アミューズメント業界は、テーマパークや観光施設同様、人々の余暇を充実させるための業界です。本記事でのアミューズメント業界は、ゲーム・カラオケ・パチンコ業界のことを指します。
アミューズメント業界の市場規模は約47兆円と大きく、身近な商材であることから、イメージが湧きやすく志望しやすい業界です。
誰でも知っているからこそ、志望動機の質を上げなければ内定を勝ち取ることはできません。
アミューズメント業界のデータや特徴を今一度把握し、例文を参考に書き方のコツを掴みましょう。
アミューズメント業界の特徴
ここではアミューズメント業界の動向・業種・職種について解説してきます。
アミューズメント業界の動向
アミューズメント業界は、老若男女問わず、多くの人の余暇を楽しませる業界です。
その市場規模は約47兆円と大きく、中でもパチンコ業界は約19兆円を売り上げる巨大産業でもあります。
最近では、世の中全体的のテクノロジーの発展にともない、アミューズメント業界全体でもデジタル化が進行しています。
特に、ゲームやアトラクションといったエンターテイメント分野との整合性が高いVRやデジタル技術は、今後も需要を増していくでしょう。
とは言え、対応が間に合っているかと言えばそうではありません。
デジタル技術を取り入れるには、初期投資やデジタルに対応できる人材の育成・確保が必要となるため、すぐに取り入れるのは難しいというのが現状です。
また、インバウンド需要への対応も注目されています。訪日外国人旅行者数の急激な増加を受け、言語や接客面でのグローバル対応の必要性が高まりそうです。
様々な方面から注目を集めるアミューズメント業界ですが、業界全体の課題としては「いかにリピートさせられるか」が挙げられます。
デジタル化・グローバル化への対応とともに、リピートしてもらうために飽きさせないための工夫や飽きられない商品・サービスの提案が求められるでしょう。
アミューズメント業界の業種
様々な業種の中でどの業種を選ぶべきか、特徴と差別化ポイントを勉強しておきましょう。
❏ゲーム
国内に留まらず、海外へも娯楽を届けるゲーム業界。その市場規模は2018年には1兆6704億円となっています。
ゲーム業界の中でも開発する製品によって「ゲーム機の開発」「ゲーム機向けソフトの開発」「ソーシャルゲームの作成」「プラットフォームの開発」の4つに分類され、それぞれ異なるビジネスモデルをしています。
一般的にゲームといえば、家庭用ゲームをイメージするかと思います。しかし、最近急激に市場を拡大しているのはスマホゲーム市場です。
調査機関ごとに異なるもののスマホ所持率が約80%である今、無料でダウンロードすることができ、手軽にゲームを楽しめることが大きな要因である考えられます。
そのため、ポケモンやドラクエといった家庭用ゲームを取り扱っていた企業がスマホゲーム市場に参入し始めているようです。
直接的に開発・販売を行わないゲーム関連事業を展開している企業の台頭も見られ、事業の多様性が広がりつつあります。
また、eスポーツゲームの世界的な流行も市場規模の拡大に影響していると考えられます。2018年、国内のゲームユーザー数は4,911万人となりました。
プロゲーマーになると、その年収は世界的に見ても370万~数千万、数億円に登ると言われ、小学生の「将来なりたい職業ランキング」ではYouTuberに続いて2位にプロゲーマ-、3位にゲーム実況者と並ぶほどの人気です。
今後は、VR専用のゲームも導入され、さらなる市場の拡大も期待できるでしょう。
しかし、順調に見えるゲーム業界ですが、「業績が安定しない」という課題もあります。
いくら人気のゲームでも、時間が経てば「飽き」を感じられてしまいユーザーは新たなコンテンツを求めるようになります。
ツムツムやパズドラのように長年愛されるコンテンツもありますが、その様に安定的に収益を確保できるコンテンツを多く持つ企業は少ないというのが現実です。
そのため、常に挑戦し魅力的なコンテンツを考えていくことが求められますが、自分のイメージを形にし、世の中に「楽しい」を届けられる夢のある業界でもあります。
ゲーム業界の職種ゲーム業界の中で要となる職種、それが商品開発です。
ヒットする商品をいかに低コストで実現させられるかが肝となります。またプログラマーやプランナーと協力し、ゲームの構想・企画を手掛け商品にしていきます。
自らのアイディアが形となり、世の中に広げられると考えると非常に夢がある仕事です。
●生産管理
生産管理は、ゲームの販売計画に従って、計画から実行、管理までを行う仕事です。生産計画や加工管理、商品出荷・在庫管理、原価管理などを行います。
●営業・販売促進(営業、販売促進、マーケティング)
営業は、ゲームショップやバイヤーに対して商談会などで、商品の営業・提案を行います。
どれだけ店舗に置いてもらえるか、どんなプロモーションをすればお客様に手に取ってもらえるかで売上にも影響するため責任は重くなりますが、その分やりがいも感じることができる仕事です。
❏カラオケ
趣味やストレス発散、二次会など様々な場面で利用されるカラオケ。
日本発祥のカラオケは海外でも人気を博しており、アジア圏だけでも、台湾、香港、中国、韓国、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシアなどに店舗が設置されています。
そんなカラオケ業界の過去の売上の推移を見てみると、2008年から2010年までは減少傾向にあるのですが、2011年から2018年にかけては増加の傾向にあります。
スマホ決済サービスの導入や、首都圏・繁華街を中心とした出店など、各店舗が様々な施策を実施した事により回復・維持しているようです。
しかし、そういった対策が取られたものの、カラオケ人口や施設数は緩やかに減少傾向にあります。
その原因として挙げられているのが、少子高齢化やカラオケ店での未成年飲酒、帰宅時の飲酒運転等が問題視されたことによる飲酒規則の強化です。
これにより利用者は減少し、その減少に伴い店舗数も若干の減少を見せています。
より利用者を増やすため、対策として高齢者向けのサービス展開(60歳以上のお客様を優遇するサービス)や平日利用特典の充実(日中の時間帯の価格を安くするなど)を図っています。
また最近流行っている、ヒトカラや箱カラ、リアルバンドカラオケなども施策の一環であるといえるでしょう。
カラオケ業界の職種店舗運営は、店舗で働くスタッフの勤怠管理やマネジメント、備品の管理等を行います。
店舗スタッフはお客様に対するレジ対応やドリンク・フードの提供を行います。
店舗スタッフについては、正社員ではなくアルバイトの割合が多いポジションでもあるため、学生時代に経験したことがある人もいるのではないでしょうか。
●企画・開発・営業
企画・開発の大きな仕事は、レコード会社との連携です。カラオケとして配信する楽曲のプロモーションや編集を行うため、企画によって売上に大きく影響します。
また、営業職は、自社で取り扱っているカラオケ機器の売り込みがメインの仕事となります。
全国に多数存在するカラオケ店舗に自社の機器をいかに多く置いてもらえるかで、企業の売上に直結するため、やりがいを感じることができる仕事です。
❏パチンコ
大人が楽しむ娯楽であるパチンコ。第二次世界大戦後の1950年代から、娯楽の乏しかった日本ではパチンコがブームとなりました。
その後高度経済成長に乗じてパチンコ業界も大きく成長し、30兆円を超える売上を記録する業界となりました。
しかし近年、30兆円を超える売上を誇っていたパチンコ業界は、20兆円を下回る程の規模まで縮小しています。その原因として挙げられるのが規制と娯楽の多様化です。
パチンコ依存症という言葉があるように、パチンコがブームになったことにより初心者が増えたことで負ける人が増え、負ける金額が膨らみ続けました。
その悪い流れを打ち切るための施策として、勝率を下げるといった規制がかかり勝てる人が減ったことで、パチンコから人が離れていきました。
趣味といった娯楽の多様化も、パチンコ業界の縮小の原因のようです。
パチンコ業界を支えているのは、朝早くから並んでいるヘビーユーザーではなく、「今日暇だからパチンコ行こ」というライトユーザーでした。
しかし、スマホやPCを持っているのが当たり前となった今、パチンコにいく以外の娯楽が増えたことで、お金がかかるパチンコにわざわざ足を運ぶ人が減ったのでしょう。
パチンコ業界の職種企画・開発職は、パチンコのゲーム性やシステムの企画立案から、機械のスペック算出といった開発業務全体に関わります。
遊技機規則を中心とした法知識が必要です。店舗との打ち合わせの中で「あのパチンコの演出が人気」といった会話もあるようなので、実際に市場に出ているパチンコを使用した経験があると役に立つこともあります。
●営業
営業は、顧客であるパチンコ店に自社で取り扱っている製品を販売する仕事です。
新商品販売に伴うイベントの立案や運営を考え行っていく必要があるため、パチンコ店の運営に関する知識から、マーケティング的な面を含む幅広い知識が求められるでしょう。
●パチンコ店舗スタッフ
パチンコ店舗スタッフは、実際に店舗にたち玉運びや清掃業務、機械のトラブル対応を行います。
1日の売上額が非常に大きいと同時に、店舗の経営自体に使用される金額も大きいため、店長になる人には大きな責任が伴います。
志望動機の作り方のポイント
アミューズメント業界は商品やサービスの提供方法は異なるものの、「娯楽を提供する」という大枠の目的に違いはありません。
そのため、なぜこの業種・企業を選んだのかを採用担当者にしっかり伝えなければ書類選考を通過は難しくなります。
なぜ志望するのか、なぜ自分なのかをシンプルかつロジカルに書きましょう。
アミューズメント業界の志望動機に必要な3つの要素
なぜその業界か、業種か、会社か。この3点の深堀りが必要不可欠です。
まず業界について。アミューズメント業界は、どの年代でも関わりが深く、仕事のイメージがしやすい業界です。
その中でどんな仕事に携わりたいのか、人々の余暇を充実させる仕事ならではの理由を書きましょう。
次に業種について。アミューズメント業界の業種はゲーム・カラオケ・パチンコとそれぞれでビジネスモデルが大きく異なります。
1つの業種で専門性を身につけたいのか、それとも幅広く余暇を楽しむ娯楽全般に関する知識を身につけたいのかを考えておくようにしましょう。
最後に企業について。その企業がどの商品を強みとしているのか、どういったお客様を対象としているのかといった特徴を調べましょう。
それが終わったら競合と比較してください。そうすれば自ずと各社ごとの特徴が明確になります。
アミューズメント業界で求められる人物像
アミューズメント業界ではその職種によって求められる素養やスキルが異なります。例えば、営業であれば、店舗に自社製品を置いてもらうための営業力や提案力が求められます。
営業がどれだけ良くても、その商品・サービス自体がよくなければ、消費者に受け入れられない可能性もあります。
また業界全体を通して、商品やサービスに飽きられやすい傾向があるため、新しい企画や商品を発想し、それを形にできる企画力が必要です。
また、実際に店舗スタッフとしてユーザーと直接言葉を交わす立場であれば、最低限のマナーだけでなく、トラブルなどにも対応できる臨機応変さや対応力が必要です。
志望動機の書き方
情報収集や自己分析を基に、伝えることが決まれば、あとは書くだけです。必ずしもオリジナルの構成にする必要はありません。
シンプルでわかりやすい文章構成が、相手を意識した書き方であり、読んでもらうコツです。
文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうことで、「て・に・を・は」、接続語、「です・ます」調など細部まで整えましょう。
(1)志望動機をひと言で
(2)具体的に言うと
(3)理由(過去の経験と業界・その会社の関連性)
(4)入社後にどうなりたいか
志望動機の書き方、考え方を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
アミューズメント業界の志望動機の例文
実際に選考を通過したESの志望動機の例文から、フレームワークや表現方法を学び、自身の書類に活かしてください。
ゲーム業界の志望動機の例文
ゲーム業界の中でも貴社は、物語を通じてユーザーの心を動かしてきた会社だと認識しており、私も貴社の一員としてユーザーの心を動かしたいと考え、貴社を志望している。
→『「多くの人々に影響を与え、必要とされる」仕事に就きたい』とはじめに目標を述べ、最後の一文で自分が成し遂げたいことがゲーム業界で達成することができるということが簡潔に述べられています。
業界を選んだ理由、その中でもこの企業を選んだ理由がわかりやすく、研究に熱心に取り組んだことが伝わってくる文章です。
カラオケ業界の志望動機
私は将来、人や社会の役に立つサービスを生み出したいと思っているので、そのために必要な経験や知識を身につけられると考えた。
→少ない文字数の中で、志望動機・将来成し遂げたいことが述べられています。
ただ、字数が少ない場合は、志望理由を1つにしぼり、その理由やキッカケを書くことができるとよりよい志望動機になるでしょう。
どうしても2つ書きたい場合は、『志望理由は、グループコンセプトに共感したことと、人々の生活と密接に関わり、かつ異なる3つの業界をジョブローテーションできることです。』と一文にすることで、字数を抑えることができキッカケを伝える余裕ができるはずです。
パチンコ業界の志望動機
以上の考えから、御社の「あらゆる人々に夢と感動溢れるエンタテインメントを提供し、豊かな社会の実現する」という経営理念と、その根幹にある社是に強く魅力を感じました。御社でなら私の「パチンコ・パチスロを通して社会や人々に良い影響を与え、イメージアップをする」という思いを実現できると考え、志望しました。
→『パチンコ・パチスロを「社会全体に認められる余暇活動」にしたい」』『パチンコ・パチスロを通して社会や人々に良い影響を与え、イメージアップをする』と目標が明確に分かる文章です。
その後の文章で、そう感じた理由を課題・原因を踏まえて書くことができており、パチンコ業界に対する思いの強さが伺えます。
レベルの高い例文集を見たい方は下記記事をご覧ください。
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まとめ-アミューズメント業界の志望動機の書き方と例文-
アミューズメント業界は身近で働くイメージがしやすい業界です。
そのため業界や企業についての下調べが合否を分けることに成ると考えられるため、志望理由をなぜなぜと掘り下げて具体的でロジカルな構成で制作しましょう。
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