就活でメンタルがボロボロ…。ストレス原因や対処法、よくある質問などを紹介
●一息入れて仕切り直すことで就活のパフォーマンスが向上するだけでなく、新しい視点が見えてきたり、心身をリセットして自信を取り戻せたりするようになります。
●就活のストレスを減らすために［一旦休んでリフレッシュする］［信頼できる人に話を聞いてもらう］［ノートに気持ちを書き出す］［趣味や好きなことに打ち込む］などの方法を試してみましょう
就活生の中には「なかなか選考が通らない…」「まわりが内定を取り始めていて焦る…」といった悩みや不安が積み重なり、ストレスを感じている人もいるでしょう。
たしかに就活は大学生にとって人生を左右する大きな転機であり、長期にわたる活動によってメンタルがボロボロになってしまうことも少なくありません。
そのため「なかなか選考が通らない」や「まわりが内定を取り始めていて焦る」のような就活の悩みが積み重なると、ストレスとなり心身に影響を与えやすくなります。
今回は、就活中のストレスとうまく付き合うための対処法をわかりやすく紹介します。その他ストレスの原因や抱えがちな悩みについても答えていきます。
この記事を最後まで読むことで、自分らしく前向きに就活を続けるためのヒントを見つけることができますよ。
就活でメンタルがボロボロなら、一息入れてから仕切り直そう
就活が続くと、思うように結果が出なかったり、周りと比べて焦ったりして、心がすり減ってしまうこともあるでしょう。また自分の努力が評価されないと感じると、モチベーションも下がり、「どうしてもうまくいかない」と悩む日もあるかもしれません。
そんなときは、思い切って一度立ち止まり、リフレッシュすることを考えてみましょう。気持ちをリセットして新たにスタートすることで、より良い結果を引き寄せられるかもしれません。
就活のパフォーマンスが向上する
就活中は面接やエントリーシート（ES）の作成など、集中力とエネルギーを要する作業が多く、心に余裕がなくなるとクオリティーが下がり、選考通過率が悪化するということもあるでしょう。
そのため「今自分のパフォーマンス、悪いかも…」と感じた時は、一度就活から距離を置き、しっかりと休息を取るようにしてください。
就活から離れ、これまで積み上げてきた疲れを取ることができれば、体力・集中力が回復し考え方も前向きになるはずです。
またその結果、面接やエントリーシートでもより効果的に自分の魅力を伝えることができるようになり、就活のパフォーマンスが向上することが期待できるでしょう。
新たな視点が見えてくる可能性がある
就活に対して焦りや不安が重なると、目の前の状況にとらわれ行き詰ったように感じることもあるでしょう。
そのような時は、一旦就活から離れ、自身の状況を客観的にかつ冷静に見直してみてください。
また「自分の本当にやりたいことは何か」「企業選びで大切にしたいポイントは何か」といった根本的な部分を見直すことで、視野が広がり新たな視点に気付けることもあります。
このように一歩引いて別の角度から自己分析をし直すと、新たな強みや適性を発見できるかもしれません。
心身のリセットで自信を取り戻す
メンタルが疲弊していると、どうしても自信を失ってしまいがちです。そうした状況で無理に就活を進めるよりも、心身をしっかりとリセットすることで、失っていた自信を取り戻すことができます。
運動や趣味に没頭したり、リラックスできる環境で過ごしたりすることで、自分のペースを取り戻し、再び前向きに活動するエネルギーが湧いてくるでしょう。リフレッシュ後には、これまで以上に自信を持って自己アピールできるはずです。
メンタルが疲弊していると、どうしても自信を失ってしまいがちです。
そうした状況で無理に就活を進めてしまうと「もう自分なんか内定をもらえるわけがない…」「こんな自分が悪いんだ…」とどんどんネガティブに考えてしまうこともあるでしょう。
そのため「今自分に自信なくなってきているな…」と感じた時は、運動や趣味に没頭したり、リラックスできる環境で過ごしたりするなどして、心身をリセットするようにしてください。
気持ちをリセットすることができれば自分のペースを取り戻すことができ、再び前向きに活動するエネルギーが湧いてくるはずです。またこれまで以上に自信を持って自己アピールできるでしょう。
就活中に感じやすい主なストレスの原因
就職活動中、学生が感じるストレスにはさまざまな原因がありますが、特に多くの新卒学生が直面する不安や悩みには共通点が見られます。
こうしたストレスの原因を理解することで、解決策や気持ちの切り替えがしやすくなるかもしれません。
ESや面接がなかなか通らない
エントリーシート（ES）や面接などの選考で不合格が続くと、就活生の多くが「自分には魅力がないのでは？」と自信を失ってしまいがちです。
また何度も試行錯誤しながら準備してきた内容が評価されないと、「努力が報われない」と感じ、次第に就活へのモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。不安や焦りが募る中で、なぜうまくいかないのか、自分のどこが足りないのかと考え込んでしまう人も少なくありません。
そのような時は第三者に相談してみましょう。自分ひとりで振り返っても、何が問題なのか分からない場合があります。そのため、第三者から客観的な意見やアドバイスをもらうことをオススメします。
もし周りに相談できる人がいない場合は、就活エージェントを活用するのも1つの方法です。プロの視点で適切なアドバイスをもらえるため、就職活動をスムーズに進める助けになるでしょう。
まわりと自分を比較してしまう
友人やクラスメイトが内定を獲得し始めると、どうしても「自分だけが遅れているのでは？」と感じてしまいます。
周りと比較することで、「自分には足りない部分が多いのかもしれない」と落ち込みやすくなり、結果的に自分のペースを見失うこともあるでしょう。
こうした状況では、他人と比べるのではなく、自分の目標やペースに集中することが大切です。自分がやりたいことや成長したい分野に目を向け、過去の自分と比較することで少しずつ前進していることを実感しましょう。
また気持ちが不安定なときには一度立ち止まり、心の整理をすることで、自信を持って次に進む力が湧いてくるはずです。
面接官と話す時間が怖い
面接官と向き合って話す時間は緊張が伴うものです。「しっかり自分をアピールしなければ」というプレッシャーや、面接官の反応が気になるあまり、怖さや不安が強まってしまうことがあります。
この緊張からくるストレスが、自然なコミュニケーションを阻んでしまう場合も少なくありません。
このような不安を感じている方は、家族や友人に協力してもらい模擬面接をおこなうなどして、質疑応答に慣れると良いでしょう。
将来への不安を感じている
こうした不安を軽減するためには、OG・OB訪問を通じて、現場で働く社員から入社後のリアルな経験をヒアリングすることをオススメします。
現実的なキャリアパスや業務の具体的な内容を知ることで、［自分がその職場でどのように成長できるか］をイメージしやすくなり、焦りや不安も軽減されるでしょう。
また、キャリアビジョンを明確にすることで［自分がどう成長したいのか］を軸に考えられるようになります。将来への不安が和らぎ、より自信を持って進める一助となるでしょう。
自己分析がうまくできない
就活においては自己分析が重要とされますが、自己分析が思うように進まないと、「自分の強みがわからない」「自己アピールができない」という焦りが生まれます。
特に自分の性格や過去の経験をどのように言葉にすればいいかがわからず、悩みが増えてしまうケースが多いです。
こうした場合は、あらためて自己分析をおこなうことをオススメします。自己分析のやり方はさまざまありますが、下記の記事を参考にしながら、自分に合った方法を試してみてください。
＞自己分析のやり方を詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック！
答え方がこれで合っているのかわからない
面接やグループディスカッションでの質問に対して、自分の答えが正しいのか確信が持てず、不安を感じることがあります。
「もっと別の表現がよかったのでは？」と後悔したり、「相手にどう思われているのだろう」と不安になったりすることで、余計に緊張が高まることもあります。
こうした不安を軽減するため、家族や友人と模擬面接をおこなうなどして、実際の面接を意識した練習をおこないましょう。
また、実際に企業の面接を受けてみるのも良い経験です。本番を通じて、面接ではどのような質問がされるのか、どんな雰囲気で進むのかを把握でき、少し心に余裕が生まれるはずです。経験を積むことで、不安が和らぎ、面接本番でも自分らしく回答できるようになります。
自分に合いそうな企業が見つからない
就活が進む中で、自分にピッタリの企業がなかなか見つからないと、迷いや不安が増していきます。
選考を受ける企業が自分に合っているのかがわからず、「ここで本当に大丈夫か？」と感じると、就活そのものに迷いが生じ、選択に対する自信が揺らぐことがあります。
そのような時は、就活エージェントに相談することで、自分に合った企業を見つけるためのサポートが得られます。
専門のアドバイザーがあなたの希望や強みを把握し、マッチする企業の紹介をしてくれるので、就活の方向性が見えてくるはずです。
就活エージェントを利用して、自分に合った企業探しの一歩を踏み出してみましょう。
就活のメンタルケアに！ストレスを減らす対処法7選
就活は、将来のキャリアを左右する重要な選択の場であり、まさに人生の転機とも言える瞬間です。そのため、大きなプレッシャーが伴うのも当然でしょう。
また選考にむけ自己分析やエントリーシートの作成、面接準備など多くの準備をおこなう中で、知らず知らずのうちにストレスが蓄積してしまうことも少なくありません。
そんなときに役立つ、メンタルを守るための具体的な対処方法を7つご紹介します。
一旦休んでリフレッシュする
就活が思い通りに進まないと感じた時、無理に続けるよりも、あえて一度手を止めて休むことで新たなエネルギーが湧いてくることもあります。
そのため就活のストレスを感じた時は、一度就活から離れて好きな場所に出かけたり、温泉や自然の中でリラックスしたりするなどして、リフレッシュすると良いでしょう。
また家で映画を観たり、ゆっくり睡眠を取ったりすることも効果的です。
信頼できる人に話を聞いてもらう
就活の悩みやストレスを感じた時、自分だけで解決しようと考え込んでしまうと、かえって不安が膨らむことがあります。
そのため就活の悩みや不安に押しつぶされそうな時は、家族や友人、先輩など、信頼できる人に話を聞いてもらうようにしてください。
周りの人に話すことで自分の気持ちの整理ができたり、相手からの客観的なアドバイスによって新しい視点が生まれ、自信を取り戻すことができたりするでしょう。
また、自分の悩みや不安を共有できるだけでも、心が軽くなることも期待できます。
ノートに気持ちを書き出す
就活が進む中で、漠然とした不安やもやもやした感情を抱えているものの、その理由がはっきりとつかめないと感じることがあるかもしれません。
そのような時は、ノートに自分の気持ちを書き出してみてください。
「どんなことに悩んでいるか」「なぜ不安を感じているのか」「これからどうしたいのか」といった質問に対し、回答を書き出していくと自分の感情を客観的に見ることができ、不安の原因や解決策が見つかるきっかけとなるでしょう。
書くことで頭の中がすっきりし、不安な気持ちが和らぐだけでなく、具体的な問題点が見えてくることもあります。
趣味や好きなことに打ち込む
就活のプレッシャーが重くのしかかり、気持ちが落ち込みがちなときは、一度そのプレッシャーから離れることも大切です。
そのような時は、映画鑑賞や音楽鑑賞、料理、スポーツなど、好きなことに没頭することで、ストレスから一時的に解放されると同時にリフレッシュ効果が得られるため、気分転換が図れます。
また一時的にでも就活のことを忘れることができると、心身のバランスが整い、気持ちもリセットされ、次に進む活力を取り戻せることが期待できるでしょう。
呼吸法や瞑想を取り入れる
面接や選考結果待ちの間などの緊張する場面では、呼吸法や瞑想をおこなうとストレス緩和に役立ちます。
深呼吸を数回おこない、体に入ってくる空気に意識を集中する［呼吸瞑想］や、5分程度目を閉じて心を静める［マインドフルネス瞑想］などを取り入れてみましょう。
こうした方法により、リラックスして気持ちが落ち着き、面接の緊張が和らぎ、面接前の不安も軽減されることで、自分らしい受け答えがしやすくなります。
呼吸瞑想・マインドフルネス瞑想のやり方
まず、周囲に気が散らない静かな場所を選びましょう。椅子に腰掛けるか、床にあぐらをかくように座り、背筋を軽く伸ばします。もし可能であれば、目を軽く閉じて始めてください。
目を閉じたまま、まず鼻からゆっくり息を吸い込みます。お腹がふくらむのを感じながら、数秒間呼吸を止め、今度は口からゆっくりと息を吐き出します。
息を吸うときに「吸っている」と心の中で確認し、吐くときには「吐いている」と意識を集中させましょう。この［吸う・止める・吐く］を数回繰り返し、リズムが整うようにします。
呼吸が安定してきたら、ただ自分の呼吸に意識を集中させます。呼吸をコントロールしようとせず、自然に出入りする息の感覚に気持ちを委ねましょう。
このとき、「吸っている」「吐いている」と言葉で意識するのをやめ、呼吸そのものをただ感じるようにします。考えごとが浮かんできたら、無理に追い払おうとせず、意識をそっと呼吸に戻すことを繰り返しましょう。
途中で思考が浮かんできたら、それに執着せず「今、考えが浮かんでいる」と気づくだけで構いません。気づいたら、優しく呼吸や体の感覚に意識を戻します。
この「気づき→呼吸へ戻る」を繰り返しながら、今この瞬間の感覚に集中しましょう。
小さな目標を立てる
就活が長期化し、なかなか結果が出ない状況が続くと、モチベーションが下がりやすくなります。そのような時は、日々の小さな目標を設定し、それを達成することで前進している実感を得ることが大切です。
「今日は1社に応募する」「自己分析を30分だけ進める」など、少しずつ目標をクリアすることで、モチベーションを保ちながら前向きに取り組めるでしょう。小さなステップを重ねていくことで、気付いた時には大きな成長が実感できるようになります。
気分転換できるグッズを取り入れる
就活中のストレスを和らげ、メンタルの負担を軽くするには、気分転換できるグッズを活用することも効果的です。
例えば、デスクに置けるアロマディフューザーやハンドクリームは、香りでリラックス効果を高め、気持ちを落ち着けるサポートをしてくれます。また、ストレスボールやハンドスピナーなど、手軽に触れて使えるアイテムは緊張を和らげるのに役立ちます。
このようにストレス対策の一環として自分に合ったグッズを取り入れると、気分がリフレッシュされ新たな気持ちで就活に向き合えることが期待できるでしょう。
メンタルがボロボロな就活生が抱えがちな悩みと解決法
「なかなかESや面接が通らない」「面接のプレッシャーが大きい」などの悩みが積み重なることで、就活に対する不安や悩みが増してしまう人もいるでしょう。
ここでは、メンタルの不調を抱える就活生が感じがちな悩みについて答えていきます。
そもそもなんでESや面接が通らないの？
ESや面接が続けて通らないと、「自分に魅力がないのか…」と落ち込んでしまうことがあるでしょう。
しかしESや面接が通らない理由は、［企業の求める人物像とあなたの強みが合わなかっただけ］であり、［あなたに魅力がないから］でも［能力が不足しているから］ではありません。
そもそも就活は［マッチングの場］です。そのため、自分の強みが企業の求めるものと合わなかったり、そもそも自分の強みが曖昧だったりすると、うまくマッチングができません。
例えば「何事も自ら挑戦し、道を切り開ける人を採用したい」と考えている企業に対して「私は吸収力があるので社員の方に教えていただいたことを学び、成長しようと思います！」とアピールしても求める人物像と合っていないですよね。
もしも落選が続く場合は、自分の志望動機や強みを再確認し、次の企業に向けた対策を立ててみましょう。
- 自分に合った業界や業種、職種がわからない
- 自己分析やES、志望動機の書き方がわからない
- なかなか書類や面接が通らない
相談だけでなく、ES・履歴書の添削や面接練習も可能です。お困りの人は是非一度お問い合わせください。
就活が思うようにいかないのでもう辞めてもいいですか？
就活が思うようにいかない時、「もう辞めてもいいかな…」と感じることもあるでしょう。
そのような時は、就活と少し距離を置き、いったん休憩を取って気持ちをリフレッシュしてから再スタートするようにしてください。
休むことは悪いことではありません。無理に続けず自身の気持ちを大切にしましょう。
そして心が落ち着いた時に「本当に就活をに辞めてもいいのか？」「自分は何をしたいのか？」とあらためて考えてみるようにしてください。
夜眠れなくなったり、突然泣き出したりしてしまう…
就活中のストレスから、不眠や突然涙が出てしまうといった状態に悩む人も少なくありません。このような心身のサインは、メンタルがボロボロに近づいている証拠です。
上記のような症状が出ている人は、まずはしっかりとした睡眠をとるために就寝前にリラックスできる時間を作り、音楽や深呼吸などで心を落ち着かせるようにしましょう。
また気持ちが辛いときは、家族や友人に話を聞いてもらったり、メンタルサポートを受けたりすることも検討するようにしてください。
＞ 就活のメンタルケアに！ストレスを減らす対処法7選 にジャンプする
どう気持ちを切り替えればいいですか？
就活がうまくいかないとき、気持ちを切り替えるのは簡単ではありませんが、小さな成功を積み重ねていくことで、自信を取り戻し、前向きな気持ちで取り組む力が戻ってくることがあります。
例えば、「今日はエントリーシートを1つ提出できた」「新しい企業の情報を調べた」など、日々の小さな達成を意識してみましょう。また、好きなことに没頭する時間を確保することも、気分転換の方法として効果的です。
このように無理に気持ちを明るくしようとせず、小さな成長・成功を積み重ねることを意識し、就活に取り組んでみてください。
今のメンタルの状態で、面接に臨むのが不安です
メンタルが不安定な状態で面接に挑むのは、さらにストレスを感じやすいものです。このような場合は、一度リラックスして心を整える時間を作りましょう。
例えば、呼吸法や短い瞑想で気持ちを落ち着けてから臨むのも効果的です。また、面接の場を自分を完璧に見せる場ではなく、［素直な自分を伝える場］と考えることで、プレッシャーが少し和らぐかもしれません。
焦らずに、少しずつ自信を持って挑めるよう準備していきましょう。
【まとめ】メンタルがボロボロになる前にプロに相談してみては？
就活中、ストレスやプレッシャーによってメンタルがボロボロになることは珍しくありません。だからこそ、さまざまな対処法を取り入れ心を守りながら進めることが大切です。
リフレッシュ方法や信頼できる人に相談するなど、自分に合ったストレス対策を見つけ、無理せず就活に臨みましょう。また、必要なときにはプロのサポートを頼ってみましょう。
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