業を創出する上での最も大きな推進力][全ての社員が自由に発想し異なる考えを受け入れ、多様性を活かす強み]となっています。

幅広い事業ポートフォリオ

[三井物産の事業内容]で紹介した通り、三井物産が[金属資源][エネルギー][機械・インフラ][化学品][鉄鋼製品][生活産業][次世代・機能推進]など、多岐にわたる事業を世界中に展開していることは、強みの1つと言えるでしょう。

長い年月をかけて磨き上げられたグローバルかつ幅広い事業は、時代の変化に対応しながら変革し続ける力を持っているため、今後も新たなビジネスチャンスを創出し、持続的に成長していくことが期待できるでしょう。

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三井物産の業績

三井物産_業績

過去5年間における三井物産の業績を紹介します。

売上総利益 

売上高は企業の業績や事業規模を示すものでもあり、売上が計上されないことには企業は利益を獲得することができません。

そんな売上高は企業が商品・サービスを販売・提供することによって得られる売上の合計です。例えば単価100円の商品が1つ売れた場合、売上高は100円となります。

しかし商品の販売には、原材料などの仕入れにかかるコストや広告費などのお金がかかりますよね。

これらの費用(売れた商品の仕入れ・製造にかかった費用)を売上高から差し引くと[売上総利益]がわかります。売上総利益は[粗利益]や[粗利]などと呼ばれることもあります。

三井物産_売上総利益

*各年度の決算書より就職エージェントneoが独自に作成

直近3年の三井物産の売上総利益を見ると、新型コロナウイルスが猛威を振るっていた2020年までは低迷していましたが、2021年度からは回復傾向にあることがわかります。

2023年度は前期に比べ、売上総利益が減少していますが、これは石炭や鉄鉱石などの資源価格が高騰したことが原因と考えられています。

また、2024年以降はインフレがさらに落ち着いていく中でFRB(米連邦準備理事会)(※1)による利下げも見込まれることから緩やかに回復に向かうと考えられているようです。

このように売上高もしくは売上総利益を確認すると、競合企業との比較や市場シェア、今後の成長性などを読み解くことが可能になります。

※1:FRB(Federal Reserve Boardの略語)は、米国で金融政策の策定に当たる米連邦準備理事会のことで、金利の引き上げ・引き下げや量的緩和などをおこなっています。

FRBで政策金利を引き上げる金融政策を[利上げ]と言い、反対にFRBで政策金利を引き下げる金融政策を[利下げ]と言います。

営業利益

先ほど売上高から[仕入れにかかった費用]を差し引いた額が[売上総利益]とお伝えしました。

しかし商品を販売するには原材料の仕入れ以外にも、販売スタッフの人件費や購入者を増やすための広告費、店舗を維持するための光熱費など様々な費用がかかりますよね。

営業利益は、売上総利益からこれらの[販売費および一般管理費]を差し引いた額のことです。

この営業利益はいわゆる[企業の儲け]を示す指標となるため、[営業利益が高い=企業の本業が好調][営業利益が赤字=企業の本業があまり好調ではない]といったことがわかります。

三井物産_売上利益

*各年度の決算書より就職エージェントneoが独自に作成

売上は伸びているのに営業利益が低下している原因として[石炭や鉄鉱石の価格上昇]が挙げられます。

また、2021年度まで大幅に減少している理由として、投融資が多くおこなわれたことが挙げられます。中核分野に2350億円、成長分野に850億円、その他に200億円投融資、合計3200億円の大幅な投融資がありました。

自己資本比率

[自己資本比率]は企業の安全性を示す代表的な指標です。この指標は金融機関で融資を受ける際に非常に重視される指標です。

自己資本比率を調べると、会社の負債や自己資本のバランスが明確となり、長期観点から企業の安全性を評価することが可能です。

一般的には自己資本比率が40%を超えていると[財政体制が安定した会社]として評価されます。

三井物産の自己資本比率は以下の通りです。

三井物産_自己資本比率

参照元:三井物産/2024年3月期 有価証券報告書 

上記の指標に従った場合、三井物産の自己資本比率は32%前後を推移しているため、財務基盤に問題がないとは言い切れません。

しかし、競合の三菱商事は40%前後を推移、住友商事は28%前後を推移、丸紅は20%前後を推移しているので総合商社の中ではそこまで悪くない財政体制だと言えます。

流動比率

[流動比率]とは会社の安全性を図る代表的な指標です。自己資本比率とは異なり、短期観点から企業の安全性を判断できます。流動比率は以下の公式から算出することが可能です。

[流動比率=流動資産÷流動負債×100]

流動資産は原則として1年以内に現金化できる資産を表し、流動負債は1年間以内に返済可能な金銭債権のことを表します。

この流動比率を計算することで会社にどれだけすぐに現金化できる資産があるかがわかり、一般的には流動比率が120%の会社であれば安全であると言われています。

三井物産の流動比率は以下のようになりました。

[5,768,148(百万円)÷3,891,538(百万円)×100% = 148.2%]

*三井物産の連結財務諸表の流動資産合計と流動負債合計より就職エージェントneoが独自に計算(小数点第二位以下は四捨五入して計算)

したがって、三井物産は流動比率が148.2%あるため財政状況は盤石であると言えます。

ちなみに、競合企業である三菱商事は約143.6%、丸紅株式会社は約138.6%だったため、競合企業と比べても財政状況は良いと言えるでしょう。  

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三井物産の動向と今後

三井物産_動向と今後

ここでは、三井物産の動向と今後について紹介します。是非参考にしてみてください。

強い事業・新しい事業への変換

三井物産は2023年に発表した中長期計画で[強い事業群・新しい事業を創る]と発表しています。

現在、三井物産はの売り上げが過半数を占めており、言い方を変えると資源分野に依存している状況です。

しかし、資源分野は社会情勢によって価格変動してしまうので、安定的に収益を得ることが難しいです。

実際に2023年の4月~6月にはロシアのウクライナ侵攻を受けて資源が高騰し、利益が減少しました。

そのため、資源事業という強みは持ちつつ、他の非資源分野で社会情勢に左右されない新しい[強い事業]を創る必要があるでしょう。

脱炭素社会に向けた取り組み 

三井物産はすでに脱炭素社会に向けて[イノベーションの推進][グリーンファイナンスの推進][ビジネス手動の国際展開・国際協力]という3つの柱で資金や技術提供をしていますが、今後さらに脱炭素社会に向けた取り組みが増加していくと予想されています。

例えば、三井物産が提供する[e-dash(イーダッシュ)]というプラットフォームでは、月に1回、請求書の画像データをアップロードするだけで二酸化炭素の排出量を可視化することができます。

企業や自治体の二酸化炭素排出量の可視化→目標設定→認証取得→削減までをコストを抑えてワンステップで叶えることができるため、画期的なプラットフォームと言えるでしょう。

このように三井物産はグループ内の横断的な連携が強いため、今後も三井物産の強みを活かした脱炭素社会へ向けた新たな取り組みが増加することが期待できます。

三井物産の求める人物像とは?  

[三井物産の強み]でも紹介している通り、三井物産は[人]に重きを置いており、[人材主義]を最も重要な企業文化の1つとしています。

なぜなら[人]こそが、持続的な価値創造の源泉だと考えているからです。

そんな三井物産の求める人物像は[多様な強い「個」を持った人]だそうです。

三井物産の採用ポータルサイトにて[個]の解像度を上げる3つのキーワードとして以下の3つが挙げられています。

  • [ユニークネス]:人ひとりがユニークな個性を持つ
  • [インディペンデント・シンカー]:自立的な発想で物事やビジネスを考えることができる
  • [インクルージョン]:1人でできることは限られている、だからこそ異なる得意技をもった人材が力を合わせる

三井物産の志望動機や自己PRをする際は、上記の3つを踏まえたアピール内容を考えると良いでしょう。

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【2024年最新】総合商社業界とは?業界動向・仕事内容・トレンドワードを解説!
総合商社業界は日本独特の業界の1つであり、幅広い産業分野であらゆる商材を扱い、国内外問わず企業同士を結び付けるパイプ役として活躍しています。
本記事では、総合商社業界が求める人物像・ビジネスモデル・仕事内容、そして総合商社に関するトレンドワードなどを解説しています。

三井物産の本選考対策は何をすべき? 

三井物産_本選考対策

ここでは、三井物産の本選考対策について紹介していきます。三井物産のホームページによると、三井物産では下記の選考フローが組まれています。

最新の情報では選考フローが変更されている可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

[応募→書類選考→一次面接→二次面接→インターンシップ→最終面接→内々定]

以下でESや面接内容を紹介します。本選考対策として是非ご活用ください。

書類選考(エントリー)

以下の5つを提出してエントリー完了となります。

①エントリーシートの提出
②自分史の提出
③履修履歴データベース軽油の成績表提出
④Web適性検査受験
⑤テストセンターの予約ならびにテストセンター受験(C-GAB)

特に[②自分史の提出]は三井物産ならではの課題で、自分の歴史を端的に2,000〜2,500文字程度でまとめて提出する必要があります。

以下にて実際に合格した自分史を紹介します。参考程度に見ておきましょう。

自分史を2500字以内で記述。 小学以前、中学時代、高校時代、大学時代にそれぞれ分けて書くこと。
【小学校卒業まで】(250文字)
(幼少)幼稚園での○○が非常に好きだった。父が○○に巻き込まれ不安な思いと同時に防災に関心を抱く。
(小1)陸上部に入部。理由は持久走の爽快感を忘れられなかったから。陸上クラブが毎月各々で目標を決めて練習に取り組む方針だったため、目標から逆算して考える思考が身についた。
(小5)クラスで縄跳び大会に出場した。主将に任命されたが思うように行かず悔しかった。
(小6)約6年間に及ぶ練習が身を結び、○○で優勝することができた。努力が実り嬉しかった。

2011年4月 ○○中学入学 (500文字)
(中1)テニス部に入部。理由は顧問の先生の生徒に対する誠実な人柄に惹かれたから。一方で駅伝への情熱も捨てきれず駅伝部にも加入。テニスと駅伝の双方への挑戦を決意する。
(中2)先輩と部員からの投票によりテニス部では主将に任命される。団体戦での県大会出場のために全てを捧げようと決意した。しかし、新人戦では市大会で敗退し地区大会にも進めず「史上最弱の代」と言われ悔しい思いをした。試合経験が少ないことが私たちの弱みと考え、顧問の先生に数多くの練習試合を懇願した。その結果、他校と比べ豊富な実践経験を積むことができた。
(中3)テニス部では団体戦において中体連の地区大会で準優勝し、目標であった県大会出場を果たす。一方、駅伝部では部員が辞めてしまい最後の大会に出られない危機に陥る。しかし、熱意を込めて説得に奔走した結果、各部活の主力選手6人の勧誘に成功した。無事、大会への出場を果たし、当時の地区大会新記録で優勝した。しかし、県大会では自分の失速が原因で入賞を逃し、非常に悔しかった。勉強も部活も全力で挑む高校生活を送りたいと考え、文武両道の風土が整った○○を志望。推薦入試で合格。

2014年4月 ○○高校入学 (750文字)
(高1)サッカー部へ入部。理由は学内で最も勉強と部活に真剣に挑む雰囲気に惹かれたから。しかし、サッカー未経験だったこともあり練習について行けず苦しい部活動生活が続いた。また、推薦入試入学だったため勉強面でも遅れを取りクラス最下位を取る挫折を経験した。入学後最初の3ヶ月は心身共に非常に追い込まれ、部活動を辞めて勉強への専念を考えた。しかし、文武両道に邁進する高校生活を夢見て現在の環境を選んだことを思い出し、勉強も部活も本気で挑むことを改めて決意。勉強では間違えた問題を、サッカーではプレーでのミスを書くノートを作成し失敗の原因を分析して再発防止に努めた。しかし、目に見える結果が出ない日々が続いた。
(高2)2年生になると継続した取り組みが身を結び、模試では校内1位を獲得。部活動でも2軍戦でのスタメンを獲得する。そして1軍戦出場のためには自分だけの特徴を武器にする必要があると考え、陸上で鍛えた「スタミナ」と「体幹」を軸にしたプレースタイルで勝負することを決める。そのために当時流行っていた「長友式体幹トレーニング」を毎日実施し、昼休みにはラグビー部の筋トレに有志で参加した。
(高3)自分のプレーが評価され、途中出場ながらも1軍戦の重要場面での起用が増加。そして最後の大会でも緊迫した場面で起用され、県大会出場を決めるゴールを自ら決めた。しかし県大会ではベンチ入りを逃す悔しい思いをした。 ○○大学の都市開発を学べる学科を志す。理由は幼少期の○○事故に加え、○○地震の際に都市が破壊されて学校に通えない経験をして自分で災害に強い街を作りたい想いを抱いたからである。 両親と恩師の支えもあり、○○大学に現役で合格を果たす。高校3年間を通して、文武ともに結果を残すことができた。

2017年4月 ○○大学○○学部○○学科入学 (1000文字)
(大1~)野球サークルに加入。理由は幼少期から○○のファンであり、野球に興味を抱いたから。しかし、○○リーグで万年最下位争いをしている現状に憤りを感じる。そこで、副代表就任を機に公式戦前後のみの練習から公式戦が開催されない時も週2回の練習開催を敢行。他の部員と軋轢が生じたこともあったが、その年度は準優勝を果たした。 父の事故経験から○○の分野に興味を抱く。だが、学内で○○の研究を行なう研究室は教授と学生が留学生で構成されており、ゼミや日常会話は全て英語で行われていた。海外経験の無い日本人は厳しい環境だと言われるが挑戦を決断。しかし、最初のゼミでは自分の考えを英語で伝えられず悔しい思いをした。
(大3冬~)○○の分野に関する議論の凋落に問題意識を感じ、国際学会での発表に挑戦。当初論文制作において専門知識が不足していたため、専門知識に詳しい博士留学生に論文の共同制作を依頼した。当初は承諾されなかったが、英語を通じて学会に対する思いを自らの言葉で伝え続けた。その結果、私の思いに共感し共同制作が実現した。 だが中間報告会で学会水準に達しておらず、学会の参加権剥奪危機に陥る。「曖昧な役割分担と目標設定」「低い語学力による議論不足」に原因があると分析し2つの施策を実施した。まず役割確認のための会議を毎週行い、進捗速度を向上させた。また留学生との討論を英語で毎日30分行った。その結果当日の参加を果たし、学生奨励賞を獲得した。また、語学力もTOEIC○○点から○○点、英検○級取得までに向上した。
(大4冬~)留学生が日本の生活相談を気軽にできない環境に問題意識を感じ、無償で留学生の事務対応を始める。だが無償がゆえに日本人学生が十分に集わず、素早い対応ができなかった。そこで大学に有償での事務対応を依頼した。しかし、0からの仕組み構築が困難との理由で承諾されなかった。そこで私は構築に必要な書類を自ら作成することで解決しようと考え、エクセルや法律に精通した知人に勤務表や労務誓約書の作成を懇願し、それらと共に再度大学への依頼を試みた。その結果4ヶ月の期間を経て時給○○円が貰えるシステムを構築した。 現在は、事務対応で親睦を深めた留学生の助けを借りながら「○○」に関する国際ジャーナルへの掲載を目標に研究を続けている。

引用元:unistyle/エントリーシート(担当職)23卒 

 一次面接

実際に一次面接を受けた人のレポートをもとに[一次面接で聞かれた質問]や[面接の雰囲気]などをまとめました。

面接官によっては質問の内容や雰囲気が異なることもありますので、参考程度に確認してみてください。

学生1人:社員2人 @オンライン (30分程度)
●質問内容
新規事業投資をテーマとしたケース面接+人物面接
ケース面接では、事業の課題・物産のやる意義について聞かれた
人物面接ではガクチカについて深掘りされた

●雰囲気
穏やか

●感想
面接官と一緒に議論を行う姿勢をしっかりとみせ、自分のコミュニケーションの取り方、思考の過程の開示を行う必要があると感じた

二次面接

実際に二次面接を受けた人のレポートをもとに[二次面接で聞かれた質問]や[面接の感想]などをまとめました。

三井物産の二次面接は、自分史に関して詳細に聞かれることが多いようです。面接官によっては質問の内容や雰囲気が異なると思いますので、参考程度に確認しておきましょう。

学生1人:社員2人 @オンライン形式(30分)
●質問内容
自分史に沿って気になることを聞かれる 行動の動機や、その経験から得たことなど

●雰囲気
穏やか

●感想
自分の意図していない点を深掘りされたので、論理破綻しないように、自分の性格・強みと絡めて話した

インターンシップ

実際にインターンシップへ参加した人のレポートをもとに[インターンシップの内容]や[雰囲気]などをまとめました。

三井物産のインターンシップは3日間おこなわれ、討議課題について話し合うことが多いようです。もちろん討議課題や班のメンバーによって内容や雰囲気は異なると思いますが、参考程度に確認しておくと良いでしょう。

3日間 @本社
●内容
新規事業立案を6人班で行う アドバイザーの方が1名つき、評価される

●雰囲気
わいわいしているが、班によりそう

●感想
アドバイザーの方とのone on oneでしっかりと自分の評価について聞いておくと、その後の振る舞い方の方向性を決めることができる

最終面接

実際に最終面接を受け、内定を獲得した人のレポートをもとに[最終面接で聞かれた質問]や[面接の感想]などをまとめました。

最終面接では、個性や志が三井物産と合っているかを判断するために様々な質問がされるようです。面接官によっては質問の内容や雰囲気が異なることもありますが、以下を参考程度に確認しておきましょう。

学生1人:社員2人(役員)@本社(30分)
●質問内容
・志望動機
・ガクチカ
・興味のある国
・やりたい事業
・キャリアプランなど

●面接の雰囲気
一名厳しく、一名穏やか

●面接の感想
振り幅の大きい質問が多く、予想していない質問に食らいついていくことが必要だと感じた

引用元:unistyle/本選考レポート(BD)25卒

面接について相談する_オレンジ

就職エージェントを活用して効率よく就活をしよう!

本記事では、三井物産の企業研究に役立つ情報を紹介してきました。

企業研究は内定を獲得するための重要な要素の1つですが、ただ情報を見るだけでは内定を獲得することは難しいです。

是非本記事を参考にして、三井物産への理解を深め、内定までの一歩を踏み出してください。

  • 「総合商社業界を目指すならではの志望動機とは..?」
  • 「三井物産の選考で評価される志望動機を書くにはどうしたら良い…?」
  • 「書類選考を突破して内定獲得したい!」

このように就活に関する悩みは人それぞれでしょう。

就職エージェントneoでは、専任のアドバイザーが個別面談を実施し、就活生1人ひとりの就活状況をお伺いした後に、状況にあったアドバイスの実施や希望や適性に合った企業の求人情報を紹介しています。

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